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すべては自意識力

                                              2009年9月22日
                                              船井幸雄
 にんげんクラブ全国大会が9月12、13日に、
1万人に近い参会者に「パシフィコ横浜」にお出でいただき無事に終了しました。

 そこで私がどんなことを話したか、また私の講演テキストなどはみなさんは御存知と思いますが、
参加できなかった方は、9月21日、9月28日の私のホームページでお読みください。

 ところで「にんげんクラブ」は「ポジティブ人間で行動力のある人々に真実を知ってもらい
『よい世の中をつくるための100匹目の猿現象』をおこせる有意の人々の勉強クラブです。
そのことを確認できた「にんげんクラブ大会」でした。

 皆さんに深くお礼申します。

 ところで9月28日に青萠堂から私が「すいせん」している篠原佳年医師の新著が出ます。
『病気を治すのは自意識力―心と体に“奇蹟”を起こす医学』という本です。
篠原さんはリウマチ治療の名医として有名な医学博士ですが、私の長年の友人です。
彼がこの本の「プロローグ」にすばらしいことを書いています。
少し永い文ですが「にんげんクラブ」の皆さんに、ぜひ知ってほしいことなので転載します。

 プロローグ 病気を治す。“主治医”はあなたです

人はなぜ生き、悩み、死ぬのか

 私の医師としての人生は、これまでも、今も、患者さんとその病との真剣勝負の連続です。
 ある時は難病に苦しむ患者さんを「大丈夫、きっとよくなります。頑張ってください」と励まし、
またある時には「痛いですか。元気を出してください。
病気を治すのは、医師でも薬でもありません。あなた自身の『病気を治そう』という心ですよ」と言葉をかけます。
 患者さんは医師である私の言葉に、深くうなずいては黙って指示に従ってくれます。
私はこの患者さんたちを、医師として一日も早く健康な体に戻してあげたい、
青空の下を存分に駆け回れる体にしてあげたい、と願わずにはいられません。
 病気に休暇はありません。医師にも休暇がありません。
毎日毎日が、病気との熾烈な戦いの日々なのです。
病気に苦しんでいる人たちの診療に明け暮れる日々を忙しく送っている時、
ふと「病気とはなんだろう」という疑問がわいてきました。

 「先生、膝が痛くて痛くて。なんとか楽になる薬をいただけませんか」
 腰の曲ったおぱあさんが、痛さに耐えかねるように目を潤ませて、私にこう言うのです。
私は医師として目の前のおばあさんに対して、薬で一時的に痛みを和らげることしかできない。
そして薬が切れれば、また痛みがおばあさんを襲うのです。
 このおばあさんの痛みを治してくれるのは、私の医師としての技術なのか、
それとも薬の薬効なのだろうか。その疑問に私はずっと悩み、苦しみました。

 病に苦しむ患者さんには二つのタイプがあります。
 その一つは「どんな治療を施しても、まったく治療効果のない患者さん」、
もう一つは「薬による治療が順調であっても、薬を中断すると再発してしまう患者さん」がいる
ということです。
 この二つの事実を知った時、私は愕然としました。
もし、この事実に対する対抗手段がなければ、
私たち医師も患者さんも病気に屈することになるのではないか、と。

 人は、病気になるために生まれ、悩み、そして死んでいくわけではないのです。
イキイキとした、明るく楽しい人生を精一杯に歩むために生まれてきたのだ、
と私はそう信じています。

 こんなことを言うと、「医者のくせに何を言うのか」と言う方もいるでしょう。
でも、治らない患者さんがいることは、私の心の中で一日一日と大きな存在になってきました。

 「医師として、病気の人たちを苦しみから解放してあげたい」という気持ちになったのは、
家が以前、医院であり、父が医者だったという環境もあったでしょう。
そして、医師を目指して岡山大学医学部を卒業しました。
専門は膠原病(リウマチ)で、開業医です。

 病気とのつき合いということでは、専門の教育をうける前からあったわけです。
その私が「病気は治らないのではないか」という、現代医学に疑問をもったのです。
深刻な問題でした。

   ほとんどの病気を治せないこれが現代医学

 医学への疑問を抱いたまま、時間が過ぎていきました。
その日、私は診察室の窓から、釣瓶落しの秋の夕暮れを見ていました。
「もう、夕方か」と独り言をつぶやいた時、私は「ハッ」と思いました。
目は病院の外の景色を追いながら、頭は別なことを追っていたのです。
 「そうだ。現代医学では、ほとんどの病気が治っていない」。そう気づいた時、
それまでの頭の中にあった黒雲がサーッと吹き飛ぶような気がしました。
病気に対して、私の姿勢は一歩前進したのです。

 現在の医学では「あなたは胃が悪いです」とか「風邪でのどが腫れています」とか、
患者さんの体を診断して悪い箇所を教えているのに過ぎない。
薬にしても、一時的な対症療法に過ぎません。

 難病の患者さんは、一生涯にわたって薬を飲み続けるしかない。
高血圧症の人は、いつまでたっても高血圧症でいるしかない。
一生、人は病気というものから解放されることがない、ということになるのです。

 また、現代の医学では病気が治せないのですから、どんなに医師の数が増えても、
年々、患者さんの数は増える一方です。
これまでの患者さんは治らないのだから、患者の数が減ることがないわけです。
 これは現代の医学というものが、残念ながら、病気の完治という基本的なことを解決していない、
という証拠なのです。

 私は大学で西洋医学を学んできました。現在の西洋医学はあまりにも細分化され、
検査で病気を見つけることに熱中しています。
その結果、病気を見つけることができたとしても、その治療法がわからず、
患者はただ、永遠に薬を飲み続けるという矛盾を医学は抱え込んでしまったのです。

 だからといって、私は現代医学を否定しているわけではありません。
ただ、現代医学を盲信してほしくないのです。
現代医学でも治せない病気もあることを、読者のあなたに知ってほしいのです
(実は大半の病気は、医学では根治しないのです)。

   「意識」の低下が病の原因だった

 薬も効かない患者さんにどんな治療をしたらいいのか、
暗中模索のなかで私は必死に試行錯誤を繰り返していました。
 その時、ふと、「病は気から」というよく知られた言葉が浮かんできたのです。
そうだ、「気」をためしてみよう。そこで実際に気流測定器(良導絡調整器)で、
患者さんの気を測ってみたのです。
すると、どうでしょうやはり、大半の患者さんの気が落ちていたのです。

 そこで、私は気の勉強もしました。そのうちに、自分でも自由に気を出せるようになったのです。
そしてわかったことは、気は「生命エネルギー」だということです。
人はこの気が低下してくると、様々な病気になる。
そして、それが持続すると生命力が低下してくるのです。

 気流測定器で気を測定してわかったことは難病の患者さんは、
東洋医学でいうところの十二経絡の中の「腎気」の低下が特に顕著だということです。
この腎気は副腎のことですが、アレルギーや免疫に関わる重要な臓器なのです。
また、膀胱・胆嚢・胃等の気も低下していました。

 人体には肝・胆・胃などの十二の経絡がありますが、気流測定器を当てると、
ゼロから百に近い数字がコンピュータ処理によって計測できます。
この数値のバランスが崩れると病状が顕れ、元気がなくなるようです。

 病気には「心」の問題も大変重要なのです。
 その人の過去の行いや習慣というものが、病気の原因になるのです。
病気も心の中でイメージしたことと、過去の行いということが密接に繋がっているからです。
あなたの過去の行いが暗く苦しいイメージであるならば、
自分の病もそのことが原因だと意識した時、
あなたのもっている気はマイナス・イメージになり、
生命力の低下の一因になります。

 病に苦しんでいる気の低下している患者さん達が、
気を高め健康になるにはどうしたらいいのか-それが私に与えられた命題でした。
 私は「人は全体として生きている」と考えています。病気は体の一部だけでなく、
意識というものと密接な繋がりがあると考えました。人が創造し行動するための意識、
これが病気を完治させるための方法だと考えたのです。

 それは、人間のもつ「自然治癒力」です。
それが気の向上をうながす唯一の手段であることに、私は気づいたのです。
気を上げる力は、薬でも健康食品でも医師の力でもありません。
患者さん自身がもっている、病気を治そうという力、「意識」でしか病気は治らないのです。

 病気を治すには、患者さん自身が「私の病気は治る」と信じることです。
私は病気だ、がんだという意識が、患者さんに病気を招き、がんをつくる原因になるからです。
それに対して私は医師として、病気が治る話、
治った後のイメージを患者さんに提供する必要があります。

 患者さんに対しての医師としての私の話は、気を送っていることでもあるのです。
患者さんの心の中から病気の暗いイメージを消し、
このエネルギーあふれる「今」にアクセスするように働きかけることが、
医師としての私の大事な務めでもあると信じ、この書を多くの人々に捧げたいと思います。
                           
                                 平成二十一年九月
                                  篠原佳年
                                   (転載ここまで)

 私も約2年半病気で苦しみました。まだ苦しんでいますが、
最近やっと「この病気はよくなるはずだ」と思えるようになりました。
 前向きでプラス発想がすべての基本のようです。
                                                  =以上=



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