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深夜の東名高速で考える

こんにちは!船井勝仁です。

春休みの週末に祖母の十三回忌に出席するために関西に家族と行ってきました。

関係している会社の期末棚卸しの監査をさせていただくという仕事もあり、

荷物が多くなることが予想されたので車で往復してきました。

行きは早朝に家を出て、浜名湖のサービスエリアでバイキングの朝食をいただきました。

朝の湖にちょうど満開の桜が映え、とても気持ちのいい体験をさせていただきました。

帰りは、月曜日にお休みをいただき子供たちと存分に遊んでから夕方に現地を出ました。
 
 
6,7年前に一度関西から夜の名神東名高速を車で帰ったことがあります。

その時は、仕事だったのですが、深夜の東名高速の大型トラックの多さにびっくりしたことを

思い出しました。東京という都市は大型トラックの運転手さん達に支えられて

成り立っているのだという現実を理解できるとても貴重な経験でした。

今回もやはりトラックは多かったのですが、それよりもびっくりしたことがあります。
 
 
全然スピードを出さないのです。100㎞制限のところでも90㎞が精一杯でした。

原因は先を急いでいるトラックが少しでも早く行こうと追い越しをかけるのですが、

リミッターの装着が義務付けられていてスピードが出ず追い越し車線をふさいでいることでした。

その結果、東京インターを通ったのが深夜12時を少し過ぎてしまい、

おかげで深夜割引の適用を受けて高速料金が40%引きになるおまけがついて、

とても得した気分になったのですが、いくら新聞やテレビで知っていることでも、

現場に出て思い知ることが大切なのだと改めて感じました。
 
 
また、もうひとつ驚いたのは新名神や京滋バイパスなど新しい高速ができていて、

こちらはわずかですが時間と距離の短縮ができました。

帰ってからWikipediaで調べてみると新名神は片側3車線の高規格道路で

最高速度は120㎞に設定する計画があるそうです。

そういえば2車線で今は運用しているのでトンネルも広々としていて

走りやすかったことを思い出しました。
 
 
第二東名道路も計画されていて、こちらはもっと高規格道路にして140㎞の運営を

目指しているようです。何かトラックのリミッターと新しい道路の建設が

つながっているような気がして、今話題の道路特定財源の問題も地方のことだけでなく、

このような視点で考えなければいけないのだということが分かりました。
 
 
6,7年前は140㎞以上の猛烈な勢いで走っている大型トラックにあおられて怖い思いをしました。

運送会社の知り合いに聞くと重量がある大型トラックは急ブレーキを踏んでも、

なかなか止まらないので本当に危険なのだそうです。

だから間違っても深夜の高速で大型トラックに対抗意識を持ってはいけませんよと教えられました。
 
 
規制のおかげでこのような恐怖に合わなくなったのは確かです。

でも、結局は運転手さん達の負担を増やすことになったのでしょうし、

また、それを口実に新しい高速道路を作るというのも、なんとなく納得できない気分になりますね。

この国のシステム自体が制度疲労を起こしていて抜本的に手をつけなくてはいけない時に

あるのだということを、小さな体験から学べた有意義な小旅行でした。



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