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弁当の日

 こんにちは船井勝仁です。

 皆様は弁当の日をご存知ですか?

香川県綾川町立綾川中学校の竹下和男校長先生が

香川県綾南町立滝宮小学校の校長先生だった時に始められた取り組みです。

子供たちだけでお弁当を作り親は手伝わない。

たったこれだけのことで日本中に感動の輪が広がり、

今では全国で300校以上の学校が弁当の日を実践しているそうです。

 私はこの取り組みを愛読させていただいているみやざき中央新聞で知りました。

このブログでもずいぶん前にご紹介させていただいたことがあるのですが、

みやざき中央新聞は、宮崎というローカルなところから発信していますが、

宮崎の話題にとどまらず、各種講演会を取材して、面白かった話、感動した話、

心温まった話、ためになった話を、講師の方の許可をいただいて、掲載している新聞です。
(同社のHPのトップページより引用)
 
東京にいる私にはなかなか届いてこないすてきな話が紙面にあふれている心温まる新聞です。

私が最近読んだ中で一番感動したお話が弁当の日のお話でした。

竹下先生は、もし弁当を作っている時に子供達がけがをしたら責任を取らなければいけない、

という悲壮な覚悟で最初は弁当の日を始められたそうです。

 幸い心配は杞憂に終わり、弁当の日は様々な効果を生みました。

始めは親にほとんど作ってもらっていた子供が

本当に自分で作ってきた友達の弁当を見てショックを受けたそうです。

自分で作ってきた子供の勝ち誇った態度に危機感を覚えた彼は、

お母さんと一緒に次回はきちんとすべて自分で弁当を作るための準備を始めました。

ほとんど無くなっていた親子の会話が自然と復活していたのです。

 弁当の日は同じ弁当を2つ作るそうです。

自分の分と食べてもらいたい人の分。

ある女の子はお父さんに渡しました。

お父さんは感激して泣きながら職場でお弁当を食べて娘の自慢をしました。

きっと温かい感動が職場に広がったことだろうと思います。

あるお父さんが学校に苦情を言いに来られたこともありました。

離婚していて父子家庭でとても弁当を作って行ける状態にないというのです。

竹下先生は弁当を作れないことが問題なのではなく、

弁当を作れない状態にあることが問題ですね。というお話をされたそうです。

お父さんは竹下先生の話に納得し、

その状態を解消するために別れたお母さんと話をして、

お母さんが弁当の日に対応するために家に時々やって来ました。

そして、いつの間にか元通りに家族が一緒に暮らせるようになりました。

 私もどうしようもない事情で何度か子供のお弁当を作ったことがあります。

自慢ではありませんが料理は全くできませんので、不格好なおにぎりを作り、

後は冷凍食品を温めて盛り付けただけのお弁当です。

おいしかったとは言ってくれませんでしたが、

大丈夫だったよと子供なりに気を使ってくれました。

弁当の日はコンビニやファミレスに囲まれ、便利さを享受している裏側で

大事な何かを無くしてしまっている自分に気づくための取り組みなのかもしれませんね。



コメント

こんにちは

4月4日は、にんげんクラブ関東大会に於いて、過分な講演の場をご提供いただき
ありがとうございました。

4月5日は、「弁当の日」の竹下和男校長ご
夫妻と、ご一緒させて戴きました。

「玄米先生の弁当箱」というコミックでおな
じみの漫画家・魚戸おさむさんの音頭で、

弁当の日を開催いたしました。

竹下校長のお話に、全員がボロボロと涙を流
していました。

食が教育を変えるものなのだ、ということに
いまさらながら、みんなが目覚めたのです。

桜の花を愛でながら、お子様連れの方を含
め、60名程の方々が集まりました。

参加者全員が「お弁当のおかずを一品」持ち
寄って、そのおかずを交換し合いながら、
和気藹々とした時間を共有したのです。

閑静な協会の、敷地の中の見事な桜の花の
下での「弁当の日」となりました。

見ず知らずの人が集い、お弁当を広げあう
だけで、笑いや歓声が響き渡ります。

「日本国の子ども達は、この弁当の日運動が
普及するだけで変わっていく。」
そのように確信できました。

私が企画したわけでもないのに、ぴたりぴた
りと、最短距離で必要な人に引き合わされま
す。
同様にこのようなコラムに出会い、船井勝仁
社長に妙なシンクロを感じてしまいます。

「弁当の日」運動推進の主力メンバーに
内田美智子さんがいらっしゃいます。

その内田美智子さんと私との講演が、
笹川記念館(最寄り駅、JRの田町駅)で開
催されるということにも、不思議な連続性を
感じます。

笹川記念館といえば、3月に船井勝仁社長が
講演したばかりの会場です。
実におもしろい流れではあります。

ありがとうございました。
感謝。

大下伸悦(小滝流水)

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