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こわすぎる本

こんにちは船井勝仁です。
 
以前にも書きましたが、父が船井幸雄ドットコムで紹介している佐々木重人さんからのご紹介で、
安部芳裕さんと親しくさせていただくようになりました。
安部さんのご経歴を以下にご紹介させていただきます。
 
 
1964年生まれ。関東学院大学卒業。環境問題の根幹にあるのは、
経済システムの問題だと認識し、オルターナティブ(代替的)なお金である「地域通貨」に
希望を見出す。1999年に地域通貨グループ「レインボーリング」を立ち上げる。
講演や体験型ワークショップを全国の自治体・商店街・商工会・大学・NPO・NGOなどで
数多く行い、その実践をもサポート。
 
著書は多数あるが、「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った」はベストセラーになり、
佐々木重人さんとの共著「金融崩壊後の世界」も好評。
2007年4月からネット上で、「反ロスチャイルド同盟」を、立ち上げている。
豊富な資料をそろえ、マス・メディアが伝えない貴重な情報を発信している。

 
 
まじめな勉強家でかつ現実的な思考ができる方で、メキキの会の出口光社長や佐々木さん、
にんげんクラブ代表会員の川島伸介さんなどと「地域通貨」を考えるためのミーティングを行った際も、
一番シビアに現実を認識して実現可能な方策に議論を導いていました。
 
その安部さんが、新著「全部わかった!国際銀行家たちの地球支配/管理のしくみ」を
出版されましたので、早速読ませていただきました。
感想を一言で言うと「こわすぎる本」だということに気がついてしまった、ということになります。
 
以前に出されていた本も何冊か読ませていただいたのですが、安部さんの人となりに
少しですが触れさせていただいてから読ませていただいた本書で、やっと安部さんの
本当の考え方がわかったような気がしています。
 
 
話は違いますが、坂本龍馬のすごさは、幕末の混乱期にすでに西洋列強が作った近代が
どういうものかを理解しており、明治維新後の新政府が取るべき本質的な「富国強兵」や
「和魂洋才」という政策もイメージできていたことだと思います。
 
「龍馬伝」の時代に「坂の上の雲」の時代が見えていたのです。
だから国のあるべき姿を「船中八策」などの形でまとめることができたのだと思います。
 
 
安部さんは坂本龍馬のように未来が見えているのではないでしょうか?
本書はよく売れるようにするためと、あまり真実をすなおに書きすぎているので(?)
カモフラージュをするために、いわゆる陰謀論の本であるような体裁を取っています。
 
今、世界でおこっている4つの危機(新型インフルエンザ、地球温暖化問題、911の真実、
金融危機)はすべて支配者たちの陰謀だと、これでもか、これでもかと状況証拠を提示しながら
喝破しています。
 
でも、私がこわいと思ったのは、処方箋として「政府紙幣」の発行という具体論を提示していることです。
リンカーンやケネディ大統領は政府紙幣を発行したので暗殺されたのではというくだりと、
今の日本には400兆円にものぼるデフレギャップがあるので政府紙幣を発行しても
ハイパーインフレは起こらないという論理は、今すぐに実現する可能性はともかくとして、
間違っていないと思います。
 
「政府紙幣」と、それに佐々木さんとの共著で述べられている「地域通貨」と
「ベーシック・インカム」の組合せが、明治初期の「富国強兵」が日本の近代化のための
必然の政策であったように、ミロクの世の初期段階の経済政策ではないかと
真剣に考えさせられました。
 
皆様もぜひ、本書のこわすぎる本質を味わってください。



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