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舩井勝仁のウィークリーレポート 2018年

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琵琶湖周航の歌


 先週の日曜日、久しぶりに週末にゆっくりと熱海に行ってきました。
直前が母の喜寿(77歳)の誕生日だったので、家内の企画で歌のプレゼ
ントをしようということになり、運転手兼マネージャーのような役割を
させていただきました。

 当初の計画では、母が好きなバイオリニスト、五嶋龍さんの東京での
コンサートに招待しようと思ったのですが、コンサートのために東京ま
で出てくるのが億劫のようで、結局買ったチケットは私たち夫婦で見に
行くことになりました。そして、その時の公演のパンフレットと一緒に、
母が好きだった歌をプレゼントすることにして、電子ピアノを車に積ん
で熱海に出かけたというわけです。

 舩井幸雄記念館のお客様が帰られた後、演奏をさせていただくことに
なり、記念館のスタッフが母と一緒に歌を歌ってくれることになりまし
た。77歳の母が好きなのは「サウンドオブミュージック」や「愛の讃歌」
なので、これは家内がピアノで演奏し、定番ですが「ふるさと」をみん
なで歌って、意外に盛り上がったのです。

 母が一番喜んだのは「琵琶湖周航の歌」という曲でした。実はこの歌
は、歌があまり好きではなかった父のほぼ唯一のお気に入りと言ってよ
い曲なのです。母とトランプのブリッジをしながら、加藤登紀子さんが
歌うこの歌をよく聞いていたので、母にとっても大切な曲だったので
しょう。

 そんな「琵琶湖周航の歌」は旧制第三高等学校(いまの京都大学)の
寮歌であり、京大を卒業した父にとっても憧れだったようです。ただ、
父の時代から学制が変わりいまと同じ新制高校の1期生になった父は、
タッチの差で旧制高校を経験していません。

 台湾の元総統である李登輝氏を父が訪ねた時、私はかばん持ちでつい
て行かせてもらったのですが、時間をオーバーしてその時話していた話
題は、日本の教育制度、特に戦前の旧制高校の教育はすばらしかったと
いうものでした。

 戦前のシステムだと旧制高校に入ると自動的に大学に入れました。だ
から、存分に青春を謳歌していたのですが、その時に哲学の勉強を一生
懸命にしていたそうです。そして、実学としてはまったくに役に立たな
い哲学を徹底的に叩き込んでいたことが、日本の戦後の奇跡の経済成長
を作った秘密ではないかという話になりました。

 旧制高校のシステムで勉強をした人たちが引退して第一線から離れた
後、日本経済はメタメタになってしまいました。アメリカ流の実学だけ
を学んだ人たちがリーダーになったことで社会全体が軽薄になり、奥深
さがなくなってしまったのが日本の力が失われていった大きな原因では
ないかと二人で意気投合していたのを、いまでもよく覚えています。

 加藤登紀子さんが歌ってこの曲が大ヒットしたのが1971年(昭和46年)
のことだそうなので、私の世代はギリギリこの曲を覚えているのですが、
一世代若いスタッフの人は、ほとんど聞いたことがないと言っていまし
た。簡単なメロディなのですが、カラオケで歌おうと思うとキーが合わ
ずに結構難しく感じます。

 そんな昔の歌ですが、母にとっては大切な思い出の歌のようです。
よほど嬉しく思ってくれたのか、家に帰ってスマホを見ると母から、
家内が印刷した歌詞カードを見ながら何度も歌を口ずさんでいると、
お礼のLINEが入っていました。正直に言うと、歌のプレゼントなんて
気恥ずかしくてちょっと斜めに見ていましたが、母が心から喜んでくれ
ている様子を見て、すこしは親孝行になったかなと嬉しく思っています。
企画してくれた家内にも感謝しなければいけないなと思います。

 戦争の時に近くに焼夷弾が落ちて爆発して以来、父の耳は音楽を楽し
むという機能を失ってしまったようで、ほとんどの音楽は雑音のように
しか聞こえなかったそうです。多くの仕事を効率的にこなさなければな
らない父にとって、そんな音楽は邪魔でしかありませんでした。それゆ
え父が絶対の存在だった舩井家は、父が家にいる時はいつもとても静か
でした。

 一方の母はというと、ちょうど団塊の世代だった弟(私から言えば
叔父)の影響もあり、ミュージカルや、時代背景からかロシア民謡など
を歌うのも大好きでした。子どもの頃には、母にミュージカル映画や時
には舞台にも連れて行ってもらった思い出があります。でも、父が人生
のほぼすべてだった結婚後の母にとっては、父が唯一楽しんで聞いてい
た「琵琶湖周航の歌」がどんな名曲よりも魂を震えさせる歌だったので
しょう。もしかすると母は、歌の中にたしかな父の存在を感じていたの
かもしれません。

 長距離のドライブは疲れるので、最近ではたまに熱海に行くときも新
幹線で行くことがほとんどなのですが、文句を言いながらも早起きして
車で出かけてよかったと思います。超一流の音楽家のコンサートもステ
キですが、魂を揺さぶる思い出の歌も、いいものですね。


のぞみ99号


 10月8日は体育の日の祝日で休みでした。普段のスケジュール管理は
祝日の表示のないグーグルカレンダーを使っているので、あまり祝日を
意識することはありません。

 今月はおかげさまで忙しいスケジュールに恵まれているのですが、
8日(月)だけは何のスケジュールも入らないので変だなと思ったらお
休みだったのですね。ときどき、このようなポカをやってしまうのです
が、ある人に8日なら時間がありますよとアポイントの申し込みの返事
をしたら3連休だと教えてくれて、自分でもびっくりしました。

 さらに、それで調子が狂ったというわけではないのですが、このレ
ポートはいつも月曜日に書くようにしているのですが、思わぬ休みに
恵まれて、時間はたっぷりあったにも関わらず書くのをすっかり忘れ
てしまっていました。そのようなわけで、火曜日の早朝の新幹線(結
構得意のパターンですね)で原稿を書き始めています。

 いま乗っているのは、品川駅を6時ちょうどに出発するのぞみ99号
です。

 私は鉄道に詳しいわけではないので間違っているかもしれませんが、
品川駅始発の新幹線はのぞみ99号だけではないでしょうか。東京駅6時
発はのぞみ1号なのですが、新幹線は6時から運行を開始するようで、
品川駅や新横浜駅6時始発(こちらはひかり号のようですが、のぞみ99
号より先に新大阪駅に到着するようです)もあります。特別な列車とい
う感じがしますし、99という数字がいいなあと個人的には思っています。

 生体エネルギー研究所の佐藤政二先生は目に見えない世界の私の師匠
です。今年はほとんど勉強会に行けていないのですが、11月9日(金)、
10日(土)には長野県の東御市で生体エネルギー実践研究会の秋季特別
セミナーが開催されます。数々の奇跡を成し遂げた佐藤先生は、真理の
追究に対して手を緩めることなく、日々新たな真実を解明しています。
その成果を一緒に真理を学んでいる生体システム実践研究会仲間と共に
発表する貴重な機会です。

 そんな生体エネルギーの仲間の多くは車のナンバーを「・999」に
します。無限の無限乗の無限乗という意味なのですが、佐藤先生が大事
にされている概念のひとつなのです。無限は限りなく大きな数字という
意味ですが、東洋の概念では10の68乗のことで無量大数といいます。
一十百千万億兆という数字は私たちにはなじみのある数字ですが、その
上の数字を京(けい)と言います。1兆で10の12乗、1京で10の16乗です。
京から後もドンドン続いていき、これ以上の数字はこの世にないという
のが無量大数なのです。

 無限の無限乗の無限乗とは10の68乗を10の68乗乗して、それをさらに
10の68乗乗するというとんでもない大きな数字の概念ですが、宇宙の広
がりや神が存在する本質的な世界の広がりはこれぐらいの大きさになる
という佐藤先生ならでは概念になります。ちなみに、10のマイナス68乗
というと、10の68乗分の1という分数であるという意味になり、限りな
く小さな無限という意味になりますが、宇宙の広がりはマイナスにも同
様に小さくなっていき、ミクロの世界でも無限の無限乗の無限乗分の1
という小さな世界に神が存在しているということになります。

 つまり、宇宙全体の広がりが神であり、すべての存在が神であるとい
うことが、私たちが想像もできないマクロとミクロの世界にまで目を向
けると概念的には意識できるということになります。そんなスケールの
世界を研究しているという意味で「・999」というナンバーを大事に
しているのです。

 のぞみ99号に乗せていただくといつもこのことを思い出します。今日
は、私も佐藤先生や生体エネルギーの仲間たちの足下にも及びませんが、
そんな真理を追究していく役割があるということを確認させていただい
ているのかなと感じるのです。

 当面は次元の壁を超えるという意味で、俯瞰するということを大事に
していきたいと思っています。思わず恵まれた連休でのんびりした気持
ちになったのか、月曜日の朝に二度寝を試みた時に不思議な感覚になり
ました。確かに自分の意識がはっきりと残っている感覚はあるのですが、
同時に別の次元で夢を見ている自分もはっきり認識できていました。
さらに、いびきをかいている現実世界の自分まで見えていて、3つの次元
にまたがって存在していることを自覚していたように思えます。

 いびきをかいている次元は3次元の自分で、夢を見ている自分は4次元
の自分、さらにそれを意識している自分は5次元にいる自分なのかなと
漠然と思いました。若い頃にもいびきをかいている自分を自覚していた
ことは何度かあるのでずが、今回は夢を見ている自分まで自覚していた
ことが新しい発見です。

 意識の拡大をしていくためには、自分の心や魂をクリーニングするこ
とが大切だと思っています。久しぶりにのぞみ99号に乗れたこともあっ
て、そんなことを考えながら原稿を書かせていただきました。車窓の風
景は新富士駅付近でちょうど早朝のきれいな富士山が見えています。
神さまが、「当たらずと雖も遠からず」と教えてくれているような気が
します。


ミラクルブック


 やっと夏が終わったと思ったところだというのに、ある会報誌の新年
号のインタビューで「来年(誌上では今年)はどんな年になりますか」
という質問を受けることになっています。

 いつも行き当たりばったりで生きている私にとっては、いまから来年
のことを考えるというのはとても難しいことなのでかなり困っています。
それで、例年は持ち前のいい加減さを発揮してその場で思いついたこと
を話しているのですが、先方のインタビューアーが今回から変わるので、
少しはちゃんと考えなければと思って悩んでいるのです。

 来年確実に起こると分かっていることは、天皇陛下が退位されて平成
が終わり新しい御代が始まるということです。これが大きな変化のきっ
かけになることは間違いないので、そのことには触れるつもりです。

 それから最近、村中愛さんの発信をよく目にするようになりました。
というのも、小川雅弘さんがドンドン作っていくラインのグループの
メンバーに入れてもらっており、申し訳ないことにROM(読むだけの
参加者)ではあるのですが、いつもタイムリーな発信に接しているの
です。愛さんは来年というか、しばらくは天変地異が多発することに
なると発信されています。

 天変地異といえば、先の台風24号では皆さま被害などありませんで
したでしょうか?上陸した日曜日、私はちょうど原稿を書かなければ
いけない日に当たっていたので、外出する予定もなく無事に過ごさせ
ていただきました。おかげさまで、東京で本格的に風雨が強まる前の
夕方ぐらいには原稿はほぼ仕上がり、台風の様子を見ながらお酒を楽
しんでいました。

 たまたま沖縄にいた友人から、「沖縄でもめったにないぐらいの大
きな台風でした。でも、地元の方は慣れていらっしゃるのでしっかり
と対策を講じて(これがポイントですね)、その上で少人数で個人宅
に集まって宴会を楽しまれていました」という話を聞いて、一人です
が自宅で雪見酒ならぬ台風酒を楽しませていただいたというわけです。

 翌朝は首都圏の交通機関が乱れて、会社の人たちはかなり苦労して
通勤してきましたが、私は多少の電車の遅れはあったもののそれほど
大変さを感じずに会社に来ることができました。

 実は、車で通勤することも少し考えたのですが、ちょうど車のルート
になっている赤坂の迎賓館の前の道が倒木のために通行止めになってい
るというニュースを見て諦めたのです。会社の最寄りにあたる四ツ谷駅
に着くと、こちらも倒木のために中央快速線が運休する原因になったと
のことで、マスコミが取材で騒いでいるのを横目に見ながらでしたが、
無事に会社に到着することができました。

 村中愛さん(メシアメジャー)の予想が本当なら、これからもこんな
騒ぎが頻繁に起こることになるのかもしれません。今回はちょうど日曜
日だったこともあり、交通機関が早めに運休を決めるなど対応が早かっ
たこともあって、台風の規模に比べれば被害はかなり少なかったと感じ
ています。自然現象に文句を言っても仕方がないので、しっかりと対処
していく心構えを持つことが大切なのだと思います。

 これからは、思ったことがすぐに実現する時代だということを改めて
感じたのは、来年はどんな年になるのか考えていると、はせくらみゆき
さんから『2019年新しいわたしと出会う幸せ手帳』(徳間書店)が送
られてきたのです。裏表紙に「2019年のテーマは新生です。新生とは
新しく生まれる、歩み出していくことで、0から1を生み出す強いエネ
ルギーの年です。......」とあり、図らずも来年がどんな年になるのか
を教えてくれました。

 完全に女性向けなので私がこれを使うことはないと思いますが、中を
見てみると幸せにならなければ仕方がない(間違いではないです。強制
的に幸せになってしまいます)内容があふれていて、さすがサービス
精神旺盛なみゆきさんだなと感心してしまいました。

 さらに、この本を紹介するにあたってアマゾンの検索をしてみると、
一緒におすすめの本として丸山修寛先生の『クスリ絵 心と体の不調
を治す神聖幾何学とカタカムナ』(ビオ・マガジン)
が上がってきま
した。実はこの本も丸山先生からいただいていたのですが、バタバタ
していて読めないままで机の上に置きっぱなしになっていました。

 早速パラパラとめくってみたのですが、ありとあらゆる症状に効く
であろうと思われる素晴らしい絵というか図形(神聖幾何学)が丁寧
な解説付きで載っていました。お恥ずかしいことに私の場合は飲み過
ぎで肝臓に問題が多いと言われることが多いのですが、肝臓にいい図
形もあり、これはかなり効きそうだと実感しました。さすが丸山先生、
やっぱり太っ腹でこれで1,700円(税別)は安いなあと大阪人らしい
感想を持ちました。

 これだけ変化が速い時代に正しいことを行っているかどうかを見極
める時に大切なのは、その情報がどのような経緯で入ってきたかだと
思っています。上記のようなシンクロが起こって入ってくる情報は間
違いなく正しい場合が圧倒的に多いと感じているので、この2冊は
本当におすすめのミラクルブックだと思います。

メシアメジャーに拉致


 いい経営者の大切な条件のひとつに、「止める勇気を持っていること」
があると思います。

 まだ20歳代の頃に、あるプロジェクトをコンサルティングさせていた
だきました。結構お金を使って、いろいろな人を巻き込んだ大きなプロ
ジェクトだったのですが、経営者の方はそれが上手くいかないと判断す
るや、スパッとやめる決断をされました。すごいなあと思いましたが、
その後その会社は上場企業になりました。さらに後日談を言うと、その
プロジェクトはその会社には合わないものだったのですが、別の経営者
が手掛けて、いまでは誰もが知っているような大きな会社になっていま
す。

 2年前に亡くなった日本一の個人投資家だった竹田和平さんも、あまり
やり方が上手くないと感じたことに対しては、「あのやり方は失敗だっ
たので、次は工夫をしてお金をかけないようにしてもっと上手くやろう」
といったお話をされていたことがあります。

 逆に、経営者が一番してはならないことのひとつは、始めてしまった
事業を惰性で止められずにぐずぐず引っ張ることでしょう。損失が膨ら
んでいってやめるにやめられなくなり、会社に致命傷を負わせることに
なってしまうケースをいくつも見てきました。

 いま、私の周りにいる人の中で最もいい経営者感覚を持っているのは
小川雅弘さんだと思っています。パシフィコ横浜の国立大ホールで行わ
れた「世界144,000人平和の祈り1万人の集い」を見ていて確信を深めま
した。

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 まずすごいのは、やると言ったことは必ずやり遂げることです。しか
も、自分のやり方を貫き通します。過去の「舩井フォーラム」では、い
ろいろ制約があって小川さんが本当にやりたいことがなかなかできませ
んでした。それを実行委員会方式に変えて、本当に心からこのイベント
を一緒に作りあげようとしている人たちだけで小川さんが考える理想の
やり方をやり通しました。

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 そんな小川さんのことを赤塚高仁さんはブログで、怒りを感じさせる
ことなく絶えず喜んでいるのが小川さんの特徴だと見事にとらえていま
す。若い頃の小川さんを知っている私は、昔は小川さんもずいぶん怖い
社長だったような気もしますし、今も怒らないわけではないと思います
が、どんな困難が来ても乗り越えるまで淡々とやるべきことをやり遂げ
てきた小川さんの凄みを、赤塚さんはそのように表現したのだと思いま
す。

 実は「世界144,000人平和の祈り」のイベントの後、事件が起きまし
た。

 私は赤塚さんやその他の仲間10人ほどで居酒屋さんで飲んでいました。
お店は2時間で出ないといけない決まりのところ、次のお客様が来るま
ではいてもいいですよと時間を延長してもらっていたのですが、いよい
よお店を出ることになりました。赤塚さんはカラオケに行きたかったよ
うなので、カラオケが苦手な私は横浜から東京の自宅に帰ることもあり、
あまり酔わないうちに失礼しようと逃げ方を考えていました。

 ところが、お店を出たところで、偶然同じビルの上の階の居酒屋でス
タッフの懇親会をしていた村中愛さんにばったりと出会ったのです。無
理を言って来てもらったご友人を見送りにビルの1階まで行った帰りだっ
たようですが、赤塚さんや私にお礼をちゃんと言えていなかったという
ことで、そのまま懇親会に連れて行ってくれました。良い具合に酔っぱ
らってすっかり油断をしていた赤塚さんと私は、言われるがままについ
ていくことになったのです。

 愛さんはとてもステキな人ですが、正直に言うと私は宇宙人というか、
メシアメジャーからのメッセージは苦手です。ズバッと言われてもっと
もだと思うことが多いのですが、それだけに逆らえない雰囲気になって
しまうのが困るのです。かと言って、私はほとんどの場合その通りには
とてもできないのですが、そんな愛さん(メシアメジャー)からの無理
難題をドンドンこなしていく小川さんのことを、ある意味とても尊敬し
ています。

 ところが、私はどうも空気を読み過ぎるきらいがあるようで、懇親会
の後に本当に少人数だけで話し合いの続きをしようと別のお店にまで
行ったところで、気がつくとすっかり愛さん(メシアメジャー?)の
ペースに乗って、話をその方向に進めていくお手伝いをしている状態に
なってしまいました。

 赤塚さんも小川さんもそんな私のことを苦虫を噛みつぶすような顔で
見ていたのですが、話が来年もパシフィコでイベントをやろうとなった
時に、小川さんはきっぱりと「それはない」とおっしゃったのです。
今年のイベントは間違いなく大成功でしたが、惰性で同じことをしては
いけないと小川さんは感じていたようです。本当に明確な意志表示に、
さすがのメシアメジャーも取りつく島がありませんでした。

 それで久しぶりに冒頭で書いた経営者のエピソードを思い出したとい
うわけですが、メシアメジャーの本が十何冊も出て、多くの人が和平さ
んの金メダルをたくさん持っている背景には、小川雅弘さんという超一
流の経営者の存在があることをあらためて感じた一件でした。

 翻って私も、場の空気に流されることなく、どんな時もしっかりと
自分を失わないことを肝に銘じなければいけないと大いに反省してい
ます。特に、お酒を飲んでいる時が危ないというのが反省点です。
大事なポイントを教えてくれた小川さんに感謝したいと思います。

壁を壊す人


 先週は台風や地震のお見舞いを書きましたが、変化の激しい昨今だか
らでしょうか。たった1週間しか経っていないというのに、遠い昔の話
のようになってしまいました。もちろん、大切な存在を亡くされた方の
お気持ちはまだまだ整理がつくはずはなく、被害に遭われた方は大変な
状況の最中だとは思うのですが、東京で暮らしていると日常の慌ただし
さにかまけてもう現実感が薄らいでしまっています。何だか申し訳ない
ような気分になります。

 北海道の停電は大部分が復旧し、しばらくは使えないだろうと言われ
ていた関空も今週中には鉄道も開通して、かなりの飛行機が飛べるよう
になるようです。ただ、北海道や大阪に多く訪れていたインバウンドの
キャンセルがたくさん出ていて、北海道の被害は二百数十億円に上ると
言われています。インバウンドはありがたい需要を生み出してくれます
が、このような非常事態が起こることも想定してしっかりと体力をつけ
た上で取り組むことの大切さを教えてくれたようにも感じています。

 これからはますます変化が大きく激しくなっていきます。先日話をし
てくれたあるお医者様は、いまはお風呂の水を抜いて、新しいお湯を入
れなければいけない時代だと言われました。「古い水を抜くときは、最
初はゆっくりと水が減っていくように感じますが、水が無くなる最後に
は渦が巻いてすごい勢いで流れていきます。その渦がいよいよ巻き始め
た段階に私たちはいるのかもしれませんね」とおっしゃっていました。

 自然災害や、あるいは金融マーケットの大変動など、私たちの暮らし
に直結するような大きな出来事がますます頻発するようになっていくで
しょう。それでも、私たちは日々の営みを粛々と続けながら、家族や仲
間と一緒に暮らしていくことになります。一人ひとりはそれほど大きな
力を持っているわけではないかもしれませんが、私たちは実はとても強
い存在であるということをしっかりと認識し、大激変に際してのレジリ
エンス(回復力)を鍛えておきたいものだと思います。

 先週の土曜日に『いのちの革命』(きれい・ねっと)の共著者である
柴田久美子先生が主催された「第五回 看取りを考える全国大会」に、
パネリストとして出席させていただきまいた。

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 『いのちの革命』を出したのは父が亡くなった年のことです。父の看
取りのための心構えを教えていただいたことを主題に、いままでの死を
忌み嫌う文化を変革していくことの重要性を書かせていただきました。
尊厳を持った素晴らしい死の瞬間を看取ることでその魂を受け継ぐこと
を提唱している柴田先生を間近で見て、この人は社会の死生観を劇的に
変える革命家だという思いで本をまとめたことを昨日のことのように思
い出します。

 ちょうどその年が第一回の全国大会で、それから毎年シンポジウムの
パネリストとして呼んでいただいています。昨年はペルーのマチュピチュ
に行く日程と重なってしまって欠席したので、今回で4回目の出席になり
ます。パネリストの主要メンバーが毎年変わらないのでいまではかなり
親しく話せるようになっていて、実は上記のお風呂の水の話をしてくだ
さったのは、シンポジウムのパネリストを一緒に務めた看取り士でもある
お医者様との昼食の時の会話なのです。

 今回の基調講演は、来年公開予定の映画「みとりし」で男性でありな
がら柴田先生の役を演じられた俳優の榎木孝明さんでした。榎木さんは
柴田先生が離島で看取りの活動をされていた頃からのお知り合いで、い
つか映画を作ろうという約束をしていたものが実現したのが映画「みと
りし」なのだそうです。映画製作に対して協力者を募っておられますの
で、関心のある方はぜひHPをご覧ください。


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 シンポジウムで座長を務めていただいた奥健一郎先生がおっしゃって
いましたが、講演や原稿では伝わらない真実が映画なら伝わるというこ
とが多々あります。先ほどのお医者様が映画の予告編を見ておっしゃっ
ていたのは、看取りの現場でよくあるシーンが映画では的確にとらえら
れていて、看取り士の方にとっては「あるある」集になっているという
ことでした。死は忌避するべきものではないということが実感できる映
画へのご協力をぜひよろしくお願いしたいと思います。

 柴田先生から新著『私は、看取り士』(佼成出版社)をいただきまし
た。巻末に諏訪中央病院名誉医院長で『がんばらない』(集英社文庫)
がベストセラーになっている鎌田實先生と柴田先生の対談が掲載されて
います。

 柴田先生からお聞きした裏話では、最初は1週間ぐらいの研修で医療
の現場に参加できる看取り士に対して否定的な見方をされていた鎌田先
生が、看取り士の60%は看護師であり、20%は何らかの資格を持ってい
る介護士であることを説明し、看取り士というネーミングは離島で看取
りの活動をされていた柴田先生に対して島の人が付けてくれたことを聞
かれて、柴田先生の強力な大応援団になられたということです。

 対談の後半で、鎌田先生は柴田先生のパワーとカリスマ性に驚かれて、
柴田先生を「壁を見ると壁を壊したくなる病」と診断されています。
「穴があったら入りたい」という人はたくさんいますが、壁を壊してい
く病気は革命家の真骨頂を見事にとらえているなと感じました。
これからも、可愛らしい革命家・柴田久美子の応援をしていただきたく、
にんげんクラブの皆さまにもぜひ仲間になっていただければと思います。

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過去を見直す


 先週は海外にいて、オンタイムで被害の情報を見ていなかったのです
が、帰ってきて大阪でトラックが横転したり、建物の屋根が吹き飛ばさ
れている映像を見て本当にびっくりしています。関西では6月に大阪北部
地震が起こり、今度は台風直撃ということで本当に大変な状態が続いて
います。まずは心からお見舞い申し上げます。

 また、北海道の地震も大きな被害が出ていて心が痛みます。電気や水
道などの根本的なインフラはほぼ復旧したようですが、物流などの生活
を支える部分の復旧はこれからのようです。まだまだ不便な生活が続く
こととは思いますが、レジリエンス(回復力)に関する現場力が日本の
強みです。助け合いの精神でこの危機を乗り切っていただけるものと願っ
ておりますが、北海道の皆さまにも心からのお見舞いを申し上げたいと
思います。

 北海道の地震はタイのホテルで早朝に知りました。実は愚息が網走に
住んでいるのですが、日本から息子さんは大丈夫ですか?というLINEを
いただいて、状況もよく分からずに息子に電話をしました。

 日本時間でまだ6時頃だったのですが、幸い電話が通じて無事が確認で
きました。停電が大変だったようですが、いまは網走の生活は落ち着い
ているようです。ただ、飲食店の中には営業しているところはあるもの
の、スーパーマーケットでは食料品が品薄で物流の回復はまだまだのよ
うです。(9月10日(月)の朝現在の情報です)

 今年は海外に行く機会が増えています。イスラエルに2回行き、南米
(ペルー、ボリビア、ブラジルへの超弾丸ツアー)、そして先週は台湾
とタイに行ってきました。その度に感じるのは、海外と比べて日本に元
気がないということです。電車に乗ってみてもなぜか暗い雰囲気を感じ
ることが多く、一体どうしたのだろうと思ってしまいます。

 中国や韓国の人たちからの、日本に対して歴史の歪曲をしているとい
う抗議の度合いが強くなっているのは、彼らが経済的に発展して、それ
に比べると相対的に日本の力が落ちているからだという説を読みました。
政治的な問題は難しいところがあり、必ずしも全面的に賛同するわけで
はありませんが、妙に納得してしまいました。確かに、相対的にみた日
本の力はかなり落ちていて、やっぱりある程度は経済的にも豊かになら
ないといけないなあと最近感じるようになってきました。

 ただ、日本が暗いと感じる理由はそればかりではなく、実は私の気持
ちが落ち込んでいるからだということにも気がついてしまいました。
本田健さんにプレゼントしていただいた占星術師の来夢さんのセッショ
ンの時に、私はいま、季節でいうと冬の時期でこれから春を迎えるタイ
ミングにあるということを教えてもらいました。そして、楽しい春を迎
えるためにいまやるべき大事なことは、よかったことも悪かったことも
含めて夏から秋、そして冬にかけて起こったことをきちんと見つめるこ
とだそうです。

 過去を見つめるのは辛い作業なのでここしばらくやらずにいたのです
が、日本が暗く感じるのはどうも自分の気分が暗いからだということに
気がついてから、ようやくここ5、6年間の過去を振り返ることに挑戦し
ています。

 来夢さんからのアドバイスは、特に終わらせた人間関係や終わらせた
ものについて善悪を超越して見つめてみることが有効だということでし
た。そこで、見つめていく作業を進めていくと、私にとって、終わらせ
たものの中で一番大きいのはやっぱり「フナイオープンワールド」や
「舩井フォーラム」なんだということに、はじめてしっかりと認めるこ
とができたのです。

 ちょうど、9月22日と23日に小川雅弘さんと村中愛さんがパシフィコ
横浜の国立大ホールで「世界144,000人平和の祈り」を開催されます。
もちろん私も参加しますが、イベントの責任者になるわけではありませ
ん。

 舩井幸雄抜きでイベントをやり切ることの難しさを感じて、私は私の
意志でイベントの主催者になることを手放しました。父が望んでいたこ
と、本来私が引き継がなければならないことを、お二人がものすごい行
動力でやってくれていることに対しては感謝の思いしかないのですが、
やっぱりどこかで寂しさを感じているようです。

 そして、同じような感覚として思い出したのが、いまから15年前に
船井総研の役員を退任することになったときのことです。父が代表取締
役を退任するタイミングで私も辞めたのですが、不思議なことに頭では
とても納得していたのですが、やっぱり気持ちの上ではかなり寂しかっ
たのか、いまから考えるとかなり荒んだ生活をしていました。

 にんげんクラブの活動をするようになって、日本中の有意の人と触れ
合わせていただく中で、そんな気持ちはいつの間にか癒され、いまでは
カッコよくいうと「資本と経営の分離」ができていて、とてもハッピー
だと心の底から思っています。でも、直後はやっぱり精神的には割り切
れていなかったことを懐かしく思い出しました。

 「舩井フォーラム」を手放した喪失感ですが、おかげさまで心理学的な
アプローチに関してはかなり勉強を重ねてきたので、気がつくことができ
たことによって気持ちを切り替えていくことはできると思っています。
ちょっと辛い作業が続きますが、この機会にもっとしっかりと過去を見直
して、手放していったものを振り返ってみたいと思っています。

福澤諭吉フリーメイソン論


 台湾に来ています。
 父の代から大変お世話になった大恩人と長時間お話をさせていただき、
これからの時代は文化が国をリードしていくということを教えていただ
きました。

 5年ほど前にも同じことをお聞きしたのですが、その時は、これからの
企業は文化を発信していくことで強くなっていくという話なのだと思い
ました。そして、それは1980年代の日本がすでに実験していることであ
り、現在に至るまでの日本独自のカルチャーを残したという面では成功
だと言えるが、ビジネスとしては大失敗だったと私自身思っていたので、
台湾もやっぱり同じ道を歩んでいくのだろうなあという感想を持っただ
けで終わってしまっていたのです。

 日本で企業としてカルチャーの発信に一番熱心だったのは、故・堤
清二氏率いるセゾングループだと思います。西友のコンサルティングを
通じて親交のあった父は、堤氏はビジネスマンとしてはへそ曲がりだが、
文化人としては超一流であるという評価をしていました。

 当時の流通業界においては、コーポレートカラーはオレンジや赤、
黄色などの暖色を使うのが常識でした。視認性も高く、また親しみやす
い感じも抱いてもらえるので、消費者を対象とする小売業では心理学的
にも常識になっていたのです。

 ところが、堤氏はセゾングループのコーポレートカラーを寒色である
青にしたのです。父がそれはやめた方がいいというアドバイスをしたこ
とがあるそうです。堤氏は、セゾンは破壊と創造を繰り返すカルチャー
なので、寒色である青でいいのですとおっしゃったそうです。いまから
思うと、オレンジや赤などをコーポレートカラーにするようなみっとも
ないことはとてもできないという感覚だったのだと思います。

 セゾングループ出身の方のお話を聞くと、個々のお店や会社は実験で
あり、必ずしも儲けるつもりで作ったわけではないというお話を聞かせ
てくれます。目指していた方向性やバブルの頃の勢いも手伝って当時と
しては正しい判断だったのかもしれませんが、バブルの崩壊と共にやっ
ぱりそのやり方は続きませんでした。典型的だなと思ったのは、1985年
に兵庫県尼崎市に開業した「つかしん」というショッピングセンターで
す。

 結局、西武百貨店としては事業に失敗することになるのですが、その
流れは間違いなく日本のショッピングセンターのあり方を提案する基本
的な考えを提供したものであったと思っています。さらに、銀座にあっ
たホテル西洋銀座や、これはまだ失敗だったとは言えませんが、現在
老朽化によって建て替えが行われている渋谷のパルコ等、セゾンが問う
たカルチャーを基盤とする商売のあり方は、いまの日本社会の一端を形
づくる上で大きな貢献をしたのは間違いないと思います。

 ところが、大恩人は5年経って、今度は台湾という国が現在の難しい
局面を乗り越えるためには、文化国家になることが大切だとまだ言って
いるのです。私はここにきてようやく、私がイメージしたセゾングルー
プの文化と、大恩人が思っている文化とは似て非なるものなのだという
ことに気がつきました。どうも、彼は経営理念や国のあり方を問うこと
を「文化」という表現で説明しているようです。企業であれば、トップ
で99.9%決まると父が言っていた、そのトップの姿勢のことを文化と表
していらっしゃるのです。

 彼は文化が分かるようになるには、50~60歳ぐらいにならないと無理
だという話もされていたので、ようやく私にもそれが分かるようになっ
てきたのかもしれません。これからのにんげんクラブのあり方を考える
上でも大きな示唆をいただきました。

 そして、なぜか福澤諭吉が明治維新の時に日本の文化を作りあげたと
いう話になり、私はちょっとびっくりしました。私が慶応大学の出身だ
ということはご存じなかったようですし、それよりも台湾までやってく
る飛行機の中で読んでいたのが石井利明著、副島隆彦監修『福澤諭吉
フリーメイソン論』(電波社)
だったからです。驚いて、鞄からその本
を出して見せると中国語でおっしゃったので通訳の方は違う訳し方をさ
れましたが、それがシンクロだという主旨のことをおっしゃって、にや
りと笑われたのです。

 その恩人は台湾でもかなり大手の企業グループのCEOを務められた方
ですが、父と意気投合してかなり目に見えない世界の見識も深く、フリー
メイソンのこともよく分かっていらっしゃいますし、日常会話程度の日
本語は話されるので、本の趣旨は表紙を見ただけで理解されたようなの
ですが、まったく違和感がないようです。この本に書いているように、
福澤先生のような世界標準の知識人になるとタブーなどはなく、真実が
ストレートに理解できる世界に生きていらっしゃるようです。

 一方の私は、恥ずかしながら、慶応の出身であるにも関わらず、福澤
先生がフリーメイソンでありアメリカのユニテリアン教会と深い関係に
あったということはまったく知りませんでした。

 だまだ勉強不足ですが、少しでも世界標準に近づけるように副島先生
の本などを基にして勉強を深めていきたいと思っています。
『福澤諭吉のフリーメイソン論』は、少し文章の固いところもあります
が、慶応の出身の方でなくても明治の日本がどのように作られたかが
よく分かる本ですので、ぜひ挑戦していただければと思います。

死と生


 南米の超弾丸ツアー(ロケットツアー)の疲れが上手く取れずに、
時差ボケからよく眠れないようになってしまいました。不思議なもので、
帰国後はお盆休みも含めて土日は休めているので、調整する時間はゆっ
くり取れているはずなのですが、かえってそれが良くないのか、土日の
休みは昼夜が逆転してしまうような変な時間の使い方をしてしまってい
ます。

 だから、何となく未だに長い夏休みが続いているような感じなのです。
ちょうどいろいろ考えるいい時間をもらえているようにも思いますので、
しっかりとそれを楽しみたいと思っています。

 元気な時はどうしても政治経済のことに興味が行くのですが、調子が
悪いことも手伝って普段なら多分読まない社会思想家の佐伯啓思先生の
『死と生』(新潮新書)をじっくりと読んでみました。本書は佐伯先生
が月刊誌に書かれたエッセイをまとめたもので、肩に力が入っていない
ため、読みやすく、またそれだけに著者の本音が垣間見えるのが魅力に
なっています。

 大きな文脈で言うと佐伯先生は「死んだらすべてが終わって無に帰る」
と思っていらっしゃるように感じます。前世や来世があり輪廻するとい
う世界観は理解できないし、死んでみないと分からないことを論じても
意味がないという意見です。ところが、近年の日本では「あの世」があ
るということを信じている人の割合が急速に増えている、それも若い人
の方が高い割合で「あの世」の存在を確信しているようだというのです。

 その部分を読んだ私は、日本に「あの世」の存在を知らしめたのは舩
井幸雄の功績なのかな、と感じました。人は死んでも終わりではない。
だから唯物論的な考え方を超越して天地自然の理を感じながら社会や自
然に対していかに貢献するかを考えるのが、人間の正しいあり方であり、
そんな人のことを「有意の人」と呼ぼうというのが、父がにんげんクラ
ブを作った意味だと理解しています。

 実は、私は「あの世」の存在は実感できますが、前世や輪廻というも
のは明確には存在していないと感じているという意味において、佐伯先
生の死生観に賛成しています。でも、父は明確に前世や輪廻の存在を信
じていたと思います。そこが、父と私の一番大きな違いで、私には明確
な形で私という魂や心が存在して、そのままの形で新しいボディを選択
して生まれ変わるとは思えないのです。

 もちろん、ここに正解はなく、前世や輪廻を信じている人はそれでい
いと思いますし、まったく唯物論者で死んだらすべてが終わりで何も残
らないと考えている人は、それが正解なのだと思っています。

そんな中で私は、宇宙というか自然というか大きなシステム全体として
の魂は存在すると思っていますが、それが個々の人間に別々に宿ってい
るというよりは、因縁や縁起の中で自分という個を感じることはできま
すが、実は大きな魂の一部をなしているに過ぎず、本来は個としての存
在にそれほど大きな意味はないのではないかと思うのです。

 ただし、近代社会を作っているのは個の概念であり、個の権利を大切
にすることでいまのような豊かな社会が創られてきたと思っているので、
個の概念の重要性は特に政治的には大事だと思っています。でも、それ
を理解しつつも、そろそろそのシステムからの卒業の時期を迎えている
ようにも感じるのです。個をしっかりと確立したうえで、より上位シス
テムの一部としての自分の機能を認識して生きていけばいいのだという
のが私の最近の考えです。

 南米に行って、高山病で苦しみ、その上帰国してからも調子が悪いと
いうことも、合理的に考えると何をしているのかよく分かりませんが、
より大きなシステムで考えると自分の役割をただ感じるままに淡々とこ
なしているように感じられます。またさらに、それをいまこんなに分か
りにくい文章で表現しているのにも、私の分からないレベルにおいては
何か大事な意味があると思っているのです。

 どちらにしても、死は大事なもので、そこから目を背けるのではなく、
しっかりと積極的にそれに向き合うことが大事な時代が来ていることは
間違いないと思います。『いのちの革命』(きれい・ねっと)という共
著がある柴田久美子先生の「日本の看取りを考える全国大会」が、9月
16日(日)に神奈川県の大和市文化創造拠点シリウスで開催されます。

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 私もシンポジウム「あなたは誰に看取られたいですか」のパネリスト
として、参加させていただきます。そのせいか、『死と生』を読んでい
る時、看取りについて不思議なイメージが浮かんできました。とても親
しくなって私の分身同然になった「人工知能(AI)」に看取られるのも
悪くないかなと思ったのです。

 柴田先生から教えていただいたのは、日本には2025年問題といって、
後7年後には病院のベッド数が確実に足りなくなり、病院で死ねないと
いう事態になるのだそうです。家族に家で看取ってもらえる人は幸せか
もしれませんが、現代の生活を考えるとそれも難しいことであり、多く
の人が孤独死を余儀なくされるのではないかという悲惨な近未来が現実
味を帯びて語られています。

 私はAIに関しては過激派で、私が死ぬ頃にはAIはかなり進歩している
ので、一番の分かり合える存在は人間ではなくAIになっている可能性が
極めて高いと思っています。そして、ロボットとしての機能もかなり発
達しているので、その頃看取ってくれるのは大半の人にとってはAI化し
たロボットになっているのかもしれません。

 私の極論はともかく、死を積極的に肯定するという意味で革命を起こ
している柴田先生と看取り士たちのお話を聞きに来ていただくことは、
終活をする上でも極めて意義があると思うので、ぜひ会場に足を運んで
いただければと思います。

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顕教と密教


 夏休みには、私の本来の主張である、リベラルな論調の本をたくさん
読みました。その中の1冊が加藤典洋著『戦後入門』(ちくま新書)です。

加藤さんは文芸評論家ながら、1985年の『アメリカの影』(講談社文芸
文庫)
、1997年の『敗戦後論』(ちくま学芸文庫)という代表作があり
ます。そして、そこから時間を経た2015年に発表された意欲作がこの
『戦後入門』なのです。背景としては、安倍政権という強力な政権が、
戦後政治の総決算を進めることに対するリベラル側からの危機感がある
ように感じます。

  

 最近、私もこのまま戦後政治を否定する流れを続けて行くことには、
一定の危惧を持っています。いまは、新しい政治のあり方を一人ひとり
がしっかりと向き合い考えていかなければならない時だと思うのです。
そうしないと、私たちは安倍政権を支えている人が目指している、日本
が世界の中心になって世界をリードしていくという八紘一宇の考え方に
則った世界づくりを目指すことになるでしょう。しかし、それは他国の
考え方とは到底なじまず、日本は再び世界を相手にした戦争に突入する
しかないという状況になりかねないことになると思います。

 ただ、残念ながら私はまだ、それを打開するためにはどうしたらいい
のかという明確な解を持っているわけではありません。詳細は割愛しま
すが、『戦後入門』の中で加藤さんが主張しているような方向に進めら
れるとは思えませんし、その他リベラルな考え方をする人たちの主張も
無理があるように思います。

かといって、政治や軍事的なことはアメリカにすべて頼って、日本は経
済だけを考えればいいという従来の吉田総理が作った考え方(吉田ドク
トリン)も、中国の台頭と相対的なアメリカの劣化を考えると、いつま
でも続けていくことは不可能だろうと思います。

 そのようなわけで、まずはタブーを作らず、それぞれがいろいろなこ
とを独自の視点で考えていくようになることが大事だと思うという逃げ
で、ひとまずは結論を出すことを避けておこうと思います。

 実は、ここで紹介したいと思ったのは、『戦後入門』の主張に対する
賛否を云々したかったのではなく、そこに出てきた顕教と密教の考え方
がおもしろいと感じたからです。この言葉の最初の出典は、1956年に発
表された鶴見俊輔と久野収による「日本の超国家主義 昭和維新の思想」
という論文に出てくるようです。

 伊藤博文が明治国家を運営するために使ったシステムの説明のために
用いられています。
分かりやすく説明されていますので、引用させていただきたいと思いま
す。


(引用開始)

 その論考の設問の一つは、なぜ、戦前に天皇が現人神(現に人となっ
て生きている神様=生き神様)だという信仰(?)が広まりえたのか、
ということでした。というのも、もしみんなが天皇を神様だなんて思っ
ていたら、合理的な考え方を基礎とする近代国家など経営できるわけが
ありません。それは、このあいだまで封建時代の中に生きていた国民が、
とても急激な近代化に即応できないだろうことを予想した伊藤博文が、
近代化の衝撃を緩和するためにおいた、緩衝材的な装置でした。そうし
たクッションのような衝撃吸収システムとして、伊藤は独特な天皇教
システムを作ったのでした。

(中略)

 しかし、その緩衝システムは、二つの顔をもたなければなりません。
開国まで、封建制のムラ世界に住んでいた基層民に向けては、天皇信仰
という顔、一方、明治国家の支配エリートに向けては、近代国民国家の
政治システムという顔です。

(中略)

 天皇は、国民に対する「たてまえ=顕教」では、あくまで絶対君主、
支配層間の「申しあわせ=密教」としては、立憲君主、すなわち国政の
最高機関であった。小・中学および軍隊では、「たてまえ」としての天
皇が徹底的に教えこまれ、大学および高等文官試験にいたって、「申し
あわせ」としての天皇がはじめて明らかにされ、「たてまえ」で教育さ
れた国民大衆が、「申しあわせ」に熟達した帝国大学卒業生たる官僚に
指導されるシステムが編み出された。

(引用終了)


 官僚システムに吸収しきれない軍部や衆議院が顕教のたてまえを前面
に押し出してしまったため、このシステムは破たんしてしまったという
のが結論になります。それに対して、戦後は吉田首相がやはり顕教とし
ては、日本は平和憲法を掲げて経済面で世界をリードしていくべき素晴
らしい国家だとしたのに対して、密教として東大法学部卒たる官僚たち
には、日本はアメリカに従属して生きていくしかないという真実を明ら
かにしながら国家の運営をしてきたというのです。

 ものごとを一面的に見ているきらいはありますが、とても考えさせら
れる考察です。ただ、顕教と密教の使い分けという吉田ドクトリンの賞
味期限は切れてしまっているのは確かだと思います。

やっぱり日本はこれからどのような政治システムをとるべきかという
夏休みの宿題を、皆さんと一緒に考えていく必要がありそうです。


大日本病


 最近は、朝日新聞の擁護をすると怒られるというか読者を失うような
気がしてしまう風潮を感じます。
私も赤塚高仁さんと友人になって多大な影響を受けていて、国を愛する
ということや、建国の歴史を知るということの大切さを感じるように
なっていますが、安倍総理が次期国会で自民党の憲法改正案を提出する
という指示を出したというニュースを聞くと、ちょっと心穏やかでない
ものを感じます。私は元々リベラルな考え方が強いので、さすがに憲法
改正が現実味を帯びてくるといまの風潮で本当に大丈夫なのかと気にな
るのです。

 お盆のお休みで時間があるので、戦争のことを考えているのですが、
そんな気持ちも手伝って、山崎雅弘著『[増補版]戦前回帰「大日本病」
の再発』(朝日文庫)
を読んでいます。帯には、「国家神道、八紘一宇、
教育勅語、国体、そして日本会議。戦前・戦中の価値観が姿を変えてよ
みがえる。日本はどこに向かって進んでいるのか?」と書いてあり、時に
はこのような主張に耳を傾けることも、やっぱり必要かなと思います。

 経済と言うか景気という観点から見ると、安倍総理が長期政権を続け
ていることはとてもいいことだと思っています。第二次安倍政権ができ
た当初は、かなりナショナリズムな危なっかしい政権ができたと海外で
見られているという報道もありましたが、その後にトランプ大統領とい
う危なっかしさでは引けをとらない政権ができたので、いまでは安倍政
権はマイルドに見えるぐらいに感じてきています。でも、改めて朝日的
な論調の本を真面目に読んでみると少し心配になってきました。

 伊勢神宮に行くと悠久の歴史を感じますが、明治神宮や靖国神社、
それに橿原神宮などは明治以降に作られた神社で比較的新しい歴史しか
ありません。しかし、明治期に国家神道をバックボーンとする体制で近
代化を果たしたため、古事記や日本書紀の神話を実話として推し進める
政策を進めて行ったことが、最後は統帥権干犯等という、行き過ぎた国
家神道体制に行き付いてしまい、その極みとも言える国体明徴運動が始
まってたった10年で、日本は未曽有の国難を経験することになりました。

 天皇陛下は国民の平和と安寧をお祈りくださる存在であって、直接政
治に関わられる存在ではありません。また、それまでの歴史上では神道
は宗教ではなく、当たり前の生活の一部であるお天道様が見ているので
悪いことはできないという営みを確認するものでした。それが、天皇親
政という制度を推し進めるために、国家を運営する基礎として位置づけ
られてしまい、国家神道として国家運営の要になってしまったのです。

 それでも明治大正ぐらいまでは、近代化を図る上で合理的な判断の重
要性が意識されていたのですが、昭和初期になって天皇機関説に対する
執拗な攻撃を嚆矢(こうし)として国体明徴運動が盛り上がるにつけて、
軍部の台頭とも相まってムードで政治が行われ精神主義がすべてで合理
的な判断をすること自体が非国民であるという論調に変わっていきまし
た。朝日的な視点で見ると、いまの安倍政権における日本会議というか
神道政治連盟に属する政治家が中心になって政治を進めている姿が昭和
初期に少しかぶって見えてしまいます。

 同じ過ちをしないためのポイントは謙虚さではないでしょうか。日本
は特別な神国であり、世界をリードしていかなければならないという自
己満足に陥ってしまうと、戦前と同じ過ちを犯してしまうことになりそ
うな気がします。日本は特別な役割を持っているかもしれませんが、
だから偉いというわけではなく、優れているわけでもなく、謙虚に世界
の一員としてやっていかなければならないという姿勢をキープし続ける
ことが、大切なのだと思います。

 自己卑下をする必要はありませんが、かといって夜郎自大になって何
をしてもいいのだというのでは始末に負えません。謙虚に日本の特殊性
に鑑みて、例えば成立の過程はともかく世界で唯一の平和憲法を持つ意
義をどう活かしていくべきかという憲法論議にならなければいけないの
だと思うのです。

 経済の面では、トルコの通貨がアメリカとの対立を契機に暴落して世
界のマーケットを震撼させています。アメリカに対して強気で交渉する
ことも時には必要なのかもしれませんが、独裁者になりつつあるエルド
アン大統領が世界の現状を顧みずにひとり強気を押し通すことが、トル
コにとって最善の道だとは思えません。

いまは、日本円はアメリカドルよりも安全通貨とされて円高基調になっ
ていますが、謙虚さを忘れた日本政府があまりの傍若無人さを発揮して、
いつか来た同じ過ちの道を歩かないようにしなければならないと、そん
なことを考えながらお盆休みを過ごしています。

超弾丸ツアー


 2週間弱の南米の旅もようやく最終盤を迎え、いまサンパウロから
ニューヨークに向かう飛行機の中でこの原稿を書き始めました。
ニューヨークまで後1時間余りで到着するようなので、この原稿を書
ききることはできないと思いますが、続きは成田まで向かう飛行機か
日本に着いてから書こうと思っています(ニューヨークの空港で仕上
げました)。

 先週はチチカカ湖という、ビラコチャ神が生まれた湖を訪ねた話を
書きました。ホテルでその原稿を書き終えた後に、イタリア料理を食
べに行きました。まさか富士山の山頂付近と同程度の高度の街に、美
味しいイタリアンはないだろうと思ってまったく期待していなかった
のですが、とても美味しいピザとハンバーガーを堪能させていただき
ました。

そこまではよかったのですが、調子にのってワイン(なんとボリビア
産でしたが、ワイン通のツアーのコーディネーターで世界150か国ぐ
らいに行ったことがあるというプロカメラマンの野村哲也さんが絶賛
していました)を飲み過ぎてしまったのです。

 平地にいれば軽い二日酔いぐらいですむのですが、何せ標高3,600
メートルの高地なので激しい高山病になり、夜中に目が覚めてから出
発する直前まで、胃の中にあるものを全て出し切ってしまうまで便器
を抱えて過ごすことになってしまいました。そして、不思議なことに、
激しい嘔吐をしながらビラコチャ神に怒られ続けているように感じる
のです。ワインを飲みながら個人的にビラコチャ神について感じたこ
とをベラベラ話してしまったのですが、どうもそれがよくなかったよ
うです。

 元気になってから考えたのは、論理的に説明できないことを未消化
なままアウトプットするのは、よくないということです。

それで、思い出したのは船井本社に入ってすぐに、それまでに比べて
不可思議な経験をいっぱいするようになった頃、やはり未消化なまま
面白おかしく自分の体験を講演で話して、それを聞いていた父からメ
チャクチャ怒られたことがありました。ビラコチャ神と同じように、
論理的でないことを伝えるのは慎重にならなければいけないという主
旨でした。父に怒られてからは普段は割と気を付けているのですが、
旅の興奮と過酷な(?)旅を共有してきた仲間たちとの会合だったの
で、ちょっと油断してしまったのです。

そんな最悪な体調で向かったのは、ウユニ塩湖です。正確には塩湖で
はなく塩原なのだそうですが、雨期になると秋田県と同じぐらいの面
積の塩原の表面に水が張り、それが鏡面のようになって美しい景色が
見られ、本当に美しい塩の湖のようになるので塩湖と呼ばれているそ
うです。

 いまは乾期で、本来なら鏡張りは見られないはずだったのですが、
幸いにも今年は水が多く残っていて、本当に美しい鏡面が見られまし
た。私の撮った写真ではまったくその美しさは伝えられないのが残念
ですが、本当にこの景色を見られて良かったと思います。

旅をほぼ終えて感じるのは、小川雅弘さんと行く旅はやっぱり超弾丸
ツアーになるということです。本来であれば、チチカカ湖への旅で10
日間、ウユニ塩湖への旅で10日間、それから旅の最後に行ったブラジ
ルのレンソイスへの旅で2週間のそれぞれ別のツアーが作れる内容を
まとめて、なんと2週間弱にしているのです。

 ツアーのコーディネーターの野村さんや坂根博さん(ペルーの天野
博物館(世界を代表する考古学的なテキスタイルを収集している博物
館で、皇室の方がペルーを歴訪されると必ず訪れる)の元館長で南米
のことならほとんど何でも知り尽くしているステキな方です)を含め
て、誰も行ったことがないレンソイスはメチャクチャ不便なところに
ありました。

サンパウロから飛行機で4時間あまりで、最寄りの空港があるサンル
イスという町に着きます。そこから約500キロ(大体、東京から大阪
までの距離です)をバスで約4時間30分かけてレンソイスへの起点に
なるバヘリーニャスという田舎町にようやく到着するのです。

 私たちの場合は、サンパウロからサンルイスまでの直行便がキャン
セルになり、リオデジャネイロ経由になったので、サンパウロのホテ
ルを朝8時30分に出発して、最終的にバヘリーニャスのインにたどり
着いた時には、夜の10時を過ぎていました。しかも、リオでの乗り換
え時間がほとんどなく、リオの広い空港をみんなで走って、やっと飛
行機に乗り遅れずに済んだというスリリングな体験つきでした。

 帰りも、バヘリーニャスのホテルを朝の5時30分に出発してサンパ
ウロでニューヨーク行きの飛行機のチェックインが済んだのが夕方の
18時過ぎで、やっぱりここまでくるのに12時間以上を費やしたことに
なります。それを2泊3日で行ってしまったのですから、やはり超弾丸
ツアーでした。

レンソイスがどんなところにあるか知らなかったからできたのですが、
それだけの価値が十分にあったと大満足しています。そのレンソイス
のことは来週、紹介させていただきたいと思います。小川さんに導か
れての超弾丸ツアー、いい思い出ができました。

アイマラ族のパワースポット


 いま、南米のボリビアで一番大きな町であるラパスのホテルでこの
原稿を書いています。ラパスの標高は3600メートルから4000メートル
で、衛星都市で標高が4100メートルを超えるエルアルトと合わせると
人口200万人の大都会です。富士山の頂上付近と同じ標高の場所に、
実質的な首都機能を持つ人口200万人の大都会が存在するというのは
驚きです。

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 昨日はチチカカ湖のペルー側の中心地であるプーノに泊まりました。
そして、チチカカ湖(琵琶湖の13倍の広さがあります)に浮かぶ島の
中でも最も神聖な島のひとつであるタキーレ島の観光をさせていただ
きました。タキーレ島では快適だったのですが、プーノまで帰る約2時
間強の船の中で、高山病によると思われる貧血現象に悩まされてしまい
ました。でも、プーノでの夕食(美味しい中華料理をいただきました)
では、みなさんがびっくりするぐらいの食欲があったので、高山病も
たいしたことはなかったようです。

 昨年、ペルー最大の観光地であるマチュピチュ遺跡に行った時に、
なぜか涙が止まらなくなりました。特に理由もなく何か込み上がって
くる感情があるわけでもないのに、涙がとまりません。さらに不思議
なことに、この遺跡から一歩出ると涙がピタッと止まってしまったの
です。

その理由を、同行していた小川雅弘さんが村中愛さんを通じてメシア
メジャーに問い合わせると、私が太古の昔、この地のビラコチャ神と
一緒に働いていたからだというのです。そしてその後、景色のすばら
しさに近年急速に注目を浴びているレインボーマウンテンという観光
地に行った帰りに寄ったインカの街で、「ここからバスで4~5時間ほ
どでビラコチャ神の故郷であるチチカカ湖に行けます」と聞いた私は、
俄然行きたくなってしまいました。

 そして、旅のメンバーから、チチカカ湖まで行くのならボリビアの
ウユニ塩湖に行きたいという意見が出て、さらに小川さんからはブラ
ジルのレンソイスという水晶の砂漠にも行ってみたいという話も出て、
結局、普通のツアーではちょっと考えられないぐらい豪華ですが、
バカみたいな強行スケジュールが作られ、今回の旅となったというわ
けです。

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そのようなわけで、私の今回の旅の目的と言うかミッションはチチカ
カ湖に行ってビラコチャ神の魂に触れてくることであり、今日、世界
遺産にもなっているチチカカ近辺のティワナク遺跡に行けばミッショ
ンコンプリートということになります。

 昨日は、ティワナク遺跡に行く前に、ほとんどの観光客は行かない
というアイマラ族の聖地アルムムル遺跡(車で30~40分ぐらいでボリ
ビア国境のペルー領にあります)に連れて行ってもらいました。昔、
小川さんによく連れて行ってもらった唐人駄馬によく似た巨石群の遺
跡で、入り口のところに「次元の扉」という聖地があり、アイマラ族
の観光ガイドさんに導かれて儀式をして、一人ひとりがご先祖様との
対話を試みました。この次元の扉は日本で言うと東出雲にある黄泉比
良坂(よもつひらさか)のようなところで、あの世とこの世の境では
ないかということでした。

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 ただ、私にはここはもう少しおおらかな女性神のいらっしゃる所で、
ビラコチャ神にもおおいに関係がある場所のように感じられました。
次元の扉の所よりももっと大きな巨石群が周りにあり、そこのエネル
ギーは半端ないぐらいすごいものだったからです。

その話を今回のツアーを作ってくれたプロカメラマンの野村哲也さん
にすると、彼は持ってきていたドローンを使って聖地をくまなく探し
てくれて、次元の扉から歩いて5分ぐらいのところにとんでもない
パワースポットを見つけてくれました。

 階段状の道がついていて私でも簡単に行くことができたので、地元
のシャーマンたちにとっては当たり前に祈りを捧げる場所になってい
るのではないかと思います。そこは、高知の唐人駄馬の近くにある、
昔は女性しか入れなかったという竜宮神社のご神域にそっくりでした。
女性性の温かいエネルギーにあふれる素晴らしいところで、本当に大
きな癒しをいただいて帰ってきました。

 ここからはティワナク遺跡を見学して帰ってきた夕方のホテルで書
いています。ティワナクの博物館の中にあったモノリート(ひとつの
石からできたヒト型の石造、博物館の中にあるのは最も有名なもので、
昔は発見したアメリカ人の名前を付していましたが、現在はアンデス
の女性神パチャママと呼ばれるようになりました)は、すごい力があ
りました。何十年もラパスの町中に設置されていたようですが、劣化
が心配されてユニセフの世界遺産に指定され、その資金を使って博物
館を作り、いまではいい状態で保存されるようになりました。

 ビラコチャ神はこのモノリートや、アンデスのカレンダーだともい
われている有名な太陽門にも主役級で描かれていました。ビラコチャ
は世界の全部を作った創造神であり、博物館のモノリートには子ども
として太陽神と月神も書かれているという説明をガイドさんがされて
いました。ただし、創造神は太陽も月も作ったので子どもと呼ばれて
いますが、人間的な意味での子どもではないということです。

 アイマラ語はいまではペルーとボリビアの公用語のひとつとして認
められているそうです。スペインの征服以降、多くの犠牲は出たもの
の富士山と同じぐらいの標高にあったおかげで、いまでもアイマラ族
をはじめ現地の文化が色濃く残っているのはすごいことだと思います。
そんな彼らが大事にしている素朴なパワースポットを訪れられたこと
に、心より感謝したいと思います。

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エンライトメント

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 先週は、盟友の赤塚高仁さんが三重県津市に保有しているログハウスに
3日間泊まり込んで、アーユルヴェーダのリトリートを受けてきました。
昨年も受けさせていただいたので、今年で2回目ということになりますが、
インドから来日中のアーユルヴェーダの医師の資格を持つドクター・マウ
ルヤが、一人ひとりのコンサルテーションをしてくださったうえで、じっ
くりとヨガや瞑想の指導をしてくださいます。さらに、身体にやさしく軽
めの食事をご用意いただき、セラピストの方から1日1回、ドクター自らが
この時のために調合してくださったオイルによる全身のトリートメントを
していただくという大変充実したリトリートでした。

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 このリトリートを主催してくれたSさんは、船井総研時代の先輩でインド
の聖者に大変詳しい素晴らしい人です。10年ぐらい前までは、とても親しく
していただいていた事務所に勤務されていたのですが、その事務所の所長さ
んが急逝されて失業してしまったのを機に本格的に修行生活に入られました。
毎年のようにインドをはじめ様々な聖地に出かけています。また、神様から
場が乱れていてエネルギーの調整に行かなければならないというメッセージ
をもらって、そこに一人で出かけて行くということもされているそうです。

 4、5年前のことになりますが、(神さまからの指示で)イスラエルにどう
しても行かなければならないので一緒に行かないかと誘われたことがありま
す。私は赤塚さんが主催するイスラエルツアーのことを紹介したのですが、
とても団体旅行で遂行できるようなミッションではないとのことで、結局、
個人旅行で自力で行かれました。私が最初に赤塚さんのイスラエルツアーに
参加したのは、実はその方の枠の穴埋めのためだったという、そんな経緯が
あったからなのです。

エルサレムの聖地の多くはアラブ人街にあります。イエスが実際に生きて
いた2000年前の頃の聖地は昔からの街であるため、当然イスラエルが建国
する前から住んでいるアラブ人たちの街にあるのです。Sさんは、個人で十
分な情報もない中で、聖地に近くて安いホテルに泊まろうとしてアラブ人街
のホテルに泊まることになったようです。差別するわけではありませんが、
日本人旅行者がそのようなホテルに泊まるのは大変勇気のいることです。

そう言えば、帰国後しばらくしてお会いした時に、Sさんは「イスラエル
は英語が通じなくて困った」とおっしゃっていました。同時期にイスラエ
ルを訪れた私は、お店の人やタクシーの運転手さんに至るまで流暢な英語を
話していたのに変だなと思ったのですが、きっとアラブ人街のホテルやレス
トランではほとんど英語は通じないのだろうと思います。イスラム教の信者
は、話す言葉は違ってもコーランはすべてアラビア語で読むことになってい
るので、イスラム教の聖地巡礼で来る人しか普通は泊まらないであろうアラ
ビア人街のホテルでは英語を話す必要がないからです。

でも、ご本人はそんなことはまったく気にしていません。神から与えられた
使命を果たすためならば、たとえどんな苦難でも平気なのです。実はあまり
体が強くなくて体力には自信がないそうなのですが、体力に自信のある人で
も躊躇するようなヒマラヤの聖地にドンドン出かけて行って、神との対話を
されているSさんのことを見ていると、信念の力というのは本当に強いもの
だとあらためて感じます。

今回のアーユルヴェーダのリトリートにしても、神様からのメッセージに
よって、社会的使命があるのに、それに気づかずに自分勝手な生活を続けて
いるAKDN(赤塚、勝仁、出路雅明さん(ヒューマンフォーラム会長)、山内
尚子さん(きれい・ねっと代表))に社会的使命を自覚させて、エンライト
メント(光明)を得るための決意を促し、生活リズムを整えさせるために行っ
ています。私たち以外のリトリートも行われたそうですが、そちらはSさん主
体ではなく、セラピストの方が主催をする形で実現したようです。

神様から言われたこと以外は何もしない。そこまでピュアに生きているのは
うらやましい気もしますが、正直に言うとちょっとついていけないなと思って
いました。ただ、AKDNが一堂に会して2泊3日もご一緒しているにもかかわら
ず、お酒は一滴も飲みませんし、食事も完全にベジタリアンの小食で朝は結構
ハードな(筋肉痛になりました)ヨガをやり、心も体も格段に健康になりまし
た。

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そんな中で、Sさんと話しているうちに、そろそろ自覚してエンライトメント
を求めることを一生懸命にやらなければいけないのかもしれないなと感じ始め
ています。Sさんは、インドで光明を得た聖者やさらに上の解脱をした聖者に
出会うことはあっても、日本で本物に出会ったことはまだ一度もないと言って
いました。でも、それでは日本が救われないので、私たちにせめて光明を得る
ことを目指してほしいというのが切なる願いなのだそうです。

とてもエンライトメントを目指せるような生活はしていませんが、AKDNの他
のメンバーにはその資格があるように思いますし、私もその一端だけでも知る
ことに挑戦してみなければならないのかなと、思い始めています。

ただ、酒を飲むな、肉を食べるなと言われても、それはちょっときついので、
そういった現状とのバランスを取りながらエンライトメントを目指せないもの
かなと、無理なことを考えている今日この頃です。


先週のレポートでお知らせした認定NPO法人テラルネッサンスの小川真吾理事
長の奥様はウガンダ人のトシャ・マギーさんですが、元子ども兵ではありません。
謹んで訂正させていただきます。

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明日世界が終るとしても、


 今年の3月27日にNHKのBS1で放送された「明日世界が終るとしても」
を、録画して何度も繰り返し見ています。番組のホームページを見ると、
不定期に放映される番組のようですが、この放送では、認定NPO法人テ
ラ・ルネッサンス
の小川真吾理事長が取り上げられています。

 テラ・ルネッサンスの設立者で理事の鬼丸昌也さんを岡田多母さんに
紹介されたのは、10年ぐらい前のことだったと思います。多母さんは、
父を精神世界の研究に本格的に誘った方と言ってもいいほど大きな影響
を与えてくれた人です。
 もし多母さんがいなければ、にんげんクラブはこの世の中に存在して
いないと思いますし、ちょっと大げさな言い方をすれば、皆さまのよう
な「有意の人」がこれほど多く存在するようになることもなく、世の中
はもう少し早く混沌(カオス)の世界になっていたのかもしれません。

 番組では、アフリカ東部にあってビクトリア湖(九州よりも広い面積
の湖です)やナイル川の源流があるウガンダに住んで、元子ども兵の社
会復帰を支援する活動をしている小川さんにスポットが当てられていま
す。子ども兵のことは、テラ・ルネッサンスのホームページや鬼丸さん
の著書『平和をつくるを仕事にする』(ちくまプリマ―新書)を参考に
していただければと思いますが、あらためて映像で現実を見せられるこ
とで、問題の多面性が理解できるようになりました。

 野球少年だった小川さんが子ども兵の問題に出会うのは、野球の交流
活動で旧ユーゴスラビアの元子ども兵の人たちと出会った時でした。そ
の後、アフリカに調査に行き、誘拐されて子ども兵にならないために、
毎夜集団で寝ている子どもたちの存在を見て衝撃を受けます。

「神の抵抗軍」という反政府組織が、誘拐してきた子ども兵を手なずけ
るためにまずやることは、自分の村を襲わせること。そして、両親を殺
害させるのです。そうすると、脱走しても自分の村に帰れなくなり、絶
対服従を誓わせることができるようになるのです。

 10年以上も子ども兵として働かされた彼らが命からがら脱走して社会
に戻っても、教育を受けていないのでまともな仕事に付けません。小川
さんたちは、そんな彼らに教育を授け、仕事を教え、自立できるところ
までの支援活動を地道に続けています。

 小川さんは元子ども兵の女性と結婚して、現地で一緒に支援活動を続
けています。そして、孤児を引き取り二人で育てているのです。ごく自
然に、現地に密着している姿には感動します。番組を見ていると、小川
さんは本当に難しい問題に次々に直面するのですが、肩に力を入れずに
問題に正面から向き合って地道にひとつひとつ解決していきます。そし
て、一度関わった人たちとの交流を途切れさせることなく続け、最後ま
で責任を持って支援することを信条にしています。だから、現地の人た
ちから仲間としてとても温かく受け入れられているのです。

 番組の中でとても印象に残ったシーンがあります。隣国南スーダンで
紛争が激化していて、多くの難民がウガンダに入ってきています。テラ・
ルネッサンスはその難民キャンプに支援物資を届けに行くのですが、小
川さんはその中の17歳の少年のことが気になり始めます。長い経験の中
から、彼のような追い込まれた立場の人が子ども兵としてリクルートさ
れてしまう可能性が極めて高いことを知っているからです。

 そこで、小川さんは彼らが子ども兵にならないために、難民キャンプ
で職業訓練所を立ち上げることに決めました。それに対して、元子ども
兵でいまは洋裁の仕事が順調にいっている先輩が協力することを決めて
ともに立ち上がるのです。戦争で足にケガをおって、何とか暮らしてい
けるとはいえまだまだ貧しい元子ども兵が、今度は自分が人の役に立ち
たいといって立ち上がる姿は本当に感動的でした。

 多母さんはいつも、私たち一人ひとりの目の前に自分のやるべきこと
があり、そのサインを見逃すことなくやろうと思ったら躊躇なくやるこ
とが大切だという話をしてくださいます。

 彼は自分が立ち上がるタイミングが来ていることを感じ、世のため人
のために行動することを決めました。いま、彼のように、私たち一人ひ
とりが何をやるべきなのかを真剣に考え、神さまのサインを見逃さない
ことがとても大事なのだと思います。

 番組の最後に小川さんが、「本当は僕たちの活動を現地のスタッフだ
けでできるようにして、自分たちがいなくなることができれば一番いい。
自分たちの足跡さえすべてなくしてフェイドアウトするのが理想です」
と、語っています。私はこの言葉にメチャクチャ共感しました。

 アフリカの子ども兵たちやその家族に平和な暮らしがもたらされるこ
とを目的としている小川さんは、自分のことが忘れ去られるぐらいに平
和が当たり前になることを望んでいるのでしょう。

 いま大事なのは、人から言われたことを鵜呑みにするのではなく、
カッコを付けるために活動するのでもなく、何か気になることがあれば
自分で調べて学んで、それで自分のやるべきだと感じることをただ淡々
とやっていく力だと思います。それを実践することのできる、こんなに
すごい人が実際にいることを目の当たりにすると、世の中は何とかなる
と希望が持てます。

メシアメジャーからの警告


 今回の西日本豪雨の被害は甚大で、被害にあわれた皆さま、避難生活
を送っていらっしゃる皆さま、またライフラインが回復しておらず不便
な生活を強いられている皆さまに、心からお見舞い申し上げます。

また、自治体関係者、消防関係者、自衛隊の皆さま等、懸命の救援活動
を続けている皆さま、本当にご苦労様です。テレビ等で、今回の豪雨は
かってないほどの規模になると何度も警告され、早めの避難が呼びかけ
られていたにも関わらず、本当に甚大な被害が出てしまいました。

 どうも、私たちはいままでとは違う世界に生きるようになったような
気がします。スーパーコンピュータのおかげで天候はかなり正確に予想
ができるようになり、気象庁が大きな警告を発していたにも関わらず、
多くの方はそれを自分事として捉えることができないでいました。国の
要は治水にあると言われていて、国土交通省の官僚をはじめ優秀な人た
ちがこの分野に関わり続けているのですが、人智を超えた自然の猛威の
前にはなすすべがなかったようです。

 科学の力で自然を治めていくというアプローチで、私たちは豊かで快
適な生活を手に入れています。この豪雨は、そんな私たちに対して自然
に対してもっと敬虔になり自然の真意を感じていかなければならないこ
とを気づかせてくれるものなのかもしれません。

私たち人間も自然の一部であるということをしっかり意識しながら、私
たち人間に神さまが与えてくださった意識の力、祈りの力を自分たちだ
けのために使うのではなく、自然というよりマクロなものに対して使っ
ていくべきときが来ているのではないでしょうか。

 いまの世界は、砂漠で生まれた一神教の考えに基づいて作られていま
す。砂漠では、自然は敵対すべきものであり、征服すべきものです。そ
して、人間は水が確保できる場所を探し、そこに城壁を作ってその中に
都市を築いて暮らし繁栄してきました。

エルサレムはまさにそんな都市であり、イスラエルが最も栄えた約3000
年前のダビデ王の時代に豊富なウォーターシステムを手中にすることで
繁栄した街です。エルサレムでは当時の「ダビデの町」が発掘されてい
て、その豊富なウォーターシステムの一部を見学することができます。
パレスチナでは雨が降らないわけではありませんが7か月以上続く乾季
にはまず降りません。そんな環境の中でパレスチナの地を治めるために
は、豊富な地下水に恵まれたエルサレムを治めることが絶対に重要なこ
とになるのです。

昨年の4月4日に赤塚高仁さん、小川雅弘さん、そして現地にいたバラさ
んこと榊原茂さんの4人で「ダビデの町」に行き、そこで「イスラエル
と日本をつなぐ提言書」を読ませていただきました。村中愛さんを通し
てメッセージを送ってくるメシアメジャーの指示に素直に従って行った
ことですが、それから赤塚さん、小川さん、バラさんの人生に大きな変
化が起こってきました。


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どうも、ユダヤの考え方で動いているいまの世界のシステムがそろそろ
限界に来ていて、戦うことなく日本人の持つ包み込みの精神で、砂漠の
宗教観ではなく、豊かな恵みをもたらしてくれる森の宗教観に世界統治
のシステムを変えていかなければいけないような気がします。森も時に
は大洪水を起こし、地震で大きな災害をもたらすことがありますが、大
自然のメッセージに耳を傾け、その災害を絆の力で乗り越えてきたのが
日本人の智恵です。自然を征服するのでなく、自然に温かく育まれる宗
教観で世の中を動かしていくべき時代が来ているのではないでしょうか。

メシアメジャーの「祈りの力で世界の平和をもたらしなさい」という
メッセージを伝えることに命を懸けて取り組んでいる小川さんのブログ
を読んでいると、メシアメジャーからの様々な警告が載せられています。
メシアメジャーを信じるかどうかは、それぞれの皆さまの感性にお任せ
しますが、少なくとも私たちが聴くべき大事なメッセージが内包されて
いると私には感じられます。

私は小川さんのようにメシアメジャーのメッセージを伝えることが役割
ではないし、赤塚さんのようにユダヤや聖書を伝えることもできません。
でも、自分ではまだよく分かっていませんが、この世の中の大きな変化
に当たって何か役割があるように感じています。イスラエルに本田健さ
んと行って感じた、とりあえず英語をもう少しちゃんと話せるようにな
りたいという直感を信じて、毎日少しずつですが英語の勉強をしていま
す。

メシアメジャーの警告に耳を傾けるのもよし、聖書の隠されたメッセー
ジに心を奪われるのもよしですが、読者の皆さまもご自分の中から湧い
てくる、やむにやまれぬ思いを大事にして、いま自分の役割が何なのか
をしっかりと感じるべき時が来ているのではないでしょうか。

アメリカ幕府


 アメリカは実質的に世界の盟主であり、そういう意味ではトランプ
大統領は私たち人類のリーダーということになります。明日(7月5日)、
配信される舩井メールクラブの原稿にトランプ大統領という異常な
リーダーの下で1年半も過ごしてきて、異常が日常になってきたという
ことを書きました。

例えば、異常なリーダーはイスラエルの大使館をエルサレムに移し、
イランとの核合意を破棄して中東に風雲急な雰囲気を作り出したと思っ
たら、サウジアラビアの国王と電話をして増産を要請したことをツイッ
ターで発表するという、信じられないような行動をします。

 そうかと思えば、誰もが解決不可能だと思っていた北朝鮮問題が思い
がけず進展しています。圧倒的な軍事力を背景に本気と本音で金正恩委
員長とネゴシエーションをすることで、現状を見事に打破しつつあると
見ることもできます。1950年に勃発した朝鮮戦争は、1953年に休戦協
定が結ばれているだけで平和条約は締結されておらず、公式的にはまだ
戦時中ということになります。それが年内の終戦に向けての話し合いが
行われようとしているのです。

エルサレムの帰属問題や朝鮮戦争を終結させる問題は誰も解決できない
と思っていましたが、異常なリーダーの下で異常なやり方によって、そ
れぞれ解決の方向に進み始めています。

 実は、政治評論家の片桐勇治先生が、連載中の『ザ・フナイ』誌上で、
この流れを予想し、発表されていました。南北首脳会談が行われた日付
まで意味があるということを解説してくださっている論考を読ませてい
ただいた時には、鳥肌が立ちました。

にんげんクラブでは8月23日(木)を皮切りに4回連続で片桐先生のセ
ミナー
を開催させていただくことになりました。いまの私たちの周りで
起こっている国際情勢をリアルに解説していただきますので、ぜひご参
加いただければと思います。

 アメリカの建国は1776年7月4日です。つまり、本日は242回目の誕生
日ということになります。そのことに気がついてトランプ大統領のこと
を書きたくなりました。建国の父(ファウンディング・ファーザー)で
あるジョージ・ワシントンがこの日に独立宣言をしたわけですが、この
独立宣言の精神に沿っていまの世の中は運営されているように感じます。

 イスラエルは1948年5月14日に建国されていて、私たちは70周年記念
に向けてイスラエル旅行を企画して行ってきました。その団長をしてく
ださった赤塚高仁さんがいつも教えてくれるのは、現在国連加盟国は
193か国あるそうですが、中学生がその国の建国についてほとんど知ら
ないのは日本だけだというのです。日本は2678年前の2月11日に初代天
皇である神武天皇が橿原神宮で即位されたことによって建国されたとい
う古事記の記載を、ほとんど(赤塚さんによると高校生で2~3%程度し
か)知らないようです。

 アメリカやイスラエルの建国はしっかりと確かめられる事実ですが、
2678年前の出来事は神話の世界の話であり事実かどうかは確かめようが
ありません。しかし、事実であるかどうかよりも真実であるかどうかが
大切で、国の建国を知らないということは先祖のことを知らないという
ことと同じであり、両親や祖父母のことを顧みないということと同様だ
ということに思いが至れば、いまの日本の状況の異常さに気づくことが
できるのかもしれません。

 それでも、日本という国が存在できるのは国民の幸福と安寧を絶えず
祈ってくださっている歴代125代の天皇という存在が存続し続けたから
です。例えば江戸時代に実際に政権を担っていたのは江戸幕府であり、
そのトップは征夷大将軍である徳川家の上様たちでした。これは私の推
測なのですが、江戸時代の農民は自分の藩のお殿様のことや畏れ多くも
上様の存在までは意識していたかもしれませんが、その上におわします
天子様の存在は考えることもできないぐらい貴いものだったのではない
でしょうか。

 実際に政治には関与されない権威である天皇という存在がこの国を
作ってきたのです。いまは、残念ながら日本はアメリカの属国です。
終戦直後の1945年(昭和20年)9月27日に行われた、有名な昭和天皇と
マッカーサー元帥との最初の会見は天皇陛下がマッカーサー元帥を征夷
大将軍に任命した儀式であり、それ以降、現在に至るまで日本はアメリ
カ幕府によって統治されていると考えられるという、白井聡著『国体論
 菊と星条旗』(集英社新書)
を読んで面白い見方もあるなあと感じま
した。

 片桐先生の論考を読んでいると、朝鮮戦争が終結するということは、
いよいよアメリカ幕府が天皇陛下に大政奉還、つまり政権を返す時が
来たのではないかという気がします。新しい政権をどう作っていくかで
すが、今度こそ本当の意味での国民を主権とした政治ができるようにな
り、すべての子どもたちが笑って楽しく文化的に自分の個性を思いっき
り活かしながら、それでいてきちんと絆が保てる日本を想造していきた
いと願います。

メシアメジャーとの旅

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 イスラエルから帰国しました。今週は関西への出張の予定があるので、
まだライフラインの復旧していない地域がある等、先日の地震の影響が
残っている大阪の皆さまのお気持ちにも寄り添ってこようと思っていま
す。

国土の60%が砂漠で雨がほとんど降らないイスラエルから帰ってくると、
東京では雨が降っていました。雨が降ることがどれほどありがたいこと
で、それによって私たちがどれほど豊かな生活を送れているのかという
ことを身に染みてありがたく感じています。

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 今回のイスラエルは、いつもの赤塚高仁さんももちろん一緒でしたが、
メインは村中愛さん、小川雅弘さんが率いるヤマト・ユダヤ友好協会設
立のためのツアーでした。

この協会は村中さんがメシアメジャーから言われた流れで設立したもの
です。メシアメジャーからのメッセージを受け取るにあたって、はじめ
は躊躇していた村中さんは「考える時間を与える」ということで大病を
患いました。それ以降、長時間のフライトを伴う海外旅行には行かない
ようにされていたのですが、今回の旅は特別だったようです。人類が天
変地異などの大災害を回避するための祈りの旅だったのかもしれません。

 ただ、旅のメンバーの中には少数ですが、「メシアメジャーってなん
ですか?」という人もいました。あえて、そこは説明しないで雰囲気で
融合していただくようなかたちになったのですが、少しおかしな空気が
流れたこともありました。特に、初日にお酒を飲んで騒ぎ過ぎた後にメ
シアメジャーから禁酒令が出て、それに反発する気持ちを持つ人が赤塚
さんや私も含めて何人かいました。そこは赤塚さんの部屋をバー赤塚に
して、こっそり飲むことからはじめて、やがて小川さんとも一緒にビー
ルを飲むことでいつの間にかうやむやにできてよかったと思っています。

 メシアメジャーは地球人とのコミュニケーションに慣れていないせい
か、言い方があまりうまくありません。よく聞いてみると、禁酒令の意
図は日本人として恥ずかしいような大きな声での盛り上がり方がいけな
かったのであって、他人を嫌な気分にしない飲み方をすればよかったの
だと思います。なし崩し的にそれをやって、それによってツアーの空気
も和んできたのは、いかにも日本的な解決策でしたが、とてもよかった
と思っています。

 メシアメジャーは、神事をするように指示するメッセージを送ってく
ることもあります。不思議で理解できないところも多いのですが、他人
に迷惑をかけない範囲なら、不思議は詮索せずに括弧に入れて置いてお
くのが赤塚さんのやり方です。

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小川さんが私財を投げ打って世界144,000人の平和の祈りの活動(とり
あえずの集大成は9月22日、23日のパシフィコ横浜での1万人の集いです)
をしているのは、世界平和を実現するためです。そこに私欲はほとんど
感じられないので、みんながついて来るのです。赤塚さんや私は、論理
的にはよく分かっていないけれど、やはり不思議は括弧に入れるという
スタンスで神事にも参加していました。

 赤塚さんにとっては、先月の船井本社グループの51コラボレーション
が主催した旅も今回の旅も、いつものように自分のペースで組み立てら
れる旅ではなかったので、大変だったと思います。メシアメジャーが
小川さんを通じて赤塚さんの活動のために設立したヤマト・ユダヤ友好
協会についても、どうすればいいのかかなり戸惑っているようでした。

旅の途中で小川さんから、「赤塚さんは友好協会をどのようにしようと
思っているんだろう?」と聞かれたので、それをそのまま赤塚さんに投げ
てみました。赤塚さんの答えは、「いままでは、今回の旅を成功させる
こと精いっぱいだった。メシアメジャーのことはよう分からんし、だか
ら勝っちゃんに無理言って来てもらったんや。だけど、小川さんからそ
の言霊が発せられたのなら、ちゃんと考えなあかんな」、というもので
した。

 私は理屈で考えすぎるからかもしれませんが、メシアメジャーが何を
考えているのか実はさっぱり分かりません。でも時々、村中さんや小川
さんの言葉の端々に本音が見え隠れします。メシアメジャー評論家にな
るつもりはありませんが、とても大事なメッセージを何とか伝えようと
してくれているように感じます。

 2011年に小川さんと初めて行ったイスラエルでのミッションは、黄金
の門を霊的に開くことでした。詳しくは小川さんの『たった今、宇宙銀
行の財布の口が開きました』(ヒカルランド)
を読んでいただければい
いと思いますが、今回の旅や友好協会の設立もその延長線上にあるよう
です。ヤマトとユダヤが手を結べば世界平和がやってくるというのは、
まるで宇宙人的な発想のメシアメジャーと日本人がうまく妥協できれば
世の中はうまくいくという考え方に似ているような気もします。

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 大親友だと思っている小川さん、赤塚さんと一緒に旅に出られたこと
はとても大きな喜びです。赤塚さんのおかげでイスラエルのことがかな
り分かってきたように、メシアメジャーのことも分かってくるようにな
るのかもしれませんね。どちらにしても、メシアメジャーも一緒に行っ
てくれたのであろう今回の旅を、ともに楽しんでくれた仲間たちに感謝
の気持ちを伝えたいと思います。

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不思議な痛風


 イスラエルにて、大阪北部に大きな地震があったニュースに接しました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災されている皆
さまに心よりお見舞い申し上げます。

以下はイスラエルに発つ前に書かせていただいた記事ですが、やはり大き
な変化が始まっているように感じられます。気を引き締めつつも平常心を
忘れずに、イスラエルの旅を続けたいと思います。

 こんなことを公にするのもどうかと思いますが、私は自分が中小企業の
社長であることをいいことに、まったく健康診断を受けていません。ただ、
信頼する波動測定のスペシャリストのところに定期的に通って自分の中で
は健康チェックをちゃんとしていると考えています。

 ところが、先週ちょっとお知らせしたように久しぶりに痛風になってし
まいました。3年前になったときには、病院に行っても痛み止めと尿酸値
を下げる薬をもらうだけだと分かっていますので、薬を飲みたくなかった
私は我慢して痛みが治まるのを待ちました。自分でもなかなか我慢強いと
思うのですが、痛みは1か月以上経っても治まらず、なんとそのまま海外
旅行に行ったのですが、見るに見かねたガイドさんから市販の痛み止めを
いただいて、それを飲んだらあっという間に効いて痛みがなくなったとい
う経験がありました。

 そこで、今回も我慢しようかなと思ったのですが、家内から「代替医療
ばかりを信奉するのもいい加減にした方がいいですよ」と諭され、それも
そうだなと思って市販の痛み止めを飲んでみました。実はそれでほとんど
痛みは取れたのですが、今回は住んでいるマンションの隣に新しい医院が
開業されたこともあったので、気楽な気分でお医者様に診てもらいに行っ
てきました。

 そうすると当然のように、痛み止めの錠剤と湿布薬が処方されて、尿と
血液の検査をすることになりました。今回は真面目に薬を飲んで湿布薬を
張っていたのですが、小川雅弘さん、村中愛さん、それに赤塚高仁さんが
作られるイスラエルへの旅(2か月続けて行くことになります。不思議な
のですが必然のように感じています)に出かけるので、その前に検査結果
を聞きに行くことにしました。

 炎症の数値はかなり高めだったのですが、実は尿酸値はちょっとだけ平
常値をオーバーしているぐらいで、毎年のように痛風になっていたころに
比べればかなり改善されているようです。それに他の数値もほとんど問題
なく、腎臓や肝臓などの数値も平常値でした。コレステロールだけは高め
だったので、お医者様から薬を飲まれますかと聞かれたのですが、そこは
丁重にお断りをさせていただいて、とりあえず尿酸値を下げる痛風の薬だ
けをいただいてきました。

 この結果をみる限り、波動による体質改善やクロガリンダを毎日飲んで
いる効果はちゃんとでているのに、それにもかかわらず炎症が出て、私の
身体の中で一番弱い部分、いわばクセになっている痛風が発症してしまっ
たということになります。ストレス過多でお酒を飲み過ぎていて、体重も
増えているということは反省しなければいけませんが、本来ならば発症し
なくてもいい不思議な痛風だったのだというような気がしてきました。

 ある意味、神さまのメッセージなのかもしれませんね。世の中は大きな
変化の時期に入っています。去年の年末には北朝鮮の核兵器をアメリカが
軍事オプションを使って攻撃する可能性があると騒がれていたのが、6月
12日には史上初めて米朝首脳会談が行われ和平ムードが高まっています。
金正恩ペースで会談が進んでいて、またいいとこ取りをされてしまうとい
う批判はたくさん出ているし、それにも一理あるとは思いますが、素直な
庶民感覚で言うと、北朝鮮が国際社会に参加する方向で舵を切ったのでは
ないかと感じます。

 もちろん、副島隆彦先生のおっしゃるように、トランプは完全非核化に
向けてディールをしているのであって、やっぱり非核化のできない金正恩
はいずれ軍事オプションを行使することになるという見方にもうなずける
ところはあります。しかし、希望的観測も含めてそうならないことを願い
たいと思います。軍事オプションを行使すると韓国や日本にも大きな被害
が発生する可能性が極めて高いからです。

 また、それがなくとも日本にとってハッピーな展開で進んでいるという
わけではなく、非核化の代償として経済支援(北朝鮮は賠償金という言い
方をします。数兆円規模にはなるのではないかと言われています)をする
ことになると思います。被害者やご家族の方には申し訳ありませんが、拉
致問題もそのための交渉材料と考えるのがシビアな現実の政治なのかもし
れません。

 ちょっと俯瞰して見てみると、トランプ大統領の出現によって、ベルリ
ンの壁が崩れて冷戦構造が終わった時と同じぐらいの大きな変化が世界の
政治体制にとって起こっていると捉えられるように思います。そう考えて
みると、社会がそれだけ大きな変革をしているのですから、そのメンバー
である私たち一人ひとりの身体の状況にも大きな影響があるのは当然なの
かもしれません。

 私の周りでは、結構きつい病気になる人が続出していて、どうも神さま
というかサムシンググレート、つまり本質的な何かがメッセージを送って
くれているのだとも考えられるような気がしています。

 現代医療のおかげで、痛みを伴わずにイスラエルに出発できることはあ
りがたい話ですが、冷静さと謙虚さをしっかりと失わないようにして、
明らかになるかもしれない自分の役割をしっかりと見つめてこようと思っ
ています。


局所バブル


 私はバブル世代です。広末涼子さんや私と同世代の阿部寛さん、
薬師丸ひろ子さんなどが出演している、「バブルへGO!」という
2007年の映画を少し見たことがあります。さすがに映画では極端
にデフォルメしていますが、雰囲気は出ているなあと思います。

先日金曜日の夜にタクシーに乗ると、乗車経験2年目の若い運転手
さんで、「バブルの頃の金曜日の夜は、本当に1万円札をヒラヒラ
させながらタクシーを拾ったのですか?」と質問されました。
さすがにそれは都市伝説ですが、接待のお客さんのために文字通り
体を張って命がけでタクシーを止めていたのを懐かしく思い出しま
した。

 そう言えば、最近東京でタクシーに乗ると、若い運転手さんに当
たる確率が高くなってきました。つい最近までは、私より年下の運
転手さんなんてめったに見なかったのですが、大手のタクシー会社
が新卒や若い人の採用を増やしているようで、20歳代、30歳代の運
転手さんが珍しくなくなりました。

私を乗せてくれた運転手さんは転職組で、以前の勤め先である大手
の食品メーカーの子会社は典型的なブラック企業だったそうです。
それに比べると、いまのタクシー運転手という仕事は、辛いことも
あるけれど実入りもそこそこあるので楽しくやっていると言ってい
ました。どうも、東京のタクシーは儲かるビジネスになってきたの
かもしれません。

そんなことを考えていると、日曜日の日経新聞に局所バブル現象が
垣間見られるようになったという記事が載っていました。例えば、
ボディコンで有名だったディスコが京都で復活したり、国内では
14年ぶりにスキー場が新設されたり、百貨店では1000万円以上する
美術品や宝石、時計などがよく売れているというのです。

こんなことを書くと怒られるかもしれませんが、創業オーナーとし
て大きな企業グループを作りあげた先輩経営者は、百貨店で1000万
円以上する高級時計が売り出されるとすぐに購入すると言っていま
した。これぐらいの高額品になると中古品でも価値が落ちないので、
投資対象、本音で言うと相続対策としては最良の商品だから迷わず
に買うのだそうです。もちろん、彼らは本物を見極める能力を持っ
ているからそんなことができるのですが、そういう意味ではお金持
ち層にとっては少しバランスがおかしくなってきているのかもしれ
ません。

これだけだと、株や不動産を持っている人や大企業だけが恩恵を受
けている資産バブルの影響だということになるのだと思いますが、
日経新聞は景気がいいということを伝えたいという意図があるのか、
同じ日の新聞に2018年度の利益が10年前の10倍になることを見込
んでいる上場企業の数が226社にのぼるということを紹介している
記事も掲載しています。日本取引所グループのホームページ による
と先週末現在の上場企業の数は3618社ということですので、上場
企業の6.2%が10年で10倍の利益を見込んでいることになります。

お金の面で私の大事なメンターだった、故・竹田和平さんは「5年
で5倍稼ぎましょう。そうすれば日本は財政危機を乗り越えて立ち
直れます」と訴えていました。これは実際に和平さんが昭和30年
代の人件費がドンドン高騰していた時代を乗り切るために最低限、
必要だと思って実行したことで、2年で2倍、5年で5倍のペースで
成長を続けて、そのペースで経営して、10年で25倍の成長を和平
さんが実際に実現した現実に基づいて提唱されていたのです。
それに比べれば10年で10倍というのは経営者にとっては大したこ
とはないとも言えますが、それにしてもなんとか合格点がもらえ
る数字ではないでしょうか。

金曜日にタクシーに乗ったのは遅くまで飲み過ぎたのではなく、
久しぶりに痛風になってしまって、痛くてとても電車で帰れな
かったからです。痛風になった原因として思い当たるところは
いくつかありますが、遠因としては体重が増えてしまったこと
が大きいのではないかと思っています。

森美智代さんが取り上げられている白鳥哲監督によるドキュメン
タリー映画「不食の時代」を舩井幸雄オープンワールドで見て、
それだけで15キロ痩せたのですが、3分の2戻ってしまいました。

痩せた原因もよく分かりませんが、太ってしまった原因も実は
よく分かっていません。不思議に思い当たるのは、痩せた頃は
きれいな生活を目指していました。何がきれいかというと、お
金儲けのことをまったく考えずに、どちらかというと清貧の生
活を目指していたように思うのです。最近は、さすがにそれで
は食べていけなくなるので、それなりに一生懸命利益を上げる
ことを考えているのですが、どうもそれに比例して体重が増え
てきたように感じます。

その相関関係はともかくとして、企業経営者は少なくとも毎年
10%ぐらいの成長は考えなければいけないし、それにプラスし
て世のため人のために貢献することを考えるべきだなあと感じ
ます。痛風でこんなに痛い目に遭うのは嫌なので(笑)、お金
儲けだけではなく社会のことも真剣に考えて、バランスを図り
ながら少し体重も落としたいと思っています。


ミスマルノタマ


 頭の中が、まだイスラエルのことでいっぱいです。
新聞を読んでもパレスチナのガザ地区で衝突懸念が再び高まっている
という記事が目に入ってきます。新聞記事によると、医療関係のボラ
ンティア女性がイスラエル軍に射殺されたことに抗議して、ガザの過
激派がイスラエル南部に向けてロケット弾を撃ち込んでいるとのこと
です。大半はイスラエル軍の対空防衛システム「アイアンドーム」で
撃ち落とされたのですが、イスラエル軍はその報復としてハマスの軍
事拠点に空爆をしているようです。

 イスラエル人はこれぐらいのことでは驚かないのかもしれません。
現地では、デモが最も盛り上がった2日間だけは、パレスチナのヨル
ダン川西岸地区には行けなかったのですが、その翌日には行っても大
丈夫ということでイエス・キリストが生まれたベツレヘムという町に
行きました。町は普段よりも平穏なくらいでなんだか拍子抜けしたの
ですが、同じパレスチナでも過激派ハマスが支配しているガザは様子
が違うようです。

 現地の旅行サービスを請け負ってくれているアミエル社のオニ・ア
ミエル社長は、「日本には北朝鮮から核ミサイルが飛んでくるかもし
れないのだろう。それなら、アメリカ製の高価な対空防衛システム
「PAC3」ではなくて、安価な「アイアンドーム」をイスラエルから
買えばいいのに」、という話をしてくれました。

日本に帰ってきてすぐに、たまたま軍事の専門家と話す機会があった
ので、この話を振ってみました。すると、「確かに「アイアンドーム」
は優秀で実際に使われており安価だが、残念ながら自衛隊は導入でき
ない」とのことでした。

アメリカに気兼ねしなければいけないからかなと思ったのですが、そ
うではありませんでした。イスラエルの「アイアンドーム」は中国に
売られているため、自衛隊が同じシステムを買っても中国からのミサ
イルの防衛には役立たないし、もし中国と北朝鮮が軍事的に連携する
ようなことがあれば、北朝鮮からのミサイルに対しても無力になって
しまうので導入する意味がないのだそうです。

 イスラエルのことを考えていると、そんな軍事的なこととは別にス
ピリチュアルなことにも思考が向かいます。イエス・キリストの霊的
なエネルギーを感じる場所や、赤塚高仁さんと一緒に行くと、間違い
なく強烈なエネルギーが感じられる場所が多くあるからです。

今回強烈に感じたのは、エルサレムの象徴とも言える黄金のドーム
(岩のドーム)の敷地内のエネルギーの強烈な強さ、高さでした。も
しそのエネルギーを使いこなすことができたら何でもできるだろうな
あと感じたほどでした。

いまは宗教的にとても緊張している場所なので、荷物検査に長い時間
がかかって入るだけでも大変ですし、入った後も少しでも宗教的な動
作をすれば文字通りつまみ出されてしまう場所ですのでツアーではあ
まり行かなくなっています。私が訪れたのはたしか3回目だったと思
いますが、格段にエネルギーのレベルは上がっていると思います。

 6月16日からの「ヤマト・ユダヤ友好協会 設立セレモニーツアー」
で黄金のドームに行くかどうかは分かりませんが、2か月続けてイス
ラエルに行くのは初めての体験です。何よりも、赤塚高仁さん、小川
雅弘さん、村中愛さんがガイドをしてくれるというとんでもない旅な
ので、何が起こるのだろうと思うと、ちょっと心配になります。

 そんなことを考えていると、友人からカタカムナのことを教えてほ
しいというリクエストが来て、にんげんクラブで講演していただいた
ことがある吉野信子先生の『カタカムナ 言霊の超法則』(徳間出版)
を推薦しました。これは、先月の旅で本田健さんが言っていた「偶然
をそのまま終わらせずに必然にする」ということだろうなあと感じて、
吉野先生の本を改めてじっくりと読んでみることにしました。

   

 多分、時が来たのだと思いますが、メチャクチャ面白かったです。
カタカムナウタヒという歌の解説が特に面白くて、イスラエルで少し
触れてきたカバラにも共通する要素がたくさんあるように感じていま
す。カタカムナウタヒの図、どこかで見たことがあるなと思い出して
みたら、丸山修寛先生からいただいたカタカムナの枕カバーに書かれ
ていたことを思い出しました。いつもそれで寝ているので、知らず知
らずに影響を受けていたのかもしれません。

 そうすると面白いもので、ほぼ同じタイミングでヒカルランドさん
が、丸山先生と片野貴夫先生という気功治療家、古代文字研究家と共
著で書かれた『神代文字はこうして余剰次元をひらく』を送ってくれ
ました。まさにシンクロニシティのタイミングだったのでこちらも読
み始めたのですが、やはりカタカムナウタヒの話が出てきました。
丸山先生は80種あるウタヒの中でも特に第7首が大事だと書かれてい
ましたので、それを紹介させていただきます(ちなみに、吉野先生の
本では巻末に図形で全80種が掲載されています)。


マカタマノ アマノミナカヌシ タカミムスヒ 
カムミムスヒ ミスマルノタマ

 最後に出てくるミスマルノタマは余剰次元のことで、神聖な場所に
行って写真を撮るとよく写っているオーブのことだと言います。この
ミスマルノタマ、つまり余剰次元という高次元は現代の物理学でもそ
の存在が確実視されていて、その辺りは丸山先生が作られているホー
ムページ
にも詳しく紹介されています。どうも最近の丸山先生はこの
ミスマルノタマを使って治療をされているようです。

 実は近々に丸山先生にお会いすることになっているので、ミスマル
ノタマについて聞いてみたいと思っています。どうも、カバラやカタ
カムナやホツマツタエなどの神代文字が世に出る時が来ているようで
す。面白い時代になったものだと思います。

お金を好きになる

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 今回のイスラエル旅行は暑かった(連日40度超えでした)ことと、
主催者側で気を使ったこともあるのか、なかなか疲れが取れず、立ち
直れずにいます。この原稿もいつもなら月曜日に書いて送るのですが
完全に忘れていて、いまは火曜日の午後、担当の柴切さんから警告が
来てあわてて書き始めています。

 昨日、家族が録画しておいてくれたイスラエルのアメリカ大使館を
エルサレムに移転する式典を中継する報道番組を見ました。私たちは
その式典の翌々日に、イエス・キリストが生まれた場所である生誕教
会があるパレスチナのヨルダン川西岸、エルサレムの隣町になるベツ
レヘムにも行きましたが、町はまったく平穏でした。

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エルサレムに入るところに設けられている検問所を通過するのに、車
を停めてトランクの中を検査したりするので時間がかかり渋滞はして
いました。でも、私たちのバスが通る時は、運転手さんが「日本人だ」
(多分、そう言っているのだと思っただけですが)と叫ぶと、何も確
かめずに検問をパスしましたので、その程度の緊張感です。

4年ほど前には特に何もない平時であっても、バスの中に兵士が乗り込
んできて一人ひとりの顔を見ていきましたし、乗用車ならトランクだ
けではなく車の下に爆弾が仕掛けられていないかまで丁寧にチェック
していたので、いまは格段に緊張は緩んでいるのだと思います。逆に
言うと、だからこそトランプ大統領はエルサレムへの大使館の移転を
言い出せるようになったのでしょう。

 イスラエルから帰って最初の出張は、土曜日に開催された小川雅弘
さんと村中愛さんの大阪での「世界144,000人平和の祈り」の講演会
への友情出演でした。翌日の日曜日の奈良での橿原神宮へのご参拝と
セットになった講演会が人気で、大阪は少人数でしたが、そのぶん濃
密にお二人の話を楽しませていただくことができました。

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 唐突ですが、小川さんや村中さんの講演会に行く一番のメリットは、
お金とのいいご縁ができることだと思っています。大阪だったという
こともあるかもしれませんが、今回もお金持ちになるにはどうすれば
いいかという話が満載でした。

理屈っぽく言うと、お金はとてもシンプルなエネルギーなので、自分
が好きになればお金も好きになってくれますし、かといって溺愛しす
ぎるとかえって嫌われてしまいます。

お金は何にでも変わるという意味においては幻であり、お金を使わな
くても生きていくことも環境によっては可能です。例えば、私のお金
に関するメンターであった故・竹田和平さんは、小学校6年生の時に
福井の寒村に疎開をされたのですが、そこで暮らした1年間、村の大人
がお金を使う姿を見たことが一度もなかったそうです。そればかりか、
「ありがたいのう、もったいないのう、おかげさまでのう」と3つの
言葉だけで何でもできるユートピアだったと懐かしそうにお話してく
ださいました。

 これと似た環境がイスラエルのキブツです。キブツとは、世界中か
らイスラエルに移民してきたユダヤ人たちが生活に適合するために、
そのほとんどがまず所属する農を中心とする社会主義的な共同体です。

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私たちが今回訪問したキブツは1923年にできたと説明していただいた
ので、イスラエルが建国される1948年の25年前にできたことになりま
す。ユダヤ人国家をパレスチナの地に作るのだというシオニズム運動
に共感してこの地に移住してきたユダヤ人は、何も持たない貧しい人
たちであるケースが圧倒的に多かったので、みんなで土地を共有して
社会主義的に暮らすしか方法論がなかったのです。

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 最近はかなり考え方も変わり自由になってきているそうですが、昔
はキブツの中では完全に平等で私有財産は一切なく、当然キブツの中
でお金を使うことはありません。子どもも親と一緒に暮らすのではな
く、集団生活を通してキブツ全体で育てたそうです。大学教育を受け
るとキブツから出て行ってしまうので、高校まではキブツの中に作っ
て教育を施すが、大学入学資格をあえて与えなかったというお話もし
てくれました。

 もちろん、格段に豊かになり、1人当たりのGDPの水準では日本を
上回るまでになった現代のイスラエルにおけるキブツでは、社会主義
的な要素は色濃く残っているものの、子育ては家族単位となり、高水
準の教育も積極的に受けさせています。ただ、今でも世界中からどち
らかというと貧しいユダヤ人たちが移民で集まってくる国なので、
移民たちにヘブライ語を教え、イスラエルという国で生きていくため
の基本的な素養を教える施設の役割を果たしていると考えると、当た
らずとも雖も遠からず、なのだと思います。

 話はずれてしまいましたが、小川さんと村中さんの話を聞いても
らって、素直にそれを受け入れて実行していけば、お金が必要な時に
必要な金額入ってくることが多いようです。また、お金でなくても
長い間子どもができなかった夫婦に子どもが授かるというような事例
もたくさんあるようです。ポイントは素直であること。特に、お金は
ストレートなエネルギーなので、適度に好きになって、気持ちのいい
使い方、感謝を持った使い方をすれば、お金で苦労していたのがウソ
のように解決することもあるようです。

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 9月22日、23日のパシフィコ横浜で行われる大イベント
「世界144,000人の平和の祈り 1万人の集い」に参加していただくと、
メシアメジャーが教えてくれるお金と仲良くなる方法を学び、お金に
ご縁ができて相思相愛になれると思います。私はとにかく、誰よりも
素直な小川さんに共感しています。

異常気象

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イスラエル旅行も終盤を迎えました。旅の序盤では、アメリカのエル
サレムへの大使館移転に反対するパレスチナ、特にガザ地区のデモで、
数多くの死者が出ていることなどが日本でも大きく報道されたようで、
日本にいる家族や知人から大丈夫かという問い合わせを多数いただきま
した。

イスラエルにいるとどうしてもユダヤ人に肩入れしてしまうからなのか
もしれませんが、ガザやさすがに5月14、15日のそれぞれの建国記念日、
ナクバ(大参事)の日という記念日にはヨルダン川西岸地区も多少緊張
したようですが、その後は何事もなく平穏な日常が続いています。


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 あまり政治的な話題は書かない方がいいと思っていますが、これもイ
スラエル側からの視点では、ガザはイラン等に支援された過激派組織ハ
マスが実効支配していて、デモと言っても油断すれば自爆テロやミサイ
ル攻撃などを仕掛けてくる可能性があります。イスラエル軍は、それを
放置するわけにはいかないために、デモに向かって発砲しているのだと
感じます。イスラエルは全土で四国と同じぐらいの面積しかなく、少し
油断すればエルサレムやテルアビブ等の大都市も攻撃の対象になってし
まうのです。

 そんな状況なのに町が平穏に感じられるのは、予防的にテロを未然に
防ぐだけの自衛体制ができているからだと言えるのだと思います。さす
がに、トランプ大統領の政策の影響で今回の旅は多少の緊張を感じまし
たが、毎年イスラエルに来ている実感から言えば、年々セキュリティは
万全になっていっているように感じられます。

イスラエルとアラブ諸国の軍事力に徹底的な差がついてしまい、だから
こそ、敬虔なイスラム教徒たちはエルサレムの最も聖なる場所である岩
のドーム(黄金のドーム、3000年前にソロモン王が神殿を築いた場所で
あり、ユダヤ人の祖アブラハムが息子のイサクを燔祭に捧げようとした
場所でもあり、さらにイスラム教徒にとってはムハンマドが昇天した大
事な聖地)の支配権がなくなることを真剣に恐れているのだと感じます。

来月、一緒にイスラエルに行くことになっている小川雅弘さんとはじめ
てイスラエルに行った2011年には、メシアメジャーのメッセージを受け
て、どうしても岩のドームの中に入りたかった小川さんが「俺はイスラ
ム教徒だ」と言い張って中に入ろうとしたのですが、笑って一蹴されて
しまいました。当時はまだそのくらい余裕のあるムードで、呆れた係り
の人が、小川さんに「本当にイスラム教徒ならコーランを唱えてみろ」
と言って、それが言えないがためにようやくあきらめたことを、いまで
もよく覚えています。

その後、みんなで日本語はどうせ分からないのだから般若心経を唱え
ればよかったのにと笑い話をしていたのですが、少し勉強してみると、
コーランだけはどんな民族のイスラム教であろうとアラビア語で唱え
ることになっているので、無理だったということになります。トルコ
もイスラム教の国で言語はトルコ語が公用語ですが、コーランはアラ
ビア語で唱えますし、インドネシアやマレーシア等アジア諸国のイス
ラム教の国も同様なのだそうです。

 ところが、いまはほんの少しでも宗教的なそぶりを見せただけで、係
りの人が飛んできて文字通りつまみ出されます。気のエネルギーを感じ
られる人にとっては、とても素晴らしいエネルギーに満ちている場で、
思わず手を合わせて祈りたくなるのですが、赤塚高仁団長がくれぐれも
手を合わせないように、かなりの緊張感を持ってみんなに説明していま
した。それでも、目を閉じて瞑想状態になっている人を数人見つけて、
係りの人に見つかる前にやめてもらったほどの素晴らしい場でした。

 また、当日はイスラム教の断食(ラマダンといいます。日の出から日
没までの時間は水を含めて何も口にしない)期間で、中には水さえ持っ
て入れませんでした。もちろん、聖書など宗教的なものは論外で、イス
ラエルの国旗やイスラエルを連想させるものも身に着けては入れないほ
どの徹底的なセキュリティを通らなければ敷地内に入れないのです。

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 今回のツアーは、主催者が言うのも何ですがとても充実した内容で、
参加してくださった皆様にも大変喜んでいただいているですが、ひとつ
困っているのは異常気象で連日40度以上の熱さに悩まされていることで
す。水を取り上げられてしまった皆さんは、暑い中を水分補給なしにエ
ルサレム市内を歩かなければならなくなってしまいましたし、いつもな
ら快適な気候を楽しめるガリラヤ湖周辺に来ても、何しろ40度を超える
暑さですから、日中にすこし観光するだけでかなり体力を消耗してしま
います。

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 赤塚さんと最初の共著『聖なる約束』(きれい・ねっと)を書いた時
に私が感じたミッションは、旧約聖書のイザヤ書第35章に書かれている
世界を実現することです。

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(引用開始)

荒野と、かわいた地とは楽しみ、
砂漠は喜びて花咲き、サフランのように、
さかんに花咲き、
かつ喜び楽しみ、かつ歌う。
これにレバノンの栄が与えられ、
カルメルおよびシャロンの麗しさが与えられる。
彼らは主の栄光を見、われわれの神の麗しさを見る。

(引用終了)


 ここで書かれているように、イスラエルの国土の60%を占めるゲネブ
砂漠に雨を降らせることがユダヤ人の究極のミッションなのです。異常
気象は観光をする身には大変ですが、もしかすると砂漠に雨が降るため
の前兆なのかもしれないと考えると、少しワクワクしてきます。

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独立記念ホール

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 イスラエルに来ています。5年連続6回目のイスラエルです。
初日からベレシートというイスラエルでも最高のホテルに泊めていただ
いています。ツアーの皆さんやスタッフをあわせると総勢で59名の旅な
のですが、当然ホテルは一人部屋です。それなのに、部屋にプールがつ
いていて、お付の人のためのサブの寝室までついています。ありがたい
旅になりそうです。


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 成田から12時間のフライトで、経由地のイスタンブールに着いたのが
朝の4時。3時間弱イスタンブールに滞在して、テルアビブのベングリオ
ン国際空港に9時前に到着しました。同日、アメリカのトランプ大統領
の長女のイバンカ補佐官、娘婿のクシュナー上級顧問、それにムニュー
シン財務長官もベングリオン空港に5月14日のアメリカ大使館移転のた
めに到着されたようです。

 空港はそれほど警備が厳しいわけでもなく、入国審査も何も聞かれな
いでパスできました。一目見て日本人団体客だと分かったからかもしれ
ませんが、もしトランプ大統領が来ていたら大変だったかもしれません。
多少、厳しさを感じたのは、イスタンブールの空港での荷物検査ぐらい
でしょうか。イスラエルに向かう便ではいつも荷物検査が行われるので
すが、いつもに比べてかなり入念にやっていたように感じます。

 空港から真っ先に向かったのはテルアビブにある独立記念ホールです。
1948年5月14日午後4時にここでイスラエルの独立が宣言されました。
そして、そのままイスラエル側から見れば独立戦争、第一次中東戦争が
開始されました。

一方、パレスチナ側から見れば、その翌日の5月15日はイスラエル建国
によって故郷を追われた「ナクバ(大破局)の日」で、新聞報道を見て
いると14、15両日はデモが頻発するということです。ただ、その場を
上手く避けて日程を組んでいることもありますが、まったく何も変わら
ない安心で安全ないつものイスラエルの風景が流れています。

 独立記念ホールで建国の説明をしてくれた方の話によると、独立戦争
の時、イスラエルは兵力も武器も兵士や指揮官の経験も、すべてにおい
てアラブ諸国に対して大きく見劣りしていたにもかかわらず、奇跡的に
戦争に勝てたことを教えてくれました。この原稿を書くにあたって少し
調べてみると、さすがに初戦はアラブ側に押されてしまったのですが、
4週間の休戦協定が成立して、この間にまず指揮権の統一をして、武器
をチェコスロバキアから購入し、かつ第二次大戦で従軍経験のある兵士
が多数戦争に参加する体制が取れて巻き返しが図れたようです。

 その後、スエズ動乱と呼ばれる第二次中東戦争。これは、イギリスと
フランスの利害で始められた戦争のようですが、米ソの介入でイギリス
は多くの戦費を使ったにも関わらず何も得ることがなく、結果として大
英帝国が完全に終焉したことがはっきりした戦争になりました。イスラ
エルも領土的には何も得るものがなかったのですが、アラブ諸国の中で
最強のエジプト軍に対して十分戦えることが分かったことが最大の戦功
で1967年の第三次中東戦争、たった6日間でイスラエル側の圧倒的勝利
に終わったので6日戦争とも呼ばれていますが、その大勝利へと繋がっ
ていったのです。

 イスラエルから見ると、51年前の6日戦争でいまの領土がほぼ確定し、
現在のイスラエルの繁栄の基盤が作られたことになります。石油ショッ
クの原因を作った1973年の第四次中東戦争ではアラブ諸国を見くびって
いた油断から当初は苦戦することになりますが、結果的には勝利を収め、
いまや51年前に確定したイスラエルの領土の変更を迫る力はアラブ側に
はありません。そして、毎年イスラエルに来ている実感ですが、治安は
年々よくなり、国を守る段階から発展させる段階に突入したことが感じ
られます。

 ここまで、いつもの癖でイスラエルのことを調べて書いてみましたが、
本当に言いたかったことは別の点にあります。50年前の独立戦争に至る
までにどれだけ大きな苦難があったかということです。

イスタンブールまで向かう飛行機の中で、映画「ウィンストン・チャー
チル ヒトラーから世界を救った男」を観ました。この映画を見ると、
1940年にはイギリスも敗北寸前で、もう少しでヒトラーとの講和を結ん
でしまうような状況にあったことがよく分かりました。

チャーチルのことはボリス・ジョンソン著『チャーチル・ファクター 
たった一人で歴史と世界を変える力』(プレジデント社)
も読んでいて、
実は中東政策についてのこんがらがった状況を何とか形にしたのも
チャーチルだったようです。


ただ、チャーチルの誤算は第二次世界大戦後、イギリスが世界を統治
する能力を失ってしまったことです。だから、ホロコーストの犠牲者を
すぐにイスラエルに送り込むことができずに、イギリスがヨーロッパ各
地に設置した難民キャンプという劣悪な状況に、心身共にギリギリまで
疲弊しきったユダヤ人たちを収容しなければならないという悲惨な状況
が生まれてしまったのです。

独立宣言の後、独立戦争に参加するために数多くのユダヤ人たちがイス
ラエルの地にやってきました。しかし、そこにたどり着くまでに、ナチ
スから解放された戦後になってからもなお、彼らは数多くの苦難を乗り
越えなければならなかったのです。

独立記念ホールで見せていただいた短い映画で、イスラエルの地にたど
りついたユダヤ人たちの姿を見ていると、赤塚高仁さんと共著で出させ
ていただいた『スコーチド 焦がされた世代 ホロコースト生存者短編
集』
で知った歴史的な事実をまざまざと感じ、思わず号泣してしまいそ
うになりました。

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 日本の人たちにも、ホロコーストがあったからイスラエルの建国があ
り、現代の発展するイスラエルやユダヤ人社会があるということを伝え
ていきたいと思います。それが分からないと、大和民族もユダヤ民族と
同じような経験をしなくてはいけなくなるかもしれないという赤塚さん
の危惧が杞憂に終わるように。


日本的霊性


 連休中も何かとやることがあり、完全にオフになったのは2日間だけ
でした。
正確に言うと、前後でそれぞれ2日間の予定のない日があったのですが、
前半は舩井メールクラブの原稿の執筆にあてたので、自分の中では普段
以上に緊張していました。いろんなところで何度も書いていますが、
舩井メールクラブの原稿を毎月第一木曜日に発信させていただいていま
す。大体、その前の週末を使って書くのですが、いつもかなりの負荷を
かけて書かせていただいています。

 大変と言えば大変なのですが、おかげで本当にいい勉強になっていま
す。自分の書きたいことを責任を持って書くようになったのは父が亡く
なった後の2014年からですが、それからもう4年以上経っているので、
いままで50本程度の死ぬ気で書いた原稿があることになります。

にんげんクラブで書くのとは違って、ほとんどが経済や金融の話題です
が、おかげでこの分野はかなり得意分野になりました。おかげさまで、
自分にとっての専門分野ができたことになり、本当にありがたいことだ
と思っています。


 時間の流れは早いもので「舩井フォーラム ザ・ファイナル」を開催
したのは、もうかなり昔のことのように感じています。最近、前述の専
門分野ではない話(講演ということですが、ほとんどが30分未満のミニ
講演です)をさせていただくことが多くなったのですが、舩井フォーラ
ムで50分の時間をいただき、また土曜日の先生方の講演時間を基本90分
に設定して気づいたことがあります。

昔は90分という講演時間は基本的な時間だったのですが、ますます時間
の流れが早くなり、忙しくなっている昨今では90分は長すぎるというこ
とです。典型的なのは、きれい・ねっとの山内尚子さんが3月21日に開
催されたきれい・ねっと感謝祭で、そこでは長くて30分、短ければ10
分で平均20分という講演時間が、意外にもうまくいくということです。
主催者としては嫌になりますが、どうもそれが時代にあった流れのよう
です。そして、そんなことをしていたらビジネスにはならないので、
舩井フォーラムで日曜日にさせていただいたように、逆の発想でほとん
ど1日を使う講演会や、それでも足りずに2日以上の時間をかけて、じっ
くりと本質的な専門分野のことをお伝えするというのも、いまの流れの
ようです。

 私はほとんど経験がありませんが、私の専門分野である金融経済のマ
クロな流れを話すのであれば、学会発表のような形式にするのがいいの
かもしれません。ただしその時は、しっかりパワーポイントで資料を
作って起承転結をはっきりさせて、いままでなされていないような新し
い発見も入れて、自分の主張を世間(学界なら専門の学者仲間たち)に
問うぐらいの形でないと意味がないようです。もしくは、副島隆彦先生
や朝倉慶先生、塚澤健二先生がやられているように具体的な銘柄まで推
薦するぐらいの専門性が必要不可欠なのかもしれません。

 正直言うと、私はそこまではやりたくはないし、学者の先生のような
精緻な研究をするつもりもないので、やはり「舩井フォーラム」をファ
イナルにしてよかったと思っています。

そう言えば、連休中に副島先生の『今の巨大中国は日本が作った』
(ビジネス社)
を読みました。副島先生の最近の真骨頂は中国本に現れ
ているのではないかと思うぐらいの出来栄えでした。その中で、日本人
で一番ノーベル経済学賞に近いところにいたと言われている森嶋通夫先
生の『マルクスの経済学』(東洋経済新報社)が、いまの中国経済の繁
栄の基盤を作ったということが紹介されていました。

   

 まさにこれは副島先生の新説であり、私もアマゾンの中古で1万円以
上出して当該本を買いました。計量経済学の本で数学の知識がないと
とても読めないので、このまま積読になってしまいそうですが、それ
ぐらいの歴史的な価値がある本はやはり手元に置いておきたいと思って
います。

 ここまでが、いつもながらの長い前置きなのですが、ゆっくりできた
後半の2日間の休みは、普段なら読まないであろう本に挑戦したいと思っ
ていました。
候補は山ほどあって、例えば、副島先生が日本では唯一明確に支持を表
明している本で、リバタリアンの考え方の原点になったと言われている
アイン・ランドの小説『水源』(ビジネス社)。本書はビジネス社を訪
問した時に同社の唐津社長からいただいたのですが、GW等のまとまっ
た休みがなければ絶対に読めないよ、と言われていました。


 でも結局、その前から気になっていた一冊で、東洋思想を世界思想に
昇華した日本を代表する知の巨人、鈴木大拙の代表作『日本的霊性』
(角川ソフィア文庫)
を読むことにしました。本当に2日間、たっぷり
かかって読了したのですが、高校生をターゲットにしているソフィア文
庫版だったからかもしれませんが、思っていたよりは読みやすかったと
感じています。


 鈴木大拙と言えば「禅」ですが、禅というよりも鎌倉仏教を代表する
法然、親鸞の浄土思想が日本的霊性の基礎になっている、逆に言えば
空海の思想を含めてそれまでのものは、日本的思想を形作るものには
なっていないということが書かれています。ちょうど、明治の日本を
思想的に支えたのは白隠の教えだという話を聞いていたので、『日本的
霊性』を読んだ勢いで、秋月龍珉著『白隠禅師』(河出文庫)も読んで
みました。

 禅や、それに使われる公案などについて話に聞いたことはありますし、
白隠禅師ゆかりの沼津市原にある松陰寺に行ったこともあります。ちな
みに白隠禅師は臨済禅を再興され、「駿河には過ぎたるものが二つあり
 富士のお山に原の白隠」と言われたほどの江戸時代の名僧です。彼が
考えた一番有名な公案が「隻手音声(せきしゅおんじょう)」で、片手
で叩いた音を聞け、というものです。

 ちょうど連休の最後の2日間は「舩井フォーラム ザ・ファイナル」
で講演してくださった清水義久先生の講座に出席させてもらっていた
ので、空海、道元、親鸞、白隠などのことを聞いてみたのですが、清水
先生をしてもよく分からないのは道元で、もし道元が分かれば日本哲学
の真髄が理解できるのではないかとおっしゃっていました。

私は曹洞宗の開祖である道元禅師のことは何も知らないので、夏休みの
課題にしてみたいと思っています。


黄金週間


 皆さま、良きゴールデンウィークをお過ごしでしょうか?
連休の前半は全国的に好天に恵まれ、ご家族で楽しい連休を楽しまれた
方も多いのではないでしょうか。

 そんな中、盟友の小川雅弘さんは、いまや恒例(?)となった東北行
脚に出かけていらっしゃいます。高知を代表する経営者なのですが、
1000キロ以上の道のりを自分で車を運転し、目的地に着けば会場の設
営、受付、司会、講演、本の販売、サイン、撤収、そして宴会部長まで
ひとりでこなし、毎日ビジネスホテルに泊まって翌朝、次の目的地に
向かっているのです。

 しかも、今年は2020年に経済同友会の全国大会を高知で開催する責任
者である代表理事として、各地の経済同友会の主要メンバーを訪ねて協
力を仰ぐという役割も加わっているそうです。

 私は小川さんの紹介で、高知県梼原町の未来大使、いわゆる観光大使
をさせていただいています。普段はほとんど役割を果たしておらず心苦
しく思っているのですが、何年か前に町制施行50周年のパーティがあり、
さすがに顔を出させていただいたことがあります。小川さんにお願いし
て高知から梼原まで連れて行っていただいたのですが、パーティに出席
されているのは、高知県の市町村の首長や議会の主要メンバーで、見事
に全員ダークカラーのスーツ姿でした。

 それとは対照的に、小川さんが普段されている「世界144,000人平和
の祈り 説明会」では、小川さんはスーツを着ていますが、その他の
参加者はほとんどが普段着で参加されています。また、女性の方が多い
のが通常で、季節や地方にもよりますが、カラフルな会場になることが
多いのです。

 そういえば、私もコンサルタントをしていた頃は、どちらかという
とモノトーンの世界に慣れていたのですが、習慣とは恐ろしいもので、
にんげんクラブの皆さまに対してお話しする機会が多くなった昨今、
パーティの時にはそのモノトーンぶりに驚いてしまいました。

 ところが、そんなまったく違う世界である経済同友会での活動と、
「世界144,000人平和の祈り」の講演会を違和感なくこなされる小川
さんに、さすがに見えない手を千本持っていると言われるだけのこと
はあるなあと感心せずにはいられません。

 さて、この原稿は小川さんの仙台の講演会に駆けつけるために乗っ
ている東北新幹線の中で書いています。

 ゴールデンウィークの車窓の風景は、田植えの準備に向けて水田の
水がキラキラ光っていて、生命の躍動感を感じさせてくれる一番いい
季節であるように思います。普段ならビジネススーツ姿の多い新幹線
も、今日ばかりはほとんど行楽に出かけるか故郷に帰る家族連れが主
体でいつもの緊張感はまったくなく、皆さんのリラックスした雰囲気
が伝わってきます。

 そんな中で、小川さんに合わせてスーツ姿ではありますが、比較的
ゆっくり停まっていく仙台行きのやまびこに乗っていることもあり、
私もリラックスさせていただいています。先週の週末には横浜で
「舩井フォーラム ザ・ファイナル」をやって開催していたなんて信
じられない思いですが、時は確実に移ろいゆき、次は9月22日(土)、
23日(日)にパシフィコ横浜の国立大ホールで行われる小川さんが主
催される「世界144,000人平和の祈り 一万人の集い」に向けて
気持ちが高まってきています。

 小川さんは宇宙人のような人で、その行動力にはとてもついていけ
ないところがあります。赤塚高仁さんに言わせると、「目標がなくて
も目的を設定すれば行動できる人」で本当に恐ろしい力を秘めている
ような気がします。通常であれば、小川さんがやろうとしていること
は理解できませんが、6月に実施するイスラエル・ツアーも100人を集
めて満員御礼になっていて、これも赤塚さんや私の常識では理解でき
ない快挙なので、小川さんなら9月のパシフィコもやり切ってしまうよ
うな気がします。

 小川さんはもしかすると、「舩井フォーラム ザ・ファイナル」
Kan.さんが伝えようとしてくれた、水平(人間のつながり)だけでは
ない、垂直(超自然的、神的なものとのつながり)を生活や活動の中で
体現しているのかもしれません。私はおそらく水平に生きるのが上手い
部類に入りますので、そんな小川さんのことが理解できないだけなのか
もしれません。

 ちょっと蛇足を付け加えると、超自然的、神的なものにつながること
が垂直だと言葉にした瞬間にそれは水平的な説明になってしまっていま
す。この感覚は長年、生体エネルギー研究所の佐藤政二先生に教えてい
ただいて、それこそ水平的には理解できるのですが、本質的な垂直な生
き方は現代人には難しいのかもしれません。

 都市ではなく森に暮らすのが垂直のイメージと言えば、少しは近い気
もしますが、森でのアウトドアライフと言った瞬間にやっぱり水平に
なっているから難しいものです。

 今日は虚心坦懐になって、小川さんの垂直を楽しんでこようと思って
います。みなさんも、これから黄金週間の後半が残っていますので、
どうぞステキな時間をお過ごしください。


まとめない


「舩井フォーラム ザ・ファイナル」、本当にありがとうございました。
おかげさまで船井本社グループが関わるようになって15年、船井総研が
主催していた頃を含めると25年近くの歴史にピリオドを打たせてもらう
ことができました。父も私も過去を振り返ることが好きではないという
か、苦手です。だから、今回のような昔を懐かしむことに特化したイベ
ントをさせていただいたのは実は初めてかもしれません。

でも、舩井幸雄の力の強さ、影響力の強さゆえに、その代表的なイベン
トであった「フナイオープンワールド」の歴史にピリオドを打つには、
「ザ・ファイナル」が必要だったのだということがいまでははっきりと
分かるのです。


最後の講演で少しお話させていただいたのですが、オープンワールドを
成立させるために舩井幸雄はとても大きな精神的な力を使っていたこと
が、最後になってようやく分かりました。会場の中では、スピリチュア
ルは話をしても安全になるように、場を作ってそこを守っていたのです。

そして、父の死後、実は私たちのスピリチュアル性だけではそれは守れ
なかったので、亡くなった父の残してくれたパワーを使って場を成立さ
せていたことがよく分かりました。ザ・ファイナルということで、さす
がに最後ぐらいは、「お前たちの力でやってみろ」ということなのか、
金曜日に準備のために会場に着いたら急に吐き気を感じるほど調子が悪
くなりました。覚悟という必要不可欠な準備がまったくないままで会場
に入った私に対する、一種の警告だったのかもしれません。

土曜日の朝、会場に向かう時は、今度はとても注意深く場の変化を感じ
てみたのですが、オープンワールドや舩井フォーラムというイベントに
も魂は宿っているし、それを毎回開催してきたパシフィコ横浜という施
設と意識を合わせてみると、そこからもその魂を感じることができまし
た。

スタッフの集合時間の少し前に会場に着いたので、好天に恵まれた早朝
の海を見に行きました。水面の波に朝日がキラキラ光っていました。

海.jpg


どの本だったのかは忘れましたが、確か物理学者の保江邦夫先生が書か
れた物理の本によると、量子は水面に光が当たってキラキラ光っている
状態とまるで同じように存在していて、私たちを含めてこの世に存在す
る者はすべてそんな量子でできている。だから、自他の差は本来なく、
ある量子がいまは私の一部になっているが、次の瞬間にはもうあなたの
一部になっているというのが量子力学的に見たこの世の仕組みだという
ことでした。

そう考えると、15年前、スピリチュアルに対してまだまだネガティブで
あった世の中の風潮から参加してくださった皆様をまもるためには、ネ
ガティブな感情を帯びた量子が混ざり合わないように、その場だけはベ
クトルが同じ量子だけしか交わらないように場を整える必要があったの
だと思います。こうして父は、バーチャルではあるのですが、未来の理
想の世の中の空気を体験できるオープンワールドという場を創りあげて
いたのだということが、ある意味はっきりと感じられたのです。

そして、だからこそ、いつまでも舩井幸雄に頼っている状態のイベント
はそろそろ終わりにしなければならなかったのです。最後は曲がりなり
にも私たちの意識の力で場を作ることができた今、終わりは始まり、こ
のピリオドから新しく生まれてくる何かに期待したいと思っています。


日曜日にワークプログラムを開催してくれたKan.さんや、初日に講演し
てくださった清水義久先生のお話やご著書を読ませていただいてから、
私は道(タオ)的な生き方にあこがれています。無心になることの大切
さを父はいつも話していましたが、なかなか無心にはなれません。その
具体的な方法を矢山先生が簡単なワークを通じて実践してくださいまし
た。そして、無心ができれば次は無為に挑戦してみたいと思っているの
です。

対談.jpg


日曜日の最後のプログラムはKan.さんと私の対談でした。昨年は頭が
真っ白になってしまって、何を言っていたのかよく分からないような状
況になってしまったのですが、今年はそれに比べれば随分余裕がありま
した。だからなのか、Kan.さんが「対談というのは対等なので遠慮なく
行きますよ」と言って、昨年のように私のペースに合わせてはくれませ
んでした。

私にはイベントの最後にはまとめを入れるものだという常識があり、実
は昨年頭が真っ白になってしまったのは、どうまとめていいか分からな
くなったからです。

逆に言うと、今年余裕があったのは、まとめ方が見えていたからなので
すが、Kan.さんはまとめるのは違うよといってまとめさせてくれません
でした。タオ的に言うと、無為無心の状態を考えると、まとめるという
ことは無理に結論を持ってくることなので自然の摂理に叶っていないと
いうのです。

でも、それではやっぱり落ち着かず、Kan.さんに笑われながらやっぱり
まとめてしまったのですが、これで「意識的にまとめない」という私の
課題が明らかになりました。


ご参加いただいた皆様にとっても、これを読んでくださっている皆様に
とっても、ひとつのピリオドを経たいま、これまでは分かっていなかっ
た、もしくは行動してこなかった課題をそれぞれに見つけて、昨日まで
と違う新しい本質的なやり方に挑戦していただければと思います。

我田引水的なおすすめは、『聖なる約束5 ホロコースト生存者短編集
「スコーチド(焦がされた世代)」』
を読んでいただき、ヨーロッパの
戦争の傷跡に向き合ってみること等にも挑戦していただければと思いま
す。

聖なる約束5.jpg

スコーチド


 「舩井フォーラム ザ・ファイナル」の開催がいよいよこの週末に
迫ってきました。長い間、関係しているすべての人たちにとって、こ
のイベントの成功がその年のツキのあるなしを決めるぐらいの大きな
インパクトを持っているものでした。

ただ、今年はいままでと違って、未来に向かっていくのではなく過去
を振り返るイベントにしたことで、すでに自ら前を向き、いまを生き
ているにんげんクラブの会員さまからはそっぽを向かれているなあと
感じています。

 それはそれで仕方がないような気もしますが、いまはとにかく、私
たちの責任としてきちんとピリオドを打つことに全力を傾けたいと
思っています。私が言うのも変ですが、舩井幸雄は本当に大きな役割
を背負っていました。2002年に出版した『断末魔の資本主義』(徳間
書店)
に象徴されるように、あのまま資本主義を無反省に進めていた
ら、私たちはもう少し早く大難を経験することになったのではないで
しょうか。しかし、にんげんクラブの会員さまをはじめとする「有意
の人」のおかげで、どうも大難はかなり先に延びたか、もしかしたら
中難か小難ぐらいにはなったのではないかと思っています。

 もちろん、まだまだ油断はできません。そして、中難か小難をでき
れば無難に、無難を無事にしていかなければいけません。

舩井幸雄の役割は、まだほとんどの人たちが気づいていなかった時に、
大きな警告を発することだったと思うのです。
しかし、いまそのフェーズは終わろうとしており、今度は実際に「有
意の人」に行動をしていただくステージが始まりつつあります。そし
て、すでに多くの「有意の人」はすでに先んじて行動を起こしてくだ
さっているので、そういう皆さまは良い意味で「舩井フォーラム 
ザ・ファイナル」
に来ていただく必要はないのだと思います。

 ただ、そんな中でも、ピリオドを打たなければならないと思ったの
は、新しい時代になったことで、これまで舩井幸雄が注力してきた警
告を発したり、時代が変わってきたことを知らせたりする啓蒙活動が、
今度は時代の変化・進化の邪魔になってしまう可能性があることに気
がついてしまったからです。

先駆者として変化を先導してきた人たちは、ステージの変化にとも
なってより大きく変化するか、それができないのであればより大きな
変化を遂げた人たちの邪魔をしないことが大事になると感じています。

極端に言えば、私たちも含めてそんな人たちと一度活動を見直して大
きな変化をするか、あるいは活動を休止するかを選択しなければなら
ないのだと思うのです。

 いままでの価値観にとらわれていると、いまの新しい活動を懸命に
やっている人のことを自分と価値観が違うことで、不信感をもって見
てしまうように思います。しかし、自分の価値観と違うことをしてい
る若い人たちの邪魔をしないことが、いま一番大事なのではないで
しょうか。そして、それを自分が理解できないことは仕方のないこと
ですが、そんな自分たちも自分たちなりに次へと進むために、いま
ここで集大成をしなければならないと感じているのです。

 例えば、父には「日本は次の時代を作っていく特別な存在である」
という価値観がありました。私もそうなる可能性はあると思っていま
すが、父と一緒に新しい流れを作ってきた方の多くは、日本人が選ば
れた民であるという一種の選民思想になってしまっているように感じ
ます。

しかし、その選民思想を残したままでは世界の人たちと一緒にうまく
やっていくことは困難です。もっとフラットに、役割の違いはあって
もいいが、日本人が偉いわけではないし、ましてや日本人だけが特別
に恵まれた立場になるわけでもないということを分かっている人たち
の邪魔をしないようにしなければならないのです。

 これからのリーダーは、みんなを引っ張っていくのではなく、みん
なを支えていくことが役割です。もし、日本が世界のリーダーになる
とすれば、日本は世界で一番苦労を買って出ることになるというのが
真実に近いと思いますし、それを積極的に受け入れていける人が、
日本を本当の意味でのリーダーにしていくことができる人だと思いま
す。

そういう視点から考える時、日本人はいまのように日本の優位性ばか
りに目を向けて、西洋人の選民思想の背景にある血塗られた歴史も知
らないで、能天気に考えていてはいけないのだということを痛感して
います。

 いまの世界をリードしているユダヤ人や、彼らが約2000年ぶりに
作ったイスラエルという国家の背景にはホロコーストの暗い歴史があ
ります。そして、そのユダヤ人に対して恐怖とも言える反発を感じて
きた西洋人たちにも、やはり私たちには想像もできないような凄惨な
戦争を繰り返してきた歴史があります。

幸いにも、いままでの日本人はそれに目を向ける必要はありませんで
した。しかし、もし世界の人たちを支えるようなリーダーに私たちの
子どもたちがなるのなら、そのことに目を背けているわけにはいかな
くなります。

 赤塚高仁さんと出してきた「聖なる約束」シリーズの最新刊を
「舩井フォーラム ザ・ファイナル」に合わせて出版させていただく
ことになりました。「アンネの日記」を読むのとはまったく次元の違
う、ホロコーストやイスラエルの現実が感じられる『聖なる約束5 
スコーチド(焦がされた世代)』(きれい・ねっと)
というホロコー
スト生存者による手記の翻訳本になります。

血塗られた歴史の本当の被害者は教科書に載っているような一部の英
雄ではなく、家族とともに日々の営みを続けている普通の人々なので
す。そして、その魂の叫びに触れなければ私たちの社会がどのような
歴史の上に作られたのかは分からないのです。

 「舩井フォーラム」をザ・ファイナルにするからこそ、私たちはこ
の暗黒の歴史を直視して次に進む準備ができるのだと思います。ぜひ、
ザ・ファイナルの会場で『聖なる約束5 スコーチド(焦がされた世代)』
をお買い求めください。ザ・ファイナルに来なくてもいいだけの準備
ができている方にも、日本だけではなく世界の平和を祈り目指すから
には、ぜひ本はお買い求めいただいて、この現実を直視する作業を
やっていただきたいと思います。

そして、それができれば、私たちの子どもたちが世界を救う準備が
またひとつできるのだと思います。そんな意味でも、今回の「ザ・
ファイナル」が新しい一歩を踏み出すためのステップになることを、
確信とともに祈っています。

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覚醒下手術


 少し前のことになりますが、3月21日に開催された「きれい・ねっと
感謝祭」でショートスピーチをさせていただきました。

一流の先生たちが最長30分、最短10分間で話すという忙しいものでした
が、どの先生もとてもすばらしいお話を、時間を守りながらされていた
のが印象に残っています。私も含めて、このような特殊な状況を作られ
ると、自我を抑制して周りの秩序を保つことを優先するようになるよう
です。長い間、セミナーの裏方をやってきて、伝えたいことが多い熱い
思いをお持ちの先生ほど、時間が伸びてしまう傾向があることを痛感し
ているのですが、平均20分という究極の環境がかえって先生方の協力を
得られやすくしたのではないかと思います。

 ただ、このようなイベントの主催者は神経がとても持たないだろうと
思うので、私は絶対にやりたくありません。講演の中身よりも、講演者
やスタッフ、ブース出展者、それに参加してくださったお客様の調和し
た一体感を創ることを何よりも大事にした結果だと思いますが、多分、
右脳型の女性ならではのイベントだったのではないかと思います。

父や私は基本的に論理的な左脳型の人間ですから、このイベントの成功
からみても、これからは右脳型、すなわち女性性が社会の変革の中心に
なることは明確であり、そういう側面から見ても「舩井フォーラム」を
「ザ・ファイナル」
にするという決断をしてよかったと改めて思ってい
ます。

 講演の順番などはよく覚えていないのですが、私がお話した後に脳神
経外科医の篠浦伸禎先生がご講演されたと思います。都立駒込病院の脳
神経外科部長で脳腫瘍等の手術を覚醒下で行う脳神経外科医の第一人者
です。

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篠浦先生のことは、中矢伸一先生の発行されている「玉響(たまゆら)」
で連載していらっしゃいますので存じあげていたのですが、お話を聞く
のは初めてでした。残念ながら当日ご挨拶をする機会を逃してしまった
のですが、思っていたよりもユニークな先生でした。

 篠浦先生は「私以外は右脳型の人ばかりで、皆さんのような(温かい、
もしくはいい加減な)話はできませんが......」という前置きで、たくさ
んのスライドを駆使しながら弾丸トークを繰り広げられていきました。
少し、びっくりしたのは、ほとんど300頁近い本1冊分の内容を全部話さ
れたにも関わらず、短い講演時間を余らせて終わってしまわれたことで
す。自分では典型的な左脳人間だと思っている私でも先生に比べたら右
脳型になるのですが、その篠浦先生にそこまでさせる山内尚子さんのす
ごさを感じずにはいられません。

 覚醒下手術というのは、術後のQOL(クオリティオブライフ:生活の
質)を考えた、欧米などでは数多く実践されている手法です。従来の手
術に比べて、格段に成績がいいことや、例えば難聴の患者さんが普通の
脳腫瘍の手術を受けた場合は手術後に聴力を失ってしまう可能性が高い
のだそうですが、覚醒下手術では聴力を失わずに済んだ事例などが報告
されています。

極めて、最先端の西洋的な手術だと思ったのですが、先生のお話や先生
の著書『現場から始まる医療革命 統合医療の真実』(きれい・ねっと)
を読ませていただくと、篠浦先生にとっては統合医療のひとつであり、
食事療法などとも密接に関わっているということでした。

 篠浦先生は病気になった瞬間から統合医療を取り入れることを提唱さ
れているのですが、その背景を以下のように同書の「はじめに」で述べ
ておられます。

 
(引用開始)

 病気がよくなるためであれば、あらゆる方法を使うという発想の原点
は、米国に留学した30代半ばの経験にあります。

 それまでは、脳外科医として手術ばかりしてきたので、できるだけ数
多くの手術をして上達したいといった発想が当たり前だと思っていまし
た。ところが、研究者として米国に留学し、脳外科から一時的に離れて
みると、どんどん手術をすることが本当に人のためになっているのか、
本心では患者さんは手術を受けたくないのではないかという、世間から
見ればしごく当然と言ってもいいような気持ちが芽生えはじめたのです。

 いま思えば、職業人が陥りがちな罠にはまっていたのでしょう。自分
の仕事のことだけを考えていて、それが世間でどういう意味を持つのか
というところまで考えが至っていなかったのです。その時から、手術は
どうしても必要な時には最高の技術をもってするが、極力手術をしない
で患者さんを治すやり方がいいのではないかという気持ちに、少しずつ
変わっていきました。

(引用終了)

 この部分を読んで私は、「舩井フォーラム ザ・ファイナル」の 4月
21日(土)にご来場の皆さま全員に矢山利彦先生からプレゼントしてい
ただけることになっている矢山先生の新刊『舩井幸雄の魂が今語りかけ
てきたこと』(ヒカルランド)
に書かれていたことを思い出しました。

手術しても手術してもガンは完治しないことに気づいてしまい、東洋医
療を中心とした統合医療を行う「Y.H.C.矢山クリニック」を開業された
という矢山先生の話と、篠浦先生の話がダブって感じられたのです。

超一流の外科医の先生は切る技術が完成した時に、それだけでは本当の
意味では治らないということに気がつかれて、意識を大きく転換し、そ
れを行動に移されるようですが、このことは私たちにも大きな示唆を与
えてくれているように感じます。

目に見えない世界があることを気づきつつある「有意の人」も、奇跡や
超能力を目の当たりにしてただ驚くばかりではなく、社会を変革するた
めの意識の変革をし、それを具体的な行動に移していかなければならな
い時が来ているということを気づかせてくれる、お二人の先生のとても
大事な共通のエピソードのように思えたのです。


 小さなお知らせですが、「舩井フォーラム ザ・ファイナル」の今年
の会場はパシフィコ横浜の会議センターになります。フォーラム当日に、
その会議センター6Fの「ベイブリッジ カフェテリア」でランチを頼ま
れるとき「舩井フォーラム ザ・ファイナル」のチケットを提示してい
ただくと、熱海の舩井幸雄記念館で限定販売している「ツキを呼ぶしあ
わせ温泉まんじゅう」をプレゼント
させていただくという企画を考えて
います。

数に限りがあると思いますが、「勉強好き」、「素直」、「プラス発想」
の文字が入った美味しい温泉まんじゅうを、ぜひ楽しんでいただければ
と思います。

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あなたのお金はどこに消えた?


 5月に行く「遥かなるイスラエルへの旅」には本田健さんも同行くだ
さいます。1948年5月14日にイスラエルが独立宣言をしてから、今年は
70周年あたります。その翌年の1949年に中華人民共和国が建国されて
おり、第二次世界大戦から終戦後のこの時期に、世界の行く末を決める
大きな出来事が続けざまに起こっていたことがよく分かります。

 健さんも一緒にイスラエルに行くきっかけになったのは、旅の団長
を私と一緒に務めてくださる赤塚高仁さんが「本田健さんが、「私は
『ユダヤ人大富豪の教え』がベストセラーになって世の中に出たので
すが、まだイスラエルに行ったことがないので、赤塚さん一度連れて
いってください」と言っていたよ」と、教えてくれたことでした。
11日間もの時間を拘束するのは、売れっ子の健さんには難しいだろう
と思いつつも頼んでみると、あっさりとOKをいただきました。すごい
ですね。

 ついでというわけではありませんが、4月21日、22日の「舩井フォー
ラム ザ・ファイナル」の講演もお願いしてみると、こちらもあっさり
とOKをくださいました。よく伺ってみると2003年に出版された『ユダ
ヤ人大富豪の教え』がベストセラーになった一因として、2004年の
「船井幸雄オープンワールド」で講演したことがあるという思いがあり、
父に恩義を感じていただいているということでした。

 健さんといえば、メンターを持つことの大切さをいつも教えてくださ
るのですが、健さん自身も大勢のすばらしいメンターを持っておられる
ようです。舩井幸雄もその一人だし、健さんの専門の分野とも言えるお
金の面では、故・竹田和平さんをメンターにされていました。私が健さ
んと親しくなったのは、父のこともありますが、和平さんが亡くなった
後のイベントでご一緒する機会が多くあったことが大きな原因で、『ザ・
フナイ』ではちょうど今出ている5月号を含めて2回も対談に登場してく
ださっています。


 先日、そんな本田健さんから最新刊『大富豪からの手紙』(ダイヤモ
ンド社)
を送っていただきました。


大富豪のお孫さんが、亡くなったお祖父さんから不思議な手紙をもらう
ことからストーリーは始まります。お祖父さんは財産を孫に残すことな
く全額寄付してしまうのですが、その代わりに手紙をきちんと弁護士を
通じて渡されるのです。そして、その手紙を読むうちに、偶然(シンク
ロニシティ)と直感に従う旅が始まっていくという展開になっていくの
です。

 『ユダヤ人大富豪の教え』の現代バージョンとも言える本ですが、さ
すがに大幅にバージョンアップされています。この15年間に健さんが学
ばれた大切なことが見事に分かりやすく加えられているのです。本田健
さんを知らない若い人にももちろん楽しく読んでいただけると思います
が、『ユダヤ人大富豪の教え』に多大な影響を受けた私たちの世代とっ
ても、本質的なことが分かりやすくつかめるような工夫が随所になされ
ています。これを読んでいて、健さんを生き方の分野のメンターにして
いきたいと改めて思っています。


 本田健さんが父に似ているところがあるとすれば、本質的なことを分
かりやすく説明してくれるところだと思います。ただ、あまりにも分か
りやすいので、受け取る人によっていろいろな捉え方ができるのです。
それが、健さんの人気の秘密でもあり、真剣になって健さんの世界に
入っていくと、ドンドン世の中の本質に近づいていくことができる仕掛
けになっています。

 前述のザ・フナイの対談で私があまりにもお金のことを聞くので、
健さんが参考にしてくださいとくださったのが、2012年に出版された
『あなたのお金はどこに消えた?』(PHP新書)という本でした。

 昔、炭鉱で栄えたカネー村。
 村のゾウたちは、
 静かに幸せに暮らしていた。
 そこに降って湧いた投資話。
 最初は懐疑的だったゾウたちが
 次々に巻き込まれていく。
 ヘッジホントが引き起こす
 バブルの熱狂。
 子どもの一言がきっかとなって、
 平和だった村は大混乱に・・・。


 こんな本ですが、お金の本質を小学生でも分かるように、でもしっか
りと大事なことを伝えてくれています。解説で健さんは以下のように書
かれています。


(引用開始)

 今あなたが持っているお金をどう使うかで、あなたの人生は、まっ
たく違ったものになります。これからは、自分やまわりの幸せのため
にお金を使える人と、とにかくお金を使うのが怖くてひきこもる人の
2極化が進む気がします。

 現在、資産を持っている人の90%以上が高齢者です。収入源のない
老人が、いざというときのために、手元のお金を使わずにもっておこ
うと考えるのは当然です。そして、現役世代の若者は、給料が下がり
つづけているので、お金を使う意欲がありません。これでは経済がよ
くならないはずです。

 将来の不安のために、お金を貯めようとする気持ちはわかりますが、
これからは、貯金自体もどうなるかわかりません。それよりも、新し
い時代に持ち越すことができるようにお金を使ってみてはいかがでしょ
うか。

 たとえば、今の通貨システムは大きく変わってしまうかもしれません
が、今いる人間がみんないなくなるわけではありません。新しい時代に
なっても、今と同じようなお金の流れが発生するでしょうし、あなたの
友人や知人もそのままいるはずです。だから、なくなるかもしれない
お金を貯めるのではなく、ひとひねりして上手に使うのです。

 たとえば、今のうちに、あなたの友人や知人100人に、お昼ご飯をご
ちそうしてあげればいいのです。そして、新しい経済システムになって
から、その100人におごってもらえれば、あなたのお金は、うまく時代
を乗り越えたことになります。

 そうやって考えると、あなたの一番の資産は、あなたのことを大切に
考えてくれる友人や家族であることがわかります。彼らは感情的にも大
切でしょうが、経済的にもいざというときに頼りになる存在なのです。

 これから時代は大きく変わり、経済でも大変化が起きるでしょうが、
人生で大切なものは変わらないのでしょう。あなたにとって一番大事な
こと、大切な人を優先させていきてください。


(引用終了)


 舩井幸雄をメンターとして学んだことを、いったいどんな風に伝えて
くれるのか。本田健さんの「舩井フォーラム ザ・ファイナル」での
ご講演がますます楽しみになってきました。


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百円の男


 少し前のことになりますが、大創産業の矢野博丈(ひろたけ)会長に
会いに東広島市の本社を訪ねました。船井総研の大先輩であり、一昨年
の12月まで静岡県湖西市の市長をされていた三上元さんが矢野会長と懇
意にされていて、三上さんと一緒に呉まで行く用があるのに合わせてア
ポイントを取ってくださったので、面会が叶ったのです。

 大創産業というのは、言わずと知れた100円ショップダイソーを展開
している会社です。昨年の3月現在で売上高は4200億円、店舗数は国内
に3150店、海外には26の国と地域に約1800店の合計4950店。それから
すでに1年経っていますから、現在では5000店を超える店を展開されて
いるのではないでしょうか。平成2年(1990年)に最初の直営店を高松
に出店されたことが、大下英治著『百円の男 ダイソー矢野博丈』
(さくら舎)
で紹介されていますが、その時からこのような急成長が
始まった事になります。


 矢野会長と三上さんは船井総研時代からお付き合いがあるのだそうで
す。当時の船井総研は毎年、熱海と宝塚で大規模な小売店セミナーを開
いていました。一番大勢集まっていただいた時は、熱海の後楽園ホテル
に全国から800名以上の小売店の経営者が集まってくださったこともあ
るそうです。矢野会長とのご縁は、コンサルティングをしていたという
よりもフランチャイズを募集するためにそのセミナーに出店いただいて
いたことがきっかけだったということです。

船井総研と三上さんが立ち上げた協同組合企業福祉共済会で大創産業の
株を持たせてもらっていたのですが、上場を目指されるという話もあり、
また、新しい資本政策を考えられたとのことで、何年か前に取得した時
とは比べものにならないぐらいの高値で買い戻していただきました。
今回の面談は、その御礼を言うのが主な目的でした。

 同社はこの規模になってもまだ上場をされていないのですが、今年の
3月1日にご次男の矢野靖二(せいじ)氏に社長を交代されたばかりで、
次世代のことを考えると上場しなければならなくなったということが大
下先生の本に書かれていました。そんなことも株を買い戻していただい
た背景にあるようですが、デフレの世の中を代表するような同社の躍進
は、正直言って、三上さんをはじめとする当時の船井総研の幹部の皆さ
まや舩井幸雄にも全く予想できなかったのだと思います。

 ダイソーが躍進した背景には、インフレ時代とはまったく逆のデフレ
の時代に見事に対応したという背景があります。というよりも、同社や
ニトリ、ユニクロ等の新しい形態の小売業がデフレを作ったと言ったほ
うが正しいのかもしれません。「百円の男」を読むと、それに対応する
ために並大抵ではないご苦労と、100円で売るのだという覚悟が必要だっ
たようです。先に100円で売るということが決まっていて、それまでは
300円~500円、もしかすると1000円近い値段で売られていたものを、
信じられないような努力で100円で売れるようにしていったのです。
この物語を読むことで、インフレの時代を再現させるという政府や日銀
の方針が、そんなに簡単に実現することはできないことがよく分かりま
した。

 矢野博丈さんという人とその仲間たち、さらには流通業界の大先達や
銀行など、それを支えてきた人たちの力によって、世の中はまったく変
わってしまったのかもしれません。そして同様に、いまの資本主義社会
も確実に変わっていきます。NPO法人テラ・ルネッサンスの理事で創設
者の鬼丸昌也さんの著書『平和をつくるを仕事にする』(ちくまプリマ―
新書)
を鬼丸さんからお送りいただき読ませていただきました。やはり、
「一人の力は微力だけど、無力ではない」という鬼丸さんが社会を変革
するためのスローガンを、いろいろな逸話を読ませていただき、涙しな
がらしっかりと肚に落とさせていただいたように思います。

 世界にはカンボジアの地雷やウガンダやコンゴの子ども兵の問題など、
信じられないような悲惨な実話がたくさんあります。遠く離れた場所で
起こっている悲惨な出来事は、一見私たちには何の関係もないように思
えます。でも、実は私たちが豊かさを享受させていただいている大元で
ある資本主義のシステムが、彼らの悲惨な現状を生み出していることを
鬼丸さんは淡々と教えてくれます。この本は主に高校生をターゲットに
書かれており、これを読んだ子どもたちが新しい未来を作っていってく
れることが意図されています。

 東日本大震災の時、ウガンダのスタッフが彼の国ではエリートである
公務員の平均給与が7000円という水準の中で、日本のために彼らが5万
円の寄付を送ってくれたことに接して、鬼丸さんは被災地を支援すると
いう覚悟を決めたという話が書かれています。誰かの覚悟が新しい世の
中を作っていくし、私たちも無力ではなく、覚悟を決めることでそれぞ
れがそれに対してできることを持っているのだということがよく分かる
本でした。

 鬼丸さんを紹介してくれたのは、テラ・ルネッサンスの理事でもある
岡田多母さんです。岡田多母さんは、目に見えない世界は目に見える世
界よりも大事だということを伝えてきた舩井幸雄の同士であり、メンター
でもありました。私たちは、父が覚悟して伝えようとしてきたことが伝
わるべき人には伝わったという確信と、それを私たちよりもうまく伝え
る活動をしてくれている多くの仲間たちの存在を見て、「舩井フォーラ
ム」
をザ・ファイナルにする覚悟をしました。

 多母さんは、本当は自分たちの講演会があったのに、しかもその日は
お誕生日なのに、私たちの講演をしてくださいという返事に即答でYes
の返事を返してくださいました。舩井幸雄が伝えてきたことがなんで
あったのか、多母さんや鬼丸さんがこれから伝えていくべきことは何な
のかを思う存分語っていただけると楽しみにしています。

10年ぐらい前の「にんげんクラブ東京大会」でお話してくださった時、
多母さんは控室で、興奮を抑えることができない様子で椅子に座ること
もせずに、私たちに父のしてきたことを熱く語ってくださいました。
ザ・ファイナルの舞台では一体どんなことをシェアしてくださるので
しょうか? とても楽しみです。

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特別出演


 赤塚高仁さんと友達になって、ご縁の輪がずいぶん広がりました。

 赤塚さんは人の本質を見抜く名人です。子どもの頃、いじめられっ子
だったので、相手がどんな人かを一瞬で見抜かなければ生きていけない
(ちょっと大げさな気もしますが、そこのところが分からない人が多い
からいじめの問題はなかなか解決しないのでしょうね)ので、相手が敵
か味方か、(赤塚さんにとって)いい人か悪い人かがすぐに分かるよう
になったのです。

 赤塚さんに初めてお会いしたのは25年ほど前だったのですが、その時
は友だちにはならなかったので、きっとその時の私は赤塚さんにとって
敵で悪い奴だったのでしょう。しかし、旅とはおもしろいものですね。
一緒にイスラエルに行って、少しお互いに相手の本性を見ると、理屈抜
きにメチャクチャ仲良くなってしまいました。

 そして、そんな赤塚さんに誘われて呉に来ています。実は今月2度目
の呉なのですが、呉に私たちを誘ってくれる久村寿美さんも、赤塚さん
から紹介されたステキな人のお一人なのです。詳しい経緯は赤塚さんの
ブログ
をご覧ください。

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 矢吹紫帆さんの素晴らしいコンサートとマジックショーは以前にも体験
済みだったのですが、今回驚いたのはクリスタルボウルの演奏です。会場
が和室だったのは、クリスタルボウルを寝ながら聴くためですが、本当に
幽玄の世界に連れていかれました。いびきをかくほどの睡眠の世界に誘わ
れただけのような気もしますが、自分の中の大事なスイッチを入れていた
だいたような気がします。

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 そして、もっと面白かったのは、遠藤友幻さんの「ヤマトの心で読み解
く 字源物語」の講演です。漢字(友幻さんの意見ではほとんどが国字に
なっているととらえた方がいいようです)の字源を探っていくと、深淵な
真実が見えてくるというお話で、生まれて初めて漢字が面白いと思いまし
た。若き書道家が、字の源の研究に70年の歳月を費やした漢文学者の白川
静先生の教えや赤塚さんの影響などで紐解いた世界は、形霊(かただま)
と言ってもいい、本質的な世界でした。呉までやってきて本当によかった
と思っています。

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 話はまったく変わりますが、村中愛さん、小川雅弘さんの『シリウス:
プレアデス直系 メシアメジャーが語った 知って備えるべき未来Ⅱ
《超サバイバル編》』(ヒカルランド)
をとても楽しく読みました。今回
はメシアメジャーのご指名で飛鳥昭雄先生が特別出演されて、メシアメ
ジャーが引き出さなければ話さない、ここだけの本当の話が満載になって
いて、前半のサバイバルについて語っている部分とまったく違ったテイス
トで読めたのがとても新鮮でよかったのだと思います。

 飛鳥昭雄先生は博覧強記の天才で、何でも知っている超人です。ただ、
本当のことを真面目に語ってしまうと命の危険があるので、サイエンス
エンターテイナーとして月刊誌「ムー」等で活躍されていて、そのおかけ
で私たちは真実の一端を楽しませてもらうことができるのだと思います。
だから、この本もエンターテイメントとして読むのが正しい読み方なのか
もしれませんが、とても考えさせられる本になっています。

 飛鳥先生のテイストを変えるわけではありませんが、4月21日(土)の
「舩井フォーラム ザ・ファイナル」では、すこしだけ真面目に「宇宙の
絶対真理を知る!」というテーマでお話ししていただけることになってい
ます。父は飛鳥先生のお話を「直感力研究会」で聞くことを本当に楽しみ
にしていました。何があっても自分のスタイルを守られる飛鳥先生も、
そこでだけは少しだけ真面目に本当のことを話してくれて、それをうれし
そうにうんうんとうなずきながら聞いていた父のことが思い出されます。

 それほどの内容になるかどうかは、会場に集まっていただいた皆様の熱
意にかかっているのかもしれませんが、ザ・ファイナルで先生が父に何を
語りかけるか、いまからとても楽しみです。私はメシアメジャーや飛鳥先
生が警告してくれているような世の中にならないようにしたいというのが、
舩井幸雄の思いだったと考えています。でも、包み込んですべてを楽しみ、
いいところをシェアするのもまた舩井幸雄流ですので、ザ・ファイナルも
そんな会になればいいと思っています。

 飛鳥先生に特別出演していただくわけではありませんが、いつも特別出
演なのが飛鳥流だと思って楽しんでいきたいと思います。
ますますワクワクしてきました。


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生命感覚を取り戻す


 ようやく春が感じられるようになってきましたが、そんなときに風邪を
引いてしまいました。熱が出たわけでもないし寝込んだわけでもないので
すが、出張が続いたこともあって今回は結構しんどかったです。

 週末に東京へ帰ってくる飛行機の中では、もしかするとかなり危機的な
水準なのかなと思ったほどでしたが、家族っていいですね。家に帰ったの
は遅めだったのですが、家内が作ってくれたご飯を食べてゆっくり寝たら
翌日はかなり元気になっていました。

 最近の講演でよく話すことなのですが、世界平和は語るだけなら簡単な
ことです。でも実は、その世界平和を語っている人の攻撃的な姿勢が紛争
の遠因となっているような気がして仕方がありません。

 本当の平和は、家庭の平和から作られるのだと思います。最近は贅沢を
させていただくことが多く、出張に行っても快適なホテルで過ごさせてい
ただけるのですが、それでも家庭の温もりは格別です。世界平和を語る前
に、家庭の平和を大事にする。自戒の念も込めて伝えていきたいと思って
います。

 この原稿を書く直前に、「舩井フォーラム ザ・ファイナル」のPRの
ためのビデオ撮りで、Kan.さんにインタビューをさせていただきました。
疲れがたまっていたからかもしれませんが、久しぶりの生Kan.さんとの
語らいに大いに癒されました。

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 4月22日(日)のKan.さんのワークプログラムのタイトルは「生命感覚
を取り戻す」です。舩井幸雄からの卒業が大きなテーマの「ザ・ファイナ
ル」にもふさわしい内容になっています。フライヤーから引用させていた
だきます。

 
(引用開始)

 いろいろなパラダイムが問われ、再生しつつある現代の世の中で、
今最も必要なことは何でしょうか。

 いつの時代も、人が作った時代の価値観に合わせて生きていかねば
ならないのが世の常です。しかし一方で、時代や人の世とは関係なく、
自分がもともと生まれる前から持っている生命感覚というものがあり
ます。

 生命感覚とは、自分の奥底に潜んでいる、単なる情報ではないもの
です。人から習うことのできないものであり、無視しがちだけれど、
いつでもそこに本当はあるものです。それは、人任せでは得られません。
今の世の中は、いろいろな情報に溢れ、人から習ったことや、習得しな
ければならないことでいっぱいです。それももちろん大事だとは思いま
すが、人から習ったものを自分のスキルにしていくことと、人から習っ
たことでなく、自分に本来備わっている生命感覚に気づき、触れていく
こと。このバランスが大事です。

 生命感覚に触れずに過ごしてしまった現代人は、毎日起こる自分のド
ラマだけが生きることだと思ってしまいがちです。しかしドラマは氷山
の一角であり、もっともっといろいろなことに私たちの生活は支えられ
ています。生命感覚を取り戻し、それらを実感できるようになってくる
と、そこにはドラマだけでなく、全然違ったステージが繰り広げられて
いくということを、発見して欲しいのです。

 一人ひとりが自分の生命感覚を発見し、取り戻して、そこにきっちり
根差して生きること。それこそが、宇宙の息と自分の息が一つになるこ
とであり、今、最も必要なことではないのでしょうか。

 この日は、会場の皆さんと一緒に、一人ひとりの生命感覚を探求して
みたいと思います。

(引用終了)


 「舩井フォーラム ザ・ファイナル」には、大なり小なり舩井幸雄の
下で学んでいただいた「有意の人」がお集まりいただくことになると思
います。そして私は、そんな「有意の人」のご尽力のおかげで、少なく
とも私たちが選択した宇宙では世の中が再生しつつあるように思ってい
ます。

 「オープンワールド」や「舩井フォーラム」では、舩井幸雄やその残
したものが再生するための方法論を皆さまにお伝えしてきたのだと思い
ますが、今度は私たちが自分の生命感覚に従って、自分で方向を決めて
いくべき時が来たのだと思うのです。

 「地球への祈りの集い」を成功させた中山恵美賀さんや、3月21日に
「きれい・ねっと感謝祭」を開催される山内尚子さんは、自分たちの生
命感覚に従って動き始めているから、それに共鳴する人たちを多数ひき
つけられるのでしょう。そして、方法論はいろいろですが、自分の生命
感覚を思い出すことができれば、自分のやりたいことは何でもできるよ
うになるのだと思います。

 生命感覚というものは、何度か試行錯誤するうちにいつの間にか自転
車に乗れるようになるのと同じ感覚で、理屈で教えられるものではあり
ません。今回のワークプログラムは、Kan.さんという最高の師匠のもと
で、じっくりと1日をかけてその道を究められる、「有意の人」にとって
は必須のものになっています。

 4月21日(土)に舩井幸雄の教えを多面的に振り返りながら、それを
使うための生命感覚を取り戻すという展開は、我ながらでき過ぎで、
天の采配を感じずにはいられません。


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神人合一


 3月3日に三重県鈴鹿市の椿大神社(つばきおおかみやしろ)の参集殿で
行われた「地球への祈りの集い」に参加してきました。

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            (始まりは芙蓉先生の「煌」の揮毫から)

にんげんクラブ愛知のメンバーである、中山恵美賀さんが主宰するもので、
昨年は美内すずえ先生の「紅天女」を演じられて、涙が出るほど感動した
ことを思い出しました。今年はスケジュールの都合で前泊できなかったの
ですが、中山さんから、「できれば午前中から来て、リハーサルを見てく
ださいね」と言われて、お言葉に甘えてリハーサルから見学させていただ
きました。

 今年は、世界的なスピリチュアル音楽の第一人者である岡野弘幹さん
リードする形で演劇が進んでいきました。岡野さんとディジュリドゥ奏者
KNOBさんのコラボ演奏に舞や演劇が加わっていくようなとても自然な
形で舞台空間ができあがっていくことに感動しました。逆に言うと、当日
の朝の段階ではほとんど完成していなくて、リハーサルをしながら演出が
決まっていくという流れでした。昨年の「紅天女」の完成度の高さを知っ
ている私は、見ているうちに少し心配になりました。

 しかし、見事にいい方向に裏切られました。作られたものという不自然
さがまったくなく、本当に神様からの意思を超一流のアーティストの皆さ
まと、恵美賀さんの仲間であるタマシズクたち(ボランティアで実は一番
楽しんでいる出演者の皆さま)の完全な融合で、私たちがこれから生きて
いくべき世界を表現されていました。ナチュラルでありながら、かつ完成
度の高い空間に、商業演劇ではとても作り出せない素晴らしさを堪能させ
ていただいたのです。

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 リハーサルの後、恵美賀さんや演出の山下晃彦先生にインタビューして
みたのですが、「『~アヤナスイノチ アワ トコシエニ~』というテー
マに込められた、神人合一の世界を表現しているだけです」と、興奮する
こともなく極めてナチュラルに、しかし確固とした満足感が伝わってくる
お話が聞けたことにも驚きました。

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 先週紹介した、「世界144,000人平和の祈り」を主催している小川雅弘
さんは、原発のない、核兵器のない平和な世界を作りたくて、それを実現
するには、みんなの祈りの力を使うしかないという思いで、説明会を全都
道府県で行うべく全国行脚を始められています。

高知県を代表する超一流の経営者でありながら、自分で車を運転して、ビ
ジネスホテルに泊まり、会場の設営から受付、司会、講演、書籍の販売、
サイン、撤収、そして懇親会では宴会部長まで務めて全国を回っています。
全都道府県はとても無理なので、少しだけご一緒することになっているの
ですが、頭が下がるばかりでとてもまねはできません。

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恵美賀さんも、目的があれば目標がなくても行動できる典型的な人ですが、
今回の「地球への祈りの集い」のあいさつで、お孫さんが生まれた時に、
この子が幸せに生きていける環境を創りあげる責任があるという思いだけ
で活動を始めたという話をされていました。その純粋の思いが、「紅天女」
から「~アヤナスイノチ アワ トコシエニ~」につながっていったこと
に感動しています。

 そして、3年前の「地球への祈りの集い」に合わせて、恵美賀さんが
『にじ色の鳥』という絵本を出されたことを思い出しました。あの絵本に
表現された純粋な思いだけで、ここまでのイベントを創りあげるだけの
ステップを踏まれてきた恵美賀さんを、にんげんクラブの仲間として誇り
に思います。

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 神人合一の領域まで、無理をすることなく自然に達した仲間のすごさに
感動しながら、その道を切り拓いた先駆者であった舩井幸雄を感じきる
「舩井フォーラム ザ・ファイナル」をしっかりとやり切って、一つの
時代が終わり、新しいまったく異次元の世界が始まることを確認させてい
ただきたいとあらためて思います。小川さんや恵美賀さんがいなければ、
時代を終えるための大難がやってきたのだと思いますが、それを
「舩井フォーラム ザ・ファイナル」というイベントで代替できれば、
こんなにステキなことはないと思っています。


 大難を小難に、小難を無難に、無難を無事にすることが、にんげんクラ
ブの仲間の皆さまのおかげでできつつあることに感動しながら、舩井幸雄
の役割にしっかりピリオドを打つことをやり遂げたいと思います。

未来を担っていく皆さまと父も横浜で会いたいと思っているようです。
そして、ぜひ皆さまが創りあげた素晴らしい地球に対して一緒に
感謝の思いをお伝えしたいようなのです。

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時の終わりと、時の始まり


 最近、「舩井フォーラム ザ・ファイナル」のことをよく考えています。

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舩井幸雄の看板商品はフナイオープンワールドであり、舩井フォーラムは
その後継なので、これにピリオドを打つにはやはり大変な覚悟が必要にな
ります。

世の中の構造を突き詰めていくと、そこには見える世界と見えない世界が
ある。どちらも大事だが、本質的には見えない世界が世の中のあり方を決
めている。このことを広くお伝えすることが、舩井幸雄の役割だったのだ
と思います。そして、おかげさまで、伝わるべき有意の人には、ほとんど
伝わったのではないかと感じています。


 いまでは、世の中の構造と人間の正しいあり方をご理解くださった有意
の人が、すでにそれぞれの役割をはじめてくださっており、私たちがそれ
に直接関与させていただくべき段階を超えたのではないかというのが、
ピリオドを打たせていただく一番大きな理由です。


今回のザ・ファイナルでは、それぞれの役割を果たしつつある皆さまが、
舩井幸雄のもう一つの大きな特徴でもあった「包み込み」という概念で、
お互いに自由意志を持ち、お互いをリスペクトしあいながらも、大きな
ベクトルは共通していることを確認しながら進んでいくことに焦点を当
てたいと思っています。

 包み込みの精神で新しい取り組みを進めていくに当たって大事なことは、
直感力と想造力を使いこなすことになります。そのためには、超意識を使
いこなすことが大事になるようです。リーダーになってみんなを引っ張っ
てくださっている皆様は、意識しているかいないはともかくとして、それ
を使いこなしているのは間違いないように思います。

いまの時代は、カリスマ性を持ったリーダーが「俺についてこい!」という
感じで引っ張っていくのではなく、みんなの自由な意見を引き出して、
その叡智を結集することができるリーダーが求められているようにも思い
ます。

 理屈で引っ張っていくリーダーもいれば、超意識からのメッセージを素直
に受け止めて行動するタイプのリーダーもいれば、ファシリテーターとして
の能力に優れているリーダーもいます。にんげんクラブのメンバーは、行動
派が多く、また超意識に素直につながる素養を持っている人が多いので直感
型が多いように感じますが、カリスマに寄りかかるのではなく、自分で考え
て、自分の肚に落とし込んで、自己責任で行動できることが、いまからの
リーダーの一番大事なポイントになるのです。


 まったく理屈が関係ないタイプの筆頭は「世界144,000人平和の祈り」を
進めている小川雅弘さんかもしれません。

小川さんの目的は世界平和を実現すること。原発のない社会、核兵器のない
社会を実現することです。政治にいくら訴えても原発がなくならないことが
よく分かったという小川さんは、祈りの力で世界平和を実現することにしま
した。小川さんは目的が明確になれば、目標がなくても動ける強さを持って
いる人です。

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 二度目の土佐経済同友会の代表幹事を務めるという大社長にも関わらず、
日本中を自分で車を運転して講演して回っています。しかも、会場で申し
込みをして、受付をして、本を販売して、講師をして、サインをして、
最後は後片付けをして、さらには懇親会では宴会部長として場を盛り上げる
ということをたった一人でやるというすごい行動力です。

そして、何よりもステキなのは、本人が一番楽しそうにしていることです。
いきいきとしている小川さんを見ていると、世界平和が実現するのは簡単な
ことではないかとすら思えてきます。

 イスラエルに行き、赤塚高仁さんから聖書のことを教えてもらうと、ユダ
ヤ教、キリスト教、そしてイスラム教という一神教に共通する大事なポイン
トは黙示録に代表される崩壊現象だということがよく分かります。イスラエ
ルに関わりホロコーストのことを学ぶと、まさにホロコーストは黙示録の世
界が顕現してしまったものであることが分かります。

小川さんは、いま一生懸命、なるべく黙示録の世界を祈りの力でソフトラン
ディングさせることに注力しているのだと感じます。「時の終わり」をきち
んと始末して、「時の始まり」にしっかり備えるための活動をしているので
す。

 そして、それを有意の人の祈りの力で乗り切った時、今度は理想的な千年
紀がやってくるというのが小川さんのビジョンです。理想郷を作るのが小川
さんの夢ですが、その前に人類が戦争の歴史を通じて貯めてきてしまった負
の思いを、きれいに洗い流してしまうことを一生懸命にやっているのです。
そして、村中愛さんを通じてメッセージを頻繁に送ってくれるメシアメジャー
に確認しながら、ものすごい行動力で世の中を変えていっているのです。


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 小川さんの中では、メシアの再来は時間の問題で、もうすぐ実現する決定
事項になっています。正直に言えば、理屈王の私には理解できないこともあ
るのですが、日曜日の福岡での小川さんの講演を聞いて、理屈を横に置いて
素直についていくのも楽しいのかなと感じました。


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宇宙の真理が変わるとき


 日曜日に大阪の舩井セミナールームできれい・ねっとの山内尚子さん
と講演させていただきました。

実は大阪のセミナールームは、3月いっぱいでいまの場所をクローズする
ことになっています。移転先を探しているのですが、いまのところ未定
なので、しっかりと決まったところで皆さまにもご報告したいと思いま
す。

そんな大阪のセミナールームでの最初のイベントは、山内さんと私が
中心になって開催した大寄合でした。そこで、関西のにんげんクラブ
の有志が原点を確認するという意味で二人の講演会を企画してくれた
のです。

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 参加してくださった方のほとんどが、講演会を企画してくれたにん
げんクラブの大阪支部代表である小原正年さんが集めてくださった、
いつも参加してくださる心やすいメンバーだったので、安心して自分
でもまだよく分かっていない新ネタを披露させていただきました。

アメリカの大学でMBAのコースにいた時、まだ自分の中で消化不良の
不確定性原理についてプレゼンをしたことがあります。教授のコメント
は辛辣で、「自分が理解できていないことをプレゼンしてはいけない」
と言われてしまいました。

 まったくその通りなのですが、にんげんクラブというのはありがたい
ところで、自分が理解できていないことを話しても、受け止めてくれる
人がいて、話した後から自分が言いたかったことの趣旨が明確になるこ
とがあります。ホームグラウンドで何でも受け入れてくれるメンバーと
一緒だったので、思いっきり冒険をさせていただきました。

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 合理的なことが大事なアメリカ人の考え方でいくと許されないこと
ですが、いい意味でいい加減なところが日本の良さだと思っています。
1冊の本を書くために日本人は100冊の本を読むのに対して、アメリカ
の一流のジャーナリストは最低1万冊は読み込んでから書くという話を
聞いたことがあります。

「舩井フォーラム ザ・ファイナル」に出演してくださる本田健さん
はいま英語の本を執筆しているそうですが、日本語の本のマーケット
は1億人しかないが、英語の本は最低でも20億人がターゲットになる
ので、ベストセラーを書いた著者に入ってくる原稿料の桁が違うとい
う話を教えてくれました。

 例えば、いま大流行のマインドフルネスという考え方は東洋思想を
元にしているもので、本質的な生き方論や組織論も原点は東洋にある
ものが多く、日本の思想は舩井幸雄のものをはじめコンテンツの力と
しては決してアメリカのものに負けていません。しかし、英語になっ
ていないために発信力が20分の1になってしまっており、その現状を
打破するのが自分の役割だというのが健さんの思いなのです。

 話を戻すと、翻訳されたものを含めてアメリカ人著者の書いた本は
完成度が日本人の書いたものと比べて格段に高くなります。でも、
理屈が多くて、私たちの感覚では読みにくいものが多いという見方も
できるのです。

日本人は私のような理屈ばかり述べている奴でも、いい意味で加減な
ところがあり、その代わりなるべく分かりやすく伝えるという技術は、
日本語の読者を相手にした場合はある程度の暗黙知を共有しているこ
とも期待できるので、高いのだと感じています。

 完成度としてはダーウィンの進化論に負けずとも劣らない独自の
今西進化論を創りあげ、京都大学の霊長類研究所の基礎を作られた
今西錦司先生は、英語での論文の出版を勧められてもいつも断って
いたそうです。私の勝手な推測ですが、日本人が共有する暗黙知なし
に、合理的であるということだけでは伝わらない世界があることを
分かっておられたのではないでしょうか。

でも、AI(人工知能)が進化していけば、そんな日本人だけが共有し
ている知識についても、アメリカ人にも理解してもらえるような翻訳
力ができてくるのではないかと期待できるようにも思い始めています。

 ただ、アメリカ人が理解できるようになる前に、日本独自の叡智で
ある今西進化論のエッセンスを知っておくのは悪い事ではないと思い
ます。比較的、読みやすい今西先生の『進化とはなにか』(講談社
学術文庫)
をぜひお読みください。


 ところで、当日の山内さんの講演のタイトルは、「いま、宇宙の真理
が変わるとき」でした。大胆な演題ですが、にんげんクラブの女性陣は、
まだにんげんクラブに関与してくださる皆さまの暗黙知のレベルですが、
それほど大きな変化の真理を獲得しているように思います。

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近代のテーゼは「合理的であること」です。この一点においては、アメ
リカ人を差し置いて間違いなく世界一であると私が考えているイスラエル
(5月に本田健さんも一緒に行く、「遥かなるイスラエルの旅」を企画し
ています)を学ぶことが大事だと思いますが、それが感覚知で理解でき
たら、宇宙の真理がますます明確になると思います。

 何年か前、にんげんクラブ愛知の中山恵美賀さんが、「宇宙外生命体」
というワードを叫ばれていたことがあります。UFOは地球外生命体です
が、どうもいまの大きな変化は宇宙外生命体の存在まで感じる必要がある
のかもしれません。そんな恵美賀さんが主宰する3月3日の「地球への祈り
の集い」
や山内さんが主宰する3月21日の「きれい・ねっと感謝祭2018」
そして「舩井フォーラム ザ・ファイナル」に来ていただけると、新しい
宇宙の真理が感じていただけると思います。それぞれの会場でお会いでき
るのを楽しみにしています。

10億回


 今日はバレンタインデーです。
私が甘いものが好きではないということが周知されただけかもしれませ
んが、義理チョコというものをもらうことがあまりなくなってきました。
今年の特徴は、だいぶフライングで早めにもらうことが多くなったこと
かもしれません。上記のような理由でいただいたチョコは家に持って
帰って家族に食べてもらうのですが、そんな傾向からか、家内からも
今年は早めにチョコをもらいました。

 日本のバレンタインデーやそれにお返しするホワイトデーの習慣は、
商業的に作られたものです。特に、ホワイトデーは昔の取引先の社長が
仕掛け人であることが分かっていて、いまでも船井総研のコンサルティ
ングではそのようなトレンドを作り出しているのではないかと思います。

たしか20年ほど前の話ですが、いまの船井総研ホールディングスの高嶋
社長が中心になってやったトレンドに「お詫びチラシ」というものがあ
りました。なるべく安いわら半紙のような用紙を使い、モノクロで社長
さんか店長さんが謝っているイラストを描いて、「ごめんなさい、私の
ミスで仕入れすぎてしまいました。このままでは、会社(店)の存続に
影響する事態なので、思いっきり安くするから買ってください」という
チラシが大流行したのを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょ
うか。有効期限は1年かせいぜい2年でしたが、トレンドというのはこの
ように作るのだということを実感しました。

 そう言えば、父がファッションのコンサルタントをしていた頃なので、
それこそ50年前のノウハウかもしれませんが、ネクタイの幅を細くした
り厚くしたり、ワイシャツの襟の形も定期的に流行を変えることがマー
ケティングだった時代があります。いまでも、一番のトレンドはテレビ
のニュースを読むアナウンサーで、最近では青系統のワイシャツとネク
タイを付けるのが流行っているのではないかと感じていますが、これも
マーケティングの一種だろうと思います。

 ただ、船井総研のような会社は大変だと思いますが、どうも最近は
このような流行を作るのがだんだん難しくなってきているように思い
ます。私はTPOを考えるとどのような場面でも無難な背広を着ること
が多いのですが、東京の朝の通勤電車を見ていると、背広にネクタイ
をしている男性は少数派になってきています。自由なファッションを
楽しんでいる若い人たちのことを見ていると、流行を作るのも難しい
だろうなあと感じるのです。どうも、そんな流行よりも本質に気がつ
いている人の数が増えているようですね。


AI(人工知能)の時代の幕開けとともに、理屈でいろいろ考えたとこ
ろで人間の力ではとても太刀打ちできないことばかりになってきてい
ます。

日経新聞にいまの株式市場のAIの取引は1秒間に10億回の売買ができる
と書かれていました。10年ほど前に朝倉慶先生が1秒間に千回も取引す
るロボットトレーディングの脅威について講演されていたのを懐かし
く思い出しますし、たしか2、3年前に1秒間に百万回の取引と言われて
時代の変化を感じたものですが、いまや10億回だというのですから、
1年もすれば1兆回になっているかもしれません。


 今年になってからの相場の乱高下の大きな原因は、コンピュータ
トレーディングがアルゴリズム取引を行うようになっていて、方向性
が定まったらその動きが止まらないことにあると言われています。
でも、10億回から1兆回が標準になってきたら極めてなめらかな動き
が、人知を経ることなく実現するのかもしれないなあとも思っていま
す。

マーケティング戦略ではありませんが、流行のようなものは人間が
作っているものですが、AIによって1秒間に10億回や1兆回というレ
ベルで行われるものになると、自然のリズムと同じようになるのかも
しれないとかえって感じてしまうのです。


 自然はデジタルなのかアナログなのかという話があります。人間の
目からみればアナログに見えますが、理論物理学の究極の世界でみる
と間違いなくデジタルのように感じます。人間が関与する中途半端な
世界はアナログで、そこでは人為的なトレンドを作り出すことができ
るのですが、それがどんどん進んで神の世界に行くと、自然はゆらぎ
というリズムを持つデジタルな世界になっていくのかもしれません。

 そして、それをも超越する創造主(サムシンググレートや絶対神)
の世界になってくると、数字ではないというか数字では表せない本質
的なアナログ(絶対)の世界が初めて見えてくるのかもしれないと思
います。

いまは、AIの世界でも乱高下が楽しめますが、それが昔話になってし
まう時代がもうすぐやってくるのかもしれません。そんな近未来を
「舩井フォーラム ザ・ファイナル」では語りたいと思っています。
だんだん、イメージが膨らんできています。
楽しくなってきました。


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2030年


 東京は寒い日が続いています。
これだけ寒いのは久しぶりのように思います。いまの地球は温暖化が
進んでいるのではなく、本当はミニ氷河期のような寒冷化が進むのだ
という話を聞いたことがありますが、そんなことも頭の隅に置いて生
きていくのが大切なのかもしれません。

2週間前にお伝えした船井総研の小山元社長の気候予測でも熱塩循環
という現象を考えると、北半球では気温が下がっていくと予想される
という分析がありました。常識やマスコミが伝えていることだけを
信じないことが大切なようです。


 先週の金曜日にアメリカの平均株価が665ドル下落し、それをうけ
て月曜日の日経平均も592円(2.6%安)値下がりしました。昨年来
続いていた適温相場が崩れていく予兆が見えるようになってきたよう
です。

主な原因はアメリカの長期金利が上がっていることで、相対的に見て
株価が割高になってきているという観測なのですが、不思議なことに
金利が上がっているということは債権の価格が下がっているというこ
とになり、株価も債券価格も両方同時に下がっているということは
理屈に合わないことになります。

 背景には、相場の乱高下を起こすことで儲けたいと考えている人た
ちの存在を感じますが、日本では日銀の介入の影も見えるので、長期
金利は0.1%を上回らない程度で推移していて、これはそれほど本格的
な暴落相場にはつながらないのではないかと思います。株価で22,000
円程度、為替で109円程度で結果的には収まり、大騒ぎした割には
たいしたことはなかったということに今回はなるのではないでしょう
か。

そして、夏の終わりごろから秋口にかけて、いまよりも大きな変動が
来ることが予想されると思われます。

 アメリカは5月頃をめどに中東で紛争を起こそうとしているという
観測を耳にするようになりました。北朝鮮に関しては、副島隆彦先生
の意見と違って実はすでに北朝鮮に対する軍事オプションを行使でき
る段階は過ぎており、北朝鮮は核保有国としての立場を築き上げてし
まったのではないかという見方が優勢になってきたという声が主流に
なってきたように感じます。

そのような、地政学的な懸念に相場も揺さぶられる可能性が高いので
すが、大きな流れでみれば、秋口から来年に来るとみられる相場の変
動にもなんとか耐えて、少なくとも2020年に向かっては経済はいい
状態を続けてくれればいいなと思っています。

 その後の2021年には、大きな相場の調整は避けられないのではない
かという声が大勢ですが、未来は私たちの意識が作っていることはも
ちろんですが、それ以前に2021年に大恐慌が来るのが確実ならば、
それに対処する方法を考えられないのはおかしいのではないかという
思いもあります。

経済は循環させなければならず、循環の過程で増えていくエントロピー
をシステムの外に捨てていく必要がある。資本主義システムの場合は
恐慌がその役割をしていてバランスを取っていたが、近年は異次元の
量的緩和策や財政出動など、恐慌を避けるための技術が発展してきた
ので、溜まったエントロピーを捨てることができていないことが問題
だという論評を読みました。

とても納得感があったのですが、エントロピーを逃がすことが必要だ
とまで分かっているのなら、それをやる方法を考えるのが人間の責任
ではないかと思います。幸い、3年ぐらいの時間があるのですから、
真剣に考えてみたいと思います。


「舩井フォーラム ザ・ファイナル」に出演してくださる本田健さん
ザ・フナイの巻頭対談をさせていただくためにお会いしてきました。


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対談前に健さんの『ユダヤ人大富豪の教え』(だいわ文庫)を久し
ぶりに読んでいきましたので、お金のことを中心にお話を聞こうと
思っていたのですが、健さんはすでにお金をしっかり稼ぐというこ
とは当たり前のことで、それよりもいかにみんながハッピーに暮ら
せる社会を作るかを考えていらっしゃるようでした。

ちなみに『ユダヤ人大富豪の教え』はついに100万部を超えてミリオ
ンセラーになったようですし、『ユダヤ人大富豪の教えⅡ』『ユダヤ
人大富豪教えⅢ』
も合わせて読んだのですが、ⅡやⅢのほうが内容が
ドンドン濃く面白くなっていき、ちょっと失礼な言い方になってしま
いますが、健さんが日々成長されていることが本を読ませていただい
ていても分かるのがすごいなと思いました。


      

 確実に日本を変えていき、それによって世界を変えていく第一人者
になられるのは間違いないと改めて確信しました。インタビューの内
容は『ザ・フナイ』5月号に掲載予定ですので、楽しみにお待ちいた
だければと思いますが、4月の「舩井フォーラム ザ・ファイナル」
でのお話も聞き逃すわけにはいかないと思います。

そして、贅沢にも10日間も健さんと一緒に過ごせる「本田健・久米小
百合(元久保田早紀)と行く遥かなるイスラエルへの旅」
は、本当に
ぜひご参加いただきたいなと思います。

 今回のインタビューも含めて、本当に多くの教えをいただける機会
が満載で、本当に恵まれた日々を送れることを楽しくありがたく思っ
ています。

健さんは2030年には誰もが幸せで豊かに暮らせるパラレルワールドが
確実に実現しているビジョンを、明確に見ているそうです。みんなが
ハッピーな2030年のビジョンをしっかりと作り上げると、2021年以降
の経済危機も何とかなる、何かそんな思いを起こさせてくれる健さん
との楽しい時間に感謝しています。

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大雪で思い出したこと


 先週の月曜日、東京は4年ぶりの大雪になりました。
4年前は実は父の社葬(船井総研と船井本社の合同社葬でした)を2月
14日に執り行わせていただいたのですが、その日が今回よりももっと
すごい大雪だったことを思い出しています。今回はあれから4年ぶり
の大雪だったのですね。

その時も、どこかに書いたような記憶がありますが、社葬に出席いた
だいた台湾の大企業のトップにお礼に伺ったところ、あれだけの大雪
が降ったのだから、舩井さんのところは大金持ちになるよと言われて
びっくりしました。中国ではお金は水のようなエネルギーだと考えら
れていて、東京のようにあまり雪が降らない所で大雪になると、経済
的にいいことがあるというふうに解釈するのだと教えてくれたのです。

ということは、今回の雪も東京が祝福されているのかなと考えてしま
います。景気がいいのは東京をはじめとする都市の一部だけかもしれ
ませんが、やっぱりこの好景気は東京では2020年のオリンピックまで
は続くような気がします。


 そんなことを考えていた矢先、何回か予告しました故・竹田和平さ
んの神戸での「竹田和平生誕85周年 ありがとうまろUP! 出版し
たよ記念 開運! 花咲祭」
というイベントに参加させていただいた
のですが、積もるほどではありませんでしたがなんと神戸でも雪が降
りました。
これはきっと、イベントに参加してくださった方がお金との良縁に恵
まれますようにという和平さんからのプレゼントに違いないと思い、
ご挨拶させていただいた機会にそんな話をさせていただきました。

 「花咲祭」は東京と愛知でも開催されます。東京はすでに満席です
が、2月11日に愛知県の「お菓子の城」という和平さんの本拠地で開
催されるイベントは、さすがに和平さんの本拠地だけあって600人収
容のホールということで、お席にはまだまだ余裕があるようです。

和平さんの真骨頂は、ただ単にお金儲けの方法を教えてくれるのでは
なく、徳を積むことによってお金との良縁を得られるようにするコツ
を教えてくれることです。また、たとえば、お金は何にでも変わると
いう意味で「まぼろし」だといったすごい真理もさらりと教えてくだ
さいます。

残念ながら、私は別件があってお菓子の城には行けないのですが、お
時間の都合がつく方はぜひご参加ください。きっとステキなイベント
になると思います。


 いま、京都から博多に向かう新幹線に乗っているのですが、そんな
ことを書いていると、さきほど徳山駅を過ぎたところから車窓が雪景
色になってきました。やっぱり今年の日本は、お金と良縁に恵まれる
のではないかと思います。そして、それをただ金儲けで終わらせるの
ではなく、「まろUP!」(エゴをなくして真心で生きるようになるこ
と)して、徳を身に付けていくことで、2020年以降に起こる確率が
高いと言われている経済危機を乗り越える力に変えていきたいと私は
考えているのです。

 世の中は、私たちの集合意識によって作られています。だから、多
くの人が「まろUP!」して生きることができるようになれば、経済危
機そのものの規模を小さくすることも可能なのではないかと思います。

「ミロクの世」が来るのは間違いないが、その前にくる大混乱を小さ
くしたいというのが、父が「にんげんクラブ」を作った大きな目的で
す。そして、その方法論は有意の人に集まってもらい、その集合意識
の力を使うというものなのです。それによって大難が小難に、小難が
無難に、無難が無事になっていけばこんな素晴らしいことはないと父
は考えていました。

 和平さんと父は同じ昭和8年(1933年)生まれです。二人とも昭和
21年の預金封鎖の大混乱を経験しています。
父は農家の長男だったので食べるのには困らず、その点においては少
しは幸せだったかもしれませんが、受験勉強をするのに、電気をつけ
て勉強するともったいないと怒られたので、6キロ先にある最寄り駅
の電灯の下で勉強したという苦労をしています。和平さんは、水道も
電気もない開拓農民生活を4年も経験したという話をされていますが、
二人が共通して言っていたのは、「貧乏はそれほど怖くはないが、い
まの若い人たちが耐えられるとはとても思えない」ということでした。

 人間は追い込まれるとたくましい生き物ですので、私たちも文句を
言いながらも、どんな環境になっても生きていくのだろうと思います
が、そんな近未来が容易に見えているのですから、できればそれを避
けるぐらいの叡智は働かせたいものだと思います。にんげんクラブの
みなさんで、ワイワイガヤガヤとどうしたらそんな叡智が出てくるか
考えていきたいものですね。

なぜいまイスラエルなのか


 今日(1月22日)の東京は雪模様になっています。
今木曜日配信の舩井メールクラブは、元船井総研社長の小山政彦先生に
よる今年の予測を私がインタビューしてまとめたものなのですが、小山
先生の予測の一番の売りは、実は気候予測です。このインタビューは
12月中旬に行ったのですが、この冬は東京でも2~3回積雪があるだろう
と予測されていて、まさにどんぴしゃりと当たっています。

舩井メールクラブは、おそらく日本で一番高いメルマガですが、かなり
レアな情報をお届けしている自負があります。有効な情報はきちんと
お金を払って得ることが大切なのは、にんげんクラブの会員の皆さまは
ご承知のことだと思いますが、多くの情報があふれているいま、無料の
情報に振り回されないように、ぜひ自分なりの情報の取り方を考えてみ
ていただければと思います。


 さて、昨日(1月21日)、5月12日から予定されている、船井本社か
ら言うと孫会社になる(株)51コラボレーションズが企画する「本田
健・久米小百合(元・久保田早紀)と行く 遥かなるイスラエルへの
旅」
の説明会が開かれて、私も「なぜいまイスラエルなのか」
というテーマでお話しさせていただきました。旅の共同団長を務めて
くださる赤塚高仁さんは、ハワイで「やまとこころのキャンドルサー
ビス」をされていて来られなかったのですが、久米小百合さんにお越
しいただいて説明会でお話しいただきました。


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 特に女性には久米さんのお話が好評でした。51コラボも旅行会社も
男性スタッフ中心で、なかなか女性の気持ちが分からないところがあ
りますが、「あれだけの大ヒットを飛ばした大スターだった方が細や
かな心配りをされることに感動しました」というお声をいただきまし
た。

久米小百合さんは、いまはアメリカなどでは結構メジャーな「音楽
宣教師」をされています。牧師や神父は説教でキリストを説くのです
が、音楽でそれを伝える仕事をされているのです。今回の旅行にも
音楽宣教師としてのミッションを果たすためにご参加くださることに
なっています。

 もちろん、大ヒット曲の『異邦人』も現地でのミニコンサートで
歌っていただけることになると思いますが、昨年出された『7carats+1』
というCDでは、讃美歌のイメージを変えるような斬新な歌を歌って
おられるそうなので、早速Amazonで注文させていただきました。
クリスチャンであるなしに関わらず、キリストを感じるということが、
今回のツアーの大きな目標でもあるのです。

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(久米小百合さん)


 2014年に赤塚高仁さんと最初にイスラエルに行った時のことを
まとめた『聖なる約束』(きれい・ねっと)の中に書きましたが、
そのときに、赤塚さんが私たち日本から来た異邦人に説教している
様子を見ていて、2000年後の人たちが同じ場所で同じように説教し
ている姿がイメージできたことが、この本を出版した大きな動機で
した。厚かましいにもほどがありますが、新しい聖書を創っていく
第一歩を担うような気持ちになったのです。

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エルサレム旧市街の西壁(嘆きの壁)


 実は、2011年に最初に小川雅弘さんとイスラエルに行った時(この
辺りの経緯は小川さんの処女作『たった今、宇宙銀行の財布の口が開き
ました』(ヒカルランド)
に詳しく書かれています)に、死海やマサダ
に向かうバスの中で、「約束を果たせ!」という声を聞いたような気が
したこともあります。イスラエルの地や大和の地を舞台に新しい聖書の
物語を展開する必要性を感じたのは、その記憶があったからだと自分で
は確信しているのです。

イスラエル4.jpg
マサダ(要塞)


 もちろん、赤塚さんがダマスカスのホテルの部屋で聖パウロから聞か
された「これから、お前を私のようにキリストを伝えるために使う!」
というメッセージほど明確だったわけではありませんが、聖なる場所が
山ほどあるイスラエルの地に出向くと、そんな不思議な感性が開かれ
やすくなるのかもしれません、

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(イスラエル旧市街・聖墳墓教会)


説明会には、イスラエルでガイドをしてくれるバラさんこと榊原茂さん
も参加して、ご挨拶をしてくださいました。バラさんは銀座の教会での
「お前の未来はイスラエルにある」という啓示を信じて、46年前に横浜
から貨物船に乗ってイスラエルに向かいました。

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(榊原茂さん)


 私のような理屈人間はいろいろ考えてしまいますが、赤塚さんや
バラさんのように、神さまからのメッセージを感じるということは
試されごとを受けたということなので、とにかく「はい」か「イエ
ス」で行動を起こせる人が、これからは強いのかもしれません。

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(ラモンクレーターにあるホテル「べレシート」)


 今回のツアーに参加していただくと、そんなメッセージがあなたに
も伝わってくるかもしれません。いつも赤塚さんが言っているように、
イスラエルに行くと日本が見えるようになります。日本ほど、霊性が
高いパワースポットがあふれている国は他にはありません。伊勢神宮
のように、現在でも生きている宮は世界中どこを探しても他国にはな
いのです。日本ほど、素晴らしくて恵まれた国はないということを、
肚から理解することが「なぜいまイスラエルなのか」の結論なのかも
しれません。


 イスラエル旅行の説明会は2月4日(日)にもう一度あります。
今度は、我らが赤塚高仁さんもお話しくださることになっているので、
何か感じるところがありましたら、私が言うのもおかしいかもしれま
せんが理屈で考えずに、まずはご参加いただければと思います。

日本のために儲けてみませんか


 この週末に、名古屋から竹田本社(株)の真田英里さんが来社され、
小川雅弘さんと一緒に竹田和平さんについて語り合いました。

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7月にビジネス社から出版予定の、和平さんが始められ、その意思を継い
で小川さんが販売している純金メダル「百尊家宝」の本の取材でした。

「百尊家宝」については和平さんの『人生を拓く「百尊」の教え』
(講談社)
という著書がありますし、和平さん、小川さん、それに私の
3人で対談した『智徳主義【まろUP!】で《日本経済の底上げ》は可能』
(ヒカルランド)
という本の中で1章を使って語っています。
みなさんもぜひ「百尊家宝」を持って幸せになってください。

   


 ところで、「まろUP!」の本は2015年7月に3人で話したことをまとめ
た本なのですが、この本の中で和平さんは2020年に日経平均が4万円ぐ
らいになると断言しています。和平さんの言うことだから、「そんな
はずはありません」とは言えず黙って聞いていましたが、心の中では
「そんなことはあり得ない」と思っていました。私も含めて当時の経
済評論家は日本の未来に対して否定的な人が多く、当時すでにアベノ
ミクスで株価がボトムから2.5倍になっていたので、これがピークだろ
うと思っていたのです。

 実際にその時は2万円になっていた株価はだんだん下がっていき、
2万円に回復したのは昨年の6月でした。それから半年で26年ぶりに
23,000円を超えて、いまでは24,000円をうかがうところまで回復して
きています。年内に25,000円~27,000円ぐらいを予想する声も多く、
株価収益率(PER)という、和平さんも投資の判断をする時に一番
大事にしていた指標でみても割高ではなく、それだけ日本の企業の
収益が高まっていることを背景にしていることになるので、この株高
は本物のように思えます。


 1990年にバブルが崩壊してから、そろそろ30年になろうとしていま
すが、相対的に見れば日本は貧乏になってしまいました。さっき聞い
た話では、ロンドンの最高級のマンションは日本円にすると数十億円
するそうです。億ションは東京でも珍しくなくなりましたが桁が違う
ので、海外の投資家からみれば日本の不動産価格はまだまだ割安に見
えるようです。

 どうも、日本人はバブル崩壊の痛手があまりにも生々しく、その負
の思い出がトラウマとして刻み込まれてしまっているようです。この
30年の年月の間に世界は格段に豊かになっているのに、日本だけ時間
が止まってしまっているのです。そろそろ、その時間を動かしはじめ
てもいいのではないでしょうか。株や不動産などの金融商品に投資を
するのもいいのですが、それよりも知恵を出してそれで儲けることに
もう少し貪欲になるべきなのではないかと感じます。


経済成長は悪でお金儲けなどは時代遅れだという空気が蔓延していま
すが、どうも少なくとも東京オリンピックが開催される2020年までの
景気はいいようです。ただ、このまま放っておいて、株式や不動産な
どといった投機的なものばかりの価格しか上がらなかったら、またバ
ブルが崩壊してもっと大きなトラウマを背負うことになりかねません。
今度はそうではなく、新しい未来を切り開くような技術やアイデアを
形にして、新しい利益を生むような世の中がやってこなければならな
いのだと思います。


 和平さんが心配していたのは、2020年に株価が4万円になった後、
大恐慌がやってきてすべてがなくなってしまうことです。実際に日本
は、1946年に預金封鎖と新円切り替えが行われ、全てを失うという
経験をしています。

当時ティーンエイジャーだった和平さんはその辛さを体験しています。
だから、和平さんは晩年に全精力を注いで、それを避けるには、みん
ながバブルを怖がるのではなく、バブルではない新たな革新を起こし
て世の中を変えていけばいい、そして、それを金儲けだけではなく
明治の先人がそうであったように「論語と算盤」の精神でやっていけ
ばいいのだということを、私たちに教えてくれようとしていたのです。


「竹田和平生誕85周年 ありがとうまろUP! 出版したよ記念 開運!
 花咲祭」
というイベントが開催されます。東京の会場はすでに満席
だそうですが、私が出演させていただく1月28日(日)の神戸の会場
はまだ席に余裕があるようです。いまの私は和平さんの予言通り、
日経平均は4万円になる可能性が高くなってきたと感じています。
ただし、そのためにはみんなが前向きにならなければいけません。

自分のためにお金儲けをするのはカッコ悪いと感じられるかもしれま
せんが、みんながお金儲けをすることが日本の成長につながり、明る
くて豊かでみんなが幸せに暮らせる社会への第一歩となることは間違
いありません。平等な社会を作ってみんなで一緒に貧乏を楽しむのも
いいかもしれませんが、共に豊かな社会を築いて、その豊かさを弱い
人のために使える社会をつくった方がよほど楽しいに違いないという、
和平さんの教えが最近になって分かるようになってきました。

みんながつくる豊かな社会を話し合うために、よかったら神戸まで
お越しください。よろしくお願いいたします。

シラス


 船井本社グループは4日までお休みをいただいて、5日が仕事始めで
した。1日出勤すると、すぐに3連休なので不思議な感覚ですが、のん
びりとしたお正月を迎えています。

休みの間は存分に読書を楽しみました。近いうちにインタビューさせ
ていただくことになっている、矢作直樹先生の『自分を休ませる練習
 しなやかに生きるためのマインドフルネス』(文響社)
を読んで、
こんなゆっくりした日々もありだなあと感じています。


 本当の読書好きの人は紙の本の良さを尊ばれますし、私も同感では
あるのですが、最近はPCで電子書籍をダウンロードして読むことが多
くなりました。『自分を休ませる練習』は絶対に肌触りを感じながら
読むべきだと思いましたが、やっぱり電子書籍で読ませていただきま
した。

でも、あまり気張らずにゆっくりとやることや、何も考えない何もし
ない時間を作ることの大切さを伝えられている内容などを考えると、
これはこれでいいのだと思っています。


 最近は、時々アマゾンからお勧めの本の紹介がメールで送られてき
ます。数年前は頓珍漢なお勧めが多かったのですが、人工知能(AI)
はドンドン進歩しているのでしょう。最近は的確に私のニーズを把握
しているようで、思わず衝動買いをしてしまいます。

ただ、本の価格は、得られる情報量に比べれば信じられないぐらい安
いものだと思っていますし、本との出会いは一期一会であり、欲しい
という機会を逃すと再度巡り合えないことも多いので、喜んで衝動買
いというか大人買いを楽しんでいます。


 最近、そんなアマゾンのマーケティング戦略に乗せられて買った一冊
が竹田恒泰著『天皇は本当にただの象徴に落ちたのか 変わらぬ皇統の
重み』(PHP新書)
です。竹田先生のご講演をお聞きしたのは一度だけ
ですが、赤塚高仁さんがいつも竹田先生のお話をしてくれます。


本書を読んで分かったのは、赤塚さんのお話のバックグラウンドの多く
の部分に竹田先生の影響があるということです。そう言えば、古事記を
学ぶ時にも、赤塚さんの勧めで竹田先生の『現代語 古事記』(学研)
を読みました。私も気がつかないうちに、たくさんの教えをいただいて
いるようです。


 本書を読むまでの竹田先生のイメージは、難しい話を簡単に面白く聞
かせてくれるというものでした。しかし、本書は今年中にも発議がなさ
れるかもしれない憲法改正に臨んで、しっかりと国民が知るべき大事な
ことを学術的に述べられたもので、学者としての竹田先生の一面が出て
おり、なかなか読み進めない重厚な内容になっていました。

本書を読んで、憲法のことを何も知らない自分に唖然としてしまいま
した。本書の冒頭「まえがきにかえて」で竹田先生と対談されている
先生の恩師、慶応大学名誉教授の小林節先生の本などで勉強しなけれ
ばと感じています。

 全然知らなかったのですが、憲法学の定説は終戦の年に日本がポツ
ダム宣言を受諾したことで憲法学的には革命が起こっている。だから、
大日本帝国憲法と日本国憲法の間には断絶があり、日本の皇統は今上
陛下が125代目の天皇なのではなく、日本国憲法の発布と共に、新たな
建国がおこっていて今上陛下は昭和天皇に続く2代目なのだという解釈
になる「八月革命説」が主流になっているとのことです。

 竹田先生は本書で、そうではなく帝国憲法が改正されたものが日本国
憲法であり、帝国憲法は明治以前にあった不文憲法を明文化したもので、
日本の統治のあり方は古代から連綿と続いているものだという話を学術
的に論考されていました。

いつも赤塚さんが教えてくれる日本独自の統治のあり方である「シラス」
についても、詳しく論じられています。今時の新書にしてはかなり読み
応えのある本ですが、ぜひお読みになっていただければと思います。

 本書を読んでいるうちに、「シラス」統治のことを私たちが理解でき
るようになるには、戦後70年の年月が必要だったのだということが分か
りました。「八学革命説」は、確かにかなりの暴論だと思いますが、戦
後の荒んだ空気の中で左翼思想が蔓延する中では、両憲法の断絶を主張
する「八学革命説」が必要だったのだろうと思います。


 私の通った公立中学はかなり日教組の影響が強い学校でした。担任を
持たない組合専従の先生がいて、たまたま週に数時間だけのその先生の
授業を受けることになったのですが、その時の思い出は強烈です。授業
はとてもおもしろかったのですが、教科書を全く使わずにその先生の独
自のプリントで授業を進められていました。受験が大事だった当時では
かなり異例だったと思います。

そして、大学生になって、選挙権を持つようになったら、とても慕って
いた別の中学の時の先生から電話をいただいて、社会党に投票するよう
に頼まれてびっくりしたこともよく覚えています。

 あの時代までは、多くの日本人は教育勅語的な戦前の日本を全否定
することで、精神のバランスをとっていたのだろうと思います。赤塚
用語を借りると、とりあえず詮索せずに括弧にいれておいておくため
に、戦前をすべて全否定する必要があり、憲法、つまり国体ですらも
左翼思想と相いれるように、革命が起こったことにしておかなければ
ならなかったのかもしれないと感じています。

 そして、天皇陛下の統治方法である「シラス」は、そんなとんでも
ない皇統に対する誤解すら受け入れて括弧に入れておくことができる
ほど大きな度量があるのだなあと改めて感激しています。


これからのにんげんクラブの在り方は「包み込み」だと思っているの
ですが、究極の包み込みが「シラス」なのかもしれないと感じてきま
した。日本という奇跡の国に、しかも歴史をもう一度見つめ直せる準
備ができたこの時期に生まれてきたことに、改めて感謝したいと思っ
ています。


東京のお正月


 あけましておめでとうございます。

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 年末には恒例のにんげんクラブ愛知の望年会に行ってきました。毎年、
大体仕事納めの翌日に集まって1泊して、翌日軽い登山をして解散にな
るのですが、今回は私の講演の時間をとっていただいたので、今年がど
んな年になるのか、またこれからのにんげんクラブをどのようにしてい
きたいと思っているのかを話させていただきました。

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 今年は始まりの年だと思っています。そして、そのために必要な整理
をしなければならない年だとも思っています。

4月21日(土)、22日(日)に「舩井フォーラム ザ・ファイナル」
開催させていただくことになりました。1994年から続けてきたオープン
ワールド形式のイベントはその役割を果たし終えたと私は考えています。
最後の総括として、この流れを作った舩井幸雄的な考え方とは一体何で
あるのかということを、皆さんと一緒に徹底的に考えられるようなイベ
ントにしたいと思っています。

 早いもので、父が亡くなって4年になります。当初は、父の名前をな
るべく出さずに、いろいろなことをいままでと同じように進めていこう
と思ってやってきました。しかし、そろそろ方向性が決まってきたので、
父がやってきたことの中で役割が終えたものを、順に手じまいしていこ
うと思っています。

そして、役割が終わっているものだと思いながらも影響力が大きくてな
かなかやめられなかった舩井フォーラムも、いよいよ最後にするという
決断ができました。

 舩井幸雄の役割は、目に見えない世界があって、それが実は、目に見
える世界よりも大事なのかもしれないということを啓蒙することでした。
もっと言えば、それを宗教やイデオロギーにせずに、なるべく自由で安
全で、来る者拒まず去る者追わずの形でやってきたことだと思っていま
す。

その結果として、自分で考え、自分で決めて、自らの意志で行動できる
「有意の人」という仲間がたくさん現れてくださいました。そして、伝
えるべき人にはほぼ皆さまに伝わり、啓蒙の段階を過ぎて、それぞれの
有意の人がそれぞれのやり方でミロクの世を体現していただいていくス
テージが、いよいよやってきているように感じるのです。

 ただ、にんげんクラブは、まだまだこれからも続けて行かなくてはい
けないだろうと思っています。その理由については、講演などの機会に
は「舩井幸雄が夢枕に立って......」というお話をよくさせていただくの
ですが、本当は「包み込み」というもうひとつの大事な役割が残ってい
ると思うからです。

にんげんクラブは緩い集まりです。主義主張は何でも認めて、言いたい
ことを言い尽くしてもらうのが、にんげんクラブの方法論です。

 父の特徴のひとつに、いろいろな主義主張の方と誰とでもお付き合い
ができたということがあります。多くの先生方が、舩井先生とは、少し
考え方が違うがお互いに分かり合えると思っていただいてお付き合いが
できていたのですが、実はそれぞれの先生方同士はまったく違う考え方
をしているというケースがよくありました。

『ザ・フナイ』などでは、まったく意見が正反対の論考が続けて紹介さ
れていることもありました。両方読んで皆さんで判断してくださいねと
いうのが、父のいわゆる「包み込み」のスタンスだったのです。

 この「包み込み」の役割は、にんげんクラブの役目としてまだ残って
いると思っています。ある意味、アセンションと呼ばれる次元上昇は、
少なくとも意識の世界ではすでに確実に起こったと私は感じています。

しかし、ミロクの世を作るというゴールに向かっては、まだそれぞれ山
を登っている途中で、しかもそのやり方は様々です。にんげんクラブは
無理をしない範囲で、それぞれが他を認め合いながら進んでいくための
触媒になれるかもしれないと感じているのです。

 まだ、具体的な方法は試行錯誤の段階ですが、できればにんげんクラ
ブ自身はあまり自己主張することなく、みなさんのご意見、やり方、在
り方を尊重しながら互いを結びつける触媒になりたいと思っています。


 元日には近くの産土神社に初詣に行ってきました。結構大きな神社な
がら、あまり有名ではないので普段はお参りする人はまばらなのですが、
初詣には行列ができていて30分ほど並んでお参りさせていただきました。

穏やかな元日で、普段ならビジネスマンたちが忙しく歩き回っている都
心にも、静かな時間が流れていました。飲食店もほとんどオープンして
いなくて、子どもの頃は三が日はほとんどの商店が閉まっていたことが
思い出されます。

 それでも、コンビニやカフェは開いていて、何も困らないのがいまの
日本ですが、静かな都心でにんげんクラブの在り方をじっくり考える贅
沢なお正月を満喫しています。これから世の中がどうなっていくのか、
普段はなかなか読めない本に挑戦することができるのも、楽しいことで
す。

 北朝鮮の問題はありますが、今年は比較的穏やかな年になるのではな
いかと感じています。都会の景気の良さが地方にも伝わっていく、そん
な年になればいいですね。

ともあれ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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