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舩井勝仁のウィークリーレポート 2015年

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本気の小川さん


 先週の土曜日は「宇宙(そら)からの黙示(アポカリプス)Ⅲ」を開催させて
いただきました。小川雅弘さん、村中愛さん、宮崎ますみさん、はせくらみゆ
きさん、ボブ・フィックスさんにご講演いただき、鈴木真佐子さん、遠藤園子
さんのクリスタルボウルの深い演奏もありました。私は最近は「アポカリ」と
省略して呼んでいるのですが、昨年までは「(にんげんクラブ)宇宙人大会」
と呼んでいました。

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 正直に言うと、実質的な企画運営責任者である小川さんが何でこんなこと
をしたいのか本当のところが分かっておらず、宇宙船の船長だった小川さん
がやるのだから宇宙人大会なんだろうと思っていました。小川さんが宇宙船
の船長だった話は小川さんの著書『たった今、宇宙銀行の『たった今、宇宙
銀行の財布の口が開きました
』(ヒカルランド)をご一読ください。ちなみに、
この本はその宇宙船の乗船チケットにもなっているようですので、宇宙人が
大好きな人は必読の書です。


 小川さんは、最近の講演会で話してまわっていることなのですが、実は本
には書かれていない、宇宙銀行の暗証番号や宇宙銀行に貯めてある預金
を下ろすための必要条件を、アポカリでも村中愛さんと一緒に楽しく話して
くれていました。

 小川さんに続くアポカリの講師の皆様のお話は、本当にすばらしいものば
かりでした。ますますパワーアップしたはせくらみゆきさんのお話は本会だ
けにとどまらず、懇親会の最後にも調子に乗った私に快くお付き合いくださっ
て、実質的に私とのバーチャルな掛け合い講演が実現することになりました。
そこではせくらさんが教えてくださったのは、今年の冬至はかなり大きな意味
を持つので、その時までに先週書いたようなインナーチャイルドの存在をしっ
かり認識して、カルマやトラウマをどれだけ手放せるかが大きな鍵になってく
るようです。

アポ-2.jpg

 宮崎さんも普段はあまり話せないようなスピリチュアルな話をしてほしいと
いうリクエストにとても戸惑われていましたが、はせくらさんと一緒になるとと
てもリラックスされて本当に深いお話をしてくださいました。トラウマ外しをす
るとても簡単で有効なワークを教えてくれましたので、冬至までには間に合
いませんが彼女の講演会やワークショップがあれば、ぜひ参加してみられ
ることをおすすめしたいと思います。


アポ-3.jpg 

 また、ボブさんは本当にピュアですばらしい波動をまとっていらっしゃいま
した。あれほど人間性の高い人は初めて見たように感じます。私もTM(超
越瞑想)の実践者であり、かなり前ですがアメリカのTMコミュニティーに所
属していたこともあるのですが、当時は分からなかった瞑想を生活の中心
として活動している人の人間性の高さを改めて実感しています。アポカリの
中で体験させていただいたボブさんのフルフィルメント瞑想は本当にすばら
しいものでした。先週紹介させていただいたものを含めてぜひこの機会に
瞑想に挑戦していただければと思います。

 そんなすばらしい講演会の中で、私が一番感じたのは小川さんの「本気」
でした。そして、小川さんがなぜアポカリをやっているのかの意味もよく分か
りました。テーマをしっかりとしたスピリチュアルに限定して、それに真に共
鳴してくれる方に集まっていただき、楽しくとても深い内容をお伝えできるの
は、このアポカリの形しかないことがようやく私にも認識できてきたのです。

 そして、アポカリを3年続けて開催してきた成果が来年の『舩井フォーラム
2016「世界144,000人の平和と悟りへ人類の祈りin横浜&室戸」』の開催に
つながってきたことが分かりました。だから、小川さんは144,000人のイベン
トを成功させるべく本気で日本中を走り回ることを決めたのです。47都道府
県すべてに講演に行くことが当面の目標で、そこで小川ワールドのすばらし
さを直接伝えることで共鳴者を増やしていくという地に足が着いた手法を本
気で実行しています。

 アポカリでは「144,000」の意味もいろいろ話し合われました。ボブさんは
人間の経絡が144,000あるという話をしてくださいましたし、はせくらさんは
地球には144,000個のグリッドがあるというお話をしてくれました。私もTM
の創始者であるマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの提唱した人口の1%の人
や1%の平方根の人が瞑想をすれば、その地域や世の中が変わるという
マハリシ効果を思い出して、いまの男性性社会になってからのすべての魂
の1%の平方根が144,000なのではないかという話をさせていただきました。

 本気の小川さんが144,000という象徴的な数字を浮かび上がらせることで
本気で世の中を変えていく道筋が見えてくるのだと思っています。本気とい
えばサイマー女史も本気です。彼女の聖者としての人生の中でも最大級の
イベントになるようです。その経緯は小川さんと一緒にサイマー女史の取材
に行ってきたばかりでアポカリの司会をしてくれたこだまゆうこさんが話して
くれて、よく伝わってきました。

 私は宗教の時代は早晩終わると思っていますが、そのためにはトコトン宗
教の持っているすばらしさ、すごさを体験してみる必要があると思います。
そんな機会を日本にいて体験できるチャンスはめったにありません。
来年10月の「世界144,000人の平和と悟りへの人類の祈りin 横浜&室戸」を
皆さんと迎えられることが、ますます楽しみになってきました。


アポ-4.jpg


インナーチャイルド


 年末で慌ただしく、原稿を貯めてしまいました。実は、正直に書くと本格的
に心身の余計なものを手放す治療法(施術者である先生との約束ですので
具体的に書けません)に挑戦していて、好転反応で現実世界の調子が心身
ともにあまり万全ではなく、本の執筆やザ・フナイの対談記事の執筆もない
ので本当は余裕のはずだったのですが、予定通りに消化できずに貯まって
きて焦っています。 

 先週は酔っ払って転んでしまい、救急車で運ばれる事態まで起こってしま
いました。病院では、「擦り傷ですから絆創膏でも貼っておいてください」と言
われましたのでご心配には及びません。もちろん酔っ払ったことが原因なの
ですが、この怪我も治療の成果だと実は思い、前向きに受け止めています。
それでも、やっぱり影響があるのか、それとも治療の効果が出ているのか、
いつになくよく眠れていて、これも予定を消化できない大きな原因になってい
ます。

 さて、面白いのは、好転反応の影響でインナーチャイルドが出てきました。
インナーチャイルドの話はへそ道を受けた赤塚高仁さんの話がすばらしい
ので、すこし長くなりますが、へそ道の創始者入江富美子さんのブログをお
読みいただければと思います。本当に感動しますよ。

 残念ながら、私のインナーチャイルド話は全然感動的ではありません。治
療を受けている時、先生から「もしかしたら、インナーチャイルドが出てくるか
もしれません。その時は、どんなことでもインナーチャイルドの言うことを聞
いてあげてくださいね。例えば、お昼ごはんに何かを食べたいと言われたら、
それを食べてあげてください」と言われました。

 素直というか誘導尋問に弱いというか、その後すぐにインナーチャイルドが
出てきて「ラーメンが食べたい」と言うではないですか。昨年の「舩井☆SAKI
GAKEフォーラム」の舞台で増川いづみ先生に脱肉食宣言をしてから、ほと
んどラーメンは食べていなかったのですが、インナーチャイルドが食べたい
と言うのだから仕方がありません。治療が終わった後、「どうせならどのラー
メン屋に行って食べたいかまで聞いてやろう」と思い立ちました。

 治療が終わったのが朝の11時過ぎだったので、目につくラーメン屋さんは
まだオープンしていませんでした。電車に乗って有名店に行くほどの時間は
なかったので、ラーメン店の場所も彼に任せることにしました。そこを右に曲
がれという様な指示に従って歩いて行くとなぜかコンビニに入れと言います。
コンビニでカップラーメンを買って会社で食べろということなのかと思ったの
ですが、それなら会社の近くのコンビニで買おうと思って、ちょうど必要なも
のがあったので、それを買って外に行こうと思うとあるカップラーメンに目が
行きました。

 それは、昨年の脱肉食宣言をする前に「これが最後のラーメンだ」と思って
わざわざ食べに行った有名ラーメン店のブランドを商品化したものだったの
です。インナーチャイルドは私の分身だから当たり前かもしれませんが、そ
のことを覚えていて久しぶりのラーメンはどうしてもそれが食べたかったよう
です。でも、私のスケジュールも分かっている彼はなんとコンビニで擬似的
に食べられることまで知っていたのです。

 そして、よく見てみるとそのコンビニはイートインコーナーがあるではないで
すか。スーツ姿のいいおっさんがコンビニのイートインコーナーでカップラー
メンを食べるのは、かなり恥ずかしかったのですが、長い間封印してきたイン
ナーチャイルドとのコミュニケーションを大切にするために、がんばって(?)
おいしく食べさせていただきました。

 ところが、それでは満足できなかったのか、困ったことにその後もまるで意
地のようにラーメンが食べたいという声が聞こえてきます。こうなってくると、
もうインナーチャイルドというよりは、肉を食べないことで好きだったラーメン
が食べられなくなったストレスが表面化してきたものなのかもしれません。

 いずれにしても、1週間ぐらいたったところで、ようやく「もういいよ」という声
が聞こえてきて、ちょっと食傷気味になっていたラーメン漬けからやっと開放
されました。

 この原稿を書いていて、コンビニで食べたカップラーメンの元になっている
お店にはまだ行っていないことに気がついてしまいました。並んでまでラーメ
ンを食べるのはポリシーに反するのですが、せっかくですから時間を見つけ
て行ってみたいと思います。それを食べたら、「ラーメンの食べ過ぎは身体に
よくないからしばらくやめような」と言ってみようかな。

 すっかりラーメンの話になってしまいましたが、来年はとても厳しい年になる
と思います。だから、なるべく早いうちにインナーチャイルドの解放に取り組ん
でいただいた方がいいと思います。そうすると、最初は長年の抑圧を解かれ
たインナーチャイルドに振り回されるかもしれませんが、やがてやるべきこと
をきちんと教えてくれるようになり、かなり上手く生きられるようになりますよ。

ハルマゲドンは要らない


 来年の秋に開催する「舩井フォーラム2016」のことを考えています。そして、
いろいろなことに気が付き始めています。

 週末に東京駒込のBMD東京サロンで開催されたにんげんクラブ交流会に
参加しました。そこで、最近私が感じている多くの宗教が持っているハルマゲ
ドン(人類が絶滅するような悲劇というイメージで使わせてもらっています)の
話をさせていただきました。

 それに対して、近藤和子先生は科学的なアプローチしか興味がないせい
か、講演の中では明確な話をされなかったのですが、懇親会の時に、「もう
ハルマゲドンは起きないようにしている」とおっしゃっていました。そのお話を
お聞きして、そう言えばいろいろな能力をお持ちの方が、一生懸命ハルマゲ
ドンが起きないような活動をされているということに気がついたのです。

 例えば、にんげんクラブ愛知の人が中心になって今年の3月に開催され、
来年も3月6日の開催が決まっている「地球への平和の祈り」というイベントが
あります。この活動は「美しい地球を次世代へとつないでいく」、つまり私の言
葉にすると、ハルマゲドンを待ち望んでいる人々が作り出している大難を求
める意識を和す(やわす)目的で開催されています。多くのすばらしい能力を
持っている人や有意の人が集まり、その波動が大難を小難にしていることを
強く感じることができるイベントです。

 先週のこのレポートで今年の秋にリーマン・ショックのような経済的な危機
が起こる可能性が高かったと書いたのも、そういう世論操作をして経済の大
混乱を作り出したいと思っていた人がいたのかもしれませんが、幸いにも多
くのみなさんの平和を祈る気持ちがそれを上回って回避できたのかもしれま
せん。

 FRBの利上げはおそらく今月実施されることになりますが、通常なら3ヶ月
毎に利上げを繰り返していくものが、今回は来年3月の追加利上げは見送る
のではないかと言われています。そういうFRBの姿勢をマーケットも受け入れ
る体制ができてきており、ちょっと大げさな言い方をすると、リーマン・ショック
のような恐慌からの回復を初めて戦争という手段を使わずに成し遂げる挑戦
に向かっていく第一歩が始まろうとしているのです。

 しかし、より大きなカタストロフィが金融経済の分野で起きなかったことを受
けて、今度は政治、端的に言うと戦争を起こしてやろうと考えている人たちの
動きが活発になってきました。いま一番危ないのは中東からヨーロッパです
が、軍事費が飛躍的に伸びているという点で考えると日中韓の東アジアから
ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国もかなり危険な地域と言えます。

 東南アジアを含む東アジアで起こることに関しては、日本も他人事にできる
立場にありませんので、私たちはよほど自分の心の中のクリーニングを進め
て、私たちの外で起こる出来事に影響されすぎずに自分の中のバランスを
保って、私たちの心の中が絶えず平和で平穏であることを心がけなければ
いけないと思います。

 私たちの身の周りで起こる現実は、どこか遠くにいる誰か偉い人が作って
いるわけではありません。ほとんど、私たち自身の思考や口に出す言葉が
作っているのです。私たち自身が心穏やかであれば、そしてその平和の灯
を周りに少しずつでも広げていくことができれば、その人たちの間では平穏
無事を保つことができるのです。

 いろいろな能力を持つ先生方が日々、地球や人類のために目に見えない
所で一生懸命、活動をされています。その祈りのエネルギーを感じて感謝し
ながら、でも甘えるのではなくて、私たちもまず自分の心を平穏にすることか
ら始めて、家族を、職場を、地域のコミュニティを、と徐々に広げていき、やが
て国や社会までをも平穏にしていけたらいいのだなという道筋が見えてきま
した。


 世界にはいろいろな考え方を持っている人がいます。それを否定すること
なく包み込むような、和すようなアプローチになるために「舩井フォーラム20
16『世界144,000人の平和と悟りへの人類の祈りin横浜&室戸』」を企画して
いきたいと思っています。いろいろなご意見をいただいていて、それらを真摯
に受け止めていきたいと思っています。

 例えば、赤塚高仁さんからは、144,000人という数字は問題を起こした新興
宗教が布教するために使っていた方法論で、危うさを感じるという意見をいた
だいています。にんげんクラブにとっては、「144,000」はすばらしい世の中を
皆様と一緒に作り上げていくという流れの中で自然にいまのタイミングで現れ
たものです。だから、その意味をしっかりと考えていきながら、和すという方法
論で進めて行きたいと思っています。

 いまは、「ハルマゲドンは要らない」という近藤先生からいただいたイメージ
が強く浮かんできています。多くの人が悲劇的な方向に使おうとしてきた144,
000という数字を和していくことも大きな目的のひとつになるのかもしれないと
感じています。

 赤塚さんと共著で「舩井フォーラム2016」に合わせて出版することになる新
しい「黙示録」でこのことについては考えていきたいと思っています。


師走


 早いもので12月になりました。今年は激動の年でしたが、日本は何とか平
穏無事に終わりそうだというのが実感です。年始には経済的なクラッシュが
秋ごろにある確率がかなり高いと思っていました。FRBの利上げは多分今
月実施されることになると思いますが、当初は9月に実施される確率が高い
と思われていて、それが一体どれぐらいのインパクトを与えるかが読みきれ
なかったからです。

 実は、根本的にはいまでも影響がどれぐらいあるかは読み切れていない
のですが、マーケットの人たちはいい意味で開き直ったようで12月まで引っ
張ったのが結果的には良かったのかもしれません。一番危ないと思われて
いた今年の秋を乗り切ったので、いつ何が起こってもおかしくない状態にあ
るのはいまでも変わりませんが、多分2017年4月の消費税の増税までは日
本経済は何とか乗り切っていけるのではないかという希望的観測を持って
います。

 世界の情勢は経済主体の季節が終わり、政治主体の季節に変わってきた
ようです。130人もの罪なき人が犠牲になったテロ事件がパリで起きましたが、
10月にはトルコでやはり100人以上の人が犠牲になるテロ事件が起きていま
す。たまたまG20という国際会議がトルコで開かれている時にフランスのテロ
が起きたのですが、その時に先進国であるフランスのテロは衝撃を与えてい
るのに比べて、新興国であるトルコのテロは哀悼の意は述べても、心のどこ
かで新興国だからテロは仕方がないと他人事の様にとらえてしまっている、
私たち先進国の人間の身勝手さを感じてしまいました。

 新聞記事でトルコの政府関係者が「命の価値が違うのですよ」とつぶやい
たという話を読みましたが、日本人はフランスで起こった出来事に対しても
遠くで起こった出来事で自分には関係ないと心のどこかで思っているのだな
あと感じています。しかし、現実の世界は厳しく、おそらく日本でテロが発生
する確率はかつてないほど高まっているのではないかとも感じます。

 そして、中東やヨーロッパで起こっているような熱い現象はまだ現れてきて
いませんが、東アジアも中東と同じぐらいの紛争の種を有している地域であ
ることは間違いのない事実です。北朝鮮という無茶苦茶な論理で動いていて
核武装をしている国もありますし、相対的に大きな力を持っている中国や韓
国との関係もギクシャクしています。

 そして、当面の注目点は南シナ海で起こっている中国の海洋進出をどう抑
えるかというテーマで、集団的自衛権があると憲法解釈を変更した本当の意
味は、台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡での中国の原子力潜水艦の
監視業務を自衛隊が請け負うことが目的だったようです。ここで詳しく解説す
ることはやめますが、これはアメリカや中国にとってお互いに譲ることのでき
ないかなりシビアな問題で、それに日本の自衛隊がしっかりとコミットさせら
れる事態がもうすぐ現実になるようです。

 この米中の対立で中国が勝つようなことがあれば、アメリカの国益から見
るともはやアジアに大きな戦力を置いておくことは無意味になりますので、ア
メリカはアジアから徐々に撤退していき、中国を盟主とするアジアの安全保
障体制が成立していくことになると思います。その状態を許容することは日
本にとってかなり厳しいものになりますので、そうなると日本も国のあり方を
冷静にきちんととらえられるようになる心構えが必要になってくるのです。

 まとめると、来年は中東やヨーロッパではシリアやISを巡る主導権争いが
もっと激しくなり、下手をすると第三次世界大戦の萌芽がいまよりもはっきり
と明らかになってしまう事態まで予想されます。一部の人は、トルコがロシア
機を撃墜したことがきっかけになって第三次世界大戦はもう始まっていると
いう見方をしていますが、あながちそれを頭から否定することはできないと
感じてしまいます。

 そして、アジアでは南シナ海を巡る米中の主導権争いが静かに本格化し
ていきそうです。日本ははっきりとアメリカ側に立つことを表明して、実際に
南シナ海の北の端とも言えるバシー海峡で重要な任務に就くことになりまし
たので、旗幟を鮮明にしたことになります。

 師走を迎えるにあたって、にんげんクラブの方にはこれぐらいの情報はお伝
えしておきたいと思います。こういう状況に日本が置かれていることを確認して
いただいた上で、私たちの集合意識の力で、利他の心で世界平和を作っていく
のがにんげんクラブの役割だと思っているからです。


経営って簡単なんですね


 いま、姫路のホテルで原稿を書き始めました。今日は今野華都子先生の
いま、大和人として 美しく生きる」の出版記念講演会にサプライズゲストと
して登場することになっているからです。私に今野先生をご紹介くださった
赤塚高仁さんもご一緒なのですが、サプライズゲストのはずなのに赤塚さ
んの今日のブログに紹介されていました。大丈夫なのかな?

 それはともかく、せっかく姫路まで来るので、昨日はちょうど大阪で開催さ
れていた小川雅弘さんの「小川社長から学ぶ夫婦愛、パートナーシップの
引き寄せ法則の秘密!」講演会に出席してきました。先々週の川越に続い
て小川さんの講演を聞かせていただいたのですが、小川さんが来年中心に
なって開催する「舩井フォーラム2016『世界144,000人の平和と悟りへの人
類の祈りin横浜&室戸』」の開催意義がまた明確になりました。

 いままでの歴史では、いまのように世の中が行き詰まった時には戦争や
天変地異の様な大悲劇が起こって、そこに英雄やメシア(救世主)が現れ、
そのリーダーシップで新しい世の中が始まるというパターンで、人間は困難
を乗り切ってきました。でも、今度は戦争も天変地異も人類のほとんどが死
に絶えてしまいそうな規模のものがやってきそうなので、それに頼ることなく
人類自らが作ったイベントをその代わりにできないかという考えで、来年の
「舩井フォーラム2016」を運営していくことになったのです。

 かつてない規模の大きなイベントをやることには、悲劇を伴うことなく人類
が目醒める、そんな目的があります。私たちはそのために本気で144,000人
が共鳴できる大きな渦を形づくっていこうとしているのです。

そして、その真意は我々が潜在意識の中やDNAの中にしっかりと刻み込ん
でいる予言を克服するということにあります。人類が悲劇を乗り越えることで
新しい世の中を迎えるというパターンは、かなり深く我々一人ひとりの意識の
中に刻み込まれているので、そこからの脱却が最も大きなテーマになるので
す。

 世界平和を作るのは簡単です。私たち一人ひとりの心の中が平和になれば、
それで世界平和は実現していきます。パリのテロを受けてテロリストを憎むの
ではなく、彼らに愛を送ることができるような平穏な心が一人ひとりの中にあ
れば、世の中は確実に平和に向かっていきます。新聞で報道されていました
が、奥様が犠牲になった幼い子供を持つ男性が彼らに憎しみをあげないとい
うコメントを発表されています。憎しみの連鎖から脱却する、これがいま一番
大事なことだと思います。人類がここまで進歩してきたことに誇りを感じずに
はいられません。

 昨日のテーマは愛であり、本日の今野先生は日本の基礎を長い間作って
きたお母さんの愛を行動で体現している本当にすばらしい先生です。心から
尊敬するしかない、そんな得も言われぬ威厳を兼ね備え、本当にハードなス
ケジュールであちこちを飛び回り、それでいて女性としての日常にまったく手
を抜くことなく、美味しいご飯を作り、きれいに掃除をして、身の回りを美しくし
て、話を聞きに来てくれる方に精一杯の心づくしをするという、とてもマネが
できないすごいことを淡々とこなしているのです。

 そんな今野先生の活動のおかげで、物質的な面を大事にする経営者の世
界と精神的な面を大事にする女性の世界がどんどん近づいているという実
感があります。昨年、はせくらみゆきさんと「チェンジ・マネー」を出した時は、
この両者の間には深くて暗い河が流れているという話を書いたのですが、先
日はせくらさんと電話で話していると、両者の距離がたった1年半でものすご
く近づいたね、という結論に至りました。

 はせくらさんは経営のコツが分かったようです。先日、海外でカジノに行って
ルーレットをしてきたそうです。ルーレットでは流れを読めばいいことが分かり、
ほとんどすべてを当ててしまったのだそうですが、経営もあれと一緒でしょう、
とおっしゃっていました。確かに、時流の流れを読んでそれに合わせて経営を
するのが一番大事な経営者の仕事ですから、ルーレットの流れを読むのと同
じことができれば経営は簡単です。

 難しく考えずに、シンプルに考えれば精神世界を究めたはせくらさんにとって
は経営の極意も簡単に分かるというわけです。逆に物質的な世界にいる私た
ちからみても、今野先生の活動を見ていれば、大事なことは当たり前のことを
毎日コツコツと誰よりもきっちりやり続けることが、精神性を高めるために一番
必要なことだということが分かってきます。

 12月19日(土)に、はせくらみゆきさんも出演される恒例の「宇宙(ソラ)から
の黙示(アポカリプス) Ⅲ
」を開催します。もちろん、小川さんも小川さんのメ
ンターである村中愛さんも出演しますので、ぜひご参加くださいね。間違いな
く宇宙銀行の暗証番号も教えてもらえると思いますし、物質的な世界と精神
的な世界の融合が簡単なんだということも腑に落ちると思います。
楽しみにしてくださいね。

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反省しています

高野山5.jpg   高野山4.jpg 
  
 週末は高野山ににんげんクラブの人たちと行ってきました。支部代表の人
を中心に声をかけた関西の人たちが開催してくれたものです。大和心伝承
の会の世話人の浅江亮勇さんが川田薫先生から伝授された高野山の知ら
れざるパワースポットをご案内してくださいました。

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 本当にすばらしいメンバーが集ってくれました。赤塚高仁さんが旅はどこに
行くかよりも誰と行くかが大切だという糸川英夫先生のお話をよくしてくれま
すが、今回は高野山という弘法大師空海のエネルギーを感じられたという意
味では、「どこに行くか」も本当に満足できるものでしたし、これだけのにんげ
んクラブを支えてくれている全国の方とご一緒できたことで「誰と行くか」も本
当にすばらしい旅となりました。

 今回は1泊2日の旅でしたが、日帰りで同様の旅を12月11日(金)に浅江さ
んが企画されているようです。詳しくは大和心伝承の会までお問い合わせく
ださい。また、遠くなく、今度は広く参加者を募って私も参加する熊野ツアー
を企画しようという話が懇親会で盛り上がっていましたので、ぜひ楽しみにし
ていてください。

高野山3.jpg 


 さて、その高野山1泊ツアーのことです。遠方からわざわざ参加してくれた
にんげんクラブの大切な仲間のお一人からクレームをいただきました。以前
開催した寄合の模様をちゃんと知らせてくれなくて残念だったというのです。
その時の講師お二人が、ちょうど翌週にんげんクラブ主催のイベントで講演
してくれることになっていたので、どちらかというとそのPRのような記事にし
たのですが、何か寄合が出汁に使われたように感じてがっかりしたのだそう
です。

 当然そんなつもりはまったくなく、良い講演会をしていただいていることを詳
しく紹介して、それがまた次へとつながっていくということで、喜んでくださって
いるものとばかり思っていたので、ちょっとびっくりしてしまいました。でもそう
言えば、時々母から「勝仁は何でも知っているような顔をしているけど、誰で
も分かる人情の機微が分からないところがあるから、気をつけなさい」と諌め
られるのですが、そのとおりなのかもしれません。故意でないとはいえ仲間
の気持ちを傷つけてしまったのは確かなので、真摯に反省しているところで
す。

 今はにんげんクラブの仲間たちが、連日全国各地ですばらしい催しを心血
注いで開催してくださっています。本当にありがたく感謝しかありません。母
の言うとおりであれば少々鈍感なところもあるうえに、このウィークリーレポー
トはいちばん気楽に安心して書かせていただいているということもあり、配慮
に欠けることもあるかもしれませんが、なるべく参加しようと走り回り、その様
子を全国の仲間の皆さんと共有しようと思う気持ちは純粋で真剣なものです
ので、そこはご理解いただいて懲りずにお付き合いいただければと思います。

 そう言えば同様に、11月1日の赤塚高仁さんの出版記念講演会を企画され
た望月ローラさんからも「舩井さんのブログで長崎のことを書いてくださいね」
と言われていました。こちらは、その翌日に行った「あんでるせん」のことを中
心に紹介したのですが、ローラさんは「長崎のこと」を書いてくださいねとおっ
しゃっていました。

 長崎は大切な場所です。長崎で何かが起こると日本は大きく動いていきま
す。明治維新の時も維新の志士たちは西洋に対する窓口であった長崎に頻
繁に足を運んでいますし、原爆が落とされたことで私たちのやまとこころは完
全に変わりました。大きな目で見ると、いい方向に変わったと確信しています
が、いま再び長崎で何かが起こる予感がしています。

 今回は長崎の街を歩き回ったわけではなく、長崎の空気を感じることはあ
まりなかったのですが、高野山で弘法大師の息吹を感じたように、長崎の街
に流れ込んでいる異国情緒や坂本龍馬をはじめとする維新の志士たちの思
いを感じてみたいと思っています。

 いま最も人気のある歴女のひとりである白駒妃登美さんの本で「歴史上の
人物が居間に遊びに来て話している感じで歴史を考えると楽しいですよ」と
教えてもらったことがあります。竜馬というと私は福山雅治さんをイメージして
しまうのですが、そんなミーハーな感覚でいいのだと白駒さんは教えてくれて
いるのです。

 今度長崎に行くことがあれば、それぐらい気楽にでも真面目に長崎にいる
魂との会話を楽しんでみようかなと思っています。赤塚さんと一緒だとついつ
い飲み過ぎてしまうので、今度はお酒を控えめにして瞑想の時間をたっぷり
とりたいと思っています。

 ローラさんの「長崎のことを書いてください」というリクエストに応えなくちゃ
いけませんからね。次回の宿題にさせてください。

宇宙(ソラ)からの黙示(アポカリプス) Ⅲ

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 日曜日に「小川雅弘 出版記念講演会&世界144,000人の平和への祈り 
説明会 in 川越」に行ってきました。まず、私が「舩井フォーラム2015」の報
告と、小川さんの『たった今、宇宙銀行の財布の口が開きました 』(ヒカルラ
ンド)と竹田和平さんと小川さんと私の共著『智徳主義【まろUP! 】で《日本
経済の底上げ》は可能
』(ヒカルランド)のことを話して、小川雅弘さんが如
何に破天荒で魅力的な人物であるかというお話をさせていただきました。
そして、小川さんが命がけで開催しようとしている「舩井フォーラム2016『世
界144000人の平和と悟りへの人類の祈りin横浜&室戸』」の意義を話させ
ていただきました。

川越4.jpg   川越5.jpg 


 そして、サイマージャパンの礼子デューイさんが、『世界144000人の平和
と悟りへの人類の祈り』で、聖者サイマー女史が何を成し遂げようとしている
のかをお話してくださいました。サイマー女史は天照大御神から頼まれて、
本当に苦しんでいる日本人を助けるために、インドやサイマーの活動が一番
活発なアメリカではなく日本でこの大イベントをすることを決心してくれました。

 このイベントが成功すると、日本が抱えている大きな問題、例えば福島第
一原発からいまも流出している放射能の問題などが解決して、それによって
世界平和が実現するというサイマー女史の強い思いを伝えてくれたのです。
まだ、私たちは一度も144,000人の人が同時刻に一緒に瞑想するということ
が実現できずにいます。たった一瞬でも、それだけの人が同時に瞑想するこ
とで、その144,000人の「有意の人」たちを悟りの境地にサイマー女史が導く
ことができるのです。

 そうすると、その人たちから発するポジティブな思いや光が世界中に広がっ
ていき、それによって世界平和が実現します。世界平和をつくるには私たち
一人ひとりの心の中が平和になればいいのですが、このイベントが成功すれ
ばそれが自然に実現してしまう道筋が確立します。それぐらい意義のある大
会になりますので、2016年10月15日(土)、16日(日)のパシフィコ横浜での
大会にご参加いただけるようスケジュールをぜひいまから押さえておいてい
ただければと思います。

 「舩井フォーラム2015」が終わって11月も中旬に入ってきましたが、12月に
は見逃せないイベントが目白押しです。まず、12月3日(木)には健幸カレッジ
が開かれます。このイベントはにんげんクラブとエヌ・ピュアをやっている鳴海
周平さんが共催で開催しているものですが、今回のゲストは「舩井フォーラム
2015」での講演が大評判になった長典男さんと滝沢泰平さんです。

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 長さんと滝沢さんは、スピリチュアルな世界をストレートに語っている人たち
の中では一番本質に近い話を躊躇なくしてくださるので、いつも大変好評です。
8月に同じメンバーで開催された健幸カレッジに、私も参加(痛風の発作が一
番ひどい時で車いすでの参加になりました)したのですが、あまりにも濃い内
容にびっくりしてしまいました。「舩井フォーラム2015」の3,000人の前では話
せなかったような本音も語っていただけると思いますので、平日の昼間では
ありますがぜひ予定を調整してみてください。JRの四谷駅前のスクワール麹
町が会場です。もちろん私も楽しみに参加します。

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 次は12月5日(土)に駒込駅前の「ひのきの森by BMDサロン」で開催される
にんげんクラブ交流会@BMD東京サロン」です。以前このレポートに書いた
とおり、前回はダブルブッキングになってしまい、ご挨拶だけで近藤和子先生
のお話を聞かずに飛び出したのですが、今回はじっくりと近藤先生とお話をさ
せていただきたいと思っています。BMD技術はこれからの私たちの生活を守
るために必ず必要になる究極の本物技術だと感じていますので、少人数にな
るとは思いますが、それだけに本音を語っていきたいと思います。

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 そして、最後にご紹介したいのが、12月19日(土)の「宇宙(ソラ)からの黙
示(アポカリプス)Ⅲ」
です。今年も芝の東京グランドホテルでの開催になりま
すが、今年のゲストは『ピュア・バランス』(ヒカルランド)という名著を著された
女優でヒプノセラピーの第一人者である宮崎ますみさんと、『ピュア・バランス』
を大絶賛されたアーティストのはせくらみゆきさん。それに、フルフィルメント瞑
想のボブ・フィックスさんと我らが小川雅弘&村中愛さんのコンビです。

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 宮崎さんとはせくらさんがこのイベントに参加してくれることが決まったのは、
実は8月の長、滝沢、鳴海さんの「健幸カレッジ」の後に食事会をしていた時で
した。はせくらさんとは昨年の5月に発売した『チェンジマネー』という共著があ
るのですが、その時にははせくらさんが住んでいる精神世界と私が住んでい
る物質世界の間には、理解できない河が流れているという話を書いたのです
が、先日電話でお話をしたときには、その境がドンドンなくなっていると教えて
くださいました。

 「すべてがあっさりうまくいく」(はせくらさんのひすいこたろうさんとの共著
起こることは全部マル! 』の中で書かれている)の世界に住んでいるはせく
らさんにとっては1年半もの時間が過ぎれば、その時の課題であった精神世
界と物質世界の融合もあっさりうまく行ったようで、私もすっかりその話に納
得してしまいました。はせくらさんと鳴海さんには『[小食・不食・快食]の時代
』(ワニブックスプラス新書)という共著もあり、今日紹介した3つの講演会も
実は見えない所でシンクロしているようです。

 「舩井フォーラム2016『世界144,000人の平和と悟りへの人類の祈り』」は、
気合のこもった大事なイベントですが、12月の3つのイベントはそれに向けて
の気付きを積み重ねるための気楽なイベントですので、準備体操のつもりで
ぜひご参加いただければ幸いです。

    


初めての「あんでるせん」

 今回のタイトルを「続・相変わらずバタバタしています」としようと思うぐらい、
相変わらずバタバタしています。そして、そのバタバタがどれも強烈で深くて
いろいろなことを教えてくれるので、本当に有り難い人生だなと思います。


 山梨県を訪れて、世界的なミュージシャンの瀬戸龍介さんとお話をさせてい
ただきました。瀬戸さんのスタジオで「日本の夜明け」を聞かせていただいた
のですが、最高の環境で聞くと普通の環境では聞こえてこない音が聞こえて
きて、壮大なシンフォニーを聞いている気分になってきました。まるで、マエ
ストロ小澤征爾の指揮でマエストロ武満徹のシンフォニーを聞いている気分
です。

 ランチをご一緒させていただいた時に、その話をしたら小澤先生や武満先
生と一緒に音楽を学んだということを教えていただき、いつか「日本の夜明
け」に収められている曲をオーケストラで聞いてみたいと思いました。

 瀬戸先生は「いまはご先祖の供養をすることが大事で、7代ぐらい前まで系
図を作って、その一人ひとりに思いを寄せて供養をしていくといい」ということ
を教えてくださいました。すごい本物に出会えてワクワクしています。


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 その後、森のようちえんウブントゥ.で大沼博之、恵美子園長ご夫妻のインタ
ビューをさせていただいて、日本発の教育の原点がちゃんとすくすく育って
いることに感動しました。詳細は近いうちににんげんクラブの会報誌に掲載
されますので楽しみにしてください。

 また、夢を叶える学校の武田葉子さんと会って、彼女が始める経営塾のお
話をさせていただきました。武田さんは「舩井フォーラム2015」でも講演をして
いただきましたが、昔は舩井幸雄の本を片っ端から読んで、そこに紹介されて
いる本も全部読んで知識をいっぱい貯めていました。でもいまは、必要なこと
はダウンロードされてくるので、あまり本は読まなくなったと言います。でも、十
分な知識がすでにあるので、あまり考えずにサラッとすごいことをお話されます。
彼女が創る経営の世界がものすごく楽しみになってきました。


 週末はまず、山形でにんげんクラブの講演会をさせていただきました。まず、
山形支部の菅原和幸さんのソラシノノメを訪れて、BST(脳波最適化調整)の
体験版を受けさせていただきました。BSTは中矢伸一先生や高島康司先生が
紹介されていますが、バタバタ続きで疲れていた私を30分のセッションである
程度回復させてくれました。おかげで命仁の早坂正博さんと行った講演会もと
てもうまくいきました。

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 そして日曜日、今度は長崎に行き、赤塚高仁さんの『続聖なる約束 ヤマト
人への手紙
』出版記念講演会に、伝説のイスラエルバーチャルツアーでご一
緒したヒューマンフォーラムの出路雅明社長と一緒に友情出演させていただき
ました。今回の赤塚さんの講演はすごかった。変容のポイントは「へそ道」を受
けたこと。(へそ道の紹介を来週の舩井幸雄.comでさせていただこうと思って
いたのですが、ちょっと先になりそうです)トルコに一緒に行ったことで赤塚さん
との「続々・聖なる約束」は「黙示録」を書くということが分かってきたのですが、
赤塚さんはドンドン変容してその準備をしているようです。

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 そして、ようやく今週のメインイベント、川棚という長崎の小さな町にある「あ
んでるせん」というお店を訪れました。赤塚さんはなんと20回目の「あんでる
せん」だそうですが、きっかけは舩井幸雄の『直感力の研究』(PHP研究所)と
いう本を読んだことにあるのだそうです。考えられないぐらいの多くの奇跡を
経験して、多くの人を連れてここまでやってきて、その集大成が「勝仁さんを連
れてこれたことや」と言ってくれました。

 実は舩井幸雄は「あんでるせん」を訪れたことはありません。そして、私も赤
塚さんの引率がなければ多分来なかったと思います。「あんでるせん」につい
てはいろいろな方(例えば滝沢泰平さん)が書かれているので、それを参考に
していただければと思いますが、とにかく行かなければ絶対に感じられない世
界でした。

 マジックであっても超能力であっても、それが問題なのではありません。その
場に行って何を感じるかが大事なんだと思います。一番楽しそうにしていた恋
愛相談が目的だと思われる若い女の子たちが、最も「あんでるせん」の本質を
理解しているように感じました。「黙示録」で書かなければいけない世界を垣間
見たねと赤塚さんと確認できたことが一番の収穫でした。

 舩井幸雄も私もいままでは知識をお伝えする役割だったので、本当にディー
プな「あんでるせん」の世界は、赤塚さんのような足の裏で本質を読み解くこと
ができる人に補っていただいてきました。それはこれからも変わらないと思い
ますが、初めての「あんでるせん」体験が、必要な多くの気付きを与えてくれた
ことは間違いないと思います。

 まだ、言葉としてダウンロードされてきてはいませんが、来年の「舩井フォー
ラム2016」、「144,000人の世界平和の祈り」に向けて徐々に言語化をしていき
ますので、楽しみにしていただければと思います。


相変わらずバタバタしています

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10月も下旬に入り、すっかり寒くなってきました。木枯らし1号も吹いて、北海
道では雪も降り、冬の予感が一気に増してきましたが、読者の皆様は体調など
崩されていませんでしょうか。
私はというと、「舩井フォーラム2015」の疲れがまだ抜け切っていない中ですが、
相変わらずバタバタ日本中を走り回らせていただいています。

 来年の「世界144000人の平和の祈り」に向けて、気持ちの切り替えをしなけ
ればいけないと思いつつ、正直に白状すると、日々の流れに翻弄されている
状態です。いまはまだ無理を感じて身体は悲鳴をあげているのですが、走りな
がら考えるという役割が与えられていることに感謝し、自然の摂理に従って楽
に過ごせるように進化していきたいと思っています。


 先週お伝えしたとおり、「舩井フォーラム2015」の翌日は京都と大阪で仕事を
してから、故島村不二夫さんのお通夜に参列するために和歌山を訪れました。

 先日、東京原宿のトルコ大使館で選挙の投票に来ていたトルコ人同士の喧嘩
騒ぎがあったことに心を痛めています。本質的には豊かな地で深い歴史を持つ
トルコですが、地政学的にはヨーロッパとアジアと中東とロシアの要の位置にあ
り、いまはとても難しい問題を抱えているのです。

 日本とトルコはそんな利害に関係なく友好関係を深めていけると思いますので、
島村さんの思いを受けて、少しでもできることをやりたいと思っています。まずは、
映画「海難1890」を多くの方に見ていただけるようお伝えしていきたいと思ってい
ますので、ぜひよろしくお願いいたします。


 その翌日は東京で仕事があったので、朝一番の飛行機で関空から帰って来ま
した。そして、そこで本物研究所やイリアールのこの冬の重点商品であるバイオ
ラバー
の話を聞き、翌水曜日の早朝にバイオラバーを開発している山本化学工
業の山本富造社長を大阪の本社に訪ねることに決めました。山本社長にも大変
お忙しい中、時間をつくっていただき、意義深い取材をさせていただくことができ
ました。このときの詳細は「ザ・フナイ」の1月号に掲載予定です。


 その後、近鉄特急に乗って三重県津市にある赤塚建設のログハウスに行き
1泊2日で「へそ道」のワークショップを受けてきました。メンバーは赤塚高仁さん
ご夫妻や中山みどりさん(伊勢の父と呼ばれた故中山靖雄先生の奥様。中山
先生の『すべては今のためにあったこと』(海竜社)は、ぜひ読んでいただきた
い名著です)、歴女で有名な白駒妃登美さん(最初に「海難1890」のメインテー
マであるエルトゥールル号海難事故のことを私に教えてくれた人です。こういう
シンクロが最近とても多く起こります)やテンプルビューティフルの光田菜央子
さん、それに伊勢修養団の寺岡賢先生、イヤーコーニングの近藤真澄さんなど
と一緒という豪華バージョンでした。

 へそ道のことは再来週(来週は「舩井フォーラム2015」の講師の皆様の新刊
本の紹介をしたいと思っています)の舩井幸雄.comに書こうと思っています。
入江富美子さんのすばらしい力量で、大きなカテゴリーで言うと内観法と同じだ
と感じましたが、とてつもなくすばらしいワークでした。二日目の朝のセッションの
途中で東京に帰らなければならずセッションの半分ぐらいしか受けていないので
すが、それでもびっくりするぐらいクリーニングが進んでいます。

 そして、金曜日は東京で仕事をしたのですが、夜は25年以上続けている異業
種交流会に参加して能楽師の大島輝久さんのお話を聞かせていただきました。
能の格言に「離見の見」(客観的に舞っている自分を見られるようになること)と
いう言葉があります。大島さんのお話で面白かったのは、能は能面を付けて舞
う演劇であることから視野が非常に狭く、それゆえに意識が外ではなく内に向か
うのだそうです。だから能楽師は「離見の見」の世界に入りやすいのだということ
でした。能の深さの原因を垣間見たような気がします。

 土曜日は宮﨑貞行先生の『寄りそう皇后美智子さま 皇室の喜びと哀しみと
の出版記念講演会に参加させていただきました。読んでいる内に背筋が自然と
伸びてきて、最後は正座をして読みたくなるような感動的な本ですが、出版記念
講演会もそのとおりで、できればもっと落ち着いた気持ちで聞けるときにじっくり
味わって聞きたいと思わせていただくようなすばらしいお話でした。


 そして、日曜日は智徳志士の会(『所得5倍なんて簡単なこと! 智徳主義【まろ
UP!】で《日本経済の底上げ》は可能』(ヒカルランド)の共著者・竹田和平さんが
主宰されている会)の私がコーチをさせていただいている東日本講(インターネット
で問答講をやっています)のオフ会で、三浦海岸のホーストレッキングファーム三
浦海岸
に行って乗馬を楽しんできました。馬のこともいずれはどこかで書きたいと
思いますが、いろいろ考えさせてもらえる貴重な体験になりました。


 続く月曜日は熱海、火曜日は長野、水曜日は山梨と本当に自分でも呆れるぐ
らい動き回らせていただいています。こんな動きをしているからこそ、「舩井フォー
ラム2016」に向けて、より本質的な情報が入ってくるのだということは分かって
いますので、この流れに飲まれるのではなく、しっかりと乗りこなして楽しんでい
きたいと思っています。

 皆さんにもぜひ、お付き合いいただければ幸いです。どうぞ、よろしくお願いい
たします。

「舩井フォーラム2015」でお伝えしたこと

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 「舩井フォーラム2015」にご参加いただきました皆様、本当にありがとうご
ざいました。おかげさまでとても充実した2日間になり、当初の目的が達成さ
れたと感じています。ご講演いただいた46名の先生方のお話をすべてお聞
きできたわけではありませんが、次元の扉を開いて高次元の世界を感じるこ
とができるようになった「有意の人」であるご参加いただいた皆様が、他人事
で変化を見ているのではなく、自分事にしてよりよい変化にすることにコミット
していただけたイベントになったことを実感しています。

 さすがに物理的には少し疲れましたが、昨年まで以上に皆様と深く一体に
なれたという高揚感にあふれていて、精神的にはとても充実しています。
「舩井フォーラム2015」に際して、私が社員の人たちにお願いしたのは、
「まず、私たちがワクワク楽しみましょう。そうしなければ、ご参加いただく皆
様に私たちが示さなければいけない世界観は伝わりません」ということです。

 だから、研修の一環でボランティアスタッフとして参加してくださった専門学
校の学生さんにお礼の寸志をお渡しした時に、「楽しかったですか」と聞いた
ら可愛い女子学生が「はい、とっても楽しかったです」と言ってくれたことが、
何よりも嬉しく感じました。


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 冒頭の短い講演で、①経済はかなり危ない状態にある。②次元の扉を開
いて自由に行き来できるようになったのが昨年から今年の「舩井フォーラム」
の流れ、だから経済の危機も私たちの集合意識の力でくい止めることができ
る可能性がある。③でも、日本はともかく世界の現実は厳しいので本気で行
動を始める必要がある。④舩井幸雄が作った有意の人の集合意識でミロク
の世の中を作る雛形を再確認する。以上の4つが2日間の目的であることを
お伝えしました。


 また、最後の講演で、①私たちはサムシンググレートの分身であるので、外
に神仏を求めることから卒業する。②一見矛盾しますが、他力の気持ちで「わ
がはからいにあらず」の精神で大いなる意志に自分を委ねて謙虚に生きるこ
と、の二つのバランスを取ることを提案させていただきました。この2点を抑え
た上で来年の「舩井フォーラム2016」に向けて144,000人の世界中の有意の
人の集合意識を集めることに邁進していきたいと思っています。


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 私の人生の恩人である島村不二夫さんが「舩井フォーラム2015」開催中の、
日曜日の夜中にあちらの世界に旅立たれました。赤塚高仁さんが講演の冒
頭でお話されたようですが、私は自分の講演が終わるまで知りませんでした。
もし知っていたら、とても講演はできなかったと思うぐらい激しいショックを受
けています。

 詳しくは赤塚高仁さんのブログをご覧いただければと思いますが、 20年以
上前に生体エネルギーの佐藤政二先生の下に弟子入りした際に私の教育
係を引き受けていただき、それ以来、島村さんらしい自然な形で私をここま
で導いていただいた大恩人です。

 赤塚さんとここまで親しくなるまで再度お引き合わせいただいたのも島村
さんですし、本当に私の大事なご縁のほとんどは、島村さんからいただいた
ものでした。まだ20歳代の頃に島村さんから、「勝仁さんなら大丈夫、きっと
舩井先生の後継者になれますよ」と言っていただいた一言が私の人生の辛
い時を支えてくれました。本当に大事な人を失って茫然自失の状態です。

 和歌山でのお通夜に参列させていただいて、関空のホテルに行くための最
終電車に乗るまでの短い時間を赤塚さんと二人で直会をさせていただきまし
た。いろいろ島村さんの思い出を話しながら、島村さんから託されたトルコと
の友好を担っていかなければならないことを確認していました。

 島村さんは1890年に和歌山で起きたトルコの「エルトゥールル号海難事故」
で、貧しい和歌山の漁民たちが献身的にトルコの人を助けたことがトルコの
小学校の教科書に載っていて、それでトルコの人がとても日本人が好きなこ
とをいつも話してくださっていました。トルコの人がみんな知っていることをほ
とんどの日本人が知らないことを何とかするために、資金集め等に奔走され
て、日本・トルコ合作の映画「海難1890」が完成しました。

 島村さんはエキストラとして和歌山の漁民の役と、1985年のイラン・イラク
戦争の時にイランに残った日本人を救うための救出機を日本政府が飛ばせ
ない状況になった時に、いまが「エルトゥールル号海難事故」の恩返しをする
時だというトルコ政府の英断で自国の国民が陸路で脱出するという危険をお
かしてまで日本人を救ってくれた時の駐在員の役をわざわざトルコまで出か
けて行って出演しています。そこまでの思いでこの映画を作っていました。

 関空のホテルに着いていただいたお香典返し(お香典を受け取っていただ
けなかったので、実は島村さんからのプレゼントです)を確認すると、「海難
1890
」の映画の前売りチケットでした。映画の鑑賞券をお通夜でいただいた
のは初めてですが、12月5日のロードショーを待たずに亡くなられた島村さん
の思いを、斎場の周辺が大渋滞になるほどの大勢の島村さんを慕う人が集
まった皆様に伝える何よりのプレゼントでした。

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 不思議なご縁でつい2週間前に、赤塚さんとトルコに行ったことを考えると、
やっぱり私たち二人は日本とトルコの友好を深めることに大きな責任がある
ようです。だから、みなさんに、ぜひ「海難1890」の前売りチケットを買ってい
ただいて上映館を増やし、一人でも多くの日本人にトルコのことを知ってい
ただきたいと思います。

 そして、テロ事件が発生したことなどで、トルコの大きな収入源である観光
客が減ることが予想されますが、外務省の情報などで安全が確認できるよう
になれば、中東の鍵を握るトルコとの友好が世界平和にとってどれほど大事
かを感じにトルコにお出かけいただければと思います。

日本の神様は優しい


 トルコの首都アンカラで100人近い犠牲者が出るテロ事件が起きました。
私は、ちょうどテロが起きた時刻はイスタンブールから成田に向かう飛行機
の中でしたので、直接の地元の反応は分かりませんが、新聞やテレビの報
道、それに今回現地を案内してくださった鈴木玲代さんなどからのメールに
よると、しばらくは人混みへの外出を控えたほうがいいと感じるぐらい騒然と
した雰囲気になっているようです。

 テロが起こる前のトルコは、シリア難民が街にたくさんいて世界の紛争地
域の真ん中に居るんだなということは感じましたが、特に危険な思いはしま
せんでした。鈴木さんも、(テロが起こったのが)舩井さんたちが帰ってから
でよかったとメールに書いてくださっていますが、本当に世界平和が早く実
現しなければいけないなと、改めて感じています。


 いよいよ今週の土曜日、日曜日に迫った「舩井フォーラム2015」の目的は
世界平和を実現することです。舩井幸雄.comの今週のコラムに来年のイベ
ントのことと、トルコに行って、新約聖書の最後に出てくる「ヨハネの黙示録」
が新しい課題になってきた話を書きました。いま、私は今週の「舩井フォー
ラム2015」は舩井幸雄が創った世界平和を築くための型を確認する場にな
り、それを基にして来年の「舩井フォーラム2016」や室戸でのサイマー女史
の一世一代のヤギャを含めて「世界144000人の平和の祈りin横浜&室戸」
で世界平和へのステップが本当に始まるのだと感じています。

 久しぶりに会社に来ると「舩井フォーラム2015」のプログラムができあがっ
ていました。講演していただく先生のそれぞれの思いがこもっていますし、
出展してくださるブースの皆さまの、本物商品を世の中に伝えることで世の
中を良くしていきたいと思いが伝わってきます。当日このプログラムを手に
とってくださる一人ひとりの人々の思いを噛み締めながら、「舩井フォーラム
2015
」の運営にあたっていく決意を強くしています。

 イスラエルやトルコ、それにエジプトなどの中東地域に行って感じたことは、
日本という恵まれ、守られた環境の中だけで、自分の生活の枠を超えること
なく世界平和を考えていても虚しいなということでした。しかし一方では、何
をするにしてもその土台は必要だとも感じています。

 イスラム教も本来は愛と寛容を説く宗教だということを今回は教えられまし
た。しかし、アンカラで起きたテロをみても分かるように、現実社会において
はその反対のことが行われています。だからこそ、舩井幸雄が作った「有意
の人の集合意識で現実を良い方向に変えていく」という土台がいま、ますま
す重要になってきているなと感じているのです。

 何度も繰り返しになってしまい申し訳ありませんが、この土台が無くなって
しまえば、すばらしい世の中が来るための必然的な過程の中で大難が起こっ
てしまいます。大難を小難に、小難を無難に、無難を無事にすることが「舩井
フォーラム」の目的です。そして、今年はその土台の確認をさせていただきた
いと思っているのです。

 トルコでも、日本の化粧品を販売されているというプラテインサイ有限会社
社長のアブレット・トウラン博士から、「舩井幸雄先生が最晩年に、スピリチュ
アルなことは意味がない、と書かれたのにはびっくりしました」と言われてし
まいました。そんな舩井幸雄の思いに反するようですが、少し不思議な話に
なるのは、にんげんクラブのウィークリー・レポートなので許していただける
かなと思います。

 中東と日本の一番の違いは宗教観だということを今回は感じました。具体
的には、日本の神様は優しい神様で何をしても許し、包み込んでくださるの
ですが、中東の一神教の神様はとても厳しくて妥協を許してくれないのです。

 もちろん、イスラム教の方はコーランでは、例えば断食は病人はやらなくて
もいいし、旅に出ていてできない時は別の時にやってもいいと書いてあって、
とても寛容的なところがあると教えてくれましたが、それでも基本は断食をや
ることを求めています。トルコだとお酒も普通に飲めますが、それでも多くの
方が敬虔なイスラム教徒であり、唯一神アッラーに帰依していることは間違
いのない事実です。

 だから、一番対立しているユダヤ教やキリスト教のことは好きではないもの
の、唯一絶対神を信仰しているという点では分かり合える側面があります。
でも、仏教徒やヒンズー教徒等、彼らから見て多神教である宗教を信じてい
る人々のことは理解できないと考えているのです。

 そして、日本人は自分達は無宗教だからと思っていますが、赤塚高仁さん
がいつもおっしゃる通り伊勢神宮はいまでも神様がおわしますという意味で
は、どの宗教よりも宗教的であり、それが仏教の概念とも上手くミックスして
いる日本ぐらい多神教が上手くいっている国は他にないのではないかという
のが、彼らからみた現実なのだと思います。

 「舩井フォーラム」では、まずは有意の人である皆さんとともに、しっかりと
舩井幸雄の型を確認し、それを来年には日本人よりも厳しいヒンズー教の
サイマー女史とともに昇華していくという流れになります。その流れの中で、
世界の半分以上を占める本当に厳しい一神教を信じる人達と、どのように
して分かり合い共生していくのかということを考えていかなければいけない
というのが、私にとっての大きな課題となるのだと感じています。


 話が大きくなってしまいましたが、まずはその第一歩として、自分の心の
中の平和を作っていくイベントにしていきたいと思いますので、ゆったりとし
た気持ちでリラックスして横浜にいらしていただければと思います。
お会いできることを楽しみにしています。

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中東に平和が訪れる日

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 いま、トルコに来ています。「舩井フォーラム2015」前の大事な時なのです
が、「舩井フォーラム2015」を開催する目的は、私たちの心の中に平和を築
くことによって世界平和を確立することにあります。

 何度か行っているイスラエルで感じた「世界を平和にするということは中東
が平和になるということなんだ」という感覚を大事にして、でもイスラエルから
だけ見た中東感だけでは不充分なような気がしてイスラム側からも中東の
現実を見てみたいと考えたのです。

 副島隆彦先生が「中国、アラブ、欧州が手を結びユーラシアの時代が勃
興する
」(ビジネス社)の中で、イランやカタール、それにドバイを訪問されて、
アラブの真実に関しての分かりやすい見方を教えてくれています。「アラビア
のロレンス」という1962年の映画がありますが、イギリスがアラブの独立を
約束していたにも関わらず、一方ではフランスやロシアとの秘密協定でオス
マントルコの分割を決めており、そしてイスラエルの建国も約束するという三
枚舌外交を繰り広げていたことが現在の中東の混乱の原因であるという真
実を明らかにされています。

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 私が感じているのは、イスラムというとアルカイダやイスラム国(IS)などの
イメージがあり、激しい宗教であり、私たちの価値観とは相容れない異質な
ものです。だから、できれば彼らの勢いが弱まることを願ったほうがいいの
ではないかと日本にいたら考えてしまうのですが、果たしてそれでいいのか
ということを現地に来て感じてみたいと思っています。

 少しだけ勉強してみると、イスラム教発祥の地であるアラブにとって大事な
のは、三大聖地であるメッカ、メディナ、エルサレムを結ぶラインです。しかし、
アメリカ側から見たアラブの中心国であるサウジアラビアは、非常にクローズ
な宗教政策をとっており、異教徒が聖地に入ることを厳しく規制しているので、
イスラエルの首都であるエルサレムには行けますが、メッカなどには行けま
せん。だから、副島先生はその周辺国に取材に行かれたのですが、私は西
洋化が進んでいると言われているトルコに来てみることにしたのです。

 ちょうど、今年のGWにイスラエルに行った時のメンバーの中で、トルコ在住
の方が参加されていたので、彼女にアレンジをお願いすることができ、イスタ
ンブールの国立大学のひとつであるマルマラ大学神学部で宗教史を教えて
いる教授にお話をおうかがいすることができ、本当に大きな学びを得ました。

 びっくりしたのは、日本におけるイスラム研究の第一人者である故・井筒俊
彦先生の著作がトルコ語に翻訳され、トルコの大学のテキストとして使われ
ているということです。井筒先生は語学の天才で30カ国語以上の言語を流暢
にあやつり、大半の著書を英語で書かれていたそうで、日本よりも海外で評
価が高かったそうですが、そんな先哲の研究が日本ではあまり活かされてい
ないことが少し寂しくなりました。


トルコの船着き場.jpg   ホテルからのトルコ市内風景.jpg 


 マルマラ大学の先生の解説で面白かったのは、7世紀に起こったイスラム
教は世界に広がっていきました。現在、イスラム教徒の数は16億人とも言
われていますが、その内、アラブ人の占める割合は数の上では少数派です。
そして、広がっていく過程で現地の文化と混合していってそれぞれの発展を
遂げているというのです。そして、発祥地であるアラブにおいても独自の文
化との融合があり、それがイスラム教のイメージになっている部分が多いと
言うのです。

 本来、イスラムは愛の宗教であり、男女の権利を共に認めています。また、
ジハードという概念もメッカを追われ、メディナという地で政権を開いた後も、
メッカの旧勢力から絶えず戦争を仕掛けられていた状態下において、戦うこ
との必要性を訴えたものであるというのです。本質的には、アッラーという絶
対神とその最後の預言者としてのムハンマドの権威は尊びますが、教会や
お寺のようにすべての人が信者や檀家として登録されなければいけないと
いう制度がなく、また宗教的な官僚制もないのがイスラム教の本質だと言う
のです。

 だから、女性の権利を著しく制限するということや、宗教を広めるために戦
いに絶えず明け暮れているというイメージは、イスラムの本質から来るもの
ではないというのです。

 そんなお話をおうかがいしていると、西洋化政策が上手くいっているトルコ
でイスラムの本質的な教えが一番上手く行っているのかもしれないということ
を今回の旅では感じられるのかもしれないと楽しみになってきているのです。


トルコ3.jpg   船着き場からのトルコ市内風景.jpg 


 まだまだ、旅は始まったばかりですが、いずれ、『ザ・フナイ』の誌上でご報
告をさせていただくと同時に、「舩井フォーラム2015」に向けて、もう一度世界
平和を築くことについてじっくりと考えてみたいと思っています。

 イスラムが世界の趨勢を決めるのは大きな流れとしては間違いないと私自
身は感じています。だから、私たちの心の中が平和になるためには、彼らの
動向を感じることも大事な要素だと思っているのです。そんな、私がこの旅で
得るであろう世界平和の芽を皆様と共にブラッシュアップしていく「舩井フォー
ラム2015
」にしたいと思っています。17日、18日に横浜でお会いできることを
楽しみにいたしております。


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舩井幸雄名言集

 「舩井フォーラム2015」の準備が着々と進んでいます。20年以上続けてきた、
フナイオープンワールド形式のイベントの集大成、もっと言えば舩井幸雄的な
やり方の最終イベントですので、あの世の舩井幸雄も私たちがどこまでやるか
を見守ってくれていることを感じながら準備を進めさせていただいています。

 舩井幸雄の私物を展示するミニコーナーも作りますし、ご来場いただいた方、
全員にお渡しする「舩井幸雄名言集」の編集作業も進めています。「舩井フォー
ラム2015」の実質的な運営責任者の大役を担っているのが、船井かおりです。
舩井幸雄から見れば孫にあたり、佐野浩一社長や私から見れば姪にあたり
ますが、よく頑張っています。実は、「ザ・フナイ」の副編集長として佐野編集長
を助け、実質的な編集作業は彼女が担っています。そういう意味では、舩井幸
雄の意志を継ぐ次世代がすでに活躍を始めています。

 今回の「舩井幸雄名言集」も佐野社長の監修の下、船井かおりが作業を進
めており、父もその作業をニコニコと見守りながら楽しんでいるように感じられ
ます。女性らしく、最初は愛から始まります。「この世の基本は愛である」とい
う父の直筆の揮毫と父の著書からそれの解説を探してきて、読んでいただく
方の心の奥底に届く工夫がされています。

 それから、「勉強好き」、「素直」、「プラス発想」という成功の3原則に続き、
テーマが「自然の理」、「思いの力」、「感謝」、「世のため人のため」、「オープン
マインドとギブアンドギブ」、「誠意」、「必要、必然、ベスト」、「人生の目的は勉
強」、「エゴからエヴァへ」と続いて、最後の言葉が「いつも前向きに生きよう」
で締めくくられています。

 この名言集を読んでいると、舩井幸雄はいつも皆様に優しく天地自然の理や
人間としての正しいあり方を説いていたことが分かります。そして、その背景に
は父の波乱万丈の人生や、さらに多くの経営者の波乱万丈の人生をコンサル
タントとして命がけで支え続けてきた経験から来ていることが分かります。だか
ら、みなさまの心を打ったのだと思います。

 時代は、いよいよ父が懸念していた大激変期に入ってきました。これからは、
本当にいつ何が起こってもおかしくない世の中になってきました。この名言集
にあるような方法論で、皆様のような有意の人に集まっていただいて、その集
合意識で良い世の中に変わるときに必然的に起こるであろう大難を小難に、
小難を無難に、無難を無事にするのが舩井幸雄の願いでした。

 「舩井フォーラム2015」ではもう一度、この思いを形にするために、みなさん
の心をひとつにするために、最後の私の講演の時に良い世の中を作るための
祈りを一緒にさせていただきたいと思っています。そして、いよいよこの激変期
には舩井幸雄的な優しさだけでは、乗りきれないような気もしますので、来年は
インド政府から認められた聖者であり、故サティア・サイババ師の弟子でもある
サイマー女史をお呼びして、みなさんの心の中を平和にすることによって、世界
平和が実現するための144,000人の祈りのイベントに「舩井フォーラム2016」を
昇華させていきたいと考えています。

 世界平和を作るのは簡単です。私たち一人ひとりの心の中が平和になれば
世界平和は自ずと実現していきます。しかし、優しいやり方だけではなかなか
そこまでたどり着きません。そして、心の中の平和を築こうと言う真摯な思いを
ビジネスにつなげている人たちも数多くいて、それが悪いとは言いませんが、
残念ながら結果的には平和が実現しないからずっとそこに通い続けることに
なってビジネスが成り立っているという少し変な現象が起こってしまっています。

 そこで、聖者の力と私たちの真摯な心の平和を追求することで、世界平和を
一気に実現させる強力なイベントを来年は実現させていこうと思っているのです。
舩井フォーラム2015」にご参加してくださった皆様に、護摩木をお配りさせてい
ただこうと思っています。そして、それをサイマー女史にインドのクンバメーラの
お祭りで焚いていただくか、高知の室戸の僧侶に焚いてもらうかはまだ決まって
いませんが、ご参加してくださった皆様の心の中が平穏になるための焚き上げ
をやっていただこうと思っています。

 そして、来年の「舩井フォーラム2016」と翌週の高知のイベントでは、より強
力な皆様方の平和に向けての祈りを護摩木に書いていただいて、それを室戸
で2日間サイマー女史と一緒に来てくださるインドの高僧108人にヤギャという
形で強力に推し進めていただこうと思っています。つまり、みなさまの心の中の
平和を強制的に作り出してしまおうと思っているのです。

 「舩井フォーラム2015」では「舩井幸雄名言集」などで「世界平和のための祈
り」の準備をしていただいて、その思いを形成場という形で一度作っておいて、
それを来年世界中の144,000人の人を巻き込んで具体的な形にしていくという
二段階のやり方を考えています。つまり、本気で皆様の力で本当に世界平和を
実現してしまいたいと思っています。何か、とてもワクワクしてきました。ぜひ、
にんげんクラブの皆様方にもお力を貸していただきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。


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断捨離

 断食後の様子ですが、体重は1周間で6kg減って、いまは半分ぐらいは戻り
ました。大体、食生活は普通に戻ったと思います。やはり、基本は1日1食の
小食ですが、連休中は家族と一緒なので2食、食べることもあります。さすが
に昨日のお昼は本当に食べ過ぎたという感じだったので、夜はビールと柿の
種とアートテン農法で作られたマスカットで大満足でした。
 
 マスカットは「舩井フォーラム2015」でお話いただく、高橋呑舟先生からの
いただきものですが、皮ごと食べてくださいというメッセージが付いており、
本当においしくいただいています。先日は、高橋先生たちと元伊勢である天
の橋立にある籠神社の奥宮の真名井神社に、にんげんクラブのツアーでご
一緒させていただきました。

 真名井神社は日本の古代史を考える上で大きなポイントである。だから、
ほとんど手も入れられていなくて荒れている真名井神社を建て替えるため
の資金を集めるのだという高橋先生たちの思いに賛同させていただいてい
ます。そして、何よりもアートテン食材を使った美味しい食事が楽しみだった
のですが、ツアーでさんざん美味しいものをいただいて、その翌日から今度
は断食を楽しませていただいたというわけです。

 断食はくせになるようで、連休の前半も3日ぐらいのプチ断食をやろうかな
と思ったのですが、それよりも自宅の自分の部屋を片付けることにしました。
書類や本などが収納しきれなくなっていて、床に散らばっている状態で、とて
も人間が居住している環境ではなかったので、今回はゆっくりと片付けを楽し
ませていただきました。おかげさまで、2日間かかりましたが、とりあえずは人
間らしい生活が送れる環境になりました。

 ただ、時間貧乏は相変わらずで、連休の初日は溜まっていた仕事を片付け
るために午後からでしたが出社しました。連休中に親戚と会う予定などを考え
るとどうしても初日に仕事を終わらせてしまわなければ間に合いません。でも、
午前中は普段、ほとんど省みていない家庭の最低限必要な買い物に行かな
ければならなかったので、出社は午後3時頃になってしまい、とても終わらない
なと思いました。

 仕方がないので、連休の余裕で、徹夜仕事で片付けることにしました。船井
総研
にいた頃は時々徹夜もしていましたが、本当に久しぶりでした。夜中にコ
ンビニにコーヒーを買いに行って少しくつろいでいる時に分かったことがありま
す。そう言えば、船井総研の時は嫌々、徹夜で仕事をしていたな。だから、いい
コンサルタントになれなかったんだなということです。

 別に船井総研に限ったことではありませんが、コンサルタント会社はとても忙
しい職場です。その船井総研でも最近はノー残業デーがあるそうですが、昔は
終電で帰れれば、「今日は早く帰れたね」と喜んだものでした。ただ、そんな環
境の中で、徹夜という究極の状態の時に、それを楽しいと思ってやるか、苦しい
と思ってやるかでその後のコンサルタント人生が決まるということが、いま頃に
なって理解できました。

 だから、もちろん連休の余裕もありますが、「今日は徹夜を楽しんでやろう」と
思えたのです。面白いですね、そう思うと7時過ぎまで仕事をしていましたが、
本当に楽しくワクワクしながら時間を過ごしていました。後付で考えると、断食
効果もあるのだと思います。断食中は本当によく寝ましたから。よく、眠れたと
言った方がいいかもしれません。実は、仕事の効率という面で考えると断食中
は大分落ちていました。

 普段なら、新幹線の移動中が、私にとって最も快適な仕事の時間なんですが、
断食しているときは、あまり書けませんでした。徹夜を楽しんでいる時に感じた
のは、その時書いていた原稿はとても大事なものなので、移動中という時間が
制限された中でせわしく書くよりも、落ち着いた環境でじっくり書くべき原稿だっ
たんだなということです。

 コンサルタント時代にも、せっかく徹夜でやろうと決心したのに、嫌々やってい
たらいい仕事はできませんが、それを「よーし、すばらしい報告書を書いて、す
ばらしいコンサルティングにつなげるぞ」と思えていればよかったんですね。こ
んなことを気づかせてもらったのも断食効果で、ある意味、私が人生で積んで
きたトラウマの解消をさせてもらったことに気が付きました。

 不思議なもので、家に帰って2時間ぐらい眠ったら快適に起きることができて、
そのまま断捨離に突入できました。子どもたちが手伝ってくれたこともあり、これ
も楽しく快適に済ませることができました。

 何となく、私の浄化計画も最終版に入ってきているように思います。最後の宿
題までだんだんキツクはなりますが、それをワクワク楽しみながらこなしていき
たいと思っています。もちろん、「舩井フォーラム2015」も大事な浄化のひとつ
です。まだ申し込まれていない方は、ぜひご参加くださいね。人生が変わるよう
な体験ができるかもしれませんよ。

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断食を楽しむ

 このレポートがアップされる日の昼食まで1周間の断食を実行しています。
きっかけは「舩井フォーラム2015」の会議で榎木孝明さんの3週間の不食の
取り組みが話題になり、不食の時、榎木さんが飲んでいた水が小川雅弘さ
んの裏山で出るA-rayウォーターなので、それなら私たちも不食に取り組もう
と盛り上がったのです。

 当初は私も3週間ぐらいの不食に挑戦しようと思ったのですが、どうしても
会食の予定が入ってしまうので、なんとかこの1週間を確保したというわけ
です。スケジュールも比較的ゆっくりしたものにしようと思ったのですが、結
局いつものペースで土日も仕事で出張も入るというスケジュールになってし
まいました。おかげさまで、お腹はすかなくなりましたが、家にいると眠たく
なって久しぶりに長時間眠れるようになりました。今朝も寝過ごしてしまって、
出勤もいつもは8時過ぎには会社にいるのに9時過ぎになってしまいました。


 私が断食に挑戦しているのは、浄化したいと思っているからです。いまは
本当に激変期です。数十年の長期でみれば、必ずみんなが楽しく幸せに生
きられるすばらしい世の中になるのは間違いないと思っていますが、そこま
でに到達するにはかなりの試練が必要だと感じています。試練をなるべく
軽くするのは、いままで積み重ねてきた要らないものを手放すことが大事で、
そのための一つの方法が断食だと感じたというわけです。


 実は、「舩井フォーラム2015」にはかなりの覚悟を持って望んでいます。
今年の秋、まさに今月ぐらいから世の中の大激変が具体的に起こっている
ことを感じています。私たちはいままさに現在進行形で試練を迎えていると
思っているのです。今年の「舩井フォーラム2015」は舩井幸雄が残してくれ
た方法論で45人以上の講師の方にご出演いただき、集まっていただいた
多くの有意の人たちつまり皆さんの集合意識で大難を小難に、小難を無難
に、無難を無事にしたいと思っています。

 そのためには、主催者である私が率先して少しでも浄化を進めることが大
事であり、だから断食が必要だと感じたのです。そして、できれば苦しみなが
ら断食をやるのではなく、楽しみながら取り組みたいと思っています。まだ、
心底から楽しむ境地には至っていませんが、数日残されていますので、空腹
を心から楽しむ境地を目指したいと思っています。

 そして、来年以降もまだまだ続くのであろう激変期をしっかりと乗り切ってい
くために、来年は舩井幸雄のやり方から脱皮してまったく新しいやり方の「舩
井フォーラム」に取り組もうと思っています。

 具体的にはサティア・サイババ師の弟子であるサイマー女師にメイン講師と
してご出演いただき「平和の祈りin横浜」という形での開催にします。そして、
彼女は「舩井フォーラム」の翌週、高知の室戸にインドの高僧108人を伴って
赴き、そこで2日間護摩を炊き続けるという、彼女の人生の中でも滅多にない
大きなイベント「平和の祈りin高知」を行うのです。

サイマー1.jpg   サイマー2.jpg


 つまり、来年の「舩井フォーラム」と高知での行事が世界平和を考える上
で本当に重要な行事になることを彼女も強く自覚されているのです。今年の
舩井フォーラム2015」は、いまの激変期を乗り切るために大事な行事です
が、それに加えて来年の世界に広がっていく平和の祈りに向けても重要な
位置づけを占めるのです。中途半端な対応はできないので身心の浄化をす
るために楽しみながら断食をすることが必要になったと私自身強く自覚して
います。


 今年の「舩井フォーラム2015」に参加してくださった皆様には、護摩木をプ
レゼントさせていただくことになりました。高知の室戸で焚いていただくか、
もしかしたら来年の5月にインドでクンブメーラという大きな集まりがあるので、
そこに持ち込んでそこでサイマー女師に焚いていただくかはまだ決まってい
ませんが、どちらにしても世界平和を願う有意の人たちの思いを来年の「舩
井フォーラム」に繋いでいくようにしていきたいと思っています。


 有意の人である皆さんには、もしかすると私と同様いろいろな試練がやって
きているかもしれません。それを楽しみながら、とりあえずいまの試練を乗り
切り、より本格的になっていく来年以降の試練をみんなで一緒に楽しみなが
ら乗り切っていきたいと思います。そのためにも、なんとかスケジュールを工
夫して「舩井フォーラム2015」にはぜひご参加いただければ、本当にありが
たいと思います。


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京都寄合

 先週の土曜日は京都寄合でした。場所は西陣のど真ん中にある天鵞絨
美術館
。京都市内で職人さんが唯一いまでも天鵞絨を作っている杣長が
運営されている美術館です。天鵞絨はお化粧の時に使うパフは同社が大き
なシェアを占めているなど、ちょっと思いつかない分野で今もしっかり使われ
ていますが、基本は京都西陣の繊維産業の伝統工芸と考えていいと思いま
す。

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 京都寄合にはメキキの会の主要メンバーの財木孝太さん國領満男さん
等も参加してくださったのですが、おふたりとも天鵞絨美術館から歩いてすぐ
のところにいらっしゃって、それこそ生粋の西陣の人たちです。


京都2.jpg   京都5.jpeg

 寄合でもお話させていただいたのですが、私は大阪の河内生まれで京都
に対してコンプレックスがあります。高校生の時などに京都に遊びに来ても、
なんとなく落ち着かずどこに行けばいいのかよく分からなかったイメージが、
そのまま今も残っているのです。

 昨年、赤塚高仁さんと『聖なる約束』(きれい・ねっと)という本を著して京都
で出版記念講演会を開催した時に感じたことがあります。

 日本人はお人好しで、特にこの20年間ぐらいは世界の中で損ばかりさせら
れてきています。先日、ヨーロッパに行って感じましたが、日本は20年前とほ
とんど経済の状況が変わっていないというか停滞しているのに、欧米はその
間に目覚ましい経済発展を遂げて本質的に豊かになりました。まさに、失わ
れた20年を日本は送っているのですが、その原因は日本人がお人好しであ
るからだと感じています。

 欧米の経済発展は金融業が引っ張っているものなのでまさに策略が大事
で、日本人にはこれはあまり向かないと思います。ただ、そろそろ欧米も成
熟し、日本と同じように経済発展のない時代に突入してくるのですが、この
ままでは日本はますます貧乏になることが確実な情勢です。


京都4.jpeg   京都9.jpeg


 でも、日本には京都があるということに気がついたのです。京都だけは欧
米の人に対抗出来るだけの文化の厚みを持ち続けています。だから、表面
的なことしか考えられない日本人の中にあって裏の裏の裏が読める素晴ら
しい人材がたくさんいるのだということに気がついたのです。


京都6.jpg   京都8.jpeg

 西陣はその京都の中でもっとも京都らしい場所であり、そこで京都寄合が
できて、西陣の皆様にこれだけ集まっていただけたのは、本当に素晴らしい
ことだと感じています。杣長さんは父が生まれた1933(昭和8)年の創業です。
西陣ではこれで新参者だというのですから驚きです。3代目で80年余りの歴
史ではまだまだ仲間に入ることをやっと認めてもらえるぐらいの感覚、これか
らの世界はそういう世界になっていくのかもしれません。

京都7.jpg


 天鵞絨美術館には創業者がその前の経営者から引き継いだ見本帳があり、
財木さんや國領さんはそれを見て目を輝かせていました。古いものが大切に
残されている、それも京都のすばらしい文化だと思います。

 先日は大分、宮崎、鹿児島の寄合に参加させていただきました。行く先々で、
それぞれまったく違う文化を感じます。今回の京都も楽しかったし、小川さんと
はまた全国の支部を周って寄合をしたいねと話しています。


宮崎寄合.JPG   宮崎懇親会.JPG
    (宮崎寄合)


鹿児島寄合.JPG
(鹿児島寄合)


 そんな皆さんが集まって顔を合わせるのも「舩井フォーラム2015」の楽しみ
ですね。おかげさまで懇親会は超満員ですが、会場の様々なところで全国各
地の皆様が寄り合い、情報交換していただけるのではないかと楽しみにして
います。

 次元の扉は、昨年の「舩井☆SAKIGAKEフォーラム」でたしかに開いたのだ
と思います。まだ、自由自在に次元の扉を行き来できるところまでは行ってい
ないかもしれませんが、ふとした瞬間に別次元から物事を考えられる、そんな
状況を皆さんがご自身で体験できるようになってきているのではないでしょうか。

 今年の「舩井フォーラム」では、本質的ないのちを目醒めさせて自由自在に
次元の扉を行き来できるようになることを目指したいと思っています。

 全国大会である「舩井フォーラム」も全国各地の寄合もワクワク楽しみながら
進めていきたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いします。


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あなたは誰に看取られたいですか


 8月23日に第二回看取り士全国大会に参加させていただきました。本木雅
弘さんが好演された映画「おくりびと」の原作と言ってもいい「納棺夫日記」の
作者、青木新門先生が基調講演をされた後、何人かの先生方と一緒にシン
ポジウムに参加させていただきました。

 シンポジウムのテーマは「あなたは誰に看取られたいですか」でした。柴田
先生とは父が亡くなるちょうど1ヶ月前に初めてお会いしました。父が死んで
いくということに対してまったく準備ができていなかった私のことをもどかしく
思ったサムシング・グレートが、このままでは父が死んでも死にきれなくなる
ことを不憫に思って、柴田久美子先生に会わせてくれたのだと思います。

 そう言えば、大会の最後に、「親を看取る準備がまったくできていないのだ
けれど、どうすればいいですか」という質問が出ました。柴田先生は丁寧に
「看取りに決まった形があるわけではありません。病院で亡くなって行くのな
ら手を握って話しかけながら、魂を感じて魂を受け継いで行けばいいのです
よ」という主旨のとても本質的な答えをされていたのが印象的でした。看取り
をするのだ、という気持ちがあればいいのだという事が分かっていただけれ
ば、まずはそれでいいという事を伝えられて柴田先生はとても満足気でした。

 私もたった数時間、柴田先生とお話しただけですから、テクニックとしての
十分な看取りはできませんでしたし、自宅ではなく病院で父を送ることになり
ました。また、残念ながら死に目にも会えませんでしたが、そんなことよりも
もっと大事な、魂を受け継ぐという覚悟だけはできていたことを改めて確認さ
せていただき、本当にホッとした思いを持ちました。


 さて、「あなたは誰に看取られたいですか」というテーマに対して、私が話す
場面がやってきました。ファシリテーターの奥健一郎先生からは5分ぐらいで
まとめてくださいと言われていたのですが、正直、何を話せばいいのかうまく
整理できないまま話を始めてしまいました。先週、書かせていただいたように、
ちょうどにんげんクラブ愛知のメンバーの皆様も参加をされていたので、ちょっ
とカッコをつけた発言をしました。

 「私が父から受け継いだ役割は真実の情報を皆様に勇気を持ってお伝え
することです。柴田先生が命がけで取り組まれている看取りを普及するとい
うことは、世界中の宗教が死を忌み嫌っているという死生観を変えて、死ぬ
ことは素晴らしいことだという真理を伝えるというとても大事なことです。だか
ら、私は実況中継までやるかどうかはわかりませんが、にんげんクラブの皆
様に見守られながら、自分の看取りを通じて死は悲しいことではないという
ことを伝えていきたいと思います」と言ってしまったのです。

 ときどき、やってしまうのですがカッコをつけた発言はその場はいい気分に
なりますが、後でバランスを崩してしまうことになります。にんげんクラブの寄
合なんかでやってしまうと、その後の懇親会でバランスを取り戻そうという本
能が働いて、飲み過ぎてしまうことになります。翌朝、二日酔いになってやっ
てしまったということが分かるのですが、もっと本音をお伝えできるようになら
なければといつも反省しています。

 ところが、そのカッコをつけた発言が奥先生にとっては突っ込みどころがあっ
たようで、その後のシンポジウムはその流れで進んでしまいました。まずいな
と思ったのですが、そこはさすがに柴田先生、私にとっては結構きつい発言
をされてシンポジウムの流れを変えてしまいました。

 「自宅で看取りをしてほしいという希望を本人がされても、結構奥様に拒否
されてしまうケースがあります。離婚まではしないけど、どこかにご主人のこ
とを許せないという気持ちがあるようですね。もちろん、自宅で看取るという
覚悟を持つのは大変なのでということもありますが」とおっしゃったのです。

 私の隣には、私と同い年の北名古屋市にある曹洞宗平田寺の長谷川史道
住職がパネリストとして参加されていたのですが、二人で思わず顔を見合わ
せてしまいました。二人とも妻に看取ってもらえる自信がないということに気
がついてしまったのです。仲良くはしていますが、命がけで自宅で看取りをし
てくれるほど愛されている自信がなかったのです。

 冒頭の私の発言も、本当は妻に看取ってほしいのに、それが無理だと心の
奥底で感じているからついついカッコをつけた発言をしてしまったことを、柴田
先生に気付かされてしまったのです。最後に、もう一度発言の機会が回ってき
たので、そのことを正直に言うことができ、その日の懇親会は飲み過ぎること
がなかったので本当によかったと思っています。

 もちろん、柴田先生はそれが長谷川住職や私にとってキツイ発言だというこ
とを意識されていたわけではないのですが、本質的なことを真正面から見つめ
ている柴田先生の大会でカッコをつけ続けることはできませんでした。
舩井フォーラム2015」でも、そんな自分が知らず知らずのうちに隠している本
音が導かれるシチュエーションがあるかもしれません。楽しみにしています。

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ダブルブッキング


 この週末はダブルブッキングをして迷惑をかけてしまいました。22日の土
曜日は愛知県蒲郡市でにんげんクラブ愛知主催の赤塚高仁さんの講演会
があり、その前後に三ヶ根山にある、いわゆるA級戦犯の慰霊碑を訪れて、
戦争責任について考えるツアーを企画していました。

 これは、赤塚さんと私の共著『聖なる約束』(きれい・ねっと)の中で、私が
A級戦犯に戦争責任をすべて押しつけて、それをいいことに日本人は自分
たちの責任を考えてこなかったのではないか、という問題提起をしたからで
す。それを真剣に受け止めてくれた愛知支部の橋本一巳さんが中心となっ
て、思いを深めていこうということになったのです。


 ところがその日は、こちらもにんげんクラブ主催のBMDの近藤和子先生
の東京駒込の施設での勉強会
があり、私がBMDのセミナー担当者に出席
すると伝えていたことをすっかり忘れていて、これはまずいということになり
ました。

 そこで、橋本さん、赤塚さんと相談して、私が参加できないのなら赤塚さん
の蒲郡の講演会は予定通り開催して、その夜に昭和天皇もお越しになった
という三ヶ根山の温泉ホテルに宿泊して大宴会をしようという企画に変わっ
たのです。

 蒲郡の講演会はとてもすばらしかったそうです。初めて赤塚さんの話を聞
かれる方が多かったので、赤塚さんが丁寧に話をしたところ、何回も聞いて
いるスタッフのみんなから涙がこぼれ始めたというお話を聞いて、失礼なこと
をしてしまったけれど、赤塚さんの良さがメチャクチャ出たいい講演会になっ
てよかったと思っています。


 また、BMDでの勉強会には、私は最初の45分だけ近藤先生と対談して失
礼することになったのですが、その時の近藤先生のお話もとてもステキなも
のでした。1995年から科学技術の世界が政府の方針で微細な世界を対象
にするように変わったことや、日本の本当の官僚機構の話や、神仏の話で
はなく生活に密着した話をすることの大切さや、本当に近藤先生ならでは神
髄が、言い訳ですが短時間でまとめなければいけなかったために、シンプル
にお伝えすることができて本当に良かったと思います。

 近藤先生は「舩井フォーラム2015」でのご講演はないのですが、BMDさん
で大きなブースを出してくださることになっていますので、もしかしたらBMDの
ブースに行けば近藤先生にお会いできるかもしれません。また、生活に密着
していて、生活をすぐに改善できるBMDの技術にじっくり触れられることも舩
井フォーラムならではの機会だと思いますので、その点も楽しみにご参加い
ただければと思います。

 そして、赤塚さんの話に戻りますが、大宴会に間に合うように何とか三ヶ根
山のホテルに到着すると、赤塚さんと愛知の主要メンバーはせっかくの温泉
にも入らないで、0次会の大宴会がすでに始まっていました。おいしい日本酒
が何本か空になっていて、痛風だから飲みませんとはとても言えずに私も大
宴会をたっぷり味わわせてもらいました。


 橋本さんとは戦争責任の宿題を話しましょうね、と迎えにきてくれた車中で
話していたのですが、それはいわば日本人のマインドを浄化するために戦争
責任について考えることであって、赤塚さんが一番嫌いな自虐史観にならな
いように話をすることがとても大切だと思います。ところが、お酒も入っていま
したし、私がいなかったこともあるのかもしれませんね。赤塚さんからは赤塚
ワールドを存分に伝えきったという興奮が感じられて、そんな話をする雰囲気
ではなくなっていました。

 いつか、じっくりと赤塚ワールドに沿った形で、日本人が真に独立の気概を
持って生きていけるようになるための戦争責任の話をしてみたいと思ってい
ます。マインドの浄化という考え方自体も本当は必要ではなく、そのままの存
在を全部認めればそれでいいという話もありますので、私もあんまりこだわら
ないようにしようと思いました。

 翌日は二日酔いの頭を抱えながらA級戦犯の慰霊碑を早朝に訪れて、孝
明天皇を祀っている、ちょうと場所的には伊勢神宮と熱田神宮を結んだ線の
真ん中に位置する武豊町の玉鉾神社にみんなで正式参拝させていただき、
旭形宮司のお話を聞かせていただきました。出口王仁三郎研究家で「超訳
霊界物語
」「超訳 霊界物語〈2〉」(太陽出版)という著書もある、にんげんク
ラブやメキキの会のメンバーの飯塚弘明さんから教えてもらった神社なので
すが、大本との関連も深い神社を有志の皆さんとたっぷり味わわせてもらい
ました。

 その後、柴田久美子先生の「看取り士全国大会」のシンポジウムに登壇さ
せていただいたのですが、その話は長くなったので来週にします。赤塚さんも、
柴田先生も「舩井フォーラム2015」の講師ですので、楽しみにしていてください。
特に、柴田先生の看取り士の世界はドンドン進歩していて、死生観が変わると
いう大事なことを伝えていただけるのでぜひお聞きいただければと思います。

 いよいよ来週の月曜日までで早得期間が終わりますので、どうぞお忘れの
ないように「舩井フォーラム2015」のチケットをお求めくださいね。
よろしくお願いいたします。

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ザルツブルグ


 先週、少し書いたように夏休みを利用して、1週間オーストリアのザルツブ
ルグに行ってきました。ザルツブルグはモーツアルトが生まれた街で、サウン
ド・オブ・ミュージックの舞台にもなった音楽の街です。今年はちょうどサウン
ド・オブ・ミュージックが上映されてから50年になるようで、私も子供の頃から
大好きで何度もみた映画の舞台を実際にみて本当にワクワクしています。
特に、トラップ大佐とマリアの結婚式の撮影に使われた教会に行くことができ、
とても印象に残りました。

 教会といえば、その他にもいくつかの教会を見学させていただいたのです
が、イスラエルに行って聖書を読んだことで、例えば教会に飾ってある聖書の
物語が理解できるのが嬉しくて、調子にのって家内に説明したりしていました。
一度読んだぐらいで威張ってはいけませんが、それでも確実に自分の血肉に
なってきていることが感じられ、とても楽しい思い出になりました。また、これま
では教会に入っても観光気分だったのですが、軽い瞑想をさせていただき、
信者の皆様が日々の信仰の中で祈りをあげられている雰囲気を感じさせてい
ただきました。

 少し変な話を書くと、8月の初めににんげんクラブ福山支部の田邊さんの所
で紹介していただいた"ももちん"さんから「場所に潜る方法」を教えていただ
きました。節操のない私はザルツブルグでももちろん試してきたのですが、
やっぱり一番やりやすかったのは教会でした。

 さて、この時期のザルツブルグは音楽祭が開催されていて、世界中のセレ
ブが集まってきています。ヨーロッパの上流階級の精神を潜ることによって
感じることができ、何かとても貴重な体験をしたなあと感じています。

 私たちも音楽三昧の1週間を送らせていただきました。せっかくヨーロッパに
行ったのに1周間ずっとザルツブルグにいて、その間にオペラを3回、オーケ
ストラのコンサートを1回聞かせてもらいました。また、教会でやっていたミニ
コンサートに2回行って、音楽大学のサマーセミナーの優秀者の発表会のよう
なコンサートにも1回出席させていただきました。ミニコンサートにしても音楽
大学のコンサートにしても、とてもレベルが高くてびっくりしました。

 特に音楽大学のものは世界中から集まっている多分、10代から20代の超
優秀な若手演奏家の演奏で、まだまだ荒削りではありましたが、将来性を感
じさせるとても楽しいコンサートでした。ヨーロッパ出身の演奏家に混じって中
国や韓国の演奏家も何人かいましたがトリを飾ったのは日本人の若い女性
演奏家でした(和久井映見さんとおっしゃって著名なバイオリンコンクールで
の入賞歴もあるようです。私も大好きな女優の和久井映美さんとは多分無関
係だと思います)。私は音楽のことは分かりませんが、音大出身の家内はやっ
ぱりトリを飾っただけあって音楽家の中では一番評価に値する演奏だったと
絶賛していました。

 教会でのコンサートでもそうでしたが、オペラやウィーン・フィルの演奏はも
ちろん素晴らしかったのですが、それ以外にも普通にブラっと立ち寄れるコン
サートの質の高さに、ここはやっぱり音楽の街、モーツアルトの街なんだなと
感激しました。ただ、今回のザルツブルグで一番気になったのは階級社会で
あるということを実感したことです。

 オペラには私もタキシードを着て行ったのですが、やっぱり特別な人だけが
参加できる上流階級のみに許されたお祭りだという気がしました。新婚旅行
(ヨーロッパに行かずにハワイにしてしまいました)以来の家内の希望に応え
るという課題を果たせたので個人的には感慨深いものがありますが、25年に
一度だから私たちも3回も堪能しましたが、コンサートに行くのにタキシードや
ドレスを着ていくという文化はまだ日本にはありません。それは洗練された素
晴らしい文化だと思う一方で、思い過ごしかもしれませんが、なぜお前たちの
ような東洋人がこんな場にいるのかという視線も感じてしまいました。

 アメリカなどでも感じられないヨーロッパの上流階級特有の特権意識、これが
いい意味でいままでの世界を支えてきたのだと思いますが、そろそろ卒業を目
指すべき時がきたのかもしれません。

 10月の「舩井フォーラム2015」ではアマミ舞の演奏をしていただきますが、そ
う遠くない未来には、上流階級だけではなくみんなが等しく楽しめる日本の音
楽の世界が文化をリードできるようになればいいなあと感じながら、楽しかった
1週間を振り返っています。

 ここまで偉そうなことを書きましたが、旅で痛風が悪化してしまいせっかくの
タキシードなのにスリッパを履いている写真を載せておきます。これなら冷たい
視線を浴びても仕方ありませんね。

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聖書から日月神示へ


 先週の原稿は痛風でひどく痛い状態を我慢して書いたので、「痛いという叫び
しか伝わってきませんでした」という少し辛口(?)の感想を読者の方からいた
だきました。今はどうかというと、おかげさまでまだ少し痛みはありますが、なん
とか靴が履けるくらいに改善しました。車いすには乗るし、大阪出張にはスリッ
パで行くし、懇親会の途中で気を失いそうにはなるし、本当にいろいろ経験させ
ていただき学ばせていただきました。

 けがの功名というのでしょうか。痛風で苦しんでいる間に、とてもすごい人たち
とご縁をいただきました。絶妙なタイミングで不思議な能力をお持ちの方にたく
さんお会いすることができて、セルフヒーリングの方法を教えていただいたり、い
まだから気づける大事なアドバイスや重要なメッセージを受けたりと、本当にい
まが大変革期であり、それについていくためには肉体的な面でも精神的な面で
も大きく変容していく必要があることを実感しています。ただ、いただいたアドバ
イスを総合すると、変容が必要だということも思い込みなので、もっと変容できる
と「すべては、あっさりうまくいく」の境地に至るようです。

 ゴールデンウィークに行ったイスラエルの旅から帰国して読み始めた聖書は、
以前ご報告したとおり7月下旬の「イスラエルバーチャルツアーin愛媛」の時に
読み終わりました。

 新居浜でのバーチャルツアーは本当にすばらしいツアーになりました。ある意
味、実際にイスラエルに行っても味わえないようなあの場だけの気付きにあふれ
たイベントになったと感じています。主催者の近藤千恵子さんがほとんど修正し
ていないDVD(7枚組)を送料込み6,000円で販売されているようです。興味があ
る方はフェイスブックで近藤千恵子さんを検索してお申込みください。

 聖書を読んだ後は論語と古事記に並行して挑戦しました。論語は加地伸行先
生全訳中の『論語 増補版』(講談社学術文庫)を読み、古事記は赤塚高仁さん
の推薦で竹田恒泰先生の『現代語古事記: 決定版』(学研パブリッシング )を読
ませていただきました。聖書は分量が多く、予備知識も少ないので毎朝15分ず
つ読むという読み方で3ヶ月近くかかりましたが、論語や古事記は短いものです
し、いろいろと知識もありますので、短時間で集中して読むことができ、今朝読み
終わりました。

 それにしても、ずいぶん長い間私には無理だと諦めていたのに、こんなにあっ
さり読み終えることができて不思議に感じています。難しいと思ったら無理をせ
ず、毎日時間を決めて少しずつ読んでいく読み方はとても有効だと思うので、ぜ
ひ挑戦していただけたらと思います。また、専門家からアドバイスをしていただけ
たおかげさまで、私にぴったりの上記2冊を読むことができたのが、とてもありが
たかったです。

 そして、次は何に挑戦しようと考えて思い至ったのは「日月神示」でした。ある
友人からは「聖書や論語、古事記などは本質をもちろん伝えているのだけれど、
長い年月が経つ間にそれに関わってきた人間の思いによって変質している部分
もある。それに比べて日月神示は比較的新しいものだし、中矢先生が紹介して
有名になるまで広がっていないので純粋性が保たれて本質が伝わっているよう
に感じる」と話してくれたのを思い出しました。

 実は中矢先生との共著を出す準備をしていたのですが、なぜかなかなか進行
しませんでした。不思議だなと思っていたのですが、私が日月神示の世界を理
解していないのに共著は無理なのだという当たり前のことに思い至りました。挑
戦するのは、もちろん岡本天明先生著、中矢伸一先生監修の『完訳 日月神示
(ヒカルランド)です。私はヒカルランドが出版する前、中矢先生が独自に出され
ていた頃に中矢先生からいただいていて、意味も分からずにではありますが、
一度音読で読了したことがあります。

 今度は聖書のように毎朝すこしずつですが、それでも内容をある程度は理解し
ながら読んでいこうと思っています。中矢先生が6月に出版された『日月神示 
覚醒と実践
』(徳間書店)は、本当にすばらしい本です。中矢先生や父の書いた
ものからの知識はありますので、古事記や論語ほどは簡単ではないと思います
が、聖書よりは読めるのではないかと思っています。

 お盆にお休みいただき、これから家族でヨーロッパに行ってきます。この原稿
は羽田空港の国際線のラウンジで書かせていただいているのですが、ゴールデ
ンウィークのイスラエルの旅から始まった本質を原点に探す旅は、今度のヨー
ロッパ旅行(久しぶりの先進国への旅です)でバージョンアップできるように感じ
ています。オーストリアから読み始める日月神示が何を教えてくれるのか楽しみ
にしています。

 中矢先生には「舩井フォーラム2015」で「今こそ歴史創造者魁(SAKIGAKE)
たらん
」というテーマでお話しいただくことになっています。金融システムの崩壊
や人類の総数が激減するなどの大峠がまもなくやってくる可能性があると、中矢
先生は警告され続けています。そして、その大峠の後には地球の文明の中心は
日本にやってくるし、その動きがすでに始まっていることを中矢先生ならではの
情報網によって明らかにしていただきます。

 舩井幸雄の精神を私以上に本質的に引き継いでいただいている中矢先生のお
話が、今から本当に楽しみです。

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風が吹いても痛い


 この週末は広島県福山市のカフェSEEZに行ってきました。福山支部長の
田邊ゆりかさんがやっている「ももちん会」に参加するためです。ずいぶん前
から田邊さんにお誘いいただいていたのですが、なかなか日程が合わず、
今回はわざわざ私の日程に合わせて「ももちん会」を開いてくれたのです。

 ももちん会については、詳細をお伝えできるほど理解ができていないので、
田邊さんのブログやももちんのブログを参照していただければと思います。

 会には、にんげんクラブの活動で知り合いになった方が、東京や大阪から
も参加されていました。私は今のところ、あまりももちんの分野の活動(スピ
リチュアル的なこと)に関しては興味がないのですが、それでもまったく迷う
ことなく参加を決めました。それは、誘ってくださった田邊さんが、今の私に
ももちんを紹介することが絶対に必要な事だと感じていることが伝わってき
たからです。

 田邊さんは、昔からご夫婦と息子さんの3人でよくにんげんクラブの活動に
参加してくれましたし、いまでも田邊さんひとりで、大阪の「舩井フォーラム関
西大会」や新居浜での「バーチャルイスラエルツアー」などに参加してくれて
います。そして、これがとても大事なことなのですが、ご主人と一緒にきちん
と現実的な仕事もこなしているバランス感覚にあふれた人で、私は彼女をと
ても信頼しています。

 私が人にお会いする基準は、誰が紹介してくれたかです。社会的な地位や
親しさに関係なく、この人なら大丈夫だと思う人の紹介であれば、あまり考え
ずに積極的にお会いします。一方、紹介していただける人がどんなにすばら
しい方であっても、この人から紹介されたら面倒なことになると思っている人
から声をかけられた時は、適当な理由をつけてお断りするようにしています。
逆に言うと、人を紹介するということはそれぐらい大きな責任を伴うものだと
思っているのです。

 カフェSEEZでの「ももちん会」は夜を徹して行われます。私はズルをして夜
中の2時ぐらいに抜け出してホテルに泊まらせていただきましたが、他のメン
バーは寝袋などを持参でカフェに泊まり、翌日もみんなで一緒に朝食をいた
だきながらなんとなく2日目のスケジュールが始まっていくのです。何度か、
このSEEZでの会に参加させていただいたことがあるのですが、まさに田邊
さんご夫婦ならではの会で、こんなことをしている支部長さんがいるのがに
んげんクラブの奥の深さだと、内心かなり誇りに思っています。

 長時間ご一緒するうちに、分からないなりに、ももちんさんの人間性の素
晴らしさはよく分かってきました。私も何度か見えない世界の私を見てもらっ
てアドバイスをいただいたり、ヒーリングをしていただいたり、不思議な世界
のことが理解できる方法を教えてもらいました。

 実は、福山に入る前日ぐらいから、痛風の発作が出ていました。でも、やっ
と何とかお互いの都合をつけることができて田邊さんが設定してくれた場な
ので、大したことないと高をくくり、少し足は引きずりながらでしたが頑張って
出かけたのです。痛風でお酒を飲めなかったおかげで、じっくりとももちんさ
んのお話を聞いたり、エネルギーを感じたりできて、とても満足しましたので、
きっと「ももちん会」に出席するためにわざわざ痛風になったのだと思ったほ
どでした。

 しかし、甘かった。
「ももちん会」から帰る途中の広島空港ぐらいで本格的に痛み出し、羽田に
着く頃には歩けないほどになってしまいました。仕方がないので、迎えに来
てもらって車で帰ったのですが、家に帰って眠るときも風があたるのが痛く
てクーラーもつけられない状態で、暑い中をウンウン唸りながら眠らなけれ
ばなりませんでした。文字通り「風が吹いても痛い」痛風になってしまったの
です。

 実は、ここまで痛くなった原因が私には少し分かっています。自慢にならな
いかもしれませんが、私は痛風のベテランで、前回、風が吹いても痛くなった
のは、3年前に禁酒を誓って1年間続けた時に遡ります。その時はとても大き
なストレスがあって、原因が分かっていたし、だからこそお酒をある程度の期
間やめなければ病気で倒れてしまうという自覚があったので禁酒することが
できました。

 そして、その後は危ないなと思ったら、それほど重症になる前に自分の意
識の力で治してしまうことができるようになりました。だからこそ、今回も高を
くくって福山まで出かけていったのですが、本質的にはこれは問題の先送り
に過ぎず、その証拠に2年に3回ぐらいの割合でプチ痛風の発作を繰り返し
てきたのです。

 ももちんの本質的な存在は、そんなことではダメだということを教えてくれ
て、最後に本格的なヒーリングをし、その方法を伝授してくれました。すると、
その場ではとても気持ちがよく、ほとんど治りそうになっていたのですが、一
転本格的な痛みが襲って来たのです。これは、本格的に治すためには小手
先の意識力で痛みから逃げていてはダメで、その根本原因を改善し、この
状態から脱するために一度、本格的に問題の洗い出し、つまり徹底的に浄
化できるまで痛みを受け入れる必要があるということに気づかせてくれまし
た。

 いま、この原稿を書いている段階でも風が吹いても痛い状態は続いてい
ますが、おかげさまで、一番酷い時よりはずいぶんましになってきました。

 ミクロとマクロは同じだといいますが、こんな個人的な問題から始まって、
世の中で起こる様々なことがより本質的なところへと進んでいるように感じ
ます。にんげんクラブもいよいよ、ごまかしではなく本質を共に体験するス
テージに入ってきているようです。10月の「舩井フォーラム2015」には田邊
さんももちろん参加してくれるのですが、一体こんなすごい仲間たちが集
まって何が起こるのか、怖いながらもますます楽しみになってきました。

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バーチャル&ミステリーツアー

 先週は四国で不思議な時間を過ごしました。まずは、愛媛県新居浜市での
イスラエル・バーチャルツアー。昨年、イスラエルにご一緒させていただいた
近藤千恵子さんが主催してくださったツアーで、イスラエルの伝道師赤塚高仁
さんと、大会社の経営者なのにまじめに遊べる赤塚さんの弟分、出路雅明さん
と私が出演させていただきました。


新居浜駅前1.jpg   新居浜駅前2.jpg
      (新居浜駅前)

 赤塚さんと出路さんは伝説のバンドMCサクセションを復活させて素晴らしい
演奏を存分に聞かせていただきました。MCサクセションは忌野清志郎さんの
RCサクセションのコピーバンドですが、ボーカルの出路さんは本当に清志郎
さんが乗り移ったような熱唱をされていました。私は生まれてはじめてライブハ
ウスに足を踏み入れましたが、調子に乗ってアンコールの時、舞台に上がって
一緒に歌わせていただきました。

ライブ1.jpg   ライブ2.jpg 

 ちょっと前の私なら考えられないことですが、おかげさまで自分で作っていた
余計な壁が崩れてきたようです。翌日高知に行って小川さんと食事をしたので
すが、参加された方がフェイスブック等ですでに私が歌った写真をアップしてく
ださっており、小川さんに食事の後カラオケに連れて行ってもらいました。普段
はカラオケなんてめったに行かないのに、アンコール曲をカラオケで歌ってい
る自分に本当にびっくりです。


ライブ3.jpg  ライブ4.jpg 


 出路さんや赤塚さんがしっかりとみんなの気持ちを一つにしてくれましたので、
私の役割はみなさんの気持ちをイスラエルにお連れすることです。エルサレム
の旧市街やガリラヤ湖、そしてネゲブの砂漠などに皆さんを誘っていき、赤塚
さんのバーチャルなイスラエルの旅が成功するように場を整えさせていただき
ました。

 赤塚さんは見事にそれに応えて、参加していただいた皆様が聖書に近づいて
いくのではなく、聖書がみなさんのところに近づいてくる、そんなイスラエルに行
かなければできないような得難い体験を、新居浜にいながらにしてさせてくれま
した。

講演1.jpg   講演2.jpg


 私は今年のゴールデンウィークに行ったイスラエルの旅から帰ってきてから、
毎朝15分ぐらいずつ聖書を読み続けてきました。先に新約聖書から読み始め
て、こちらは大体1ヶ月あまりで読み終わったのですが、旧約聖書は量が多い
ので、今回のバーチャルツアーの前々日時点で大体3分の2ぐらいのところま
で読み進めている状態でした。しかし、どうせなら読んでしまってからツアーに
参加しようと思い立ち、前日から集中して読み始めました。

 結局、ツアーの2日目の朝に読了することができたのですが、おもしろい気
づきがありました。旧約聖書の後半は古代イスラエルの最盛期のダビデ王や
ソロモン王の話から始まり、その後その隆盛が衰えて最後はエルサレムが占
領され、ユダヤ民族はバビロン捕囚といってみんな奴隷にされてバビロンまで
連れて行かれるといった話が展開されます。

 ソロモン王は智恵の王様で、ものすごい博識を誇っていたようなのですが、
竪琴の名手で旧約聖書の中でも150篇もの詩からなる詩篇を残しているダビ
デ王の名声に比べるとかなり見劣りする感じがします。私がいくら知識を仕入
れて原稿や講演で言葉を尽くしても伝えられない世界を、出路さんや赤塚さん
はバンドの演奏を通じて見事に伝えていました。なぜ、バーチャルツアーの初
日はライブハウスで行われ、そこでライブ演奏を楽しんだかという意味が実は
聖書の世界でも見事に表現されていたのです。

 そして、もっと不思議なのは高知に移動して翌日から「青木勇一郎といくソロ
モンの秘宝を探すミステリーツアー」に参加したことです。もし、聖書を読了し
ようと思っていなかったらソロモン王のことはほとんど知らなかったので、ソロ
モンの秘宝と言われてもインディージョーンズの世界観で考えていたのですが、
旧約聖書を読んでわかったことは、ソロモンの秘宝とは知恵のことなのです。

 神に何でも望みのものを与えると言われたソロモンは知恵を求めました。そ
して、その知恵で栄耀栄華と多くの美しい奥様(これには政略結婚という意味
もありました)を得たのです。そして、そのソロモンの知恵がいまの時代に極
まって見事に花開いているのが知恵の塊である金融の世界だということが感
じられました。これは、青木さんの感覚とも見事に一致していました。

 ミステリーツアーですので、舞台は当然秘境になります。参加者だけが行き
先が分かるというツアーの設定だったので、その舞台をここで紹介するのは
止めておきますが、地元高知の小川さんでも行ったことがないという山奥の
温泉に連れて行ってもらいました。失われたアークのエネルギーを十分に感じ
られるだけの雰囲気を存分に味わわせていただいたのですが、その秘境の
地で青木さんから教えていただいたのも、お金の神さまに気に入っていただく
方法だったのです。

 食事の時に青木さんから、その温泉に浸かると清められて、それだけで次元
上昇するということを教えていただいてから入った温泉は本当に最高でした。
次元上昇できたかどうか分かりませんが、東京に帰る飛行機から見事に荘厳
な富士山が見えていました。富士山も日本人にとっては富の象徴であるという
お話があったことぐらいはお伝えしてもミステリーツアーの参加者の皆様は怒
らないと思います。そして、どうも私たちが普段使っている紙幣にお金の神さま
に好かれるヒントがあるようです。

 5日間の四国のバーチャル&ミステリーツアーは本当に異次元を体験させて
もらえる旅でした。近藤さん、赤塚さん、出路さん、小川さん、青木さん等お世
話になった皆さんに感謝しかない、いまはそんな気持ちです。さあ、原稿も書
けたので頭を日常生活に切り替えて、しっかりと私の役割を果たしていきたい
と思います。


想像をはるかに超える50分


 皆さんは天中殺をご存知ですか。

 私の不思議な友人のお一人に羽賀ヒカルさんがいます。知り合ったきっかけは、
にんげんクラブではおなじみのSeiさんが御徒町でフロンティアショップをやってい
た頃、その会場をよく羽賀ヒカルさんが講演で使っていたことでご紹介をいただい
たことです。その後、何回か彼の本拠地である大阪府枚方市に鑑定してもらいに
訪ねて行ったことがあります。

 実は私は、占いのメカニズムはある程度信じているのですが、自分の占いにつ
いてはそれほど真剣に興味をもっていません。でも、不思議な縁に導かれている
ことは分かるので、そのご縁を大切に思い、何かきっかけがあると素直に彼のと
ころに出かけるようにしているのです。そして、その羽賀ヒカルさんが10月17日、
18日の「舩井フォーラム2015」に出演してくれることになりました。

 彼のプロフィールを紹介します。

 
北極流占い継承者。1983年、京都生まれ。大阪府立大学卒業。
普通の高校生として過ごしていた15歳のある日「北極老人(ほっきょくろうじん)」に
出会い、占いの道に入る。9つの流派を極め5万件以上の鑑定歴を持つ北極老人
から「北極流」を受け継ぎ、高校生ながら生年月日、手相、風水、方位、姓名判断
などの様々な占いをマスター。また同時に、日本各地の神社の秘密や女神になる
秘訣を口伝によって、のべ数千時間にわたって学ぶ。
神秘体験は数知れず。優良企業の経営者、有名コンサルタント、ベストセラー作
家、セミナー講師、占い師、ヒーラーなどの著名人も、お忍びで通う。特に、占いや
精神世界に深く精通している人ほど、北極流の奥深さに驚嘆する。
著書『ドラゴンノート』(ソフトバンククリエイティブ)『女神になれる本』(PHP出版)
神社の秘密』『なぜ、日本人が世界を変えていくのか?』(ヒカルランド)

◆HP ⇒http://www.hokkyoku-ryu.com/
◆ブログ⇒http://ameblo.jp/mpdojo/

      

 いまでは、著書もベストセラーになっている人気者で、講演会にも女性ファンが大
勢詰めかけるようです。

 さて、今回、彼のことを思い出したのは最近、にんげんクラブのセミナーでも、エド
ガー・ケイシー研究家の光田秀先生が教えてくださっている算命学を習った時に、簡
単に算命学で言う天中殺のことを習ったことを思い出したからです。以前羽賀さんか
らも天中殺と同じ概念を詳しく教えてもらったことがあり、私の人生では24歳から44歳
までがその期間に当たっていたというのです。

 羽賀さんからそのお話を聞いた時が、いわゆる天中殺を抜けた期間からまだあまり
時間が経ていない頃だったので、思い当たる節が多くありものすごく納得しました。
ちなみに、羽賀さんの北極流ではこの時期は必ずしも悪い方向にだけ物事が進むの
ではなく、逆に少数の人にはなりますが、人生がメチャクチャ光る時期に相当すること
もあるそうです。芸能界のことにほとんど興味が無い私でもよく知っているある有名な
タレントさんは、いままさにこの天中殺の真っ最中にあり、彼の勢いはこれが終わる期
間がまだしばらくありますので、まだまだ続くだろうと教えてもらったのが印象に残って
います。

 そして、別の算命学の先生から教えていただいたことですが、天中殺は年だけでは
なく月や日にもあります。昨日、「奇跡のリンゴ」の木村秋則先生とお会いしてじっくりと
お話をさせていただき、いまも感動でいっぱいなのですが、実は昨日は私にとって天中
殺の日にあたっていました。天中殺は今日も続いているのですが、それは有名タレント
さんが長い20年の天中殺をプラスに使っているような、そんなポジティブな天中殺だと
感じているのです。

 まさに木村秋則先生は、日本を救う、世界を救う、それほどの大きな天命を持って生
まれてきた方の様に思いました。その衝撃に、まだ木村酔い(もちろん、経験したことは
ありませんが、宇宙酔いのような感覚です)でフラフラしているほどです。「舩井フォーラ
ム2015
」での保江邦夫先生との対談が本当に楽しみになってきました。昨日の木村秋
則さんのお話は少し気持ちが落ち着いてから、舩井幸雄.comで紹介してみたいと思っ
ています。

 木村先生とお会いしたのが天中殺の日だったことから、羽賀さんのことを思い出して
この原稿を書き始めました。そして今、「舩井フォーラム2015」のホームページを見て、
彼の講演内容にびっくりしました。講演タイトルは、


 
「想像を遥かに超える未来を創る『50分』~あなたが天変地異を止めるために~」


 このままでは確実に起こってしまう天変地異を回避する方法を教えてくれるというのです。
それは羽賀さんが北極老人から伝授された「未来を書き換える秘法」です。
実は木村さんのお話の中にも地球に残されたカレンダーの枚数は驚くほど少なかったとい
う話がありました。お二人の話がリンクしている奇跡は偶然ではないように思いましたので、
このウィークリーレポートでお伝えさせていただくことにしました。


 「舩井フォーラム2015」は、どうやら私たちの未来の分岐点ともなるようです。
にんげんクラブの皆さんには、何をおいてもお集まりいただけるよう、よろしくお願いいたします。

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やんちゃな神様


 金城幸政先生の『あなたのなかのやんちゃな神さまとつきあう法』(サンマーク
出版)という本の出版記念講演会に参加してきました。私は金城先生とは初対面
だったのですが、出版記念講演会の推薦者に本物研究所の佐野浩一社長の名
前があったので、興味を持ったのです。講演会が始まる前に少し金城先生とお話
することができたのですが、金城先生が発刊されている「Enrich」という雑誌で対
談させていただいたことがご縁のようです。


 ところで、本に載っている金城先生のプロフィールを転載させていただきます。

 

(引用開始)

金城幸政(きんじょう・ゆきまさ)

円隣株式会社代表取締役。沖縄県那覇市生まれ。受胎前、出生時の胎内記憶を
持って生まれ、3歳から毎晩神さまとの「問答」を繰り返す。まわりの大人に宇宙の
真理を話すたび「頭がおかしい子」といわれ、何度も脳外科、精神科に連れていか
れる子ども時代を過ごす。大学中退後、美容師に。お客の髪を触ると、その人の
悩みが見えたり、体調が良くなるといった不思議な現象が起き始める。さまざまな
悩みに答えているうちに、講演を依頼されるようになり、企業や団体などで講師活
動を行う機会が増える。独立してサロンを持ち経済面で安定するも、地球に生ま
れてきた使命を果たすべく、31歳でサロンを閉め、美容師から講師業へ転身。沖
縄を拠点に、中高生から子育て世代の主婦、教育関係者、経営者、スポーツ選手
など、世代、性別を超えたあらゆる人に、生まれてきた意味と、生きていることの
素晴らしさを伝える活動を始める。2012年、円隣株式会社を設立。「誰も教えてく
れなかった、目からウロコの人間のしくみ」をユーモアたっぷりに伝える「人間学プ
ログラム」「親力プログラム」では受講生の人生を180度好転させ、熱狂的なファン
も多い。夫婦仲、親子関係、職場での人間関係改善はもちろん、願望実現など、
実践者として数え切れない人たちの人生を幸せに導いている。本書が初の著書と
なる。趣味はゴルフ。1男3女の父親でもある。

(引用終了)


 長々とプロフィールを紹介した理由は、このプロフィールに金城先生を理解する
コツがあるように感じたからです。このプロフィールを見ていたので、私の中ではス
ピリチュアルな沖縄のユタの先生が神さまの言葉を伝えてくれるような講演会を予
想していました。

 しかし、それは見事に裏切られました。「親力プログラム」の受講者なのでしょうか、
会場には子どもたちがいっぱいいて、セミナーの間中大騒ぎで走り回っていました。
金城先生はもちろん、誰もそれが当たり前のように何事もなくセミナーは盛り上がり
ながら進んでいきました。また金城先生がユタのように話されるに違いないという私
の期待も、すっかり裏切られてしまいました。逆に、沖縄はお医者様と同じぐらいユ
タという神さまの言葉を伝えてくれる人の存在が大きく、子ども時代にはそのユタの
人たちにえらい目に遭わされたという話をたくさんしてくれたのです。

 さらに驚いたのは、母親承認についてです。にんげんクラブの皆様ならこの辺りの
知識はある方が多いと思いますが、私も『失敗から学ぶ』(海竜社)の中で「母の呪
い」として解説しましたが、母親の存在をしっかりと感謝を持って受け止められるよう
になると人生がびっくりするぐらい好転するようになり、このことは心理学的にもかな
りはっきりと明らかになってきています。

 しかし、金城先生は母親承認の大切さに言及しながらも、その先に進む大切さを強
調されていました。本当の意味での親切、つまり親を切ることを実践しないと本当の
意味で自分の人生を生ききることはできないというのです。親からの真の独立を果た
さないといけないし、そういう意味では心理学で母親承認の大切さが確立しているこ
とが、多くの人たちが次のステップに進めない大きなボトルネックになっているという
のです。

 そして、次のステップに到達すると、すべての人の中にいる「やんちゃな神さま」が
はじめて顔を出してくれるようになるようです。講演を聞いた直後は結構ショックを受
けて疲れてしまいましたが、瞑想をしていると金城先生の考え方の素晴らしさがどん
どん深まってきて、私の中の「やんちゃな神さま」とはじめて対話ができたような気分
になってきました。

 そして、そう言えば、「やんちゃな神さま」の言う通りに100%行動している小川雅弘
さんの新著『たった今、宇宙銀行の財布の口が開きました』(ヒカルランド)が出版され
ました。小川さんのことをよく知っている私でも、びっくりするような内容ばかりで本当
に「やんちゃな神さま」の言いなりに人生を生ききっている小川さんの素晴らしさを感じ
られる名著です。そして、タイトルにあるように宇宙銀行の財布の口をあけた八百万の
神様との契約書のことなども書かれていますので、色眼鏡をかけないでこの本を読ん
でいただければ、皆様の「やんちゃな神さま」がきっと喜ばれて動き出されること、間違
いなしだと思います。

      


ヤマト人への手紙

 新約聖書は4つの福音書で始まり、使徒行伝、それからローマ人への手紙、
ガラテヤ人への手紙、ヘブル人への手紙等のパウロが書いた手紙、その後
ヤコブの手紙、ペテロの手紙、ヨハネの手紙等があって、最後がヨハネの黙
示録で終わりとなります。一番大切なのはイエスの行動を記した最初の福音
書と、何が書いてあるのかを解読するのはとても難しいのですが、最後に来
る黙示録なのだろうと思います。しかし、分量から言うと圧倒的に多いのはパ
ウロの手紙なのです。

 シリアのダマスカスでそのパウロの声を聞くという聖霊体験をした我が魂
の友である赤塚高仁さんが、にんげんクラブの会報に12回連載してくれた
「ヤマト人への手紙」が本になりました。キリストの精神を日本人に伝えると
いう天命を持っている赤塚さんが、渾身の力で書き上げた連載原稿に加筆
修正を加え、さらに最後の第13章「天皇はキリストである」を書きおろしてで
きた本です。

 それにしても、「天皇はキリストである」とは大胆な宣言です。詳細は本書を
お読みいただきたいと思いますが、まさに赤塚高仁から私たち日本人に対す
る、「ヤマト人よ、目醒めよ!」という命がけの魂の叫びでした。

関西1.jpg   関西2.jpg


赤塚先生.jpg   舩井勝仁.jpg
(赤塚高仁さん)                (舩井勝仁)


 7月5日、その赤塚さんも参加してくれて、にんげんクラブ関西の魂友たちが
「舩井フォーラム関西大会2015」を開催してくれました。10月の「舩井フォーラ
ム」ほどではありませんが、舞台に立ってくれたのは、川田薫先生、丸山修寛
先生、神谷成章先生、大下伸悦先生、アマミ舞の面々、宮崎貞行先生、赤塚
高仁さん、Seiさん、それに山内尚子さんという超豪華なメンバーになりました。

丸山先生.jpg   Saiさん.jpg   
(丸山修寛先生)                (Seiさん)

神谷先生.jpg   大下先生.jpg
(神谷成章先生)               (大下伸悦先生)

 とにかくすごい会でした。正直に書くと、まるでオープンワールドをやった次
の日と同じぐらいの脱力感というか達成感があり、朝は6時前に目醒めたので
すが、ベッドから抜け出せたのは8時過ぎになってからでした。参加された先生
方もブースに出展していただいた人も、スタッフの人たちも、参加してくださった
方も皆さん本当にひとつになれて、共に同じ方向に進んでいく魂の兄弟である
ことを確認できた、今もそんな高揚感に包まれています。


川田先生.jpg   川田先生2.jpg
          (川田薫先生)

 最初の川田薫先生のお話がすごかった。私たちが取り組むべきことは5段
階あって、最初は瞑想をやることです。瞑想をすると本質的なものを感じるこ
とができるのですが、瞑想が苦手な人もいます。そういう方はクリーニングを
するといいそうです。具体的には川田先生と山内尚子さんの共著「クリーニン
グの真実
」をお読みいただければと思いますが、簡単に言うとホ・オポノポノを
やり続けるということになります。でも、実はこれもやり続けると効果がありす
ぎて結構大変なことが起こります。

 そこで、川田先生の一番のおすすめが3番目の植物との対話を行うことです。
具体的には、プランターに作物を植えて栽培すると、見事に自分の心の状態
が反映されるというのです。一番分かりやすいのはほうれん草だそうです。女
性だと4、5回(約半年かかります)、男性だとその倍の8~10回ぐらい栽培す
ると、植物と対話ができるようになります。そうすると、私たちは本当に目醒め
ることができるようです。

 4番目には物との対話ができるようになって、5番目の最終到達地点は眼に
見えないものを含めたすべての存在物との対話ができるようになることです。
この辺りは、書き始めると数回分の内容になりますので、ザ・フナイにいつか
書いてみようと思います。

 ところで、「舩井フォーラム関西大会2015」は「いのち目醒める」がテーマで
した。40分ぐらいの短い時間で、ここまでの内容を分かりやすくお話いただい
たのには本当にびっくりしました。川田先生のすごさに改めてびっくりしました
し、そんな川田先生の素晴らしさを引き出したにんげんクラブ関西の人たちの
実力にも本当にびっくりしました。


 他の先生もそれぞれの分野で「いのち目醒める」本当に力強いメッセージを
いただきました。赤塚さんも川田先生も10月の「舩井フォーラム2015」でお話
いただきますし、アマミ舞や大下先生も登場してくれます。今回のプレの関西
大会があんなにすごかったのだから、一体10月の本番はどうなるのでしょうか。


アマミ舞.jpg    関西3.jpg
(アマミ舞)

 ちょっと心配にもなってきましたが、関西大会同様、参加してくれる皆様の
素晴らしい力を集めることで、本当に異次元のすばらしい世界まで昇華でき
ることでしょう。10月が本当に楽しみになってきました。


☆エゴからエヴァへ【舩井フォーラム2015】

生きがいの創造

 「生きがいの創造」は飯田史彦先生のベストセラーの題名ですが、ザ・フナ
イの7月号(年間購読してくださっている方はお手元に届いていると思います
し、大きな書店では今週末ぐらいから販売開始になると思います)に、大下
伸悦先生が「農への回帰」という特集に寄稿いただいた論文のタイトルに使
われていました。大下先生は「夢を持って楽しく生きる会」や「GOP(グリーン
オーナー倶楽部)」を主宰されていて、舩井幸雄流の農業を実践されている
この分野の先駆者です。

 最近は長野県の南木曽町に「流水亭」を開かれて、そこで神谷成章先生の
広めておられるカーボン技術を使った神谷農法に取り組まれていて、びっくり
するような成果をあげておられます。大下先生の論文の小見出しをいくつか
紹介しますので、これを見ていただければ、そのすごさが少し感じていただけ
ると思います。

 
・農業で赤字になるなんて理解できない
・草取りで身体をいじめ、人生を浪費するなんて......
・都市型ファームの試み
・野菜の栽培は、ホテル業のようなもの
・何を植えてもうまくいかない土壌を、優良土壌に切り替える
・路面が凍結しているのに冬の農地が凍らない
・効率よく、栄養価の高い野菜をつくる
 (栄養失調のキュウリはCの字に曲がったり両端の太さがいびつになったり
 する。「曲がったキュウリは自然農の証だ」というのは思い込みに過ぎない)
・日本発の栽培技術
 (現在、世界的におおきなひろがりを見せている日本発の栽培技術のひと
 つに、地球上に初めて生まれた生命(超好熱菌)由来のカーボン資材活用
 技術がある。世界第2位の農産物輸出国オランダへも、このカーボン資材が
 大量に輸出されていて、フィリピンでは国家的プロジェクトになっていると聞く)
・生きがいのある暮らしのために
 (草取りにあくせくしなくていいウネづくりや、野草酵素づくりなどを自分の手
 で行ってみたいという方は、わたくしが主宰するグリーンオーナー倶楽部の
 クラブハウスと、畑がある長野県南木曽町の流水亭にいらしてください)


 完全な無農薬無化学肥料の農業が、草取りの手間もほとんどいらず楽に
できるうえに、人生を楽しめるだけの十分な収入を得ることがこの農業の取り
組みで簡単に可能になると言うのです。そして、大下先生をはじめとするGOP
の仲間たちの中には実際にこのようなパラダイスのような体験をしている人が
すでにいるというのですから驚きです。

受付.jpg   受付2.jpg 


 先週の日曜日に、新潟のにんげんクラブで神谷先生と大下先生の講演会が
開かれ、私も参加させていただきました。ちょうど、行きの新幹線の中でザ・フ
ナイを読みながら行ったので、大下先生のお話がとてもよく理解できました。
この農業で成功するコツは、①既成概念を手放すこと、②お金をなるべくかけ
ないこと(大体、数千円から多くても数万円の投資で抑えること)、③発想を変
えること(例えば、野菜栽培は、ホテル業のようなものと考えること)の3つです。


神谷先生.jpg   大下先生.jpg 

 神谷先生のお話は、大下先生のお話に輪をかけてすごかったのですが、や
はりポイントは、①土壌を酸性(ph4以下にする)にして草が生えないようにす
ること、②好熱菌を用いて地温を冬でも20℃以上に保つこと、③木材を燃やし
ても1,300℃にしかならないが石炭を燃やしたら2,000~3,000℃ぐらいになる
ことと同じように、元は同じ生物由来が炭化した石炭にならって農業資材を炭
化(カーボン化)することの3つです。

講演会.jpg   講演会2.jpg


 本当にお二人のお話は目からウロコの話ばかりでびっくりしました。今週の
日曜日7月5日の「舩井フォーラム関西大会2015」では神谷先生も大下先生
もご講演していただくことになっています。大下先生は時間が短いことを心配
されていましたので、今回のウィークリー・レポートはお二人の講演の前座の
つもりで書かせていただきました。

舩井勝仁.jpg   舩井勝仁2.jpg

 懇親会の席で、私が一番尊敬する農業者の一人で生体エネルギー農法の
第一人者、中野孝治さんは神谷先生のお話は「よく分からない」と言っていま
した。それほど常識を超えた農業なのだろうと思いますので、一度ぐらい話を
聞いただけでは私に理解することは難しいのですが、大阪でもじっくり話を聞
かせていただいて、できれば大下先生の農園を見学させていただいたりしな
がら理解を深めていきたいと思っています。


懇親会.jpg   懇親会2.jpg 

 ただ、大下先生が「生きがいの創造」というタイトルをつけられた意味はこの
レポートを書くことで分かってきました。楽しくてワクワクするような農業を楽し
める環境を用意しておけば、どんなに世の中が大変なことになっても安心でき
ることは間違いありません。素人が気楽に取り組む農法としては最適なのか
もしれませんし、そのために都市型ファームで可能なツールも開発しているよ
うなので、「生きがいの創造」を探しておられる方は、ぜひ関西大会へのご参
加をお待ちしています。

神谷先生2.jpg   大下先生2.jpg
(神谷先生)                   (大下先生)


日月神示 覚醒と実践


 「舩井フォーラム2015」のメインゲストのお一人として講演してくださる中矢
伸一先生の新著『日月神示 覚醒と実践』(徳間書店)を、私もお世話になっ
ている出版社の担当者の方から送っていただきましたので、早速読ませてい
ただきました。

 不思議な表現ですが、懐かしさを感じました。まるで、舩井幸雄の本を読ん
でいるような感覚になったからです。父は著書の中で、様々な本物を一生懸
命紹介していたのですが、中矢先生もまるで同じような役割を果たされてい
ることが強く感じられました。

 そして、多分、この内容を中矢先生以外の方が書かれたらほとんど信用で
きないと思うような内容であっても、中矢先生の清廉潔白なお人柄を知ってい
るからなのか、はたまたその類まれなる文章力によるものなのかは分かりま
せんが、いちいち納得しながら読めてしまうのです。

 また、中矢先生の主張の中には、父が亡くなってすぐに書かれていたことで
当時は多少の反発が感じられたものもあったのですが、この本を読む段階で
はほとんど受け入れることができるようになっていました。

 これも、若い頃に父の本を読んでいて、まさかそんなことがあるわけはない
と感じたことでも、なんと言っても親父が書いているのですから否定するわけ
にはいかず、同じ主張を何回か読んでいる内に納得していった過程にとても
似ています。

 「舩井フォーラム2015」でいわゆるオープンワールド形式(講演会が複数に
またがって進行していく形式)は最後にしようと思っています。

 2012年までの父が出演させていただいた何回かの「舩井幸雄オープンワー
ルド」では、父の最後の講演か挨拶の前には、必ず中矢先生にご講演してい
ただいていました。それは、当時体調の悪かった舩井幸雄が伝えきれないこ
とを、中矢先生が見事に補ってくださっていたからです。新著を拝読している
と、舩井幸雄が社会に果たしていた本物を紹介するという役割を見事に中矢
先生が引き継いでくださったことを感じ、感謝の思いでいっぱいになりました。

 世の中の常識とは違う、一般には受け入れがたいことを伝えていくために
は、どうしても権威が必要です。おかげさまで、舩井幸雄はその権威を持って
いたので、いろいろ批判もありましたが、多くの方に影響力を持たせていただ
くことができていました。そして、その権威が中矢先生に受け継がれているこ
とが、頼もしいほど強く感じられたのです。

 「舩井フォーラム2015」の中矢先生の講演に、私は舩井幸雄の姿を重ねて
みたいと思っています。本当に楽しみになってきました。

 
 ところで、中矢先生の新著の第二章は「世界支配『本当の構造』を知る」と
なっています。最終章の記述と合わせて読むと、アメリカが世界の盟主だっ
た時代はだんだん終わりを告げ、世界の中心が徐々に日本に移ってくる。
しかし、日本のヘゲモニーは世界を支配するというよりは、天皇陛下を中心
にして世界の秩序の調整をしていくようになるという様に、私には読めました。

 これは中矢先生の真意とは違うかもしれませんが、日本が盟主になって威
張り散らす(いまのアメリカが威張り散らしているとは言いませんが、あまり謙
虚ではないように感じます)というのは、どうも納得できないのですが、まるで
天皇陛下がやられているように、統治はせず、それでいてみんなから尊敬さ
れているというイメージならしっくりくるのです。

 そして、天皇陛下が世界の中心になるためには、まず足下の私たち日本人
がそのことを受け入れなければならないのです。実は、ここのところが一番
ひっかかっていたところなのですが、最近は赤塚高仁さんの主張や宮崎貞行
先生のご著書を読んで、ようやく確信できるようになってきました。

 最後に、中矢先生のご著書から該当する部分を引用させていただきます。
私も抵抗勢力でしたが、だんだん溶けてきました。皆様もぜひ7月5日の「
井フォーラム関西大会2015
」や10月17日、18日の「舩井フォーラム2015」に
参加していただき、自分なりの未来の理想的な世の中のあり方を感じてみて
いただければと思います。

(引用開始)

 でも、天皇や皇室に対して快く思わない人たちは、この部分に独自の解釈
を加え、天皇家とは関係ない霊的な存在だとか、宇宙の法則そのものを指し
ているとか、これまでおかしな主張を押し立てて来ました。そんな誤解や曲解
もそろそろ消したほうが良い時期です。

 世界を治める「てんし様」が今の皇室から出るのかと言えば、100%そうだ
とは言い切れませんが、日本には世界で最も歴史のある家系として皇室とい
う存在があり、現実に天皇陛下がおわす以上、それ以外のところから天皇に
相当するような存在が現れることは、まず考えられません。宗教団体の教祖
であれば、その団体の信者からは天皇のように崇められることもあるでしょう
が、一歩その宗教を離れれば何の価値もない存在です。

 「てんし様」が世界を治めるには、まず日本国民から受け入れられる必要が
あります。国民が受け入れないのに「てんし様」として立つなど、絶対にあり得
ないことです。そう考えれば、神示に頻繁に出てくる「てんし様」とは、天皇陛
下を指すものと素直に解釈するのが妥当です。

(引用終了)

 



皇室の喜びと哀しみと

 竹田和平さんがやっている智徳志士の会でコーチをしています。

 智徳志士の会は日本の財政破綻を憂えた日本一の投資家である竹田和平
さんが、志のある経営者や投資家を啓蒙して、2年で2倍、5年で5倍の所得
アップを実現し、節税するのではなく積極的に納税して財政危機を救うという
目的で設立されたものです。成功した経営者や投資家を対象にした節税のた
めのセミナーはたくさんありますが、少しでも多く納税するための経営者や投
資家の勉強会に私ははじめて出会いました。

 智徳志士の会の具体的な活動は問答講をインターネットを通じて日々実践
することです。下記に和平さんの6月13日のブログを引用させていただきます
が、ここで紹介されているような論語のテーマを実際の経営にどう活かすかを、
日々問答に参加している人たちと問答を繰り返していって学んでいくのです。

 コーチをさせていただいているのですが、実は私は問答のことを何も知りま
せんでした。でも、私が一番勉強になっていることを自覚しながら日々楽しく
皆様と問答をさせていただいています。

(引用開始)

5年で5倍の所得向上で 財政危機の日本を守り
情報時代の柱石となる 智徳旦那を涵養する
智徳問答講の学問は 論語精神に基づいています

仁  眞心 天意 天則
義  立志 情熱
礼  感謝 わくわく
智  思考 言葉 問答 企画 経営 投資
信  信用 眞実 市場 まろわの世

いま 2500年の歴史が証明している
最高の精神が 問答によみがえり
新しいまろわの世を 開きます

(引用終了)


 先週の日曜日、共に問答をしているメンバーと一緒に東京都北区の飛鳥山
公園の中にある渋沢資料館に行ってきました。和平さんが尊敬する明治から
昭和初期までの大実業家、渋沢栄一翁の足跡を感じるためのオフ会でした。

facility_img_04.jpg   facility_img_05.jpg
    本館                     晩香廬(ばんこうろ)   


 渋沢翁は国立第一銀行(現みずほ銀行)から東京海上を始めとする現在で
も日本経済をリードしている大企業500社の設立に関わり、昭和6年に91歳で
の大往生を遂げられました。晩年は、きな臭さが出てきた日米関係の修復に
80歳を過ぎてもなお飛び回るなど大活躍をされた哲人実業家です。

 渋沢翁の精神は著書論語と算盤 (角川ソフィア文庫)にある通り、経営を
利潤を得るための手段に限定せずに論語で説かれている徳を積むことにも
力点をおき、論語と算盤のバランスを取ることを最も大切にしてきたことです。
それはまさに和平さんが目指している智徳経営であり、まろわアップの精神
につながっていくのです。


 普段、インターネットを通じて問答をしている人たちですが、大半が初めてお
会いする人たちとのオフ会となり、とても楽しかったです。王子駅前の料理屋
さんで昼間から少しお酒を楽しみながら、「和平さんは智徳問答講に参加して
いるみなさん一人ひとりが平成の渋沢栄一になっていくことを期待しているの
ですよ」という話をさせていただいて、盛り上がりました。

 和平さんはビデオでの出演になりますが「舩井フォーラム2015」にも参加し
ていただきますし、10月には智徳志士の会の新たなメンバーも募集するよう
なので、所得を5倍にして1円でも多く納税し、平成の渋沢栄一たらんと思う方
はぜひ参加していただければと思います。

 「舩井フォーラム2015」も楽しみですが、その前に大阪で開催される「舩井
フォーラム関西大会2015 いのち、目醒める
」も大変楽しみなイベントです。

 土曜日に本物研究所の主催する感謝総会というイベントがあったのですが、
そこで丸山修寛先生のご講演を聞かせていただきました。昨年の「舩井☆
SAKIGAKEフォーラム」でのご講演は衝撃的でしたが、ますますバージョン
アップされていて、関西方面ではめったにない機会ですので、ぜひお見逃しな
いようにしていただきたいと思います。


 そして、先週も書きましたが『寄りそう皇后美智子さま 皇室の喜びと哀しみ
』(きれい・ねっと)を著された宮崎貞行先生のお話を聞けるのを私は本当に
楽しみにしています。私は赤塚高仁さんに教えていただくまでは、天皇陛下の
役割についてあまり詳しいことを知りませんでした。しかし、赤塚ワールドに巻
き込まれてくると如何に私たちが歴代の陛下の祈りの力で守られてきたのか
が、次第に感じられるようになってきました。


 戦後70年、よくも悪くも日本はアメリカに守られて来たのですが、相対的な
アメリカの力が弱くなってきたいま、どうしたら自分で考えて自分で生きていけ
るかを真剣に考えなければいけない局面に来ているのは間違いないと思い
ます。宮崎先生のご著書を読ませていただいて、精神面で皇室に頼りすぎて
いながらそのことをまったく気がついていない日本人に対しての静かな怒りの
気持ちが伝わってきました。

 和平さんの盟友でもある鍵山秀三郎先生は、今月末に発刊予定の赤塚さん
の新著の前文を書いてくださっているのですが、そこでも陛下の役割をしっか
りと知らなければいけないというメッセージが書いてあることを赤塚さんからも
教えていただきました。


 そんな宮崎先生と赤塚さんが一緒に講演されるという意味でも
舩井フォーラム関西大会2015」は見逃せません。関西方面の方はぜひ
ご都合を調整していただいてご参加いただければと思います。

   


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命の根っこ

 この週末は山形に行ってきました。生体エネルギー農法で作っていて、私が
販売に関わっている命仁というお米の圃場の視察が主な目的です。

 5月25日に田植えが終わったばかりの圃場で、夕方と翌日の午前中の2回
全部で30枚ぐらいの田んぼがあるのですが、その内、生産者毎に主な圃場
を見て回りました。このウィークリーレポートでもよく書かせていただいていま
すが、田植え直後と稲刈りの直前に毎年訪問させていただいて、生産者の
皆様と宴会をするのが私の楽しみです。


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 今回は、地元のいろいろな行事と重なって圃場がある新庄市内のホテルが
満室だったので、車で30分ほどの最上町にある大堀温泉に泊めていただい
て、農家の方にもわざわざそこまで来ていただいて温泉に入って、浴衣を着
ての宴会でした。やっぱり日本人は温泉に浴衣がいいですね。

 もちろん、生産者の方は浴衣ではないのですが、病気をされてお酒が飲め
ない人は、食事を食べ終えたあたりのタイミングでしばらく姿が見当たらない
ので心配していたら、なんと温泉に入ってこられたそうで、そんな猛者もいる
中で楽しい情報交換をさせていただきました。


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 今年は5月の連休以降雨がほとんど降っておらず、圃場や稲にとってはあ
まりいい環境ではないそうです。しかし、生体エネルギー農法では、そんな
環境を克服する様々な手法を取り入れているので稲の生育は順調とのこと。
ちょうど私が訪れた日の午前中は久しぶりの雨が降っていて、舩井さんが恵
みの雨を運んできたと喜ばれるぐらい余裕を感じました。

 私はいつも命仁をいただいていますし、お世話になっている方にも時々お送
りさせていただいたりしているのですが、皆さん本当に美味しくてエネルギー
のあるお米ですね、とおっしゃってくださいます。

 私も昨年ぐらいからお米のレベルが上ったことを感じています。私の状態と
連動するように生体エネルギーの手法を使って佐藤政二先生にプログラムし
ていただいているので、私も少しは世のため人のために物事を考えられるよう
になってきたのかなと思っています。

 また、生体エネルギー農法の農業アドバイザーで親友でもある早坂正博さん
に聞くと、昨年佐藤先生が山形に来られた時に、ますます美味しくてエネルギー
が高くなるような仕組みをしてくださったということですので、いまから今年の秋
のお米の出来栄えが楽しみです。

 10月の「舩井フォーラム2015」には、佐藤先生がご出演くださいますし、生体
エネルギーの技術を取り入れて建築の業界に革命を起こしている澤田升男先
生にもお話いただくことになっています。また、同じく「舩井フォーラム2015」で
お話いただく『聖なる約束』を一緒に書いて、最近私が一番時間を共有している
日本一講演が上手くなった赤塚高仁さんも仕事は赤塚建設の社長であり、赤
塚さんが販売される住宅にも、実はしっかりと生体エネルギー技術が使われて
います。


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 今回の山形には、その赤塚さんも同行してくれました。実は山形には、赤塚
さんが一番尊敬している今野華都子先生が感激されたラーメン屋さんがあり
ます。そこに赤塚さんがどうしても行きたいということで、それなら一緒に講演
会をやってその夜に食べに行きましょう、ということになって赤塚高仁山形講
演会が実現したというわけです。

 赤塚さんの講演はいつもにもまして、凄みがありました。赤塚さんが熱望し
ていた伊勢サミットも決まり、いよいよ日本が変わる世界が変わるということ
を感じさせてくれる、そんな感激のお話でした。

 赤塚さんは7月5日(日)の「舩井フォーラム関西大会2015 ~いのち、目醒
める~
」にも参加してくれることになっていて、関西大会には赤塚さんが絶賛
する 『寄りそう皇后美智子さま 皇室の喜びと哀しみと』の著者である宮崎貞
行先生にもご講演いただきます。

 宮崎先生の本は天皇皇后両陛下が普段、どんな思いで私たち国民のため
に祈ってくださっているかを、身近に感じることができるすばらしいものです。
電車の中で気楽に読むよりも、心を清めて正座して読みたくなるような本に、
私ははじめて出会えたかもしれないと感激しています。7月5日に宮崎先生に
お会いできること、私もとても楽しみにしています。

 そして、赤塚さんは講演の中で、古事記や教育勅語のお話をしてくれました。
その中で、アマテラス大神が孫のニニギノ命を天孫降臨させた時に三種の神
器と一緒に稲を地上にもたらしてくださった話をしてくれました。

 アマテラス大神の子孫が日本を治めることで、日本の繁栄を永久に保証して
くれた天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅は教育勅語の一番大事なところで
すが、稲すなわち命の根っこを賜った私たちは、お米をはじめとする農業を大事
にすることではじめて、永久の繁栄を約束されていることを思い出さなければい
けないのかもしれないことに思い至れた、すばらしい山形での週末になりました。

 視察に呼んでいただいて、講演会まで主催してくれた早坂さんと、いつもまさに
そのタイミングで必要なすばらしい教えをくれる赤塚さんに、心から感謝したいと
思います。

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親父と向きあう

 風雲舎という出版社があります。経営しているのは山平松生さん。徳間書
店で創業者、徳間康快氏の下で出版部長などをされていたのですが、50歳
代後半の時に独立され風雲舎を設立しました。

 先日、久しぶりにお話をさせていただいたのですが、「お前の親父からその
年齢で(大手出版社である)徳間書店を辞めるのはアホがやることだ」と言わ
れたと懐かしそうに話してくださいました。そして、風雲舎の第一作目の本が
父の『「自然の摂理」に従おう』であり、このタイトルは母が付けたのだという
エピソードも教えてくれました。

 山平さんに、「関西人にとってアホというのは最大限の褒め言葉なのですよ」
とお話すると、そんなことはどうでもいいが、なるほど舩井先生らしい表現だと
おっしゃってくれました。

 風雲舎さんの最新刊は保江邦夫先生と山本光輝先生の『神に近づくには
波長を合わせればいい!
』。物理学者でありながら冠光寺流柔術の師範で
あるおなじみの保江先生といろは呼吸書法の創始者であり、合気道の開祖
植芝盛平翁から直接指導を受けられた直弟子でもある山本先生の共著です。

 親しくさせていただいているお二人の本はまだ読ませていただいていませ
んが、さぞかし抱腹絶倒な内容だと思います。何しろ「口から出任せ対談」が
キャッチフレーズなのですから。


 そんな山平さんからやはり今年になってから出版された2冊の本、吉濱ツト
ム著『アスペルガーとして楽しく生きる』、と並木良和著『ほら起きて! 目醒
まし時計が鳴ってるよ
』を以前に送っていただきました。


 吉濱さんの本は読ませていただいて、舩井幸雄.comの「いま知らせたいこ
と」のページでもご紹介させていただいたのですが、並木さんの本は、この本
を読むにはかなりエネルギーが必要だなということを感じていたのか、3ヶ月
ぐらい積ん読になっていましたが、山平さんにお会いしたことをきっかけに覚
悟を決めて読み始めました。

 実にいい本でした。まさに、いま目醒なければいけないことを教えてくれる
内容で、この本を読んでしまったからには覚悟を決めなければいけないと感
じさせてくれました。にんげんクラブの皆様の必読書のようにも感じますので、
ぜひお読みくださいね。

 さて、実はここからが本題なのですが、今回山平さんに会っていただいた
目的は、私の本の出版の企画を相談するためでした。電話でお願いした時
は「勝仁君の本は迫力がないからおもしろくない」と辛口コメントをいただい
ていたのですが、今回の企画も面白くはあるが、その企画の著者は世の中
を自分の力で切り開いている人、例えば孫正義さんのような人が著者になれ
ばぜひ読みたいが、勝仁君が書けば内容がどんなによくても親父の二番煎
じと思われるだけだ、と却下されてしまいました。

 ここまでは予想の範囲だったのですが、びっくりしたのは「勝仁君は、今年
中に親父の魂と向き合はなければダメだと思う。そして、親父のことを賛美す
る本ではなく、功罪を赤裸々にしたお前にしか書けない本を書け。それならう
ちから出版してやる」とおっしゃっていただいたのです。風雲舎を作られてか
らは売れる本ではなく、魂に響く本を作られてきた山平さんの本音、かなり痛
い言葉として私の魂に突き刺さりました。

 まさにいまの私にとって必要なこと、でも一番やりたくないことを言い当てら
れてしまい、その本を出すか出さないかはともかくとして、親父に向き合う必
要を改めて痛切に感じさせていただいた言葉でした。

 先日、ゴールデンウィークまで10年近くお世話になった品川の事務所の原
状回復が終わり、その確認作業に立ち会わせていただきました。父の臭いが
満ち溢れていたオフィスがまったく跡形もなくなっていて、感慨深いものがあり
ました。これも、親父と向き合う作業のひとつだなと感じながら、父が好きだっ
た運河が朝の光を浴びてキラキラ輝いている様子をしばらくながめさせていた
だきました。


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 この原稿も父の魂と向き合いながら書いています。そして、本当にそれがで
きるようになるためには、やっぱりまだ少し残っている余計な思いを物理的に
も精神的にも手放していくことが必要だなと感じながら、この原稿を書かせてい
ただいています。山平さん、すばらしいアドバイスをありがとうございました。

投資は「きれいごと」で成功する


 とても感動する本に出会いました。著者は鎌倉投信株式会社取締役資産
運用部長の新井和宏さんで、『投資は「きれいごと」で成功する』(ダイヤモン
ド社)です。

 私は何度か同社の鎌田恭幸社長にはお会いしたことがあります。多少の
興味はありましたが、所詮は新手の投資ファンドだろう、表面的に「きれい
ごと」を謳っているだけで、中身は弱肉強食のハゲタカに違いないと思って
いました。

 しかし、これは大きな勘違いでした。

 私は時々、よく調べもしないで思い込むクセがあります。例えば、いまでは
最も深い教えをいただいている竹田和平さんのこともあまり好きではありま
せんでした。しかし、和平さんの『けっきょく、お金は幻です。』(サンマーク出
版)で、私が昨年出版したはせくらみゆきさんとの共著『チェンジ・マネー
(きれい・ねっと)で述べている、「お金はまるで水のような、変幻自在のエネ
ルギーの一種である」ということを5年も前に書かれていることを知ってびっ
くりしたのです。

 鎌田社長に初めてお会いしたのは、たしか尊敬する友人である特定非営
利法人テラ・ルネッサンス理事で創設者の鬼丸昌也さんの結婚式だったと
思います。鬼丸さんは10月17日、18日の「舩井フォーラム2015」にも出演し
ていただける、本当に世の中のあり方を変えていく活動をしているすばらし
い方です。よく考えれば、そんなところでお会いしているのだからハゲタカ
ファンドのはずがないのに、恥ずかしい限りです。


 そして、和平さんの智徳志士の会(やはり、「舩井フォーラム2015」の大きな
テーマのひとつです)の発起人集会の席でもお会いしました。さらに、和平さん
が自分の意志を受け継いでくれるファンドの運営を託そうと考えていらっしゃ
るらしいというお話も聞こえてきました。

 世の中は確実に変化していて、金融の世界でも未来の本質的なやり方を実
践されて結果を出されている方がいることに、恥ずかしながらびっくりしていま
す。

 私は自分の経験から、金融の世界は「きれいごと」では上手くいかないと思
い込んでいました。実は幻に過ぎない信用を守るためには、貸した金は何が
あっても回収するのが鉄則だからです。

 しかし、1社当たりの投資額を純資産総額の1.7%に抑えれば、その会社が
倒産して投資した金額が100%毀損してもそのリスクは1.7%に過ぎません。
例えば基準価格が16,000円なら(鎌倉投信が運用する「結い2101」の2015
年2月現在の基準価格)なら200円程度のインパクトを与えるに過ぎないので
す。これぐらいの金額は毎日の日経平均では平気で上下していますので、そ
れなら驚くに値しないリスクになるのです。

 現役の外資系の資産運用会社で10兆円規模の資産運用をしていた筆者
が、真剣に「きれいごと」で投資信託を運用していることに感動を覚えます。
「きれいごと」で成功するためには徹底的に「きれいごと」にこだわることが大
事です。効率を考えていたらとてもできないことですが、効率が悪いことをす
るからこそ、誰も真似をしないのです。

 例えば、鎌倉投信のポートフォリオの中では珍しい大企業である宅急便の
ヤマトホールディングスが、東日本大震災の後、同社の純利益の4割にもの
ぼる142億円の寄付をしました。

 他の投資家からは非難も出たのですが、新井さんは寄付先を1件1件訪ね
て、その寄付したお金がどう使われ、それがどう役に立っているのかを調べ
てビデオに納め、それをファンドの受益者(投資家のこと)総会で参加者に見
てもらいました。そして、ヤマトの社長に受益者総会で思いを語っていただい
たのです。


 もちろん、着々と利益を上げることも大事にしているので、2015年2月現在で
130億円の資産規模になっているにも関わらず、新井さんは毎朝9時から10
時の1時間はPCの前に座って細かい売買を繰り返し、1日当たり数十万円か
ら数百万円の細かい利益を積み重ねることで、運用成績の基本的なプラス
を確保しています。毎日100万円の利益でも200日積み重ねれば年間で2億
円になります。普通の金融機関はこんな面倒なことはやりません。これがで
きるのが、同社の大きな強みになっているのです。

 そして、細かい売買、実際には制限である1.7%を守るための売買がほとん
どだそうですが、それを繰り返しても投資先の経営には大きな影響は与えま
せんので、フレンドリーな投資がちゃんと実現しているのです。

 新井さんは前職においては、「投資は科学」だという信念で働いていました
が、いまは「投資はまごころ」という信念で愚直に毎日投資活動を続けていま
す。何か、日本の将来は明るいと感じさせてくれる本でした。お金や投資に興
味がない方にこそ、ぜひ読んでいただきたいと思います。

 最後に新井さんたち鎌倉投信の人たちが見つけたよい会社の特徴を引用
させていただいて、今回のレポートを締めくくりたいと思います。そして、あえて
舩井幸雄.comではなく、にんげんクラブのHPに紹介させていただいた意味を
感じていただければ幸いです。


・いい会社の特徴


  ①雇:人財の多様性  ②感:感動サービス ③場:現場主義  ④創:市場創造

  ⑤縁:地域を大切に  ⑥技:技術力     ⑦貫:オンリーワン ⑧志:経営理念

  ⑨W:グローバルニッチ ⑩炎:モチベーション ⑪直:製販一貫体制

  ⑫愛:社員を大切に   ⑬革:変化し続ける力 ⑭循:循環型社会創造


      


黄金の門


 先週のレポートでイスラエルのエンカレムにある訪問教会を尋ねた話を書
きました。実はこの教会は、1月に安倍総理がイスラエルを公式訪問された際、
同行されていた安倍昭恵さんが、赤塚高仁さんが推薦されて総理と別行動を
された短い時間に訪れた場所でもあります。

 女性性に満ち溢れたすばらしい教会なのですが、この教会の2階に不思議
な絵が飾ってあります。撮影禁止だったのでお見せすることはできないので
すが、なんと聖母マリアがUFOに乗っているのです。

 UFOと言っても私にはそう見えただけなのですが、聖母マリアが一人乗りの
小さな円盤のようなものに乗って空を飛んでいました。どんな様子を描いたも
のなのかはよく分からないのですが、とてもすばらしい絵で思わず見入ってし
まいました。昨年訪れた時も2階に上がってそのすばらしさに感激していたの
ですが、その絵の存在には気が付きませんでした。もしかしたら、定期的に架
け替えているのかもしれませんが、何か大切なメッセージをいただいたような
気になりました。


 帰国してから知ったのですが、今野華都子先生のフェイスブックに今野先生
が撮られた不思議な写真が載っていました。ゲッセマネの丘から岩のドーム
(イエス・キリストが生きていた時代にはユダヤ教の第二神殿が建っていたと
ころ。預言者アブラハムが神の命で息子イサクを燔祭に捧げようとした場所に
神殿が建てられた)の方角を写したものですが、写真の層がずれて写っており、
まるで違う次元が1枚の写真に写っているような感じでした。

 岩のドームに入っていく門は全部で8つあるのですが、唯一開いていないの
が、ゲッセマネの方向、つまり東側にある東門、別名「黄金の門」です。イエス・
キリストをメシアだと認めていないユダヤ教の人々は、最後の審判の時にこの
門からメシアが入ってくると信じています。

 しかし、この場所は現在はイスラム教の聖地です。門の前には、門が開きユ
ダヤ教のメシアが入ってきてこの場所を奪われたらたまらないというイスラム
教徒の人たちのお墓が存在していて、物理的にはここを開くのは不可能になっ
ています。

 4年前に小川雅弘さんと一緒にはじめてイスラエルを訪問した際には、小川
さんは「この門を開きなさい」というメッセージをもらってやって来ていました。
それを覚えていた私は、昨年も今年も何人かの参加者の人にそんな話をしま
した。今野先生の撮られた異なるふたつの次元を1枚に収めた写真には、熱
心に私たちに説明しているガイドのバラさんこと榊原茂さんの後ろに、小さくで
すがこの黄金の門がしっかりと写っていたのです。


 小川さんと言えば宇宙人に詳しく、ご自身も宇宙船の船長だったことがある
と信じています。そして、おそらく小川さんが船長を務めていたUFOは、高知
の鳴無(おとなし)神社の前の内海になっているところの異次元に停泊してい
るのですが、目に見えない世界のことが分かる友人と一緒にここを訪れた時
に、ものすごい大きな宇宙船とともに、大型船で言うと艀(はしけ)のような存
在の少人数乗りのUFOもたくさんあって、中には一人乗りのものもあるという
話を聞かせてもらいました。

 その話を聞いていて、あのエンカレムの訪問教会で見た絵のUFOはその一
人乗りのUFOのような気がしてきました。地球上を移動するぐらいならその一
人乗りのUFOで、十分でメシアはそれに乗って東の門から神殿に入っていくの
かもしれません。

 友人は「黄金の門」の話に関連して、高次元の世界ではアセンションがすでに
起こっていて、すでに様々な次元の扉が開いているという話もしてくれました。
例えば、火の扉や水の扉が開いて宇宙の理に沿うようなエネルギーが流れ込
んで、だから地震や火山の噴火、それに台風や津波等の被害が頻発するよう
になってきたというのです。

 マクロに見れば、人間の想念が汚してしまったものを洗い流してくれる大変あ
りがたいものなのですが、それを受け入れる心構えができていない人には大変
厳しい現実をもたらすものです。では、どうすればこの厳しい現実に対処できる
ようになるのでしょうか。

 大事なのは、自分の周りに起こる現象に過剰反応して感情に流されることなく、
しっかりと自分に下された天命を生きているという自覚と自信を持つことです。
あなたがエゴだけではなく天命に従って周りのために生きていくようになれば、
神(天や宇宙、サムシング・グレートでもOKです)はあなたのことをどんな状況
でも守ってくれます。

 そして、もし大切な人、あるいは自分自身が命を失うことになってもそれは本
質的には悲しいことではなく、肉体は無くなっても命は永遠に生き続けることを
知り、天命だととらえて受け入れる姿勢もとても大切になります。これは非常に
難しいチャレンジですが、私自身、どんな事態も神が与え給うた私の天命だと
とらえて、受け入れようと思っています。

 ただ、こういう書き方をすると悲壮な感じがしますが、アセンションが起こった
後の世界は、ますます思いが実現しやすくなりますから、怖いと思ってしまった
らその怖い現実が今まで以上に実現しやすい、そのことに一番気をつけなけれ
ばいけないようです。

 真実はまったく逆で、そんな心構えができてくるにしたがって、恐怖心は少なく
なります。自分は天命をしっかりと生き切っているという自信を持てるまでしっか
りと生き切って、その後は運命を天に委ねるのが一番楽な生き方のようです。


 難しいことではありますが、にんげんクラブの皆さんならその心構えはいつで
もできる準備をされていると思います。

 そして、そんな私たちの達観した思いが集まって、それがメシアとしてUFOに
乗って東の門を開き、世界中の人たちが文化的で幸せな生活を享受できるミロ
クの世を創り上げていくのかもしれません。大変な変化が待っているようですが、
マクロに見れば善の方向に進んでいるようです。

 そんな現実を率先して受け入れられる人たちが創り上げるにんげんクラブに
していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

聖書が近づいてくる体験


 今回のイスラエル旅行のしおりの中に持ち物のひとつとして「聖書」が入っ
ていました。私は昨年、イスラエルで電子書籍の聖書をダウンロードしていた
ので、本当は実際の本でも持って行こうと思ったのですが成田空港の書店に
売っていなかったので、今回も電子書籍を使いました。

 昨年の旅では、赤塚高仁さんが語る聖書の登場人物、イエスやペテロや
パウロが実際に目の前にいるかのような赤塚さんの聖書の説明にびっくり
したのですが、それでも帰国後聖書を読むことまではできませんでした。

 昨年、最後に訪ねたのは、エルサレム郊外のエンカレムにある訪問教会
でした。ここはイエス・キリストに洗礼を授けたバプテスマのヨハネの母、エリ
ザベツを聖母マリヤが訪ねたというところで、本当に女性性が存分に感じら
れるすばらしい教会でした。

 安倍昭恵さんがイスラエルを訪問した際に、総理とは別行動ができる時間
が少しあるので、どこに行ったらいいかを赤塚さんに尋ねられたのですが、
赤塚さんは迷わず訪問教会をあげて、実際に昭恵さんはそこを訪問された
ようです。

 さて、この聖母マリヤがエリザベツを訪ねる話は、新約聖書のルカによる
福音書に載っています。昨年聖書の読み方を赤塚さんに尋ねたとき、「勝仁
さんはまずルカによる福音書から読めばいいよ」とアドバイスしてくださったの
ですが、正直に言うとそれは私の心に響いてくるものではありませんでした。
赤塚さんから直接聞く聖書の話はいきいきしているのですが、自分で読むと
まったく頭に入ってこなかったのです。

 赤塚さんは、イスラエルに行くと「私が聖書に近づいていく」のではなく、「聖
書が私に近づいてくる」というふうに教えてくれたのですが、キリスト教に対す
る私自身の少しネガティブな思いもあり、昨年の段階では近づいて来なかっ
たのです。

 でも、驚いたことに、今年は聖書が近づいてきました。

 きっかけは、イスラエルに行く飛行機の中から始まりました。映画のメニュー
の中に、「エクソダス 神と王」がありました。赤塚さんは、名古屋で毎月、聖書
の講義をされているのですが、受講生にはこの映画を必見にしているという
ことで、ツアーのメンバーにもぜひ飛行機の中で見てくださいとお話いただき、
私も見てみました。

 私はなぜか高校生の時に、映画館でチャールストン・ヘストンやユル・ブリ
ンナーが共演している「十戒」を見たことがあります。その時は、いま以上に
まったく聖書の知識のない状態だったのですが、モーゼが紅海にアロンの
杖を振り下ろすと海の中に道ができて、ユダヤの民がそれを渡っていくシー
ンは忘れられず、とても印象に残った映画でした。

 そちらも気になってきた私は、トランジットの空港で電子書籍に「十戒」をダ
ウンロードして、イスラエルに着いてから、飛ばしながらですがそちらも見ま
した。素直な感想としては、エクソダスよりも十戒の方がはるかに面白く感じ
られました。

 エクソダスの内容にやや消化不良になった私は、飛行機の中で旧約聖書
の出エジプト記を読んでみることにしました。すると、不思議なことにあれほ
ど苦手意識のあった聖書がスラスラと読み始めることができ、映画であらす
じが理解できていたからかもしれませんが、内容もすっと理解できたのです。

 さらに、ツアーは聖書の場面を再現するような形で進んでいったのですが、
聖書が私に近づいてくるようになった今年のツアーでは、赤塚さんの言われ
る細部が頭に残るようになりました。たとえば、新約聖書の福音書は4つある
のですが、最後のヨハネによる福音書は長生きをしたヨハネが、その晩年に
著したものであり、若い人によって書かれている他の福音書とは違って味が
ある、という話が耳に残りました。

 それで、早く目覚めた朝に試しにヨハネによる福音書を読んでみたら、とっ
ても面白くてびっくりしました。その面白さは一時的なものではなく、帰国して
からも使徒行伝や4つの福音書などをちょっとずつ読み始めています。まさに、
「聖書が近づいてくる」経験を楽しんでいるのです。


 今朝は最後の「ヨハネの黙示録」を読みました。内容は完全には理解でき
ませんでしたが、かなり気になる内容が書いてありました。小川雅弘さんが
よく言う144,000人という数字も出てきましたし、ハルマゲドンの話や、何より
も小川さんが毎年やっている「宇宙からの黙示(ソラからのアポカリプス)」と
いうイベントのタイトルでもあるので、じっくりと読みこなしてみたいと思ってい
ますし、今度赤塚さんに講義をしてもらおうと思っています。

 ちなみに、赤塚さんは、聖書は宗教のための本ではなく、経済でも経営でも
生き方でも何でも学べる万能の書だということを糸川英夫先生から学んだと
話してくれます。読み進めるうちに、そういったことも実感できるのではないか
とワクワクしています。

 ともあれ、聖書がこんなに楽しいものだということは知りませんでした。聖書が
近づいてくる経験、みなさんもぜひ挑戦してみてください。

エルサレム


 エルサレムのホテルでこの原稿を書き始めました。ネゲブの荒野、ガリレア
湖で主イエスキリストを感じる道のり、赤塚さん率いるイスラエルの旅はやは
りドラマの連続です。詳しい話は、にんげんクラブの会報誌やザ・フナイなど
に書こうと思っていますし、旅の仲間たちがフェースブックやそれぞれのブロ
グなどに書いておられますので、それらを見ていただければと思います。

 このウィークリー・レポートでは、旅のクライマックスであるエルサレムで感
じていることを書きたいと思います。


 旧約聖書でユダヤ民族の祖になったアブラハムが神の啓示を受けて、息子
であるイサクを燔祭しようとしたのがモリヤの丘シオンです。

 ここにイスラエルの栄華を極めたソロモン王がまず第一神殿を建てました。
さらに、バビロン捕囚から帰還したユダヤ人たちが建設し、イエスの時代にイ
スラエルを統治したヘロデ王によって大きく立派に建て増されたのが第二神
殿です。その後、イスラエルはローマによって滅亡させられるのですが、その
時に神殿は完全に破壊されました。

 7世紀になって、イスラム教徒が岩のドームを建設し、この地はイスラム教の
三番目の聖地になりました。ちなみに、イスラム教の第一聖地はサウジアラビ
アのメッカにあるカアバ神殿、第二神殿はやはりサウジアラビアのマディーナ
にある預言者のモスクです。岩のドームがある東エルサレムは、1967年の第
三次中東戦争までヨルダンによって実効支配されていて、イスラム教の聖地
であり続けてきましたし、イスラエルが支配するようになった現在でもイスラエ
ル政府は信仰の自由を認めてイスラム教の聖地であり続けています。

 ユダヤ教徒は第二神殿時代の遺跡である嘆きの壁(西の壁)で毎日敬虔な
祈りを捧げています。世界中の要人がエルサレムを訪れた時は必ず訪問す
る場所であり、安倍総理が今年の1月にイスラエルに行った際も訪問されてい
ます。このように、一応、イスラム教徒とユダヤ教徒の住み分けがなされてい
るわけです。


 赤塚高仁さんを団長とする私たち「聖書に学ぶやまとこころの旅2015」は、
ガイドのバラさんこと榊原茂さんを入れて総勢37人。本を書かれたり講演さ
れたりするような力のある人が多くいて、スピリチュアルなパワーを持つ人も
かなりいるように感じます。

 そんなメンバーで荒野にあるイスラエル初代首相のベングリオンのお墓や
世界遺産になっているマサダの要塞、それにガラリヤ湖周辺の主イエスキリ
ストの聖地など、それぞれの地で敬虔な祈りを捧げ、そこに長年眠っている
多くの魂との触れ合いを感じてきたのです。

 その流れのなかで、イスラム教徒の聖地である岩のドームでも軽く祈りを
捧げた人がいたのですが、それが大変な騒動を巻き起こしてしまいました。
警備をしているユダヤ人の人に、ここでは祈らないでくださいと諭されたので
すが、その後にイスラム教徒の代表のような人がかなり怒った様子でやって
きました。そして、みんなで見たいと思っていた黄金の門(東の門)を見ること
ができずに、私たちは早々に追い出されてしまったのです。


 日本人が軽い気持ちで手を合わせただけでも、アラー以外には神はいない
と信じている彼らにとっては、許されざる冒涜を犯したことになるようです。

 ただ、これだけ厳しい対応をされたのには、いまのエルサレムのイスラムの
人たちの現状も色濃く反映されているように感じます。イスラエルの隣国シリ
アやイラクで勢力を拡大しているISIS(通称イスラム国)のことなどで、温厚で
敬虔なイスラム教徒たちに対しても冷たい目が向けられるようになっています。
また、この地に第三神殿を建てたいと本心では願っているユダヤ教徒たちの
気持ちも感じている彼らは、かなり追い詰められた気持ちになっているような
のです。

 ここ、エルサレムのモリヤの丘にある岩のドームは世界の紛争の最先端に
ある場所でした。今回の旅行ではゴラン高原にも行って、国連の緩衝地区や
その先のシリアも見てきました。運よくそこでは緊張感は感じられませんでし
たが、ライフルで武装したイスラエル軍の兵士がやってきて、シリアの方を監
視している場面にも遭遇しました。

 イスラエルは大半の日本人が想像するのとは違い、街は平和で夜遅くなっ
ても女性でも街を十分歩けるぐらい治安はいいと感じます。でも、やっぱり彼
らは日々戦っているのです。宗教が原因の戦いが無くなるような時代が来れ
ばいいと、心の底から思いました。

 赤塚さんと『聖なる約束』の続編をどのように書くかという話をしています。
主イエスキリストのような奇跡の存在、赤塚さんは「聖霊の愛」と表現されて
いましたが、それを著す本になっていくようです。

 いずれにしても、今回のイスラエルで体感した様々な奇跡を書き下ろしてい
きたいと思っています。楽しみにしてくださいね。

上善如水


 先週の週末はトータルヘルスデザインが主催する美と健康セミナーではせ
くらみゆきさんと一緒に講演させていただきました。テーマは「新生地球から
の伝言」。はせくらさんが2014年に川田薫先生、山内尚子さんと共著で出さ
れた『新生地球の歩き方 愛の星へのパスポート』(きれい・ねっと)を意識し
たタイトルになりました。何度か紹介しましたが、「新生地球の歩き方」はアセ
ンションという言葉の意味が分かるような方には必読の本だと思います。

 トータルヘルスデザインの近藤洋一社主は、やはり2014年にはせくらさん
と共著で出版した『チェンジ・マネー 』(きれい・ねっと)を元にした講演会を考
えておられたようなのですが、在日宇宙人であるはせくらさんは、1年も前に
出版した本の内容はもう古いと感じておられて、打ち合わせをした時にこの
タイトルで話すことになりました。でも、実はその打ち合わせをしたのも数カ月
前のことですので、それすら変化して当日の講演会はまったく違った内容に
なりました。

 ところが変化はそれだけではおさまらず、土曜日に大阪、日曜日に東京で
講演会だったのですが、大阪と東京でもまったく違う内容になってしまったの
には驚きました。話の詳しい内容はもう少し経ってからご紹介することもある
と思いますが、今回は私なりに久しぶりに『チェンジ・マネー 』の内容について
考えてみたいと思い筆を取りました。


 昨年の大河ドラマの「軍師 官兵衛」は、豊臣秀吉の軍師で秀吉に天下を
取らせた黒田官兵衛孝高が主人公でした。父は戦国武将の中では黒田官
兵衛が一番好きで大河ドラマを見るのを楽しみにしていたのですが、始まっ
てすぐに亡くなってしまったのにも、何か不思議な縁を感じています。

 そんなこともあり、私は週末はほとんど不在なのですが、家族に頼んで録
画してもらってすべて見せていただきました。大河ドラマをじっくりみるのは
久しぶりだったのですが、本当におもしろかったです。父は何人かのサイキッ
クな方から黒田官兵衛の生まれ変わりだと言われたこともあり、私もひとりだ
けですがやっぱり官兵衛の息子である黒田長政の生まれ変わりだと言われ
たことがあります。

 私は大学に入学する時に東京に出てきて以来、ずっと同じ街に住み続けて
いるのですが、実はその町のお寺に長政のお墓がありました。お墓参りする
までは、この街を離れられないのかなと思って何度かお参りさせていただい
たのですが、その時はそれほどの因縁は感じませんでした。そんなこともあっ
て、いまは少なくとも私は長政の生まれ変わりではないと感じていますが、
やっぱりご縁は感じているというわけです。


 話を戻すと官兵衛が晩年出家した後に如水という名前を名乗ったことは有
名ですが、父も水の如く生きることをいつも心がけていたように感じます。

 上善如水は老子に出てくる言葉のようですが、『チェンジ・マネー』を書いて
いる時に、サイキックな友人からお金は水のエネルギーを元に作られたエネ
ルギー体であるということを教えてもらいました。

 考えてみれば、水とお金似ていると思いませんか。いまの私たちの暮らしに
はかかせないものですが、普通に暮らしている分にはそれほど目立つわけで
はありません。でも、津波ではありませんが、お金で命を落とす人が後を立た
ないように使い方次第ではとても怖いものに変わります。私たちの暮らしを便
利にしてくれて潤いを与えてくれるものですが、執着して貯めこんでしまうとト
ラブルの原因になります。水も流水は腐りませんが、貯めこんでしまうとすぐに
腐敗してきます。

 ただ、一概に貯めこんではいけないというわけでもなくて、たとえば四国に行く
と弘法大師が作った農業用のため池がたくさんあります。自然の生態系ができ
るとため池であっても様々な生物たちが循環を起こしてくれて水が見事に生命
の源としての機能を果たしてくれるようになるのです。

 深く考えずに、自分のためだけにお金を貯めこむと腐敗を起こすのですが、
自分だけで独占せずに循環するようにすれば大きな力の源になるということで
す。タンス預金はいけませんが、銀行や郵便局に預貯金する分には、循環に
使われるのだからそれでいいことになるのです。

 そう考えると、私たちは水の気持ちになってお金を使えばいいのかもしれま
せん。後は、恐怖の気持ちではなく、愛の気持ちでお金に接するようにすれば
いいのではないかと感じます。ただ銀行にお金を預金することではなく、自分
で積極的に地域活動や若い人たちに対してお金を投資するようになると、ます
ますお金の使い方が楽しくなってくるかもしれません。

 お金は稼ぐよりも使う方が難しいのですね。お金のエネルギーを好きになって、
心も身体も豊かになっていきたいと感じた、はせくらみゆきさんとの講演会でした。

その後の聖なる約束


 週末に愛知県の刈谷市で赤塚高仁さんとのジョイント講演会を開催させて
いただきました。にんげんクラブ愛知のメンバーが中心になって企画してくだ
さったのですが、その日の午前中に三ヶ根山頂にある殉国七士廟に連れて
行ってもらいました。ここには東京裁判でA級戦犯として処刑された東條英機
大将たち七士が祀られています。

 戦後GHQは遺骨を遺族に渡すことさえ認めず、海に散骨するという厳しい
方針を出していましたが、その理不尽さに憤慨した弁護士たちが命がけで持
ち出し、当初は熱海の興亜観音に祀っていました。しかし、1960年(昭和35
年)の安保闘争の時に過激派に爆破されるという事件が起こり、いろいろな
経緯があってその年にこの三河の地に祀られることになったそうです。

 私は赤塚さんとの共著『聖なる約束』の中で、戦後の日本人は戦争責任を
A級戦犯の人たちに全部押し付けて、戦前の社会を否定することでうまくやっ
てきたが、そのひずみが限界に来ており、私たち自身がそれぞれの戦争責任
をとらなければいけないのではないかということを書きました。実質的に今回
の講演会を主催してくれたにんげんクラブ愛知の橋本一巳さんがそれを読ん
で殉国七士廟の存在を調べてくれたのです。

 赤塚さんは殉国七士廟の存在は知っていて一度行ってみたいと思っていた
そうで、ご案内をしてくださった殉国七士廟の案内をボランティアでやっておら
れる伊藤弘さんのお話を熱心に聞いておられました。赤塚さんは『聖なる約
』で紹介されているパラオのペリリュー島への天皇皇后両陛下ご訪問時に、
パラオまで行って来たばかりです。陛下のご慰問を喜ばれて天に帰って行か
れたに違いない英霊たちに、日本を守るために命がけで戦ってくださったこと
に対する感謝の気持ちをどうしても伝えに行きたかったのだと私は感じてい
ます。そして、三ヶ根山に祀られている英霊たちに対しても同様の深い感謝の
気持ちをお伝えされていたようです。

 今年は戦後70年です。出典を忘れてしまったのですが、日本は80年前と同
じ歴史を繰り返しているのではないかという意見を言っていた識者がいました。
もしそれが当たっているならあと6年で大戦争に巻き込まれ、10年で焼け野原
にならなければいけない運命が待っているのかもしれません。

 でも、未来を創るのは私たちの意識であるということをにんげんクラブの皆
様は知っています。しっかりと過去の現実を直視していくことからはじめて、
みんながいまよりも助けあいながら幸せに生きられる世の中を私たち自身の
手で創っていかなければならないのではないかと強く感じています。

 イスラエルに行ったのが1年前、そして『聖なる約束』を出版してからもうすぐ
半年、赤塚さんの講演はたったそれだけの時間しか経っていないのかと感じ
るほど、深いものになっていました。古事記が日本の旧約聖書だとすると、私
たちはいま新約聖書に当たる神話を創らなければならないのかもしれないと
いう問題意識で『聖なる約束』を書いたと赤塚さんは話しました。

 赤塚さんや私はもちろん救世主ではありませんが、救世主の大本であるこ
の世を創った存在であるサムシング・グレートの意を受けて、それを広げてい
くための努力をすることを誓い合った盟友です。赤塚さんは聖書を作り上げて
行くための活動をするときは私心がありません。だから赤塚さんの話は人の
心を打つのです。

 ゴールデンウィークに、また赤塚さんや今野華都子先生、それに滝沢泰平
さんなど豪華なメンバーと一緒にイスラエルを再訪してきます。今回の旅行の
きっかけは白鳥哲監督がイスラエルと日本のことを撮りたいと赤塚さんに言っ
たことだったそうです。だから、もちろん白鳥監督も参加されます。
「不食」「祈り」「蘇生」の次は一体どんなテーマでイスラエルを紹介してくれる
のか、ワクワクしてきます。

 白鳥監督の最新作「蘇生」は原発問題にも意欲的に取り組んだ私たちが未
来を創るために考えていかなければいけない重要なテーマを扱っています。
もうしばらく東京、名古屋、大阪で上映をされるようですので、ぜひ見逃さない
ようにご覧ください。


 話を戻すと、良い世の中を創るためには、いまは具体的な人物としての救世
主の出現を待つのとは違う方法もあるのかもしれないと感じています。どういう
未来がやってくるのか分かりませんので、断定してはいけませんが、少なくとも
救世主の出現を期待するのではなく、救世主がもたらしてくれると期待している
すばらしい世の中のあり方を私たち一人ひとりが自分たちの力で協力して創り
上げていく覚悟が必要なのだと感じています。そんなことを感じて考えるイスラ
エルの旅を楽しんできたいと思います。


許容される科学の範囲


 先週の土曜日、東京の駒込にある「ひのきの森 BMD東京サロン」で近藤
和子先生のお話をお聞きしてきました。いつも紹介しているとおり、近藤先生
は見えない世界のことを研究されてきた、舩井幸雄が最も信頼していた科学
者のお一人で、私も折に触れてじっくりお話を聞かせていただき、学ばせて
いただいています。

 お話の中で近藤先生は、先生が研究を始められた今から25年~30年ぐら
い前は、実際に生活に影響を与えてもいい科学の範囲は「化学」の世界まで
と、暗黙的に決められていたのではないかとおっしゃっていました。

 それ以上に進んだ物理学の範囲の科学を使って生活に影響を与えるよう
な製品を作ることは、市場に出ている既存の化学のレベルの製品に影響を
及ぼしてしまうためにタブーとされており、研究の範囲では許されても、生活
に影響を与えるような製品はまかりならない、という暗黙の了解があったよう
に思うとおっしゃるのです。また、2000年ぐらいから徐々にそれが許されるよ
うになってきたともおっしゃっていました。

 ただ、見えない世界的な解釈もよく分かっている近藤先生は、最先端の物
理学レベルの技術は、総じて環境に与える波長があまり良いものではない
のが問題だとおっしゃっています。確かに、私たちの生活は格段に便利に
なっていますが、いまはどんな環境にいても半導体や電磁波に囲まれた状
態になっています。飛行機や新幹線はもちろんのこと、地下鉄や自家用車
のレベルでも電子制御されているのです。

 たとえば、私は昨年新車に乗り換えたのですが、トンネルに入ったり夜に
なったらライトは自動で点灯しますし、ワイパーも必要になったら自動で動
きます。高速に乗るとクルーズ機能を使えば、アクセルやブレーキを使うこ
となく自動的に周りの動きに合わせてスピードを調整してくれる機能まで付
いています。とても便利なのですが、その内に基本的な車の使い方を忘れ
てしまいそうな気がしますし、もちろんすべてはコンピュータが制御してくれ
ているわけですから、車に乗っているときは半導体と電磁波に囲まれた空
間に居ることになります。

 もう一つ怖いのは、自然災害等でエネルギーの供給が止まったらひとたま
りもないということです。いまの暮らしはほとんど半導体によって支えられて
いますので、電気がこなければ何もできないことになります。

 何年か前にリフォームした我が家のトイレには、用が済めば自動的に水洗
してくれる機能がついています。逆に言うと、電気が止まったらトイレを流す
こともできなくなるということです。普段はメチャクチャ便利ですが、ホテル等
に居る時に流すことを忘れそうになることや、いざというときにはどうしたらい
いかという問題は残るというわけです。

 そして、これはにんげんクラブの皆様にはご理解いただけると思いますが、
それらの電磁波が身体に与える悪影響は、かなり深刻なレベルになってい
ると思った方がいいということです。だから、それに対する自衛の措置をとら
なければいけないのですが、もはや個人の生活レベルというよりも、地球環
境全体に影響を及ぼす科学技術の許容量が格段に増えている分、もっと大
きな生活環境にマイナスの負荷がかかっているというのが現実です。

 それを根本から改善していくのがBMDの技術であり、これからもBMDの講
演会やびっくりを体験するツアーなどを企画して、皆様に本物技術を体感し
ていただこうと思っています。

 近藤先生は許容される科学の範囲がどんどん広がっている実例として、医
学の分野で腸内フローラの研究がすごい勢いで認められつつあることをご紹
介してくれました。今年の2月22日のNHKスペシャルで紹介されたことがとて
もエポックメイキングなことだとおっしゃっていましたが、腸内細菌を応用した
医学分野の研究が目覚ましい発展を遂げているそうです。

 これは、いままでの医療技術、特に製薬業界の既得権益に対して大きな挑
戦になる分野なのですが、これ以上の医療費の増大に社会が耐えられなく
なってきたことは明らかなので、国もやっと大きな社会のレベルでこれらの技
術を許容することが決まり、それがNHKスペシャルでの発表に繋がったので
はないかというのが近藤先生のご意見でした。私も、それはうなづけると思っ
ています。

 父もよく紹介していましたが千島喜久男先生の千島学説は50年以上前に
提唱されていましたが、長い間メジャーな学会やマスコミからは見向きもされ
ませんでした。それが、腸内フローラという言い方で認められつつあるという
ことは、大きなびっくり現象だと言っていいのだと思います。

 こういった、社会がどこまで科学技術を許容しようとしているかということを、
考えながら行動していくことも大切なことだということを感じられた有意義な
1日でした。皆様も機会があったらぜひBMDの門を叩いてみてくださいね。


ひのきちらしa.jpg   ひのきちらしb.jpg


意識の変化


 今年は日本中できれいな桜を楽しませていただきました。桜の花は日本人
にとって一番季節感を味わわせてもらえるものですが、日本中東西南北を飛
びまわることで、その季節感の地域による違いを楽しませてもらえるのがあり
がたいと感じています。

 高知に行った時は3月下旬にも関わらず、もう田んぼに水がはられて田植え
の準備が整っていました。私が関わっている命仁(みょうじん)というお米は山
形県新庄市で作っているのですが、田植えをするのは5月の下旬か、もしかす
ると6月に入ってからです。いまは便利になってどちらも東京からなら日帰りが
可能ですが、田植えの季節は2ヶ月ほども違うのです。

 桜にしても、信州の北部ではゴールデンウィークぐらいが見頃になります。
桜前線を追って日本中の桜の名所を旅するという風流な人もいるそうですが、
私はどちらかと言うと季節感を大事にする文化的なことはあまり得意ではあり
ません。それでも、さすがに桜の季節になると日本人の本性を思い出します。
そして、この季節感は「意識の変化」に気づかせてくれる一番いいツールなの
かもしれません。

 話は変わりますが最近、経済についてとても熱心に学んでいます。舩井メー
ルクラブ(FMC)
で毎月、経済予測を書いているのですが、メルマガとしては
かなりの高額なものになりますので、いい加減なことを書くわけにはいかない
のです。当然、経済関係の本をたくさん読むのですが、例えば、アベノミクスに
ついて一番学術的なレベルが高くかつ分かりやすかったのは、専修大学教授
の野口旭先生が書かれた『世界は危機を克服する: ケインズ主義2.0』(東洋
経済新報社)です。

 最新のケインズ主義では変動相場制の下では財政出動はなく金融政策が
有効であることが明らかになっていることや、現在の日銀が行っているような
非伝統的金融政策(リフレ派の経済政策)にとって大事なことは近い将来イン
フレになるという期待を形成するということだということを教えてくれます。

 経済の勉強を一生懸命していたことは、多分、父が亡くなって責任を持って
経済予想をしなければならないという立場になった私にとってはとても大事な
ことですし、おかげで相場の方向性などはかなり分かるようになってきました。
朝まで本を読んでしまったので、金融関係者は大体見ているというテレビ東
京系列で早朝に放送しているモーニングサテライトという番組を久しぶりに見
たのですが、そこで取り上げられていた為替の方向性についての話にもしっ
かりとついて行けました。

 大きな方向性としては、FRBの利上げが年内には確実に予想されるので
中長期的にはドル高になるのですが、その流れを織り込んだドル高の影響
でアメリカの景気はそれほど芳しくはないようです。そこで、目先はかなりの
為替安が進んだユーロに対しては、もう少しユーロ高ドル安の方向に修正は
あるでしょうが、ドル円については現在の120円前後の状況から115円ぐらい
までの円高の方向性の中でしばらくは推移するという見方が、市場の大勢を
占めているようです。

 また、これとは逆に、成長に解を求めるのは間違っているという立場から書
かれているのが、外資系の投資銀行のトレーダーである松村嘉浩さんが書か
れた『なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?』(ダイヤモンド
社)です。この本は小説の形態をとっていて『進撃の巨人』『鋼の錬金術士』
などの漫画から現在の社会情勢を読み解いています。夜中に目が覚めてよく
眠れずになんとなく読み始めたのですが、面白くてやめられずに結局朝まで
かかって読んでしまいました。

 そして、そこで気がついたのですが、最近あまりにも経済の勉強をしすぎて、
相場の予想などの金融分野に意識が行き過ぎてしまい、自分のバランスが
すっかり狂っていたことを強烈に感じました。相場の予想を考えている内に
自分でもアグレッシブになりすぎて、かなり攻撃的な考えになっていたのです。

 面白いもので、意識が変化してくると新聞などで言われているいまの経済
状況とまったく逆の見方を教えてくれる友人が現われて、会社の経営に対し
てもかなり攻撃的になっていた自分の行動を、図らずも諌めてくれることにな
りました。

 大きな視点で見ると、私の責任感が強まったという意識の変化に基づいて
経済の勉強をしていたのですが、金融特有のアグレッシブな空気に私自身
が巻き込まれてしまっていてバランスが狂っていたようです。そして、それに
気が付かせてくれる松村さんの本に出会うということで、また意識の変化を
体験できたというわけです。

 いまは、めまぐるしく意識が変化していく時代ですし、この変化を恐れるの
ではなく楽しむことが大切です。意識が変化するとご自分の体調や周りとの
人間関係がおかしくなってくることもあると思いますが、それは自分にとって
必要な気づきを与えてくれているのだと感じると大体間違っていなのではな
いかと思います。

 これを読んでいただいている皆様にも大きな意識の変化が訪れていると
思いますが、それを楽しんでいただければと思います。

移動距離

 本日は新年度の始まりの日です。日本の社会においては、新しい年度が始まる
日でもありますので、お正月と同様に気を引き締めるいい機会にしていきたいと
思っています。私も株式会社本物研究所の入社式に出席する予定なのですが、
新しい環境にチャレンジする多くの人にとってとても大事な日を、心から祝福させ
ていただきたいと思っています。

 個人的なことで恐縮ですが、本日から下の息子が大学に通うために一人暮らし
を始めることになりました。私が家庭をないがしろにしてきたことでつらい思いを
いっぱいさせた子どもの旅立ちのときに際して、万感たる思いがあります。せめて
もの罪滅ぼしに入社式に出席後、仕事を休んで引っ越しに立ちあいたいと思って
います。

 いまでは家族に温かく送り出してもらうかたちにはなりましたが、相変わらず私は
家庭を顧みずに日本中を飛び回る生活を続けています。それにしても、時々我な
がら酷いスケジュールを組んでしまって身体が悲鳴をあげることもあり、気をつけ
なければと思っています。

 3月末のことですが、また酷いスケジュールを組んでしまいました。まず、金曜日
に高知県梼原町に行きました。矢野富夫町長からお願いされた事案を果たすため
に2月に引き続いての来訪でした。以前にも何度か書きましたが、私はこの町の
未来大使をさせていただいていて、町の発展に責任があるのです。ただ、今回は
時間がなく、町長と面談するだけの短い時間しか滞在できませんでした。

 おかげさまで、リクエストいただいた役割は果たせたと思うのでホッとしています
が、命がけで町政にあたっている町長の気持ちを痛いぐらいに感じられる訪問に
なりました。目先のことだけではなく、20年30年先の町のことを考えなければいけ
ない行政の長のすごさを見せつけさせられた思いです。微力ですがこれからも町
のために頑張って行きたいと思っています。前回と同様ですがにんげんクラブの
事務局
に連絡いただければ、会員の方には私の未来大使の名刺をお送りさせて
いただきます。それで割引になる施設もありますので、ぜひ一度訪れてみてください。

 その夜は高知市内まで戻ってきて、小川雅弘さんのやっている加尾の庭で小川
さんと一緒に美味しい料理をいただきました。小川さんが乗ってきた宇宙船の話な
どで盛り上がり、また美味しい料理も堪能させていただいて、梼原での役割が上手
くいったこともあってちょっと飲み過ぎてしまいました。小川さんはいま加尾の庭の
裏山でピラミッドづくりをしています。私が加尾の庭に行けたのは夜だったのでその
現場を見ることはできませんでしたが、完成したらまた見せていただきたいと思って
います。

 その日は高知市内のホテルに宿泊して、翌日、大阪行きの朝一便の飛行機に乗
り込みました。梼原に行くのでレンタカーを借りていたのですが、レンタカー会社の
営業時間前の飛行機に乗らなければいけなかったので、特別にお願いして営業時
間前に返却をさせていただきました。そして、大阪市内のホテルで開催された船井
総研ホールディングスの株主総会に出席したのです。

 株主総会は業績がいいこともあり無事に終了しましたが、建設的な質問がたくさ
ん出て、それに高嶋栄社長が実に丁寧に答えられていたのが印象的でした。後輩
たちががんばってくれていること、高嶋社長をはじめとする幹部の皆様が命がけで
経営してくれていることに、多分一緒に出席したであろう父も喜んでいたのではない
かと思います。

 さらにその後、長野県飯田市での講演会で講演するために、名古屋まで新幹線、
そこから高速バスに乗り換えて飯田まで行き、船井総研出身の静岡県湖西市の
三上元市長と一緒に経済講演会をさせていただきました。実はこの講演会は飯田
信用金庫
の主催だったのですが、理事長を目の前にして最近の私の持論である、
日銀を中心とする日本の信用創造のシステムは崩壊しているという話をさせていた
だきました。


4-1.jpg

 経営者向けのにんげんクラブの会合を定期的にやらせていただいている関係で、
森山和幸理事長とも以前からの知り合いなのでできたことですが、大正14年創業
の信用金庫の90周年記念講演会でこのようなお話ができたことには、本当にビッ
クリしています。地域の皆様に愛され、飯田においてはダントツの実績を誇る信用
金庫の懐の深さを改めて実感させていただきました。その後、三上市長やにんげん
クラブのメンバーの人たちと懇親会を楽しみました。


4-2.jpg


 そして、三上市長が立ち上げて、私がいま理事長をさせていただいている協同組
合企業福祉共済会
の打ち合わせを、三上市長や同会の理事をしてくださっている
飯田在住の平野瑛児理事と、大阪からその打ち合わせのために同行してもらった
スタッフも含めて、宿泊したホテルのロビーでさせていただきました。

 そして翌日は東京からやってきていたにんげんクラブのスタッフと一緒に車で東京
に帰ったのですが、途中で諏訪大社に寄りました。上社の本宮と前宮でお参りをした
のですが、前宮のところにあるお休み処にコーヒーを飲もうと立ち寄りました。すると、
メニューにビールがあるではないですか。まだ、午前中のことでしたがこれも神様の
ご褒美だと思って直会をさせていただくことにしました。

 大変な移動距離でしたが、しっかりと自分の役割を果たしている実感もあり、最後に
ご褒美までいただいて身体は疲れましたがステキな旅行だったと思っています。

武装解除


 ついこの前新年を迎えたような気分なのですが、早いものでもう春分を過ぎ
てしまいました。昨年の冬至は新月と重なる朔旦冬至(さくたんとうじ)だった
ようですが、この春分の日の前日は日食を伴う新月で、やはり何か特別な変
化が起こっていると教えてくれる目に見えない世界のことに詳しい友人が沢山
います。そしてその友人たちのほとんどが、私たちもこの変化の時にあわせて
変わっていかないと、とても大きな試練を受ける可能性が高いと言うのです。

 少し前のことになりますが、そんな友人の一人とある神社に行きました。友人
は神様たちの武装解除を進めているようでした。どういうことかというと、神様
たちの世界でも大きなパラダイム変換の時が来ていて、いままで主流だった
神様たちからの主導権を違う勢力の神様が取って代わろうとしており、それに
加担する人間たちもいて、このままだと目に見えない世界で大きな戦いが起こ
りそうだというのです。

 神様たちが戦いを始めると、人間の世界も巻き込まれることが必定で、例え
ば首都圏直下型や南海トラフ地震がやってきたり、富士山が爆発したり、日本
の国債相場が暴落して人々の暮らしが大変なことになるのだそうです。そして、
そういう試練を経ることでしか新しいすばらしい世の中がやってこないという世
界観を持っている人たちが大勢いて、そんな人間の集合意識に共鳴している、
どちらかというといままで非主流派だった神様たちがいわゆる革命を起こそうと
しているのです。

 その友人は、神様たちにもう戦いはやめて愛の気持ちを広げていきませんか、
と提案しているのです。そして、いままでの主流派の神様たちも非主流派の神
様たちも共に手を取り合って助けあいながら神様の世界を治めていただくこと
を頼んでいるのだそうです。そうすると、人間の世界も人間のあり方や私たちの
暮らしの仕組みは大きく変化していくのですが、日々暮らしている私たちはその
変化を余り感じることなく対応できるのだと思います。

 イメージで言うと、明治維新のときは歴史的にみると幕藩体制が崩れて、富国
強兵の明治政府ができたとても大きな変革だったのですが、一般市民の暮らし
はその瞬間にはほとんど変わらなかったのではないでしょうか。革命を成し遂げ
たのは薩長土肥の下級武士たちであり、彼らが権力を握っていったのですが、
一般の市民はそれに巻き込まれた人たちも多少はいるにしても、大半の人々は
暮らしのあり方がすぐに変わったわけではないのだと思います。

 ただ、明治になると時代が大きく変わります。暦も新しくなり、税金の納め方も
変わりました。何よりも徴兵制度ができて戦うのは武士の仕事だったのが一般
市民もみんな兵士にならなければならなくなりました。これはフランス革命など
と同様に大きなパラダイムシフトだったのですが、庶民は20年ぐらいのスパンで
徐々に変化を感じ、無理なく受け入れていったという感じだったのだと思います。

 もしも、戦いの準備をしている神様たちが本当に戦いをはじめてしまうと、私た
ち庶民もそれに巻き込まれて大変な目に遭うことになりますが、西郷隆盛と勝
海舟の話し合いによって江戸城が無血開城されたように、神様たちの戦いも土
壇場で話し合いによって解決していただけないかと、友人は一生懸命お願いを
しているようなのです。

 そうなれば、20~30年スパンで見ると私たちの暮らしのあり方も大きく変わっ
ていることに気が付きますが、日々の暮らしの中ではその変化は徐々に起こる
ので、私たちは大きな試練を経験することなくパラダイムシフトを迎えられるの
ではないでしょうか。

 実は私はこれまで、その話を他人事のように聞いていたのですが、最近になっ
て真っ先に武装解除しなければいけないのは私自身だということに気がついて
しまいました。武器は私をいままで守ってきてくれた常識という有り難いものです。
でも、その常識を手放さなければならないということ、さらに私も神様の戦いに加
担していた勢力で、日本中、世界中のパワースポットを回って神様をそそのかす
動きに加わっていたことに気がつきました。神様に武器を渡すために私自身もた
くさんの武器を持っていることに気がついてしまったのです。

 もう武器は必要ありません。日本人はお人好しでとっても厳しい国際政治の中
で損ばっかりしていますが、不思議なことにそんな損ばっかりしている私たち日
本人が世界の人たちの中で最も平和を享受できているようです。日本以外に住
んでいる人たちは、武装解除なんかしたら生きていけなのかもしれませんが、私
たちはそれでも幸せに生きていけることを、身を持って経験できているのではな
いでしょうか。

 だから、まず私たちから武装解除に応じていけば、神様たちも喜んで戦いをや
めてくれて、神も人も一緒になってミロクの世の中を作ることができるのではない
かと思うようになりました。私も少なくとも自分が一生懸命に武装していたことに
気が付きましたので、そんな武器を手放して行こうと決意しました。そうして、自
分という殻を超越した人生を生きていきたいと思っています。

 みなさんも、そんな人生に挑戦してみませんか。多くの方がそんな生活を選択
すれば、地球は今すぐにでも、とっても暮らしやすい星になるのだと思います。

名古屋


 不思議なことに、今年に入ってから名古屋に行く機会が増えています。先週
お伝えした「地球への祈りの集い」は、三重県鈴鹿市にある椿大神社で開催さ
れたのですが、東京から行く場合は名古屋で乗り換えるので名古屋に行った
という感覚になります。また、今野華都子先生や赤塚高仁さんとのご縁で伊勢
神宮に行く機会もあるのですが、それもやはり名古屋乗り換えなので、私の気
分としては名古屋なのです。

 ちょっとせこいことを言ってしまうと、さすがに東京から名古屋へ行くのに飛行
機は使えないので、すこし困っています。私の場合、飛行機のマイルを貯めた
いというよりは辺鄙な(?)ところへ海外旅行をすることが多くて、トランジットに
長い時には10時間以上かかることも少なくありません。そんな時、航空会社の
ステイタスを持っていると豪華なラウンジを無料で使えるので大変ありがたく、
ほとんどそれが目的で大阪に行くのも一生懸命に飛行機を使っていて、おか
げさまでそれでステイタスが使えているのですが、今年のペースだと無理かな
というほど名古屋に行く機会が多いのです。

 名古屋に行くと感じるのは、景気がいいということです。名古屋駅前の開発
ラッシュはすさまじいものがあり、名古屋が本当に変貌していることを感じます。
理由はトヨタの業績が絶好調なことと、リニアの開業が予定されていることです。
リニアの開業はずいぶん先ですが、大阪まで延長するまでに時間差がありま
すので、少なくともそこまでは名古屋の景気がよくて大阪の景気はぼちぼちと
いう状態が続くようです。

 これは、個人的な感想なのですが、日曜日の名古屋の地下鉄に乗る機会が
あったのですが、家族連れなどの若い人たちの姿を東京や大阪よりも多く見か
ける気がします。多分、名古屋は製造業ががんばっているので、実需を伴う大
企業で働いている若い世帯が多いのが東京、大阪との大きな違いなのかもし
れません。東京は極端かもしれませんが、金融業の人だけ、大阪の家電が
中心の製造業は業績が悪いので、がんばっている中小企業の人たちはいま
すが、ピンポイントでみると街に活気がありません。

 もちろん、経済圏としての大きさは大阪の方がまだまだ大きいので、いまは
比較になりませんが、リニアの開業がしばらくは名古屋だけを潤すことを考え
ると、大阪と名古屋の相対的な地位が逆転する可能性もあると思っています。
もちろん、首都圏直下型地震が来て、首都圏の機能が失われた場合はその
代替機能は大阪しか持てないので、その場合は相対的に大阪の地位が上が
りますし、次の天皇陛下の御代になると京都に移られるのではないかという話
もありますので、その場合も関西圏の地位が上がります。

 そして、千賀一生さんのガイアの法則によれば、次の文明の中心は東経135
度場に移ってくるということを考えると関西有利の材料がスピリチュアル的には
多いのですが、現実の街の活性化の状況を見ていると、いまどきの先進国の
中で製造業の実需に基づいて潤っているという意味での名古屋の強さは特筆
すべきものがあるようです。

 名古屋は昔の国で言うと尾張になります。織田信長や豊臣秀吉、愛知県下
ではありますが隣の三河出身の徳川家康を含めて日本の近代を作った人材
を輩出した土地です。そこが、いま日本の中でというよりも世界の主要都市の
中で、金融や不動産投機ではない実態を伴った成長をしていることは、やはり
歴史の必然なのだと思います。にんげんクラブ愛知はどちらかと言うと三河の
人が中心になって運営してくれていますが、いま一番活発な活動をしてくれて
いるのも、いま一番時代の先取りをしている土地であるということが影響して
いるように思います。

 ただし、時代の流れで言うと製造業が主体の時代はそろそろ終焉を迎える
のは間違いないと思います。水素自動車の時代が来るとするとトヨタの強さが
強調される時代はまだまだ続くと思われますが、それでも相対的にはモノから
心の時代になるという立場に立って考えると、マクロに見た名古屋の景気の
良さは、近代という時代が終わる最後の花を咲かせているのかもしれないと
感じています。

 そして、資本主義先進国の最終ランナーである日本の役割は、資本主義の
いい面を次の新しいパラダイムにつなげていくことで、それを政治と金融の街
になった東京や商業の街である大阪ではなく、製造業の街である名古屋が受
け持つのは歴史の必然だと感じるのです。この地に足がついた景気のよさを
引き継いで、心の時代を花開かせるのが私たち日本人の大きな役割であるし、
にんげんクラブもその中で大きな役目があるように感じているのです。

 今年は、いい意味でいまの資本主義という近代の総括をするべき年であり、
だから名古屋へ行く機会が増えているのかもしれません。少しだけ残念なのは、
名古屋名物は肉が多く、肉を止めた身としては、きしめんは美味しくいただいて
いますが、ちょっと残念な気分を味わうことが多くなっていることです。新しい心
の時代にふさわしい名古屋名物ができるのを期待して、多くなった名古屋への
出張を楽しみたいと思っています。


にじ色の鳥

 3月8日(日)三重県鈴鹿市の椿大神社で、にんげんクラブ愛知支部のメンバーが
中心になって「地球への祈りの集い」が開催されました。最初に椿大神社の神職の
方に導かれて正式参拝をさせていただき、その後山本行恭宮司からご挨拶をいた
だきました。そして、いよいよ主催者である中山恵美賀さんの開会の挨拶に続いて、
アマミ舞の花柳鶴寿賀先生門下の美女たちのアマミ舞の奉納から集いは始まって
いきました。

 この集いのメインイベントは細野晴臣さん、雲龍さんKNOBさんの奉納演奏です。
私はみなさんとは初対面だったのですが、その迫力と幽玄な世界に、まさに肝を抜
かれたような思いがしました。奉納演奏の前半は鶴寿賀先生の舞も一緒に奉納され、
後半は3人のすばらしいセッションで地球の過去といまとこれからのすべてを感じさせ
る宇宙規模の演奏だったと思います。

 ちょっと余談になりますが、私は『聖なる約束』(きれい・ねっと)の共著者である
赤塚高仁さんと一緒だったのですが、赤塚さんも細野さんの大ファンらしく写真を一
緒に撮ってフェイスブックにアップしているようです。赤塚さんの大親友である山下
久美子さんの大ヒット曲「赤道小町ドキッ」の作曲は細野さんで、きれい・ねっとの山内
尚子さんもカラオケで歌うことがあるという話などで大いに盛り上がっていました。

 実はこのイベントは、にんげんクラブ愛知のみなさんの思い、特に中山恵美賀さん
や代表の小杉泰三さんの思いが詰まっているイベントでした。いろいろ悔しい思いを
してきたこともありましたが、それらを乗り超えすべて糧にして、にんげんクラブ愛知
らしさをトコトン貫いて、他の誰がやっても絶対にできないような面白いイベントを見
事に成功させることができました。

 このイベントには、それぞれが第一線で活躍されている卓越した能力をお持ちの
すばらしい先生方が、たくさん集まっていました。例えば、陶彩画の草場一壽(くさば
かずひで)先生や画家の杉田明維子さん、それに麻の中山康直さんやにんげん
クラブの会報誌にも登場してくれたドリームアーティストの内山大志さん、もちろん
我らが赤塚高仁さんも加わって、それ以外にもここでは書ききれないぐらいの大きな
役割を持ったステキな人たちが集まってくださったのです。

 中山恵美賀さんの魅力は、これだけのメンバーがわけもわからないうちに恵美賀
さんに言われたからという理由だけで集まってしまうということです。イベントを成功
させるという面から考えると難しい所もあるのですが、今回は見事にその良さが集約
された、彼女にしかできないイベントになりました。

 そして、神様はそんな恵美賀さんにちゃんとご褒美を用意していました。それは、
このタイミングに合わせて恵美賀さんの小さな絵本『にじ色の鳥』(きれい・ねっと)
この日に合わせて出版されたのです。ちょっと長くなりますが「あとがき」の一部を紹介
させていただきます。


 
(引用開始)

お腹の中にいる時に主治医から
「生きて生まれてこられない」と言われた次女の明奈は、
13日間この世で生きていてくれました。
私の心の整理がついて
「ありがとう。お母さん大丈夫だから」と声をかけると、
彼女は静かに旅立ちました。

(中略)

明奈の死から6年。
「必要のない子供は生まれてこない。
必要だから生まれてくるんだ」
そう言って励ましてくれた、
私にとって親友であり、兄のようでもあった大切な夫が
2年の闘病の末この世を去りました。

夫は、この世に宝物を残してくれました。
長女と長男。
二人は成長し、長女は母に、長男は成人式を迎えました。
今3歳になった孫は、娘を「ママ」私を「お母さん」と呼びます。
小さい子特有の高い可愛い声で
もう呼ばれることはないと思っていた
「お母さ~ん」と呼んでくれるのです。

このお話は明奈が亡くなって間もなく出来ました。
昨年の9月16日、明奈の誕生日に
友人のアドバイスで創ろうと思いたち
9月28日、明奈の命日に絵を書いてくださるゆりこさんと出逢い、
3月7日、長女の誕生日に絵本として生まれました。
まるで妹から姉へのバトンのようです。
見える命、見えない命。
見える命は、見えない命の夢をのせて
輝きながらつながっていきます。

 2015年3月7日
                      中山えみか

(引用終了)
 


 この本をイベントの前日の前夜祭の時にいただいた私は、とてもがんばった恵美賀
さんを讃えようと思いつき、出版社であり、にんげんクラブ兵庫の支部代表でもある
山内さんにこの本の朗読をお願いしました。なぜなら、恵美賀さんの命をつないでい
こうという思いから「地球への祈りの集い」が生まれたのですから、そのイベント前日に
出来上がったこの本を紹介しなければ片手落ちになると感じたからです。

 山内さんのすばらしい朗読もあって、集まっていただいていた諸先生方からも大絶賛
をいただきました。それに気をよくした私は、イベントの本番でも私が挨拶をさせていた
だいた後に山内さんに朗読をしてもらうように頼みました。山内さんはちょっと戸惑って
いましたが、私の挨拶の後、イベントの最後を締めくくる形で、書を奉納してくださる
小林芙蓉先生のご承諾がいただければ読みますと快諾してくれました。

 小林先生からも気持ちよくお許しをいただき、日本全国から集まっていただいた多くの
人にこのイベントの本当の意味である、「お母さんが子供を愛する思いで地球を愛して
いこう。子供がお母さんを思うように地球に感謝の祈りを捧げよう」という主旨を共有して
くださることができました。イベントの最後の芙蓉先生の書の奉納は本当に素晴らしく、
出来上がった「富士山」の書は本当にものすごいエネルギーを発散していて、地球の
変革の幕開けにふさわしいものになりました。


富士山.jpg


 こんなすばらしいイベントを支部の力だけで成功させられるようになったにんげんクラブ
のことを誇らしく思えた、本当にすてきな1日でした。小杉さん、恵美賀さんをはじめとする
にんげんクラブ愛知の皆様、本当にありがとうございました。

アンインストール


 高知に来ています。昨日、久しぶりに唐人駄場(とうじんだば)という縄文巨石
遺跡を見に行きました。唐人駄場のすぐそばにある龍宮神社に行きたいという
女性お二人とご一緒に久しぶりの唐人駄場です。唐人駄場探索協会の事務局
長もしている小川雅弘さんに「ガイドをしてくれませんか」とお尋ねすると、ちょう
ど1月の「宇宙からの黙示(そらからのアポカリプス)Ⅱ」でゲリー・ボーネルさん
の通訳をしてくださった大野百合子さんと行く唐人駄場ツアーの最中とのことで、
そこに合流させていただくことになりました。

 ツアーに最初から合流するのは時間的に少し無理だったので、レンタカーを
借りて、まず龍宮神社を目指しました。色々なご神事をしていると、どうも傷つい
た龍がいたようで、仲間の龍がすぐに助けに来たそうです。私には龍の姿は見
えませんでしたが、先日熱海でこだまゆうこさんと開催させていただいた講演会
の時に、小川さんに付いている「こーすけ」という龍は小川さんがお世話をして
大きく成長しているのに、私に付いてくれている「ゆーすけ」という龍は、私が全
然意識を向けないからかわいそうだとこだまさんに言われたばかりなので、
ちょっと気になりました。

 私は最近のこだまさんは少し4次元的な感覚が強すぎると思っていて、どうも
そんなことを彼女と話している時に私が言ったようです。こだまさんは自分の講
演の中で、4次元を毛嫌いするのではなく、バランスを取りながらそれも大事に
した方がいいのでは、という提言をしてくれました。

 4次元的というのは舩井幸雄的な解釈では幽界的な世界で、私はあまりレベル
が高くないというイメージで考えていましたが、こだまさんの話はとても納得でき
るものでした。あまり現実離れした情報に振り回されるのはどうかとも思いますが、
参考になる意見も多くもらえるので、ちゃんと自分で判断することを大事にしなが
ら、その上で有効に使うほうがはるかに良いのだろうということで腑に落ちました。

 正直言うと、私に付いているという龍の情報は4次元っぽいから嫌だなと思って
いたのですが、そうではなくてせっかく私を選んで来てくれたのだから、大事にし
て情報交換をすればいいことに気が付きました。

 そうすると、傷ついた龍を助けにきた龍がどうも「ゆーすけ(つまり私の龍です)」
ではないかと感じるようになってきました。真偽ははかりようがありませんし、もち
ろん私の思い込みなのですが、傷ついた龍を何とかする役目が私にはあるように
感じていますので、感じるままにやるべきことはやろうと決心しています。

 そして、傷ついた龍は女性性を象徴しており、これからは長い年月の間、虐げら
れてきた女性性を復活させて、女性原理が先で男性原理が後の世界を作り上げ
ていかなければならないのだと思います。当面の私の役割は、その基礎を築くた
めに傷ついた女性性をサポートすることなのだろうなあ、という漠然とはしています
が、そんな決心をすることができる旅になりました。

 さて、ここまで書いてきたことと相反しますが、先週のこのレポートでも書いたよう
に、最近ルンルの植原紘治先生の教えにとてもいい影響を受けています。先日、
植原先生にひすいこたろうさんがインタビューするところに立ち会う機会がありまし
た。本を作るためのインタビューなので、それをここで書いてしまうのは反則なのか
もしれませんが、とてもいい話なのでちょっとだけシェアしてしまいます。

 それは究極の本物、例えばイエス・キリストやブッダ、それに観音菩薩などからの
メッセージは(一生に)一度しか来ない、というものでした。

 ここから先は私の勝手な意見なので植原先生やひすいさんに文責はありません
が、私はこの話を聞いた時に、きっと何度もメッセージをくれる人は4次元的なレベ
ルの人なのだろうと思いました。もちろんこだまさんが言うように、それが悪いわけ
ではありませんが、その情報を使うときはそれに振り回されたり、とらわれ過ぎない
ようにすることがとても大切なのだと思います。

 また変な話を書いてしまいますが、父が亡くなってから不思議なことに夢の中など
で度々メッセージをくれる存在を意識するようになっていました。植原先生のお話を
お聞きして、彼らは4次元的な存在であり、彼らの言うことを絶対視することは間違っ
ているということに気がついたのです。だから私は、とらわれすぎていた状態を解消
するために、スマホのアプリではありませんが、一度彼らをアンインストールしてみる
ことにしました。ちょっと、もったいないとも思いましたが、気がついてしまったのです
から思い切ってやってみたのです。

 すると、父が出てきて、「俺は残しておけ」と言っていました。それで、逆にちょっと
リアリティを感じたのです。もちろん、またインストールすることもできるようですので、
お世話になる時もあると思いますが、アプリは使い方次第で責任は使う人間にある
ことを肝に銘じておきたいとは思っています。

心のデトックスの集大成


 私は、できるだけ時間を作って毎朝瞑想をしています。私の瞑想は、朝早く
目覚めたらトイレに行って水を飲み、それからまた布団の中に戻って横になっ
て始めるというものです。基本は2010年に前田知則先生に教えていただいた
心のデトックスという手法を基本にしています。それに、色々な先生方から教
えていただいている瞑想法を加味したものですが、よほど時間がない時以外
は寝ながら瞑想をしています。

 今年に入ってからですが、にんげんクラブが主催する植原紘治先生のルン・
ルの会
に毎月出席することにしました。植原先生のことは20年前から知って
いましたが、私のレベルが低くてその真髄が全然分かっていませんでした。
解説のようなことはほとんど何もありませんが、本質的な世界に連れて行って
もらうのは植原先生のルンルが一番適切な方法だといまは思っています。
そして実は、一種の瞑想法であるこのルンルも寝ながら行うものなのです。

 『神様につながった電話』(風雲舎)の保江邦夫先生は、ご本業は物理学者
です。ノートルダム清心女子大学の教授なのですが、私の感覚では本当の実
力を発揮すれば東大か京大の教授でノーベル賞候補になっていても不思議
ではないぐらいの業績をあげられるすばらしい人だと思っています。

 保江先生が昔研究されていた場の量子論は理論物理学の最先端の研究
でしたし、いまは湯川秀樹博士が晩年に取り組もうとされていた素領域という
概念に挑戦しようされているそうです。もし保江先生がこの概念を解き明かす
ことに成功すれば、スピリチュアルな世界を科学的に説明することが可能に
なる本当に凄いものだと思います。

 その保江先生がある講演の中で、理系の学生にとって一番割のいいアル
バイトは医学部の学生が解剖の実習をするために必要なホルマリン漬けの
死体を運ぶことなのですが、ほとんど1日でやめてしまうということを話されて
いました。普通は気持ちが悪いからだろうと思うのですが、本当の理由は物
理的に重いのが嫌になってしまうからなのだそうです。死体は重たいのです。
生きている時と比べると4、5倍の重さに感じられるので体力が持たず、1日
でやめてしまうのだというのです。

 植原先生が寝ながらルンルをするのは、本当にルンルが上手くいって本質
の世界に行くと、あくまで疑似体験ではありますが死ぬことができるからです。
疑似体験とはいえ、死ぬと重たくなるので、座った状態では椅子が壊れたり、
それより何より腰がおかしくなってしまうからだというのです。いまの世の中で
本質的なことが分かっている人は臨死体験をした人が多いように思うのです
が、ルンルはそんなに酷い目にあわなくても死ねるので、やはり最高の手法
の一つであると思います。

 前田先生の心のデトックのやり方とルンルのやり方はずいぶん違いますが、
こうして考えてみると本質的なところではつながっているのかもしれません。
心のデトックスはカルマやトラウマを、それらの生まれた出来事を再体験する
ことで少しずつ解消していくことを目指すものですが、自分の実年齢の5分の1
ぐらいの時間がかかりますよと教えていただきました。私はいま50歳なので
5年かかることになり、そろそろデトックスをはじめてからその5年になります。

 二日酔いの時や寝不足の時もあるので、そんなに毎日まじめにできている
わけではありませんが、どうも最近集大成を迎えつつあるな、と感じるように
なってきました。それというのも、どちらかと言うとネガティブなことなのかもし
れませんが、ものすごく大きなトラウマやカルマに直面するようになってきた
からです。そして、その大半はそんなカルマやトラウマを持っていたこと自体
に自分自身でも気がついていないようなものなのですが、その体験によって
デトックスが格段に進んでいくことも同時に実感できるのです。

 とてもしんどいカルマやトラウマに気付かされると、不思議なものでそれは
自然にデトックスされていきますし、そうするとなかなか解決できなかった大き
な問題が自然と解決に向かっていき、そういう意味でいよいよ集大成に向かっ
てきているなという実感が湧いてきました。ただ、これでいい気になるのでは
なくて、さらなる進化を目指していかなければいけないとも感じていますので、
ますます精進していきたいとも思います。

 ちょっと怖いのは、そうすると今以上に大きなカルマやトラウマに直面するの
かもしれません。でも、それに耐えられるようになるからこそ現われて来るのだ
と思うと、さらなる挑戦もおもしろいのかもしれませんね。


雲の上の町

 先週、高知と愛媛に行って来ました。高知なのに今回は小川雅弘さんとは
関係なく、知り合いと二人で高知県梼原町を訪ねて、矢野町長や吉田副町長
をはじめとする町の人たちの温かい歓迎を受けました。もちろん、小川さんの
紹介で何度かこの町を訪ねており、だから歓迎していただいたのですが、実は
私は平成24年に矢野町長から「ゆすはら未来大使」に任命されており、そうい
う意味ではこのウィークリー・レポートで紹介させていただくのも大事な仕事だ
と思っています。

 今回の訪問の目的は実は新しい本の取材です。新しい本と言っても出版社
が決まっているわけではないのですが、経済や金融の話を分かりやすくする
ためにノン・フィクションとフィクションを混ぜあわせたような本にしたいと思って
います。そして、フィクションの部分で都会の人間関係で傷ついた主人公が
梼原に移住して、梼原での田舎暮らしを通じて、新しい時代の流れに目覚めて
いくというストーリーにしたいと思っているのです。

 飛鳥昭雄先生ではありませんが、真実はフィクションでなければ伝えられない
面があります。飛鳥先生はどこまで本当のことを言っているのか分からないと
ころが良いところで、だからご本人もサイエンス・エンターテイナーを名乗って
おられるのです。金融の話も、分かり辛い面がたくさんありますが、小説仕立て
なら、分かりやすく伝えられるかもしれないと考えています。

 実は小説を書きたいというのは父の夢でした。実際に高名な小説家の先生の
下で、少しだけ書生のようなことをしたことがあるようなことを言っていましたが、
結局は一作も書けませんでした。そこで、父に比べれば時間も自由度もたくさん
ある私がそれに挑戦してみたいなと考えているのです。そして、小説は細部の
リアリティが大事なので、改めて取材に行って来たというわけです。

 ただ、今回改めて梼原の町を見させていただいて大事だと感じたことは、有機
農法や再生可能エネルギーなどといった感覚的に心地いい要素だけではなく、
現実の生活を改善していくということにとても力を入れているという点でした。
確かに千枚田は冬の時期でも美しく、わざわざ土曜日にも関わらず自ら運転し
てご案内くださった吉田副町長によると、最初に千枚田のオーナー制度を始め
た時は、役場の電話が鳴り止まないほどの反響があったそうです。

 そして、おもしろいなと感じたのは実際にオーナーになられたのは、ほとんど
が裕福な方たちだったということです。イメージで言えば医者や弁護士のような
職業で、お住まいは関西方面、高級な外車に乗ってやってこられて、農作業を
楽しまれた後は、高知市内の高級料亭の予約をして帰られるというような感じ
だったそうです。これも、町をPRするという面では大切なことですが、これだけ
で町民の暮らしがすぐに良くなるわけではありません。

 また、エネルギーが大きなテーマだと思ったので、小水力発電や木質ペレット
の工場、それに遠くからにはなりますが、わざわざ雪が積もっている山の上ま
で連れて行っていただいて、そこから町が運営している大型の風力発電を見学
させていただきました。小水力発電は小さなものを想定していたのですが、実際
には厳重に旋条された発電施設として管理されており、ユートピアを想像させる
ものではありませんでした。

 また、昨年末に風力発電に落雷があり、2機ある内の1機は故障中で修理する
には数千万円のお金がかかるだろうということでした。それよりも何よりも、降雪
が深くて現場に近づけず、春にならなければ故障の具体的な原因も分からない
というのです。

 それでも、梼原は人口が3,700人余りしかいないとは思えないほど豊かです。
それは、矢野町長に至るまでの歴代の町長が経営感覚に優れ、道路の整備を
はじめとする行政にとって一番大切なことをしっかりと果たしてきたことで成り
立っているものだと感じます。

 もちろん、町としてはできれば宿泊してくれる観光客、もっと言えば居住者が
来てくれることを一番望んでいます。今回は書けませんでしたが、私の「ゆす
はら未来大使」の名刺を持って行くと、雲の上の温泉に無料で入浴できたり、
町内の宿泊施設が500円引きになったりします。希望の方には郵送で送らせ
ていただきますので、気軽ににんげんクラブの事務局までご連絡ください。

 そして、移住を検討してみたいという方には、町がかなりの予算をかけてリ
フォームした家をかなり割安で貸し出す制度があるようなので、ぜひ一度役場
にお問い合わせください。梼原は田舎ですが、昔から国境の町であったため、
よそ者に対して暖かくもてなすという文化があるようですので、移住先としては
いい選択になると思います。

 愛媛のことが書けませんでしたが、来週月曜日に舩井幸雄.comの「いま知ら
せたいこと」のページで、イスラエルに一緒に行った近藤千恵子さんが主宰され
NPO法人日本エドガー・ケイシーセンターの光田秀会長のセミナーについて
紹介してみたいと思いますので、そちらも合わせてお読みいただければと思い
ます。よろしくお願いいたします。

地球暦

 私は怠け者です。整理整頓が苦手で、コツコツとやり続けることもできません。
仕事柄、本はたくさん読む......というよりもむしろ買って積ん読になっているの
ですが、その本たちはとっくの昔に本棚に収まりきらなくなっています。私の部
屋はいつもあちこちで本が雪崩を起こしている状態で、そろそろ寝るスペース
を探すのにも苦労するようになってきてしまいました。本を捨てるのは気持ち
のいいものではありませんが、さすがにそろそろ手を付けなければ人間として
の最低限の暮らしも難しいぐらいの状態になっています。

 こんな私でも、原稿を書いたり講演をさせていただいたりできているのは、
これは親に感謝しなければならないのですが、父の情報力を受け継ぐことが
できたこと、直感力に多少優れていること、そして、最初にある程度の概要は
つかめてしまう能力を持っているからだと思っています。もちろん、自分に興味
があることに限りますが、最初の段階で6、7割は本質的なことをつかめてしま
います。だから、例えば社会の教科で言うと、歴史や政経は大好きですが
地理はあまり好きではありませんでした。

 しかし、やっぱり努力には勝てないもので、おかげさまで日本中、最近では
世界を旅する機会をたくさんいただいているので、だんだんと地理も得意に
なってきました。そう言えば、亡くなった父は自分で車の運転はしないにも
かかわらず、日本中の道を本当によく知っていました。昭和50年代ぐらいまで
に開発されたすべての日本中のショッピング・センターの開発に何らかの形で
関わっていた父は、仕事で日本中を歩き回っていたからでしょう。ナビなどの
ない時代に、的確に道順の指示が出せるくらいの細かな地図が完全に頭に
入っているようでした。

 歴史は最初に大まかな流れがつかめても、さすがに実体験することは難しい
のですが、地理なら父や私のように機会さえいただければ実際に少しずつ経験
していくことができます。どんなに学んでも実体験に勝ることはできないようです。

 さて、そんな私が珍しく毎日続けている習慣が「地球暦」です。杉山開知さんが
開発されたものですが、1兆分の1スケールになっている太陽系の惑星の動きを
毎日自分でピンを動かして感じるというのが地球暦です。火星までは正確に1兆
分の1のスケールになっていて、会社に出勤してくる日はまず地球暦を動かすこ
とが日課になっています。

 そろそろ、やり始めて1年半ぐらいになりますが、開知さんが「2年ぐらい続けて
いると惑星の動きが実感として感じられるようになります」とおっしゃっていたの
で、それがとても楽しみです。あるとき、木星が汚れているなと感じて一生懸命
に拭いている夢を見たことがありました。これは私の勝手な解釈ですが、惑星
の運行を神の視点で眺めることができるようになるのではないかと思っています。

 やることはとても単純なことですが、その単純なことの繰り返しが次元の扉を
開くことになるのだ、と実感できるのが地球暦です。そんな開知さんが3月8日
(日)に東京お台場の日本科学未来館で理論物理学者の佐治晴夫博士と20
15年版の地球暦(3月21日の春分の日からスタートします)のリリースの記念
講演会を開催されることになりました。宇宙の視点、つまり神の視点を持てる
きっかけを与えてくれるお話をぜひ聞きに行ってみてください。詳細は地球暦
のHPをご覧ください。

 話は変わりますが、水星の逆行というホロスコープの世界の出来事があり
ます。地球暦では太陽の視点に立っているので逆行はしませんが、ホロス
コープは地球から見た惑星の動きが基本になっているので、地球より公転
速度の早い水星は年に3回ぐらい地球からみると逆方向に動いているように
見えることがあるそうです。

 水星はコミュニケーションを司る星なので、この期間は大事な人とのミス
コミュニケーションが発生することが多いのだと友人が教えてくれました。
今年の水星の逆行期間は、1月22日-2月11日、5月19日-6月12日、
9月18日-10月9日の3回で、ちょうどこのレポートをアップしている今日まで
逆行期間が続いていたようです。

 それが原因かどうかは分かりませんが、私はここ最近心身ともにちょっと
しんどい時間を過ごしていました。冒頭の弱気な発言もその表れかもしれませ
んが、それも今日で抜けるということなので、これからは少し気合を入れていい
世の中を作るためにがんばっていきたいと思っています。そして、もう半年間
地球暦を続けていけば太陽の視点に立てるようになるかもしれませんし、そう
なると逆行しない次元に立てることになるので大丈夫にならないかなと淡い
期待を抱きつつ、今日の原稿を終わりたいと思います。

自分の中の葛藤

 先週の土曜日は大勢のにんげんクラブの皆様に全国各地からお集まりいただき、
「宇宙からの黙示Ⅱ(ソラからのアポカリプスⅡ)~今、日本の近未来をかえるとき~」
を開催することができました。本当にありがとうございました。私たちスタッフは秘か
に「にんげんクラブ 宇宙人大会」と呼んでいるのですが、私の予想以上にお久し
ぶりですというメンバーも含めて、にんげんクラブを支えていただいているコアなメン
バーがお集まりくださって感激しています。


勝仁社長④.jpg

 皆さまとご一緒にイベントを楽しみながら私が思い出していたのは、3年前に株式
会社にんげんクラブを設立してPちゃんのパパである小川雅弘さんに社長に就任し
ていただき、小川さんと一緒に全国の支部を周らせていただいたときのことです。
当初は株式会社にしたことで利潤の追求をするのかという厳しい声もいただきまし
たが、もちろん赤字にはならないようにしながらですが、3年間の活動を通じてにん
げんクラブの皆さまと一緒に明るい未来を創るために活動していることを、少しずつ
認めていただいてきているということを感じることができました。

小川⑨.jpg


 小川さんはエドガー・ケイシーが大好きで、アトランティス文明や、さらに多分その
ベースを作ったのであろう宇宙人のことに大変興味を持っています。だから、全国
の支部を周っている時も、講演会の時は稲盛和夫先生の盛和塾で学ばれた安岡
正篤先生の『陰隲録(いんしつろく)』の話をされていましたが、懇親会に行くとほと
んど宇宙人の話をしていました。講演会でもポロッと宇宙人の話をしてしまい、出席
されていた父の時代からお世話になっている先生に「舩井さんの席でそんな怪しい
話をしてはいけない」と怒られてしまったほどでした。

 今回、全国からお集まりいただいた顔ぶれを見ていると、当時懇親会まで来てい
ただいて、そんな怪しい宇宙人の話を共に楽しんだ皆様が中心にお集まりいただい
ているように感じ、小川さんの、「宇宙からやってきた(?)人たちの同窓会をやろう」
という思いが今回の「宇宙からの黙示Ⅱ」で結実したのだというふうに感じていたの
です。

 ちなみに、小川さんは500名以上の社員を抱える大会社の社長だった人で、しかも
小川さんが26歳で社長になった時は長年の累積損失が何億円も貯まっており、当然
会社にはお金がなく、新しい設備投資や社員に対する十分な待遇改善もままならない
状態で、最初の仕事が労働組合との団体交渉だったそうです。

 そこで、労組の幹部の人に「何年ぐらい組合活動をしているのですか」、と尋ねると
なんと30年という答えが返ってきて、自分が生まれる前から組合活動をしている人と
相対さなければならないという極限の状況に追い込まれたのです。

 そんな苦境を乗り切るために小川さんが学んでいったのが、成功哲学や稲盛先生の
盛和塾、そして舩井幸雄の教えでした。そして、そんな教えを基にして、自社だけでは
なくみんなが幸せになれる経営手法を実践して累積損失を一掃し、彼が社長をやって
いた28年間一度も赤字を出さずに見事に高知を代表する会社に成長させたのです。

 だから、宇宙人の話さえしなければ立派な経営者で通用しますし、実際にいまは高
知県の財界人を代表する土佐経済同友会の筆頭代表幹事をつとめていらっしゃいま
す。これは、他県であれば地方銀行の会長さんが就任するようなポストであり、そんな
小川さんが私たちと一緒になって、近未来の地球を変えるために、宇宙人やアカシック・
レコードの話を真剣に話し合っているのが、にんげんクラブの特徴だと私は思うのです。

 今回の「宇宙からの黙示Ⅱ」では、小川社長の強い思いもありゲリー・ボーネルさんの
講演が実現しました。ゲリーさんの側近の方が、通常の講演会では個人的な質問が多
く出るのだが、にんげんクラブではもっと大きなレベルの質問しか出なかったのが印象
的だとおっしゃっていたそうです。確かにゲリーさんも、このグループはイージーグループ
だと舞台の上で言っていましたが、私は一瞬ネガティブな意味で取ってしまったのですが、
その話を聞いて真意が分かり逆にとても嬉しくなりました。

 ゲリーさんの話の中で一番心に残ったのは、「自分の中の心の葛藤と戦わない」という
ことです。これは、できてしまえば簡単なことだとおっしゃっていましたが、それを説明す
るのはとても難しいことのようです。

 「どうしたら戦わないようにできるのですか」と質問した人がいて、昔ゲリーさんもインド
でおなじ質問をしたら「それはあなたの中に(答えが)ある」という、とても抽象的な答えを
もらったことがあるとおっしゃっていました。

 自分の心の中の葛藤と戦わないようになれば、アカシック・レコードにアクセスでき、
ゲリーさんや当日講演していただいた青木勇一郎さん、それに村中愛さんのような能力
が私たちにも持てるといいます。私はまだまだこの境地にはいたれそうにありませんが、
大きなヒントはもらえた気がしています。


対談⑭.jpg   対談⑰.jpg

 また、ゲリーさんや青木さんの本を読み直して、どうすれば自分の中にあるアカシック・
レコードにアクセスできるか試行錯誤をしてみたいと思っています。


親友たちとの大事な時間

 伊勢に行って来ました。案内してくださったのは『聖なる約束』を一緒に書いた
赤塚高仁さん。最近の私の書いたものや講演の中で一番名前が出てくる親友
です。日曜日の夕方、駅まで迎えに来てくれて赤塚建設さんのゲストハウスで
あるログハウスへ。奥様が美味しい炭火焼きやお鍋やお刺身をご用意してくだ
さって、お酒もドンドン進んでいきます。

 今回の伊勢訪問の目的は、赤塚さんが「姉さん」と呼び、親しみの中にも尊敬
というよりもむしろ畏敬の念を強く抱いている今野華都子先生を今野先生のや
まとこころの道場にお訪ねして、今野先生の本の出版の企画を進めることです。
本を出していただくのはきれい・ねっとの山内尚子さん。昨年に引き続いて10月
17日(土)、18日(日)に開催する舩井☆SAKIGAKEフォーラムのプロデューサー
を今年もお願いしようと考えている、赤塚さん同様に私の大事な友人です。

 赤塚さんや山内さんとはずいぶん昔から知り合いなのですが、親友といえるぐ
らい仲良くなったのはどちらも最近のことです。赤塚さんとは昨年赤塚団長の下、
今野先生や滝澤泰平さんなども一緒にイスラエルに連れて行ってもらいました。
そして、そのイスラエルの話を共著として『聖なる約束』にまとめ、昨年の11月
15日にはいろいろな方にご協力いただいて出版記念講演会を京都のKBS
ホールで開催させていただきました。そういった流れの中で、本当に腹蔵なく
語り合える私にとっては一番大事な友人となったのです。

 山内さんは、にんげんクラブの大事なメンバーですし、最近私から大下伸悦
先生にお願いして名称を「夢を持って楽しく生きる会」に変えていただいた「幸塾」
や、大下先生が中心になっている文化文芸団体「新日本文芸協会」の中心メン
バーですので、ずいぶん前から知り合いではあったのですが、正直に言うとずい
ぶん苦手意識がありました。ビジネス社会で生きてきた私の感性と違う理屈で動
かれていることに違和感があったのですが、私の大失敗から急速に親しくなりま
した。

 それは、一昨年の名古屋で開催したミロクフェスティバルにお客様が集まらずに
大失敗したことが原因でした。ここで詳細を書くことはやめておきますが、赤塚さん
を改めて紹介していただくことになった澤田升男先生のグループの皆様にも多大な
ご迷惑をかけてしまいました。

 山内さんとの事件は、そのミロクフェスティバルの打ち上げの時に起こりました。
持病の痛風が発症していた私は珍しくお酒を飲まないでいたのですが、一次会の
席に山内さんから電話がかかってきて、絶対に二次会に来てほしいといいます。
そこで、二次会に行ってみると山内さんも手術を受けた直後でお酒を飲んでおらず、
お互いにシラフで話すことになり、山内さんは「こんなことをしていたら、舩井先生が
大事にしてきたにんげんクラブがダメになる」と真剣にアドバイスをしてくれたのです。

 私の悪い癖は、やりたいことがあるという人がいたら、無責任に任せてしまうこと。
イベントの主催者としての最低限の心構えを説かれて、それ以来にんげんクラブの
主なイベントのプロデュースを任せるようになりました。再度、東京まで来ていただ
いて話してみてよく分かったのですが、私がにんげんクラブでやりたいことというか、
やらなければならないことだと思っていることを、私以上に上手く表現してくれて、
ああこの人は私の思いを分かってくれているのだ、と感じたからです。

 そして、立て続けに『にんげんクラブからのメッセージ 舩井幸雄が一番伝えた
かった事
』、『チェンジ・マネー』(はせくらみゆき先生との共著)、『いのちの革命
(柴田久美子先生との共著)、『聖なる約束』(赤塚高仁さんとの共著)、
SAKIGAKE 新時代の扉を開く』(佐野浩一との共著)を出していただいたのです。
特に、『舩井幸雄が一番伝えたかったこと』と『聖なる約束』は山内さんでなければ
絶対に作れなかった本だと感謝しています。

 面白かったのは、今野先生を訪ねることに対して赤塚さんが本当に緊張していた
ことです。しかし、まず道場に伺うとその足で伊勢神宮の内宮にご参拝させていた
だいたのですが、その時に神様との対話を真剣に続けられている今野先生の真摯
なお姿を拝見したり、道場での真剣かつ濃密な対談の中で、私も赤塚さんが何を
そんなに緊張していたかが本当によく分かりました。でも、また悪い癖が出て、気楽
にとてもすごいことを今野先生に対してお願いしてしまったようです。

 帰りの車の中で、赤塚さんが「私から姉さんに何かをお願いすることはあり得ない
ことなんや。でも勝仁さんが思いついたんやからこれはやらなければあかんのや」
とつぶやいていたことが印象的です。また、とんでもないことをやらかしたみたい
ですが、二人の親友のおかげで、雨降って地固まるになったようです。本当に感謝
したいと思います。

 さて、話はまったく違いますが、にんげんクラブ大阪の濱田幸代さんが仲人士
なられたようです。濱田さんはストレートに自分の気持ちを関西のにんげんクラブで
表現してくれるので、小原さん、小山さん、飯塚さん、川端さん、大空さん、それに
山内さんなどにんげんくらぶ関西の個性の強い主力メンバーの中でも、極めて
特徴的な輝きを放っています。

 勇気を持って、私に婚活の仕事をすることになったとメールを送ってくださいました。
濱田さんにしかできない仕事だと確信されているようです。いい結婚をしたいと考え
ている方は気楽に連絡してみてください。新しいにんげんクラブの一面がみられる
のだと思います。


         
   


エドガー・ケイシーとスウェデンボルグ


 父の1周忌で熱海の実家に来ています。前日の日曜日に家族だけで集まって
お墓参りに行き、その後近くの割烹店に行って簡単に食事を済ませました。
父の弟である叔父だけは呼びましたが、後は母と子ども夫婦と孫だけの簡単な
法要にさせていただきました。命日には、私は実家にしばらくいて母と母の手伝
いをしてくれている姪と3人で過ごしています。

 時々お客様がありますが、とても静かな時間を過ごしているので、この原稿を
書き始めたというわけです。ふと思い立って父の書斎に行ってみました。そして、
父の本箱を何気なく覗いてみると、父が一番大事にしていた本が目に入ってき
ました。それは、例えば『ヒマラヤ聖者の生活探求』であり、高橋信次先生の本
であったり、はたまた七田眞先生の本だったりするのですが、私が一番心惹か
れたのはエドガー・ケイシーとスウェデンボルグの本でした。

 どこかに書いたことがあるのですが、東京の大学に合格して一人暮らしをはじ
めるまで暮らしていた兵庫県宝塚市の当時の自宅には、来客がとても多かった
こともあり、玄関を入ってすぐのところに応接間がありました。応接間の本棚には、
立派な経済や経営に関する本、例えば、日経新聞の「私の履歴書」欄をまとめた
財界の大物の自伝集や父が尊敬していた日本を代表する経済学者であった
難波田春夫先生の全集などが並んでいました。

 もちろん、それは格好をつけるために置いてあるのではなく、しっかりと読み
込んであったものではありますが、父が本当に興味があっていつも読んでいた
のは2階の書斎に置かれていた精神世界の本、特にエドガー・ケイシーと
スウェデンボルグの本でした。高校生の私にはまったく興味がない本でしたが、
時々お手伝いで掃除機をかけに父の書斎に入った時などに、不思議な思いで
見ていたので名前だけははっきり覚えているのです。

 スウェデンボルグと言えば、父が大変親しくさせていただいていた関西アーバ
ン銀行の伊藤忠彦元頭取が熱心なクリスチャンで、スウェデンボルグの研究家
でした。何度かお会いさせていただいたことがありますが、スウェデンボルグに
ついては一家言持っていらっしゃって、例えば父が輪廻転生の話をしたら、先祖
が守ってくれるということはあるがスウェデンボルグを研究した私の考えでは輪
廻することはない、という意見をおっしゃっていました。

 おそらく、父が本当に好きだったのはエドガー・ケイシーの方だと思います。
父の本棚にあった本の1冊が『エドガー・ケイシーのすべて』(サンマーク出版)
という本で、日本でエドガー・ケイシーと言えば日本エドガー・ケイシーセンター
会長の光田秀先生ですが、1999年に出版されている同書でも「人物伝 エドガー・
ケイシーの生涯」という論考を書かれていました。

 それを読むとエドガー・ケイシーは13歳までに13回聖書を読み、その後は1年に
1回聖書をすべて読んでいたのだそうです。そういう意味では敬虔なクリスチャンで
すが、私は個人的には聖書も読んだことはなく、またクリスチャンに対しても何とな
く複雑な思いを持っていたので、エドガー・ケイシーの勉強をする気は起きません
でした。

 大親友のPちゃんのパパ、小川雅弘さんもエドガー・ケイシーの大ファンでケイシー
の予言に従ってエジプトのスフィンクスの足の下を本気で掘ってみたいと考えていらっ
しゃいますので、とても親しみは覚えているのですが、それでもちょっと本気にはなれ
ませんでした。でも、1周忌の機会にここでエドガー・ケイシーに出会ったということは
聖書も含めて、改めて彼について取り組んでみればいいのではないか、という父の
アドバイスの様な気がしてきました。

 アマゾンで検索したら光田先生の新著『改訂版 眠れる預言者エドガー・ケイシー
(総合法令)が昨年の12月に出たばかりでした。早速、買って勉強を始めようと思い
ます。気楽にケイシーを身近に感じるために光田先生を思い浮かべながら、活字に
載っている情報を知識として追い求めるのではなく、本質的にケイシーのことを理解
するような読み方をしてみたいと思っています。とても、楽しみです。


20年前


 1995年1月17日に阪神淡路大震災が起こってから、早いものでもうすぐ20年
になります。私はその日は東京にいて、テレビのニュースでその被害のすごさに
衝撃を受けたのをよく覚えています。おかげさまで船井総研の社員は誰も犠牲
にならず、義理の弟である佐野浩一一家も妹が出産を間近に控えていたために
東京の両親の元に帰っており、直接の被害は受けませんでした。

 ただ、兵庫県宝塚市に住んでいた祖母が被害には遭わなかったものの、仏壇
が倒れてしまったことにショックを受けて、それから寝たきりになってしまい2年後
に亡くなっています。また、無事だった佐野浩一も宝塚の自宅がどうなっている
のか、そして当時彼は高校の教師だったので、生徒や学校のことが心配で取り
急ぎ自分の家に帰っていきました。大阪空港から宝塚の自宅まで帰るのがとても
大変だったことや、家の中はメチャクチャになっていて、もしここにいたら果たして
どんな被害を受けたかと考えるとゾッとすると言っていたので、多少の被害は
受けたことになるのかもしれません。

 先日、ちょうど震災の時に神戸にいた人と話をしていました。彼女は心配した
婚約者が迎えに来てくれて奇跡的に彼にうまく巡りあえたおかげで一命を取り
留めたそうですが、いまはきれいになって見事に復興している神戸の街からは
考えられないような悲惨な状況をいまでも思い出すことがあると話してくれました。

 私はそれに比べるとのんきなものですが、その年の5月に二人目の子どもが
生まれるので、いままで住んでいたところでは狭くなるということで、いま住んで
いるマンションの購入の契約をちょうどしていたことを思い出します。テレビで
マンションが潰れている映像をこれでもかというほど見せられて、それなのに
マンションを買おうとしている自分がとっても滑稽に思えたものですが、いまと
なっては20年間無事に私たち一家の暮らしを守ってくれたことに感謝しなけれ
ばならないのだと思います。

 そして先週末、新日本文芸協会/夢を持って楽しく生きる会の大下伸悦先生
が主催されている新春の集いで池田整治先生がご挨拶をされた中で、震災の
年にオウムの地下鉄サリン事件があり、池田先生は幸いにも自転車通勤をして
いて難を逃れましたが、もし地下鉄で通勤していたら犠牲になっていた可能性が
高いというお話を聞いて、そちらも自分のことを思い出していました。

 実は私もその当時地下鉄を使って通勤していました。普段使っている時間帯
とずれていたので多分被害に遭うことはなかったと思いますが、それでもちょっ
とした偶然によって被害に遭っていてもおかしくない状況です。当日はたまたま
会社に行かずにお客様のところに直行することになっていて、地下鉄ではなく
都バスを使って仕事に向かったために、私はその騒然とした雰囲気を体験する
ことはありませんでした。それでも、そんなことを考えると、普段便利に利用させ
ていただいている地下鉄に乗るのも、それ以降、乗客の安全を守ってくださって
いる多くの方のおかげなのだということを改めて考えさせてもらえます。

 私の知り合いの中には、そろそろ東京に住んでいたら大地震が来る可能性が
高いということで、ちょうど20年前にわざわざ神戸に移住して被災した人もいま
した。幸い、ご家族とも命に別状はなく、今年も年賀状をいただきましたので
お元気なのですが、人生にはそんな不思議なめぐり合わせもあるのです。

 4年前の東日本大震災もそうだったように、何故か日本の場合、地震の災害
は寒い時期に起こると被害が大きくなる傾向があるという話を聞きました。もう、
とても古い話になってしまいますが関東大震災は確か秋に起こっているので、
戦後の傾向なのかもしれません。そして、いま多くの人がこれから3月ぐらい
までに大きな天変地異の災害が起こるのではないかと警告を発しているよう
です。

 ちょっと余談になってしまいますが、一方で経済的なクラッシュは秋に起こっ
たら私たちの暮らしに大きな影響を与える可能性が高いという話を教えてくれる
識者がいます。そして、ちょうどFRBが量的緩和の出口として利上げを実施する
のがちょうど秋になるのではないかという見通しが有力になってきており、みな
さんの集合意識を結集して何とか乗り切りたいと思いますが、少しだけ心配に
なったりもしています。

 ただ、阪神淡路大震災は、関西なら地震は大丈夫だろうという大半の人々の
常識を覆して現実に起こりました。前述の私の知人のように、東京にいたら地震
に遭うと思って、そこから逃げようというような発想では、どうもうまくいかない時代
になったように感じています。大下先生の主張のように、農を身近なものに感じる
生活をしながら、いい意味で開き直るのが一番いいのかもしれません。

 そんなことを感じていると、どうも今年は農について考えていくことがとても大切
だなと思うようになってきました。にんげんクラブの皆様もそれぞれの直感力を
活かしていまやるべきことを感じていただいて、それを実践していただければと
思います。


切紙神示

 年末12月26日には、にんげんクラブ愛知支部の望年会におじゃまさせていた
だきました。また、年始の1月4日にはにんげんクラブ関西支部の講演会と新年
会に参加させていただきました。にんげんクラブの皆様と年末年始を過ごせた
ことで、激動の大変厳しい時代だと認識を新たにしましたが、同時に本年も何と
か崖っぷちを上手く危険をかわしながら走っていけるのではないかとも感じてい
ます。油断大敵ですが、すばらしい世の中を創るために本年もどうぞよろしくお
願いいたします。

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 新年の講演会は出口光さんが主宰されているメキキの会で知り合った出口王
仁三郎研究家の飯塚弘明さんとご一緒にさせていただきました。飯塚さんは元々
東京のにんげんクラブ寄合の常連メンバーだったのですが、いまは関西にお住
いで関西のにんげんクラブメンバーの中には、飯塚さんのおかげで人生が変わっ
たという方までいるほど、見事に溶けこんでいます。

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 王仁三郎の『霊界物語』は全部で83巻もあるという大作で、当時の大本の幹部
が王仁三郎の語る言葉を口述筆記して作ったと言われています。私もメキキの
会のメンバーから何巻かいただいて読むことに挑戦したことがあるのですが、
結論から言うとほとんど読めずに挫折しました。飯塚さんはその霊界物語全巻を
ネット上に無料で読めるようにアップをしており、その根気のいる作業をやり遂げ
たことには頭が下がります。それでいて、大本や愛善苑などの信者ではないとい
うことなので、純粋に王仁三郎の魂に触れ、それを伝えていくことを使命と感じて
いるようです。

DSC_1152_edited-1.jpg   DSC_1252_edited-1.jpg

 どうも、にんげんクラブ関西の人たちは講演デビューの場をつくったりするのが
好きなようで、今回も私を前座に呼んで、飯塚さんに言いたいことを気楽に存分
に話してもらおうと思っているのだと考えていました。実は私は、何年か前にメキ
キの会の中にあった王仁三郎の魂に触れようという王仁魂復活プロジェクトが
主催した講演会があり、そこで飯塚さんの講演をお聞きしたことがあります。
その時は伝えたいことが山ほどあって力が入り過ぎていたのか、言いたいことが
よく分からなかった印象があり、ちょっと失礼な言い方になってしまいますが飯塚
さんの講演内容にはあまり期待していませんでした。

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 ところが、今回の飯塚さんのお話は実におもしろく、いい意味でびっくりしてし
まいました。王仁三郎の考え方や大本の考え方、艮の金神(国常立大神)のこと
など本当に興味深い話を分かりやすくお話いただいて、大変参考になることが
多く、メモをいっぱい取らせていただいきました。

 飯塚さんの講演の今回のメインのテーマは、明治天皇の前の天皇陛下である
孝明天皇が残されたという「切紙神示」のことでした。あくまで鎖国を貫くことを
求めた孝明天皇は四面楚歌に陥り、その神示をいまで言うと天皇のSPだった
旭形亀太郎に託して世の中に残したというものです。皇紀2600年(1940年、
昭和15年)に日本の精神を奪いに来る外国の勢力を出口王仁三郎が守ると
いう内容とのことですが、私がおもしろいと思ったのは、この神示が平成10年に
王仁三郎が最後の人生を送った終の棲家である亀岡の熊野館(くまのやかた)
で見つかったのだということです。

 まず、熊野館は私が親しくさせていただいている王仁三郎のひ孫たち、光さん、
出口汪(ひろし)さん(論理エンジンという考え方で現代国語の分野のカリスマ
予備校講師だった人です)、それに私はお会いしたことがありませんが、いまこの
切紙神示を世の中に紹介している汪さんの弟である出口恒(ひさし)さんたちが
まるで兄弟の様に育ったという家だということです。

 そして、もう一つおもしろいのは平成10年という年号。大本は大正10年と昭和
10年に政府から大弾圧を受けているのですが、平成10年のタイミングでそんな
神示が発見されたということは何か因縁を感じます。ちなみに、メキキの会では
総理になられる前の安倍総理も講演されたことがあり、私が親しくさせていただ
いている奥様の昭恵さんはいまは分かりませんが、当時はメキキの会員だった
のだと思います。

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 そして、新年になってから昭恵さんに『聖なる約束』の共著者の赤塚高仁さんを
紹介するためにお会いした時に、なぜか大本と付き合うことには気をつけたほうが
いいと言う人がいるという話を教えてくれました。安倍総理(政府)と出口家(王仁
三郎)を分断したいと思っている勢力がいるのだなあ、となんだか逆におもしろい
と感じてしまいました。

 私も少し、王仁三郎さんはいい加減な人だなと思ったことがあるのですが、それ
は去年の暮れに書いたように、「いい加減でいい」のではなく、「いい加減がいい」
という積極的な意味での「いい加減」だったのだろうということに最近は思い至る
ようになってきました。

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 そろそろ父の1周忌が近づいてきたのですが、父の命日と王仁三郎聖師の命日が
同じだということもあり、久しぶりに王仁三郎のことを考えるきっかけをもらった貴重
な飯塚さんのお話の報告を今回はさせていただきました。

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2015年はどんな年になるのか

 あけましておめでとうございます。にんげんクラブの皆様に於かれましては、
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。特に、舩井幸雄がいない
中で舩井☆SAKIGAKEフォーラムが無事に開催できたこと、これはにんげん
クラブの皆様のおかげだと心より感謝いたしております。本年も昨年以上に、
皆様と一緒に良い世の中を想造していくための活動に邁進して参りたいと存じ
ますので、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 日本の礼儀で言うと、昨年1月に父・舩井幸雄が亡くなっているので、船井本
社グループの人間は創業者の喪に服して、今年のお正月には「おめでとうござ
います」という言葉を慎まなければいけないのですが、父は「そんなつまらんこ
とは気にせずに、皆さんとお正月を祝えばいい」と言うに決まっていますので、
少し不思議な感じを持たれた方もいらっしゃるとは思いますが、冒頭に新年の
ご挨拶をさせていただきました。

 さて、いよいよ2015年が始まりました。実は私は父が残したものの中で、一番
大切に守らなければいけないものの中のひとつが「ザ・フナイ」を発刊し続ける
ことだと感じています。「ザ・フナイ」は人生の晩年を迎えた父が渾身の力で作り
上げたマス・メディアに載らない本当の情報を発信する媒体だからです。そんな
「ザ・フナイ」を創刊以来作り続けてくれた高岡良子編集長が昨年卒業されて、
その後を佐野浩一編集長、船井かおり副編集長が継いでくれました。

 実質的には、まだ20歳代半ばの船井かおりが中心になってつくり上げていく
ことになったのですが、この1月号からリニューアルすることになり、細かく挙げ
ればいろいろ文句を付けたくなるところもありますし、あまり身内を褒めてはい
けませんが、最初の出来栄えとしてはよくやったな、と素直に感じています。同
族経営を目指しているわけではないのですが、かおりは佐野浩一や私からみれ
ば姪になり、父から見れば孫になります。若さゆえの力不足を創業者のDNAで
補って精一杯がんばっているといったところだと思います。

 1月号は「2015年を予測」という特集が組まれており、普段、船井本社グルー
プが大変お世話になっている超プロの皆様に、様々な角度から今年を占ってい
ただいています。私も共著『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(ビジ
ネス社)を出させていただいた朝倉慶先生との対談(実質はインタビュアー)とい
う形で登場させていただいていますので、ぜひ皆様にも書店(大きな本屋さんの
精神世界コーナーに置いてある確率が高いようです)か、直接船井メディアにお
申込みいただいてお読みいただきたいと思います。

 内容は「ザ・フナイ」らしく、まったく立場の違うことを述べていらっしゃる先生方
の主張を、それぞれのお話を修正することなくそのまま掲載させていただいてい
るのですが、そんな違いの中でも共通しているのは、今年が間違いなくいままで
以上に激動の年になる可能性が極めて高いということです。

 私の専門になってきた経済の分野では、かなりの確率でアメリカのFRBが利上
げを実施します。FRB前議長のバーナンキ氏は大恐慌の研究者で恐慌から脱出
するための研究をされていて、彼の結論は恐慌を阻止するためにはとにかくお金
を刷ってばら撒けばいいというものでした。その主張から、彼はヘリコプター・ベン
(ヘリコプターでお金をばら撒けばいいという主張をしているから。ベンはバーナン
キ氏のファーストネームです)と呼ばれているほどです。安倍総理や日銀の黒田
総裁が行っているアベノミクスの金融緩和政策はこの考え方に基づいて行われ
ているもので、少なくともここまでは学問的な研究が行われています。

 しかし、その量的緩和の世界からの出口を探ろうとしているいまのイエレンFRB
議長がやろうとしていることは、実は学問的検証が一切なされていないことです。
つまり、世界経済はそれがどうなるかを身をもって実験していくという、とてもやっ
かいな局面にあると言えるのです。

 「ザ・フナイ」では干支から今年を占うというアプローチも紹介されていました。
また、星座の動きから今年を占っている記事や友人からの助言、さらには太陽
黒点の動きや学術的な気象学者の意見など様々な媒体から、今年は特に日本
において天変地異が起こる可能性が極めて高いということを教えてもらう機会が
多くなっています。もちろん、ただ単に恐怖の感情を膨らませてそれに振り回さ
れるのは一番困ったことだと思います。しかし、逆説的に聞こえるかもしれません
が、いまの私たちはそんな状況に置かれているのだという事実から目を背けない
ことが、一番大事なことだと感じているのです。

 先日、お正月に読もうと思って「VOICE」という月刊誌を久しぶりに購入しまし
た。大学生の頃に毎月読ませていただいて、実は私の政治経済分野の考え方
の基礎はこの月刊誌から教えてもらったものです。渡部昇一先生を始めとする
当時の執筆者がいまも原稿などを寄せられていてとても懐かしく感じましたが、
たまには新聞テレビではなく、このような硬派の情報を読んでみるのも私にとっ
ては大切なことだと改めて感じています。

 読者の皆様もそれぞれの思い出のある本や雑誌をこのお正月休みの機会に
改めて読んでみて、いつもとは違う視点で今年をそれぞれで考えてみられては
いかがでしょうか。激変の時代は原点回帰がキーワードのひとつになると思うか
らです。

 なにはともあれ、本年もにんげんクラブをどうぞよろしくお願いいたします。


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『宇宙(ソラ)からの黙示(アポカリプス)2』
アースキーパークリスタルP-ちゃんが伝えるアカシックレコードからのメッセージ
~今、日本の近未来をかえるとき~

☆日時 平成27年1月31日(土)

☆会場 講演会・懇親会 東京グランドホテル 桜の間&松の間
    東京都港区芝2-5-2 TEL03-3456-2222 

お待ちしています!!

http://www.ningenclub.jp/blog01/archives/2014/12/post_1799.html


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