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良い政治家とは

 こんにちは船井勝仁です。
 
アメリカに留学(本当は遊学です)していた頃の友人が民主党に勤めています。
今までは忙しいながらも気楽に勤めていたようですが、
政権を取った後は本当に忙しそうで傍から見ていても大変そうです。
昔は国際部に所属していて、今でも党の幹部の外遊には同行するなど活躍しているようです。

 選挙に勝って、鳩山政権が発足する直前のタイミングで
新聞や週刊誌等の記者が私的に彼を囲んで昼食会をするという企画がありました。
その主催者が、私が彼と古くからの友人であることを知っていて、
参加しませんかと声をかけてくれました。久しぶりに彼の顔を見たいと気楽に参加したのですが、
週刊誌の記者は新しく議員になった小沢ガールズのスキャンダルに関しての質問ばかりしますし、
新聞の記者は人事に関する質問ばかりしており、
これは場違いな所に来てしまったと後悔しておりました。

 友人も記者たちの質問はうまくかわしながら、当たり障りのない答えを繰り返していました。
気を使う立場でこれはろくろくご飯ものどに通らないだろうなあと同情していたのですが、
ある記者の方が「良い政治家とはどういう政治家ですか」という質問をされました。

 彼の答えは「選挙に強い政治家です」と明確でした。
彼は選対本部に属していたことがあるそうです。
選対本部の仕事をするまでは、
選挙は大変だが政治家にとっては避けては通れない
通過儀礼のようなもの程度に考えていたそうです。
ところが小沢幹事長の下で実際に選挙の現場で仕事をするようになると、
「選挙」が政治家のすべてだと思うようになったと言っていました。

 逆説的ですが、圧倒的に選挙を勝つ強さを持っていない政治家は国のことを考える余裕はなく、
選挙のことばかり考えていなければならない。
ところが、絶対的な強さを持っていれば後顧の憂いなく
本来の政治にかかわっていけるというわけです。
でも、始めから選挙に強い政治家はいない。
選挙に強くなるためには選挙区を丹念に歩いて、
辻立ちをして、有権者の声を直接聞いて、
それを自分の政策に反映させて信頼感を得るという地道な努力が必要です。
今回の総選挙でもこれができている政治家は、
たとえ自民党から出てひどい逆風を受けてもきっちりと当選したのだそうです。

 その仕組みを誰よりも知っていて、実践させているのが小沢幹事長であり、
だから民主党はこれからしばらく強いですよと自信たっぷりに言っていました。
現在の政治の本質を教えられたような気がしました。
女性週刊誌の記者の方との名刺交換はお互いに全然意味ないなあと思いながらも、
私にとってはとても有意義な会合になりました。
「忙しいけど、行きたいなあ」という直感に従って行動してよかったと思っています。



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