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ふるさとの味

 こんにちは船井勝仁です。

 先日、大阪に出張に行きました。

最近は便利になったのか大阪に出張に行っても日帰りすることがほとんどですが、

今回はメインの予定の翌日の朝にも予定が組めましたので久しぶりに大阪に泊まりました。

大阪ではだいたいキタに泊まることが多いのですが、

今回は翌日の仕事の関係で心斎橋のホテルにしました。

 船井家は大阪府松原市という大阪のどちらかというと南部の出身だからなのでしょうか、

久しぶりに御堂筋や心斎橋筋というミナミの街を歩いてみると

やっぱり空気や渦巻いている感情というか感覚が合うのでしょうか、とても落ち着きます。

景気の悪さは感じましたが、大阪だけが景気が悪かった頃とは違い、

何か開き直った元気さのようなものを感じたのは気のせいでしょうか?

 社会人になってからは大阪で仕事をしたことがないので

ビジネス感覚という意味では大阪流は肌に合わないと思っています。

中学高校という多感な時期を過ごしたのも同じ大阪圏でも兵庫県宝塚市ですので、

学校や塾をサボって遊び歩いたのもほとんど梅田周辺のいわゆるキタと呼ばれる地域です。

でも、ほとんど遊んだ記憶のないミナミの街に懐かしさというか大阪らしさを感じるから不思議です。

先祖伝来のDNAのようなものを感じているのかも知れませんね。

 船井家の人間はみんな一緒にしたら怒られますが、

あまり文化的な分野というかストレートに言うと食の分野はそんなに得意ではありません。

父は食事の時間は基本的には無駄だと思っているようで、

結構本気で1粒食べたらそれで済むようなサプリメントがあればいいと思っているようです。

母はそこまではいきませんが、あまりハデなことやぜいたくなことは苦手なので

普通の食事をおいしくいただければそれで満足という人です。

 そんな両親の影響なのか、私もそんなに食べ物にこだわる方ではありません。

ただ心斎橋に行くと必ず食べに行くのが神座(かむくら)というラーメン店です。

実はこのお店のことは東京の友人に教えてもらいましたし、

いまでは東京にも出店されていて東京でも食べられるのですが、

心斎橋のお店で食べる味は私にとっては全然違う味に思えるのです。

 夕食にビールを飲みながらラーメンをいただいてすっかりいい気分なのですから、

我ながら安上がりな人間だなあと思います。

翌日、朝の仕事を終えて東京に帰る直前の新大阪駅で数十分しかなかったのですが

ちょっと無理をしてお好み焼きを食べました。

分かってはいたのですが、

焼き上がるのに時間がかかるので10分もないぐらいの時間に大慌てで食べるはめになったのですが、

とても満足しました。

本当に普通のお好み焼きですが大阪で食べると格別の味わいです。

 今回はお好み焼きにしましたが、

本当に時間がない時は新大阪駅の構内にある立ち食いうどんも大好きです。

今では東京でもうどんを注文すると関西風のだしで出してくれるお店もありますが、

やっぱり大阪のおばちゃんに「きつね一杯!」と注文を通してもらうと

めちゃくちゃうれしくなりますから不思議です。

 とっても安上がりで普通のふるさとの味ばかりですが、おいしいからいいですよね。



コメント

庶民的なお話で親しみを感じました。高くて良い物、おいしい物に興味や敬意を持ってはいるものの、安くておいしい物ーできれば毒いり危険でないものーがいいなあと思います。だってビンボーな人達も嬉しくご飯が食べられるじゃないですか?高くておいしいのはあたりまえ。おいしくて安いのが天晴れ。
極端に言えば、作る人の愛情が感じられる物は嬉しい。あまり儲からなくても皆においしいものを食べさせてあげたいと思っている人達のその気持ちが人の心にもおいしい気がします。ふるまいーという気持ちにも通ずるものがあるのでは?お腹を空かせた子供たちが喜ぶような商売もこの世間では必要です。

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