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舩井勝仁のウィークリーレポート 2022年

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9次元からの招待状


 先週の週末、2日間共
「はせくらみゆき」先生の
講演会に出席していました。
みゆき先生とは昔から
親しくしていただいていて、
舩井家とは家族ぐるみの
お付き合いをしていただいています。
そして、特に父が亡くなる前後に
とても交流が深くなって、
みゆき先生を通じて
父からの遺言を聞かせてもらいました。

面白いのは、その遺言が少しも難しくないこと。
「初七日までは、
お前が食べたものの味が俺にもわかるから
俺が好きだったものを食べろ」、
というものでした。
もっと大事な遺言もあったような気もしますが、
よく覚えているのは、この遺言です。


 亡くなる前の父は長い間の闘病生活で
なかなか美味しいものが
食べられない生活をしていました。
父は時間をとても大切にする人だったので、
できればカプセルを1粒飲めば
それで必要な栄養を全て
摂れるようになったらいいのになあ、
と本気で言っていました。
もちろん、
美味しいものを食べるのは
嫌いではありませんでしたが、
それよりも
時間を大事にしたかったようです。

私もそこまでストイックには生きていませんが、
グルメに情熱を傾けるほどにはならないので、
結局とても似てきているのかもしれません。


 もしかしたら、
そんなことを明言していたから
晩年に食事が摂れなくなってしまったのかなとも思います。
本当に思ったことや言葉に出したことは実現していくので、
気を付けなければいけないなと思います。

今回のみゆき先生の講演会は
私も親しくさせていただいている
理論物理学者の周藤丞治先生との共著
「9次元からの招待状」
(きれい・ねっと)
の話題が中心で、
言霊と科学の話をとても分かりやすく
教えてくれるものなのですが、
特に時代が建前から本音に
大きく変化してきている昨今は、
言霊の力を侮るべきではないということを
思い知らされています。


 私は周藤先生から教えてもらった
次元上昇の話を
2,3年前までかなりマイブームで
よく講演のテーマに選んでいました。
いまから反省すると、
自分がわかったことを
あまりブレークダウンすることもなく、
難しいままでお伝えしていて、
感性の強い方には
何かが伝わったとは思いますし、
理屈っぽい人にも
それはそれで喜んでいただけたかもしれませんが、
大半の方には
チンプンカンプンだったのだろうと思います。
それを、みゆき先生は
本当に誰でもわかるように伝えておられて、
とても感心してしまいました。


 本書では
わかってもらえること、
感じてもらえることを
最優先して書かれていて、
最新の科学と
摩訶不思議な世界の
見事な融合が感じられるようになっています。
本を持っているだけで
人生が変わるぐらいのインパクトはありそうですし、
理解できなくても
何となく読み進めてもらえると、
読んだ時には理解できなかったことも、
生活の中で起こった出来事と関連して
急にわかったりする、
そんな内容になっていると思います。


 話は変わりますが、
最近ナラティブ(構造的な物語)
というキーワードにはまっています。
一番感銘を受けたのは、
本田哲也著
「ナラティブカンパニー
 企業を変革する物語の力」
(東洋経済新報社)です。

ストーリーとナラティブの違いが
感覚的にわかるようになり、
どうも私たち中高年の男性は
ストーリーを語るのは上手いようです。
上手くまとまっていて、
一見わかりやすいのですが、
そこにリアリティはあまり感じられずに
建前をきれいにまとめたものになってしまう
傾向が強いような気がします。
それに対してナラティブは
始まりもなければ終わりもない、
いつも進行形で
実際の生活に即して
変化していくもののようです。


 そして、女性や若者は
全般的にこの展開が上手なのだと感じます。
私も若いころは、
テレビドラマを一生懸命に見ていました。
しかし、最近は
究極のデフォルメをされているような時代劇を除き、
なかなか気持ちが
ドラマの中に入っていかないので、
苦痛しか感じなくなってきました。

昭和の時代は
その方が生きやすかったのですが、
いまは自分の中で
勝手に物語が展開していく時代なのだと感じています。

ナラティブの典型的な例は
150年前にイギリスで書かれた
「不思議の国のアリス」
(私は今回、角川文庫版を読みました)。
いままで、
とても読む気にも
映画を観る気にもなれなかったのは、
私が典型的なおじさん脳をしているからだと思います。

ちょっとがんばって読破してみたのですが、
少女の中では
いまでもアリスや不思議な動物たちが
勝手に動き出して
それぞれのナラティブを紡ぎだしているのだと思います。

これからの時代は、
この妄想が楽しめることが
成功するポイントになるような気がします。
51コラボレーションでは、
7月1日から
「不思議の国のアリス」をテーマにした
オンライン配信講座の募集を開始します。
ナラティブが苦手な私は
動画配信も苦手なので見ないとは思いますが、
ナラティブ派の方には
たまらない内容になりそうです。

「9次元からの招待状」と
合わせて味わっていただくと、
これからどんな時代になっていくのかが、
理屈ではなく感覚として
感じられるようになっていくと思います。
おじさんはついていくのが大変ですが、
それを科学や言霊やマーケティング理論としても
理解できる時代になってきたようです。
ぜひ、時代の変化を
先取りしてみていただければと思います。


鳥の目と虫の目のバランス


 ロシアがウクライナに侵攻してから
4ヵ月になろうとしています。
大きな視点から考えると、
冷戦が終わって30年以上が経過して、
アメリカが世界帝国として
国際秩序を維持していた体制に
明確な綻びが生じたということになると思います。

武力による領土の変更は許さないというプロトコルを
ロシアが明確に破ったということになります。

アメリカは明らかに混乱して
内部崩壊を始めています。
大きな目で見ると、
トランプ大統領の登場による混乱と、
その後のバイデン政権が
元の秩序をまったく取り戻せていないことで、
その兆候がどんどん明らかになっています。


 そんな中で、
世界は新しい覇権を求めてというよりは、
地域での生き残りをかけて
米英中露欧のボトルロワイヤルが
始まったと考えていれば、
当たらずと雖も遠からずというところだと思います。

日本が取るべき立場は、
この戦いになるべく巻き込まれないように
うまく立ち回り、
新しい世界秩序がどうなるかを
しっかり見極めていくことになるのだと思います。

安全保障の現実を考えると、
日本は完全にアメリカの保護下にあります。
この状態の無理な変更をしても
いまのところあまりいいことはないので、
アメリカ陣営での安全保障が
守られる状態を保ちつつ、
新しい変化に敏感に対応していく
ということになると思います。


 プーチン大統領や習近平主席から見れば、
アメリカはもっと弱体化していたと考えていたのに
あてが外れたということなのかもしれません。

しっかりとイギリスやヨーロッパを味方に付け、
一致して中露に対抗する姿勢を明確にできたのは
驚きだったのかもしれません。
アメリカが弱体化しているのと合わせて、
実は中露も綻びが見えてきている
ということになるのかもしれません。
力による覇権争いという
もっと大きなプロトコルが
破られようとしているのなら、
それはとてもいいことだなと
思わないでもありませんが、
残念ながらそんな理想の世界の実現には
まだまだ時間がかかるのかな、
というのが私の見方です。


 その一方で、
最近ナラティブ(構造的な物語)
というワードをよく目にするようになりました。
典型的なのは、
『グレート・ナラティブ 
「グレート・リセット」後の物語』
(日経ナショナル ジオグラフィック)
という本が出版されています。

著者の一人はクラウス・シュワブ教授。
1938年ドイツ生まれのスイス人で
ダボス会議の創設者で
現在でも会長を務めている人物です。
にんげんクラブの方には
ディープ・ステート(DS)側を
代表する人物であると
考えていただければいいのだと思います。


 彼は、今回と同じ共著者とまとめた
「グレート・リセット
 ダボス会議で語られるアフター・コロナの世界」
(日経ナショナル ジオグラフィック)

という本を2020年にも出しており、
DS側のスポークスマンの役割を果たしていて、
彼らが考える新しい世界秩序を
わかりやすい形で提案していると考えて読むと
2冊ともとても面白く読めます。
そして、私には
「グレート・リセット」で提案したことが
なかなかうまくいかないので、
ナラティブという流行語を上手く使って
彼らのシナリオの補強を
図っているのかなとも思えてきます。


 ナラティブは
構造的な物語という意味ですが、
ストーリーとの違いが分かってくると
面白い概念だということがわかります。

ストーリーは起承転結があり、
始まりがあって結論があります。
つまり、権力側にとっては、
「こうしなさい」という結論を
一般人に示すツールとして優れたものなのですが、
ナラティブは終わりがないのが特徴です。

生活に密着した目線で
人々の思いによって
物語がどんどん思わぬ方向に展開していくのです。

少し前までは
権力側がマスコミを使って
うまくコントロールできたのですが、
ネット社会の到来で
そのコントロールが
難しくなってきているようです。


 私が実感した一番分かりやすい事例は、
小泉政権の下で
2005(平成17)年9月11日に行われた
いわゆる郵政選挙です。
政治家としての天才的な嗅覚を持つ小泉総理が、
郵政民営化に焦点を絞り、
それに賛成する人と反対する人で
善悪を明確にして
自民党が圧勝した選挙でした。

とても親しくて信頼している年輩の女性が
あっさりとこの手法に嵌っているのを見て、
愕然としたことを昨日のことのように覚えています。

この時は、
郵便局を既得権益の象徴にして、
各自にナラティブ(独自の物語)を展開させて
増幅させていきました。
これで日本の政治の在り方が
根本的に
(私には下品になったと感じられます)
変わりました。


 いまで言うと、
ロシアの擁護をする人は悪で、
ウクライナを支援する人は善
という構図を作って
各自のナラティブを
増幅させようとしているように感じますが、
必ずしもうまくいっていないように思います。

いまの時代を
権力者の言いなりにならずに
乗り切っていくためには、
地政学的な鳥の目に合わせて、
他から影響を受けない
独自のナラティブという虫の目も
しっかり持つことを意識することが
大事なのかもしれません。

ぜひ、コントロールされないナラティブを
確立していってください。

プーチンの野望


 アメリカの先月の
CPI(消費者物価指数)が
市場の予想より高かったと発表され、
インフレ傾向に
減速傾向が出ているという楽観論が
数字を持って否定されてしまいました。

アメリカFRBの利上げのペースが
上がっていくだろうという連想で、
週明けの株式相場は
大きく下げて始まりました。

実際に生活実感でいっても
インフレにつながる物不足の話を
よく聞くようになりました。
デパ地下の閉店間際のお弁当も
安売りをする前に早々に売り切れてしまい、
閉店時にはどのお店にも
ほとんど在庫がない状態が多くなりました。
お弁当の原価が上がっているのに対して
まだ売価が上げきれていないので
原価率が高くなっているのだろうと想像できます。
だから、廃棄損を吸収できないので
機会ロスになっても構わないので、
絶対に余らないような
商品計画になっているのだろうと思います。


先日、自宅の洗濯機が故障しました。
家内は早速家電量販店に
新しいものを買いに行ったのですが、
目当ての機種は
早くて3か月後の納品になると言われたようです。
困っていると、
来週なら修理の人間を手配できるということになり、
それまでの間は
コインランドリーで
何とかしのいだと言っていました。

お弁当の破棄がなくなることや
家電を修理することは
環境を考えるとマクロには良いことですが、
コロナ前やウクライナ前までの
お金を出せば
何でもすぐに手に入ることが
当たり前だった状態から
大きな変化が起こっているのは
間違いないようです。

そして、コロナがいまのところ
大体解決したとすると、
インフレの大きな要因は
ウクライナの戦争ということになり、
ロシアのプーチン大統領が
一体なぜ戦争を始めたのか、
そして、この戦争は
いつ終わるのかを考えるのが
とても大事になるように感じます。


 それに関連する本を
いろいろ読んでいるのですが、
いまのところ
佐藤優著
「プーチンの野望」
(潮出版)が
一番面白いと思います。

佐藤先生は元外交官で
あまりにもインテリジェンス能力が高すぎて、
外務省の主流派から煙たがられて
国策裁判にかけられて
執行猶予付きながら有罪になり
外務省を辞め、
文筆家になり大成功しという
経歴をお持ちです。

佐藤先生が
対ロシアのインテリジェンスとして
現役であれば、
もう少し日本の対応も
上手くやれているのかもしれないとも思いますが、
おかげで私レベルでも
先生の本を読ませていただくことで
世界情勢の基本が
ある程度はわかるようになりました。


 本書は過去にロシア関係で書かれた
原稿を集めてきて整理して
それに最新のウクライナ情勢を加えて
大幅に加筆修正して
緊急出版されたもので、
ロシアという国の在り方と
プーチン大統領という指導者の
考えや個性がよくわかる
とても読み応えのあるものでした。

佐藤先生は
クリスチャンでいらっしゃるのですが
出版社が創価学会系の出版社であり、
佐藤先生も
他宗教との協力を目指すという立場で
池田大作先生の業績を高く評価され
平和に向かっていく道筋のひとつとして
池田先生の考え方に沿った政策を
提案されているところが
少し気になります。


 正直に書くと
私は創価学会の活動に対しては、
選挙のやり方や、
いまでは少なくなっているようですが
過去の信者を増やす強引なやり方には
違和感を覚えていますので
やや否定的に感じています。

ただ、親しくさせていただいている人の中には
創価学会の会員の方もいらっしゃいますし、
それらの方は個人的には
とても立派で親しみの持てる人であることも
よくわかっているので
私の美意識には合いませんが、
頭から否定するものではないということを
お断りして
紹介させていただきたいと思います。


 本書を読ませていただいて、
プーチン大統領が
KGB
(旧ソ連のCIAのようなインテリジェンス機関)
出身であることと、
過去の経歴の中で
イスラエルとの
特別な関係を築かれているということが
とても気になりました。

イスラエルにはやはり
世界最強のインテリジェンス機関といわれている
モサドがありますが、
国際政治の地政学的な要素の中で
ユダヤ人が関連する分野はとても大きく、
ユダヤ問題に対する知見が豊富なことが
プーチン大統領の考えを創りあげる上で
大きな要素になっているのだと思います。


 日本で一番ユダヤ問題に対して詳しいのは
外交評論家の加瀬英明先生だと私は思っています。
アメリカの政治を考える上でも
ユダヤ人の思考を知ることは
大事なポイントになるからですが、
赤塚高仁さんが会長で
私が副会長を拝命している
ヤマト・ユダヤ友好協会主催の
「シャローム・フォーラム2022」
7月23日(土)に
東京のアルカディア市ヶ谷であり、
基調講演を
加瀬先生にしていただくことになっています。

赤塚会長は
「魚に水が見えないように、
日本人には大和が見えない。
日本を知るためには、
対極にあるユダヤを見ることが一番近道である」
といつも言っています。

そして、ユダヤを知ることは
プーチン大統領の野望を知るためにも
とても大切なポイントのようです。

 ちょうど赤塚会長は
3年ぶりのイスラエルツアーに出かけています。
現地の生の声を含めて
世界情勢や日本のことを知るための
絶好の機会になると思いますので、
ご参加を検討していただければと存じます。


デトックス


 久しぶりの大雨の朝を迎えている
東京の事務所の自分の部屋で
原稿を書き始めました。
窓から見える出勤風景は
傘の花が咲いています。
ビニール傘の方が増えたのですが、
それでも時折カラフルな傘が混じっていて、
足下の悪い中をオフィスに急いでいる方には
そんな余裕はないでしょうが、
上から見下ろしていると
そんな風景も楽しく感じられます。

視点の違いということになりますが、
アセンション(次元上昇)というのも
多分同じ感覚で、
3次元世界を客観的に俯瞰できるようになると
視野が一気に広がると感じています。


 暑い日が続いていましたが、
久しぶりに涼しい朝でもあります。
これから網走に出張なのですが、
何と現地のいまの気温は5℃のようで、
タンスからセーターを引っ張り出してきて
風邪を引かないように荷物に追加しました。

昨日、九州などでは30℃を超える
真夏日だったところもあるようですが、
日本という国は本当に
様々な季節を一挙に味わえる
楽しい国だと思います。

私は九州に出張に出かけていたわけではありませんが、
飛行機を使えば簡単に移動できる距離なので、
真夏の気温からいきなり
冬の気温に逆戻りすることが可能です。
人間の立場で言えばたまりませんが、
神さまの視点で考えると
それもまた楽しいことなのかもしれません。


 先週書かせていただいたように
『キマジメさんの
「いっぱいいっぱい」でしんどい!がラクになる 
セルフ・マインド・マネジメント』
(ビジネス社)
を出版された濱田恭子先生とお会いして、
先生を通じて
神さまと楽しいお話をさせていただきました。

時には、濱田先生が、
「私には意味がさっぱり分かりませんが
その方(私は神さまだと解釈しました)は
こうおっしゃっています」
と答えてくれることもありました。

濱田先生は心理学のプロなので、
心理学に関する質問は
スムーズに応えてくれますが、
政治経済や物理に関することになると
3次元にいる先生には
よくわからないこともあるようですが、
神さまのお答えは納得いくものでした。


 残念ながら、政治経済は得意分野なので
それほど無理をしなくても勉強できますが、
心理学や物理学、
それに最近興味がでてきた
文化人類学や哲学などを学ぶときは
それこそ必死になって頭をひねりながら
考えなければ理解できません。

しかし、
神さまの視点に立つことができるようになると
本質を一気に掴むことが可能なのだと思います。
うらやましくもありますが、
そこに至るには
まだまだ乗り越えなければいけない
ステップがあるのだろうなあ
という話しもセッションの中には出てきました。
それは、
ひっかかりを少なくしておかなければ、
その方に直接つながった時の衝撃に
耐えられなくなりますよ、
というお話しでした。


 私流の言葉に翻訳すると
心についてしまった傷を癒し、
汚れを落とすデトックスをしなければいけない
ということです。
いまは、
やらなければいけないことがわかると
すぐに実行する状況が来るのが
面白いというか怖いステージです。

先週、たまたま若い時に
メッセージをもらえたことで
精神的にかなり助けてもらってきた
聖地に行く予定があったのですが、
そこで厳しいメッセージを
受け取らせていただきました。

「若い頃のお前(私)は
(その聖地のある)岩に依存していた。
そのステージは終わったので、
いままで頼っていたものを
一気に清算する時が来た」、
というものでした。

 そうしたら心身ともに
とても大きな試練がその夜にやって来て、
本当にボロボロになるまで
落ち込んでしまったのです。

しかし、神さまは優しい面もお持ちで
この週末は久しぶりの土日完全オフのお休みでした。
土曜日はそれこそ泥のように眠りながら
デトックスの準備をするための
体力の回復に努めることができ、
日曜日はしっかりと闇に向き合うことができて
いいデトックスができたと満足感に浸っています。

ちょっと怖いのは
これから行く網走でも
大きなデトックスが
待っているような気がしてなりません。


 今回は、なぜか
とてもスピリチュアルな内容になってしまいました。
それだけいま進行中のデトックス体験が
強烈なものだということだと思います。

最近、優しい雰囲気の中にも
激しい強さを持っている
スピリチュアリストの先生に
お会いする機会が増えています。

どうも、その集大成が
6月24日(土)、25日(日)と
続けて講演会に参加させていただくことになっている、
はせくらみゆき先生のような気がします。

土曜日は
『「9次元からの招待状」出版記念講演会』 で、
日曜日は
「舩井幸雄記念館開館6周年記念イベント」になります。

 どちらも、一般の方の申し込みが
可能(日曜日はオンラインのみ)なようなので、
私がもっとも尊敬する
スピリチュアリストのお一人である
はせくら先生の話を聞いてみたいという方は
ぜひご参加いただければと思います。

さらに7月3日(日)には、
にんげんクラブ主催の
June先生渾身のイベントもありますので
スピリチュアルとデトックスを
徹底的に楽しむ1カ月にしたいと思います。

セルフ・マインド・マネジメント


 個人的な話で恐縮ですが、
激動の5月がようやく終わりました。
先週、書かせていただいたように
先月は本当に出張が多く、
それ以外にもやることがたくさんあって、
ちょっとしたミスを連発していました。

私の場合はスケジュール管理に失敗して
ダブルブッキングをしてしまう
ところまで行くと重症なのですが、
幸い今回はそこまでは行きませんでした。
しかし、送らせていただいたメッセンジャーやLINE、
それにメールなどに細かいミスが目立ち、
これもパンパンになっている証拠ですが、
今回はこのレベルには達していました。


 さらに、やることが多くて
睡眠時間が不足気味ですし、
いつも年齢のせいにしてしまいますが、
そんな状態にも関わらず
よく眠れなくなってしまっていました。
お酒をいただく機会が増えていたので
夜はすぐに寝てしまうのですが、
夜中にトイレに起きてから
眠れなくなることが多くなりました。
また、日の出時間が早くなってきているので、
そんなことも朝早く目覚める原因になっていました。
よくあるパターンは
目が覚めてしまったので起き出して
本を読んだり、原稿を書いたり、
講演の準備をするのですが、
出かけなくては行けない時間の直前に
どうしようもなく眠たくなってくるパターンです。


 私の場合は、
出張で移動中も貴重な仕事時間なのですが、
こんな状態になってしまうと
生産性が落ちるのが自分でわかり、
もったいないなあと感じる機会が増えていました。

実は、この原稿は
5月下旬の最後の出張の朝、
鴨川や京都御所が眼下に見える
京都のホテルの部屋で
出発時刻に迫られながら書き始めたのですが、
夜明け前から起き出しので、
かなり余裕を持って仕事を始めたのですが、
1時間ちょっと前に眠たくてなってしまって
仮眠したら1時間近く寝てしまって、
ちょっと慌てています。


 鴨川の向こう側には
清水寺や知恩院、南禅寺や平安神宮、
それに比叡山までが眺められる
京都でも最高の日の出を堪能できる
ホテルに泊めていただいています。
黎明の時間から起き出して
太陽のエネルギーを
いっぱい吸収させていただこうという
思いがあったので早起きしました。

そちらの目的は十分達成して、
本日の仕事の準備も十分にできたので
とても良かったのですが、
この原稿を書く時間だけ
無くなってしまったのが計算違いでした。
こんな状態の私のような方に
ぴったりの処方箋を提供してくれる
書籍に出会いましたので、
今回はそのご紹介をさせていただきたいと思っています。


 濱田恭子著
『キマジメさんの
「いっぱいいっぱい」でしんどい!がラクになる 
セルフ・マインド・マネジメント』
(ビジネス社)です。

いまの私は、かなり面の皮が厚くなって
腹も黒くなっていますが、
これでも若い頃は
生真面目だったのではないかと思っています。

15年近く前に前田知則先生の
「心のデトックス
(現在はリメンバランスという名称が
主に用いられているようです)」という手法で、
本書に紹介されているような
真面目さゆえに
いろいろ起こっていたトラブルを
感情解放することで
楽に生きられるようになりました。


 特に、本書の第2章で書かれている
『考え出すととまらない「ぐるぐるの森」』に
とらわれることが多くて、
それが原因で出社拒否のような状況に
陥ることもありました。

私の若い頃はいまのように
メンタルケアに関する理解がなかった頃なので、
無理なポジティブシンキングの手法を駆使して、
そんな状態を表面上はなんとかして
数日会社を休むぐらいで復帰していましたが、
感情を貯めこみ過ぎて
かなり危険な状態になっていたのだと思います。

それを前田先生の
デトックスの手法に出会うことで
根本的に解決できたのは
本当にラッキーだったと思います。


 濱田先生は
私が陥っていたような
多くのキマジメな人が嵌ってしまっている
感情による思考が
同じところをぐるぐると回ってしまって、
そこから抜け出せなくなることを
「ぐるぐるの森」に
迷い込んでしまうと表現していて、
そこから抜け出す簡単な方法を
本書で示唆してくれています。

実際にワークの手法まで書かれていますので
初期症状ぐらいの方には
本書をじっくり読むだけで
完治が可能ではないかなと思います。

実は、本日は奈良で
濱田先生と「ザ・フナイ」の対談を
させていただく予定になっていて、
仮眠する前は
本書を読んだりしてその準備をしていました。


 本書は、どちらかというと
大企業や中堅の企業で会社勤めをしている方や、
些細な家庭の問題で悩んでいる
キマジメな人が対象の本ですが、
やはりこのホテルのすぐそばで
「スピンズ」という若者向けの
アパレル業を経営している
出路雅明さんの著書
「面白いほど成功するツキの大原則」
(2010年、現代書林)は
マンガという形式で、
どちらかというと
ヤンチャな生き方をしてきた方を対象にした
心理学的なアプローチによる解決方法を
提示しているように思います。


 心理学的な問題解決のアプローチは
万人にとって有効であると思います。
ただ、自分にあったものを
気軽に選択できるいい時代になったので、
いろいろアンテナを伸ばしてみて、
一番フィットするものを
探してみるのも楽しいかもしれません。


田植え


 新型コロナウイルスの感染者数が
減ったわけではありませんが、
重症化する人の数が少なくなり
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が
出されることなく制限がなくなったことで、
以前のように出張にでる機会が増えてきました。

今月は福岡、三島、富士宮、大阪、秋田、
南信州、熱海、山形に出かけていきまたし、
今月中に大阪、奈良、京都行きの出張が
まだ予定されています。
海外旅行がありませんし、
3泊以上の長期出張もないので
楽だとは思いますが、
そろそろ出張疲れが
溜まってきた感覚があります。


 出張に行くと必ずお酒の席にも行きますので、
飲む機会もとても増えました。
先月末の時点で、
東京で飲みに行く機会も増えているので、
今月の平日の夜は
ほとんど予定が入っている
状態になってしまっていました。
飲みに行くのは好きですので、
とてもありがたいことですが、
若くないことを自覚して
休みの日などはなるべく
休肝日を取らなくてはいけないと思っています。

元気になる方法は
睡眠をたくさんとるのが一番だとは思いますが、
実際にはなかなかそうもいかないときもあり、
せっかく地方に出かけているのだから
自然の中になるべく入っていって
癒される機会を増やしたいとは思っています。


 そうはいっても
山登りに気軽に行けるほどの
時間を取るのは難しいので、
朝早く起きたときなどに
ホテルの近所を散歩するのが
一番いい息抜きになります。
天気のいい日に、
例えば小川などが流れているところを
散策するのが一番好きで、
自然のエネルギーを
たっぷり吸収させていただいています。

農業の機械化が進む以前の50年ごろ前までは
日本人の9割が田植えをしていました。
ちょっとしたレクリエーション気分で
田植えをさせていただいたことがあり、
それなら大地とのふれあいを
楽しませていただくことができますが、
大きな田圃を人力だけで田植えをするのは
本当に重労働だったのだろうと想像できます。

稲刈りも含めてその重労働があったので、
私が子どもの頃のおばあちゃんは
腰が曲がっている人が多くいました。
生産性がいまとは比べものにならなかったころの
大変さに思いを馳せることは
大切なことだと思っています。

なぜか、今月は
東北や信州への旅行が多くて
ちょうど車窓から
田植えの風景を楽しませていただいています。
若い頃、東京大阪間を新幹線で移動するときに
一番好きだったのは、
季節によって田圃の風景が
どんどん変わっていくことでした。
そして、秋になって
黄金色の稲を見ていると
今年も豊作で、
日本人が飢えることなく
楽しい生活をもう1年送らせてもらえるのだなという
感謝の気持ちが湧いてきました。
田植えをして
大地のエネルギーをいっぱい受けていたことが、
昔の日本人が
いまの食生活に比べれば
信じられないぐらい
質素なものを食べていたにも関わらず
頑強であった原因なのではないか
というお話を聞かせてもらったことがあります。

私のように都会のマンション暮らしをしていると
大地に触れる機会がほとんどありません。
子どもが小さかった頃は
一緒に公園に行って
芝生にビニールシートを敷いて
お弁当を楽しむということもありましたが、
いまはそんな機会もなくなってしまいました。

でも、人間は
大地のエネルギーを吸収することが
必須なのかもしれないと感じる事があります。
高齢者の間で登山が流行しているのも
そんなところに理由があるのかもしれません。

昭和40年代の暮らしに
戻りたいわけではありませんが、
これだけ便利で贅沢な生活が
できるようになった半面で
失ってしまったものもあることを
思い出すことも大切なことだと思います。
工夫をして少しでも
大地のエネルギーを取りいれることを
考えなければいけないのかなと思っています。

運動をするだけなら
ジムに行ってインストラクターの指導を受けながら
自分の身体の状態にあったメニューをこなしていくのが
一番効率いいのだと思います。
それも悪くはないし、
適度な運動をすることは
私のような中高年には大事なことだということは、
できていない反省を込めて
しみじみと感じています。

ただ、目的は違いますが、
身体を鍛えることや維持するという目的から離れて
自然の息吹を感じることに
たまには挑戦してみたいと思います。

先週紹介した
森井啓二先生のようにはとてもなれませんが、
近所の神社に参拝に行くぐらいは
定期的にやりたいと思っています。
そして、その時は
ご利益をお願いするだけではなく、
感謝の気持ちで
500円硬貨をお賽銭にできるように、
手元に用意しておくことは
忘れないようにしたいと思っています。

時々、講演で
お賽銭は500円玉にしてくださいね
というお願いをさせていただいています。
先日、メールをいただいて、
そんなに生活に余裕があるわけではないけれど、
500円を必ず納めるようになったら
とてもいいことが起こるようになりました
とお礼を言われたことがあります。
その人はとても素直な人で、
その心が小さな変容につながったのだと思いますが、
そんな小さな変化が
楽しめるようになりたいと思っています。


大自然に抱かれる


 森井啓二著
「光の魂たち 山岳編」
(きれい・ねっと)を
読ませていただきました。
森井先生は統合医療を目指している
獣医師であり、
日本ホメオパシー協会の
会長でもいらっしゃいますが、
時間ができたら八ヶ岳まで出かけていって
山の霊気を感じ続けていらっしゃいます。

先月に東京で開催された
クローズドの講演会に参加させていただいたのですが、
見せていただいた山の写真の中には
崖を垂直に登ったとしか思えないものもあり、
表現はおかしいですが、
自然の中で超自然的な奇跡的現象を
起こされ続けていらっしゃいます。


 父が生前一番大事にしていた書籍は
ベアード・T・スポールディング著、
仲里誠吉訳の
「ヒマラヤ聖者の生活探求」
(全5巻、霞ヶ関書房)で、
ヒマラヤ聖者が生活の中で
普通に実践している
数々の奇跡が紹介されています。

父は、ホモ・サピエンスは
いずれみんなが
ヒマラヤ聖者のように進化しなければ
ミロクの世はこない
と思っていたのだと思いますが、
まさに森井先生は
現代のヒマラヤ聖者なのかもしれません。

森井先生は自分の思い通りの本が出版できる
きれい・ねっとの山内尚子社長と意気投合し、
最近の本はすべて
この出版社から出しています。
すごいのは、新刊を出すスピードの速さです。
その奇跡を考えても、
現代のヒマラヤ聖者と言えるのかもしれません。


 4月22日に発売された本書を
私はきれい・ねっとの会員になっているので
それよりもずいぶん早く購入させていただきました。
ただ、森井先生の本は波動が高すぎて
俗世にまみれている私にはまぶしすぎて
なかなか読めませんでした。
ザ・フナイの原稿のネタに困って
本棚を眺めていると
本書が光って
読むべきだと
私を誘っているような気がしました。
もちろん私の妄想ですが、
困ったときの神頼みの気分で手に取ったのです。


 最初からびっくりしたのは、
最初に神来(しんらい)という写真と
その解説のような詩を綴っている頁が
結構長く続くのですが、
その頁の神々しさです。

結局、ザ・フナイの原稿には
私がとても内容を消化できなかったので
紹介できませんでしたが、
森井先生が本書で伝えたかったであろうと
私が考えたことを
他の題材を使って書かせていただきました。
順調にいけばその原稿は
7月上旬に発売になる8月号に
掲載される予定ですので、
よかったらお読みください。

ザ・フナイの原稿は
それこそ命がけで書くつもりで
毎回取り組んでいます。
そのおかげで実は
私が一番勉強させてもらって
成長していると感じています。
本当にありがたいことです。


 その本を読んだ直後に
熱海の実家を改造した
舩井幸雄記念館に行く用事がありました。
記念館に行くと
父の書斎だった部屋で
父のエネルギーを感じることを
習慣にしています。

ちょうど新緑の季節で
その日は結構強い雨が降っていたので、
家を造る時に
なるべく木々を切らないようにした
庭の樹木が瑞々しく本当に喜んで
素晴らしいエネルギーを
放っていることを感じました。
父の生前から数えると
百何十回はその部屋から
庭の風景を眺めた経験がありますが、
木々をこんなに神々しく感じたのは
初めての体験でした。
森井先生の本に
インスパイアされたのは間違いないと思います。


 私が住んでいる東京の家も
都心にしては緑が多い恵まれたところにあります。
でも、熱海の自然と比べると
エネルギーレベルがかなり違います。
大きな原因は
アスファルトで舗装されてしまっている
人工的な環境下での自然である
ということなのかなと感じました。

私の書斎からは小さな公園が見えるのですが、
いつもは大声で遊んでいる子どもたちの気を
微笑ましく感じる事が多いのですが、
やっぱり森井先生の影響で
木々の叫びを聞いているような
気持ちになるようになりました。


 この原稿は新宿駅を8時に出発する
「あずさ5号」の中で書いています。
私の世代は古い歌謡曲の影響で
「8時ちょうどのあずさ2号」
と連想してしまうのですが、
現在は残念ながら5号になります。
在来線の特急では
WiFiを期待していなかったのですが、
最新の車両で
電源もWiFiも完備されていて
いろいろ検索しながら
原稿を書くことができています。

八王子を過ぎて山の中を走っているのですが、
流れる車窓から見える樹木たちが
生き生きしているように感じられます。


 残念ながら八ヶ岳に
登山に行くわけではありませんし、
森井先生のように
登山に挑戦しようという気には
なかなかなれませんが、
たまには大都会を離れて
自然を満喫する大切さを感じています。

大自然に抱かれるとまでは行きませんが、
原稿書きの手を休めて
自然からの気をいっぱい味あわせていただこうと思います。
日本は本当に自然に恵まれた国ですね。
山間のちょっとした盆地では
ちょうど田植えの準備が始まっているようです。
今年も実りの秋を願いながら
ペンを置きたいと思います。

パワースポット


 土曜日の夜に放映されている、
電動バイクを充電させてもらいながら
旅行をするという番組をよく見ています。
とても人情味あふれる芸人さんが
毎回違うゲストを迎え、
満タンにしても20㎞ぐらいしか走れない
電動バイクを
飲食店や最近では
まったく一般の家庭にお願いして
充電させてもらいながら
目的地を目指すという番組です。
ときどき、頭を使い過ぎて
何も考えなくてもいい番組を
好んで見ることがあるのですが、
家にいるときは家族と一緒に
よく見せてもらっています。

高知県梼原町という山間の町の
未来大使をさせていただいているのですが、
番組がその町を訪れたときは、
ホームページにアクセスが集中して
役場のサーバーがダウンしてしまったそうです。
テレビの社会的影響力が
なくなってきているとよく言われますが、
超一流のタレントを使い
予算をたっぷり使えるテレビ番組の
クオリティと同じものを作るのは素人には難しく、
一時は一世を風靡したネットフリックスなどの
サブスク(サブスクリプション:
あらかじめ一定額を支払うことで
使い放題のサービスを提供する)も
株価が暴落するなど
勢いが止まったと言われています。

大きなトレンドで言うと
新聞やテレビの影響力は
ドンドンなくなっていくと思いますが、
よく考えれば、
新聞でも明治の半ばぐらいから百数十年ほど、
テレビに至っては
放映が始まったのが
昭和20年代後半のことですので
70年ぐらいのトレンドです。
多分、私の世代の若い頃が
テレビの全盛期だと思いますが、
だから私より上の世代は
まだまだテレビが
パスタイム(気晴らし、娯楽)の
大事な手段であり続けるのだろうと思います。


サイバーエージェントの藤田晋社長が
ホリエモン(堀江貴文氏)と共著で出された
「心を鍛える」(KADOKAWA)を
とても興味深く読ませていただきました。
十歳弱私よりも若いお二人は
同世代と言いたいところですが、
残念ながら私のマインドは
ホリエモンが駆逐しなければいけないと
確信されている
昭和世代のもののような気がします。
インターネット業界の
パイオニアであるお二人は、
新しい時代を切り拓く
役割を担っておられるのかもしれませんが、
私は旧世代の幕引きをする
というか看取りをする
役割を担っているのかもしれないと感じています。

藤田社長が
大きな赤字を出しながらも続けておられる
インターネット・テレビABEMA
ときどき私も拝見します。
将棋の藤井聡太五冠の試合を
楽しんだりさせていただくときぐらいですが、
AI(人工知能)による
状況判断が一目瞭然なので、
私のように
駒の動かし方ぐらいしかわからないファンも
楽しめるようになってきました。
将棋や麻雀という
オワコン(終わったコンテンツ)も
こういう形で復活してくるという
トレンドが面白いと思います。

ただ、お二人はインターネット世代ですが、
私の感覚では
AIやメタバース(仮想空間)が
次の時代を担うようになると
時代遅れになっていくのかもしれない
という気がしています。

冒頭の
「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」
という番組に戻ると、
面白いなと思うのは
旅の終点は大体
神社に設定されているような気がします。
いわゆるパワースポットブームで
神社の人気が高いことが
大きな要因なのかもしれません。

旅番組の目玉は
温泉などの宿泊施設とグルメですが、
晩年普通に食べることができなくなっていた
父にとっては
これが一番苦痛だったようです。
最後まで好奇心を失わなかった人なので
紀行番組などを
原稿のネタにしたいと思って見ても、
自分は食べられないような
グルメの紹介ばかりで
腹が立ってくるという話しをしていました。

確かに、私も
旅行に行った時の大きな楽しみは
その地方ならではの
美味しいグルメを味わうことです。
最近はインターネットを検索すると
簡単に美味しい店がわかりますが、
出川哲朗さんではありませんが、
私の世代は偶然に旅の途中で
美味しいものに出会えると
上の喜びを感じます。
でも、病気で苦しんでいる方にとっては
そんなことを書くのも
苦痛になるのだということも
頭の片隅に入れておくことの大切さを感じます。

そして、パワースポットのことも
本当はいい気をもらいに行くのではなく、
自分の最善のエネルギーを
祀られている神様に感謝しながら
置いてくるぐらいの心持ちで
いたいものだと思っています。

このページを読んでいただいている
皆さまの中には、
そんなことは常識だと思っている方も
いらっしゃるかもしれません。
ホモ・サピエンスは長い間、
自然からいただくことばかりに長けていましたが、
そろそろ叡智を集合して
母なる地球にお返しをすることを
真剣に考えた方がいい
時期が来たのかもしれません。

グルメにしてもパワースポットにしても、
それほど大げさなことではなく、
ちょっとした気遣いが大事なのだということを
人気番組から教えていただきました。
感謝です。

 

日本株の復活(?)


 テレビでニュースを見ていると
3年ぶりに行動制限が出ていないゴールデンウィーク
というフレーズがよく聞こえてきます。
ただ、海外旅行に出かけていく
勇気(?)がある人はまだ少数派で、
安近短
(旅行には出かけるが、
安くて近くて短距離で
移動できるところに行く)派が
多数を占めると、
旅行会社の社長が悲鳴を上げている様子が
放映されていました。

実際に近場の観光地は
かなりの人気になっているようですし、
里帰りなどで
久しぶりに親族とリアルに会ったという方は
たくさんいらっしゃるようですが、
何事にも慎重な日本人は
完全に自粛解除とまでは
なかなかいかないようです。


 欧米やアジアの国などでも
緩和策が取られてきているようですし、
海外へも仕事で必要性のある方は
出かけるようになりました。
私は、慎重というわけではありませんが、
必要性を感じないので
しばらくは国内での活動だけになりそうです。

連休は例年何もせずに
東京にいることが多いのですが、
今年も前半は安近短に出かけましたが
後半は普段とは違う
小説などのジャンルの本を読みながら
のんびり楽しませてもらおうと思っています。


 最近、知った言葉で面白かったのは、
株式会社エヌピュア
鳴海周平社長がおっしゃった
「他人には優しく、自分にはもっと優しく」
というフレーズ。
多分、日本一高いメルマガである
舩井メールクラブの動画配信でおっしゃったものなので、
本当はここで紹介してしまうのは
反則なのかもしれませんが、
ワンフレーズだけなので
許してもらえると思います。

昭和の時代は
「他人には厳しく、自分にはもっと厳しく」が
いいリーダーの条件でしたが、
いまの時代は
優しくした方がうまくいくことは
直感的に理解できます。


 そして、ゴールデンウィークという
非日常の中で、
どうしても他人にも家族にも自分にも
厳しくしてしまっている
自らのあり方がわかってしまい、
愕然としています。
頭では鳴海社長の言うことを理解できるのですが、
実生活で実践できていないことを
痛感してしまいました。
こんなことを実感できるのも、
時間に余裕がある連休中だから
可能なことなのかなと
感謝したいと思っています。

そう言えば、父は連休中には、
大体本の執筆をしていました。
自分に厳しくの典型的な姿ですが、
そんな父がモデルなので
私が変われないのも仕方がないとは思いますが、
気がついてしまったからには
ぜひ変わりたいと思っています。


 変われないと言えば、
世界の金融引き締めについていけなくて
一人で金融緩和政策を維持し続ける
日銀の金融政策。
その影響で、ついに、
1ドル130円台に突入してしまいましたが、
私はもしかしたら
悪いことばかりではないのではと思っています。

確かに、物価は上がっていきますが、
それは日銀が待望していた
インフレが来ているということ。
輸入物価があがって賃金の上昇につながらない
悪いインフレだと言われていますが、
良くても悪くても
インフレはインフレ。
10年の任期の最終盤で
ようやくインフレ傾向が出てきた
黒田総裁としては
よかったと思われているのかもしれません。


 そこに、賃金上昇が加われば
いうことはありません。
もちろん、中小企業の経営者にとっては
原材料の高騰も
賃金を上げることも
逆風であることは間違いありませんが、
それをなんとか乗り切っていくのが
経営者に求められている力量だと思います。

まずは値上げができるように
自社の体質を変えることと、
そしてそれができれば今度は
賃金のアップに挑戦することが
いまの大事な経営力だと思います。

基本的には、
人手不足の状況は大きく変わっていませんので、
やはり値上げと賃上げができない企業に
明日はないと考えていただいて構わないと思います。


 そして、日本企業がそれをクリアしていくと
日本株の上昇が
現実味を帯びてくるのではないかと思います。
最近、アメリカのハイテク株の下落が
目立つようになってきました。
いろいろな材料は言われるのですが、
見ていると
マーケットは下げるための材料を
一生懸命探しているように感じます。

元々、上げていなかったから
ということも言えるのですが、
それに比べると
日本株は比較的
踏ん張っているように思えます。
外国人投資家から見れば、
ドルベースで見ると
同様の下げ方をしているのかもしれませんが、
日本人が日本円で投資している分には
痛手は少ないというのが実情です。


 また、アメリカの国債などの
海外の金融商品も
かなり値段を下げていますが、
為替を考えると
日本人投資家にとっては
それほどの負けではないかもしれませんし、
もしかしたら円ベースで見れば
勝っているのではないでしょ勝って

ものごとには二面性がありますし、
相場の予測はしない方がいいのですが、
もしかしたら日本株の相対的な復活も
あり得るのではないかと
ちょっと楽しみにしています。


錦帯橋の戦い


 先日、久しぶりに
山口県岩国市にある
錦帯橋(きんたいきょう)に行ってきました。
観光することが主目的ではなかったのですが、
広島に行くプライベートの用事ができ、
行きは大阪出張の折に
新幹線で出かけたのですが、
帰りは飛行機のマイレージを使って
帰ってこようと思ったのです。
ただ、帰りのスケジュールが
なかなか確定しなかったので、
予約を取りに行った時には
広島空港からの午後便のマイレージ枠は
すでに満席になってしまっていました。


 飛行機会社としては当然だと思いますが、
最近は飛行機のチケット代が
かなり高くなっている印象です。
コロナ禍の影響をまともに受けている
飛行機会社にとっては正しい戦略ですし、
仕事で使わせてもらうときは
それでも仕方がないのですが、
個人的な支出になりますし
ケチな性格はどうしようもなく
困ってしまいました。

そこで思い出したのは、
広島市内からの距離ならば
山口県の岩国空港の方が
近いかもしれないということに気がつき、
こちらを調べてみると
まだ午後便でも
マイレージの使用が可能だったのです。


 おかげさまで、
岩国空港を生まれて初めて使わせていただきました。
コロナ禍の影響もあるのかもしれませんが、
東京便が1日に数便と
沖縄便が1便だけある
商用空港としては小さな空港ですが、
自衛隊の基地もあるそうですが
米軍基地としての使用が主目的の空港で、
写真や動画を撮ってはいけない
という放送が何度も流されていました。

それほどの緊張感は感じられませんでしたが、
空港近くの中古車販売店の
価格表示がドル表示なっていて、
基地の町であることを感じさせてくれました。


 広島の知り合いが空港まで
車で送ってくださることになり、
考えていたよりも
時間に余裕ができたので、
久しぶりの錦帯橋観光に
出かけることができたというわけです。

その前日は広島県北部にある、
とても神秘的な
神社に連れていってもらいました。
名前を紹介させていただくのは控えておきますが、
4月半ばを過ぎていたにも関わらず
桜がまだきれいに咲いていて、
とても有り難いことだと感謝したばかりです。

思わず、2日間続けての観光になったわけですが、
まだまだ本格的な人出には
ほど遠かったのですが、
さすがのコロナ禍もそろそろ終了で、
久しぶりに観光に出かけたことを
書くのもありかなと感じています。


 気分は自粛ムードだったので
写真は撮っていないのですが、
経済的に成熟してきた
日本のような国にとっては、
観光は大きな産業になるので、
気をつける必要はまだまだあるかもしれませんが、
人出が多くなるのはいいことなのだと思っています。

そして、錦帯橋に行こうと思った大きな理由が
広島の友人が錦帯橋で
武蔵と小次郎の戦いが勃発していることを
教えてくれたからです。
錦帯橋の橋のたもとに
「むさし」と「佐々木屋小次郎商店」という
ふたつのソフトクリーム店があり、
そこが変わり種ソフトクリームで
仁義なき戦いを繰り広げているというのです。


 宮本武蔵と佐々木小次郎が
戦ったと言われている
同じ山口県下関市にある巌流島には
大分前に短時間ですが、
行ったことがあります。
父は宮本武蔵の五輪書が大好きだったようです。
『人生五輪書』(1983年、PHP研究所)
という著書もあるぐらいです。

私はちょっと勉強しようと
思ったことは何度もあるのですが、
どうも興味が持てずにいました。
でも、まさか錦帯橋で
二人の戦いが再現しているとは知りませんでした。
ネットを検索してみると、
両店に資本関係はないようですが、
そのおかげで周辺のお店も
ソフトクリームを販売していて、
錦帯橋への観光客の集客の
大きな要素になっているようです。


 新しいソフトクリームの
種類を開発するのは
「むさし」が先行しているようで、
190種類のバリエーションの中から、
私は納豆ソフトをいただきました。
恐いもの見たさの
おっかなびっくりだったのですが、
別にそれほど酷い味というわけではなく、
普通に美味しくいただけました。
かかっているクリームのようなものが
少し納豆の味がするのと
本当に小粒ではありましたが、
納豆のかけらのようなものも
入っているような気がしましたので、
看板に偽りなく
納豆ソフトでした。
後で、ネットで検索してみると
「佐々木屋小次郎商店」の方は、
味で勝負しているようです。


 競争の時代は終わって
共生の時代に入ったと
父はよく言っていました。
確かに、そんな時代が
間違いなくやってくるのだとは思いますが、
こんな楽しい競争は
まだまだありなのかなと思っています。

最近の私の意見は、
本当のミロクの世が来るのは
40年後ぐらいになるのではないかと思っています。
私は多分死んでいますが、
それだけ時間をかける方が、
大難ではなく小難か、
もしくはというか
できれば無難ぐらいで済ませられないかなと
思うようになったのです。
ただ、実際の戦争ではなく、
ソフトクリームの戦いぐらいで済ませられるような
叡智をぜひ考えたいものだと思います。

投資の危険性


 地方に行くと
投資に関するご相談を受けることが
多くなってきました。
マクロに見ると
とてもいいことだと思います。

日本は25年ぐらい
デフレの時代でした。
物価が上がらず、
だから給料も上がらない。
統計的に見ると
成長がないということになるので、
他の国と比べると
日本はドンドン貧しくなってきました。
しかし、生活実感としては、
苦しい生活を強いられた方も
たくさんいらっしゃる一方、
安定的な収入が確保できる環境にいた方は、
給料も上がらない代わりに
物価も下がってくるので
そんなに困ったとは
感じなかったのではないでしょうか。


 この時代の最高の投資戦略は
何もしないことでした。
意識していたのではなく
結果論だと思いますが、
父は2002年に
「断末魔の資本主義」(徳間書店)
という本を出して、
この時代の投資戦略の基盤を
提供したのかもしれません。

資本主義は早晩潰れる。
その過程において
経済は大混乱に陥る。
だから、投資はしてはいけないし、
もし株式などの
投資商品を持っているのなら
一刻も早く処分して
安全な資産に変えなければいけない。

こういう父の考え方に
共感していただいたのが、
副島隆彦先生であり
朝倉慶先生でした。
父は金融経済の専門家ではありませんでしたが、
元々この分野にいらっしゃった
超プロのお二人を中心に
悲観論で経済や相場を論じる本が
よく売れた時代でした。


 実際に、リーマンショックや
民主党政権の政策が
相場とはあまりマッチしなかったこともあり、
株価もトレンドで見れば
2012年頃までは
ドンドン下がっていきました。
だから、この時代は
投資などを考えるのは論外で
現金を持っているのが
一番正しい投資戦略でした。

政府や金融当局が
信用できないという意味では
副島先生などはかなり過激で、
金庫を買って
金(ゴールド)の現物や
現金(キャッシュ)を
自宅に置いておいた方がいい
というご意見でした。
そこまではできない方でも、
業績が良くて安全な銀行か郵便局に
預貯金をしておくのが正解だったのです。


 しかし、2012年に
自民党政権である安倍内閣ができて、
黒田日銀総裁が金融緩和政策を始められてから、
まだ相場限定ですが
トレンドが明らかに変わりました。

マクロに見ると
日経平均で1万円以下になっていたものが
3万円を超えるところまで回復したのです。
単純に考えると、
この10年間に株式投資をしていた方は
平均3倍に資産を増やしたことになります。

その背景には、
金融緩和がドンドン進むのに
企業も個人も
お金を設備投資や消費に回さないので、
銀行にお金が貯まり
いわゆる金余り現象が起こりました。
行き先のなくなったマネーが
株式相場に流れ込んだことが原因でした。


 そして、朝倉先生などは
悲観論の論調は変わらないのですが、
その頃から
株式投資をすすめるようになってきました。
そして、25年間
デフレに悩まされてきた日本経済にも
いよいよインフレの波が
来ようとしているようにも感じられるような
経済環境になってきました。
だから、この時代に投資をすることは
マクロに考えると
とてもいいことだと思います。 

ただ、10年前と違い
投資の環境は
決して簡単ではありません。
3万円を超えた日経平均は
足下では調整局面に入っていて
26,000円台を弱気で推移していますし、
一旦は25,000円の水準すら切りました。

一旦切ったということは、
これからの相場は
下を見始めたと考えることもできるので、
さらに下げていく
可能性があるということです。
そして、もっと厄介なのは、
25年前と違い
インフレ傾向にあると考えなければいけないので
預貯金を含む現金も
安全資産とは言えないということです。


 朝倉先生のおっしゃるように、
日本の財政赤字の水準は
世界的に見ても
圧倒的に悪化しているという
厳然たる事実があります。
個人金融資産や対外資産が
それをカバーしていたのですが、
ここに来て
悪い円安により
貿易収支が巨額な赤字になるだけではなく、
対外資産が生み出す利益を考慮した
経常収支で見ても
赤字基調が続いていくことが
懸念されるようになってきました。
そうなると、
財政赤字の修正が迫られるようになり、
日本が世界で断トツな
不況に陥る可能性や、
最悪の事態を考えると
ハイパーインフレすら起こり得ると
考えなければいけないからです。


 ただ、皆さんのご相談を聞いていると
かなり危険な投資というか、
言葉を選ばずにはっきり言うと、
詐欺話としか思えないような
投資をされてしまっているケースが
とても多くなっているように感じます。
投資は自己責任なので、
自分が理解できないものをやってはいけません。

そして、金融に関しては
性悪説で他人の言うことを
基本的には信用してはいけない
ということが鉄則です。
だから、
騙されないように勉強してください。

そういう意味で、
一番おすすめは
上から目線ではなく、
ご自分の苦労を基にした
堅実な投資の勉強会を開いておられる
土井広文さんの勉強会です。

ここで学ばれて
理解できたものにだけ
投資をされるのをおすすめしますし、
25年前の父ではありませんが、
自分が理解できていない
金融商品に手を出してしまった方は、
傷が浅い内に
即刻処分されることをおすすめします。

 

天使と魔法使いの文通


 先週、寒いと書いたら
今度は夏日になって
気象庁は熱中症に警戒するように呼びかけています。
時代だけではなく気候も激変期で、
私たちは色々と文句を言いますが、
それでもしっかりと
毎日楽しく暮らしていくのが
現実なのかなと思ったりしています。

おかげさまで、
原稿を書くという仕事が
次から次へとやってきますので、
そのための勉強に
毎日楽しい時間を使わせていただいています。
一部の識者の中には、
本は嘘ばっかり書いてあるので、
論文は読むけど本は読まない
という人もいます。
私の場合は、
コロナ禍で出かけられなかったことも
あるのかもしれませんが、
いまの原稿のネタは
ほとんど読書で作らせていただいています。


父の本を読んでいると、
父でも何百冊と出した本の中で
満足のいくものは十冊程度だ
と書いていました
(「本音で生きよう」
(2010年、ビジネス社))。
学者が書かれる論文は
変なものを出してしまうと、
研究者としてのキャリアが
台無しになってしまう
緊張感があるのかもしれません。

それでも知り合いの学者の先生に言わせると、
大半がどうでもいい
くだらない論文だと言っていました。


一方で、
新型コロナウイルスや
ワクチンに関する論文を読み漁っていて、
とても参考になる意見を
教えてくれる友人もいます。
確かに、その意見を聞いていると、
ワクチンに関する本を読んでも
混乱するだけなので、
「論文を読むといい」
という考え方には
一理あると思います。


私も自分の本で
満足できるものはあまりありませんが、
書いてみてわかったことは、
本を書くということは
とても大変だということです。
数冊しか本を出さない方に関しては、
それこそ人生が凝縮されたものを
文字にまとめることになりますし、
父のように
何百冊も本を書かれる方にとっても、
その時その時の全てを注ぎ込まないと
1冊の本はできません。

しかも、その力は著者だけではなく、
編集者や出版社など
多くの関係者の力が
一体となって結集しています。
だから、たった2千円弱の値段は
その価値を考えると
本当に安いと思います。

だから少し前までは、
できるだけ本は
定価で売っている書店で買っていましたが、
最近はほとんど
通販で買うようになってしまいました。
それも、大半が電子書籍です。
申しわけないと思いますが、
便利さと
私のように仕事の資料として使う場合は、
思い立ったらその場ですぐに手に入る電子書籍は
本当にありがたい存在なので
お許し願いたいと思います。
それに、そんなことやコロナ禍で
外出できない時間が長かったこと等から
出版業界の景気がいい
という話しも聞くようになりました。
想像力を膨らませることができれば、
本から得られるものは
本当に貴重でありがたいものだと感じています。


神さまだと思っている
山元加津子さん(かっこちゃん)から
赤塚高仁さんとの共著
『魔法の文通』(モナ森出版)を
ご贈呈いただきました。
かっこちゃんの存在は、
本当にこんなに純粋に
この難しい世の中を生きている人が
実在しているのだという意味で
いつも奇跡だと思っています。
そして、そんな神さまから
時々お電話をいただいたり、
講演会でご一緒させていただいたりするようになり、
感激していますが
かなり緊張もしています。

そんな神さまが
私の人間道の師匠だと
普段から尊敬している
赤塚高仁さんと共著を出されたのは、
奇跡が二乗になったような
あり得ないことだと思います。

当たり前ですが、
本当にいい本です。
赤塚師匠はなかなか厳しい人で、
いくら注意されても
理屈から離れられない私は、
いま破門状態で遠ざけられているのですが、
お書きになるものを読ませていただいて
本当にすごいなといつも感嘆しています。

苦労をし尽くしてきた人にしか書けない
魂をえぐるような叫びを、
あんなに上手く表現できる才能は
本当に驚きです。

神さまと師匠の共著は、
神さまが師匠の良さを見事に引き出していて
あり得ないぐらいのレベルに達しています。
多分、その良さがわかる人が
あまりいないのではないかなと
心配してしまうぐらいのレベルです。

赤塚さんは、
自分が講演で話したことが
まったく伝わらないことに
絶望していることを
かっこちゃんとの文通の中で
吐露しているのですが、
神さまかっこちゃんは
読んだ(聞いた)人の受け取ったままで
それでいいと慰めています。
この精妙なやり取りは
本当にすごいとしか言いようがないと思います。

読む人によって、
本当に何通りにも読めますので、
ぜひお手にとっていただきたいと思います。

かっこちゃんが魔法使いの役割で
この本に登場されていることはすぐに分かったのですが、
赤塚さんが何を演じているのかが
なかなか分かりませんでした。
もちろん、私の勝手な思い込みで
また赤塚さんに怒られてしまう原因を作ってしまいますが、
コロナウイルスのことを
(厳しい)天使だ
と見抜いた赤塚さんも、
時には世界を滅ぼしてしまうことがあるような力を持った
(ちょっと)恐い天使なのかなと思いました。

私にとっては、
天使と魔法使いの文通を
本にしたものに思えてきました。
皆さんも、それぞれの想像力を膨らまして、
奇跡(の二乗)の対談本を
お楽しみいただければと思います。


「自然の摂理」に従おう


 関東地方は4月に入ったというのに
季節外れの寒さに震えています。
コロナ禍でもあり、
風邪をひきたくないので
私は厚着で出かけていますが、
若いサラリーマンの人は
コートも着ずに電車に乗っているので
すごいなあと思います。

そう言えば、
私も若い頃は伊達の薄着で
なるべくコートを着ないでいようと
していたことを思い出します。
それに、最近は
下着などでの防寒が
昔に比べれば
簡単にできるようになっているので、
そんなことも
若い人が格好いい姿で
過ごせている要因かもしれません。
どちらにしても、
おじさんは時代についていくのは大変です。 


 私は格好のことを
ほとんど気にしたことがないのですが、
最近はそんな生き方(?)に
逆風が吹いています。
大学生の頃から通っていた床屋さんが、
地上げされて閉店しました。
最盛期には若い人も雇っていましたが、
最後は私よりも少し年輩のご夫婦だけで
切り盛りしていました。

お子さんもいないので、
夫婦二人が老後を暮していくには
十分な立ち退き代も入ったのだろうと思いますので、
基本的にはハッピーなのだろうと思います。

ただ、新しい床屋さんを見つけるのは面倒くさいし、
元来のケチな性格も出て、
ほとんど1,200円の
チェーン店のお世話になっていました。


 ところが、
最近仕事を手伝ってくれるようになった
息子からダメ出しがありました。
別に高級散髪屋に行けとは言わないが、
単価で4,000円ぐらいの店には行った方がいいと
強く勧められました。

また、友人の
株式会社ヒューマンフォーラム会長の
出路雅明さんも、
「勝っちゃんの格好を何とかせんといかん。
黙って俺のいうブランドの服を着ろ」
と言ってくれて
先日京都でブランド店の買い物に付き合ってくれました。
京都で買っても困ると何とか逃げたのですが、
次に東京で会った時に、
出路さんが一番おすすめの
有名ブランドの本店で買うことを
約束させられました。


 出路さんからは
髪の毛を剃ってしまって
毎日自分でケアしたら格好よくなる
というアドバイスをもらったのですが、
正直そんなに面倒なことは
とてもできそうにありません。
何とか服を買うのを逃げ切った後、
一緒に出路さんも初めて入るという
お寿司屋さんに行きました。
腕のいい若い大将だったのですが、
この人ヒューマンフォーラムの会長さんと紹介すると、
高校生の頃はいつも
スピンズで買い物をしていたと話してくれました。


 何が「自然の摂理」か、
は難しいところですが、
時流を考えると
多少は身だしなみを整えることも
大事なことなのかもしれません。

そう言えば、
父は結構おしゃれでした。
父がコンサルタントを始めた頃の
日本の主要産業はアパレル業だったので
必然的にファッションの知識は必須でした。

実は、父の処女作は
1969年に出版された
「繊維業界革命」(ビジネス社)でしたし、
確か3作目は
「ファッション経営戦略」
(1970年、ビジネス社)です。
父は、「自然の摂理」にあったものか、
時流に適応したものでなければ上手くいかないと
よく言っていましたが、
そのバランスを取るのが
一番大事なのだろうと思います。


 父の代表作のひとつに
『「自然の摂理」に従おう』
(1996年、風雲舎)があります。
風雲舎の山平松生社長とは
私も親しくしていただいていて、
最近では例えば、
青木秀夫著
『「バイオサンビーム」で病気が治った』や
新谷直恵著
『落ちる! そこから第二の人生が始まった』等の
名作を出版し続けています。


 『「自然の摂理」に従おう』は、
父が書き下ろしたのでなく
上記の新谷さんが
父の話や講演をお聞きいただき、
それをまとめたものなのです。
あとがきを読むと
本人はそれほど気にいっていたようには
感じられませんが、
30年近く経ったいま読み返しても
ほとんど訂正の必要がない
完全な舩井本になっていると思います。

父の意向で、本の最後に
同年に東京のビッグサイトで行われた
「フナイ・オープン・ワールド」の
父の講演を再現したものが掲載されています。

実は、この時の「オープン・ワールド」が
一番集客できたもので、
収益的にもかなりの利益を出すことができました。


 面白いのは、
翌年に東京フォーラムで開催した
「フナイ・オープン・ワールド」は
収益的には大赤字になり、
最も失敗したものでした。
しかし、多くの人に感銘を与えたのは
この時のものだったようです。
調べてみると
父が亡くなった2014年に
こんな記事を書いています。
多くの人にご来場いただいて
編集者とのいい出会いで代表作になったものも、
事業としては失敗だったかもしれませんが、
多くの人に影響をあたえさせていただいたものも
どちらも大事な「自然の摂理」を
考えさせられたという意味では
貴重なものだったようです。


 調べてみると
父の本も電子書籍の形で
かなり復活してきているようです。
中には、アマゾンの読み放題サービスに加入していると
無料で読めるものもあるようなので、
自宅や会社にある単行本も含めて
毎日少しずつ
読み直していこうと思っています。

種の起源


 まん延防止等重点措置が解除されて、
各地の人出が戻ってきているようです。
ただ、いま乗せてもらっている新幹線は
かなり空いています。
春休みの影響で
子ども連れの姿が多く見かけられますが、
最近は子どもを見ていると
日本の将来が安心になりますし、
歳を取って丸くなったのか
騒いでいる子どもを見ても、
まったく気にならなくなりました。

もうすぐ新幹線の車窓から
田植えを待つばかりの水田の風景が
楽しめるようになります。
私が一番日本を感じられる
大好きな風景ですが、
さすがにまだ少し早いようです。


 ただ、先日、
高知に行く機会がありました。
こちらはもうすでに
田植えの準備が始まっていました。
いまはお米が余っているので
二期作はやりませんが、
高知の気候なら十分可能なのでしょう。
食料危機を心配しなければいけないような
状況になりつつあるような気もしますが、
ちょっと工夫すれば
しばらくはしのげる方法を思いつくのかもしれません。

高知では、きれいな海が眼下に見える
きれいなホテルに泊めていただいたのですが、
朝日を存分に楽しませていただきました。
観光地としてはロマンチックな
サンセットビューの方が好まれるそうですが、
私ぐらいの年齢になると
朝日の方がはるかに気持ちよく感じます。


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 Kan.さんのワークプログラムの折に
「朝日を喰らう」という話しがありました。
日の出を楽しみながら
「浩然乃氣」(今回のプログラムのテーマでした)を
たっぷりと吸収させていただきました。
これから、春から夏になっていくいい季節ですし、
このままコロナ禍が収まっていてくれれば、
日本中を旅しながら
日本人に生まれたことのありがたさを
かみしめていきたいと思います。


 アフターコロナの事を
よく考えるようになりました。
新型コロナウイルスは
私たち人類にとって敵ではなく、
これからの環境の激変に対応するための
進化を促してくれたものではないかと思います。
そして、そんなことから
進化論のことを考えるようになりました。

参考にしたのは、
日本を代表する生物学者で
霊長類学の祖でもある
故・今西錦司先生の
「生物の世界」(講談社文庫)。
今西先生と言えば、
棲み分け理論ですが
1970年代の日本では
ダーウィンの進化論は間違っていて、
日本的な今西進化論が正しいのだ
という論調が支配的だったようです。


 
(引用開始)

 ところが第二の衝撃は、
大学の一般教養での生物学の最初の授業で訪れた、
高名な教授から、
「ダーウィンの『種の起源』を読む必要はない。
あそこに書いているのは嘘ばかりだから」
と聞かされたのだ。
ぼくが大学に入学した一九七〇年代前半は、
今西錦司の思想、
いわゆる今西進化論が大流行で、
彼の言説に乗って反ダーウィンを唱えることが
一種のファッションでもあった。
生物学者だけでなく高名な文化人までもが、
ダーウィン進化論、
ダーウィニズムは弱肉強食、
優勝劣敗の西洋思想であり、
平和共存を尊ぶ日本の文化には
なじまないと公言していた時代である。


出典:チャールズ・ダーウィン著
 渡辺正隆訳「種の起源」
(光文社古典新訳文庫)
訳者あとがき より


(引用終了)

 どうも最近の私は半世紀遅れて、
当時の日本の論壇の雰囲気に
染まってしまっていたようです。
気がつけたのは
ダーウィンの進化論を批判するからには
「種の起源」を読まなければいけないと
思い至ったからです。

ただ、昔の本は難しいので
読めないだろうなと予想したのですが、
買うだけでも買おうと思ったというわけです。
でも幸い、読みやすい新訳が出ていて、
熟読して内容を理解できたわけではありませんが、
なんとか読了することができました。


 進化論と言えば
自然淘汰と突然変異ですが、
ダーウィンは突然変異を主張していなかった
という基本的なことに
始めて気がつきました。
これぐらいの知識で
生意気に進化論を語っていたことの恥ずかしさを
いま十分感じています。
やっぱり原本に帰ることは大切ですね。

そして、もう一つ気がついたのは、
やっぱりダーウィンの進化論の上に
今西進化論があるということです。
今西先生は
ダーウィンを批判していたというよりも、
その後の突然変異の考え方も含めた
西洋の進化論だけではない
ということをおっしゃっていたのかもしれません。


 私には、自然を観察しながら
進化論を考えるような思考には至るのは
難しい気がしますが、
新しいことを学ぶと
ますます何も知らないことがわかってきます。
少しずつ新しい世界が開けていくことを、
謙虚さを忘れないようにして
これからも楽しんでいきたいと思っています。

「種の起源」、おもしろかったですよ。
ぜひ、お読みいただければと思います。

太古インド健康法からみたコロナ対策


 この3連休はどこもすごい人出でした。
3月20日の日曜日は
Kan.さんのパシフィコ横浜での
ワークプログラムだったのですが、
会場周辺のみなとみらいは
休日を楽しむ多くの人出で
にぎわっていました。

また、春分の日に
都内のショッピングモールに
出かける用事があったのですが、
開店前からすごい行列ができていました。
予約が取れない人気レストランに
入るためのものだったようですが、
まん延防止等重点措置が解除されることもあり
街には賑わいが戻ってきているようです。


 ただ、比較的軽症者や無自覚の方が多く、
感染者数もはっきりと減少傾向が出ているとはいえ、
全国で毎日数万人規模の
新規感染者が確認されている状態なので、
それぞれ個人の責任で
できる対策はこれからも
続けていく必要があると思います。

欧米の方は、
そもそも自己責任で
ものごとに対処することに
文化的に慣れているので、
感染者数が高止まりであっても
個人の自由は認められてきた背景があります。

でも、日本は横並び意識が高い文化なので
意識を少し変えて、
まん防が解除されたからといって
個人は引き続き
責任を以って行動することが
求められていることは
忘れない方がいいと思います。


 そんな中で、
にんげんクラブ会報誌の
4月号から新規連載が始まった
アムリットの小沢泰久代表による
『アーユルヴェーダは
宇宙のリズムにあった
シンプルライフ』の第1回
「新型コロナと飲酒と
アーユルヴェーダ(太古インド健康法)」は
とても読み応えがあるいい記事でした。

会員の方は、
ぜひお読みいただきたいと思いますし、
会員でない方は
この機会にぜひ
ご入会をご検討いただければと思います。

会員になっていただくと
毎月会報誌を送らせていただきます。
また、にんげんクラブが主宰するイベントに
会員料金でご参加いただけますし、
もちろんセミナー情報等が
毎月送られてくるので
見逃すことがなくなります。


 会報誌は
「びっくり現象インタビュー」や
4月号で連載が59回目になっている
「Kan.さんに訊く。」
小沢代表による新連載に加えて
高島康司先生の
「コルマンインデックスと私達の未来」と
内容も盛りだくさんで、
優しいテイストを基本としながらも
考え込まされるような記事もあり、
本質的な情報から未来予言、
それに健康法に至るまで
舩井幸雄の世界に興味があった方や、
舩井幸雄は知らなくても
世の中の変革をリードしていかなくてはと
感じている皆さまにとって
大事な情報が満載になっています。


 小沢代表は
名古屋大学で工学博士を取得されている
完全に理系型の秀才だったのですが、
いまは亡き奥様である孝香さまとの出会いから
すっかりインド伝承健康法である
アーユルヴェーダの魅力に取りつかれました。

私も昔、
奥様がご存命の頃に
ご夫妻にインタビューさせていただいたことがあるのですが、
こんなお互いを愛し合っているご夫婦が
本当に存在するということに
驚いたことがあります。

奥様が
「いまの彼が一番好き、
毎日毎日どんどん好きになっていく」
とおっしゃっていたことが
とても印象に残っています。


 そして、お二人で
理想的な生活を究めていかれていました。
私は一度
ご自宅に泊めていただいたことがあるのですが、
私にはお酒も出してくださって
決して自分たちの考えを
押し付けるのではないのですが、
コロナ禍の経験をしたいまなら
素直に小沢社長がおっしゃっていること
(例えば、
飲酒はできるだけ避けた方がいいということ)
が理解できるような気がします。

また、太古インド占星学である
ジョーティシュのチャートを作って
解説していただいたこともあります。
舩井幸雄は
工学博士である小沢社長が
読み解くジョーティシュを
大変高く評価させていただいて、
勉強会の講師などをよくお願いしていました。


 本当は
会員になっていただきたいところではありますが、
サービスで
小沢社長があげていらっしゃる
新型コロナ対策を転記させていただきます。


対策1:
新型コロナ対策としては昼食後や夕食後、
10分から30分くらいの散歩。
あるいは早歩きがおすすめです。

対策2:
会食での飲酒は極力控えましょう。

対策3:
飲酒するなら
途中で白湯をすすりましょう。

対策4:
食事中は冷たい水の代わりに
白湯をすすりましょう。

対策5:
舌を掃除しよう

対策6:
帰宅後は早めに
洗顔、手洗い、うがい、鼻うがい、
そしてシャワーか入浴

対策7:
出来立ての食事を
よく噛んでいただきましょう。

対策8:
食事前のリラックスタイムは
飲酒の習慣から離脱する第1歩


 それぞれの解説も
理に適っていて
とても読み応えがあります。

ひとつだけ例をあげると、
私が実践しているのは
舌のお掃除です。
私もアムリットさんでいただいた
タンズスクレーパー
(舌苔を取るための専用器具)で
毎朝舌の上をきれいにしています。
これだけでも
かなりスッキリして
とても快適に過ごせています。

アムリットさんのホームページ
アクセスしていただいて
健康生活を始められてはいかがでしょうか。

大予言


 ウクライナの紛争は、
この原稿を書かせていただいている
月曜日(3月14日)時点では、
膠着状態を迎えています。
すぐに占領が終了するだろうと
予想していたロシア側は
予想以上のウクライナの抵抗に
びっくりしているのかもしれませんし、
欧米がここまで強い結束で
制裁を強化してくることも
予想以上だったのかもしれません。

ただ、双方とも
さすがにそろそろ落としどころを探る動きが
出てくる頃なのではないかとも思います。
開戦前にバイデン大統領は
軍事介入しないと宣言してしまっているので、
欧米側もできることは限られていますし、
ロシアにしても
落としどころが見つかるのなら
停戦はやぶさかではないと思います。


 米露に英仏を加えた
核保有国同士の戦いは
人類を破滅に追いやります。
バイデン大統領がおっかなびっくりなのは、
これが原因です。

逆に、ここで一方的に
ロシア側に有利にことが運んでしまうと
二度とロシアの暴走を
止めることができなくなります。
互いに相手のメンツを立てながらも
如何に実利を得るかというところが焦点になります。

実際に、今回は
ヨーロッパへのロシアからの
エネルギーの供給が止まったらどうなるかとか、
欧米の金融制裁はどこまで有効かとか、
欧米とロシアが対立した時に
中国はどのような行動を取るかなど、
いろいろなシミュレーションができたと思えば
それぞれ得がたい経験をしたと
考えているのかもしれません。


 もう少し、深読みすると
アメリカが最も対立を懸念しなければいけないのは
ロシアではなく中国なのかもしれません。
じっと様子を見守っている中国を含めて
三者三様でいろいろな探りを入れあっている段階に
すでに入っていると考えると
上記のようにそろそろ停戦は近いのではないか
という見方もできるのかもしれないのです。

ロシアにとってはもちろん
経済制裁の痛手は大きなものがありますが、
今回は8年前のクリミア侵攻の時と違い、
十分に準備をしていたという話しもあるそうです。
例えば、外貨準備として
金(ゴールド)の保有量を
桁違いに増やしていたようです。


 世界経済にとっても
ロシアをシステムから追い出しても
最も困るのはエネルギー分野ぐらいです。
環境問題をとても優先している
バイデン政権だから未だに本格化しませんが、
シェールガスなら
アメリカはその気になれば
いくらでも増産できるのだと思います。
そこまで話題が上ってこないということは
実はまだ余裕があるし、
いまぐらいの原油高やインフレ状態は
もしかしたら
世の中をコントロールしたいと
思っている人たちにとっては
ウエルカムな状態なのかもしれません。

それに比べて
中国を経済システムから排除すれば、
ものすごく大きな痛みが伴います。
今回はそのための前哨戦ぐらいに考えておいて
いいのではと個人的には思っています。


 ちょっと視点を変えると、
3年目に突入しているコロナ禍や
今回のウクライナ侵攻で
世界は確実に
冷戦後30年間続いた
安定した仕組みが崩壊し、
新たな国際秩序を
模索し始めた段階にあるのかもしれません。

私たちは
よほど自ら
危険な環境に飛び込んで行かない限り、
基本的な安全は守られているということを
当たり前だと思って
暮らしてくることができました。

しかし、
ちょっと長い歴史を振り返ってみると、
こんなに恵まれた状態で
人類が生きていける状態は
本当に珍しいめったにない状態だ
ということにすぐに気がつくと思います。
そして、
上記の平和は思い込みに過ぎず、
私たちはまだまだ
危険と隣り合わせの
油断のできない社会に
実はまだいるのかもしれないのです。


 それで思い出したのが、
1973年に出版された
五島勉著
「ノストラダムスの大予言」
(祥伝社)です。
1999年7月に
恐怖の大王が空から降りてくるという内容で、
公害問題などの出現で
社会の先行きを不安視する世相に乗って
あっという間に100万部以上の
ミリオンセラーになったそうです。
私はまだ小学生だったので
読んだわけではありませんが、
父が大好きで
時々この話題を話してくれたことを
妙によく覚えています。
それで、調べてみると
2014年に電子版が出版されていて、
著者が
1999年に何も起こらなかったことの理由などを含めた
まえがきやあとがきを加えた形で
出されているのを見つけました。


 早速、購入して読んでみたのですが、
なかなか面白いと思いました。
父は人類の意識が変わらない限り、
ここで書かれているような予言が
実現してしまうと考えたのだと思います。
そのために
父なりの啓もう活動を
続けて行ったのだと思います。
父と同じような思いを持った人たちの活動のおかげで
予言の年より20年以上
平穏無事な時代が続いてきたのですが、
いよいよ変革の時代が
始まってしまったのかもしれません。

今回も何とか乗り越えられるように、
私たちはしっかりと意識の変革を進めていって、
大難を小難にしていきたいものだと思います。


調停役はイスラエル



(引用開始)

 ゼエブ・エリケンって誰?
 プーチンと十年以上の親交のイスラエル大臣
 なぜイスラエルが
ロシアvsウクライナの
調停役として重視され始めたのか?

**********************

 ベネット(イスラエル首相)は、
5日に特別機でテルアビブを出発し、
トルコ上空を経由してモスクワへ着いた。
ただちにクレムリンで
プーチン大統領と三時間におよぶ会談を行い、
直前ならびに会談後の二回、
ゼレンスキー大統領と電話をしている。

また出発前に
ドイツ、仏蘭西首脳とも電話会談をこなし、
同日中にモスクワを離れてドイツへ向かった。
ベルリンでシュルツ首相と会談するためである。

 イスラエルに旅行した
経験のある人は承知のことだが、
ユダヤ人社会では土曜日は完全に休日である。
原理主義は車も動かしてはならない。
官庁街は火の消えたように静かになる。
その土曜の早朝に、
ベネット首相はエリケン大臣を伴って
静かに出国した。

 ここへ来て、
プーチンが仲介役に
イスラエルを選んだのは何故か?

 キーパーソンは
イスラエルの国会議員で建設大臣を兼ねる
ゼエブ・エリケンである。
エリケンはウクライナのハリコフに生まれ、
ハイコフ大学卒業。
ウクライナ語、ヘブライ語はもちろんだが、
流暢なロシア語を駆使する。
当時、ウクライナはソ連の一員だった。

 ネタニヤフ前首相の
プーチンとの会談にも必ず同席し、
通訳をこなしたため、
プーチンとは顔見知りでもある。
昨秋にもソチでプーチンと会談している。

 エリケンはイスラエルに帰還後、
政治家を目指して国会議員に当選した。
当初、リクードに所属して
幾つかの大臣をこなし、
与党の重鎮だった。
しかし前の選挙では
シャス、新希望の党へと移り、
現在は新希望党主を兼ねる。
エリケンは最大野党
「リクード」との合併に動いており、
ネタニヤフ不在の与党で合併後、
次期首相を狙うとされる。

 エリケンはクネセト(イスラエル国会)では
外交委員会を率いてきた。
ロシアとはイランとの核合意の折衝でも
何度となく会合をもったベテランである。

 マクロン仏大統領は何回か調停役を志願し、
モスクワにも飛んだが、
プーチンは信頼しておらず、
また苦戦が伝わる
五月のフランス大統領選挙を
意識したパフォーマンスが全面に出過ぎて、
廊下鳶におわった。

 フランスでは保守政党がふたつ、
鎬を削りつつ勢力を躍進させており、
決選投票で保守が一本化すれば、
マクロン再選は覚束ないのだ。
 
次にプーチンが信頼を賭けて
和平交渉の仲介役を望んでいるとされるのが
トルコのエルドアン大統領だ。
ところが、エルドアンは
EU諸国から嫌われているため、
調停役にふさわしくないと考えられている。

 そこで白羽の矢が
イスラエルに飛んだのである。
 
 もっともプーチン批判派のモスクワタイムズなどは、
「危険なギャンブルだ」
とシニカルにベネットのモスクワ訪問を評している。

 共通項は何か。
ロシア経済は
ユダヤ人が国外に去ってから
ふるわなくなった。
新興財閥の殆どは
ユダヤ人だった。
ウクライナのゼレンスキー大統領も
ユダヤ人である。

 ウクライナからユダヤ人が去って、
経済繁栄に陰りが差し、
オデッサのユダヤ人街は寂れた。
残留していたユダヤ人も
一万人がモルドバ経由で
イスラエルへ向かった。

 このルートから
中国人、インド人も出国。
とくに中国人3000人が現在まで国外へ出た。

アルジャジーラによれば、
ロシア軍はオデッサ空爆を視野にいれているという。


出典:「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和四年(2022) 3月7日(月曜日)弐
            通巻第7248号 

(引用終了)
 


 いきなり長い引用になって恐縮ですが、
転送自由、引用の場合は出典明記というメルマガなので、
私が余計な解説を書くよりも
読んでいただいた方がわかりやすいと思うので、
そのまま引用させていただきました。

著者は政治評論家で
特に中国問題や日本の歴史にも造詣が深い
宮崎正弘先生。
一度、ザ・フナイで
対談していただいたこともありますが、
旺盛に著者を出し続けている
日本の右派を代表する論客です。


 このメルマガを読むまで
私はまったく知りませんでしたが、
3月5日に
イスラエルのベネット首相がモスクワに行き、
プーチン大統領と
長時間の会談を行ったようです。
また、ウクライナのゼレンスキー大統領とも
電話で会談を繰り返し、
仏独の首脳との情報交換をしているということです。

まったく解決の糸口すら見えなかった
今回の紛争の仲介役が出現したのかもしれません。

おなじメルマガに
欧米側から見るだけではなく、
ロシアの立場に立った見方も必要である
という記事も載せられていて
とても参考になりました。


 私は必ずしも宮崎先生と
立場を同じくするものではありませんが、
世界中を取材して回っている
ジャーナリストとしての体験からくる知見は
テレビに出てくるような専門家とは
まったく違う味があり、
とても参考にさせていただいています。

無料で誰にでもオープンされているメルマガなので、
おもしろいと感じられた方は
購読されてみてはいかがでしょうか。

いまのロシアは昭和12(1937)年に始まり
第二次世界大戦の敗戦まで続いた日中戦争時の
大日本帝国ととてもよく似ているように感じます。


 当時の日本は、
いろいろな考え方がありますが、
日本にとって
何も益にならない戦争に
うまく引きずり込まれて
一方的に悪役にされた側面もあると思っています。

実は和平に至る道は何度かあり、
それが実現していれば
アメリカとの全面戦争は
避けられた可能性があることが
最近の研究
(例えば、波多野澄夫他著
「決定版 日中戦争」(2018年 新潮新書))
でわかってきています。

太平洋戦争も悲惨な戦争でしたが、
今回は核大国であるロシアが当事者だけに
なんとか解決の糸口を見つけて
和平に進むことが
全人類にとって大切であると思います。


 新聞やテレビで大きく報道されないことに
事実が隠れているような気がするので、
有意の人の集合体である
にんげんクラブに関心のある皆さまには、
こういう情報も知っていただければと思います。


EVガラパゴス


 ロシアがウクライナに軍事侵攻しました。
私は軍事侵攻撃をするとは思っていませんでしたので
衝撃でした。
これで、世界が確実に変わったのだなと思いました。

何か、昭和6(1931)年の
満州事件を見ているような気分になりました。
ネットを見ていると、
当時の日本がアメリカから包囲網を築かれて
戦争に走らざるを得ないようになったように、
いまのロシアも
現状を打開するためには
軍事力に訴えるしかなかったのだ
という解説を見せていただきました。

私には真意は分かりませんが、
大正デモクラシーが
昭和恐慌と満州事変によって
吹き飛ばされたように、
冷戦終結後の平和ムードが
コロナ禍と合わせて
一気になくなっていく
きっかけになるのかもしれません。


 不思議なもので
アメリカや日本の株価は
実質的な戦争が始まると
上げています。
株式相場というものは、
「噂で買って、ニュースで売る」
(今回の場合は噂で売って、ニュースで買う)
ものと言われているので
ネガティブな材料が出尽くした
ということなのかもしれません。

短期的には
「良かった」でいいのかもしれませんが、
今回の変化は構造的なものになる可能性が高く、
それこそ歴史に残る事件になるような気がします。

満州事変の際は、
戦費を賄うために
高橋是清大蔵大臣が高橋財政を出動することで
日本が世界でいち早く
世界恐慌を脱した状態になりました。
株価が上がったのは、
そんな連想で金融引き締め策が
ゆっくりしたペースになることが
期待されているのかもしれません。


 ウクライナの支援策としては、
電気自動車の最大手である
アメリカのテスラのCEOである
イーロン・マスク氏が
ウクライナの副首相の
ツイッターでの呼びかけに応えて、
マスク氏が運営している
宇宙開発のスペースX社が展開する
人工衛星を使った高速インターネット通信の端末を
提供することが話題になりました。

少なくとも、冷戦後は
大国が力による領土の変更をしてはいけないという
世界の暗黙の合意を
公然と破った意味は大きく、
決断力と行動が早い
マスク氏ならではの迅速な動きだと
歓迎されています。


 私は電気自動車(EV)に関しては
懐疑派で
いままでポジティブには
受け止めてこなかったのですが、
そんな思い込みを
見直さなければいけないかなと思った出来事があったので、
このマスク氏の快挙を思い出したのです。

その出来事とは、
ザ・フナイでもおなじみの
船瀬俊介先生と偶然にお会いして
1時間足らずの間、
ずっとお話を聞かせてもらったことでした。

先生は近著である
「EVガラパゴス
 周回遅れの日本自動車産業に明日はない」
(ビジネス社)
の話を熱く語っていらっしゃいました。

私はEVネガティブ派だとは
とても言えない雰囲気だったので、
ほとんどお話を
黙って聞かせてもらっていたのですが、
先生はこの本を書くために
2千本以上のユーチューブを見た
とおっしゃっていて、
かなり心が動かされました。


 実は、ビジネス社から
献本をいただいたので
早速読み始めました。
本当にEVに関して
トコトン調べていらっしゃって
さすがに船瀬先生だとびっくりしました。

私はどちらかというと
トヨタは自動車は世界一の会社で、
トヨタのやっている方向に
世界は動いていくのだろうと思っていたので、
そのトヨタが
EV化を邪魔する先頭に立っていて、
それは関連産業も含めれば
自動車業界で働く550万人の雇用を守るためだ
という船瀬先生のご意見には驚きましたが、
納得できるものでもありました。

そんなトヨタも昨年の12月に
一気にEV化を進めるということを
発表したということなので、
この流れは止まらないのだろうと思います。


 船瀬先生らしいと思ったのは、
第二次世界大戦後の世界を牛耳ってきた
ロックフェラー帝国の総帥であった
故・デーヴィッド・ロックフェラー氏が
2017年3月にお亡くなりになったのを機に、
それまで封印されていた
EV化の流れが一気に加速したという分析です。

ロックフェラー帝国は
石油利権の大半を握っていて、
それを使って金本位制ならぬ石油本位制で
アメリカドルが基軸通貨である体制を維持してきました。

イラクのサダム・フセイン大統領がやられたのは、
彼がこの体制に挑戦して
石油の取引通貨を
ユーロにしようとしたからだというのは、
ちょっと陰謀論を齧った人の常識です。


 そして、電気自動車の技術は
実は明治時代末期にはすでにできていて、
当時の皇太子であった大正天皇が
それを送られて所有していたこと等が書かれていて、
ちょっとびっくりしました。

電気自動車は
石油利権を守るために
排除されてきた
という背景にはうなずけるものがあります。

そう言えば、
まだ船井総合研究所が主宰していた頃の
船井オープンワールドの展示会に、
本書で詳しく書かれている
慶応大学教授であった
清水浩先生が開発された
IZA(もしくは後継車種)が
展示されていたことを覚えています。
多分、2000年前後のことだと記憶しているのですが、
父もかなり積極的に紹介していました。


 5年ぐらい前の
船井総研の経営戦略セミナーという
5千人規模の経営者の皆さまがご参加される
名物セミナーの展示会では、
たしかテスラが
何年か続けて出展されていたことを思い出しました。

私と違い、父や船井総研は
とっくにEVの明るい未来を
確信していたのかもしれません。

ぜひ、「EVガラパゴス」を
お読みいただければと思います。
陰謀論的なことに関心がある方にも、
近未来予測に関心がある方にも、
とても参考になると思います。


荒れる相場


 昨年の末から今年にかけて
相場の流れが明らかに変調をきたしています。

直近は地政学リスクと言われているロシアが
いまにもウクライナに攻め入りそうになっていることが
一番大きな要因だと言われています。
そのことも大きな影響を及ぼしていますが、
原油価格の高騰が続いています。
このままで言うと
1バレル当たりの原油価格が
100ドルを突破するのは確実視されていて、
身近なところでは
ガソリンの値段が上がっていくことになります。
まだまだ寒い日が続いていますが、
これからは春になって温かくなってくるので
燃料費の高騰はピークを過ぎるかもしれませんが、
直接のインフレの大きな原因として
危惧されています。


 今年はアメリカの中間選挙の年です。
原油の価格が高騰している時に
政権を取っている政党は
必ず選挙で負けるという鉄則があります。
アメリカは車社会であり、
ガソリンの高騰が
直接庶民の生活に大きなダメージを与えるからですが、
このままいくと
バイデン政権は中間選挙で負けて
議会とのねじれ現象に苦しむことになります。
だから、結構無理をしてでも
原油価格を下げるための政策を
なりふり構わず取ることが考えられます。

一番可能性があるのは、
イランとの関係改善を急速に進めて
イランからの原油の供給を
受けられるようにすることですが、
これにはアメリカの同盟国である
イスラエルやサウジアラビアからの
大きな反発が予想されるので
実施できるかどうか不透明な情勢だと思います。


 世界を動かしている支配者層は
定期的に戦争を起こして
兵器弾薬の在庫一掃を図りたい人もいれば、
原油価格を何が何でも上げたいと思っている人も
いるように感じます。
アメリカの大統領と雖も
コマのひとつに過ぎませんので、
支配者層の意志が優先されていると考えれば
いいのかもしれません。
長い目で見ると、
まだまだアメリカの力は
ロシアや中国よりも総合的には
圧倒的に勝っていると思っていますので、
いろいろありますが
今回の相場の下げは
一端どこかで止まるのだと思っています。


 原油相場を上げたい人がいるように、
株価の上げで潤っている支配者層も確実にいるので、
彼らにとっても調整は大歓迎だと思いますが、
まだ大恐慌を起こして
せっかくトランプ前大統領が積み上げた
相場をつぶしてしまう段階では
ないのではないかと感じています。

アメリカの株価はダウジョーンズで3万円割れ、
ナスダックはもっときつい下げをするかもしれませんが、
年内にも再び最高値をうかがうような
勢いになるのではないかと
自信はあまりありませんが、
いまのところは考えています。
また、元々それほど上げていない日本株は
それよりも傷は浅く済むのでないかとも考えています。


 わかりやすいなと思うのは、
予想が難しかったトランプ前大統領と違って
バイデン大統領は支配者層の言いなりで
政権運営をしているなということです。

本当は石油の戦略的な価値は
昔ほどなくなってきているので
原油価格の高騰の演出も、
ましてや地政学的なリスクを
中東で起こす必要はないのだと思います。
ただ、支配者層からしたら
慣れ親しんだ石油をいじることで
てっとり早く儲けたいというニーズに
単純に応えていると考えるとわかり安いのかもしれません。
そして、これを機に
あまりアメリカのいうことを聞かなくなってきた
EU諸国も
ロシアからのエネルギー供給の量を絞ることで
コントロールしやすくするという
狙いもあるのかなと思います。


 ヨーロッパ諸国にとっては
アメリカのいうことを聞かなければいけないのは
嫌なことだと思いますが、
一番大事な安全保障の問題で
やはりロシアの力は脅威に映っていると思います。
特に、プーチン大統領の主張は
ヨーロッパ各国で台頭著しい
極右勢力の考え方と共鳴しやすいので、
さすがに69歳になられて
焦りも感じられ始めたプーチン離れを
ここで少し演出するのも悪くはないかと
思っているような気もします。

経済力まで考えると
アメリカの対抗馬としては
圧倒的にロシアよりも
中国の存在感が高いと思います。
ただ、中国問題は
ヨーロッパから見ると遠くで行われていることなので
切迫感がありませんので、
ロシア危機を煽っていると考えれば
わかりやすいと思います。


 いまの日本にとって一番嫌なのは
悪性の高インフレが起こることです。
すでに食料品価格等が上がり始めていますが、
日本の財政状況を考えると
それほど金利を上げることはできないので
政策に行き詰まり感が漂ってきています。

2%以下のマイルドなインフレに何とか抑えて、
短期金利を1%程度までで抑えることができるかどうかが
ポイントなのかもしれません。
インフレが起こると
実は現金もリスク資産になります。
相場が不安定な難しい局面ですが、
逆説的にいまこそ
資産投資を考えるべきタイミングなのかもしれません。


パラダイムシフトを超えて


 はせくらみゆき先生の
「パラダイムシフトを超えて
 いちばん大切なアセンションの本質」
(徳間書店)
を読ませていただきました。

本文の中にも紹介されている
故・川田薫博士、はせくら先生と3人の共著で
「新生地球の歩き方」
(きれい・ねっと)を書かれている
きれい・ねっとの山内尚子社長と
はせくら先生のことを話していて、
山内さんが
すごい本だからぜひ読んだ方がいい
と教えてくれたのがきっかけになりました。


 読んでびっくりしたのは、
とても難しい最先端の理論物理学の解説を
とてもわかりやすくされていることです。
はせくら先生は難しいことを簡単に伝える天才です。

私は
「チェンジ・マネー」(きれい・ねっと)、
「お金は5次元の生き物です」(ヒカルランド)
という2冊のお金に関する共著があるのですが、
お金の本質を単著の
「宇宙を味方につける リッチマネーの秘密」
(徳間書店)
という本の中で、
私が解説するより
はるかにわかりやすく
まとめていらっしゃるのを読んで
感心したことがあります。


 今回の本も、
物理学者の保江邦夫先生や
周藤丞冶さん
(「いざ高次元世界へ 精神文明の夜明けに」
(きれい・ねっと)
という難解な著書があります)
の量子力学に基づく素領域の研究や
超弦理論の研究に基づく最先端の理論物理学の世界を
はせくら先生流に
わかりやすく解説している本だと私には読めました。

はせくら先生の本は
わかりやすく読みやすいのが真骨頂です。
お金の本にしても、
スラスラ読めてしまって
そんなに無理なく本質を理解することができます。

ただ、私が変に物理の知識があるからかもしれませんが、
今回の本はけっこう読むのに苦戦しました。
それだけ大事な本ということになるのかもしれません。


 お金のことも
実は今回書かれている
物理の知識に基づいて
お金とは何かという本質を
はせくら先生と話し始めたのがきっかけになりました。

理論物理学は
はせくら先生の最も大事にしている
専門分野ということになるのかもしれません。
特に、今回のテーマは
マルチバース(多宇宙)の話や次元論など
かなり難解な話を扱っているのですが、
ここまでわかりやすく書けるのは
もはや才能を超えて、
宇宙のサポートを得ていると考えるしかないと思います。


 ただ、はせくら先生らしいのは
ワークをたくさん紹介していて、
たとえ内容がなかなか理解できなくても、
ワークを実践している内に
頭ではなく
身体で理解できるようになるということです。

このサービス精神もはせくら先生の真骨頂です。
私のような理屈派も
理屈よりも実感を大事にされる実践派も
どちらも満足させる内容になっているのです。

そして、はせくら先生が素晴らしいのは
一般読者向けに
わかりやすさを優先しているにも関わらず、
理論的な裏付けも
きちんとなされているということです。


 反理論派の先生の本を読むと
ここら辺がいい加減なものを結構見かけます。
量子力学で
スピリチュアルな世界の解説をしている本も
最近は増えましたが、
上記の周藤さんと話していると、
物理学者から言わせると
とても許せないような暴論が平気で書いてあって、
読む気にならないものが大半だということです。

学者の世界は厳しい世界で、
一度でもいい加減なものを発表してしまうと
研究者人生が終わってしまうそうです。
大半の物理を使って
スピリチュアルな世界を解説したものは、
すぐに専門家ではない人が
いいとこ取りで引用していることが分かるので、
専門家からすると
読むに値しないものになるのだそうです。


 はせくら先生のすごいところは、
お金のことなら
私のような理屈屋も
物理のことなら
保江先生や周藤さんなど
命がけで宇宙の秘密を解き明かすべく
切磋琢磨している専門家すらも
納得させるだけの理論構築が
しっかりとなされていることにあると思います。

本来は芸術家であるはせくら先生が
ここまでしっかりした本を書けるのには
唖然としてしまいます。
実際にマルチバースを生きて
自由自在に次元を超えている
はせくら先生だからこそ
できることなのだろうと思います。


 ぜひ、巻末に紹介されているワークに挑戦して、
そんなレベルになることに
挑戦していただきたいと思います。
先週紹介した清水浦安先生も覚者ですが、
はせくら先生も
間違いなく悟りの境地に至っています。

おかげさまで、
私の周りにはこんな人が
たくさんいらっしゃるように感じているのですが、
やっぱりみなさんとても謙虚であることが
今の聖人の特徴なのだとも感じます。

そういう意味では
いい時代になりました。
父の頃は、
覚者にはバランスを欠いた先生がほとんどで、
それは社会がまだ全然
そのレベルについてこられていなかったので、
突出する必要があったのだと思います。


 今回の私の一番の収穫は、
言霊のことを
理屈ではなく感覚的に
かなり理解できたことです。

最近、日本人の科学者の
ノーベル賞受賞者が多くなってきたのは、
日本語で思考できることが
大きな理由ではないか
という意見を聞くようになりました。

一般的には日本語という母国語で
ある程度の科学的な論考を進められる
アドバンテージのことを言うのですが、
はせくら先生の独自分野ともいえる言霊学から考えると、
日本で考えているからこそ
到達できる領域があるのかもしれません。


ちょうどいい覚者


 週末に清水浦安さんが書かれた
「霊人中村天風【ワンドロップ】の教え」
(ヒカルランド)
の出版記念講演会があり
参加させていただきました。

本の取材者の新谷直慧さんからお誘いをいただき
気軽に参加させていただいたのですが、
当日会場に到着すると
新谷さんから来賓のあいさつをお願いされました。
多くの方に影響を与えた
数々のスピリチュアルな本の翻訳者である
山川紘矢・亜希子先生や、
テンプルビューティフルの光田菜央子さんなど
錚々たるメンバーがいらっしゃっていたのですが、
新谷さんの
「舩井さんが一番安心してご挨拶をお任せできるから」
というのを真に受けて
大役を引き受けてしまいました。


 新谷さんにおっしゃっていただいたように、
結婚式などで
まったく新郎新婦のことを知らいない状況でも
挨拶を頼まれて困ったことはありません。
ものを書くときも
書き始めてみると
最初に考えていたことと
全く違うことを書いてしまうこともあるのですが、
あいさつの場合はもっと気楽に
少しだけ何を話そうかなとは考えますが、
それぐらいで
後は場の雰囲気に合わせて
お話ができるという特技があります。
事前に挨拶を頼まれていても、
実はその場に行くまで
あまり考えないので同じなのですが、
有り難い特技だと感謝しています。


 天風先生は
戦前戦後の政財界から
国会議員やスポーツ選手に至るまで
数々の偉人が直接教えを乞うた哲人です。
父は直接お会いさせていただいたことは
なかったようですが、
もっとも気心の知れた財界人のお一人であった、
松屋や東武百貨店の社長を歴任された
山中鏆さんは天風先生の直弟子でした。

その他、いろいろな尊敬する知り合いから
天風先生のことを教えていただき、
かなり傾倒してその教えを学んだようです。
最近では
大リーグで絶対に不可能と言われていた
二刀流(投手と打者の両方をこなす)で成功した
大谷翔平選手が
先生の本を愛読していたということで
話題になっています。


 詳しくは天風先生の本
(例えば大谷選手が愛読している
「運命を拓く」等)を
お読みいただければいいと思いますが、
父の生前の本棚を一部そのまま残している
私の会社の部屋の本棚にも
「盛大な人生」という
1万円以上の定価で販売されている本が並んでいます。

父の生きていた頃には、
同じ価格帯の「成功の実現」も
置いてあったような気がしますので、
いつも参考にして読んでいたのだと思います。

「ワンドロップの教え」には
父も何度か登場するのですが、
日本の政財界のバックボーン的な存在である
安岡正篤先生の教えと合わせて
父にとっては
バイブルの如き存在だったことを
確信しています。


 私には
安岡先生や天風先生というと
近寄りがたい威圧的な存在
というイメージがあります。
実際に若い頃の天風先生は
傷害事件に巻き込まれて旧制中学を退学になり、
戦前の右翼の大物当山満翁の書生になって大暴れし、
その縁で満州に送り込まれた
軍事探偵(スパイ)になったような人物です。
何となくそんな知識をもっていた私は、
10年近く前に初めて清水さんにお会いした時に、
あまりにも天風先生のイメージと違って
びっくりしました。
なぜなら清水さんは
本当に気さくで明るく、
初対面から
まったく偉ぶるそぶりを
お見せにならなかったからです。
申しわけないのですが、
だから最初は
清水さんが天風先生の言葉を降ろされるのは
冗談だろうと思いました。


 だから、あいさつの時も
格好はつけましたが、
清水さんのお人柄の良さを話させていただきました。
威厳がないとは言いませんでしたが、
親しみやすいキャラクターが皆さんに愛されて、
これだけの出版記念の会が
開催できたのだろうという話しになったのです。

そして、ちょっとびっくりしたのは、
その後の清水さんの講演が
やっぱり私はちょうどいいと
天風先生に選ばれたというのです。
そのことは本にも書かれていますが、
偉人は時代に合わせて
メッセージが一番伝わりやすい媒介を
選ぶのだなということがよくわかりました。


 ただ、本を読んでみて、
実は清水浦安という人は
とんでもない覚者だということがよくわかりました。
本当の覚者は
悟っていることを悟らせないのですね。
私はまだまだ格好をつけてしまいますので、
修行が足りないことがよくわかります。

1995年に地下鉄サリン事件が起きてから
30年近くの月日が流れました。
私はその後の新興宗教の世界が
どうなっているのかはよくわかりませんが、
詐欺に近い世界が
まだきっと残っているのだろうと思います。
また、マスコミなどからは
舩井がやっていることも
これらと同列に見られていることも意識しています。


 ただ、目に見えない世界の重要性が
ますます大切になってきている昨今、
大事なことを伝えていく責任感も感じています。

覚者でありながら
謙遜の塊のような清水さんを見習って、
本当のことを誤解されずに伝えていく術を
考えていきたいと思っています。

数学は百姓仕事に似ている


 高瀬正仁著
「紀見峠を越えて」
(萬書房)を読みました。
文化勲章受章者で
日本を代表する世界的な数学者である
岡潔先生の業績を綴ったエッセイ集です。

紀見峠は和歌山県にあり、
ここで岡先生が育ち、
大学を離れてこの場所に籠って
世界的な研究成果を成し遂げた場所でもあります。

エッセイの始まりは、
数学者であり数学史家でもある
九州大学教授の高瀬先生
(日本を代表する岡先生の研究家でもあります)が、
30歳の若手数学者であったときに、
はじめて紀見峠を旅するところから始まっています。


 岡先生は明治34(1901)年に大阪で生まれて、
ほどなく両親の故郷である紀見峠に移ります。
京都大学理学部を卒業後フランスに渡り、
広島文理科大学助教授になりましたが、
昭和13(1938)年には
休職してそのまま退職。
昭和24(1949)年に
奈良女子大学の教授になるまでは、
紀見峠に籠って極貧の農業生活を送りながらも
世界的な研究を成し遂げます。

売れるものは全部売ってしまって、
芋を作り飢えをしのぐ日々を過ごしながら、
多変数函数論という
20世紀の数学の概念を形づくる
論文を完成させるのです。


 その成果は
昭和30(1955)年にフランスの学会誌に掲載され、
この業績が
本当に日本人のひとりの研究者によって
なされたものかどうかを確かめるために、
はるばるフランスから
当代の超一流の数学者が
奈良の岡先生の家まで訪ねてくるという
エピソードがあったそうです。

岡先生は生涯に
3つの数学的な大業績を打ち立てました。
普通はどんな大学者であっても、
生涯に打ち立てられる偉業は
ひとつであるのですが、
数学の研究に関係ない
余計なことは一切興味がなかった岡潔は
一人で3つもの世界的な業績をあげたというのです。


 岡先生が一般的に有名になったのは
昭和38(1963)年から
昭和44(1971)年にかけて出した
エッセイなどの
数学に関係のない書き物が
ベストセラーになったからです。
特に、昭和一桁生まれから
戦中派ぐらいまでの年代の方には人気が高く、
ちょうどこの世代にあたる両親も
岡先生の大ファンでした。
特に父は
情緒が分からないことを
自慢しているぐらいの人でしたが、
数学の問題を解くためには
情緒が大切であるという岡先生の言葉に
ずいぶん考えさせられた
というようなことを話していました。


 岡先生は昭和35(1960)年に
文化勲章を受章しています。
その時に昭和天皇から
「数学とはどういう学問か」
というご下問があったそうです。
そうすると岡先生は間髪を入れずに
「数学とは生命の燃焼であります」
と奉答したというエピソードを、
その場に臨席した
当時の荒木文部大臣が後年語られているようです。

古今東西の数学者の中で、
数学を命の燃焼であると考えている人は
岡先生一人であり、
そういう発想の中から
数学的な問題の解決には
情緒が大切であるという考え方が
生まれてくるのだと感じます。


 岡潔がエッセイとしてはじめて出版した
「春宵十話」(角川ソフィア文庫他)に
書かれている数学の本質を
引用させていただきます。


 
(引用開始)

 また、数学は物理に似ていると
思っている人があるが、
とんでもない話だ。
職業にたとえれば、
数学に最も近いのは百姓だといえる。
種子をまいて育てるのが仕事で、
そのオリジナリティは
「ないもの」から「あるもの」を作ることにある。
数学者は種子を選べば、
あとは大きくなるのを見ているだけのことで、
大きくなる力はむしろ種子の方にある。
これにくらべれば理論物理学者は
むしろ指物師に似ている。
人の作った材料を組み立てるのが仕事で、
そのオリジナリティは加工にある。
理論物理学は、
ド・ブロイ、アインシュタインが相ついで、
ノーベル賞をもらった一九二〇年代から
急速にはなばなしくなり、
わずか三十年足らずで
一九四五年には原爆を完成して広島に落とした。
こんな手荒な仕事は指物師だからできたことで、
とても百姓にできることではない。

(引用終了)


 高瀬先生には10年ちょっと前に
お会いしたことがあります。
にんげんクラブの会報誌の取材だったのですが、
まだ父が存命で、
父の意向をよく知っていた
こだまゆうこさんの取材について行ったのですが、
数学の話はまったく分かりませんでした。

でも、とても面白かったのを
いまでもよく覚えています。
近代数学の中で、
「ないもの」から「あるもの」を提示できたのは、
オイラー、ガウス、岡の3人だけで、
それ以外の数学者は
彼らの提示したものを
ああでもない、こうでもないと
分析しているに過ぎないとおっしゃっていました。


 最近は、独立研究者という人たちが増えています。
高瀬先生の本のことも、
実は数学の独立研究者の森田真生さんの
「数学する身体」(新潮文庫)を読んで、
森田さんが岡先生の大ファンであることが
書かれていて知りました。

高瀬先生の本を読んでいると、
紀見峠に籠って研究していた頃の岡先生は
まさしく独立研究者の
走りであったのかもしれないと感じました。


 また、従来の学者の枠に収まらないという意味では、
台湾の行政院政務委員(デジタル担当、
日本で言えばデジタル担当国務大臣に相当)の
オードリー・タン氏も
独立研究者なのかもしれないと
近藤弥生子著
「オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと」
(ブックマン社)
を読んで思いました。

楽しいことだけをしている、
大学や学会の政治活動から
解放されている研究者たちを
岡潔から順に見ていくと、
未来が見えてくるような気がします。

非日常を楽しむ


 先週の土曜日、
関西でとても利益を出している農場の
見学をさせていただく予定でした。
元々金曜日まで関西出張の予定で、
1日伸ばして見学させていただくスケジュールです。
時間が読めなかったので、
帰りはいつものように飛行機ではなく
新幹線でフレキシブルに帰ってくる予定にしていたので、
予約をしていませんでした。

当日の朝になって、
農場をご紹介してくださって
ご案内いただく予定になった方から、
先方の農場で新型コロナウイルスの
感染者が出てしまったので、
急遽見学はできなくなったと
お電話をいただきました。


 事情はよくわかりますし、
見学した後にコロナ感染がわかったら
濃厚接触者になった可能性があるので
よかったなと思ったのですが、
1日やることがなくなってしまいました。

いつもなら、
朝の新幹線に乗って帰るのですが、
ちょうど妻も所用があり
泊りがけで出かけていたので、
急いで帰っても一人なので
どうしようかと考えました。
普段なら神社などに行くのですが、
長い出張になったので
スーツケースを持っていて
ホテルに預けていけばいいのですが、
あまり気乗りがしませんでした。


 そこで思いついたのが、
高速バスで東京まで帰ろうということです。
別にお金を節約する目的ではないのですが、
夜行バスは無理ですが
昼間のバスなら時間が気にならないので
ちょうどいいと思いつきました。

ちょうど大きな原稿を
書かなければいけない状態でもあったので、
私は長距離バスの中でも
いくらでも仕事ができるので
ちょうどいいと思いました。
最近のバスはwi-fiはもちろんついていますし、
さらに電源も使えますので
仕事場としては最適なのではないかと思いついたのです。


 早速、ネットで検索してみると、
一番安いバスは満席だったのですが、
3列シートの豪華タイプは
かなり空席がありました。
普通は、バスを選ぶ人は
価格を最優先に考えられるので
こういう結果になると
息子に後から教えられましたが、
結果的にとても快適に過ごせました。

カーテンで区切れるようになっていて
完全に個室感覚を味わえましたし、
車窓の風景も存分に楽しめました。
新名神や新東名を通るので、
はじめての道もあり、
とてもエンジョイできました。
トイレ休憩で立ち寄る
サービスエリアでお土産物を買って、
30分の長めの休憩のときには、
ご飯まで食べることができました。


 日曜日は
横浜の郊外の町で
友人と
あるお店を訪ねることになっていました。
実は、
私は予定をしていなかったのですが、
友人とミスコミュニケーションで
先方は1日早く
東京にやってくる予定をいれていた
ということが前日に分かりました。
ちょうど、
長距離バスで原稿が大体書けたので、
日曜日は原稿を書くためにあけていたのですが、
それが大丈夫になったので
お付き合いすることにしました。
だから、本来は
そのお店を紹介してもらう人に
事前に連絡をしてもらうつもりだったのですが、
行き違いで連絡をできていませんした。


 ただ、飲食店なので
営業日を確認すると
日曜日は営業になっていたので
大丈夫だろうと思っていたのですが、
なんと新型コロナウイルスの
感染拡大を受けて
臨時休業していました。

それはとても残念だったのですが、
久しぶりに友人と会ったので
まだ昼間の時間でしたが
飲みにいくことにしました。
大きなターミナルまで移動しても良かったのですが、
友人がホテルをチェックインする前に来たので、
コインロッカーに荷物を預けていて、
だからその町で飲める店を探すことにしました。


 ただ、郊外の住宅地なので
昼間から飲める店がありません。
唯一飲めたのがサイゼリヤで、
人生で2回目の
サイゼリヤ体験をすることができました。

以前に行った時は、
あまりいい印象はなかったのですが、
プロのシェフが
サイゼリヤのコストパフォーマンスはすごい
という話しを教えてくれていたので、
それを楽しむのもいいかなと思いました。
シェフが絶賛していたのが、
エスカルゴとステーキだったので
まずそれを頼みました。
どちらも他店なら
2倍以上の値段になるのは確実の
クオリティだというのです。


 確かに、値段の割には
信じられない美味しさでした。
もっとびっくりしたのは
ワインの安さ。
グラスワインは量がたっぷり入っていて美味しいのに
なんと1杯100円です。
結構たくさん飲んで食べたのですが、
お会計は信じられない安さでした。

ただ、サイゼリヤも体験するのは楽しかったのですが、
もう一度行くかと言われるとかなり疑問です。
私が行くべきお店ではないように感じますし、
お店の方も酔っぱらいをあまり歓迎していないようにも思います。


 週末の2日間、
新型コロナウイルスのおかげで
私にとっては普通であれば体験することのない
非日常を楽しませていただきました。
いろいろ、コロナ禍で
苦しんでいらっしゃる方も多い中で
不謹慎かもしれませんが、
何があっても楽しめる心構えは大事だと思いました。
本当に楽しくていい経験をさせていただけたと喜んでいます。

熱移送説


 本日(1月19日)は父の命日です。
8年経ちましたが、
コロナ禍が3年目に突入したいまに
父が生きていたら
どんな意見を発信していたか気になるところです。

残念ながら夢枕に立って
「俺はこう思うから
読者の皆さまに伝えておいてくれ」
ということはありませんが、
ようやく待ち望んでいた変化の兆しが
明らかに表れたことを
喜んでいるのではないかと思います。
ポジティブに受け止めて、
この変化をきっかけに
多くの人がこの世の構造を知る
有意の人になっていって欲しい
と感じていると思います。


 変化をポジティブに受け止めるための
ひとつのポイントは
自分のことばかり考えるのではなく、
より大きなマクロな視点で
ものごとを俯瞰することだと思います。

世のため人のために生きる、
利他の心で生きると言ってもいいかもしれませんが、
より大きな組織体というか
できれば生命体の一細胞として
自分の存在があるというような世界観で
生きていけるようになりたいと思っています。
そうすると、
災害や新型コロナウイルスに罹患して
命を失ったとしても、
より大きな生命体としては、
それによって
より良い方向に進んでいることが
感じられるのだと思います。


 新型コロナウイルスの存在は
自分が一番大事だと思って生きていると、
とても怖いものだと思います。
理不尽な死は嫌なものですが、
全体としてはそれがあることで
よりマクロな善の方向に
進んでいるのかもしれません。
より大きな生命は
日々、生成発展しています。
毎日成長していると言ってもいいのかもしれませんが、
ミクロに見ると大変なこともありますし、
後退している場合だってあると思います。
でも、その大変な思いや
ミクロな後退があるから
前向きに進んでいけるのです。

そんな世の中の
より大きな構造を知っている人が
有意の人であり、
父はそんな人たちの集合無意識を使うことで
なるべくソフトランディングで
ミロクの世を創るために
にんげんクラブを作りました。


 だから、マクロに受け止めると
コロナ禍は神さまが与えてくれた
絶好の機会です。
それを私たちが如何に上手く使って
新しい世の中を創るかどうかを、
あの世の父は
楽しみに見守っているのだと思います。


 個々の人間レベルで考えると
理不尽だと感じる災害について
考えてみたいと思います。

1月16日の未明に
南太平洋のトンガ沖で
海底火山が大規模な噴火を起こしたことを原因に
1メートルを超える津波が
鹿児島県や岩手県に到達しました。
四国で漁船が転覆する被害が出ましたが
幸い日本では
それ以上の大きな被害の報告はありませんでした。

また、1月17日は
阪神淡路大震災が発生してから
27年目になります。
きちんと裏付けを取ったわけではありませんが、
あの震災をきっかけに
地震の活動期に
世界は入ったという話しを聞いたことがあります。


 易や占星術、それに
超能力的な力を持っている友人たちは
今年から数年間の間に
大きな天変地異が起こる確率が極めて高い
という話しを聞かせてくれます。
災害に備えることはとても大事なことですが、
災害の原因を知ることも大事なことだと思います。

先日、親しくさせていただいている
ビジネス社の唐津社長から
最近同社で出された本を
何冊かいただきました。
その中で、
角田史雄、藤和彦著
「徹底図解 メガ地震がやってくる!」を
早速読ませていただいたのが、
1月15日のことでした。
その未明に
津波警報が出ていることを知りましたので、
あまりのタイミングの良さに驚きました。


 共著者のお一人の角田先生は
埼玉大学名誉教授でいらっしゃって
ご専門は地質学や地震工学です。
地震学会やマスコミでは
地震はプレートの移動によって起こるという
プレート説が常識になっていますが、
角田先生は
地球内部の高熱の移動
(マントルプルーム)によって
引き起こされているという
「熱移送説」を唱えています。

今回と同じ共著者お二人が
2016年に出版された
『次の「震度7」はどこか! 
熊本地震の真相は「熱移送」
(PHP研究所)
という本を読んだことがあり、
この理論のことは知っていました。


 ただ、科学技術や
情報開示の状況は目覚ましく、
6年前の本の裏付けが
より確実にできるようになり、
さらに次の大地震が
どこで起こる可能性が高いのかが
分かるようになってきたように感じました。

ちなみに、阪神大震災や東日本大震災、
それに熊本地震等は
プレート説ではうまく説明できません。
だから、その亜流というべき
活断層で地震が起こる可能性が高いという説が
普通は唱えられていて、
原発が稼働できない大きな理由になっています。


 近い将来に日本に起こる可能性が極めて高いと思われる
地震のメカニズムを勉強する必要を感じられた方は、
ぜひお二人の本をお読みいただければと思います。
特に、新しい本は
説得力が格段に増しているのでお勧めです。

遊動


 お正月休みは思ったほど本が読めませんでした。
それで物足りなさを感じていたからかもしれませんが、
3連休の初日に久しぶりに近所の本屋さんに行った時に、
新聞広告で気になっていた
月刊「文芸春秋」を買って帰ってきました。

新聞広告で気になったのは
岸田総理が「新しい資本主義」に関しての
寄稿をされているということと、
安倍元総理のインタビューが
乗っているということだったのですが、
正直に言うと
岸田総理の「新しい資本主義」は
やっぱりよくわかりませんし、
安倍総理の「危機の指導者とは」というインタビューも
あまり私の心には響きませんでした。


 お二人とも現実の政治経済に
大きな影響力を持っていらっしゃるので、
あまり過激な本音を吐露するわけにはいかないので
当たり前かもしれませんが、
逆に言うと
それでお二人の目指している
政治の方向性が垣間見えたので
よかったと言うべきかもしれません。

私は浮世離れした生活をしているのか
値上げラッシュの現実感がありませんが、
インフレの傾向が出てきたことで
世界は大きく動き出したのは間違いないと思います。
このタイミングで、
いまの政治に大きな影響力を持っている
お二人の発言を読ませていただけたのは
とても良かったと思います。


 ざっと読んだ感想でいうと、
新聞記者123人が選んだ
次の総理と5年後の総理は誰か
という投票が面白かったです。
次の総理になる可能性が1位だったのは
林芳正外務大臣で
5年後の総理になる可能性が1位だったのは
福田達夫自民党総務会長でした。

いつも政治家を取材している記者たちの意見は
かなりの確からしさがあるのかなと感じています。

林外相の選挙区は山口県で
昨年12月の総選挙で
念願の参議院議員から
衆議院議員への鞍替えに成功しました。
山口は安倍総理の地元でもあり
安倍家と林家は
父の代からの因縁があった
という記事も紹介されていましたが、
そこを勝ち抜けるかどうかが
リーダーになれるかどうかを決める
という見方がなされていました。


 やはり、逆境に追い込まれた時に
政治家は強くなるのかもしれません。
福田総務会長は
お父さまとお祖父さまが総理大臣経験者です。
特に、お祖父さまの福田赳夫元総理は
田中角栄元総理のライバルで
自民党の二つの大きな派閥の祖とも言える
戦後政治の大物です。
昨年の総裁選挙で
存在感を示して頭角を現したのですが、
5年後ぐらいになると
いまは盤石に見える自民党支配の政治体制が
ぐらついてくることも十分考えられます。
自民党には
小沢一郎さんのような剛腕な政治家は
いまのところ見当たりませんが、
そんな台風の目になられる
可能性がある存在なのかもしれないと
インタビューなどを読んで感じました。


 いろいろな記事の中で、
一番興味を引いたのは
政治のことではありませんが、
元京都大学総長で
ゴリラの研究者でいらっしゃる
山極壽一先生と
生物学者の福岡伸一先生の
「ポストコロナの生命観」という対談でした。

山極先生は
菅前総理が委員6人の任命を拒否された時に
話題になった直前の
日本学術会議の会長であったので
存在が一時注目されていて、
それがきっかけで
著書をよませていただいたことがあるのですが、
京都学派の大先達である
哲学者の西田幾多郎先生と
西田哲学に影響を受けた
生態学者の今西錦司先生の
考え方を教えてくれています。


 お二人とも世界の流れに抵抗して
日本的な自然観に基づく持論を展開された方ですが、
京都の有名な観光名所にもなっている哲学の道は
西田先生が思考を巡らせるために
散策していたことから命名された
という話しを聞いたことがありますし、
今西先生は
父が京大生だった頃に講義を聞いたことがあり
かなり影響を受けたという
ダーウィンの進化論とは別の
「棲み分け理論」という
独自の進化論を提唱されていました。

今西理論は時代が早すぎたので、
対談ではオカルト視されてしまった
という感想が述べられていますが、
まさにポストコロナの時代になって
お二人の日本の科学界の重鎮は
「棲み分け理論」が
もう一度見直されてもいいのではないか
という意見を述べられています。


 今西先生と弟子の梅棹忠雄先生が作られた
「遊動」という言葉が
ポストコロナの時代のキーワードになるのではないか
という話しも紹介されています。

梅棹先生というと
私には
大阪にある国立民族学研究所を作られた民族学者であり、
文化人類学における日本のパイオニアである
というイメージだったのですが、
元々の学者としてのキャリアの初期には
今西先生の下で生態学を学ばれていたことを
今回初めて知りました。
1970年代以降の哲学は
文化人類学に大きな影響を受けている感じがしますが、
世界の潮流にはなっていませんが、
京都学派の日本独自の考え方に注目をしてみるのも
おもしろいのかもしれません。


 遊牧民の起源は
人が動物を飼い慣らしたのではなく、
人間の方が動物の群れにくっついて移動した
「遊動的狩猟民」であったという説から
「遊動」という考え方ができたのですが、
あきらかに組織が機能しなくなることが見えてきた
ポストコロナの時代、
私たちは新しい社会に向かって
「遊動」していくことが求められているのではないか
という示唆をいただけました。

政治の流れは5年後ぐらいから
「遊動」が始まる予感がしますが、
もっと本質的に
私たちの生き方、在り方が
「遊動」になっていくのかもしれないな
と感じさせていただけました。

日本経済復活の年


 あけましておめでとうございます。
本年もにんげんクラブを
どうぞよろしくお願いいたします。

時代は確実に
女性の時代に向かって進んでいます。
1980年代初頭から始まった新自由主義の流れも、
アメリカのバイデン大統領、
ドイツのショルツ首相、
日本の岸田総理と
どちらかというと左派が主要国のリーダーになり、
成長よりも分配がテーマになりそうな気がしています。
格差がここまで広がってきてしまっては
修正に方向転換するのはいいことだと思いますが、
気になるのはそのやり方です。


 特に日本の場合、
岸田総理は官僚との相性がいいのだと思いますので、
官僚の本能として
増税を指向する流れにどこまで掉させるかが
日本経済復活のポイントになると思います。

女性の時代に向かうのと全く違う方向で
新年のウィクリーレポートをはじめることになりますが、
私はやはり男性的な政治経済のことを
皆さまにお伝えするのが
メインの役割だと感じるようになってきました。
女性性の発揮のために、
もう一度日本を豊かにする責任が
私たちの世代の男性にはあるような気がしますので、
ご容赦いただきたいと思います。


 世界的に見ると
経済は不透明さがますます増していく年になるのは
間違いないと思います。
アメリカは中間選挙で
バイデン大統領の民主党の苦戦が予想されます。
それでも、2024年の民主党の大統領候補は
高齢のバイデン大統領になるのではないかと言われています。
もし、再選を果たせば
二期目の大統領を始めるときには82歳に、
人気を全うする2029年1月には86歳ということになります。
そんなことから、中間選挙に民主党が敗れた段階で
早くも実質的に何もできなくなる
レイムダック状態になるのではないかと言われています。


 中国も不透明さが増しています。
今年の秋に共産党大会が開かれるのですが、
ここで習近平総書記が慣例を破って
3期目の最高権力者に選ばれるのは確実な情勢です。
長期政権を続けるロシアのプーチン政権と同じように、
近視眼的に見ると
中国の強さを高めていく可能性が高いのですが、
曲がりなりにも独裁化を防ぐために
鄧小平が決めた最高権力者は
任期が2期10年で68歳を超えて再任されないという
約束事が破られることになります。
経済や外交政策が順調ならば
文句は出ないと思われていますが、
こちらも新型コロナウイルスの影響や、
コロナ禍で開かなければいけない
北京オリンピックが成功するかどうか等、
不確定要素が高くなってきています。


 一番大事な経済においても、
恒大集団の破綻処理の問題を
上手く乗り切れるかどうかという難しい問題がありますし、
何よりもそれがきっかけに明らかになってきた、
かなり無茶苦茶な
不動産バブルが崩壊するのは確実です。
計画経済なので、
なんとかソフトランディングにできるという意見もありますが、
1990年代の日本の不動産バブルが可愛くなるような
過激な状況だという意見もあるので、
かなりの難問であることは間違いないと思います。

さらに、米中貿易戦争で
日本を含む西側諸国は
経済での中国離れを模索し始めていることも
ボディブローのように効いてくるのだと思います。


 さらにオミクロン株の感染者数が
世界で広がってきているのも気になるところです。
日本でも感染者数が目に見えて増えてきましたが、
欧米や韓国等では
かなり深刻な状況になっています。
年末年始の人出を見ていると
日本でも感染者数が増えてくるのは間違いないと思うので、
緊急事態宣言がまた発出されることや
そこまでいかなくても
自粛ムードが高まってくることも考えられるので、
日本経済にとっても
試練をもう一度迎えることになる可能性もあることは
覚悟しておく方がいいと思います。


 それでも日本経済にとっては
追い風が今年は吹くのではないかと期待しています。
まずここにきて
円安傾向が顕著になってきました。
経済において中国離れを図り、
国内に工場を回帰させるための
プラス材料になることは間違いないと思います。
さらに、
アメリカ株等はかなり高水準になってしまっていますが、
出遅れが見られる日本株の割安感が
はっきりと感じられるようになってきました。
企業業績や工業生産額を伴う株高であれば、
世界の投資家から忘れられた存在になってしまっている
日本株の見直しがあるかもしれません。
経済は雰囲気で決まるところもあり、
株価が上がってくれば
日本経済のムードはかなり良くなっていくと思います。


 もちろん、不確定要素はたくさんあるので、
そんなに簡単に
日本経済が復活できるわけではないと思いますが、
新自由主義で競争が善という環境よりは、
岸田総理のおっしゃる
「新しい資本主義」で、
みんなで一緒に経済発展を目指していくという環境の方が
日本人には合っているような気もします。

期待も込めて日本経済復活の年になると
予想させていただきたいと思います。


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