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世界一すばらしい国、日本

こんにちは。にんげんクラブドイツ在住のこだまゆうこです。
 
一昨日のサッカーワールドカップでは、日本選手がとても活躍していましたね。
彼らの勇姿から、たくさんの元気をもらった、という方がかなりいらっしゃるのではないでしょうか。
 
こちらドイツは、宿敵イングランドとの戦いで圧勝し、市民のサッカー熱は最高潮に達しています。
ブラジルの預言者ジュセリーノさんの予言ではドイツが優勝するということになっているそうですが、
さて結果はどうなるでしょう^^。
 
DSCF4189.JPG
(写真は、ドイツ初戦がはじまる3時間前の市民広場。試合直前は、ライブ会場さながらの
 ものすごい人で埋め尽くされます。警察が多く配置され、荷物などのセキュリティチェックがあります。)
 
 
にんげんクラブの会員様は、当然ながら日本が大好きだと思いますので、ここで今さら書く必要も
ないかもしれませんが、本日はドイツにいる私から、日本がどれだけすばらしい国であるか、
ということをお伝えしたいと思います!

先日、ドイツ語教室で、このような例文を読む機会がありました。

Ist das ein Fotoapparat oder eine Videokamera? –Das ist ein Fotoapparat.
Der Fotoapparat ist sehr praktich. Er kommt aus Japan.
(これは、カメラですか?それとも、ビデオカメラですか? これはカメラです。
 このカメラはとても便利なカメラです。これは日本製です。)

べつに普通の例文ですが、クラスの唯一の日本人である自分が読むには、なんだか少し
お国自慢のようで、誇らしいのだけれど、うれしいような恥ずかしいような複雑な気分でした。
 
  
この例文で見るまでもなく、日本の製品は優れている、という共通の認識が世界中にあります。
そして私の複雑な心理を見るまでもなく、日本人の多くの人は褒められるべきことを、
自慢せずに謙遜してしまう、という特性があります。

日本は、文句なしにとても優れた国ですが、残念なことに、当の日本人はその良さを
あまり理解していません。
 
日本は世界で最もすばらしい国です。そして日本人の平均的な精神性の高さは、
世界でも群を抜いていると思います。(これを書いている私は日本人ですから、
説得力がありませんし、客観性には欠けるかもしれませんが、)これは間違いないと思います。

言うまでもなく、日本は世界の中で、最も平和で、安全な国です。精神性には個人差がありますから、
犯罪がゼロというわけにはいきませんが、海外に比べるとかなり少ないでしょう。
 
 
こちらドイツは、ヨーロッパの中でも最も豊かで安全で便利で、暮らしやすい国のひとつです。
しかし、その安全や便利さとは「他のヨーロッパ諸国と比べれば」というレベルです。
 
都心部の観光地や駅のホームなど、人の多い場所では、常にスリに気をつけねばなりませんし、
夜は女性が一人で出歩くのはやはり危険でしょう。
 
私はドュッセルドルフやケルンなどの都会に、ほんの4回くらいしかまだ行っていませんが、
4回のうち1回は、スリの女性にカバンを半分開けられました。
幸い途中で気付くことができたので、財布をとられることはなかったものの、
ヒヤっと背中に寒気がして、その日は一日気分が悪い思いをしました。
 
この話を、ドイツ語教室のみんなにしてみると、「あ、それは私もやられた」「私の友達も」などと、
他にもスリに狙われた人が多かったのはびっくりでした。
アーヘンのような田舎町ではスリなどの心配はおおむね大丈夫のようですが、
それでも日本よりは気をつけて歩いています。
 
 
日本の安全と、日本人の精神性の高さをよく現しているのは、観光地に行った際に
よくわかると思います。日本の観光地では、写真をとっている人がいると、
「あ、良ろしければ一緒におとりしましょうか?」と見知らぬ人が声をかけてくれることがよくあります。
「ありがとうございます。ではお言葉に甘えて。」と、日本ではごく当たり前のように行われる
シチュエーションですが、これは海外ではまずありません。
  
見知らぬ人が同様に親切そうに声をかけてきたら、それは、別のところに気をそらせて、
その他のメンバーがスリをするか、カメラそのものを盗られてしまうか、マシな場合では、
写真をとってあげるけれども後からチップを要求する、というのが、通常のシチュエーションです。
 
以前私は海外の観光地で、老夫婦が一人ずつ写真を撮っているところにたまたま居合わせたので、
「ご一緒におとりしましょうか?」と声をかけると、ものすごく嫌な顔をされ「No!!」と断られました。
 
その時は「なんだ人が親切に声をかけたのに、失礼な」と思ったのですが、今考えてみると、
あのご夫婦の態度は、別に珍しいものではなく、自分たちの身を守るために、正当な主張だったのです。
海外に住むようになってはじめて、彼らの気持ちがわかりました。

 
また、日本は便利さでも、海外とは比較にならないほどです。
すべての仕事が迅速できめが細やかで、人々はたいていのことに安心をしています。
トラブルとは、ないのが当然という認識に基づいて、日々の生活をしています。
  
たとえば、携帯電話の契約ひとつをとっても、以前このブログで、携帯電話の契約でトラブルが
あった話を書きましたが、じつはドイツに住んで3ヶ月ほどたった今でも、きちんとした契約が
できていません(笑)。
 
日本では、20分〜30分ほどでできる契約ですが、すでにこちらでは、毎回何時間も待たされて、
四度も携帯ショップに足を運んでいますが、いまだに満足な契約ができないのです。
 
それらは、他人の契約したICチップが送られてきたり、Uedaのスペルが間違ってVedaに
なっていたり、二つ分の携帯を契約したのに、三つ分の料金が引き落とされたりと、
一つを直すとまた一つ間違い、時間と手間をかけて、笑ってしまうほどの単純ミスを
何度も繰り返してくれるのです。
 
ある担当者は、英語専門の名札をつけ、それまでずっと親切そうに英語で喋っていたのに、
自分の仕事に非があることがわかるとそれを隠すために、ドイツ語でさんざんまくしたてて、
お客さんであるはずの私たちを犬のように追い返しました。
 
また別の担当者は、こちらはパスポートのコピーも渡しているし、スペルが間違っているよ!と
5回以上言っているのですが、「後で直すから」とその場ではとりあおうとせず、結局一ヶ月後にも
それは改善されず、再度足を運ばせる・・・といった状況でした。
 
前回行った際には、契約書を書き直させたうえで二時間以上待たせた後、
「今日は本社のサーバーがダウンしているから、来週もう一度来てください」とのことでした。
五度目に足を運んできちんと契約が上手くいくのかも、まだわかりません。

半分笑い話と思えるほどの、うそのような本当の話しです。上手くいって当然と思っていたら
とても腹がたつので、まぁそんなこともあるのか、と思うようにはしています。
 
しかし、どんないいかげんな気持ちで仕事をしたら、たかが一件の携帯契約でそれだけ時間をかけ、
間違えられるのだろう?と思ってしまっています。
(まぁ、これは私の人生がこのようなことを引き寄せている、とも言えるのですが・・・・(^〜^))


他にも、日本で宅配便を届けてくれる人は、たいていとても親切で、時間通りに必ず来てくれるし、
その人がいなければきちんと不在表をおき、何度も訪問しては確実に荷物届けてくれます。
それがかなり辺鄙な場所であってもです。
 
こちらでは、宅配便の配達は時間指定などもちろんできません。
以前日本からドイツへ引っ越してくる際に、一箱25キロの荷物を3つほど送りました。
それらは確かに重かったのですが、配達人は当然のように荷物を一階に放置して帰りました。
 
一人でそれらを抱えて3階(日本だと4階の高さ)まで運ぶのは、とても重くて、涙が出そうな
作業でした。重い荷物を運びながら、これがもしも、妊婦さんやお年寄りだったら、
どうしていたのだろう、と心配になりました。
 
また、配達先の人が不在だった場合は、何の連絡もなく、近所の別の住人に預けて帰ります。
そして預けられた別の住人は、近所だからといって本人に届けたり、連絡してくれることもなく、
預かったら預かりっぱなし。本人がとりに来るまで、いつまでも預かったまま放置しています。
(我が家の荷物は、二週間ちかく放置されていました。)


これらは、日本では信じられない話ですが、日常の当たり前のことです。
そしてここドイツは、何度も言うようですが、ヨーロッパの中でも、かなり便利で、安全で、
暮らしやすい国です。私はドイツが嫌いなわけでも、ドイツの悪口を言っているわけでもありません。
それどころか、住んでいるのですから、当然ながら大好きです。

ここに書いたことは、ドイツのささいな欠点の指摘、と言えるのかもしれませんが、どれだけ日本が
恵まれた環境であるのか、ということを皆様に伝えたいために、これらを例として書きました。
 
 
日本のメディアは、日本の悪口をよく言います。他国と比べると見えないほどの欠点を
わざわざほじくり返して、日本がいかにできていないか、を伝えがちです。
 
歴史の時間でも、第二次大戦前の日本がいかに間違っていたか、を子どもたちに教育してきました。
そのような環境の中で育った私も、かつては日本の悪い部分しか見えず、日本が好きになれなかった
日本人のひとりです。

日本人はそろそろ、胸をはって日本のすばらしさを語れるようになる時期でしょう。
 
サッカーワールドカップのプレイでも、「私は日本人のプレイヤーが大好きよ。
彼らは、ファウルをしたら、必ず相手に謝るし、優しくて、礼儀正しい。他の国のプレイヤーも
そうあるべきだと思う」と、たくさんの人から言ってもらえました。
 
そのようなプレーを当たり前だと思う日本人であることに、私はとても誇りを持っています。


最後に、かつて日本のことをたいして好きでなかった私が、日本を好きになったきっかけの言葉を
お伝えして、この文章を締めくくりたいと思います。
 
それは、10年ほど前にタイに行って、大金持ちで一流大学の学生たちとお友達になったときに
言われた言葉です。ベンツを乗り回し、豪邸と、自分の経営するアパートをいくつも持っている
セレブな彼らに気後れして「私は日本で何もできないし、どうせ貧乏だから・・・」と言った際に、
彼らのくれた言葉とは当時の私には予想もしないものでした。
 
以下の言葉は、どうぞ20歳前後の自分が同年代の友達から言われているような気分になって、
お読みください^^。

「君は、自分が日本人として生まれてきて、どれだけ恵まれているのかわかっているかい?
 貧乏だから、と君は言ったけれど、この国の大半の人よりも、君はすでにお金持ちなんだよ。
 日本は植民地にもならなかったし、安全で快適な国だ。日本人はとても頭が良くて、親切で、
 作る製品の性能はとても良い。アジアではずっとナンバー1だ。
 僕らは日本人を心から尊敬している。
 
 僕は、タイ人として生まれたから、もちろんタイを愛しているけれども、できることならば、
 日本人として生まれてきたかったと思っているよ。僕はお金持ちだけれど、それは
 お金の問題じゃない。お金だけでは買えないものが、日本にはあるんだ。
 たぶんこの国の大半の人間は、日本人として生まれてきたかっただろうと思う。
 この言葉が、どれだけ重要なことを意味するか、わかっているかい?
 
 たぶん、今の世界を平和にできるのは、日本しかないだろう。もちろん僕らもがんばるけれど、
 僕らは世界平和について、日本に大きな期待をしている。
 君はもっと、日本と自分に、誇りを持ったほうがいいよ。
 ねぇ、日本に生まれたラッキーガール(ボーイ)、
  君は日本人として、この世界に何ができるかな?」

 
 
10年たった今でも、この言葉はとても鮮明に記憶しています。
日本人としてやるべきこと、やらなければならないことがある。
日本のすばらしさに感謝しながら、日本人として誇りを持って生きていきたい、そう心から思っています。



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