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大統領選挙

こんにちは!船井勝仁です。
 
アメリカの大統領選挙は大方の予想通り民主党のオバマ候補の圧勝で終わりました。

日本のテレビ局も看板キャスターを現地に派遣して気合いの入った報道体制を取っていますが、

もうひとつ盛り上がりに欠けるような気がしました。
 
 
ブッシュ(父)大統領が勝った1988年とクリントン大統領が勝った1992年の選挙選の時に

私はアメリカに住んでいました。

その時は実感としてアメリカの大統領選挙がこれほどのお祭り騒ぎになるのだということを

体験していましたので、もちろん日本にいる今回とは状況が違いますが、

アメリカの大統領の持つ意味がそれだけ低下してしまったのかなあという気がしています。
 
 
1988年は大人気だったレーガン大統領の後を受けて、在任中の副大統領としてはなんと
 
144年ぶり(Wikipediaを参照)にブッシュ(父)大統領が当選しました。

後から振り返ると強いアメリカを復活させ、1989年のベルリンの壁崩壊に

象徴されるような冷戦の勝利を確実にした共和党政権が負けるわけがなく、

結果は見えていたのですが留学先の私の担当の先生が熱烈な民主党員で、

最後の最後まで奇蹟は起こるようなことを言っていたこともあり結構ワクワクしていました。
 
 
1992年の選挙の時は、そんなに大きな失敗もしていない現職の大統領が負けてしまうという

どんでん返しの選挙でしたが、その後のクリントン政権がITバブルや今問題になっている

金融工学を駆使した手法で投資銀行が大きく台頭していく基盤を作った政権であることを考えると

歴史的な必然性があったのではと思えます。
 
 
今回の選挙はヒラリー・クリントンという熱烈な支持層を持つ一方、

嫌いな人には全く受け入れられない強烈な候補がいたこともありますが、

ほぼ2年間にわたって大統領選挙をやっていました。

通常の大統領選挙でも1月末に予備選挙が始まり、11月の本選挙まで

ほぼ1年間にわたりアメリカの堅めのメディアは選挙一色になります。

こんなことをしていられるのは唯一の超大国アメリカだからこそです。
 
 
ただ、今回の金融危機のインパクトは大きく、大統領選挙どころではないというところが

みんなの本音ではないでしょうか?

日本の首相が誰になってもそんな大きな違いが一般人には感じられないのと同じように

アメリカも普通の国になってしまったので、選挙で騒いでいる場合ではないといったところでしょうか?
 
 
もちろん、副島先生が絶対オバマが勝つと説得力を持っておっしゃっていたので、

どちらが勝つという分析がばからしくなったという面がありますが、その伝でいくと

これ以降の大統領選挙も結論は実はずいぶん先に決まってしまうことになるので、

そちらを読むことは楽しいかもしれませんが、普通の楽しみ方はできなくなりますね。

ちょっと寂しい気もしますが、作られた選挙選に一喜一憂するような時代では

なくなってきたということかもしれません。



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