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小さい頃の夢を大切にする生き方

 皆さまこんにちは。㈱船井本社の相澤です。

 船井のホームページ『船井幸雄.com』内で私が担当している「日日是好日」というコーナーの9/21の記事で、『岡野雅行さん』という方について書きました。
 
 岡野さんは、東京都の墨田区の町工場の金属加工の職人さんです。
他の誰も真似できないようなすごい技術を持っている方で、世界的職人として
国内外からも大きな注目をされています。
 岡野さんは下町で育ち、「義理と人情」を大切にしていて、あったかく粋な方です。

 この方の記事を書いていて、以前講演会でお話を聞いたことのある㈱植松電機の
「植松努さん」のことを思い出しました。
 植松さんは、北海道でロケットエンジンや小型人工衛星の開発をされていている方です。
 お二人とも、常にご自分の技術を磨き続け、新しいものへ向かって進み続けています。
 自分が好きなことを仕事にし、熱い情熱を持って仕事をされている岡野さんと植松さんに
共通する部分を感じました。

 植松さんは現在、「宇宙事業開発」に挑戦しています。
米国からは「宇宙遊泳観光の事業化に最も近い」と評価されています。

 宇宙ロケットという夢を通じて、いま世の中にある『どうせ無理』という思いをなくしたいのだそうです。
 そして自分が好きなことを大切にし、喜びを持って生きれる世の中にしたいそうです。 
 
 どうしてこのような思いをなくしたいと思われたのかは、ご自身の幼少期に関係があるようです。

 少年時代の植松さんは、紙飛行機が大好きな少年でした。
その頃は、まわりの友達もそれぞれに大好きなことがありました。
 しかし、大きくなってくると、まわりの人たちはだんだん夢中になっていたものから離れていき、
中学生くらいになっても同じように遊んでいる植松さんに対し
「いつまでそんなことをやっているの?」という雰囲気が変わっていったそうです。
しかし植松さんは、自分の好きなことをずっとやり続けました。

 植松さんはその後、ロケット・宇宙開発に興味をもつようになり、
それらについての大学並みに難しい本を読んだり、設計のための計算なども
覚えていきました。
 ペーパークラフトで模型を作って遊んでいたので、たいていのものは
自分で設計図を書いて作れるようになったそうです。
ペーパークラフトというのは、縮尺を変えれば、大きなものも小さなものも
際限なく精密に作ることができます。
それをアルミの板に変えれば本物を作ることができるのだそうです。
難しそうに見えることも、植松さんにとっては楽しい遊びでした。

 中学の進路相談で、「僕は将来、飛行機とかロケットとかの仕事がしたい」と先生に相談
したところ、「そんなことできるわけないし、芦別に生まれた段階で無理」と言われたそうです。
そのとき植松さんはとてもショックを受けたそうです。

 しかし、植松さんは自分の気持ちにまっすぐ進み、大学に入学することができました。
大学に行ってみると、そこでの勉強は、小さい頃に本を読んだり、ペーパークラフトで模型を作っていたことなど同じようなことばかりで、「なんだ、いつも遊んでいたことばかりだな」と、
勉強はさほど難しくなかったそうです。そして、驚いたのは大学にいる人たちの中で、
自分のように本当に車や飛行機が好きで好きでしょうがないという人は
あまりいないということでした。
 
その後植松さんは、現在日本全国を走っている新幹線の設計をしたり、
現在山梨で走っているリニアモーターカーの設計の仕事などをされました。

 子供は最初、自分の夢に対し「どうせ無理だろう…」なんて思いません。
きらきら自分の好きなことにまっしぐらに進みます。
 しかしだんだん大きくなるとなると、大人たちの「できるわけない」「ばかばかしい」
「無理だ」という言葉に影響を受け、自分の夢に素直に向かうことを忘れていきます。
 植松さんは、このような大人たちの思いによって、子どもたちの夢をつぶしてしまう
世の中を変えたいのだそうです。

 夢を見つけるには、感動する心、ワクワクする心を持つことが大切だと
植松さんはおっしゃいます。
 イヤイヤ生きるのではなく、楽しく生きること。
 しかし最近の子供は簡単にうざいとか無理などどいう言葉を使ってしまいます。
それはなぜかというと、大人がワクワクしたり感動していないからなのだそうです。
 確かに子どもというのは、はじめは価値観はありません。
「こんな時にどう思えばいいんだろう」ということは、まわりの大人を見て学びます。
 自分が気がつかないところで、影響を与えているということを大人は
忘れてはいけないなと思います。

 植松さんがおっしゃるように、喜びのために働く人が増えていけば、
世の中はだんだんと変っていくのではないかと思います。
 ワクワクする心は行動を起こさせます。ワクワク生きている人はまわりによい影響を与えます。
 いつも心にワクワクを置きながら進んでいきたいです。

 そして、これからも植松さんのご活躍が楽しみです。



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