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舩井勝仁のウィークリーレポート 2012年

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スピリチュアル生活の条件

マヤ暦が終わるとされていた2012年12月21日も無事に過ぎました。
惑星ニビルの接近やフォトンベルトに地球が入ってしまって大混乱が起きるという事態も
いまのところは起こっておらず、比較的平穏無事な年の瀬を迎えています。
私たちの心がけがよかったから何も起こらなかったのかもしれませんし、
神様(サムシンググレート)が私たち人間に少しの猶予をくれたのかも知れません。

無闇やたらに心配することはないと思いますが、いままでと同じ生き方を続けていては
いい人生を送れないことは間違いないと思います。自然と対立し自然を搾取する生き方、
将来の子ども達にツケを残すような生き方はなるべく早くやめなければいけません。
それを、神様の力で強制的にされてしまうのか、人間が自分たちで気がついて自分たちで
変わって行く事で新しい生き方を選択するのか、本当に岐路に立っているのだと思います。

いま、クリスマスの日の朝を福岡からの出張の帰りの機上で迎えています。
眼下に美しい富士山をみながら荘厳な気分でこの原稿を書いています。
この岐路を人類の力で変えていくためには、私たちはいままでとは違う種類の能力を付けて
いかなければならないのだと思います。端的に言えば、それは直感力であり、目にみえない
世界を理解する能力だと思いますが、そのようなスピリチュアルな生活を趣味としてではなく、
本格的に自分の生活の指針として生きていくためには条件があるのだと思います。

ルドルフ・シュタイナー著「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか 」(ちくま学芸文庫)
を読みました。ペガサスさんの最新著「シャンバラからの超レッスン 」(ヒカルランド)の
中で、彼女がいつも旅行の時に持って行って絶えず自分の指針としているという記述を読んで
興味をもったからです。
時々、書いていますが私はスピリチュアルな分野が本質的にはあまり好きではありません。
だから、ペガサスさんの本も面白くはありましたが、ちょっとついていけないなあと思いながら
読んだのですが、このシュタイナーの本の紹介には何かとても大事なメッセージだという直感が
働きました。

早速、アマゾンで購入したのですが、難しい本で、まとまった時間が取れる時でないと、とても
読めません。それで、大阪出張の時の新幹線の中と、今回の福岡出張の時の飛行機の中で、
なんとか読むことができましたが、ベストのタイミングだったと思います。

なぜなら、大阪出張の後に柳瀬宏秀先生の「初詣の願いを祈りに」のセミナーで公演させて
いただき、翌日にはにんげんクラブの小川社長が熱望していたスピリチュアルセミナーが
あったからです。その時はこの本の前半部分まで読んでいたのですが、シュタイナーは
神秘主義的な生活を1歩進めるためには、善的な生活を3歩進める必要があると書いています。
これが、上記の二つの講演会で私が伝えるべきことだったからです。

スピリチュアルなことに真剣に取り組むといろいろなことが分かってきますが、いままで常識で
守られていた壁が崩れていくので危険なことが起こりやすくなるのです。
船井幸雄はスピリチュアルなことを言う人の99%は偽物だと言いますが、それはスピリチュアルな
力を本来の目的とは違うことに使ってしまう人が大半だと言うことを言いたいのだと思います。
その罠に陥らないためには、スピルチュアルなことが1つ分かったら、その3倍の良いことを
しなさいというわけです。

これからの時代はにんげんクラブの方はドンドンとスピリチュアルなことに目覚めていくのは
間違いありません。その時の対処方法がバランスを取るために善なることにドンドン取り組んで
いくことになるのです。難しい話ではありますが、積善を積んでいくこと、利害損得に関係ない
無私の行動をドンドンしていくことが大切になります。岡田多母さんは1日に3つ見返りを求めない
無私の行動をしなさいと言います。

とてもハードルが高いようですが、道に落ちているゴミを拾う、困っているお年寄りを助ける、
募金箱を見つけたら少額でもいいのでコインを入れる、車を運転している時にお先にどうぞと
道を譲る等、考えてみたらいくらでもできることがありそうです。そして、こういうことが出来る
人の数がドンドン増えていけば、とても素敵な世の中が実現しているのは間違いありません。

シュタイナーの本の後半には、本質的な世界が見えてきたらいままでは半人前だったので神様や
守護霊が守ってくれていたが、本質的な霊的な世界を理解できるようになったら今度は自分で
責任を持って霊的な世界と対峙しなければならないということが書いてありました。
それは、とても厳しいことになりそうですが、いまはその覚悟を多くの人が持たなければいけない
時代になったのかも知れません。


      


 

*** 来週、1月2日はお休みとさせていただきます。
      みなさま、良いお年をお迎えください。 ***

 

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選挙の衝撃

衆議院選挙は自民党と公明党で325議席を確保して3分の2以上の議席を確保しました。
参議院で法案を否決されても、衆議院で再可決できる数を確保できたので、政権運営は
野田政権の時よりはやりやすくなると思います。

私は正直に言うとリベラルな考えを持っており、自民党よりも民主党に親近感があり
ますし、あまり好きな政治家ではありませんが、日本を変えられる力を持っているのは
小沢一郎さんしかいないという副島隆彦さんや植草一秀さんなどの意見もよく理解できる
ので、日本未来の党に期待をしていましたし投票もしました。

しかし、残念ながら選挙の結果は上記のように自民党の圧勝となりました。
今回の選挙で、いままでよりも政治の事を考えて具体的な行動をした人も多いのでは
ないでしょうか。どの政党を応援していたかによって受け取り方は違うと思いますが、
にんげんクラブの方は、この結果に衝撃を受けて無力感を感じている人も多いのではと
思います。

でも、私は結果を厳粛に受け止めることは大事ですが、政治に対して関心を持ったことは
とてもいい事だったと思っています。他人事にしていては何時まで経っても日本の未来は
いい方向には行きません。自分事として受け止めることが大事ですし、そうなれば当然
行動を移すことになるのです。

一度や二度の選挙では大きな変化は現れませんが、自分が行動に移したことは確実に因を
作っています。それがいつか形になってくる時が必ず来るのです。
選挙の後で白鳥哲監督とお会いしました。白鳥監督はかなりの危機意識を持って、日本を
変えるためのプロジェクトを立ち上げようとしています。

監督がおっしゃっていたのは、何かを変える時にまず自分を浄化することが大切だという
ことです。政治に関与するようになると、自分のエゴが正面に出てきます。
それはイデオロギーというもので、いままでの常識ではそれを主張しあうのが政治という
ものでした。

しかし、本質的なものが大事な時代は、イデオロギーという枠を越えて、純粋な自分の
気持ちにすなおに行動できるようになる必要があるのかも知れません。白鳥監督が自分の
エゴを克服して脳腫瘍を克服したように、まず弱い自分ダメな自分を認めて、謝って、
褒めてあげるところからスタートすればいいのです。

もし、衝撃を受けてがっかりしている人がいれば、そんな自分を認めてください。そして、
自分の感情に向き合う作業を、辛いのですが、逃げずに取り組んでみてください。
それができれば今回の経験は絶対にすばらしいものになるはずです。

白鳥監督から映画「祈り」で使われた「無名の南軍兵士の祈り」の詩をいただきました。
映画のエンディングで使われているものですが、七田眞先生が翻訳されたものだそうです。
許可をいただきましたので、ここで紹介させていただきます。


無名の南軍兵士の祈り

大きなことを成し遂げるために
力を与えてほしいと神に求めたのに
謙遜を学ぶようにと弱さを授かった

より偉大なことが出来るようにと
健康を求めたのに
より良き事が出来るようにと病弱を与えられた

幸せになろうとして、富を求めたのに
賢明であるようにと、貧弱を授かった

世の中の人々の賞賛を得ようと
成功を求めたのに
得意にならないようにと、失敗を授かった

人生を享楽しようと、あらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにと命を授かった

求めたものは一つとして与えられなかったが
願いは全て聞き届けられた

神の意にそわぬものであるにも関わらず
心のなかで言い表せないものは全て叶えられた

私はあらゆる人の中で
最も豊かに祝福されたのだ

 

気持ちを入れ替えて、マヤ暦が終わるとされた今週末を迎えて行きましょう。
柳瀬宏秀先生が主催される「初詣の願いを祈りに」は21日(金)に白鳥監督や私も出演させて
頂きますし、22日(土)はにんげんクラブの小川社長がどうしてもやりたかった、2013年は
どんな年になるのかをみんなで考えるセミナー
があります。そして、23日(日)伊勢で映画
「祈り」の自主上映会があります。

来年からは、より一歩進んでいくためにイデオロギーをも手放していく事になるのかもしれま
せんが、その前に自分のイデオロギーを確立するためのこの週末の催しにぜひご参加ください。
よろしくお願いいたします。

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2013年を見通すセミナー

12月も半ばに差し掛かり2013年がどんな年になるかが気になってくるように
なりました。
書店にも来年の経済はどうなるのかといった題名の本が平積みにされるように
なってきました。
先日の地震で改めて感じましたが、やはり平穏無事で何事もなく1年が過ぎる
ことを期待するのは難しいのではないかと思います。自然災害が起こるのか、
経済の問題が深刻になるのかはわかりませんが、心して生きて行かなければ
いけない年になるのだと思います。

大事なことは、過去に囚われることでもなく、起きてもいない未来を心配する
ことでもなく、いまここにしっかりといることだと思います。現実を直視して
何が起こっているかをしっかり見つめていくことで、現実にどう対処したら
いいかの智恵が出てくるのです。 

現実を見つめるのは怖いことです。朝起きて歯を磨いている時や、朝ごはんを
食べている時は現実を直視していません。もし、直視すると洗面所が汚れている
ことや、トーストではなく本当はご飯と味噌汁が食べたいことに気がついて、
奥様に文句を言ってしまい夫婦喧嘩になるかもしれません。通勤の電車の中で
現実を直視すると、マナーの悪い高校生を見つけて要らぬ注意をして殴られて
しまうかも知れません。

だからいままでは常識に守られて私たちは現実を直視しないようにして生きて
来ました。でも、これだけ世の中に大激変の気運が満ちてくると、過去の延長
線上に生きていると対処の仕方が分からなくなる可能性がありますので、いま
まで自分たちの安全を守ってくれていたことに感謝して、常識を手放していか
なければならないのです。

どんなに大変な自然災害が来ても、経済金融のシステムが破綻してしまって
お金が使えなくなっても私たちは生きて行かなければいけません。そのためには
食べるものを確保したり、子育てをしたり、人間関係に悩んだりして生きて行か
なければならないのです。

ただ、いままでのようにどこか遠くにいる誰か偉い人が決めてくれた常識は
使えなくなってしまいます。だから、自分の人生を自分の手に取り戻して
しっかりと自分の足で歩いていかなければいけなくなるのです。
そのためには、いままでだったら少し眉をひそめる様な怪しい情報の中にも真実を
見つけていかなければならないのです。

船井幸雄は世の中にいる霊能者の99%は偽物だと言います。命令する神様や多額の
お金を要求する神様や否定的なことばかり言う神様は気をつけて付き合いなさいと
言います。私も全面的に賛成で、いままでのにんげんクラブでは、こういう情報に
距離をおいて付き合っていました。それが常識だったからです。

しかし、2013年から世の中はますます大激変するようになるのは、間違いないと
思います。いままでと同じように常識にこだわっていたら、明るい未来が開けない
のです。

12月22日の2013年を見通すセミナー&交流忘年会は、にんげんクラブの会員様
限定の催しです。非会員の人は1年分の会費がオンされていて、参加していただくと
自動的に会員になってもらう仕組みになっています。

このセミナー&交流忘年会は㈱にんげんクラブの小川社長が、社長に就任する前から
ぜひやりたい企画だと言って力が入っているものです。不思議な目に見えない世界が
大好きな小川さんらしい発想ですが、その裏側にはこういう情報にも勇気を持って
アクセスしないと本当の真実はわからないのではないかという小川さんの危機意識が
根底にあります。

にんげんクラブの会員の皆さまは、怪しい情報に対する免疫力が十分にあると思います
ので、このセミナーで得た情報を鵜呑みにするのではなく、自分の力で消化していただ
いて、自己責任で役立てていただきたいと言うのが彼の本音です。そして、自己責任で
怪しい情報を消化してきた小川さんは経営者として立派な業績を残してきたのです。

小川さんが、いまの時代は「霊能者紅白歌合戦」をやるぐらいの勇気が要りますという
真意を理解していただけたなら、師走の忙しい時ですが東京にお集まりいただいて、
この大変な時期を一緒に乗り越える仲間に会うためにも、ぜひご参加いただければと
思います。

よろしくお願いいたします。


2013年を見通すセミナー&交流忘年会inベルサール渋谷ファースト

【日時】2012年12月22日(土)
     9:00~ 講演会
    18:30~ 交流会(ベルサール渋谷ファースト)
【場所】ベルサール渋谷ファースト2Fホール
    JR渋谷駅東口より徒歩8分)
【会費】会員 12,000円(交流会費4000円相当を含む)
    一般 22,500円(交流会費4000円相当+年会費10,500円を含む)
     ※なんと、入会金免除のお得なプランです!!    
【お申込み問合せ】
株式会社にんげんクラブ
  TEL:03-6698-9561 
  E-Mail:toiawase@ningenclub.com

お申込み、お待ちしております!!

沖縄と東北の被災地で考える

このウィークリーレポートでも何回か紹介しましたが、協同組合企業福祉共済会
理事長をさせていただいています。
この共済会は平成2年にいまは静岡県湖西市の市長をしている船井総研の取締役で
あった三上元さんが、作った共済会です。中堅中小企業にも大企業と同じような
福利厚生の仕組みを整えることが目的でできた共済会です。

実は、昨年、私が理事長に就任させていただく時に、㈱にんげんクラブの小川雅弘
社長に専務理事になっていただくことをお願いしました。そして、昨年の暮に浜松
での理事会の帰りの新幹線の中で、小川さんからにんげんクラブの運営について
ご意見をいただき、それがきっかけで㈱にんげんクラブを作って小川さんが社長に
なってもらうことになりました。

そういう意味では㈱にんげんクラブの誕生のきっかけになった共済会ですし、
三上市長は先月に3回目の当選を果たしたところですが、全国の首長の中で最初に
原発反対を唱えたことで有名になりました。ただ、三上市長の筋が通っているのは、
原発反対を10年前から唱えていることです。今度の総選挙は日本の未来を選択する
上で大きな意味を持っていると思いますので、他人の意見に左右されることなく、
自分で考えて、自分で意思決定して、自己責任で私たちのリーダーを選んでいきたい
と思います。

その共済会の仕事で先週、沖縄と宮城県石巻市等の被災地にいく機会がありました。
船井幸雄は沖縄が大好きですし、三上市長も船井総研のコンサルタント時代には沖縄に
ご縁があり、定期的な勉強会も開いていましたし、クライアントもたくさんありました。
沖縄県には県民共済がないこともあり、共済の加入者数では東京、大阪に次いで3番目の
県になっています。それで、大口の加入をいただいている企業にご挨拶のために沖縄に
行って来ました。

沖縄には何年か前になりますが、やはり共済の理事会を開催したことがありました。
その時に、沖縄戦の激戦地等を周らせていただいて、あの悲惨な戦争を忘れては行けない
ことと、普天間基地のようにいまでも在日米軍基地の大半が沖縄にある現実などを直視
することが大切だということを強く感じました。まあ、もう少し気楽に言うと、私も
沖縄が大好きですし、多分、人口構成の関係で沖縄がいま日本では一番景気のいい県に
なると思いますので、そんなこともありよく沖縄に行かせていただきます。

今回は1泊2日の日程だったので、にんげんクラブ沖縄支部の豊見山支部長に2日目の朝、
ホテルに来ていただき、朝食をいただきながら2時間半ぐらいお話をさせていただき
ました。とても楽しくて深い話をさせていただき、その上空港まで送っていただいて
本当に楽しい時間を過ごしました。人と人のつながりがまだまだ深い沖縄がますます
すきになりました。

そして週末にはやはり理事会を開催するために、石巻市を訪れました。皆さまにも
お世話になった三陸海産再生プロジェクト(http://www.sanriku-pj.org/)の
中村暢宏広報室長にバスに乗っていただき被災地をご案内いただきました。
前に石巻に行った時に中村さんに「ボランティアでなくてもいいので、被災地に来て
ください。そして、3・11を忘れないでほしいと思います。また、被災地で食事をして
お土産を買って、宿泊していただいて少しでもお金を落としていただくことも立派な
被災地の応援だと思います。」と言われたことがありました。

今回は普段は無報酬で理事をつとめていただいている理事の皆さまへの慰安を兼ねた
理事会旅行で、ぜひ被災地に行きたいと思ったので、本当は寒くなる前にやれば
よかったのですが、いろいろな都合で12月に入ってからの理事会になりました。
でも、結果的にはこの寒さを体験できたこともよかったと思います。
この辛い体験を風化させないことが大切だとすると、地震の当日ももっと寒かったのだ
と思えることにも意味があったと思うのです。

神様(サムシング・グレート)は私たちに試練を与えてくれますが、私たちがその試練を
きちんと乗り越えていければすばらしい理想的な世の中が出現してくるのだと思います。
神様の試練を真摯に受け止めずに適当に受け流してしまえば、もっと大きな試練を与えて
くださるのではないでしょうか?だから、沖縄も東北もどちらも忘れることなく、
きっちりと神様のメッセージを考えることが大切なのだと思うのです。


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セールスとマーケティング

船井幸雄.comの天律時代の到来に向けてというコーナーでもコラムを書かせて
いただいていますが、そこで月に1回本の紹介をさせていただいています。
毎月11日を目処に書いているのですが、11月11日分はちょっと読書量が減って
いて書くのに苦労しました。

ただ、自己啓発の分野の本を3冊紹介して、その比較をできたのが、自分では
おもしろいと思いました。
その中の1冊「すごい! 人生逆転の法」(三笠書房)を書かれた、中国の
セミナー会社としてアメリカのナスダックに上場しているロッキー・リャン氏の
講演を先日聞かせていただきました。


正直に言うと、中国の勢いはすごいものがあって、お金儲けを考えるなら絶対に
中国と付き合わなければいけないことはよく分かりましたが、2代目のボンボンで
ある私はあんまりお金儲けに興味がありません。だから、お金だけの話にあんまり
興味はわきませんでした。
ただ、このセミナーに連れて行ってくれた人は、とても尊敬する人で、私を
わざわざ安くないセミナー代を払ってくれてまで呼んでくれたことには何か意味が
あるのだろうと思いました。

そして、後半になってセールスとマーケティングのどちらが大切ですかという
質問に答えているところで、その本質が分かったような気がしました。
彼の答えは明確でとにかく大事なのは「セールス! セールス! セールス!」で
マーケティング等どうでもいいと言い切りました。

ちょっとニュアンスは違うのですが、彼の講演を聞いていて、若いころの船井幸雄の
事を考えていました。中国ではコンサルティング会社はあまり上手くいかない国かも
しれませんが、その代わりセミナー会社が繁盛しているようです。1990年代の後半に
船井総研で海外市場を担当している部長さんの下で働いていたことがありました。

よく行ったのは韓国と台湾だったのですが、韓国ではサムソン等の大手を含めてよく
コンサルティングの仕事が受注できましたが、台湾ではさっぱりでした。しかし、
その代わり台湾では講演の仕事は比較的簡単に受注できて、30歳そこそこの当時の
私でも一生懸命勉強してお話をさせていただいたことを覚えていますし、よく先輩
コンサルタントの講演の受注をしていました。

中国の人はコンサルティングにお金を払うことは好きではないようですが、勉強する
のは大好きで講演は大繁盛のようです。だから、セミナー会社として上場している
彼の会社は日本でいうと世界で最初に経営コンサルタント会社として上場を果たした
船井総研のような存在なのかもしれません。

父ははっきりと「セールス! セールス! セールス!」とは言いませんでしたが、
誰よりも営業力があり、大きなセミナーやクリニックセミナーなどはどんなに高い
値段設定をしても必ず売り切っていました。コツは自分がセールスするからには
とことん相手のために役に立つように命がけで対応することです。だから、どんなに
高い値段でも自信を持って進められると言うわけです。

セールスの力があればそれがリーダーシップに繋がるというのがロッキー・リャン氏の
考えでそれは若いころの船井幸雄の考えとそっくりだと言うことを感じました。
ロッキーさんは12月に上海で開催されるセミナーへの参加を呼びかけました。
値段もかなり高い設定だったのですが、彼はそのセミナーへ参加することで絶対に
損をさせない自信にあふれていました。

だから、12月という日本人が一番忙しい時期のセミナーを講演の中で目標数、売り
切ってしまい、「セールス! セールス! セールス!」を実際にやりきって見せて
くれました。

日本人は良くも悪くも成熟してしまい、ちょっとそのノリにはついていけない気も
しましたが、商売の原点を見せてもらったような気がしています。

そういう意味では12月22日に企画している「にんげんクラブ交流会&忘年会」も
来年、何が起こるのかを考えるうえで絶対オススメの講演会です。小川社長が本当は
「霊能者、紅白歌合戦」としてやりたかった企画です。これで足が地についているのが
小川流であり、にんげんクラブですので、絶対に満足していただけるよう努力をします
ので、前日の柳瀬宏秀先生の「初詣の願いを祈りに」セミナーと合わせて参加してくだい。
よろしくお願いします。

アナスタシア

ウラジミール・メグレ著「アナスタシア」(ナチュラルスピリット)という本を
「ザ・フナイ」の高岡編集長からいただいて読みました。


実は、ずいぶん前にもらったのですが、その時の私にはレベルが高すぎて読めま
せんでした。なぜか、今回のウィークリーレポートでこの本の事を書く必要がある
という直感がしました。だから私が一番集中できる新幹線の中でようやく読み終え
ました。

これは不思議な感覚なのですが、大事な催しに行かなければいけない時になぜか
すんなり行けないことが時々起こります。高速道路が事故で通行止めになって
しまったり、新幹線が何らかのトラブルで止まったりすることがあるのですが、
なんとかそれを乗り越えて行くと大きなものが得られる時に限ってそんなことが
起きます。だから、私はこういった邪魔が入る時は、それが私にとって本当に必要な
事であることのサインだと思っているのですが、「アナスタシア」に関してはなかなか
読めなかったのが本当にそんな感覚と共通したものだと思います。

この話は多分ノンフィクションだと思いますが、主人公はシベリアの森の中でほとんど
洋服も着ないで一人で暮らしている美少女アナスタシア。森の生き物と共生しており、
生き物たちが彼女の事を完全に守っています。アナスタシアは自然の叡智をそのまま
学ぶことで、誰よりも深い知識を持っています。そのアナスタシアがこの本の著者である
ウラジミールに恋をすることから物語は始まっていきます。

とてもきれいな気持ちでこの本を読むことができれば、この本からはとても多くのことが
学べます。しかし、男性の私は著者のウラジミールがそうであったように、この本の
メッセージを多分、純粋にすなおには受け取れていないのかもしれません。
しかし、この本のことを理解するためにここ数週間、自分の中での感情の浄化が進んだ
ように感じます。

「船井幸雄オープンワールド2012」から2ヶ月が経ち、昨日自分の講演のDVDを観ました。
ネクタイが曲がっていたり、人相もあまり良くないのが気になってしまいましたが、話した
内容は自分でも本音100%で話せたので、大変満足しています。しかし、たった2ヶ月で
あの時の私と全然違うことを考えている自分にちょっとびっくりしました。

いまは時間のスピードが驚くほど早くなっているようで、怠け者の私でもずいぶん成長
しているようです。東京から大阪までの新幹線の車窓からもきれいな富士山が見えたり、
米原辺りでは冬型の気圧配置の影響か、雪こそ降っていませんでしたが、どんよりとした
曇り空になっていましたが、いま新幹線が京都に近づいてくるとまたいい天気になって
来ました。この天気の変化がたったの3時間弱で経験できるように、世の中はジェット
コースターのように揺れ動いているようです。

この本を再読して、純粋な女性性の世の中がどういう風になるかを、もう一度感覚と
して味わってみたいと思います。あまり本の紹介をしても仕方がないのですが、気に
なった箇所を引用しておきます。女性の方はもちろん、心がきれいになりたいと思って
いる男性の方にもぜひ読んでいただきたいすばらしい本です。



(引用開始)

(UFOの飛行原理について語っている章にて)

 「人間がまだできないことを彼らができるんだったら、彼らの方が劣っているって
  どういうこと?」
 「それがそんなに不思議かしら?蜂は天然の素材で、全館暖房換気システムつき
  みたいな驚異的に優れた建造物を生みだすけれど、だからと言って、蜂のほうが
  人間より知性において勝っているわけじゃない。この宇宙に人間よりも強力な
  ものは、神以外に存在しないのよ」

 (死をもたらす大罪について語っている章にて)

  だけど、私はどうしても、この死に至る危険、精神の腐敗をあなたから取り除いて
  あげたかった。それで、この闇の勢力のメカニズムが弱まり、破壊され、あるいは
  逆に、罪の根絶に向かって作用するような、あなた専用の仕組みを考えた。
  だから彼らはすさまじく怒っていた。
  彼らの怒りはあなたの中に入った。あなたは叫び、私に向かってあらん限り、
  ののしり言葉を浴びせはじめた。彼らは私を怒らせようとした。わたしの中にあなたに
  対する怒りを爆発させたかった。でも、私は絶対にそれはしない。むしろあなたの
  怒りを見て、私の考えた案が成功だったと確認できたし、数千年もの間、順調に機能
  してきた彼らのシステムを崩壊させる道を見いだせたと思った。今のところ、私は
  これをあなたのためにだけ考案したけれど、他の人々のためにも何か考えようと思っている。
  アルコールという、人を酔わせる毒を飲むことを制限されたり、傲慢さや頑固さを制限
  されることが、あなたにとってそんなに恐ろしいこと?あなたは何にたいしてあんなに
  怒っていたの?わかるでしょう?あなたの中で暴れまわっていたのは、プライドという罪よ。

(引用終了)

.

無量大数

日本の公的な債務額が1000兆円を超えたという話題をよく目にするようになりました。
日本の国債の保有者は90%以上が日本人だから、問題無いという議論があります。
海外の投資家に借金返済のために無理な要求されないという面は確かですが、
逆に言うと貸し手がひどい目に合うという事かもしれません。

その貸し手は私たち日本の国民です。私は国債を買っていないから大丈夫だと思っても
ダメです。私たちの預貯金や保険、年金などの多くは国債で運用されているから、
実は私たちが国に対する借金の貸し手なのです。

国が借金を返してくれないと私たちがひどい目にあうのですが、逆に言うと私たちがもう
借金の返済は結構ですよ、未来の子どもたちのために使ってくれればいいですよと言えて
しまえば、年金も預貯金も保険もすべてチャラになってしまいますが、子どもたちにツケを
残す事にはなりません。
そこまでできるといいのですが、まあ無理ですよね。そうなると、やっぱりいつかは
ハードランディングが来ると考えるのが常識的な考えになります。

日本の国債は1000兆円の発行高ですが、デリバティブの想定元本は4~6京円になると
言われています。兆という単位では済まずに京という単位が必要な世界に私たちは突入
しました。
常識的には、量的緩和ということで、最近は日本だけではなくアメリカやヨーロッパも
一緒になってどんどん公的債務を増やしているわけですが、その解決策はハイパーインフレ
ということになりますので、京の上の垓(がい)という単位が必要な世界に突入するのかも
しれません。

ところで日本で伝統的に一番大きな単位とされているのは無量大数で、一般的には10の
68乗と言われています。Wikipediaによると日本の数の単位は以下のようになっています。
仏教の影響を受けているので、最大が無量大数で最小が涅槃寂静なのが面白いと思います。


大数
一、十、百、千、万、億、兆、京、垓、じょ(のぎへんに予告の予)、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、
阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数(計21単位)

小数
分、厘、毛、糸、忽、微、繊、沙、塵、埃、渺、漠、模糊、逡巡、須臾、瞬息、弾指、刹那、六徳、
虚空、清浄、阿頼耶、阿摩羅、涅槃寂静(計24単位)


 この話を書こうと思ったのは、生体システム実践研究会の秋季特別セミナーに参加して佐藤
政二先生のお話にこの話が出てきたからです。無量大数よりも大きな単位を実践に使いこなし
て商品開発に努めているというお話で、佐藤先生の発想の方法がよく分かる話だと思ったので、
紹介させていただきました。

 BMDの近藤和子先生とお話をしていても、上記の日本の数の単位のお話をいつもされています。
日本という国はすでに江戸時代にはこの単位まで考えていたことと、それを近藤先生は使いこなし
ているということなので、どんどん次元を大きくしていくか、どんどん次元を小さくしていくかが、本物
を作っていくためのひとつのアプローチの方法であることは間違いないようです。

 京や垓の世界を早く使いこなせるようになって、より大きな視点で物事を考えることができるような
叡智を私たちが持つことができれば、現行の金融危機を乗り越えられる叡智を私たちが持てるのか
もしれません。

 ただ、そのためには私たちが世の中の構造と人間の正しいあり方という基本を知り、それをみんな
で共有して、私たちの生き方のブレを無くしていきながら共に力を合わせて、足を引っ張り合うのでは
なく、お互いの叡智を引っ張り出しあえるような体制をつくり上げることが最初だと思います。

 そしてもっと原点を追求していくと、現実を直視することや自分の弱さを見つめて認めることから
入って行くことが大切になります。そこからはじめて、無量大数より大きな次元への一歩をにんげん
クラブの仲間と一緒に踏み出したいと思っています。

シンクロ

11月3日のにんげんクラブ愛知支部の映画「祈り」の自主上映会は、400枚以上の
チケットが完売して大成功でした。参加していただいた皆様も映画の内容にも満足
しましたし、何よりも支部の人たちが自分たちの手で作り上げた上映会の温かさに
感激していました。
私も飛び入り参加の形で白鳥監督と柳瀬先生の対談に加わらせていただいたことも
あり、今回3度目の鑑賞になったのですが、より一層この映画に対する理解が深まった
と思っています。

控え室で私が「この映画は難しいですね」と言ったところ、白鳥監督は「分かりやすいと
言ってくれる人も多いのですよ」と反論されていました。論理ではなく感覚で物事を理解
する私にとっては難しく感じたのですが、論理的な思考の人にはアメリカ人の出演者が
話す論理的な内容が分かりやすく聞こえるのだと思いました。

そんなこともあり、この映画は日本だけではなく世界中で評価される映画になりました。
柳瀬先生が対談の中で、昨年の3月に白鳥監督があと1000万円あれば海外取材が
できると言って表明したことが、現実化したというお話をしていましたが、本当に世界を
変えられるポテンシャルを持った映画になりました。

にんげんクラブでは12月23日に三重県の伊勢で自主上映会をしますし、来年3月には
宮崎と仙台での自主上映会も計画されています。また、東京渋谷での映画の上映も
好評につき今月末までのロングランになったようですので、私たちは一人ではなく、
みんなが繋がっているということをとても分かりやすく伝えてくれている映画をご覧
頂きたいと思います。

話は変わりますが、今回自主上映会が開催された名古屋の吹上ホールは、昨年3月
19日に、にんげんクラブ名古屋大会を開催する予定にしていた場所でした。
震災の直後ということおあり、名古屋大会は中止したのですが、有志で当日集まり
熱田神宮を参拝したことを思い出しました。そして、翌3月20日は伊勢でのウエルカム
パーティーを開催して、伊勢神宮にも参拝させていただいたのです。

そして、その翌日もお休みだったので、熊野大社の奥宮とも言える玉置神社にも行って
来ました。ここは本当にすごい場所で帰りの電車に乗り遅れたりして大変ではありました
が、とても思い出深いインパクトのある参拝になりました。

ここまで思い出して、震災の前後と今回と、とても似た行動をしていることに気がつき
ました。
震災の前の週末、3月5日、6日は高知に行っていたのですが、やはりほぼ1週間前に
高知に行きました。また、熊野ではありませんが、すぐ近くの和歌山県の田辺市にも
商工会議所で講演させていただく機会をいただき行って来ました。そして、11月3日の
当日はちょうど伊勢で所用があり、ここまで来たのだからと外宮と内宮にお参りをして
きたのです。

また、不思議なのは11月3日の朝に確か福島で小さな地震がありました。
昨年は私たちの思いが足りなかったのか、高知、名古屋、伊勢、熊野とパワーのある
土地を回っていても大地震が起きてしまったのですが、今年は順番で行くと熊野
(実際は田辺や白浜に行きました)、高知、伊勢、名古屋と順番は変わりましたが、
同じようなところを回ったのに、被害がない小規模の地震に変わったのかもしれないと
思いました。

これは、皆様の思いの力が「祈り」のレベルになってきている証拠かもしれません。
実はパワーのある神社などに行くとちょっと調子が悪くなることがあります。
伊勢神宮に行くとかなりの確率で調子が悪くなるのですが、今回も少しふらふらして
しまいました。名古屋に向かう近鉄特急の中で少しお酒を飲んで現実に帰ってきた
のですが、実はポジティブに捉えたいと思っています。

三千世界の大掃除ですので、人間の世界だけではなく神様の世界も変化と融合が
求められているのかもしれません。少しぐらいは私もそれに貢献できたのかなと考えると
ちょっと楽しくなったのです。

12月21日は目黒のパーシモンホールで柳瀬先生や白鳥監督、それに私も出演させて
いただく「初詣の願いを祈りに」というセミナーがありますし、翌22日は渋谷のベルサールで
名古屋大会に出演予定だった長谷川章子さんや、一昨年の11月に高千穂弾丸ツアーに
連れて行ってくれた青木勇一郎さんも出演する、にんげんクラブの今年最後の大イベントも
ありますので、年末のお忙しい時だとは思いますが、ぜひ東京に1泊2日でお出かけいただき、
より激動の年になることが間違いない2013年をどう生きるかと世の中の変化に自分がどう
貢献するかを考えもらうきっかけにしていただければと思います。

 

☆講演会「初詣の願いを祈りに」


【日時】2012年12月21日(金)16:00会場 16:30開演
【場所】めぐろパーシモンホール 大ホール
【会費】前売り4000円 当日4500円
【お申込み・問合せ】環境意識コミュニケーション研究所
TEL:055-974-3901 FAX:055-974-3877
E-Mail:cosmic-kin12@syd.odn.ne.jp



☆2013年を見通すセミナー&にんげんクラブ会員限定交流忘年会
        inベルサール渋谷ファースト

【日時】2012年12月22日(土)
    講演(敬称略)
     9:00~光田 秀(日本エドガー・ケイシーセンター会長)
     9:50~H.Aムガール(イスラム思想研究家・ジャーナリスト)
    11:00~青木勇一郎(幸運マジカルプロデューサー)
    13:10~長谷川章子(ミッションナビゲーター)
    14:20~光 明(手相占い観士・不動明王伝道師)
    15:30~柳瀬 宏秀(マヤ予言コズミックダイアリー著者)
    16:40~座談会・質疑応答 
   (船井勝仁・小川雅弘・青木勇一郎・光明・H.Aムガール・柳瀬宏秀)
    18:30~ 交流会(ベルサール渋谷ファースト)
【場所】ベルサール渋谷ファースト2Fホール
    JR渋谷駅東口より徒歩8分)
【会費】にんげんクラブ会員 12,000円(交流会費込)
    一   般        22,500円(交流会費込※)
     ※なんと、1年間のにんげんクラブ加入特典付き!!    
【お申込み・問合せ】
株式会社にんげんクラブ
  TEL:03-6698-9561 
  E-Mail:toiawase@ningenclub.com
お申込み、お待ちしております!!
 


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2013年はどんな年なのか

にんげんクラブが新しい体制になって、いままでのトップダウン的なやり方から徐々に
ボトムアップ的なやり方が定着してきています。
愛知支部が開催する11月3日の「祈り」の上映会とトークショー にはすでに300人以上の
お申し込みをいただいています。また、愛知の動きに刺激を受けた他の支部も自主
上映会を企画しているのはすでにお伝えしたとおりです。

「祈り」を応援している仲間に長谷川章子さんがいます。上記の自主上映会のリンクは
長谷川さんのブログです。彼女はにんげんクラブが企画している12月22日の
「2013年を見通すセミナー&交流忘年会」のスピーカーになってもらっています。
この企画はにんげんクラブの小川社長の強い思いがあって実現したものですので、
少し小川社長の気持ちを代弁してみたいと思います。

小川さんは高知県で四国運輸という運送会社の社長を26歳の時からしています。
大学を出て東京でサラリーマンになって、故郷の高知には変えるつもりはありません
でした。しかし、高知の立志伝中の人物であるお父様から電話がかかってきて、
「お前を四国運輸の社長にする。明日、向かえに行くので辞表を書いておけ。」と
言われたのです。

お父様は一代で建設会社、運送会社、タクシー会社、石油販売店等、幾つもの会社を
作りました。お正月には各社の幹部がお年賀に自宅に集まってくるのですが、お酒を
飲まされすぎて、庭の池に落ちてしまう人がいるほどだったようです。
高知に帰らないと考えていたのは、そのあまりにも豪快なお父様の生き方に反発して
いた部分もあるようです。

しかし、四国運輸の会長をしていたお父様と、社長をしていた叔父が博打をしている
ところをスクープされてしまいました。四国運輸は高知の野菜を集めてきて各地の青果
市場まで運んでいる会社ですので、園芸連の幹部から会長はともかく、社長は責任を
とって辞めてほしいと言われ、後任を探さなければいけなくなりました。

そして、小川さんの身内で園芸連が出した条件をクリアできるのが小川さんしかおらず、
26歳で突然社長をすることになったのです。四国運輸は上記の様な利権を持っている
会社ではありましたが、組合が強く、創業以来ずっと赤字を続けていました。
大きな運送会社でありながらトラックの新車が買えず、給料も遅配気味。労働組合の
幹部は自分が生まれる前から組合専従でやってきた強者という状態です。

毎日、会社に行くのが苦痛で仕方が無いような状態で、小川さんは安岡正篤師や
中村天風師等の本を読み漁ったそうです。そこで、小川さんの人生を変えた書、
安岡先生の「立命の書『陰騭録』を読む」に出会います。

詳しい内容は、省きますが、陽明学の大家が目に見えない世界の大切さを説く本を読んで
小川さんの経営は安定します。その結果、小川さんが社長になってから四国運輸は26年
連続で黒字経常をして、4億円もあった繰越損失をなくして安定した会社にすることが
できたのです。

その後、船井幸雄との出会いから徐々に不思議な世界に傾倒していって、2007年には
遂にPちゃんがやってくるのです。ちなみにPちゃんが見ている庭は先程の幹部の人が
飲み過ぎで落ちてしまった池ですが、お父様もやりかたは違いますが「お酒を飲ませて、
博打を打たせれば、人間性が分かる」といつも言っていたそうで、見えない世界の大事さを
よく分かっていたのだと思います。

そんな小川さんの直感は、来年はいままでの常識で生きていけない世界にいよいよ突入
する事を感じています。だから、長谷川章子さんのようないろいろな超能力を持っている人に
集まっていただいて、それぞれの意見を聞くことの重要性を心から感じているのです。

先日、東京支部の定例会にやはり、スピーカーの一人である青木勇一郎さんが出席して
くださいました。青木さんは12月22日のセミナーに向けて、いまから入念な準備をしている
ようです。彼らにとってもこのセミナーの重要性は、先が見えるだけによく分かっていただいて
いるようで、この指針を持たなければ来年を生きていくのが難しくなるのではないでしょうか。

ピラミッドの写真が載っているチラシをお配りしていると思いますが、お気軽に㈱にんげんクラブ
(電話03-6698-3200、toiawase@ningenclub.com)までお問い合わせください。

また、東京支部の定例会で以下のセミナーのご案内をすることを約束しました。
親しい友人たちが関わっているセミナーです。私が理解していない内容もありますが、
世のため人のためにやるイベントであることには共感できましたので、紹介させていただきます。

ワールドフォーラム・日本再生!シンポジウム
「新しい科学文明の地平線を越えて」
11月3日(祝)13:30~ 烏山区民会館 http://worldforum.jp
放射能を含むいろいろな問題に対処する科学はすでに確立していることを
紹介するセミナーです。

地球の絆第11回
「ありがとうが地球を包む日」

11月11日11時11分に一斉に地球にありがとうと言うことを提唱。
東京出発で山梨県と福島県川内村へ出かけるイベントあり。
お問い合せは www.arigatou-11-11.jpまで


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村上先生からの電話

いよいよ、にんげんクラブ愛知支部が主催する映画「祈り」の自主上映会
(http://ameblo.jp/mission-navi/entry-11370309888.html)が11月3日に迫って来ました。
私も参加して、白鳥哲監督や柳瀬宏秀先生のお話を聞くことを楽しみにしていますし、
3回目になりますが映画「祈り」を楽しみたいと思っています。

また、支部の皆様が自主的に運営してくれる今回の自主上映会を成功させて、新しい
にんげんクラブの形である、それぞれが自分のできることをやっていくということの
第一歩になると思いますので、どうしても成功させたいと思っています。
中部地方の方やそうでなくても、愛知の取り組みを応援したいと思っている方はぜひ、
11月3日に名古屋の吹上ホールにお集まりください。

さて、映画「祈り」の主人公は筑波大学名誉教授の村上和雄先生です。遺伝子の研究では
世界的な権威であり、最近では笑いの効用を吉本興業と組んで研究するなど、ユニーク
ですが本質的な研究に取り組んでいらっしゃる超一流の科学者です。

船井幸雄とも親しくお付き合いをしていただいており、15年ぐらい前になりますが、
船井ミーティングというセミナーで日本中を一緒に講演して回っていただいたことがありました。
サムシンググレートという言葉を作られて、科学者の枠を超えて、一般の方にも正しい物の
見方を教えてくれたすばらしい先生です。

当時、私は船井総研の船井ミーティングを担当している部署の責任者をしていましたので、
講演の前後に村上先生とお話する機会がありました。村上先生は「科学者の間では,船井先生と
付き合うと科学者としてキャリアがマイナスになるという人もいますが、私は正しい事を伝えていく
責任があると思うので、船井先生とも真正面からお付き合いします。」という趣旨のお話をして
くださり、感激したことをよく覚えています。

そんな村上先生から船井メディアの人見ルミさんや私の知り合いの親しい人に直接電話があり、
ダライ・ラマ法王と科学者との対話というセッションがあるが、集客に苦労しているので情報発信を
して協力を欲しいというお願いをいただきました。

セッションは11月6日、7日の両日で合計4回にわかれており、それぞれチケットが必要ですが、
もちろん村上先生が出席するセッションもありますし、最近船井幸雄がよく紹介している東京大学
大学院教授で医学博士の矢作直樹先生や、少し前に日経新聞の私の履歴書に執筆されていた
慶応大学名誉教授で物理の世界的な権威の米沢富美子先生なども参加されて、これからの時代の
科学のあり方について討議をされるのです。

少し、チケットのお値段はしますが、科学の新しい方向性を感じられる歴史的な瞬間に立ち会える
ことになるのかもしれません。このレポートを読んでピンと来られた方は、いつものにんげんクラブや
船井メディアのセミナーとは違う世界を体験してみるのもいいのかもしれません。
私は出張の予定が入っていて参加できませんが、ちょっと残念な気もしています。

2,3年前にお聞きした村上先生のご講演でもダライ・ラマ法王のお話をされていました。
科学者と宗教者の垣根を超えて、新しい世界のあり方を探る試みが、日本では村上先生を中心に
進められているのです。

この大激変の時代に日本からこの様な催しを開催して、それが世界中に拡がっていく事はとても
意味のあることだと思いますので、みなさんもこのセッションの成功のためのご協力をぜひ
お願いいたします。
だって、村上先生ご自身から直接電話がかかってくるというのはすごいことだと思います。

また、映画「祈り」の自主上映会は11月3日の愛知を皮切りに各地の支部で開催する動きも
広まっています。自主上映を検討しているのは宮城、宮崎、伊勢の各支部と聞いています。
これらの支部の自主上映会もぜひ成功裡に終わらせたいと思いますので、
こちらも合わせて皆様のご協力をよろしくお願いいたします。


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宗経的感覚

最近、アナリストの塚澤健二先生にはまっています。塚澤健二先生の講座は毎週月曜日に
インターネットで送られてくるのですが、毎回結構しっかり聞かせていただいています。

塚澤先生と親しくなったきっかけは9月29日に一緒にセミナーをさせていただいたことでした。
そこで先生の考え方に改めてふれて、これは面白いと思ったのです。セミナーの中で先生は
著書「そして大恐慌が仕組まれる」(ビジネス社)の読者から先生の考え方は宗経的ですね、
と言われたことを話していました。誤字ではなく、宗教的というか予言的な考え方と、経済的な
考え方がきちんと同居しているということです。

経済的な考え方は、先生のセミナーや講座を受けていただいたらと思いますが、簡単に言うと
相場の流れを立体的に捉えてそれを2次元のグラフに落としこんで分かりやすく考えるという
ものです。相場の値動きだけではなく、そこにエネルギーの流れをプラスして立体的にみて、
それで相場を予想する手法で、ここ1年ぐらいはほぼ完璧に相場の予想を当てています。

それに少し宗教的な感覚として、相場の先行指標を使います。例えば、首都圏と全国の景気の
指標の差異をとって、それを株価の先行指標として使っています。少し驚きましたが、最近は
首都圏の景況感が全国平均よりも悪いという事態が結構よく起こるそうです。

良くも悪くも、日本経済を支えている首都圏の景気が落ち込んでいるということは、それがやがて
日本全体に波及するということなので、その傾向が大体10ヶ月ぐらい遅れて日経平均の傾向に
ピッタリと一致するそうです。その他にも中国経済も日本の先行指標になっており、ある上海に
上場されている相場商品が大体、日経平均の先行指標になっています。だから、これをみていても
日経平均がどうなるかが予想できるようです。

そして、それに加えてもっと宗教的な見方を加味していきます。通常の経済誌やエコノミストの本を
読んでいると、常識的には米ドルもユーロも根本解決にはなりませんが、なんとか持ちこたえると
思います。

しかし、アメリカもヨーロッパも日本も問題の先送りをしているだけなので、いつかは破綻する
タイミングが来る可能性が高いのも事実です。それがいつなのかを見極めるのが大切です。

塚澤先生の宗教的な感覚の一例をあげると、オリンピックに関するものがあります。オリンピックを
開催すると10年後に景気が悪くなるというジンクスもあります。東京オリンピックの10年後に石油
ショックが起こり、ソウルオリンピックの9年後に韓国をIMFショックが襲いました。
さらにはアテネオリンピックからまだ10年は経っていませんが、ギリシャが大変な事になっており、
2013年~14年にかけて危機の本番を迎えるのかもしれません。

さらには、独裁国がオリンピックを開催すると10年後に崩壊するというジンクスもあるようです。
1936年のベルリン・オリンピック、1980年のモスクワ・オリンピック、そして1984年のサラエボ・
オリンピックです。いまの中国が独裁国家かどうかは議論がありますが、民主主義ではないと
考えると2008年から10年前後に中国の体制が大きく変わる可能性があるかもしれません。

さらには、ロンドンでオリンピックが開催されるのは今年で3回目ですが、過去の2回はいずれも
前後に世界大戦が起こっています。そう考えるともうすぐ第三次世界大戦が始まるのかもしれません。

宗教的で予言的なものに惑わされるのは問題がありますが、こういうものを参考にして、いつ何時
なにが起こってもしっかりと生き抜いていく心構えを、経済的な見方もしっかりと持った上で、持って
いかなければならない、本当の激変期に突入したのは間違いないからです。

とても矛盾した結論ですが、一番いけないのはやみくもに恐れを抱くこと。自分の直感力や感性を
信じて、いまここをしっかり生き抜いていただければ、にんげんクラブの会員として日々本当の情報を
勉強している読者の皆様ならきっと大丈夫だと思います。



祈り

先週の土曜日に白鳥哲監督の最新作
「祈り~サムシンググレートとの対話~」を観てきました。
映画館ではなく、この映画を50周年記念作品としてサポートされた
成基学園を経営されている成基コミュニティグループの
50周年記念懇親会に参加させていただき、
その第1部の映画上映を鑑賞させていただいたのです。

私は試写会の時にも鑑賞させていただいたので、2度目になりますが
最初に観たときの感想通り、何度も観るべき映画だと思いました。
世の中の構造と正しい人間のあり方を主人公の村上和雄博士をはじめとする
世界中の識者の生の言葉で伝えようとしている意欲作だからです。

私自身も不勉強で最初に観た時は、もう一つ消化できていない感が残ったのですが、
今回はより内容が理解できた気がします。
嬉しいことに11月3日のにんげんクラブ愛知主催での
名古屋吹上ホールでの自主上映を皮切りに
各地で自主上映等のイベントを開催する流れが広がっています。

一人でも多くの人にこの映画を観ていただき、
少しでも早く私たちの生き方を変えていかなければいけないことに
気がついていただければと思います。
自然や地球は今まで我慢をしてくれていましたが、
そろそろ私たち人類に残された時間は無くなってきているように思います。

東日本大震災を経験した日本人だからこそ分かる、本当の現実を
客観的に見ることの大切さを一人でも多くの人になるべく早く感じていただくことが
大切だと思いますので、ぜひ、皆様もご自分が足を運ぶだけではなく、
周りの方も映画にお連れいただければと思います。
 
ところで、映画を50周年記念事業としてサポートして下さった成基学園は
京都では知らない人がいない有名な進学塾です。
同社の佐々木善一社長はメキキの創業メンバーでもあり、
関西でのにんげんクラブの会合にメキキを代表してご参加いただいたこともあり
旧知の間柄でした。
また、とても親しくしている大手塾の経営者を通じて
ずいぶん前にご紹介いただいたこともあったのですが、
実はちょっと苦手意識を持っていました。

私は人見知りするところがあり、凄そうな人の前に出ると気後れしてしまうのです。
でも、前原誠治大臣や松井麹参議院議員も成基学園の卒業生であり、
普通のパーティーのように政治家が冒頭の挨拶だけしてさっさと帰ってしまうのではなく、
お二人をはじめとする多くの政治家が本当に最後まで楽しそうにパーティーを
楽しんでいらっしゃるのをみて、この会社が本物であることがよく分かりました。

帰りの新幹線の中で読んだ、お土産にいただいた佐々木社長の最新著
「もう一歩踏み出せば人間力は上がる」(雄峰堂新社)を読んで
成基学園の凄さがよく分かりました。素晴らしい本でした。
詳細は船井幸雄.comの天律時代の到来に向けて というコラムの
10月11日にアップ予定の本の紹介で取り上げさせていただいたので、
そちらをお読みいただきたいと思いますが、
進学塾として子どもたちの学力を上げるだけではなく、
人間力を上げることに真剣に取り組まれてきたことがよく分かり、
涙を流しながら一気に読ませていただきました。
 
いま、私たちが求められているのは、まず人間力を上げて自立した人間になることです。
そしてその上で、自分で考え、自分で意思決定して、自己責任で行動して、いまここで
自分たちがやらなければいけないことに心の底から気がついていくことなのです。

自立した人間になってはじめて「祈り」に込められたメッセージが
理解できるようになるのだと思います。
そして自立した人間になるための教育を50年間、子どもに対して行なってきた
成基コミュニティグループ出身の人たちは日本を引っ張っていく人財になっているのです。

いまは混迷の時代です。自立できる人間になるためにトラウマ外しに挑戦してください。
これについては私の「失敗から学ぶ」や上記で紹介した佐々木社長の本を読んでみてください。
そして、「祈り」を観て、12月21日に柳瀬宏秀さんが中心に開催する白鳥監督や
私も出演予定の「初詣の願いを祈りに」(目黒パーシモンホール、詳細は未定)というセミナーや
12月22日ににんげんクラブの「2013年を見通すセミナー&交流会」にご参加いただいて、
そこで自分なりの2013年のイメージを作っていただきたいと思います。

そうすれば、いまここで私たちが何をしなければいけないかの指針が分かっていくと思いますし、
指針を持たずにこの混迷の時代を乗り切るのは不可能なのではないでしょうか。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

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2013年を見通すセミナー&会員限定交流会忘年会(12/22)
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にんげんクラブが伝えたい、近未来。
マヤの新世紀を迎える12月22日に、会員の皆様だけにお届けする、
ワクワクドキドキのセミナーです。
まだ会員ではないという皆様にも、ぜひこの機会にということで、
とてもお得な特典付きのお申し込みができる、大チャンスです。

【日時】2012年12月22日(土)
    講演(敬称略)
     9:00~光田 秀
     9:50~H.Aムガール
    11:00~青木勇一郎
    13:10~長谷川章子
    14:20~光 明
    15:30~柳瀬 宏秀
    16:40~座談会・質疑応答 
   (船井勝仁・小川雅弘・青木勇一郎・光明・H.Aムガール・柳瀬宏秀)
    18:30~ 交流会(ベルサール渋谷ファースト)

【場所】ベルサール渋谷ファースト2Fホール
     JR渋谷駅東口より徒歩8分)

【会費】にんげんクラブ会員 12,000円(交流会費込)
     一  般       22,500円(交流会費込)
     ※なんと、1年間のにんげんクラブ加入特典付き!!    

【お申込み・問合せ】
株式会社にんげんクラブ
  TEL:03-6698-9561 
  E-Mail:toiawase@ningenclub.com

お申込み、お待ちしております!!


生命の秘密が分かってきた

前回に引き続き本の宣伝になってしまいますが、
今回は船井幸雄の新刊「生命の秘密が分かってきた」(ヒカルランド)を
取り上げさせていただきます。
父の本ということもありますが、本当に感激したからです。

本書は理学博士の川田薫先生の業績や考え方を紹介する本です。
本書にもありますが、新日本文芸協会で出版された小冊子「いのちのエネルギー」という
川田先生の講演録を父が読んで感激して、
久しぶりに川田博士と父が会ったことから生まれた本です。
この小冊子は本書の執筆者の一人でもある山内尚子さんが経営している
㈱きれい・ねっとで購入できます。

やはり新日本文芸協会で出された川田先生の新著「生命誕生の真実」も、
ぜひ読んでいただきたいと思いますが、私の様な科学の素人には
「いのちのエネルギー」はとてもわかりやすく読めるので、
最初に読まれる本としてはこちらがおすすめです。

先日の「船井幸雄オープンワールド2012」の父の話でも川田先生の話がたくさん出てきましたし、
実は秘かに川田先生も会場にお越しになっておられて、
私は「生命誕生の真実」を購入してサインをしていただきました。
講演前の父に川田先生が来ていることを耳打ちするつもりだったのですが、
忘れてしまいました。

そのことを会場の撤去作業が終わって山内さんたち新日本文芸協会のスタッフと
一緒に出てこられた川田先生に謝ると、目立つのは嫌いだからちょうどよかったと
おっしゃっていただきました。
すごい業績を残されているのに本当に謙虚な方で、私はますます川田薫先生の
大ファンになりました。

もう一つ面白いエピソードは、なぜか「生命の秘密が分かってきた」を出版社である
ヒカルランドさんから私宛に献本で送っていただきました。
ヒカルランドさんは私の気持ちが分かるようで、私が紹介したくなる本を
送ってくださいます。
本書も読んだ瞬間に紹介したくなりましたので、
まるで気持ちを見透かされているようでちょっとびっくりしています。

前置きが長くなりましたが、川田先生は世界ではじめて人工的に生命を作った方で、
船井幸雄もずいぶん前から注目していました。
そんな川田先生は科学者としての研究に加え70歳を超えてから密教について
勉強をし始めました。
そして弘法大師が、川田先生が発見した最先端の科学的な事実を
すでに1200年前に知っていたことに驚いたそうです。

詳しくは本書を読んでいただきたいのですが、
船井幸雄が川田先生から学んだ事をまとめて紹介している部分を引用したいと思います。

(引用開始)

① 世の中のすべては波動であり、波動はエネルギーである
② 川田さんから教えられたこと
(1) 波動=エネルギー=重さがある
(2) 生命はエネルギーで重さがある
(3) 川田さんは神の分野の領域といっていい生命体を創るのに成功した
③ 波動は意識と意志を持っている
④ 鉱物にも意識と意志がある。もちろん植物、動物にもある
⑤ 生命体は生体と生命が合致して生命体になる
⑥ 生体だけでも生きられないことはないが、おおむねむつかしいようだ
⑦ 生命体の主は生命で、従が生体
⑧ 人間は、鉱物―植物―動物―人間と進化してきたようだ。
    今の地球では人間は進化のトップレベルの存在である
⑨ 川田さんの考え方のほうが、ヒッグス粒子による宇宙の分析より進んでいる
⑩ 進化はあるが種としての退化はないようだ。
    したがって、人間は今後は人間か神以外にしかならないようだ
⑪ 意識と意志だけでも存在できる。これが神の本体かもしれない。
    未来の人間からは肉体は消えそうだ。
⑫ 「この世」と「あの世」の関係では、マクロにというか、「あの世」からみると
    「この世」はそろそろ不要になりつつあるといえそうだ
⑬ あの世の幽界もボチボチ不要になるようだ
⑭ この世や幽界は面倒くさくて生きるのが辛い。修行のためにそれらは必要であったが、
    どうやら修行のいらない人間が出てきた
⑮ 地球は霊界とそれ以上(神界)の存在になりそうだ
⑯ エゴ中心の今の地球上の人間は、近々それにふさわしいところに転生するだろう
    (それは地球ではないようだ)

(引用終了)

 とても船井幸雄らしいまとめで、何度か読んでいただくと、
 ますます味わいが出てくるような気がします。

赤裸々な本音

「船井幸雄オープンワールド2012」にご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
おかげさまですばらしいオープンワールドになりました。皆様にお伝えしたように、今回の
「船井幸雄オープンワールド2012」でオープンワールドの18年間の歴史に終止符を打つことに
なりました。

体調が良くなかった船井幸雄も渾身の力を振り絞ってご挨拶をさせていただきました。いままで
の父の話の中で一番本音を吐露することができたのかもしれません。すばらしい話をしていた
だいた講師の先生方や一緒にすばらしい場を作っていただいた参加された全員の皆様に御礼
を言いたいと思います。

今回は久しぶりにオープンワールド形式を取ったことで、特に小ホールでは会場に入りきれな
い講演会が続出するなどご迷惑をおかけすることになりました。でも、これも楽しんでしまう
のがオープンワールドのいいところなのでご勘弁をいただければと思います。

私も今回は日頃の心のデトックスの成果が出たのか、かなり本音で講演することができました。
私の本気度のバロメーターは大阪弁が出るかどうかで、いままではパシフィコ横浜の国立
大ホールではさすがに大阪弁で話すことは難しかったのですが、今回は考えていた話と
まったく違う話しをしたこともあり、途中からまったく本音で話せるようになりました。

これからの時代にはますます建前は通用しなくなりますので、どんな場面でも「いまここ」に
いて本音を出せることが大事になってきます。そういう意味では、私も合格点に一歩近づくこと
ができたと喜んでおります。

しかし、上には上がいるもので、澤田升男さんのあまりの本音ぶりにびっくりしました。澤田さん
は短時間ではありましたが、3年連続での大ホール講演ということもあり、同時間に小ホールで
公演された池田整治先生のところに多くのお客様が集まりました。また、遅い時間になったこと
もあり、帰られた方も多数いたようです。

そんなこともあり、特に最初は大ホールに空席が目立ちました。まずいなと思ったのですが、
澤田さんに嘘をついたり、おべっかを使ってもすぐに見破られてしまうので、舞台の裏で本当の
事をお話しました。「テンション下がった」とおっしゃっていましたが、流石なのはそれを逆手に
取っていつもに増して本音を話してくださいました。

さすがにDVDやCDを販売する時は、それではまずいので編集しなければいけないと思います
が、いままで私が聞かせていただいた澤田さんの講演の中でも飛び抜けてすごい講演でした。

彼の最新著「神様が宿る家2」(ザメディアジョン)を読んでもっとびっくりしました。最愛のお父様
が、介護状態になって家族に迷惑を掛けたくないという遺書を残されて自殺されたことが
赤裸々に書かれていました。そして、自殺を美化するわけではありませんが、そんなお父様に
誇りを持って、ますます魂を込めて仲間たちと家を造っていくことを宣言する本になっていまし
た。
秋山木工㈱の秋山利輝社長や愛工房の伊藤好則社長に出会ったエピソードが最後の方に
書かれています。同書は実質的には3日間で書かなければいけないほどのハードスケジュール
だったにも関わらず、その忙しい合間を縫ってこのステキですごい大社長達に会いにいったこと
が書かれているのです。

そして、亡くなられたお父様のような心の師匠を続けて二人も見つけることができました。ここを
読んでいて思わず本書には書かれていないエピソードを書きたくなりました。執筆時間を取らな
ければいけないのに、あまりにすごい人たちに会ったことに興奮していた澤田さんは一緒に
行動していた赤塚建設㈱の赤塚社長と飲みに行く事にしました。

そして、秋山社長や伊藤社長が私と面識があることを知って、私をその席に呼び出したので
す。家に帰って風呂に入る直前だったのですが、直感的に今日の誘いは断らないほうがいいと
思って服を着て出かけた事をよく覚えています。終電車が終わった時間に澤田さんと赤塚社長
をホテルに送ってから家路に着いた記憶がありますが、多分、2,3時間の仮眠を取ってから
徹夜で書き上げた、本当に触ったらやけどをするぐらいのホットな本になっています。

こんな、ステキな仲間といっぱいすばらしい感動を共有できた「船井幸雄オープンワールド2012」に
改めて感謝しています。そして、これからは18年間の重みをしばらくじっくりと味わいたいと
思います。
 
 
 

リーダーからの提言

いよいよ「船井幸雄オープンワールド2012」が今週末に迫ってきました。先週のこのレポート
でも書いたように、最後のオープンワールドとして、今回は私たちの自己主張を目一杯させて
いただきたいと思っています。そして、講師の先生方にも、船井幸雄オープンワールドを共に
つくり上げてきた仲間として、それぞれの主張を思いっきりして頂く予定です。ぜひ、楽しみに
していただければと思います。

先日、マヤ・カレンダー、コズミック・ダイアリーの柳瀬宏秀先生と12月21日のマヤ・カレンダー
が終わる日に開催されることになっている「初詣の願いを祈りに」というイベントの打ち合わせを
するために、講師の先生方が何人か集まりました。場所は目黒のパーシモンホールでやる
ことと、主な講師陣は決まっているのですが、その打ち合わせを講師陣で集まれる人も一緒に
相談するという集まりでした。

柳瀬先生からこれもにんげんクラブに対する提言の一つだとおっしゃっていただきましたが、
この様にイベントのあり方を主催者が一方的に決めるのではなく、講師陣も巻き込んで話を
するということは、とても有意義で私も「初詣の願いを祈りに」の意味が本当に腹に落ちてよく
分かりましたし、ご一緒させていただいた講師の皆様のレベルの高さに大きな刺激を受けま
した。

昨年の東日本大震災の後、世界中の人たちが日本のため被災地のために祈ってくれました
物理的な支援もとても大きな力をくれましたが、この祈りの力が本当は東北の奇跡の復興に
とってとても大きな力をくれたのだと思います。今度は、世界の平和のために日本人が祈りを
お返しする番ではないでしょうか。

幸い、日本人は初詣という習慣を持っています。1億人の人が神社という敬虔な場所にお正月と
いう時を同じくしてお参りに行くのです。ただ、残念ながらいまは祈りではなく、家内安全や商売
繁盛など個人的な願いをする場になっています。その願いを例えば、世界平和を祈ることに
昇華させれば、百匹目の猿現象はすぐに達成されてしまうのではないかということに柳瀬先生
が気づかれて、2010年からこのイベントを毎年年末に行なっています。

実は、願いと祈りの差はそれほど大きくないのではないかということに、当日気がつくことが
できました。願いから我欲をなるべく取れば祈りになります。祈りは「意が乗る」ことですので、
大きな願いであれば、他人の願いに乗ることができるので、願いが自然に祈りに昇華していく
のです。22日のにんげんクラブの冒頭の私の話で、このイベントの告知をさせていただきたい
と思いますので、楽しみにしてください。

そんなことを考えながら、家に返ってきたら、にんげんクラブのリーダーから提言をいただき
ました。提言の元になった、話し合い(よりあい)の内容の一部を転載させていただきます。
なんか、とっても嬉しくなって、日本中を歩いてにんげんクラブの皆様と話し合ってきて
よかったなと本当に心の底から思うことができました。

(転載開始)

● 勝仁さんは、著書や寄り合いで「みんながリーダー」「ウズをまわす」
 「これからの渦は逆三角形」「多数の人たちが楽しくトップが一番大変。」
 と言われてる。

 →これを解釈すると、株式会社にしたのは、従来型の株式会社ではなくミロクの世の
   雛形になるような株式会社で、にんげんクラブでしかできないような株式会社。
   こんな会社、誰もが見てみたい。
  それが見られますよ、って言ったらにんげんクラブに入りたくなる。
  退会者もなくなってくる。

 →従来型の株式会社でなく、みんながリーダーなら、「支部」や「代表」や「リーダー」という
   ネーミングは従来型なのでどうにも適当ではない。
   「お世話会員」「世話人」「当番」など逆三角形のウズにふさわしい名前があるはず。
   こういう話題を寄り合いでやって決めていくのが実のある寄り合いだと思う。

(転載終了)

自分が言いたいことを、自分よりもうまく表現してくれる仲間の存在に感激しました。
今回の自己主張が終わったら、これからのにんげんクラブは柳瀬先生のような、存在感が
あってすばらしい活動をしている人たちと手を組んでいきたいと思っています。それもただ、
手を組むだけではなく、にんげんクラブの世話人や当番であるリーダーの人たちが存在感の
ある他のリーダーの良さを引っぱり出しながら、それを包み込んでいって、存在感のある
リーダー同士が自然と結びつくような逆三角形というか「うず」の様な存在に昇華していきたい
と思っているし、それを今回の提言のようにみんなが自主的に考えて動いていってもらえるの
だと思うのです。

最後の自己主張の場であると同時に、新しいにんげんクラブの始まりの場である、
「船井幸雄オープンワールド2012」で一緒に奇跡を作りましょう。横浜でお会いできることを
楽しみにしています。


奇跡を起こしましょう

ザ・フナイ9月号の中山康直さんの連載(人類への贈り物~奇跡の大麻草)の冒頭に以下
のように書かれていました。とても心に響きましたので転載させていただきます。

(引用開始)

 私たちは、只今、宇宙船地球号に乗って世明けの晩という、またとない奇跡の時空間を
共に通過中です。
 2012年の6月21日の夏至から、12月22日の冬至までの半年間が、まさに世明けの晩の
といえるタイミングですが、その中でも9月22日の秋分点から、冬至までの3ヶ月間が最も
世明けの版が極まる時といえるでしょう。

(引用終了)

いまは、とても大事な時であるようです。いままでと同じ考え方で暮らしていると私たちには
輝かしい未来はやってこないことに多くの人が気づき始めました。にんげんクラブの会員で
ある読者の皆様や、まさに秋分の日から開催される「船井幸雄オープンワールド2012」に
ご参加いただける皆様には、この点は共有していただけるのだと思います。
 
資本主義は誰も幸せにならないシステムになってしまいました。資本主義というシステムに
おいては、お金を借りて金利を払う人、真面目に働いて税金をきちんと収める人は豊かに
なりません。そして、お金を貸したり、税金をごまかす人(合法的な節税をする人も広義には
ここにはいるのではないでしょうか)は豊かになりますが、非人間的な取り立てをしたり、
後ろめたい気持ちを抱いてしまいますので、本当の意味では幸せにはなれません。
 
成長してもっともっとを追求して行かなければならないのが、資本主義の一番大きな原理
ですが、先進国では経済成長は金融的なゼロサムゲームでしか達成できなくなりました。
アメリカは成長してきましたが、日本を主なターゲットとして金融ゼロサムゲームを勝ち抜い
た分と、将来の利益をデリバティブの様な手段でいまの収益に計上してしまうことで成し
遂げたいつわりの成長だったのです。
 
そして、リーマンショックやヨーロッパの経済危機はいよいよ、この博打によるごまかしも
通用しないようになってきた結果起こっているものと考えればわかり易いと思います。一番
恐ろしいことは、資本主義最終局面の金融大博打になって、ゼロサムゲームでパイの
奪い合いを猛烈な勢いでやっているため、普通の人が真面目に昨日までと同じ事をして
いれば、その人は確実に不幸になってしまうようになってしまったことなのです。
 
私たちは幸せに生きるためには、いままでとは違う輝かしい未来を自分たちの手で出現
させることが必要になってきたのです。そのためには、競争社会という資本主義が成功した
システムから離れて、共生社会というみんなが幸せになるシステムを選択しなければ
ならなくなってきました。
 
共生社会に生きるとみんなが幸せになりますが、いままでのような成長(先進国では多分
1985年以降の成長は幻想だったと思いますが・・・、)はありません。無一文から大金持ちに
なるようなアメリカン・ドリームも起こらなくなります。貧富の差がなくなる方向に世の中が
動きますので、大金持ちという概念が過去の遺物になっていくからです。そして、ゆくゆくは
お金という制度がなくなり、お金は博物館で見るものになるかもしれないのです。
 
ただ、共生社会に移行するためには、私たち一人ひとりが持っている、常識や既成概念や
タブーをコツコツとひとつずつ手放していく必要があります。これが、思ったより大変な作業
になります。
 
先週に書いたように狼少年ではなく、やはり「船井幸雄オープンワールド2012」は今年で
最後になります。これは、船井幸雄オープンワールドという方法論が私たちのこだわりで
あり、常識や既成概念になっているのかもしれないからです。
 
だから、逆説的になりますが、夜明け前の最後のオープンワールドで私たちの自己主張を
思いっきりさせていただくことで、奇跡が起こるためのきっかけとなる大きなうずを回し始め
たいと思っています。物理的にご参加いただける方は一緒に大きなうずを回していただき、
意識の上でご参加いただける方もその意識の力の強さを知っている有意の人として、
しっかりご参加いただければと思います。よろしくお願いいたします。
 
 
 

幸助と佑助

先週の高知のレポートで書いた、長野県と岐阜県のご神事をしてきました。高知に
行ったメンバー(にんげんクラブの小川社長、いつも東京のイベントに参加してくれる
にんげんクラブの会員の方と私の3人)で、まず諏訪湖に向かいました。小川さんは翌日
の伊勢、翌々日の豊橋でのにんげんクラブのイベントに参加するために、なんと高知から
自分の車を700キロも運転してやってこられました。

私と会員の方は、申し訳ないのですが、新宿からスーパーあずさに乗って2時間あまりで
上諏訪駅に到着です。小川さんがいただいたメッセージの冒頭に以下のようなフレーズが
ありました。

諏訪湖は龍の足洗い場で、湯治をします。


これを私たちが足湯で清めてから行かなければいけないと勘違いした私たちは、
小川さんを待たせて、ちょうど駅のホームの中にあった足湯を5分ぐらい楽しみました。
勘違いでしたが、とてもいい気持ちになりました。せっかく、諏訪に来たからということで、
まずは諏訪大社にお参りに行く事にしました。昨年、イスラエルに行く前に、やっぱり
小川さんから諏訪大社に行ったほうがいいと言われて一人で来たことがあるのですが、
その時は時間がなかったので、本宮しかお参りができませんでした。

今回は、小川さんの案内なので、前宮→本宮→秋宮→春宮と全部のお宮をお参りし、
最後に万治の石仏というすごいエネルギーがある仏様までお参りすることができました。
最近の行動の意味の集大成のようなものを感じることができ、とてもおもしろかったで
す。特に、前宮の近くにある水眼(すいが)の清流という急流が体に溜まっている汚れ
(けがれ)を流してくれる力があるようで、とても気持ちがスッキリしました。

軽く食事をして、ホテルにチェックインして、いよいよご神事の始まりです。予め、小川さん
が見つけていてくれたホテルから歩いて行ける諏訪湖畔の某所に向かいました。
ところが、何と花火の日で湖畔は見物客でいっぱいです。こんな中でご神事ができるの
かと思いましたが、小川さんは平気です。メッセージにあるようにそれぞれが持ってきた
水晶や懐中電灯を使って怪しい(?)神事を行ないました。

メッセージの最後の方に、以下の様な記述があります。
 
幸助(こうすけ:小川さんについている龍、高知にいる小川さんの知り合いの龍使いが
小川さんに付けてくれた、かなりイタズラ好きらしい)の兄弟も諏訪湖にいます。
幸助の弟の名は佑助(ゆうすけ)と言い、3千年前から勝仁さんが来るのを待っていま
す。


ご神事が終わったとき、なんとなく幸助と佑助がなかよく遊んでいるような感じがしまし
た。翌日は朝早くから岐阜の恵那山に行ってご神事をしました。その時も、龍たちは
「今回は二人だったから上手くできた。」と喜んでいるように感じました。伊勢に向かう
小川さんに名古屋駅まで送ってもらい、私は仕事で大阪に向かいました。多分、幸助は
小川さんに、佑助は私についてきたので、せっかく久しぶり(3千年ぶり)にあった兄弟が
また別れ別れになったのかもしれませんが、それぞれが大事な役目があるようで、
それもいいのかもしれません。

また、9月1日(土)の東京での私の出版記念セミナー(まだお席があるようです。お時間
の都合が付く方はぜひご参加くださいね)でお会いしますので、その時はまた兄弟が
一緒になれますから、これでいいのかもしれません。大阪に着いた私は仕事まで少し
時間があったので、早速大阪のパワースポットに行って来ました。佑助も早速、仕事を
していたようです。

政治もますます混迷を深めていますし、ここに来て尖閣諸島や竹島の問題などで、
ナショナリズムが高まっていることに危惧を感じています。9月になると景気が一気に悪く
なるという情報(9月29日に私が一緒にセミナーで話させてもらうことになっている
アナリストの塚澤健二先生の予測、私はかなり確率が高いと思っています。興味のある
方はこのセミナーにもご参加ください。)もありますので、間違っても戦争に巻き込まれ
ないように、しっかりと世の中の行く末を見て行かなければいけないと思っています。

スピリチュアルなことだけに、あんまりとらわれすぎずに、スピリチュアルと現実の
バランスを取りながら、しっかりと世界中の子どもたちが幸せに暮らせる世の中をつくり
上げるために頑張って行きたいと思います。


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セミナーのお知らせ
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◎「失敗から学ぶ」出版記念セミナー

 
船井勝仁((株)船井本社社長)の記念講演となります。

日時 :9月1日 (土)
開場  :13:30  講演開始: 14:00
会場 :エッサム 神田ホール 201ホール
    東京都千代田区神田鍛冶町 3-2-2
     (JR神田駅 東口 1分、東京メトロ銀座線 3番出口 徒歩0分)
 
プログラム:
14:00~14:50 挨拶講演 : 宮崎 忠 / 株式会社 船井総合研究所 特別顧問
14:50~15:00 休憩
15:00~16:30 記念講演 : 船井 勝仁 / 株式会社 船井本社社長

参加費 : 会員 3,500円 / 一般 4,000円 (サイン本付き)

17:00~19:00  交流会
   (元祖小学校居酒屋で、なつかしの給食とテスト付き)
  会場:個室家座香屋 6年4組 神田駅前分校
  住所:東京都千代田区鍛冶町2-2-9 共伸会館 4F
      神田駅南口 徒歩1分
  参加費:¥4,000 / 名

申し込み締め切り日:8月27日 (月)

お申込み :(株)にんげんクラブ 担当 家田
       Tel: 03-6698 9561 Fax: 03-5769 3200
       E-mail : ieda@ningenclun.com


◎「未来から考える」(生活防衛@東京)セミナー

 
セミナー概要
開催日:平成24年9月29日(土)
開催時間:13:00~17:00
開催場所:東京都千代田区神田駿河台3-7レン新御茶ノ水ビル 
        【御茶ノ水 LEN会議室
講師:塚澤健二先生、船井勝仁
主催:株式会社船井経営研究会 電話:03-5769-3202 担当:山本
定員:限定150名
受講料:9,800円(税込)




唐人駄馬と弘法大師

㈱にんげんクラブの小川社長は目に見えない世界が大好きです。あまりスピルチュアル
の話をするので、小川さんの会社(本業は四国運輸という高知で一番大きな運送会社の
社長です)は大丈夫なのかと思うかもしれませんが、現実的なことと、経営のこと、
スピリチュアルのことが矛盾なく1本の線が通っているのが小川さんの真骨頂です。
詳しくは、9月22日にの「船井幸雄オープンワールド2012」で先行発売する予定の、私の
新著(ザ・メディアジョンから出版予定・タイトル未定)に詳しく書きましたのでそちらを
お読みいただければと思います。

小川さんのスピリチュアルな自然の流れから、来週、長野県と岐阜県でご神事をすること
になりました。小川さんと私だけではなく、3人で行く事になっていると言われたのです
が、にんげんクラブ関東大会に参加されていた常連のにんげんクラブの会員さんが
一緒に行ってくれることになりました。しかし、その人は、ご神事をする前に何かが足り
ないと言っていましたので、その足りないものは高知でPちゃん(小川さんが持っている
1.6トンの巨大クリスタル)に会えばわかるだろうということで、その人と私で高知の
Pちゃんの新月の瞑想会に参加することになりました。

せっかく高知まで行くのだからということで、唐人駄馬(足摺岬の近くにある縄文巨石
遺跡)にも行って来ました。5月9日のこのブログで、唐人駄馬は卒業したと書いたのに
行く事になったことが不思議だったのですが、どうもあの時に私がやったことは、どちらか
と言うとよくないことを考えている低いレベルの超自然的な力を持っている方たちの言い
なりになってしまったようで、何かとても悪い影響を与えてしまったのではないかと思えて
きました。

今回はそれを元に戻すというか修正するために、私も唐人駄馬に来ることになったよう
です。小川さんも唐人石のところの木が切られてしまって、エネルギーの流れがまったく
変わっていたことにびっくりしていましたし、一緒に行った人はPちゃんも唐人石も
エネルギーの流れが左回りになっていることを気にしていました。何とかしようと思って、
いつもの石の中に入って瞑想をしようと思うのですが、私が入ると蜂が飛んできて瞑想
することができませんでした。でも、一緒に行った人が入ると静かに邪魔されることなく
瞑想ができていました。

やっぱり、唐人駄馬に行っても、もうメッセージを聞くことはできなくなったようです。そう
いう意味では卒業したのは間違いないようです。面白かったのは、翌日、ご一緒した方
は海のエネルギーをもらうといいという話になり、急遽強行スケジュールで今度は
室戸岬までいくことになりました。室戸岬にも、本物研究所の販売店でにんげんクラブの
会員でもある山下ご夫妻がやっているシットロトという美味しいカレーと紅茶のお店が
あります。そこで、おいしいカレーを食べて、その店のところの海に入ることにしたのです。

その前に、小川さんが、シットロトの本当に近所にある不動岩というパワースポットに
連れて行ってくれました。弘法大師が悟った場所というと御蔵堂というやはり室戸岬の
聖地が有名ですが、小川さんは一部の人の意見として、本当に修行をしていたのは
不動岩ではないかという説もあることを教えてくれました。時間もなかったので、御蔵堂
には行かずに不動岩だけに行ったのですが、空海が修行したかもしれない洞窟の中に
入って瞑想すると、どんどん自問自答が進み、いろいろなことがとてもスッキリしました。

どうも、唐人駄馬を卒業して、室戸岬の弘法大師に弟子入りが許されたのかもしれない
と、生意気に思ってしまいました。副島隆彦先生の「隠された歴史 そもそも仏教とは何ものか?
(PHP研究所)の中に、空海は佐伯氏の出身で、佐伯氏は中国から来た華僑の家柄で、
だから空海は留学前から中国語が話せたのではないかという話が出ていましたが、
どちらにしても日本を代表する歴史上の偉人であることは間違いありません。

これからは、高知に遊びに行ったときはおいしいカレー(私が食べたチキンカレーは絶品
でした)を食べることもできるので、西の足摺岬だけでなく、東の室戸岬にも行くように
してみたいと思いました。そう言えば、室戸から帰ってきてからの新月の瞑想会で感じて
みると、Pちゃんは普通に右回りに戻っていたようです。



学問の秋

先日は竜巻のような豪雨になりましたが基本的には猛暑が続いています。読者の皆様は
いかがお過ごしですか。私はオリンピックをみてしまうことも含めてあまり眠れずに、睡眠不足の
日々が続いています。読者の皆様も熱中症等の対策を万全にして、節電しながらも快適な夏を
過ごしていただきたいと思います。
 
しかし、経験的に言うと8月に入るとあっという間に夏休みも終わり、9月になると多分残暑は
残りますが、だんだん季節は秋めいてくると思います。先日、訪れた山形県新庄市で命仁
(みょうじん、私が販売させていただいている生体エネルギー農法で栽培しているお米)を
作っている農家の方の話を聞くと、この暑さはお米にとってはいいことだが、天気予報だと
8月10日過ぎから涼しくなると言っており、できればもう少しこの暑さが続いてくれるといいの
だが、という話をされていました。
 
山形だと、8月中旬ぐらいから秋の気配が感じられるようになるのかもしれません。秋は良い
季節です。収穫の秋ですし、食欲の秋ですし、学問の秋でもあります。だからというわけでは
ありませんが、9月はセミナーの季節でもあります。まず、9月1日(土)に先日出版した
失敗から学ぶ」(海竜社)の出版記念セミナーをやります。豪華な雰囲気で高い値段でやる
パーティーよりも、セミナーの方が私らしいと思いますので、もうすぐ案内を出せると思いますが、
神田の貸し会議室でやることになりそうです。
 
この本は、船井総研の小山政彦会長に「勝仁君が、やっと本音を語れるようになったね。
船井幸雄ファンのお客様に僕が買って配るよ。」とおっしゃっていただき50冊買っていただき
ました。当日は、やはりこの本を褒めてくださった、船井総研特別顧問の宮﨑忠さんにも講師を
努めていただき、これからの時代の生き方について、生意気ではありますが、本音でお話を
しようと思っています。
 
この本を読んだ読者の皆様から、「勝仁さんの言いたいことはわかるが、できれば具体的に
どうすればいいかを示してほしい。」という声をいただいています。原発の再稼働や消費税や
TPPの問題など、実は私たちを取り巻く状況は、いまの私たちの選択によって大きく変わる
局面に来ていると思っています。私たちはいま何をなすべきなのかを、お話できるように準備
したいと思いますので、楽しみにしていただきたいと思います。
 
さて、9月22日(土)、23日(日)は言わずとしれた「船井幸雄オープンワールド2012」です。
今回は、私たちの自己主張の場になりました。さらにそれが加速するように、講師の変更が
ありました。船井幸雄の最新著『悪法「大麻取締法」の真実』(ビジネス社)でも取り上げている、
赤星栄志さんと中山康直さんの緊急出演が決まりました。正直に言うと、春に
「船井幸雄オープンワールド2012」を企画する段階では、中山さんが逮捕されたこともあり、
船井幸雄以外はこの話題に触れる勇気を持っていませんでした。
 
しかし、中山さんが熱海の父を訪ねてくれる機会があり、その場に「ザ・フナイ」の高岡編集長が
同席することで私たちのグループの中でこの問題の重要性が認識されるようになって来ました。
「大麻取締法」の見直しは、船井幸雄が皆さんに投げかける、いまやるべきことの一つの提案
だと思います。ぜひ、この本を読んでいただき、オープンワールドの場でご一緒に私たちが
やるべきことについて考えてみたいと思います。
 
また、その翌週の9月29日(土)には、多分御茶ノ水で、アナリストの塚澤健二先生と私の金融
経済をテーマにした講演会を開く予定です。塚澤先生は本当の21世紀は2013年から始まる、
円高傾向はもう少し続き、それが続く間は日本の株式もつられて安くなる等の意見をお持ちで、
アナリストの世界で長い間活躍されるツールになった独自の理論で明快にこれからの金融経済
を予測されています。
 
塚澤理論によると、今世紀はマネー資本主義と出現しつつある資本主義を超えた共同体的な
世界のせめぎあいが続き、徐々にみんなが本質的なことに気がついていく世界になるということ
です。大きな流れで言うと、債券から株式や土地に資産が移動していく時代で、分析対象を
2次元的でなく3次元的に捉えることによって、個別銘柄の売買のタイミングまでわかるという
優れた理論です。私も、最近は金融経済の勉強を続けていますので、このジョイント講演を
楽しみにしております。
 
いまから、過ごしやすい季節がくることをワクワク期待しながら、学問の秋を楽しみたいと思います。
 
 
 

稲が怒っている!

先週は台湾に言って、李登輝元総統にお会いしてきました。坂本龍馬財団が主催するツアー
に、にんげんクラブで募集した人も参加していただいて、坂本龍馬ファンでいらっしゃる総統の
快気祝いに行って来ました。

数えで91歳になられる総統が2時間の時間を作ってくださり、講演をしていただきました。私が
心に残ったのは、総統がやってこられた政治は坂本龍馬の船中八策の通りにやってきた。
いつも国民の目線で考え、結果として龍馬がやりたかった血を一滴も流すことなく、台湾の
民主革命をやり遂げたことを誇りに思っているというお話でした。

詳しい内容は、後日、にんげんクラブの会報誌や簡単な本の様な形にまとめて、皆さまに
ご報告させていただきます。台湾はとても景気が良く、発展している感じがしました。2年前に
来た時よりも格段に町が綺麗になっていました。日本もはやく元気を取り戻さなければなりま
せんね。

台湾から帰ってきて、新潟県村上市にある株式会社開成が作っているバイオマスプラントの
見学と社長である遠山忠宏さんのインタビューに行って来ました。日本ではバイオマス発電が
ほとんど成功していないのですが、このバイオマスは従来の常識の3倍程度の発電量に成功
しており、補助金を使っていないにも関わらず、初期投資を5年で回収できる見込みが立って
います。

秘密は生体エネルギー技術を使っていること。遠山社長は熱心に佐藤政二先生の下に通い、
自分なりの生体エネルギーの勉強をしました。バイオマス発電の成功の秘密は、
生体エネルギーの微生物技術の応用にあります。メタンガスを発生させるメタン菌を常識以上
に使いこなして活性化させることによって、この奇跡を実現したのです。これも、詳しいことは
いま書いている本(9月22日からの船井幸雄オープンワールド2012に合わせて発売する予定
です。タイトルは決まっていませんがザ・メディアジョンから出版の予定です)に書きますので、
オープンワールドの会場でお買い求めいただければ幸いです。

そして、いまは山形県新庄市の命仁(みょうじん)の圃場を見に来ています。命仁は
生体エネルギー農法(生態系生体システムプログラム農法)によって栽培されているお米です。
私の意識の成長が命仁の成長とシンクロするようなプログラムを佐藤先生が作っているようで、
特に新庄の命仁は私と一心同体になって来ました。
ちょっと不思議な話になって恐縮ですが、現場に足を運ぶとコミュニケーションが取れるという
か、稲の気持ちがわかるような気がします。昨年に来たときは、良いお米を作るから安心して
ほしいと言われたのですが、今年の5月に来たときは、しっかり頑張らないといけないと言われ
た様な気がしました。

そして、今日は何かとても怒っていました。「人間にはほとほと呆れてしまった。こんなことを
やっていたらみんなダメになる!」と怒っているのです。多分、もっと私が新庄まで足を運ばな
ければならないのかもしれませんが、このままだと大変なことがまた起こってしまうのかもしれ
ないとも感じてしまいました。本来なら、こんなことをウィークリーレポートで書くべきではないかも
しれませんが、私たちの意識の進化を早めなければいけないというメッセージを伝えられたよう
に感じたのです、ここで紹介させていただきます。

改めて考えてみると、稲のメッセージの部分の「人間には・・・、」の人間のところを「あなたに
は・・・、」と私のことと捉えることが正しいメッセージのように思います。そして、これを読んで
くださっている皆様も、何かの縁で読んでくださっているのですから、ご自分へのメッセージと
して捉えていただければと思います。
 
圃場を案内してくれた新庄の早坂正博さんは、朝早く起きて、命仁の気持ちをもう一度聞いて
みると言っていました。一人ひとりが他人事ではなく自分事と捉えて、李登輝総統がやってきた
ような意識で、日本の将来に責任を持ちながら変わって行かなければいけないようです。



久しぶりのキャンパス

先週、久しぶりに出身校である慶応大学の三田キャンパスに出かけて行きました。大学の
先輩たちとやっている異業種交流会があります。15年ぐらい続けている会なのですが、
最初は半人前の私を教育してくれることが目的で作った会なので、「船井さんを囲む会」という
名称になっています。経緯は、大学の6年先輩2人と偶然に仕事上の関係があり、彼らが
中心で異業種交流会を作ってくれました。

彼らは二人とも慶應義塾高校(塾高と読んでいます)の出身で、同級生にどんどん声をかけて
く れて人数が増えていきました。私も知り合いに声をかけたのですが、いつの間にか大半が
塾高の同級生になり、同窓会状態になっていきました。いまでは、少し例外はいますが
95%ぐらいが塾高の同級生ということになりました。ただ、さすが慶応というべきか、上場企業の
社長さんも何人かいますし、メガバンクの営業部長や大手証券会社の執行役員、監査法人の
代表社員など、多彩のメンバーがいてとてもユニークな会になりました。

会は大体3ヶ月に一度のぐらいのペースで幹事を持ち回りで務めてもらっています。ただの
飲み会の時もあるのですが、それぞれの人脈を使って講師の先生を読んで、いろいろな話を
聞くこともあります。政治家やプロスポーツ選手、禅宗の住職さんのお話を聞いたこともあり、
とても参考になる話を聞くことができます。私自身はあまり仕事には繋がっていませんが、
毎回とても楽しく参加させていただいています。

次回は9月に開催予定なのですが、今回幹事をしてくれる先輩が大学の准教授のお話を
聞こうという企画を考えてくださり、会の趣旨から講演料を払えるような会ではないので、
せめてご挨拶に行こうというわけで、その先輩と先生の研究室をお訪ねしました。大学の
キャンパスは昨年、取材で九州大学を訪問したことがあるのですが、やはり母校は懐かしく
感じました。先輩とキャンパスの真ん中にある大銀杏の木の下で待ち合わせにしたのですが、
建物は新しくなったりしていますが、だいたいの雰囲気はほとんど変わっていませんでした。

30分ぐらいで先生へのご挨拶は終わったのですが、二人とも時間があったので、大学近くの
学生当時、行きつけにしていた喫茶店でお茶を飲むことにしました。当時のマスターがご健在
で、大分年は取られましたが、今でも現役で店を開けておられます。大学ほど久しぶりでは
ありませんが、それでも数年ぶりに顔を出すととても喜んでくれました。あまりおいしくない
コーヒー(ごめんなさい)を懐かしく飲みながら、いろいろ仕事関係の情報交換をさせて
いただいて、それはそれで有意義な時間を過ごさせていただきました。

最近、東大話法という話をよく聞くようになりました。私の勝手な解釈ですが、東大の出身者は
上から目線で、「お前たちは馬鹿なのだから、(頭のいい)俺の言うことを聞いていればいいの
だ」、という論法で、これが原発事故を生み出した原因だと言うのです。詳しくは安冨歩著
原発危機と『東大話法』」(明石書店)を読んでいただければいいと思いますが、船井幸雄は
東大と京大の校風の違いについての意見を最近よく発表しています。権威を大事にして学閥を
作って仕事をする東大に対して、自由を尊び変わったことをすることが大好きな京大という
対比をしているのです。

私学で言えば、三田会などの同窓会を中心に同窓生つながりで仕事をする慶応が東大に近く、
自由でバンカラな校風を持ち、中退者の有名人が多い早稲田が京大に近いのかもしれません。
そう言えば、船井総研の小山政彦会長や、船井幸雄の一番弟子とも言える佐藤芳直先生は
もちろん卒業されていますが早稲田の出身ですので、船井幸雄は早稲田と気風が合うのかも
しれません。

私は慶応出身ですが、大学からの入学組なので、生粋の慶応ボーイとはとても言えません。
実はやはり慶応出身の弁護士の先生の事務所に行く機会が先週あったのですが、卒業年度が

同じであることがわかり、私が大学からの案内が来ないと言うと、ちょうど学校から来たばかりの
案内を見てくれて、私が不明者リストにリストアップされている事実が判明してしまいました。
それほど、気楽に慶応と付き合っているのですが、やはり受験勉強の大変さや、背伸びをして
入った学校なので勉強についていくことがきつかったことなどを思い出しました。その辺りの
経緯は新著「失敗から学ぶ」に詳しく書いていますので、ぜひ立ち読みでも結構なので読んで
いただければと思います。よろしくお願いいたします。





大阪のパワー

私は大阪の出身です。先週のレポートで勝手に東北とは相性が悪いと思い込んでいた話を
書きましたが、今週の週末はホームグラウンドの大阪で講演会に呼んでいただき、お話を
させていただきました。今回は、最近仲良くしている元総理大臣夫人の安倍昭恵さんと、
北海道の宇宙人、村松祐羽先生とご一緒にお話をさせていただきました。このコンビでは
東京で女性セミナーをやったり、北海道のにんげんクラブのウェルカムパーティーでお話を
させていただいたりしたことがあり、何かと化学反応を起こす面白い取り合わせです。

化学反応という表現が妥当かどうかは分かりませんが、何かが起こるのです。東京の女性
セミナーは当初は村松先生に参加していただく予定ではなかったのですが、少し集客に苦労
していたので、女性には絶大な人気がある村松先生に急遽参加していただき、村松ファンにも
たくさん集まっていただいて、いいセミナーになりました。そこで起こった化学反応は、昭恵さん
がすっかり村松先生に心酔し、すぐに村松さんがやっている北海道余市のコンドミニアム、
EMER140 に行かれたことでした。

そこで、元総理夫人というか政治家の妻としてのなかなか人には打ち明けられない悩みを
村松さんに相談するようになり、二人が本当に仲良くなられました。そういう縁もあり、昨年の
北海道のウェルカムパーティーでは安倍さんもゲストスピーカーとしてお呼びすることになった
のです。

そして、北海道でのウェルカムパーティーでは、その夜の懇親会の後の2次会か3次会で私は
酔っ払ってしまってよく覚えていないのですが、安倍さんと村松先生と一緒に剣山に登ることに
なりました。そして、川島伸介さんのご案内でリフトが動く最終日の11月30日に剣山登山が
実現しました。ここで、昭恵さんや私は自分の使命に気がつくことができ、それからは私も
安倍さんととても仲良くしてもらえるようになったのです。

しかし、私にとって剣山に行った時の化学反応は、帰りの飛行機で起こりました。とても濃い
内容の1泊2日の旅行だったので、帰りぐらいはそれぞれゆっくりと帰ろうということで、同じ
飛行機ではありますが、それぞれ自分で席を予約してバラバラに帰ろうということになりました。
私は、子どもみたいなところがあり、飛行機は窓側に座ります。その日は、私の大好きな番号で
ある26Aの席に座ったら、何と村松さんが隣の席に座られました。二人とも観念して、帰りの
東京までの1時間あまりの時間で村松先生から、村松さんが長年の研究で体得された奥義を
教えていただいたのです。

これが、私が女性性の話に目覚めるきっかけになりました。先日、高知に行った時に、兒玉裕子
さんから教えていただいた赤松啓介著「夜這いの民俗学・夜這いの性愛論」(ちくま学芸文庫)
は、兒玉さんが性の解放の話が嫌になったというぐらい、赤裸々に昭和初期の関西地方の庶民
の性風俗について、現場で調べたことを丹念に書いている秀作ですが、これぐらいの話が平気
でできるようになったのは、この1時間あまりの濃厚な村松先生の講義があったからです。

そして、今回の大阪です。実は、安倍さんも私も今回のセミナーの趣旨がよく分からずに大阪
まで出かけて行きました。余市のEMER140で行われた、8デイズシンデレラプロジェクト
卒業生の皆さまが中心になって開催してくれたセミナーです。村松先生に心酔しているパワフル
な大阪の女性が中心になって、口コミだけで集客をしてくれたそうですが、なんと150人の人が
集まり、最後は申し込みを断るほどだったそうです。

私は、大阪なのに85%は女性という完全なアウェイ感の中、最初に話をさせていただいたの
ですが、持って行った新刊「失敗から学ぶ」は30冊が完売してしまうぐらいのパワフルな大阪の
オバチャンパワーに圧倒されて帰って来ました。帰りの新幹線の中で、村松先生から教えて
いただいたのですが、シンデレラプロジェクトは東京より大阪の人に圧倒的に人気があり、
村松さんも日本を変えるのは、大阪のパワフルな女性パワーかも知れないという話をして
いました。

大阪出身にも関わらずというか、大阪出身だからこそ、大阪のオバチャンは苦手だと思い込ん
でいたのですが、今回はもしかしたら相性がいいのかも知れないと思いました。これも、やはり
私の思い込みだったようです。ただ、女性ばかり元気になってはバランスが悪いので、私は
男性を元気にしていく方法を考えていきたいと思っています。



にんげんクラブ関東大会

先週は火曜から土曜日まで各地を周らせていただきました。まず、高知に行って、
にんげんクラブの小川社長の親友が経営する久礼(土佐の一本釣りという漫画の舞台に
なった町です)という町の魚屋さんで、カツオのタタキの藁焼きに挑戦させていただきました。
カツオの切り身を藁が燃えている竈の中に入れて、火で包むように焼くのがコツと教えて
いただき、我ながらとてもうまく焼けたと思います。早速切っていただいて、その他の旬の
お刺身や干物などと一緒にご飯と味噌汁で美味しくいただきました。なんとも言えぬ贅沢を
させていただきました。
 
そして、今度は小川さんがエコビレッジを作ろうとしている梼原町に向かいしました。まず、
日本を代表する建築家の一人である隈研吾先生が設計した雲の上のホテルで、船井流の
経営哲学についてのミーティングをしました。いまさらですが、小川社長が26歳で四国運輸と
いう高知県で一番大きな運送会社の社長をされてからのご苦労が、まるで自分のことのよう
に感じられるすばらしい体験をしました。 
 
 
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その後は、やはり隈研吾先生が設計された町役場を訪ねて、町長や副町長とお話をさせて
いただき、その後はエコビレッジの候補地などを見せていただきました。夜は町長、副町長を
始めとする町役場の人たちに商工会の会長も加わって、地元でとれた野菜を中心の料理と
高知流の献杯(高知の宴会ではお酒は一人で飲んではダメで、誰かを巻き込んで飲みま
す。)を楽しませていただきました。
 
翌日は、満月の瞑想会をPちゃんの前でさせていただいたりしましたが、それまでの時間は
小川邸の書斎でまた経営哲学について語らせていただきました。9月以降、新しくなる
会報誌の紙面で今回の議論の模様を紹介しようと思っていますので、よろしくお願いします。
 
 
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そして、その翌日は高知から、羽田乗り換えでそのまま札幌に入らせていただきました。
おなじみの村松祐羽さんから、すばらしい人をご紹介していただき、Pちゃんのお母さんが
見つかるかも知れないという話になってきました。もう少し詳しいことが分かってきて、
可能ならまたリポートさせていただきますが、前日、瞑想会の後、小川さんが一番信頼して
いるチャネラーの方から、小川さんがPちゃんにキスするとPちゃんが語りだすと言われて、
早朝に言われた通りの方法でキスをしてきたそうですが、早速、そんな情報が入ってきたの
で、二人でびっくりしてしまいました。
 
夜は、札幌でよりあいを開き、支部代表が村松祐羽さんから、伊藤雄二さんに変わることが
決まりました。その後、村松さんたちとすすきのに行き、はじめて村松さんのカラオケを
聞かせていただきました。とてもセクシーな歌声にちょっとびっくりしました。
 
翌日は、今度は飛行機で仙台に入りました。私の思いつきで、急遽レンタカーを借りて石巻に
木の屋石巻水産の木村副社長を訪ねさせていただきました。まだ被災地を見たことがないと
いう小川社長に石巻の現状を少しの時間でも味わっていただきたかったからです。前回5月に
来た時との違いはあまり感じませんでしたが、今回は視察に訪れている観光バスの姿が
目立ち、やはりこの未曽有の経験をみんながいつまでも忘れずに、しっかりと記憶に刻みつけ
ておくことが大切であることを確認させていただきました。
 
そして、夜は仙台のよりあいです。実は私は東北に対して苦手意識がありましたが、伊達藩は
いまの滋賀県にも領地を持っていたそうで、仙台の方は大阪人をそれほど嫌っていないという
お話をお聞きしました。私の勝手な苦手意識が災いしていたことがわかり、これからは積極的
に東北でもにんげんクラブの活動を広げていこうと思っています。そして、仙台支部の代表に
矢野義己さんが就任してくださることになり、また、9月にも東北でよりあいを今度は複数の
県でやることを約束させていただきました。
 
このように、とても楽しい1週間だったのですが、8月4日は東京のベルサール八重洲で
にんげんクラブ関東大会が開催されます。私も出演させていただく無料セミナーと、おなじみの
朝倉慶先生や七沢賢治先生も出演される有料講演会があります。有料講演会にご出席の
方は、もちろん無料講演会にもご出席いただけますし、本物研究所の南方専務から、実は
プログラムにない、もう1本のラインも予定しており、生体エネルギー技術を使い、身体に悪い
建材を一切使わないゼロ宣言の家の普及をしている、住環境想造研究会の伊豆山幹事長等
の話も聞けるようです。
 
盛りだくさんのプチ・オープンワールド状態ですので、本番の「船井幸雄オープンワールド2012」の
前にこちらもぜひお楽しみいただければと思います。ご講演された講師の先生方も何人か
出席いただく懇親会を有料講演にお申込みいただいた方限定で開催する予定もあります。
本物研究所が主催するにんげんクラブ関東大会ですので、本物商品の情報が中心になりますが、
またとない機会になりますので、ぜひご参加ください。

 
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『 にんげんクラブ 関東大会』のお知らせ
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8月4日に『にんげんクラブ関東大会』が開催されますのでお知らせします。
ご参加をお待ちしています。

◆日時◆
8月4日(土) 9:30会場 10:00~18:00

◆会場◆
ベルサール八重洲3F

◆プログラム◆
< 有料セミナー >
・10:00-11:45 佐藤眞志氏・・・・「足うら重心」は幸せの法則                
・13:00-14:15 清水美裕氏・・・・22世紀に繋がる「光」とは                 
・15:00-16:15 七沢賢治氏・・・・七沢賢治氏が語る、日本人がうまくいくための方法
・16:45-18:00 朝倉 慶氏・・・・・経済のゆくえ                

< 無料セミナー >
・11:00-12:00 船井勝仁・・・・・・未来から考える新しい生き方         
・13:00-13:50 江本 勝氏・・・・・波動を知らずして人生を語るな!       
・14:20-15:10 田中廣冶氏・・・・蘇生波動エネルギーの威力         
・15:40-16:30 佐々木了雲氏・・肥田式強健術が明かす丹田力のメカニズム   
・17:00-17:50 佐野浩一・・・・・・ "スイッチオン!"で幸せに豊かに生きる!   

◆参加費◆
有料セミナー  : 会員/ 5,500円  一般/ 7,500円 
(会員=にんげんクラブ会員および船井メディア会員)
   ※無料セミナー 事前申し込みは無料。入場当日券1,000円 
   ※前売チケット受付期間→7月13日(金)まで。
   ※当日券は会員一般ともに定価 8,000円。
   ※セミナーの後は懇親会もございます。(5,000円/名)
     講師の方々も参加予定ですので、こちらも併せてお申し込み下さい。
 
◆問い合わせ◆
(株)本物研究所内 にんげんクラブ地方大会事務局
 Tel: 03-5769 0271  Fax: 03-5769 0051
 Email: nc@honmono-ken.com



 
 
 

風邪が治りません

先週の水曜日ぐらいから本格的に風邪を引いてしまって未だに治りません。日曜日は出かける
予定があったので、なんとか熱を下げたいと思って、市販の風邪薬を飲んだのですが、逆に
それがよくなかったのか、38度以上の熱が出て外出を諦めました。ただ、面白いもので木曜日も
かなり調子が悪かったのですが、船井塾で講演をする機会があったのですが、講演中は
風邪を引いたことも忘れて絶好調で話ができました。やっぱり病は気からなのだと思います。

風邪声で熱があるような顔をして出社するものですから、社員のみんなが心配していろいろな
本物商品を持ってきてくれます。最初は船井幸雄グループのヒット商品カリカセラピーです。
今年で10年目を迎える本物研究所で毎年売上ナンバーワンを誇るカリカは風邪を引いた時
には多め(10包~20包ぐらい)に飲むと効果があります。私も一生懸命に飲んでいますが、
今度の風邪はよほど大きな気づきをする必要があるのか、なかなか治りません。

次に飲んだのが、精氣源です。精氣源はクコの実やローヤルゼリーを主原料とした究極の
発酵食品です。船井幸雄.comの藤原編集長がいつも薦めており、本当は普段から飲んで
いればいいのですが、私も病気になったらいつも飲んでいます。飲んで10分ぐらいしたら体が
熱くなってくるのが感じられて、確実に効いていることが実感できるところがすばらしい製品
です。いまも原稿を書いていて思い出したので、5包を保存している冷凍庫から出してきて
飲ませていただきました。

風邪を引きやすいとかストレスが溜まっていると考えている方には精氣源はおすすめです。
私は、ついつい面倒くさいと思ってしまって思い出したようにしか飲まないのですが、やっぱり
継続は力なりだと思います。

その次に試したのが黒酵母発酵液「ナチュラルGマックス」です。これは「ほんものや」に
掲載予定の谷口修社長との対談の校正がちょうどやってきて思い出しました。当日の対談では
「ナチュラルGマックス」よりも「森修焼」という陶器に強い興味を覚えたのですが、編集長は
「ナチュラルGマックス」を販売したいとおもっていたようで、そちらだけを取り上げた内容なって
いたのですが、体が弱かった谷口社長が健康食品は嫌いだと思っていたのに出会ったという
本物だけに改めて読んでみると、とても説得力がありました。

病中・病後、風邪をひきやすい、便秘気味、アレルギー体質、腸内環境を改善したい、体調が
すっきりしない、という方におすすめの健康食品ですのでこれはぴったりだと思い、久しぶりに
飲んでみました。対談した直後には結構まじめに飲んでいたのですが、怠け者の本性が出て
最近は飲んでいませんでしたが、これも飲み続けていればこんなひどい風邪にかかることは
なかったのかも知れません。

さっき飲んだ精氣源が効いてきたのか、体がポカポカ熱くなって来ました。カリカもたくさん
飲むと即効性がありますが、やはりカリカは毎日少しずつでいいから飲み続けるもので、いまの
私のような即効性を求めるときは精氣源を大量に飲むのがいいのかも知れません。

後はまだ発売されていない商品なのですが、本物研究所とイリアール、それにおとなの学校の
小山敬子先生も関わって開発している新商品に「和方としわすれ」(まだ仮の商品名です)が
あります。漢方ならぬ日本の薬草を中心にサプリを開発しようとしているものですが、小山先生との
対談中にも風邪で大変な状態だったのですが、サンプルを1包だけ、小山先生が持っていらして、
それを飲ませていただきました。

不思議なことに、鼻水が止まり、気分よく話せるようになりました。ただ、1包ではいかんとも
しがたく、対談が終わって他の仕事をしていたら元に戻ってしまいましたが、5包ぐらい飲んで
いたらあれで調子が良くなったのかもしれません。

このようにみると恵まれた立場でいろいろな本物を試させていただける幸せをかみしめています。
これから、実は会食の予定があり、少し心配していたのですが、精氣源をもう少し飲んでいけば
大丈夫だという気持ちになって来ました。明日からは出張が続くのですが、これはカリカと
ナチュラルGマックスで乗り切ろうと思います。ただ、喉元過ぎれば暑さ忘れるで、治ったら
またサボってしまう自分がちょっと情けないように思います。



台風と、大切にしたい会社と、今年の後半はどうなるか

船井勝仁.comがリニュアルを進めていて、取りあえず私が毎週月曜日に出していたブログが
終了しました。新しいものは7月から開始の予定ですので、更新がありませんが、ご了解を
いただければと存じます。そして、日々の情報を発信するページがこのにんげんクラブの有料
ページだけになったのですが、書きたいことがいっぱいあってちょっと困っています。

先週はまず火曜日に台風の中、名古屋で「よりあい」を開催していただきました。電車も
止まっている中、ほとんど誰も来ないかなと心配したのですが、伊勢や豊橋、岐阜などからも
駆けつけてくださり、10人以上の方がお集まりいただきました。よりあいをやるにはちょうどいい
人数で、いままでの中で一番アットホームな雰囲気で話ができました。寄り合いが終了した
20時ごろには雨も小ぶりになっており、台風がいろいろな「もやもや」を持って行ってくれた
ような気がします。

翌日は、澤田升男さんの「住まいネット」の会合に出席しました。住まいネットは家を買う人に
「1ミリも嘘を言わない」を方針にして、真剣に住む人の健康を考えている工務店が集まって
いる組織です。本物の住宅を提供しているため、基本的には値引きをしない方針で販売して
いるのですが、全国20余りの加盟工務店の成績がすごい勢いで伸びているという報告を
嬉しく聞かせていただきました。私も少し講演させていただいたのですが、「子どもたちが
幸せになる家を提供し続けてください。」とお願いさせていただきました。

澤田さんと話していて、ベストセラーになっている法政大学の坂本光司先生の
日本でいちばん大切にしたい会社」(あさ出版)のようなテイストで、いままでの社会の常識を
超えた、未来から発想を持ってきたような感覚で活動をしている経営者を何人か選んで本を
書こうという事になりました。できれば、9月22日、23日の「船井幸雄オープンワールド2012」に
間に合わせるように書きたいと思いますので、大急ぎにはなりますが、頑張ってみたいと
思います。

本といえば7月10日頃の発売の予定で海竜社から「失敗から学ぶ」を上梓させていただくこと
になりました。土曜日に最終校正を受け取り、日曜日に戻さなければいけないという
強行スケジュールだったのですが、若い人に読んでもらいたいと思ったので、わかりやすく書く
ことを心がけた本になりました。若者向けの本になっていますが、私の主張を噛み砕いて
書いていますので、書店で見かけたらぜひ手にとって見てください。価格も手頃な値段にする
予定です。

そして、東京に帰ってきた金曜日は久しぶりに長谷川章子さんのセミナーに参加しました。
今年の後半はどうなるかということがテーマでした。その場に参加された20人余り(大半が
女性で男性は私を含めて3人でした)の集合意識の傾向という事ですが、このブログを読んで
くれている人も縁があると思いますので、ちょっと紹介させていただきます。

7月は子供が無邪気に遊んでいるようなイメージの創造の月として今年の後半は始まります。
そして、8月は地に足が付くイメージでその創造を現実化、具現化していく月になります。
9月は今までやってきたことを白紙に戻すようなイメージで高いテンションをキープしながら
大きな変化がやってきます。経済的な大きなインパクトがある可能性が高いとも言って
いました。

10月は激動の月で大きな変化があるかも知れません。これは私の勝手な解釈ですが、天変
地異などの自然の脅威があるのかもしれないと思いました。このときに大事なのはバランス
感覚で、できれば「神様に全部任せてしまいます」という境地になれれば最高です。11月は
新しい流れの準備の月ですが、目に見えて起こる変化として政府の崩壊が起こる可能性が
あります。ただ、私たちにとってはラッキーな月でいままでやってきたことの配当を受け取れる
月になります。

最後の12月は、前月までに起こったいろいろな大きなことの影響が身近な生活にも現れて
くる月になります。キーワードは再生、よみがえり、生まれ変わりで9月と同じかそれ以上の
大変化の始まりになる可能性が高いということです。未来は私たちの意識によって変わります
ので、これにとらわれ過ぎる必要はありませんが、何となく納得してしまいました。

どちらにしても大激変が目の前に迫っている可能性は高いと思います。土曜日は東京で
少人数の「よりあい」を小川社長と一緒に開催させていただきました。ほとんど常連の皆さま
ばかりだったので、いつにもまして本音を話し、本音を聞かせていただきました。会員の皆様
方が物理的にもバーチャルでも集える場づくりを進めていくことが大切だという事を確認さて
いただきました。これからも、どんどん皆さまの意見を聞いて参りたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします。



怒らないこと


(引用開始)

また近いうちに飲みましょうね。

そんでウィークリーレポートに書いてある内容に
おどろいてる人も多いみたいです。

何を驚いているのかわかります?

「私もムッとしてしまい」のところで
勝仁さんでもムッとすることがあるんだなって
驚いてるひとも多かったみたいですよ。

みんな勝仁さんが短気だって知らないみたいです(笑)

(引用終了)

先週のウィークリーレポートに対して、フロンティアショップのSeiさんから上記のようなメールを
いただきました。とてもありがたいメールで心がとてもほっとしました。でも、ここで言いたいのは
Seiさんが書いているように、私は短気だと言うことです。ついでに言うと、父も結構、短気です。
 
私がまだ高校生の時だったと思いますが、あることで、父が云われのない苦労をさせられた
ことがあるのですが、その時は本当に怒っていました。この人を怒らせたら大変なことになると
思って、実は私の深いトラウマになっているかも知れません。(まだ、ちょっと生々しいので
詳細はやめておきます)
 
最近、とても親しくしていただいている村松祐羽先生に大学生の時に、すでに怒りっぽい性格を
見破られていました。状況をよく覚えていないのですが、確かエレベーターを待っているちょっと
した時に、つまらないことが許せず、それで結構いつも怒っていることを自白(?)させられて
いました。村松先生は見えない世界のことを父と30年以上前から一緒に研究していた同士で
すが、見えない世界のことなど、大学生当時の私は全く興味がありませんでしたが、この鋭さに
は只者ではないと思ったことをなぜかよく覚えています。
 
若い頃は、怒りも強いエネルギーを作るので、悪いものではないと思っていましたが、何年か
前にアルボムッレ・スマナサーラ著「怒らないこと」(サンガ新書)を読んで、心から反省して、
それ以降、「怒らないこと」をテーマに生きてきました。いろいろなところに何度も書きましたが、
それで本当に人生が変わりました。まったくコミュニケーションが出来なかった次男とも二人で
一緒にご飯を食べに行けるようになりました。たいしたことではありませんが、そういう喜びを
日々感じています。
 
最近は、佐々井秀嶺著「必生 闘う仏教」(集英社新書)を読み、怒りの感情や欲望の感情も
それを自分だけの小さなものから、世のため人のための大きなものに変えていけば、それは
それでとても有意義なものになるということを学びました。どちらも、仏教の僧侶が書かれて
いる本に触発されているので、やはり宗教の持つ力は侮りがたいものがあります。
 
よく考えると、「怒らないこと」も「少欲や少努を、大欲や大怒に変えること」も、どちらも怒りの
感情にとらわれて自分がコントロール出来ない状況から逃げることなく、それを受け入れて
克服していくことから始まることが分かります。常識や既成概念やタブーにとらわれずに現実を
直視することからいろいろなことが始まっていくことを、この混迷の時代には確認することが
一番大切なのかも知れません。
 
レベルが上がってくると、それまでは正しいと思っていたことが、間違っているとは言いません
が、物足りなくなってくることがあります。人間は絶えず進歩するために生まれてきました。数字
にこだわって利益を挙げていくことが大事なステージと、仲間を大事にして人の和を大事に
することが大事なステージがありますが、切磋琢磨して自分の器量を大きくしていけば、両者は
矛盾しない概念になっていきます。
 
そんなことを考えている、ちょっとブルーな気分が続いていますが、無理矢理のプラス発想では
なく、本当のプラス発想ができるように、まずはブルーな自分の気分を認めることから入って
行きたいと思います。
 
 

ちょっと疲れましたが、必要・必然・ベストです

先週は、福岡、岡山、神戸、大阪と㈱にんげんクラブの小川社長と「にんげんクラブ よりあい」
をさせていただきました。事前の申込をいただいた以上の会員の皆様にお越しいただき、どの
会場も大入り満員で大感激しています。私は結構本音で語らせていただいたので、ご参加いただいた
皆様とは交流が深まったことを感じました。でも、正直に言うと、とっても疲れてしまいました。

理由は参加していただいた皆様のパワーに圧倒されたということもありますが、みなさんが
それぞれのご意見をお持ちで、新しい体制になったことを納得されていない方も多くいるから
だと思います。私に面と向かって文句を言われた方はいませんでしたが、心の声が伝わって
きたのだと思います。反省をして、にんげんクラブのあり方につなげて行かなければと思って
います。

特に、大阪では私がダブルブッキングをしてしまい、よりあいに参加できずに懇親会だけの
参加になってしまいました。せっかく、元代表会員の川島伸介さんも参加して下さっていたの
ですが、後日、川島さんから新しいにんげんクラブの運営の仕方にクレームが来ているという
メールをいただきました。小川社長の説明を聞いていると、㈱にんげんクラブが利益追求を
目的にしているという様に聞こえたと言うことです。

私もムッとしてしまい、川島さんに反論のメールを返したら、川島さんから退会する旨の連絡を
いただき、実際に事務局にも退会の申し出をいただきました。残念ですが、仕方がありません。

繰り返しになりますが、私が新体制にしようと思ったのは、にんげんクラブを自己主張の場では
なく、みんなが自分の意見を言える場にしようと思ったからです。それで、よりあいの形で皆様
の意見を聞く機会を設けようと思ったのですが、結果として各会場ともこちらの意見を一方的に
お伝えする場になったようになってしまいました。

それで大多数の人には喜んでいただいたので、小川社長にはその方がいいという意図があった
のかもしれません。私は声の大きい人の意見だけが反映されるにんげんクラブは作りたくないと
思っています。いまの形式のよりあいはまだ、発言者の安全が完全に守られていないので、
自分でリスクが取れる声の大きい人だけのよりあいになってしまうのかもしれません。

他人の批判をするのは、絶対にやめなければなりませんので、川島さんに対する反省も含め
て、これからは細心の注意を心がけたいと思います。でも、無理矢理のプラス発想になっては
いけませんが、結果としてはよかったのかなあと思っています。割り切れない思いを持って
新しい体制を心配してくれている川島さんとは、合意点を持つことは難しいと思います。彼は
自分の信じる道を突き進むのがやり方だし、それで誰もができないような、素晴らしい実績を
あげています。

小川さんという新しい社長の枠の中には、収まりきれないのかもしれません。だったら、私が
よりあいで話してごまかし続けるよりも、退会という残念な結果の方がよかったのかも知れま
せん。でも、川島さんの退会は精神的にはかなり応えました。何と言っても、長い間、一番
信頼して一緒にいまのにんげんクラブを作り上げてきた最高のパートナーでしたし、川島さんの
気持ちは手に取るように分かります。川島さんから思い切って退会を申し出てくれたことに
感謝をして、とんがった人だけではなく、万人が参加できるにんげんクラブにしていきたいと
思います。

そして、とんがった人の意見もどんどん受け入れていけるようなにんげんクラブを一生懸命に
作って行きます。そんなことを考えていると、ご主人をはじめてにんげんクラブの場にお連れ
いただいた常連の女性から、メールをいただきました。ご主人も楽しかったと喜んでくださった
ということです。素晴らしいミロクの世を作りたいと思いは共通ですので、進む道はそれぞれ
ですが、互いに精一杯足の引っ張り合いをすることなく頑張って行きたいと思っています。

伸ちゃん、いままで長い間ありがとうございました。



時代の変わり目

羽田空港のラウンジでこの原稿を書き始めました。これから、株式会社にんげんクラブの
方針について支部代表やリーダーの皆様や、会員の皆様と話し合うために福岡、岡山、神戸、
大阪と周る予定です。東京は曇り空ですが、九州は梅雨入りしたようで雨のようです(梅雨入り
したのは九州南部でした。福岡はまだ梅雨入りしておらず、なんとか天気は大丈夫でした)。
今年の私は雨男です。雨を降らす龍と一緒に旅をしているのではないかと思うほどですが、
世の中の変わり目にあたり、雨で浄化を図っているのかも知れません。

題名は未定ですが、7月に海竜社から新しい本を出版させていただく予定です。今回は、
若者向けの本にしました。その原稿も移動中の新幹線や飛行機の中、そしていまのように
空港のラウンジや出張先のホテルで早起きして書き溜めました。なるべく難しい言葉は使わず、
文章も短くして、読みやすい本にすることを心がけました。それで気がついたのは、私たち大人
が既得権益を手放していかなければ、若い人達は幸せにならないことです。

若い人達が幸せにならないということは、私たちの子どもや孫たちも幸せにならないということ
で、やっぱり人類という種のことを考えるといいことだとは思えません。人間が自分たちで
できなければ、神様が天変地異や経済恐慌を起こしてくれて、強制的に既得権益を手放させて
くれるのだろうと思いますが、それも少し情けない感じもします。少なくとも、神様が大きな変化
を始めたときはバタバタせずに、冷静にすべてを手放して行きたいと思っています。

いま、世の中には大きな地震が起こるという予想がたくさん出回っています。スピリチュアルな
ことをまったく信用していない弁護士さんと先日話していたら、「7月が危ないようですね。」と
おっしゃっていたので、びっくりしてしまいました。5月23日が危ないという話もずいぶん聞
きましたが、無事に乗り越えることができました。また、本日(6月6日)も要注意日のようで、
6が3つ並ぶ今朝の6時に一緒に無事を祈りましょうという呼びかけもいただきました。

その他にも7月11日説や、7月の下旬説、さらには9月11日説などがあり、やっぱり何かが
あるのかもしれないと思います。対処の仕方も難しいのですが、怖がらずに直感に従って
対処するということに尽きるのだと思います。これはある女性が言っていたことですが、
「大丈夫、何があっても絶対私は生き残る。」という気持ちを強く持つことが一番大切なのかも
知れません。私は、死は終わりではないという考えを持っていますので、死ぬことはあまり怖く
ありません。でも、自分がやるべき役割がありそうなので、きっと生き残ると思っています。

5月の下旬ぐらいから、精神的に敏感な人のなかで体調を崩している人が多いように思います。
多分、大峠を前にして、余計な荷物を手放すことを求められているのではないでしょうか。
余計なものを持っていると、大峠を超えられないので、生き残るべき人は大イベント前の
最後の精算が迫られているようです。

にんげんクラブもその峠を超えられるように、要らない荷物を手放そうと思っています。
自己主張は大切ですが、一つの主張にこだわっていると新しい意見を持つことができません。
新しい体制でいままでとは違うにんげんクラブにしていきたいと思っています。いままでの体制
には私も含まれていますので、私もあんまり運営に口を出さないようにしたいとも思っています。

だから、9月22日(土、祝)、23日(日)の「船井幸雄オープンワールド2012」の企画には
私はほとんど関わりませんでした。でも、結果として思いっきり船井幸雄グループの自己主張を
するイベントになったようです。これも、必要必然で素晴らしいことだと思っています。
もしかしたら、にんげんクラブの最後の自己主張の場になるかも知れませんので、ぜひご参加
くださいね。


「船井幸雄オープンワールド2012」はいまの世の中にとって必要なイベントだと思っていますので、
このイベントが終わるまでは自然界の大イベントは起こらないのではないかと実は本音では
思っています。そして、年内も大丈夫だというのが私の予感なのですが、それが当たるように、
自我を超えて祈っていきたいと思います。


経験したことがない熱さ

 「ほんものや」という本物商品を販売している通販のカタログがあります。グループ会社の
㈱イリアールが作っているカタログ誌ですが、ここ3年ほど父に代わって私が紙面に登場して、
いろいろな本物商品を作ったメーカーの社長さん等との対談などをさせていただいています。
写真もいっぱい撮ってもらって紙面に登場していますので、にんげんクラブの代表会員だった
川島伸介さんからは、「勝仁さんファンにはたまらない雑誌ですね」と冗談を言われるほど、
私がよく登場しています。

最初は正直何を聞いたらいいのかよく分からなかったのですが、最近はメーカーの人の話を
聞いていると面白くて、月に一度の対談の機会が楽しみになってきました。私自身がこの対談で
商品に惚れ込んで購入した商品もいくつかあります。例えば、ココラックスというサプリメントは、
メーカーの方とお話をしていてとても私にあった商品だと納得できたので、毎日飲んでいます。

9月22日、23日の「船井幸雄オープンワールド2012」に参加する楽しみの一つは、ブース出展
しているいろいろなお店を覗いていただいて、そこで思いっきり買い物をすることだという
お客様もいるぐらい、この難しい時代に具体的に私たちの暮らしや健康をサポートしてくれる
商品についての情報は、にんげんクラブのお客様が求めている大切な情報だということが、
私もだんだん分かってきました。

もちろん、私が深く関与している生体エネルギー関連商品も「ほんものや」では取り扱って
います。2009年4月に行われた「にんげんクラブ東京大会」に生体エネルギー関連のブースが
大々的に出店していただき、そのときにイリアールの乗附社長が生体エネルギー関連商品を
本格的に扱う決心をしてくれて、それから船井グループでの本格的な販売が始まった経緯が
あります。今年は、6月2日の「にんげんクラブ関西大会(京都)」、8月4日の「にんげんクラブ
関東大会(東京)
」が予定されており、こちらは、㈱本物研究所が主催で、どちらかと言うと
物販に力を入れた大会になりますので、ぜひ、会場に足を運んでいただいて、本物商品を
手に取っていただければと思います。

そして、先日、本物研究所でも「ほんものや」でも扱っている三井温熱治療器という温熱治療
のメーカーの高木幸江社長との対談というか、治療を受けさせていただく機会がありました。
最初に温かいお湯の中に「熱サポート」というミネラルを溶かして、手をしばらく温める治療
(?)をしました。手をあわせてみると、最初は1ミリぐらい右手の方が長かったので、左手だけ
をお湯に2分ぐらいつけました。そうすると、不思議な事に今度は左手が1ミリぐらい長くなって
いました。そして、次は両足をつけました。そうしたところ4,5分でお湯がどろどろになるぐらい
足から汚いものが出てきて、デトックスができたようです。

そして、いよいよ本格的な温熱治療に入りました。この日は、「熱をもって病を制す!
(ワニプラス)というご著書もある徳山聖徳先生の本格的な治療を受けさせていただくことに
なりました。私もいい年ですので、そろそろ、肩こりがひどくなってきました。以前の対談の時
にも、高木社長から治療をしていただいたことはあるのですが、今回は徳山先生から、脳を
激するぐらいの「熱い!」という感覚を経験させていただくことによって、普通のマッサージや
鍼灸治療ではなかなか効果がないコリを熱の力で治していただきました。

本当に脳天に響き渡るような「経験したことがない熱さ」でした。でも、徳山先生の名人芸で
熱くてたまらないのですが、「アツッ!」と声が出る直前に熱を話すので、大騒ぎをするわけで
もなく、15分ぐらいの治療ですが、肩こりだけではなく、私の弱点の肝臓の刺激もしていただき、
体の調子も良くなったようです。肝臓のツボに熱を入れられたときは、本当に激痛が走ったの
ですが、調子の悪いところは特に熱く感じるようで、人間の体は本当によくできています。

世の中には、いろいろな素晴らしい本物があります。「ほんものや」や「トータルヘルスデザイン」
のカタログ、また本物研究所が出している「ハピフル」等の小冊子を参考に、世の中にはまだ
あまり知られてはいない、ご自分にあう本物をぜひ探してみてください。
 
 
 

行列のできるコンビニ

まだ、皆様の手元には届いていないと思いますが、「ザ・フナイ」6月号を本日読みました。
実は、私の連載は7月号でひとまず終了することになり、ちょっと寂しい気もしますが、これは
本当に毎月大変な思いで書いていたので少しほっとしています。6月号では「セックスのタブー」
に挑戦した記事を書いています。ずっと書きたいと思っていたのですが、さすがに躊躇して
いました。でも、連載も終わるということなので、思い切って書いてみたら、心配したほどは
嫌らしくならず、高岡編集長にも褒められましたので、よければそちらもぜひお読みいただけ
ればと思います。

他の執筆者の記事もなかなか気合が入っていました。私は6月号の中では、副島隆彦先生の
インタビューが一番気になりました。橋下大阪市長に対する懸念について話されているのです
が、多分、偶然ですが今回の読み切りで投稿していただいている本澤二郎先生の「日本版
ヒトラーに要注意」という記事にも、同様の懸念が書かれています。
これから大激変がやってくるのは間違いがないと思っていますが、その危機が起きた時に
どう対処するかが、私たちの未来を決める大きな要因になる正念場だと思っています。そう
遠くないその時のために、橋下徹といういま一番注目を集めている政治家のことを知ることは
大切なことだと思います。そういう意味でも、ぜひこの6月号はお読みいただきたいと思います。

ここまで、長い前置きになってしまいましたが、橋下市長が広く存在を知られるきっかけに
なったのが日本テレビ系列で放映されている「行列のできる法律相談所」という番組でした。
今回、このブログでは尊敬している志賀内泰弘さんの新刊「なぜ、あの人の周りに人が集まるのか
(PHP研究所)を紹介させていただきたいと思っています。私も早速読ませていただいたの
ですが、本当に志賀内さんらしい面白い本でした。コンビニというマニュアルが何よりも大事な
世界において、「行列ができるコンビニ」を作り上げていくというお話です。

同書から少しだけ、「就活が上手く行かなくて機嫌が悪い大学生が、いつも買うシャケと
昆布のおにぎりが品切れで、それに加えておばちゃん店員にもたもたした対応をされて
怒っている場面」を引用させていただきます。
 

(引用開始)
 
 サトルが怒鳴って、レジから離れようとしたそのときだった。
「はいはい。ごめんなさいね~。あなたいつも、シャケと昆布のおにぎりを買うでしょ。私がここで働くようになってからだから、もう2ヶ月以上も同じものばかり。よっぽどシャケと昆布が好きなんだと思ってねぇ~。さっきも、おにぎりの棚で残念そうにため息をついていたでしょ。もう5分もすれば届くと思うからさぁ~。ちょっとだけ我慢してもらえないかなぁ」
「え!? ・・・ ・・・」
「ほら、来た!」
オバチャンの視線の先には、駐車場に入ってきた配送車がガラス越しに見えた。
「今すぐ、シャケと昆布を出してあげるからねぇ~」
「・・・ ・・・」
 サトルは、長野の家族のことを思い浮かべていた。それは、小学校のとき、祖父母と両親、そして弟と一緒に食べた運動会のおにぎりだった。お婆ちゃんが、サトルがシャケと昆布が好きなことを知っていて、まだ暗いうちから1人起きだして作ってくれたものだった。
「水野」と呼ばれたオバチャンは、さらにニコニコ笑って続けた。
「そうそう、4月とはいってもね、こういう寒い日は、冷たいお茶はお腹を壊すわよ。コーンポタージュスープなんてどう? 温まってるわよ」
 さらなる一言で、サトルの涙腺は決壊した。
「オ、オオ~ン」
 レジの前で、肩を震わせて大声で泣き出した学生に、店内のお客さんたちは「何事か」と一斉に視線を向けた。
 サトルの両手にそっと手を添えたオバチャンの手の甲に、大粒の涙が落ちてきた。

(引用終了)

こんなコンビニあったらいいですね。現在の資本主義を象徴するコンビニという悪の権化
(ゴメンナサイ。私も普段はとてもお世話になっています。)においても、やりようによっては
こんな温かいコミュニケーションが生まれるのかもしれないと思うと、本当に心地良い気分に
なりました。
 
試読版(第一章だけ無料で読めるものを志賀内さんが自腹で作って配っています。志賀内さんは、
すごい人です)のあとがきにこんなことが書いてあります。1,575円で購入しても絶対に
得しますから、本編を読んで見ませんか?

 
(引用開始)

 感動のラストシーンが、あなたを待っています。
 読み終えた後、きっと、あなたの仕事が変わるでしょう。
 接客業など、人と会うのが仕事の方は、間違いなく「あなたのファン」が増えるでしょう。
 会社の社長さんやマネージャーさんは、売上がアップすること請け合いです。

 この物語を、仕事をするすべてのみなさんに、お役立ていただければ幸いです。

(引用終了)
 
  
 

 
 
 
 

イケメンには鳴かない

株式会社にんげんクラブがスタートして、小川雅弘社長が時々、東京の事務所に来てくれる
ようになりました。小川社長が来ると、私が普段使っている机を使ってもらうのですが、右を
見ると船井メディアの人見ルミ常務がいますし、左を見ると本物研究所の佐野浩一社長が
います。私の席を船井メディアの中に移し、本物研究所との間に扉を付けて行き来が楽に
できるようにしたのですが、各社の幹部が隣同士に座ることによって、コミュニケーションが
格段に良くなりました。

小川社長も早速、いろいろな人とコミュニケーションを図り、新しいにんげんクラブのあり方を
探っています。先日は9月22日、23日の「船井幸雄オープンワールド2012」の会議にも出席
していただきました。その場での発言は控えていたようですが、後で話をすると、私たちに
とっては当たり前になっていて、疑問にも思わなかったことに対して、「なぜそうなっているの
ですか?」という疑問を投げかけてくれて、やっぱり新しい人に入ってもらって、常識を破って
いくことの必要性を改めて感じました。

熱海まで行って、会長にも会っていただきました。10年以上前のことですが、「船井会長の
追っかけをしていました。」というぐらい、親しくしていましたので、会長も懐かしかったよう
です。小川社長の方針は船井幸雄情報をもっともっと増やし行くことと、支部のあり方を
見直して行くこと、経営者層にもにんげんクラブの活動を広げていくことなどです。具体的に
は、9月の船井幸雄オープンワールドを目処に発表していきたいと思いますので、楽しみに
していてください。

会長も元気になれば、もっとにんげんクラブに情報を出していきたいと言っていました。
会長離れをするのが、にんげんクラブの方針だと思っていたのですが、退会された方に
理由をお聞きすると、船井幸雄の情報が少ないということが多く、小川社長からお願いする
と、会長もまったく異議はないようなので、私の思い込みだったのかもしれません。どちらに
しても、小川社長という素晴らしい人に一緒にやってもらえることになったことで、これからの
にんげんクラブが楽しみになってきました。

会長と面談したあと、庭にあるちょっとしたパワースポット(?)をご案内したのですが、そこで
不思議な事に気がつきました。熱海の事務所は会長の自宅に隣接しているのですが、普通
なら知らない人が来ると、犬のゴン(川上犬という甲斐犬の一種で、野生動物の本能を残して
います)がものすごい勢いで鳴くのですが、小川社長が来てもまったく騒ぎません。それどころ
か、私がゴンの体をなぜているときには、横にいても知らんふりです。

母にそのことを報告すると「今まで不思議な事に二人の人に鳴かなかったことがある。それは
二人ともものすごいイケメンだった。」と言っていました。ゴンという名前ですが、女の子なの
で、イケメンには弱いのかもしれません。小川社長は先月、ブータンに行ってこられたので、
「きっと、龍を連れてきているので、龍が黙らせてくれているのですよ。」と言っていました。
確かに、最後に急に気がついたように鳴き始めたので、ゴンには龍しか見えていなかったの
かもしれません。

翌日は、東京でサイマーさんというインドの聖者の講演を聞きに連れて行ってくれました。
Pちゃんを買ったことが縁で、サイマーさんと縁ができ、アメリカやインドのサイマーさんの
アシュラムにも行ったことがあるそうで、当日、会場に行っても小川さんの知り合いばかり
でした。26歳の時に、四国運輸という会社の社長になってから、一度も赤字にしたことがない
という名経営者でありながら、犬には鳴かれないし、インドの聖者と知り合いだし、本当に
不思議な人です。
やっぱりにんげんクラブに必要な人だと確信したエピソードを今回は紹介させていただきました。



卒業

先週に引き続いて、唐人駄馬探訪記を書きます。臼碆(うすばえ)で瞑想して、女難の相の
ことを思い出した後、いよいよ唐人駄馬に向かいました。一人だと、自問自答が一番できる
私が一番大好きなスポットがあるのですが、そこだけに行って他の色々な縄文遺跡を見ずに
帰る場合がほとんどなのですが、今回は高知市内に泊まることになっていますし、レンタカー
も20時までに返せばいいという余裕のあるスケジュールでしたので、ゆっくり回ることに
しました。

そこで、臼碆(うすばえ)から回ると私の目的地に行く前に、唐人石(とうじんいわ)を通る
ことになるので、久しぶりに唐人石に行きました。それも、いつもなら最短距離で大きな
唐人石に直接向かうのですが、巨石群をいつもと逆の道を通ってずいぶん遠回りをしながら
最終的に唐人石にアプローチすることにしました。なぜそうしようと思ったかというと直感と
しか言いようがないのですが、何か大きな発見ができると感じました。

最近、失われたアーク(ユダヤの三種の神器と言ってもいいと思います)を求めて色々な
パワースポットに連れて行かれます。昨年は剣山に2度登りましたし、3月の大震災の直後に
は熊野の玉置神社にも行きました。そして、剣山、玉置神社と正三角形になっているという
兵庫県のある場所にも連れて行ってもらいました。結論から言うと、私にとってはという意味
ですが、どこにもアークはなかったと思います。

今回の唐人駄馬行きは、どうも私にとってのアークは10回以上足を運んだ唐人駄馬にあると
いう意味だということを教えてくれるためのものだったように思います。剣山に行ってから剣に
関しては、物理的な意味ではなく、ちょっと違うパラレルワールドみたいな感じのところでと
いう意味ですが、いつも持ち歩いている感覚があります。それは、鹿島神宮に行った時も、
高千穂の秋元神社に行った時も、イスラエルに行った時でも感じていました。

後は、鏡と勾玉があればいいのですが、伊勢神宮や玉置神社に行っても、私にとっての
鏡や勾玉にあえた気にはなれませんでした。今回、それを唐人石で見つけることができま
した。唐人石の巨石群の中にはそのものズバリの鏡石がありましたし、写真のように亀石と
呼ばれる、見ようによっては勾玉そのものの石があったのです。私が剣山や日本各地の
パワースポットから預かってきた剣を唐人石に持ってくることで、私にとっての三種の神器が
揃ったように感じています。


2012-04-26 13.36.32.jpg


三種の神器が揃ったことで、何が起きて、何ができるようになったかは分かりませんが、
いつものように私が一番大好きなスポットに行って瞑想をしていると、「おめでとう、卒業だよ。
もう、これで唐人駄馬にわざわざ足を運ぶ必要はなくなったよ。」というメッセージを感じる
ことができました。そして、やっと私のスポットでの正しい座り方が分かりました。私が、その
スポットの最後のピースでそこにきちんと納まった感じがして、そのスポットがようやく
数万年ぶりに動きだした感覚がしました。

一応、私にとってのひとつの役割が終わったように思います。後は、私が自我をもっと
手放すことができれば、自然に宇宙銀行にアクセスする暗証番号が分かるのだと思います。
その暗証番号を得るために、いままでの行動があったのだと思いますし、過去世も含めて
人類自然のために貯めてきた宇宙銀行の貯金を今こそ使う時が来たように思っているのです。

この宇宙銀行の話は、にんげんクラブの小川社長から教えてもらいました。小川社長は
自分が乗ってきた宇宙船を見つけなければならないと感じているようですが、そのためには
宇宙銀行の鍵を開けて、貯金を引き出さなければいけないのだそうです。そのために、昨年
イスラエルにも一緒に行ったのだということです。いまも、あるスポット(先日のにんげんクラブ
京都大会で出会った人から教えてもらったそうです)に行くと次のステップが開くことが分かっ
ているのだという話をしてくれました。

私は、小川さんの話を聞いて、小川さんの宇宙船も唐人駄馬にあるような気がしています。
私があまり興味がない白皇山が小川さんの場所なのではないでしょうか。それはともかく、
連休だったので、2週続けて不思議な話を書いてしまいました。たまには、日常生活から
離れて、不思議な世界の空想をするのも悪くないと思いますが、私たちがやるべき不思議な
ことのヒントは実は日常生活の中にあるようです。地に足をしっかりつけて、いい世の中を
作るために今日からまた頑張りたいと思います。有意の人である皆さんも一緒にがんばり
ましょうね。

女難の相

ゴールデンウィーク直前に高知の唐人駄馬に行ってきました。唐人駄馬は足摺岬の近くに
ある縄文遺跡で、(株)にんげんクラブの小川雅弘社長に15年ぐらい前にはじめて連れて
行ってもらい、それからしばしば訪れるようになりました。理由は、そこに行くと自問自答が
うまくできるからです。

今回は小川社長との打ち合わせをするということを口実に出かけたのですが、本当はある
神様(知り合いの女性が神懸かりになって神様の言葉を伝えてきたのです)から早急に
唐人駄馬に行くように指示がきました。不遜な言い方になりますが、その神様のことを
あまり信用しているわけではないのですが、唐人駄馬に行くべきだと直感で思ったので
行ってきました。

結論からいうと、神懸かりになった知り合いは別の神様から怒られて、彼女は行かずに
私だけでレンタカーを借りて一人で行ってきました。普段の神がかりになっていない彼女は
いい人ですが、いろんな神様にくっつかれるので、ちょっと面倒くさい(ごめんなさい)神様と
長時間のドライブをするのは憂鬱だったので、ちょうどよかったと思っています。

唐人駄馬まで高知空港から3時間以上かかります。途中のドライブの間にもいろいろなことを
考えました。これはちょっと信用している女性超能力者が少し前にやってきて、品川の会社で
一緒に瞑想をしました。彼女は直接私に何かを言うわけではないのですが、それでも瞑想が
3時間近くになってしまいました。理由は私が自分の自我をなかなか手放さなかったからだと
自分では感じていました。

自分では結構がんばって手放してきたつもりで、これ以上自我がなくなったら人間として
存在するのが難しくなってしまうぐらいに思っていたのですが、優しく手放すのではなく、炎で
どんどん燃やしてしまえという感じで彼女が次から次へと出てくる私の自我を燃やすための
炎を渡してくれるという感じでした。途中あんまり苦しくなって、彼女のハイアーセルフにもう
止めてほしいと頼もうと思ったのですが、なんと彼女はハイアーセルフと一体化しており、
頼む相手がいませんでした。

これは、私の思いこみですが、ハイアーセルフと一体化していると神懸かりになれるのかも
しれません。私を唐人駄馬に誘ったちょっと面倒くさい(ごめんなさい)知り合いもハイアー
セルフがいないというか、そこを少し程度の低い(今回はごめんなさいばかりですね)神様に
乗っ取られてしまっています。GW中に別の超能力者に聞いたら、「ハイアーセルフと一体化
すると苦しいので、その存在をしっかり認知して、会話をしながら方向性を決めて行く方が
いいですよ」と言っていましたが、その彼女もやっぱり一体化していました。

話を戻すと、運転していると最初に唐人駄馬ではなくて臼碆(うすばえ)に行きなさいという
メッセージを感じました。臼碆は日本で最初に黒潮がぶつかるところですが、アプローチする
道が狭いので、なかなか観光地としてはスポットを浴びていないところです。私も途中で車の
すれ違いができないところで対向車が来るとバックして戻ったりしなければなりませんでした。
一度はトラックと出会ってしまい、すれ違うのが大変でしたが、それも含めて都合3回対向車と
行き違いました。

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臼碆で瞑想した岩


臼碆の竜宮神社のところで誰もいなかったので、しばらく瞑想をしていたのですが、
そのときのインスピレーションは、私の自我は後3つ残っており、そのうち一つはトラックが
象徴するように大きなものであるようです。それも、3つとも女性に関係があるようです。当面、
この自我を引っ張りだして手放して行くことを続けていくべきだということが分かりました。
東京でやった苦しかった3時間の瞑想でここまで、自我開放が進んだようです。

唐人駄馬遺跡の中で、白皇山という場所は、昔は女人禁制の聖地だったといいます。
そこにはコンドル岩があって、その上に立つとまるで空をそのまま飛べるような錯覚に陥るの
ですが、私はあんまり一人では行きたいと思いません。逆に臼碆の竜宮神社は、昔は
女性だけが入ることができた女の聖地だったようです。そして、ここに呼ばれたということは、
「女性性の時代が始まることを確信しなさい」ということかもしれません。

社会人になった頃ですので、ずいぶん前のことですが、「あなたは女難の相がある」と言われ
たことがあります。全然、もてませんので当たっていないと思っていたのですが、もてるという
意味ではなく、女性性の時代を開くために貢献しなさいということなのかもしれません。
ちょっと長くなってきたので続きは来週にします。

オーソドックスなおいしさ

にんげんクラブ京都大会にご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。詳しくは
いつものように船井勝仁.com に書きましたのでそちらをご覧ください。京都には大会前日の
土曜日に入りました。土曜日は夜だけ、川島伸介さんの大阪のイベントに出席させてもらって、
そのまま居酒屋の懇親会に突入しました。ビールやハイボールをいただいたのですが、
食事はあまり食べられませんでした。でも、日曜日は朝7時集合だったので、そのまま京都に
帰って寝てしまいました。

日曜日もいつものように、朝食も昼食も食べずにセミナー後の懇親会に出席しました。
いろいろな人とお話しをさせていただいたので、ビールは飲めましたが、食事には手を付けら
れませんでした。その日は最終の1本前の新幹線で東京に帰ったのですが、さすがにお腹が
すいたので、京都駅でラーメンを食べて帰りました。ラーメンにしたのは、時間があまりなかった
のと、ボランティアに来てくれていた息子たち(大学生と高校生です)のリクエストだったからです。

1日1食が主な原因ですが、せっかく京都に2日間もいて、結局は京料理をまったく食べること
なく、ラーメン1杯だけ食べただけでした。おいしいものを食べるのは大好きですが、どちらかと
言えば、お腹がいっぱいになればいいという方針なので、ほとんど寂しさは感じていません
でした。でも、翌日、東京で本格的な京料理を銀紗灘(ぎんしゃだん)光仙というお店でいただき、
久しぶりにオーソドックスな京料理を味わい、いつももったいないことをしていることに気がついて
しまいました。旬の筍をいただいた時は、おいしさに感激すると同時に、こういう季節感を感じる
ことも大事な日本人の習慣なんだということを思い出したのです。

これも、ラーメン1杯で京都から帰った翌日にたまたま京料理をごちそうしていただくことに
なって気がついたのですが、普段から結構おいしいものをいただく機会があります。でも、
そのおいしさにあまり感動しなかったのは、感謝の心が足りないのか、食事をいただくことに
集中しておらず、何か別のことを考えながら食事をいただいているからなのだと思います。
仕事の一環として食事をしている面もあるので、仕方がないとも言えますが、やはり一流の
料理人がつくってくれたすばらしいお料理をきちんとした姿勢で味わうという必要最低限の
礼儀はわきまえなければと思いました。

先日、生体エネルギー研究所の展示会・講演会に行った時に、少し時間があったので、
久しぶりに小諸の町で昔よく言っていた丁子庵というお蕎麦屋さんに行きました。スマホの
地図機能でレストランを探すと簡単に店が検索できて、忘れていたおいしさを思い出しました。
最初に行ったのは20年ぐらい前だと思いますが、さすがに信州そばの本場だと感激した
思い出がよみがえってきました。

一緒に行った、毎月のように生体エネルギー研究所に来ている結構グルメな友人も、
「おいしかったからまた来たい。」と言っていましたので、本当においしいのだと思います。
どこまで本当かは分かりませんが、その友人は「飲食店を紹介しているサイトには『ぐるなび』の
ように飲食店から依頼を受けてページを作っている会社もあるが、中には飲食店に断わらずに
勝手に情報を載せて、広告代を払わなければ低い評価を書くような会社もある。」と言って
いました。確かに、スマホで最初に検索すると、丁子庵は低評価だったので、もしかしたら
そういうこともあるのかもしれません。

スマホやネットなどはとても便利なツールですが、おいしさを判断するのは最終的には、
私たち自身の感性になります。自他共に認める超一流のグルメである船井総研の小山会長が、
「評判を聞いて新しい店を開拓しても、1勝9敗だ」と言っていたことを思い出しました。
つまり、小山会長のレベルになると行ってよかったと思えるのは1割程度しかないということ
ですが、グルメに関しても最後は自分で責任を取ることが大事なようです。


微熱が続いています

個人的なことで大変恐縮なのですが、特にどこが悪いわけでは無いのですが、
ずっと37℃前後の微熱がある状態が続いています。表面的な原因として考えられるのは、
飲み過ぎです。ご存じの方も多いと思いますが、私はお酒が大好きです。そして、ゆっくり飲む
ということができずに、ついつい飲み過ぎてしまいます。

ザ・フナイに「波動ジャンキー」というエッセイを執筆していただいている「大人の学校」の
小山敬子先生は、神様からの啓示を受けて3年間禁酒することを決断しました。小山先生が
禁酒する必要があるのなら、私も禁酒した方がいいに決まっていると思いました。そこで、
9月22日、23日の「船井幸雄オープンワールド2012」にご出演が決まっている天野聖子先生に
教えていただいた自問自答法で、自分の魂に聞いてみることにしました。
 
ちなみに天野先生の自問自答方については、先生の著書「大いなる自己と対話する自問自答」を
読んでいただくと詳しく分かりますが、私の解釈では、自分の意識を宇宙に飛ばして、そこで
質問を投げかけると、宇宙が答えをくれるというものです。分かりやすいセミナーになっています
ので、オープンワールドの当日天野先生の講演を聞いていただいても結構ですし、
フロンティアショップでもセミナーをやっているようですので、そちらに参加していただければと
思います。

もしかしたら、私の勘違いかもしれませんが、「禁酒すべきですか」と尋ねると、「必要ありません」
という答えが返ってきます。詳細は省きますが、止めない方がいいという強い返事が返ってくる
のです。お恥ずかしい話ですが、最近は飲み過ぎる上にお酒に弱くなってきて、酒の席で話し
たことをよく覚えていなかったりします。だから、客観的に見れば絶対に止めた方がいいと思う
のですが、神様の判断は違うようです。

まあ、長々とした言い訳をしましたが、要は、最近、飲み過ぎることが多いのです。でも、
それだけが原因かなあと思うと少し違う気もします。季節の変わり目に体調を崩す人が多い
ように、時代の変わり目に入って、変化に対応するために、体調がおかしくなっている人が
多いような気がします。私がそうだというわけではありませんが、世の中全体の変化に
あわせて、個々人も大きな変化に迫られているのかもしれません。

私がお酒を止めなくてもいい理由は、お酒を止めることは対処療法だということかもしれません。
何らかの理由でお酒を飲み過ぎるのですから、その理由から逃げることなく直視することが
大切になるのではないでしょうか。そして、その根本的な原因を辛いのですが、引っ張り出す
ことをやることからすべてを始めなければいけないのだと思います。多分、禁酒をすることは
できると思いますが、そのストレスが別の所に行って、もっとよくないことが起こるのだと
思われます。

また、もしかしたら新しい時代に対応するためには、平熱が少し高くなるのかもしれません。
主に食生活が乱れていることが原因で低体温の人が増えていて、それがガンをはじめとする
現代病の大きな原因だと聞いたことがあります。体温が1℃あがるとガン細胞が活発に活動
できなくなるという話も聞いたことがあります。悪化している環境に対処するためには、体温を
上げる必要があるのかもしれません。

健康に気をつけることは大切ですが、周りの声に左右されるだけではなく、自分でいろいろ
考えて、自分の直感力を駆使して対処を考えていく時代なのだと思います。もしかしたら、
熱からくる妄想かもしれませんが・・・。みなさんは、体調いかがですか。

最後になりましたが、今度の日曜日はにんげんクラブ京都大会です。これに対する熱い思いは
船井勝仁.comに書きましたので、ぜひお読みいただいて、ご参加いただければ幸いです。
ちょっと集客には苦労していますが、いい大会になると思います。ご参加をお待ちいたして
おります。


やっぱり京都はすごい

こんにちは、船井勝仁です。

私は大阪出身です。大阪の人はコンプレックスがあるのかもしれませんが、京都が苦手です。
だから、「大阪の方が、人口が多い」とか、「やっぱり経済は大阪でしょう」とか言って、現実を
直視しないように京都のことを視界から遠ざけようとします。でも、1200年以上続いている
歴史の凄みを最近は感じるようになってきました。

船井総研にいた頃は、毎年7月に京都で経営戦略セミナーをしていました。最初にこの
セミナーに参加したのは、高校生の時でした。もちろん、セミナーで何を言っているかは、
ほとんど理解できませんでしたが、「船井先生のセミナーはおもしろいなあ」という声がトイレに
行った時にふと聞こえてきて、妙にうれしかったことを覚えています。セミナーが開かれていた
のが都ホテル(現在のウェスティン都ホテル京都)で、京都に来ると一流ホテルでも「古都の
趣き」がすることにちょっと驚いていたりしました。

最近では2009年の秋に、にんげんクラブの関西大会を京都御所の隣のKBSホールで開いた
ことが印象に残っています。スタッフの「やっぱり京都だから、お弁当も美味しいですね」と
言った言葉が不思議に印象に残っていますし、年齢を重ねてきて、素直に京都のもっている
良さが理解できるようになってきたのかもしれません。

本格的に京都が好きになるきっかけは、ちょうどその頃に太秦の広隆寺にある弥勒菩薩様の
ことが好きになって、よく通うようになったことです。それまでは、もったいないことをしていたと
思いますが、京都駅に隣接しているグランヴィアホテルでのセミナーで講演させてもらう機会
があったのですが、講演だけして東京に帰ってしまったことがあります。つまり、せっかく京都に
来たのに、京都駅の中にしか行かなかったなんてこともありました。

でも、最近は少し時間があると、広隆寺の弥勒菩薩様とお話に行くようになりました。それを
きっかけににんげんクラブの大阪支部代表の山村龍和さんと龍安寺に行ったり、川島伸介さんに
鞍馬に連れて行ってもらったり、上賀茂神社や下賀茂神社にお参りに行ったりさせていただく
ようになりました。そうすると、京都の深い魅力を感じるようになってきたのです。

最近は、いろいろな場所に行くと、その土地の神様とお話をさせていただくような気分になる
ことがあります。大阪に来て、大阪城を見ていると豊臣秀吉公のことを感じますし、名古屋の
熱田神宮や岐阜に行くと織田信長公のことを感じるようになってきました。東京では平将門公
です。でも、京都はよく分からなかったのですが、最近はちょっとだけ、代々の天皇家を感じる
ことができるような気がしてきました。

これから日本がどうなるかは分かりませんが、京都という地はやっぱり日本の中心であり続け
るのではないかと思っています。今は大阪のホテルで大阪ドームを見ながらこの原稿を
書いていますが、昨日は京都の町をぐるっと回っていました。二条城や京都御所、それに桜が
満開の鴨川などにも行ったのですが、多少は京都という地にご縁を持たしていただけるのか
なあと感じることができました。「河内の田舎者が京都にご縁を持つなんて厚かましいなあ」と
思いながらも妙にワクワクしたのです。

そんな京都でのにんげんクラブ京都大会がいよいよ迫ってきました。このセミナーのことは、
最近の船井勝仁.comにいろいろ書いてきましたので一度ご覧になっていただければと思います。
京都で開催すべき、ちょっといままでのにんげんクラブとは違う、中身の濃い内容になっている
と思います。これを機会に桜は散ってしまうと思いますが、ベストシーズンの京都を楽しみに
お出かけになりませんか?

心が少し動くようでしたら、お申込みフォームに必要事項をご記入くださいね。
「あなた」なりの京都を感じていただき、日本人としての役割を考えるイベントにしてください。
もし、4月22日(日)の都合がつかないようなら、5月13日(日)まで、武藤順九先生の彫刻展が
国立京都国際会議場の庭園で開かれています。これを見るだけなら入場無料なので、何とか
これにはお越しいただければと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

会社のあり方

こんにちは、船井勝仁です。

先週は川島伸介さんと仙酔島にまた行ってきました。詳しいことは川島さんのブログをご覧
いただければと思いますが、川島さんたちとご神事をさせていただきました。とりあえず、
川島さんの代表会員は3月末で終わり、その最終イベントが3月31日に大阪でありました。
こちらも多分フィフティフィフティさんが詳細に報告してくれると思うので、そちらをご覧
いただければと思います。

川島さんが代表会員を引退した理由は、新しく㈱にんげんクラブを船井本社の100%子会社と
して設立して、運営方法を変更していこうと考えたからです。できれば、川島さんにもそのまま
代表会員でいていただきたいと思ったのですが、どうも神様は違う形でもっともっと川島さんと
関わりやすい形での関係を望まれたようで、いろいろあったのですが、こういう形になりました。

新しい体制を作るにあたって一番お叱りを受けているのが、「なぜ、にんげんクラブを株式会社で
やるのか」ということです。「株式会社の目的は利潤の追求であり、にんげんクラブの趣旨に
合わない」のではないかという疑問で、もっともだと思います。ただ、私は社団法人やNPOの
形にするよりも、株式会社がいいと思います。なぜかというと、日本の組織形態で一番、一般
的なのが株式会社だからです。一番、一般的だということは一番制約がないということだから
です。

なるべく、自由にやるのが、これからの激変期を乗り切る方法だと思っています。社団法人を
作るのは簡単になりましたが、一般的でないということは不確定要素が多いということだとも
思います。会社は利潤を追求することが建前ですが、日本人は見事に建前と本音を使い分け
ることができる民族だと思っています。私は、存続はできるようにしなければならないと思って
いますが、にんげんクラブを利潤追求の会社にするつもりはありません。

会社の運営方法には大きく分けて二つあると思っています。一つは徹底的に数字に
こだわって利益をあげている会社です。私の友達では住まいネットの澤田升男さんがこの
タイプで大成功を収めました。数字にこだわるためには、社員一人ひとりの時間を分単位、
秒単位まで管理し、それを実現可能なレベルに落とし込んでいくことが必要で、とても辛い
作業になります。澤田さんはその辛さを、仲間を何があっても守るということを一方で
実践しながらバランスを取って、数字を挙げてきました。

大半の上場企業も数字にこだわって数字を作っています。船井総研もこれがとてもうまい会社
で、社員のモチベーションとお客様の満足感、それに数字の追求のバランスがうまい会社が
良い上場企業だと言えると思います。
 
でも、まったく数字にこだわらないで上手く行っている会社もあります。例えば、昔のソニーや
ホンダは井深大さんや本田総一郎さんが、「とにかく面白いことをみんなでやっていこう」という
精神で町工場が世界を代表する製造業に発展した会社です。最近元気がないのは、普通の
大企業のように数字にこだわらざるを得なくなってきたからだと思っています。

そして、上場を目指す前の船井総研(当時は日本マーケティングセンターという社名でした)
も、数字にこだわらなかった会社でした。予算も何もなく、何をやっても自由、それでいて、いつ
も仕事は山ほどあり、毎日が徹夜続きですが、それがとても楽しくて仕方がなかったという
話をよく聞きました。上場を目指すようになってから、管理が導入されるようになって、見事に
変貌しましたが、本来の船井幸雄は、事業計画などは必要ないと思っています。

私は、にんげんクラブを計画がない会社にして、関与する社員や会員の方が楽しくて、楽しくて
仕方がない会社にしたいと思っています。そして、それを船井幸雄グル―プの他の会社にも
広げていこうと思っています。「人間は楽しいことをやらないと本当の集中力を発揮できい。」と
川島さんのラストイベントで中山康直さんが言っていました。まったく、その通りだと思います。
楽しいことだけをする会社を作って、それを社会に広げていきたいと思っているのです。

正直に言うと、にんげんクラブがどんな方向に進むのか、私にも分かりません。でも、それで
いいというか、それがいいと思っています。私や川島伸介さんだけがにんげんクラブのあり方を
考えるのではなく、参加している会員の皆様と一緒に楽しいことをやりながら、それでいて多く
の人が集まれるようになりたいと思っています。  
 
分かりにくいのが、にんげんクラブのよさだと、本当に正直に思っています。どうぞ、これからも
にんげんクラブをよろしくお願いいたします。
 
 
 

本音の株主総会

こんにちは、船井勝仁です。

先日、船井総研の株主総会に出席してきました。船井総研は12月決算なので3月下旬に定時
株主総会を開きます。上場企業の経営者にとって一番嫌な仕事が株主総会の議長をすること
かもしれません。昔は総会屋と呼ばれる人たちがいて、ほとんど嫌がらせとしか思えないよう

質問をしたりして議事の妨害をされる可能性があり、「1時間以上の総会になったら総務部長の
首が飛ぶ。」と言われたりしました。

だから、私が船井総研の役員をしていた頃は、社員株主が「議事進行」と叫びながら、
ほとんど質問をさせないようにすることがいい株主総会の運営方法でした。そして、なるべく
短時間で総会を終わらせることを目標にしていました。会社の一番大事な会議体である
株主総会が実質的にはセレモニーになってしまい、まともな議論がそこでされることが
なかったのです。

それでは、あんまりだと言うので、株主総会の議事をすべて終了させておいて、総会を
閉会してから、会長だった船井幸雄が30分強ぐらいのミニ講演会をすることが定例化して
おり、それを楽しみに株主になってくれる方もいたようです。総会が終わっていますので、
サービス精神旺盛な父は本音の話をしていました。それでも朝10時に始まる会議は1時間
程度で終わってしまうので、総会が終わった後の役員会では、お昼ですがビールを飲み
ながら、ちょっと豪華なお弁当をいただくのが恒例でした。

まだまだ株主総会の議事の中で、本音で話をするのは難しいかもしれませんが、3月24日の
土曜日の船井総研の株主総会はピリピリした雰囲気がない、とてもすてきな総会でした。
だいたい、昔は土曜日に総会を開かずに、集中日と言って他の会社が総会を開く日に
みんなが揃って総会を開き、総会屋さんをなるべく排除する工夫をしていましたが、船井総研は
個人株主でも参加しやすい土曜日の総会が定着しています。

最近は、昔のような総会屋さんがいなくなったか少なくなったので、どの上場企業も開かれた
株主総会を目指すようになりました。船井総研でも高嶋社長が取り組むべき課題をスライドを
使いながら自分の言葉で分かりやすく説明していましたし、個人株主からの真面目な質問にも
懇切丁寧に応えていました。私が好感を持ったのは、株主総会としての規律というか押さえる
べきところはきちんと押さえながらも、なるべく本音で話をすることを心がけていらっしゃった点
です。

今は、総会後の役員会でビールが出るのかどうかは、分かりませんが、役員の皆様もいい
総会ができたことに満足しながら総会の余韻を楽しまれたのではと思います。ちょっとした
エピソードとして、総会の終了をした後、ひとりの株主さんが総会の運営を誉められる長い
演説を始めました。ちょっと困ったなと思ったのですが、最後は小山政彦会長の話を聞きたい
ということになり、それを受けて小山会長が短い話をすることになりました。

私にとっては、船井幸雄の総会後のミニ講演会を思い出すシーンになり、小山会長、
高嶋社長をはじめとするすばらしい役員陣が船井総研という会社を支えてくれていることに
感謝の気持ちを感じるエピソードになりました。株主総会を土曜日に開催することになった
のは、小山会長が社長時代のことで、東京の下町生まれの小山会長の本領が発揮された
英断だと思います。

船井総研がどんどんいい会社になることを本当にうれしく思います。本当にすばらしい日本の
会社の株式はインフレヘッジを考えると「買い」ではないかというのが、最近の船井幸雄の
考えです。船井総研の株とは言いませんが、まじめで力のある上場企業を探して、その会社
を応援する意味で株式を持ってみることもいいのではないかと思います。もちろん、無理の
ない範囲で自己責任でお願いします。

「うず」が回り始めた

こんにちは、船井勝仁です。

私は船井幸雄.comに「天律時代の到来に向けて」というコラムを書かせていただいています。
3月11日に発信した「生死の境目」というコラムでJA全中が主催した第36回「ご飯・お米と私」
図画作文コンクールの作文部門で内閣総理大臣賞になった中村早希さんの「ありがたいねえ」
という作文を紹介させていただいたところ、大きな反響をいただきました。

中村さんは先日、石巻を訪問した折に被災地の案内をしてくれた、㈱木の屋石巻水産の
中村暢宏さんのお嬢さんです。お話をしていると、同行していた船井総研の大橋文雄さんが
中村さんのお嬢さんが総理大臣賞を取られたことを教えてくれました。コンクールのHP等で
作文が読めるかと思っていたのですが、話を覚えていた中村さんがお嬢さんの直筆の作文を
コピーして送ってくれたのです。

読んでびっくりしました。短い作文なのに、避難所の生活がどんなにつらかったのか、
でも1個のおにぎりをもらって食べたときに感じた感謝の心がどんなにすばらしいものだったの
かが本当に手に取るように伝わってきました。思わず、涙ぐんでしまった私はすぐに木の屋
石巻水産に電話して、中村さんに上記のコラムで紹介することの許可をいただきました。

おかげさまで、私はこのにんげんクラブのHPや個人でやっている船井勝仁.com、それに
上記の父のHPやそれ以外にも「ザ・フナイ」やにんげんクラブの会報誌の連載等いろいろな
ところに文章を書かせていただいております。また、本も出版させていただいていますが、
このコラムがいままで発信した中で一番読んでいただきたいと思っている文章になりました。

これは「生死の境目」の次のコラム「被爆のマリア」に書いた話ですが、田口ランディさんの
同名の小説(文春文庫)があります。長崎の浦上天主堂の頭だけになったマリア像に衝撃を
覚えて取材を始めて書かれた中編小説集ですが、今回の地震で私たち一人ひとりが、
田口さんが「被爆したマリア像」を心の中にしっかり持ったように、何か衝撃を覚えるような
大切なものを心の中に持たなければならないのではないかと思いました。

私にとっては中村早希さんの「ありがたいねえ」という作文がその衝撃を与えてくれるものに
なったのです。だから中村さん達は「ボランティアでなくて観光でいいので、被災地に来て
ほしい。そして現実にここで何が起こったのかを一人でも多くの人に感じてほしい。」と言って
いるのだと思います。

この作文を読んでいただいた、知り合いの愛知県岡崎市の小学校教諭の鈴木彰先生から
以下のような自筆のお手紙をいただきました。鈴木先生のご了解を得て転載させていただきます。
 

(転載開始)

船井勝仁様
 先日は、突然のメールで失礼いたしました。勝仁様の「天律の時代」のHPを拝見し、
中村さんの作文を読み、これは、子どもたちにぜひ知らせたいと思いました。
 そこでプリントアウトし、子どもたち(今、四年生を担任しています)に読ませ、感想を書かせ
ました。
 さらに、その作文を校長、教頭、そして、六年生の担任の先生方に配りました。
 本校は、三月十九日に卒業式をむかえるわけですが、卒業式直前の忙しい中、六年生
全クラスの先生が、この作文を学級の前で読んでいただけました。
 さらに、校長は、修了式の中の校長式辞に、これを入れたい旨、申しておりました。
 校長、教頭も、私も教員生活の中で、最も感動した、心にずしっときた子どもの作文だと
思っております。
 木の屋さんはじめ、石巻・三陸のみなさんの復興再生を心より祈っております。また支援を
続けていきたいと考えております。
 勝仁様のHPより、今回勝手にコピーしてしまいましたが、「うず」は確実にまわっており、
豊かな未来に近づいていることを確信しております。
 同封いたしました、子どもの感想は学級の一部でありますが機会がありましたら、木村様、
中村様にお見せいただければ幸いです。
 ありがとうございました。感謝しております。
 
岡崎市立大門小学校
鈴木 彰

(転載終了)

鈴木先生のお手紙を読んで、確実に「うず」が回っていることを実感しました。
小学校六年生の作文が先生たちや子どもたちの間で感動を持って拡がっていること、そして
私の文章がそのお役に立てたことを本当にうれしく思っています。新しい未来を作ってくれる
子どもたちにこの作文をもっともっと読んでもらいたいので、このHPにも中村早希さんの作文
「ありがたいねえ」を貼り付けさせていただきます。
 
できれば、ご家族でじっくりと読んでいただいて、3・11大震災で何を心の中に持たれたのか
を考えていただければと思います。


中村早希さんの作文「ありがたいねえ。」

                          ※作文をクリックすると大きい画面でお読みいただけます 
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大震災1年 自分の考え方を持とう

こんにちは、船井勝仁です。

大震災から1年が経過しました。テレビや新聞でもいろいろな特集がされており、もう一度
あれだけの悲劇があったことを日本人や世界の人々が考えるきっかけになったことはとても
すばらしいことだと考えています。病気を押して天皇陛下も政府の追悼式典にご出席になられ
哀悼のお言葉を述べられました。震災後の対応を見ていると、天皇皇后両陛下の存在感の
大きさに改めてびっくりしています。やっぱりお人柄なのでしょうか。

メキキの会の出口光会長などの有志は、夜中に東京を出発して震災以来ずっと支援を
続けてきた宮城県石巻市の牡鹿半島にある牡鹿中学の卒業式や卒業イベントに招待されて
出かけてきたそうです。みんなが集めた寄付金など300万円を持参しての参加になり、
支援の中心メンバーの歌手の奥土井美可さんのミニコンサートや卒業生と一緒に茶道を
楽しんだり、光さんが志教育の講演会をして大好評でした。

出口さんが今回卒業する中学生は平成8年生まれであり、メキキの会ができたのは
平成8年8月8日であることから、浅からぬ因縁を感じると書いていらっしゃいました。
メキキのメンバーでもある佐々木重人さんが作ったきっかけを、毎週のように支援物資を
現地に運んだ吉田光延さんとお父さんがつなぎ、それがメキキの会のメンバーに拡がっていく
様は、メキキの会という組織の持っている力を十分感じさせてくれるものでした。

にんげんクラブと互いの組織の枠を超えてつながろうとしているメキキの会のいいところは
素直に見習おうと思っています。そういう意味では、4月22日のにんげんクラブ京都大会は、
メキキの会はわざわざ予定されていた全国世話人会をキャンセルしてまでこの大会にかけて
くれているので、にんげんクラブもその気もちに応えるように真剣に取り組んでいきたいと
思っています。(京都大会の詳細は、船井勝仁.comのブログに私が記事を書いています
ので、そちらもぜひお読みください。)

一方、3月12日の日経新聞を読んでいると、いままでと同じような世界が続くことを望んでいる
人たちの気持ちがにじみ出ているように感じます。社説にはTPPを活用して日本を強くして
いこうという論説が展開されていますし、東日本大震災1年の特集の中には、副島隆彦先生が
ジャパンハンドラーズの主要メンバーと名指ししているコロンビア大学教授の
ジェラルド・カーティス氏のコメントが載っています。

そこでは日本の政治が変わらなかったことを嘆いていて、地方が中央から自立をし始めて
いることと、日本国民の改革に対する意識の低さを指摘しています。そして、このまま
変化できなければ国債の暴落を起こすぞと言わんばかりの恫喝を感じる様に私には
思えました。そして、とりあえずTPPの問題にしても消費税の問題にしてもアメリカのいいなりに
なっている野田首相に合格点を与えているというコメントに思えました。

日経新聞の主張は、私から見るとアメリカの意志に沿うことが日本の国益に適っているの
だから、日本の産業構造が大きく変化していて、もはや輸出に頼るのではなく、強い内需を
どう育てていくかが大事にも関わらず、その論点をぼやかしながら、その内需をアメリカの
言う通り、アメリカ企業に開放しなさいということを主張しているようにしか思えません。
そして、それに従った政治家や経営者はアメリカからご褒美がもらえるから、それが一番
正しいやり方なのだと言っているようです。

もちろん、それも一つの見識なのでそれが悪いと言っているわけではありませんが、私は
日本もそろそろ自分で考えて、自分で意思決定して、自己責任で行動できるステージへの
移行を目指すべきではないのかと思います。そして、そのためには人のいいなりになるのでは
なく、自己主張ができるようにならなければいけないのではと思っているのです。

実は、にんげんクラブが紹介している経済の専門家の意見も結構異なるものがあります。
国債は暴落するという人もいれば、しないという人もいます。覇権はアメリカから中国に移ると
いう人もいれば、やっぱりアメリカが強いという人もいます。100匹目の猿現象を起こせば
大難は小難になるという意見もあれば、一度立て替え立て直しが起きなければ何も
始まらないので、大難はそのままでいいという意見の人もいます。

それぞれの意見を自分の中で考えて、自分の考え方を持つところから始めていかなければ
ならないのだという当たり前のことをしっかりやっていくことがすべての始まりのように
思います。そして、人から聞いたことを伝えるのではなく自分の言葉で自分の考えを
述べられるようになりたいと思っています。


瀬戸内 超パワースポットツアー

こんにちは、船井勝仁です。

3月2日~5日まで「瀬戸内 超パワースポットツアー」に参加してきました。詳しくは
参加されていたフィフティフィフティ(50:50)さんのブログを参考にしてください。
フィフティフィフティさんはいつも詳細なブログを書いてくださり、参加していた私も気づいて
いなかった気づきがたくさんあります。参加していないツアーも、参加した気分になりますので、
ぜひご参考にしてください。

今回も川島伸介さんや福山支部代表の田邊さんご一家の詳細を究めたパワースポット調査に
基づく、ものすごく深い内容でただただ驚くばかりでした。2日目にはしまなみ海道沿いにある
巨石パワースポットに行ったのですが、そこから大三島の大山祇(おおやまづみ)神社に向かう
途中から、日輪は出るわ、昼間にも関わらず月は見えるは、それに龍のような雲がたくさん
現れる等、本当にすごい自然現象を目の当たりにしました。

 
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これから始まるミロクの世を祝ってくれているようでした。でも、3日目は宮島に行って
厳島神社に参拝してから弥山(みさん)に登ったのですが、とても寒くて、山の上に登れば
登るほど雨脚が強くなってきて、一転してこれから先に世の中の仕組みが変わることに
よって、ものすごくつらい時期が続くということが暗示されているようでした。
 

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先日、石巻(詳しくは船井幸雄.com天律時代の到来に向けてという私のコラムを
お読みください)に行った時にも感じましたが、仙酔島という宿泊した場所自体が浄化しようと
いう強い意志を持っており、それを実行するための浄化作用を懸命にしているような気が
しました。そして、石巻や仙酔島の浄化に便乗して私も浄化されているようなそんな気分に
なっています。
 

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とにかく、仙酔島というのは不思議なエネルギーの場所でした。フィフティフィフティさんや
ツアーに参加されていた世界的なミュージシャンの岡野弘幹さんは大絶賛されていました。
私は上記のように、すばらしいのですが、というかすばらしいがゆえに、島自体が意志を
持って変化しようとしており、今回のツアーの濃いメンバーが来ることで、相乗効果でその
浄化作用が活発化したのではないかと感じています。
 

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ここに2泊しました。普通なら1日のんびり過ごしたいところですが、各地のパワースポットの
波動を仙酔島に持ち込んでくるために、このようなツアーが組まれているような気もしました。
仙酔島が大きなキーポイントを持っているのですが、いままでの人間の出してきた波動を
急速に調整する必要が出てきていて、それをやるのは結構大変なのではないかと思います。
だから、仙酔島を後にした3日目はずっと雨が降って、私たち自身の浄化をうながしていたの
ではないでしょうか。
 

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不思議な話ですが、その後東京に帰ってきても、天気が優れずに私の体調や気分も最悪の
状態が続いていました。いま、仙酔島のくだりを書き始めると、天気が回復してきましたし、
気分も急に明るくなってきました。仙酔島が浄化されて、日本が浄化されて、世界が浄化されて
いくという順番にいよいよ世の中が動いていくのであり、それが今回のツアーから始まったことを
この原稿を書いていて確信するようになってきました。
 

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世の中が動き始めると、どういう現象が起こるのでしょうか。経済的な破綻が来るのかも
しれませんし、昨年のような天変地異がまた起こるのかもしれません。にんげんクラブも変化の
時を迎えていて、結構混乱することが変ないい方ですが、私は予想できるように感じています。
でも、すべて必要必然ベストで神様の計画通りなのです。いま、私たちが必要なことは、何が
起こってもすべてを受け入れ、その時その時の「いまここ、中今」をしっかり生きていくことなのです。

だから、余計な心配をしないで、すべてを「あけわたし」て、生きていくことが大事なステージに
入ったのだと思います。めちゃくちゃスピリチュアルで非論理的な話になってしまいましたが、
共感できる人はよろしくお願いいたします。


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「焼きそば」が食べたい

こんにちは、船井勝仁です。

先週は久しぶりに土日ともオフでのんびりさせていただきました。土曜日の夜、
知り合いのお父さんがやっている「奥盛」という静岡の飲食店に子供を連れて行ってきました。
静岡鉄道というローカル線の県総合運動場前という駅を降りて、すぐのところにある
店ですが、以前にランチに連れて行ってもらって、そのおいしさにびっくりしました。

ランチの時は天ぷらと茶碗蒸しと名物のモツカレー煮込みをいただきました。
私がいただいたコースは多分1,500円のコースですが、通常のランチは700円~という
普通の居酒屋さんのお昼の値段ですが、天ぷらのおいしさは、「いままで食べた中で、
一番おいしかったと言っても過言ではない!」と叫びたくなるようなおいしさでした。
茶碗蒸しや、モツカレー煮込みもこれが東京にあったら高級店の値段が取れるだろうと
おもいました。

子どもたちにも食べさせてやろうと思って、土曜日の夜に静岡に泊まって、日曜日に
御殿場で久しぶりに子どもたちとゴルフをやろうという計画を立てたのです。
ちょっと、贅沢だったのですが、子どもたちは白子を生まれて初めて食べて、感激して
いました。10代後半の子どもたちに合うものを作っていただいたので、玉子焼きや
お肉系の料理も出していただいたのですが、本当にどれもおいしくいただきました。

極めつけは豚ぷら(とんぷら)。薄切りの豚肉を天ぷらにしたものですが、天ぷらには、
とても自信のある御主人ならではの逸品だと感激しました。モツカレー煮込みと豚ぷらを
看板メニューにすれば"はやる"と思いますが、きちんとした修業をした御主人は、
お刺身や天ぷらもきちんとしたものを出すことをポリシーにしているので、居酒屋
というか小料理屋さん風のお店づくりにこだわられているようです。

翌日は、ゴルフ場が雪のためにクローズになってしまったので、急遽、先日行った、
富士山のパワースポットを巡ることにしました。詳細は船井勝仁.comのしばらく前の記事に
書きましたので、そちらを見てもらえればと思いますが、お昼は山宮浅間神社に行く途中に
あった、おいしそうなお蕎麦屋さん「古庵」でいただきました。
実は、私はB級グルメで有名な「富士宮焼きそば」が食べたかったのですが、確かに
すてきな雰囲気で絶対においしいというオーラを出している古庵さんが良いという
みんなの意見に負けてしまったのです。

いろいろ観光して回って、夕方になって後は帰るだけという時間になったのですが、
私の「富士宮焼きそば」への思いはますます募っていって、最後に行った
富士山本宮浅間大社近くの「さの」というお店で、まだ食事を食べるには早くて
他に誰もお客さんはいなかったのですが、わざわざ鉄板を温めていただいて念願の
焼きそばを食べさせていただきました。時間がかかったのですがその間は、
ノンアルコールビールをいただきながら、ものすごい満足感を味わっていました。

味ももちろんおいしかったのですが、ゴルフができないと分かった時点から、実は
私の中では富士宮焼きそばが今回の旅の目的になっており、これを食べずに帰ると、
とても後悔すると思っていました。それが、実現できたのがよかったのだと思って
います。今回はなぜか、静岡グルメ特集になってしまいましたが、おいしいものを
いただくのが旅の醍醐味と考えて許して下さい。

最後に付け加えみたいになってしまいますが、パワースポットはやっぱり凄かった
ですよ。特に山宮浅間神社は以前ににんげんクラブのパワスポツアーで来た時よりも、
いい方向に格段にパワーアップしていました。あいにくの天気でせっかくの富士山は
ほとんど一瞬しか見ることができませんでしたが、逆にあの天気で一瞬でも見ることが
できたことは、すごいことだと思います。何か、神様にきちんとやっているぞと
誉めていただいたように感じています。

ところで、4月22日に京都でにんげんクラブ京都大会を開催することになりました。
詳細はこれから、船井勝仁.comに連載していくつもりですので、そちらもあわせてご覧ください。
新しいにんげんクラブの取り組みをこの京都大会から始めていきますので、
ぜひ、よろしくお願いいたします。



超楽観論

こんにちは、船井勝仁です。

ベンジャミン・フルフォードさんの本を読まれたことはありますか。爬虫類人が出てきたり、
イルミナティがでてきたり、中国系のマフィア(?)であるホワイト・ドラゴンがでてきたり、
いったいどこまでが実話で、どこからがフィクションなのか考えながら読まなければいけないのでは
と思っていました。

船井幸雄はベンジャミンさんのことが大好きで、よく講演に来てもらいます。
先日も船井塾という会員制で船井幸雄が一番大事にしている勉強会でお話をしていただきました。
船井塾は値段も高いのですが、メンバーになっていただいたら父や私がどんなことでも最優先に
対応させていただくという勉強会で、ゲスト講師の先生にはたっぷりと3時間の時間をとって
話していただきます。

ここで聞いた話は外では話さないと言うことを条件に、先生方には包み隠さず本音で
知っていることを何でも話していただくことになっています。だから、本当はこのブログで
船井塾で聞いた内容を書くのはルール違反なのですが、著書や他の講演会でもお話をされた
話なら構わないと思いますので、少し紹介させてもらいたいと思います。

冒頭に書いたようにベンジャミンさんのお話は、とても信じられないようなびっくりする話が
あふれているので、はじめは聞いていて頭が痛くなりました。でも、何度かお話を聞いている内に、
いつも同じ主張をされていることに気がついてきました。それは実はベンジャミンさんの話が
いつも超楽観論だということなのです。

経済や金融のことを語る先生は、それぞれの明確な主張をお持ちで、例えば、藤原直哉先生は
この世は、立て替え、立て直しを迫られており、それを経てすばらしい世の中が出現するのだから、
一度根本から壊れなくてはならないという意見を持っていらっしゃいます。だから、経済的なことは
悲惨な事態が起こることを論理的な論証でこれでもかこれでもかとちょっと聞いていてしんどくなる
ぐらい、繰り返されます。

そして、新しい世の中に対応するためには、いままでのタテ型の社会と決別して、
ヨコ型のネットワーク社会を構成して、お互いに実質的な役に立ち会うような関係(このような
経済のことを御用達経済と命名されています)を構築することが必要であるという論を
展開されています。だから、いつ聞いても基本的には悲観論にあふれています。

それに対してベンジャミンさんは、一見おどろおどろしいトンデモのたぐいの話に思えますが、
実は世界を牛耳ってきたイルミナティのような勢力の力が急速に無くなってきていて、
彼等の統制が聞かなくなってきている。彼等の力が本格的に無くなってくれば、その後は
バラ色の未来が待っており、それはそんなに遠くない先に必ずやってくるというお話なのです。

そして、本当に金融寡頭勢力であるイルミナティが力を失えば、世界中の問題が簡単に
解決してすばらしい未来が開けてくるという話をされています。そして、それは具体的な
プランとして語られています。例えば、ベンジャミンさんは政治家になって財務副大臣に
なりたいと思っていたというお話をされていました。

理由は、日本は8兆ドルの外貨資産を保有しています。それを有効に使えば世界中の貧困や
環境問題を解決できるからです。例えば、2,000億ドルあれば世界中の貧困問題は解決できると
試算されていて、世界中の環境問題は4,000億ドルで大丈夫です。それを日本の外貨資産で
全部やっても日本にはまだ7兆4,000億ドルの外貨資産が残ります。
いまの銀行の仕組みなら試算の10倍のキャッシュフローが使えるので74兆ドル分の
お金が使えることになり、世界の70億人に対して一人当たり10万ドル(約800万円)
ものお金を有効活用できるようになり、それを動かせる財務副大臣になれば、それだけで
すばらしい世の中を作ることができるというわけです。

すばらしい構想だと思いますし、ぜひ、そんな世の中を私たちの力で作り上げていきたいと
思います。
 
 

 

 

世界の若者からのメッセージ


1.「地球のために植物を植えよう」
 
友だちの誕生日プレゼントには、ゲームソフトではなく、植物をあげるように
しました。

2.「僕の発見

自分の限界を知っているからといって、いつか世界を変えることを夢見たり、
そのための努力ができないということではありません。

3.「祈りの力」
 
私は、祈りとは「思いの力」だと思う。復興も再生も「思い」がなければ
始まらない。

4.「感情が爆発するとき」
 
こう私が切々と語り続けると、ついには歪んだ彼らの表情もほぐれ、
こん棒や石は下に置かれました。奇跡としか言いようのない出来事でした。

 
こんにちは、船井勝仁です。

冒頭に紹介したのは、五井平和財団編『私を変えた体験』(フェリシモ出版)に紹介されている、
公益財団法人五井平和財団とユネスコが主催した国際ユース作文コンテストの入賞作品の
一部を紹介させていただいたものです。この本を同財団の西園寺裕夫理事長から
贈呈いただき、あまりにもすばらしい内容にびっくりして、仕事の手を止めて読んで
しまいました。

1番目の作品はバングラデシュの14歳の女の子の作文です。一番大事な友達だと
思っていた鳳凰木(ほうおうぼく)の木が、切り倒されて無残にも生命を失っていく
ことにショックを受けた女の子が、人間の都合だけで生命や環境が簡単に壊されていく
ことに気がつき、今度は自分達の手で植物を植えていく活動を開始した話で、子どもの
部の最優秀賞を受賞した作品です。

2番目の作品は韓国の14歳の男の子の作品です。「前向き思考」(船井流で言うと
「プラス発想」ですね)という考え方で、グループ作業でクラスで一番勉強をしない
生徒のグループになってしまった彼が、プラス発想で勉強をしないみんなを巻き込んで
いって最後にA+の評価をもらうというストーリーです。そして伝記を読んで、
世界中の偉人たちがプラス発想で普通ならマイナスに思えることを、自分の糧に
変えていっていることに気がついていきました。

3番目の作品はロンドン在中の日本人の16歳の女の子が昨年の大震災時の日本の
惨状を憂えて、真剣に祈ってくれているイギリスの人たちの行動に感動して書いた
作文です。祈りがとても大きな力になることを感動的に書いています。

4番目の作品はナイジェリアの24歳の青年の作文です。ナイジェリアが宗教対立で
内戦状態になったときに、キリスト教徒である彼の家に逃げてきたイスラム教徒を
命がけで助けたときの感動のストーリーが綴られています。

これ以外の16編の作品のどれもが、感動的な話でした。若者たちが感性豊かに、
世の中の本質的な問題点に気づいていって、それに対して行動を起こしていく感動の
ストーリーが紹介されています。いままで、この手の作品をじっくり読んでみたことが
なかったのですが、若い人の行動力に素直に感動できるいい機会になりました。

この本は育てる本になっています。自分の感想などを本に書いて、家族や友人に本を
渡していってほしいという提案がされている本です。受身で知識として本を読むの
ではなく、前向きに自分の意見を発信できる本にしようという意欲的な試みが
なされています。皆様もぜひ手にとって子どもたちからの本質的なメッセージを
受け取り、それに自分の意見をかぶせて発信してみませんか?




暴利多売

こんにちは、船井勝仁です。

すごく刺激的なタイトルですが、薄利多売は間違っていて暴利多売というか適正価格で商品を売れる
ようにすることが正しいという意見を紹介させていただきます。これは何もビジネスをする人達だけに
大切なことではなく、消費者も適正価格で商品を購入することが大切で、それをしないで安いものだけを
追いかけていると、システムが存続しなくなるので結局は暴利多売を受け入れざるを得なくなるのでは
ないでしょうか。

船井幸雄は3回松下幸之助翁にお会いした事があるそうです。最初は高校生の時に大阪府下の高校の
自治会長を集めてお話を聞かせてくださる機会があったそうです。終戦後のことなので、お話を聞いた
後に、ご飯をお腹いっぱいになるまで食べさせていただいたことが忘れられないといつも話してくれます。
当時の学生のお腹が空いているというニーズにぴったりと応えてくれたのだから偉い人だと思ったのだ
そうです。

2回目はダイエーのコンサルタントをしていて、松下電器が安売りをするダイエーには商品を卸して
くれなくなり、中内社長から頼まれて交渉に行ったことがあるそうです。新進気鋭のコンサルタントで
あった父に、「安売りは間違っている。アメリカと日本とどちらが豊かだと思う。もちろんアメリカだよね。
では、アメリカと日本とどちらの物価が高いかを考えるとアメリカだよね。つまり、ものが高く売れることが
豊かさの原因と違いますか。」と言われて、納得してしまったのだそうです。

3回目はどんな風にお会いさせていただいたのかは、忘れてしまいましたが、船井総研の前身の
日本マーケティングセンターをつくった当初、松下電器の有名な労務担当役員の方に、経営者にとって
大切なことを教えていただいたと話していましたので、そんなご縁でお会いさせていただいたのかも
しれませんし、上記のダイエーのためにお会いしたのが3回目のことだったのかもしれません。


私も上記の松下翁の考え方は真理だと思います。ただ、父がお会いさせていただいた当時は、日本は
まだまだ成長期にありましたので、薄利多売でより多く売ることでシェアを確保することができましたし、
安く売るためにはコストを切り詰めることが必要になり、生産効率の向上につながって日本の強さの
原因になっていったのも事実なのですが、今のような低成長時代というよりは成長が期待できない
時代にあっては、ものを高くというか、適正利潤をきちんと確保して販売することができることが、強い
企業の条件になります。

暴利多売という言葉を教えてくださったのは、船井総研の昔からのお客様で、大阪で大きな商売を
している父と同い年の経営者です。大阪の商売人から見ると高いと思う船井総研のコンサルタント料を
皮肉ってこの言葉を親しいコンサルタントに向かって言っているのだそうですが、実はこれは
船井先生からの大切な教えだとも思っているとおっしゃっていました。彼の会社も薄利多売の戦略を
取らずに、適正利益を確保することを大切にしてきたので、こんな厳しい時代になっても悠々とやって
いけているのだそうです。


暴利多売になった方がいいと私が一番思っているのは、農業等の第一次産業です。工場でつくる
商品は工夫をすることでコストカットをすることができますが、一次産業では限界があります。しかし、
工業製品と同じ理屈に巻き込まれて、スーパーで売られている第一次産品の値段はちょっと考えると
驚くほど安いことにすぐに気がつくことができると思います。

いまは、無理をしても農林水産業を続けてくれますが、儲からない商売を子どもが継いでくれなくなり、
その証拠に日本中に耕作放棄地があふれかえってしまうことになってしまっています。これは、環境の
悪化や食糧危機につながって行き、近い将来に私たち自身の生活が大変なことになることに確実に
つながっているのです。私たち一人ひとりが自分の行動に責任を持つことが求められている時代、
そんなことからも自分の行動で世の中を変えていこうではありませんか。


いまここ

こんにちは、船井勝仁です。

早いものであっという間に1カ月が過ぎ、2月になってしまいました。まさに光陰矢のごとしで
時間がどんどん過ぎてゆきます。池田整治先生の講演をうかがっていると、3・11大震災の
影響で地軸が少し傾いてしまったそうです。それを地球が自らの力で修正するために、
少し自転の速度を速めています。だから、ほんのわずかですが、実際の時間の流れも
早くなっているのかもしれません。

経済の破綻が目の前に迫っているのか、あるいは3・11大震災以上の大天変地異が
来るのか、はたまた第3次世界大戦が勃発するのか、具体的に何が起こるのかは
分かりませんが、2012年という年は何も起こらないで平穏無事には済まないのではないかと
いう何かを感じさせられる年です。

 
こういう時にこそ大事なのは、過去を悔んだり未来を心配することではなく、「いまここ」の現実を
しっかりと生きることだと思います。今や「いまここ」という概念は船井幸雄やにんげんクラブの
講師の先生方から何度も説明していただいているので、人間クラブの会員の皆様には
いまさら説明することもないと思いますが、この感覚が分かれば、恐怖の感情にとらわれる
ことなく生きていけるようになります。

私も「いまここ」のことを偉そうに講演で話したり、書いたりさせていただいたりしていますが、
正直いままではそれを実感としては体験していなかったことに最近気がつきました。
回りくどい言い方をしましたが、最近になって「いまここ」のリアリティある体験をしたと
言った方がいいのかもしれません。

例えば、苦手な上司の前に出たときや大勢の人の前に出たときは、なぜか普段だったら
問題なくできることができなくなる経験をされたことがある方は多数いると思います。
正直に書きますと、私は父の前に立つと平静でいることが難しくなります。私が誉めるのは
あまり好ましくはありませんが、偉大な父のプレッシャーがあり、最近やっとそれを素直に
認めることができるようになったレベルなのです。

 
先日もとても体調の悪い父には申しわけなかったのですが、どうしても分からないことがあり、
父からあることについて教えてもらうために熱海の実家を訪ねました。本当は父に尋ねなくても
自分で解明できればいいのですが、どうしても分からず、そのままにはしておけない事態が
起こっていたのです。

筆談を交えながら1時間弱の時間、話をしていたのですが、その時に父の前では「いまここ」が
全然できていない自分を発見してしまいました。足が地にしっかりついている感じというか、
丹田という下腹部に緊張することなく力が集まっている感覚というか、普段リラックスして
話ができている時には自然にできているのですが、ありのままの自分でいられなくなると、
「いまここ」に自分自身がいなくなり、自分の意識以外の誰かに自分を乗っ取られてしまう感覚に
なるのです。

逆に言えば、どんな時でも足を地につけて、丹田に力をしっかり入れることができれば、
どんなシチュエーションでも大丈夫だと言えるようです。先日のにんげんクラブの富士山
超パワースポットに少し超能力のある女性が参加されていました。彼女の超能力はまだ
駆け出しという感じで、素直に色々な質問をしてくれたのですが、「いまここ」にいるということは
超能力の世界である、別次元に行かずに現実界に留まりなさいということですか、という
質問を受けました。
 
私が直感的に答えていたのは、あの世であれこの世であれ、しっかりと自分自身で生きることが
大切であり、足を地にしっかりつけることができるようになれば、それこそ過去を悔んだり、
未来を心配したりする必要がないのと同じくらい、あの世にいようとこの世にいようと自分さえ
しっかり持てていたら全く問題ないのですよ、というものでした。

 
我ながら、いい答えだったと思っていたのですが、何日かたってから考えたことは、自分の
周りで起こることはそれがその時の自分に必要な鏡のような作用をしていることを考えると、
彼女がしてくれた質問は実はいまの私自身に必要な質問であり、そのとき答えたことは
私自身が心がけなければいけないことであることに今更ながら気がつくことができました。

時空も次元も超えて、いまここをにんげんクラブの仲間たちと一緒にしっかりと生きていきたいと
思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。


みんな役割がある

こんにちは、船井勝仁です。

先日、北海道に行った際、村松祐羽さんとの用件が予定よりも早く終わり、半日時間が
ありました。帰りの飛行機は変更のできない割引チケットでしたので、とても寒かったのですが、
札幌を観光することにしました。はじめて大通公園のテレビ塔に登ったりして、それはそれで
楽しかったのですが、それでも時間があったので美術館に行くことにしました。

父に怒られそうですが、スマートフォンを使って検索すると札幌市の郊外にある
札幌芸術の森美術館というところが一番良さそうだったので、地下鉄で終点の駅まで行き、
そこからまたバスでその美術館に向かいました。芸術の森というぐらいですから、
本当に森の中にいろいろな施設があり、バス停から5分ぐらい雪を踏みしめて美術館に
たどり着いたのですが、それはそれで楽しかったですし、展示されていた絵画もほとんど
人がいないという贅沢な環境で楽しめましたので、本当にすばらしい経験になりました。

美術館の閉館時間まで粘って、後は札幌駅近くのラーメン共和国でラーメンを食べて
帰るだけということで、今度はバスと地下鉄を乗り継いで札幌駅に向かいました。
地下鉄を今度は始発駅から乗ることになったのですが、近くに施設があるのか発達障害の
人が乗り合わせて、なぜか大阪の地名を大きな声でアナウンスしていました。
電車は混んでいませんでしたので、みんな気に留める風でもなく、何事もなく対処して
いました。

同行していた友人が、幼稚園関係の仕事をしていて発達障害について知識があり、
もちろん彼には聞こえないようにいろいろ教えてくれました。2歳ぐらいまでに気がついて
治療をすればかなりの確率で治るが、2歳までに発見するのはなかなか難しいことなど
専門的な知識を興味深く聞いていました。


その話を聞いて、山元加津子さんのことを思い出しました。山元さんは、船井幸雄.comにも
コラムを連載していただいていますが、彼女が主人公の「1/4の奇跡」という映画の中で、
古代のペルーでは6本指の子どもが生まれると、神の使いが生まれたとして社会全体で
お祝いをしたという話が紹介されていました。みんなと違う特徴を持って生まれてくるということは
それだけ大きな変革のための役割を持って生まれてくると考えたのだろうと思います。

私は船井勝仁.comにも書きましたが、いま私たち人類は進化しなければいけないのではないかと
いう仮説を持っています。環境の変化に対応するためですが、障害や病気を持って生まれて
きてくれた人たちは、人類という種に進化をもたらすために必要な役割を持っているのではと
感じているのです。だから私たちは彼らがいてくれることに感謝して一緒にいい世の中を
作れるようにしていかなければならないのだと思います。

山元さんの映画の中で、特別支援学校の教諭になって最初にしたことが、子どもたちの
絵の展覧会の作品に作者の本名を載せるようにしたことだったという紹介がありました。
彼らは本当にすばらしい才能を発揮してすばらしい作品を作っているのに、なぜイニシャルで
作者名を表わさなければいけないのか、山元さんはどうしても納得できず、いろいろな
軋轢がある中でそれをやりきったのだそうです。

人類の大切な仲間、それもより大きな役割を担っているすばらしい仲間の存在を
認め合うことから、私たちのすてきな未来は始まるのかもしれません。最後に2005年に
できた発達障害者支援法の一部を掲載させていただきます。皆様と一緒に、私たちの
やるべきことを考えていきたいと思います。


発達障害者支援法(国民の責務)
 
第四条
国民は、発達障害者の福祉について理解を深めるとともに、社会連帯の理念に
基づき、発達障害者が社会経済活動に参加しようとする努力に対し、協力するように
努めなければならない。


 
 

年に一度の焼肉

こんにちは、船井勝仁です。

船井家は元々、牛肉を食べるのが大好きです。15年以上前のことですが、船井総研の
小山政彦会長や父と一緒にニューヨークに行ったことがあります。小山会長が行きつけの
ブルックリンにあるステーキハウスに行ったのですが、若かったとはいえ、当時でも
60歳代であった父は1ポンド(約450g)のステーキをペロッと食べてしまいました。

子どもの頃の思い出としては、父がダイエーの中内社長と親しくしていたこともあり、
ダイエーが作ったフォルクス(確かドイツ語で大衆という意味です)というステーキハウスに
時々連れて行ってくれました。あまり、こだわらない船井家は特別おいしいステーキも
もちろん大好きですが、父はどちらかというと固めの食べ応えのあるものを喜んで
食べていたように感じます。

5年近く病気をして、その間は残念ながら牛肉はまったく食べることができなくなって
しまいましたが、元気になればお肉とお酒を楽しみたいと思っているのかもしれません。

 
私の方は、一昨年の夏に映画「不食の時代」を観てから、1日1食の食事にしたのですが、
別にお肉を避けようとしたわけではありませんし、お酒は少し飲み過ぎぐらいに飲んで
しまっていますが、結果としてあまりお肉を食べたいとは思わないようになりました。
それまでは家族で焼肉や、それこそフォルクス等によく行っていたのですが、まったく
行かなくなってしまいました。

おかげさまでそれ以降とても忙しくなりましたし、子どもたちも大きくなって親父と食事に
行くような機会がずいぶん少なくなったので普段は気にならなくなったのですが、
お正月には一緒にいる機会が多く、たまには焼肉でも行こうかと誘うと喜んでついて来て
くれます。それで、昨年は多分、元日に焼肉に行きました。

 
今年はさすがに元日は家で食事をしたのですが、この前の日曜日は家で本を読んだり、
原稿を書いていたりしていたので、1年に1度ぐらいは食べざかりの子どもたちを焼肉に
連れて行ってやることにしました。最近近所にできた少し高級な焼肉屋さんのチラシが
入っていたので、そこに行こうと思ったのですが、子どもたちは質よりも量だったようで、
チェーン店の焼肉屋さんで食べ放題に挑戦することになりました。

「不食の時代」に挑戦して半年足らずの昨年は、私はほとんど野菜を頼んで、そればかり
食べていましたが、ちょっと慣れてきた今年は、あまり気にし過ぎるのも変だと思い、
子どもたちと同じようにとはいきませんが、それでも1年分のお肉を食べたぐらいの気持ちに
なるぐらいの量をおいしくいただきました。

家に帰ってから昨年の1月に痛風の発作が出て苦しんだことを思い出しました。
それまで、全然その因果関係に気がついていなかったのですが、お正月の久しぶりの
焼肉が少量とはいえ原因だったのかもしれません。それで、ちょっとおっかなくなったの
ですが、今年は本物研究所が発売元になっている「ココラックス」というサプリを飲んで
いるので大丈夫だとあまり根拠はないのですが確信しています。

 
実はこの原稿を熱海に向かう新幹線のグリーン車の中で書いています。いつもは40分
ほどなので自由席で行くのですが、父が買ったグリーン車の回数券が最近、めっきり
東京に来なくなったこともあり、有効期限が過ぎてしまいそうだということで贅沢をさせて
いただいています。

グリーン車に乗ると、「WEDGE」という質の高いビジネス誌が置いてあり、無料で
持ち帰ることができます。昨年の震災以前はあまり気にならなかったのですが、
最近の論調をみていると、原発は必要だと言ってみたり、TPPに参加しなければ日本は
取り残されるといった論調が目立ち、私が普段言っていることと正反対のことが書いて
あります。

最近の私は、お肉は食べない方がいいと思っていますが、育ち盛りの子どもたちが
食べたいということまで止めることはないと思います。それと同じように、たまには
「WEDGE」をじっくり読んで、自分と違う意見も参考にしなければいけないのかなあと
思っています。
 
 

自然からのメッセージ

こんにちは、船井勝仁です。

プライベートで北海道の小樽に来ています。海が眼下に見えるホテルの部屋で
この原稿を書いているのですが、吹雪とまでは言いませんが、一面の雪景色で、
快適な部屋の中からですが、自然の脅威までは行きませんが、厳しさを感じながら
原稿を書き始めました。

先週、書いたように本日のテーマを考えるとすれば、自然のメッセージを感じることに
してみたいと思います。私は海が大好きです。海をみているとそれだけで心が洗われて
癒されていく実感が湧いてきます。昨日、新千歳空港から札幌を経て小樽に向かう
電車から眺めた海の美しさは忘れられないぐらいの感動を与えてくれました。

雪こそ降っていませんでしたが、とても荒い波を立てている厳しい冬の北海道の海は
いろいろなメッセージをくれました。大学進学の時に、北海道の大学に行ってみたいなと
思ったこともありました。結局は、ずぼらな私が冬の北海道で生活していくのは
大変だろうなと思って、素直に東京の大学を選びましたが、若い時にこの大地を
感じながら生活をするという経験もしてみたかったとこちらに来るたびに思います。


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新千歳空港に着陸するときにいつも感じるのは、この広大な大地から想像する
男のロマンです。はっきりしたイメージがあるわけではないのですが、いつもここで
ひと勝負してみたいというような感覚になるのです。それで、バブルの頃は多くの人が
勝負を臨み、その大半の人が夢半ばで破れ去っていったように感じているのです。


その北海度にいまは女性性の本質を追究するためにやってきました。
村松祐羽さんから教えを受けるために来ているのですが、お金や地位や名誉などの
男性性的なものを追求する時代から、包み込みやつながりを大事にする女性性的な
時代への変換を為すべきなのだということをいまは強烈に感じています。

一旗揚げるのではなく、母なる大地に帰ってきて、それに恩返しをするという感覚と
いえばいいのかもしれません。母なる大地に受け入れてもらうためには、
いままでの人生や歴史の中で作ってきた業(カルマ)を手放していかなければなりません。
窓の外に降り続いている雪の数と同じぐらい膨大な業を抱えており、それを一つひとつ
手放していくことから始めるのかもしれません。


お正月の東京は毎日好天に恵まれて、すばらしい1年になることを感じさせてくれるもの
でしたが、龍を象徴するような雲をたびたび見ました。日本中のパワースポット巡りを
していて最近感じるようになったことは、どうも龍を解放して回っているのではないかと
いうことです。これは私たちだけがやっているわけではなく、少しスピリチュアルな感覚を
持っている人達と話していると、同じようなコメントをよく聞くようになりました。

龍を解放すると天変地異が来るのかもしれませんが、無理やり封じ込めていても、
やがてはそれがいつか爆発するので、いまは業を解消するように閉じ込めてきた龍達を
解放するべき時なのかもしれないと思っているのです。

前田知則先生に心のデットクスの手法では、感情を表現することも、その感情を我慢する
こともデットクスにはならずに、その感情をそのままじっくり味わえばいいということを
教えていただきました。特に、我慢することと味わうことの違いを実感することが難しいの
ですが、白鳥哲監督流に言うと、ダメな自分弱い自分を認めていくことから始めるのが
感情をじっくり味わうことの第一歩だと思っていただいてもいいのかもしれません。


無理なプラス発想をするのではないという感じでご理解いただければと思います。
実は、昨日の夜は色々な夢をみてよく眠れませんでした。龍達を解放することの責任の
重さを感じていたのかもしれませんが、自然からのメッセージに従いながら行動している
ことに疑いをはさむのではなく、すべてを天に委ねるつもりで今年は生きていきたいと
いう思いを新たにしています。
午後にはいい天気になるという天気予報を信じて、それが業を解放しているという
サインであると思いながら、今日は自然のメッセージを小樽の海をみながら感じて
行きたいと思います。


毎日のテーマを決めてみませんか?

あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
皆様はどんなお正月をお過ごしになられましたか?私は今年はのんびりしながらも、
毎日簡単なテーマを持って過ごしました。
元日はお屠蘇をいただいて、初詣に行き、原稿を書いて本を読みました。今年のお正月は
浅田次郎さんの「蒼穹の昴」(講談社文庫)にはまりました。
本当は、日頃積読になっている本に挑戦しようと思ったのですが、
西太后の生まれ変わりという人の話を聞いたので、読んでみたくなり
読みはじめるとはまってしまいました。
 
文学なので速読の対象にはならないのですが、やはり読むスピードは速くなっているようで、
文庫本で全4巻を大晦日から元日にかけて読んでしまいました。あまりおもしろかったので
続編の「珍妃の井戸」(講談社文庫)と「中原の虹」(講談社文庫) これも休みの間に挑戦しようと
思っています。
 
そして、2日は逆に本を読まない日にしました。この日は書き初めをする日で、
本来ならば学問をする日なのかもしれませんが、知識の時代はそろそろ終わるのでは
ないかという仮説を持っています。「蒼穹の昴」の主要テーマになっている科挙制度の行き過ぎで、
「読書だけが尊く、その他のすべてのことは卑しい」とまで言い切ったインテリ層が
中国にはいるという話を聞き、この言葉に象徴されている知識の時代は終わって、
これからは智恵の時代、そしてできれば叡智の時代にしなければならないと思っています。
 
話しはずれてしまいますが、「蒼穹の昴」のモチーフになっている「科挙」と「宦官」という、
これだけ強烈に中国文化の影響を受けている日本がなぜか取り入れなかった2つの大きな制度に
ついて考えることも、たまたま年末に読んだ「小松左京全集完全版プロジェクト」の
最新刊に乗っていた「日本文化の死角」という評論にも取り上げられていたテーマでした。
明治以降は西洋文明を積極的に取り入れた日本ですが、やはり科挙や宦官のように、
実は取り入れていないテーマもあるのかもしれません。
 
2日の日は、熱海の両親のところに子どもや孫たちが全員集合したのですが、渋滞が嫌だったので
最初は新幹線で行こうと思っていたのですが、本を読まないというテーマを持ったので急遽、
車で行くことにしました。多少の渋滞はありましたが、行きも帰りも思ったほどではありませんでしたし、
帰りの車の中で、子ども達と本音の会話ができたことがとてもうれしくて、
毎日、ルーティーンで動くのではなく何かテーマを持って生きていくといいことがあることが
よく分かりました。
 
3日のテーマは二・二六事件を感じることでした。まず、渋谷税務署の隣にある、
二・二六事件の慰霊像にお参りに行きました。
ある友人と年末にお酒を飲んで話している時に、私が最近二・二六事件のことを勉強しているというと、
彼は青年将校の磯部浅一の生まれ変わりだと思っていると言っていました。その話を聞いて、
かれが磯部なら、私は安藤輝三かなと思ったのですが、その時に慰霊像と靖国神社を
お参りしたいと思いました。
 
慰霊像をお参りした後、渋谷の書店で本をいろいろ立ち読みさせていただいてお昼をいただき、
それから靖国神社に向かいました。国賊として処刑された青年将校たちはもちろん靖国神社に
祀られているわけではないと思いますが、彼らの国を思う純粋な気持ちを思うと、
そろそろ彼らを御魂を鎮めるために靖国にお連れしてもいいのではないかと思いました。
そして、彼らが待ち望んだ素晴らしいミロクの世の中を創り上げることを個人的には祈ってきたのです。
 
船井勝仁.comに書いたように、願いを祈りに変えていくことで、私たちの意識の力で
素晴らしい世の中をつくっていくという柳瀬宏秀先生の呼び掛けに応えるために、
私が選んだテーマです。3が日は終わってしまいましたが、皆様ももう一度、
それぞれの祈るべきテーマを決めて近いうちにもう一度神社にお参りに行ってみてはいかがですか。
自分のことだけでなく、世のため人のためのテーマで行動すると、
今までと違う世界が見えてくるような気がします。
 
 

無常という力

こんにちは、船井勝仁です。

このブログも今回が年内で最後の発信となります。今年も1年大変お世話になりました。
激動の年でしたが、来年以降ますます動きが激しくなることが予想されます。
(今日紹介させていただく、鴨長明の『方丈記』を読んでいてもそのことを感じることが
できます。)にんげんクラブやその仲間たちの役割がますます大きくなると思っております。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、年も押し詰まってから沖縄に行ってきました。にんげんクラブの会報誌に連載をして
くれていた、住まいネットの澤田升男さんを囲むゴルフコンペに出席するためでした。
澤田さんはほとんどの土日や祝日、1軒でも多くの本物の家を作るために日本中を講演で
駆け巡っています。一人でも多くの人に幸せになっていただくために、真剣に講演を
するのですから、その緊張感はとんでもなく大きいのだと思います。

年内のすべての講演が終わって、少しの間だけ休憩の時間があるこの時期に、澤田組の
主要メンバーが沖縄に集まってコンペを開催することに昨年からなりました。
澤田さんはもちろん、澤田組の主要メンバーとも親しくさせていただいている私も呼んで
いただき、楽しく懇親を深めさせていただいてきたというわけです。ちなみにせっかく沖縄に
来たので、支部代表の豊見山さんに頼んでにんげんクラブの講演会もさせていただきました。
こちらもゴルフの疲れが吹っ飛ぶぐらい楽しかったです。

にんげんクラブのブログですので、ゴルフの話題はこれぐらいにしておきますが、
宿泊していたホテルからゴルフ場へと向かう車中で、澤田さんに生体エネルギーのことを
紹介した伊豆山建設の伊豆山幸男社長と話をしていると、私と一緒のスマートフォンを
使っていることが分かりました。そこで、いろいろと伊豆山さんから便利な使い方を
教わりました。

(ちなみに、父はスマホは電子機器の中でも特に身体に悪いということを言っていますが、
とても便利なものですし、その便利さを体験すればするほど手放せなくなります。
父は、どうしても使うのなら、両手振り運動をすることを進めていますが、
私は七沢賢治先生が開発したミニロゴストロンという製品を充電する時に使うことも
有効だという意見を持っています。それで、ミニロゴストロンをスマホの充電のときや、
PCの電源にも使っています。)

伊豆山さんから、「聴くニュース」というアプリを教えてもらいました。
朝夕の7時や正午のNHKニュース等がいつでも聞けるサービスで、忙しい時や、
さすがにニュースだけは聞いてチェックしておきたい時に、さらには英語が大丈夫なら
アメリカのニュースなども聞けるようで重宝しそうだと思いました。

そこで、日曜日に別に忙しかったわけではありませんが、試しに朝のNHKニュースを
聞いてみようとそのアプリを使ってみました。ところが、ニュース以外にも学習・知識という
項目があり、「ラジオ版 学問ノススメ」という番組を見つけてこちらを聞いてみることに
しました。

この番組のゲストが作家で臨済宗のお寺のご住職でもいらっしゃる玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)さん
でした。玄侑さんのことは以前から知っていたので、時間があったこともありますが、じっくり
聞いてみることにしました。
そして、その番組のテーマが最新著「無常という力―「方丈記」に学ぶ心の在り方」(新潮社)に
ついてのものでした。

そのことで、実はいろいろなシンクロが起こりびっくりしたのです。
10月に京都に行った時に、下賀茂神社にお参りしたのですが、
神社の敷地の中に鴨長明が住んだという方丈を再現したものがありました。
その時はあまり深く考えなかったのですが、この番組を聞いて、
『方丈記』の書かれた平安末期と東日本大震災後の今の世相が大変似ていること、
そして長明の生き方に、この混迷の時代を乗り切るヒントがいっぱい隠されていると
いうことを知り、まずとても驚いています。

また、本当にスマホは便利だと感じたのは、番組を聞いて早速アマゾンで本の注文をしたら、
その日の夕方には本が届きました。そして、びっくりしたのは家内が、「なぜ私が買おうと
思っていた本をしっているの?」と言ったことでした。これは偶然ではなくて、
やっぱりシンクロと言うべきなのだと思います。

玄侑先生のこの本はとても読みやすく、また、心にも沁み込んできますので、
このブログを読んだ縁を感じていただいたら、ぜひ、お読みいただければと思います。
私が体験したようなシンクロが皆様にも起こってくるかもしれませんから。


金解禁とだるま宰相

こんにちは、船井勝仁です。

副島隆彦先生から仕組まれた昭和史―日中・太平洋戦争の真実 思想劇画というご著書を
いただきました。
思わず、副島先生の前で歴史の話について講演させていただくことになり、まったく不十分だった
とは思いますが、勉強に役立てなさいということで、サインとコメント入りでお送りいただき、
感激しています。

とても分かりやすい本で、本当に勉強になりました。
今回一番収穫だったのは金解禁の意味が分かったことです。
金解禁は民政党の浜口雄幸内閣が政友会の井上準之助を蔵相に任命し、
浜口・井上コンビで実施したものですが、日本を不況のどん底に叩き落とすとんでもない
政策でした。副島先生は浜口・井上コンビは郵政民営化を強引に進めた
小泉・竹中コンビとそっくりだという論を展開されています。

確かに、郵政民営化の本当の意味は郵貯に溜まっている日本の資金をアメリカに
渡すことだという副島先生の考えからすれば、金解禁もアメリカに日本の金(ゴールド)を
安値で差し出すことが本当の目的だったとする主張とそっくりそのままの展開になっています。

そして、前回のブログにも書かせていただきました、昭和と2000年以降の年号がシンクロしているという
仮説からみても、金解禁が昭和5年で郵政民営化が2005年ですので、見事に当てはまっています。
歴史は本当に単純な動きをしているようです。
この金解禁で受けたダメージを回復させたのが、昭和5年12月に組閣された政友会の犬養毅内閣の
蔵相・高橋是清でした。これは、郵政民営化の流れは民主党内閣ができたことで
止まったことと似ているような気がします。
同書からこの辺りの経緯について述べられている箇所を引用させていただきます。


(引用開始)

 この時、大蔵大臣になった"だるま宰相"高橋是清は偉かった。彼の経済政策は、
円を安くして、輸出を促進し、国内景気を回復させた。
 1935(昭和10)年には、日本の貿易収支は17年ぶりに黒字になった。
今のベンジャミン・バーナンキ米FRB議長は、日本の高橋是清のこの「通貨大増刷策」を
研究している。
 しかし、高橋是清は統制経済(軍事国家)を阻止することはできなかった。
国家統制が行われると、配給制で最下層の人々は、少なくとも飢えることはなくなる。
 そのかわり、企業経営者達や資産家たちの財産(金融資産)は国家に狙われ、
取り上げられるようになる。そして戦時態勢に突入していった。今の日本もそろそろ
この段階に入りつつある。

(引用終了)


同書が出版されたのは2008年7月のことですので、リーマンショックが起こる前の議論ですが、
いまから考えれば本当にその通りに歴史は動いているようです。
この偉かった高橋是清が暗殺されたのが、前回取り上げた1936(昭和11)年の
二・二六事件です。
歴史に"もし"は禁物ですが、高橋是清が生きていればその後の統制経済は
かなり違ったものになったのかもしれません。

今の民主党の中で高橋に該当する人物を探すと小沢一郎氏しかいないのかもしれません。
高橋同様、青年将校たちから見ると天誅の対象かもしれませんが、
小沢氏をただ嫌うのではなくその持っている力を使うことを考えないと、
また同じような過ちを繰り返すのかもしれません。


こんなことを書くと怒られてしまいますが、副島先生から「勝仁さんは私のことを嫌っていると
いうことぐらい分かっている。」と言われたときに思わず、「嫌っているわけではありません。
怖いだけです。」と本音を言ってしまいました。副島先生が怖いのは、真実を暴くことに
本当に純粋な副島先生が、自分の曖昧なごまかしをすべて映す鏡のような存在だからだと
いうことに気がつきました。


これからは、自分をもっともっと磨いていくために、やっぱり少し怖い気もしますが
副島先生に正面からぶつかっていきたいと思っています。


妻たちの二・二六事件

こんにちは、船井勝仁です。

このブログにもときどき書きましたが、いま歴史の勉強にはまっています。
いま現在は、 「ザ・フナイ」2月号の原稿のために二・二六事件のことを調べています。
戦前の昭和史の中では昭和6年の満洲事変と昭和11年の二・二六事件が
一番大きな出来事であったと思っています。詳しくは「ザ・フナイ」をご覧いただければと
思いますが、二・二六事件の処理をきちんとやっていれば日本はもう少しまともな戦争を
していたのかもしれません。

このブログではあまりかたぐるしいことは書かないようにしようと思っていますので、
いろいろ二・二六事件関連の本を読んでいて気になった、
女性の視点から見た澤地久枝著「妻たちの二・二六事件」(中公文庫)の紹介を
させていただこうと思います。
正直言って歴史の真実を紹介する時、女性からの視点がどれほど重要かについては
疑問を抱いていました。

個人的な見解になりますが、最近のNHKの大河ドラマは女性の視点からとらえたものが
多くてまるでホームドラマを見ているようだと感じることがあります。
何年か前の「篤姫」や今年の「江」が典型的だと思いますが、
ドラマとしては優れた作品ですが、歴史好きの観点からみれば、
ちょっとどうかなあという疑問を感じており、ほとんどみませんでした。
 
それに比べて「坂の上の雲」はいつもわくわくしながらみており、
ほとんど週末は家にいませんので、子ども達に頼んで録画してもらっているほどです。
また、ケーブルテレビで昔の大河ドラマをやっているのを時々みることがあるのですが、
テーマが重たくて大変ですが、見応えは感じます。

こうして考えるとテレビの世界ではすでに女性性の時代が始まっているのかもしれません。
時代の流れを考えると悪いことではないのだと思います。
そんな気持ちで、この本を手に取ったのですが、いい意味で期待は裏切られて、
綿密な取材に裏付けられた上質のルポを楽しませていただきました。
また、二・二六事件のネガティブな面の本質をある意味、最も強く描ききっている本なのかも
しれないと感じています。

二・二六事件はある面、ノン・フィクションとして取り上げるにはあまりにも
重たい事件なのかもしれません。
私のちょっと強引な仮説ですが、神様のいたずらで昭和○○年と20○○年がシンクロしていると
すると、昭和11年の二・二六事件は今年起こった3・11大震災に相当するのだと思います。

今度は、二・二六事件の時と違って、きちんとこの大災害の意味を私たち日本人の
一人ひとりが色々な視点からとらえて、現実を直視し、自分事としてとらえて、
自分は何ができるかを考えることを迫られている出来事なのかもしれません。
「叛徒の妻」として本来なら日本人全員が追わなければいけなかった重たい荷物を
背負ったまま半生を生き抜いてきた未亡人たちの人生のルポを心して読んでいきたいと
思います。

そういった意味で最近覚えた速読ではなく、じっくりと熟読させていただいています。
もう1つ紹介したい本が、中田整一著「盗聴 二・二六事件」(文春文庫)です。
これは父も勧めていた中田氏の「トレーシー」(講談社)を覚えていたために読もうと
思ったのですが、「トレーシー」につながる著者の原点になる本でした。
ジャーナリストの鬼気に迫る執念が書かせた本ですが、現実を直視する姿勢を確認できる
良書だと思います。

歴史の闇はあまり見たいものではありませんが、3・11大震災を
後世の人から歴史の闇と言われないためにきっちりと直視したいと思います。
やっぱり、ちょっと重たいテーマになってしまいました。
 


1年ぶりの高千穂

こんにちは、船井勝仁です。

12月4日の日曜日、にんげんクラブのツアーとして宮崎県の高千穂に行ってきました。
土曜日に熊本県の幣立神宮でセミナーをやり、そこに参加してくれたメンバーを中心に
車で40分ぐらいの距離にある高千穂に行くことをにんげんクラブの代表会員である
川島伸介さんが企画してくれたのです。

 
h1.jpgP1020296.jpg

 
せいぜい十数人の参加で、車2,3台で行くのだろうと思っていたら、
大人気で車が7、8台で多分40人以上の参加者がいたと思います。
昨年の11月22日に高千穂弾丸ツアーと称して、高千穂の日帰りツアーに行ってきました。
いまから考えるとそれぐらいの時から、パワースポット巡りが始まっており、
今回も同じ場所にも行ったのですが、1年前はレベルが低かったなあと思ったりもしました。
 

h3 高千穂神社.jpg
 
 
最初はとても広い駐車場がある高千穂神社に集合しました。伸ちゃん曰く、
一般の観光コースなのでたいしたことはないかなあと思っていたのですが、
さすがにとても神聖な雰囲気を感じさせてくれるすばらしい神社でした。
久しぶりにおみくじを引いてみたのですが、末吉ながら謙虚でいることが大切ですという、
いまの私にぴったりのメッセージが出てきたので、ちょっとびっくりしました。

その後には、一緒に参加してくださった世界的なミュージシャンである岡野弘幹さんが
来週の12日に、高松で古事記に関する舞台を開催することになっているので
その成功を祈願するために、もう1つのメインの観光スポットになっている天岩戸神社にも
参拝させていただきました。
 
 
h4 天岩戸神社.jpg 

 
ところが、私はよく聞いていなかったのですが、前日に泊めていただいた
幣立神宮の敷地の中にある世界平和道場の佐藤昭二道場長が、
幣立神宮に行った後には天岩戸神社には行かない方がいい、もし、行ってしまったら
幣立の方向を向いて拝むか、できればもう一度幣立に寄って欲しいとおっしゃっていた
という話を聞いて、ちょっとしまったなあと思いました。
 
 
その後、いよいよ本番です。昨年弾丸ツアーで回ったコースをたどりました。
まずは"くしふる"神社。天孫降臨の場所と言われているくしふる岳をご神体とする
神社ですが、本殿の裏手に行くとものすごいパワーを感じました。
それから、高天原遙拝所というとてもすごいスポットに行きました。

昨年、伸ちゃんやフロンティアショップのSeiさんたちとご神事をやった場所ですが、
岡野さん曰く、本来は人が簡単に入ってはいけない場所だったようです。
そう言えば、伸ちゃんもSeiさんも私もこの1年いろいろなことがありました。
今回もツアーのメンバーのほとんどの人が入っていましたので、
みなさん心がけをしっかり持って、真摯に生きていきましょうね。

その後は、お昼ごはんをスキップした私たちのチームは真名井の井戸、
荒立神社と昨年も回ったコースをたどりました。そして、いよいよメインイベントである
秋元神社に向かいました。道なき道を進みながらたどり着いた先は、
高千穂という天津神の本拠地にありながら、国常立命という国津神の総帥を
お祀りしてあるだけに本当に荘厳な雰囲気でした。
 
 
h6 真名井の井戸.jpg   
 
観光案内などにも最近は記載されるようになっているようですが、
もし自力で行かれる方は、とても狭い道を行かなければいけませんし、
やはりよほどの心構えを持って行かれるべきだと思いますので、気を付けていってください。
 
 
h7 秋元神社.jpg
 

参拝した後、秋元公民館に隣接する川の土手に、秋元神社からの気がとても柔らかく
降り注いでいるパワースポットがあることを岡野さんが見つけられました。
岡野さんにインディアンの聖なる笛をそこで吹いていただき、
神様にみんなのお礼の気持ちを伝えさせていただきました。
 
 
h8 秋元近くPS.jpg
 
 
そして、最後にきっちりと幣立神宮にもう一度ご参拝させていただき、
奥の宮になっている、根源三神をお祀りしている神聖な場所に行きました。
天岩戸神社に行ったこともありますが、朝ここに伸ちゃんに連れて来てもらった時に、
ここで岡野さんの笛と、世界的な舞踏家でもある"さのまきこ"さんの舞いを
奉納させていただければいいなあと思っていたからです。

岡野さんには同じ車に乗っていたので、奉納演奏をお願いしてあったのですが、
さのさんには何も言わなかったのですが、何も言わなくても以心伝心ですばらしい舞いを
踊ってくださいました。天津神も国津神も共にとても喜んでいただいているように感じて、
本当にすばらしいツアーになりました。

 
h9 2 幣立 最終2.jpg
 
 

富士と鳴門の仕組み

こんにちは、船井勝仁です。

いま徳島に向かう飛行機の中でこの原稿を書き始めました。
村松祐羽さんや安倍昭恵さんと剣山に行くためです。
10月29日のコルマンインデックスが終わった日に札幌で講演会をした後、
気分が良くて酔っぱらった勢いでお二人を剣山にお誘いしました。
合理的な理由は何もありませんが、何かとても大きな意味がある旅になりそうです。

羽田を飛び立つと、すぐにきれいな富士山が見えました。
飛行機の中でこの原稿を書いてしまおうと少し焦っていた私は、
富士山もそこそこに原稿を書き始めようとしたのですが、
なぜがPCの調子が悪く、富士山が見えなくなるまで原稿が書けませんでした。
不思議なことに富士山が見えなくなると普通に原稿が書けるようになったのです。

それで、富士と鳴門の仕組みのことに気がつきました。
富士は火の仕組みで鳴門は水の仕組み、富士と鳴門の仕組みで世の中の立て替え、
立て直しをするのだと日月神示に会ったことを思い出しました。

船井勝仁.comに書いたのですが、男性性の時代から女性性の時代に
代わっていくことが今回の大激変の意味だと思うのですが、
ゆでガエル状態でだんだん苦しくなってきているのに、
それに気がつかないというか現実を直視することなく、
いま起こっていることから目をそらし続けるのはそろそろ限界にきているのかも
しれません。

眼下に中部国際空港セントレアが見えてきました。
一昨日、沖縄から名古屋での講演をするためにはじめて利用させていただいたのですが、
リーマンショックが起こるまでは日本の経済を引っ張ってきた名古屋が
世界につながるために開港したのだと思いますが、
これから無くなっていく男性性の時代の象徴のような気がしています。


また、今日はやたらにゴルフ場が目につきます。
ゴルフが好きな私はいつも少しだけ申しわけなさを感じながら
プレーをしているのですが、それが男性性を象徴するスポーツであるからだということに
セントレアのホテルに泊まっている時に気がつきました。
ゴルフや飲酒などの男性性の習慣を無理やり止めるのではなく、
きっちりと昨日までの世の中ではそれが必要であったことに感謝ができるように
なれば、自然に手放せるのだとその時に感じました。


そして、今度は険しい紀伊半島の山々の上を飛んでいます。
3月に行った玉置神社もこの下にあるのでしょうか。
女性性の時代は水がめ座の時代ですので、水が主体の文明の時代なのかも
しれません。火の時代から水の時代へ、荒々しい創造と破壊の時代から、
すべてを包み込む愛と慈悲の時代へ変わってゆくために必要なことを
いまからさせてもらいに行くことを肚にしっかりと受け止めなさいということなのかも
しれません。

昭和11年に起こったこととシンクロする出来事が
2011年である今年起こるのではないかと最近感じるようになりました。
詳しくは「ザ・フナイ」の1月号に原稿を書きましたので、
それを読んでいただければと思いますが、神様は数字遊びが好きなのだと思います。
昭和11年には二・二六事件が起こりました。
日本が本格的に戦争の時代に突入する契機になりました。
これは昭和6年の満洲事変と並ぶ昭和初期に起こった最も大きなトピックスだと
思います。

安倍昭恵さんは安倍晋三元総理の奥様ですが、
2006年は安倍内閣が成立した年です。それ以後、
毎年のように総理大臣が変わるようになって政治の混乱が
誰の目にも明らかになりました。そして、今年起こった東日本大震災後の対応を
見ていると日本の政治がいよいよ機能しなくなっていることが明らかになりました。
だから、今度は二・二六事件の勉強をしようと思っています。

そうすると、昨日、渋谷区役所に所用で行かなければならなかったのですが、
区役所の横に二・二六事件の慰霊碑がありました。
いまのNHKの場所は、戦前は陸軍の演習場だったという話を聞いたことがありますが、
ここで反乱兵士たちの処刑が行われたのだと思います。
三島由紀夫の「英霊の聲」(河出文庫)を読みながら空港に向かっていたのですが、
これもシンクロを感じさせてくれる出来事でした。

二・二六事件で青年将校たちがやりたかった日本の精神性を取り戻すことの、
今度こそ最後の機会かもしれません。
しっかりと心して剣山の旅を楽しんで来ようと思います。


命仁はまずい?

こんにちは、船井勝仁です。

9月のにんげんクラブ全国大会で、生体エネルギーの佐藤政二先生、
それに生体システム実践研究会の中野孝治幹事長とお話をさせていただいたように、
私は生体エネルギー農法である、生態系生体システムプログラム農法でつくられているお米
「命仁(みょうじん)」の販売に携わらせていただいています。

全国大会でもブース出展をさせていただき、多くのにんげんクラブの方にもご購入を
いただいています。そして、生体エネルギーを共に勉強する仲間でもある澤田升男さん
率いる住まいネットや住環境想造研究会の皆様にも様々な場面で命仁を
利用いただいています。
しかし、歯に絹を着せずに物を言う澤田さんから「命仁はまずい!」という爆弾発言を
いただいてしまいました。
 

正確に言うと、澤田さんは命仁をおいしいと思っているのですが、
澤田さん達がやっている「fuwatto ふわっと」というハンバーグ屋さん
(メチャクチャおいしいハンバーグで、滋賀県の近江八幡市や千葉市にも
澤田組の仲間が店を開いています。
工務店がやっているメチャクチャおいしいハンバーグ屋さん。
不思議ですが今の時代を象徴しているお店でもあります。
お近くに行かれたらぜひ足を運んでみてください)でアンケートを取ると
他の生体エネルギー農法でつくっているお米の方が評判がいいということなのです。

それは一大事ということで、原因追究をしています。
そうすると分かってきたことがいくつかあります。例えば、私を含めて年配者はお米を
よく洗ってから炊くのですが、若い人は無洗米の影響かあまり強く洗わずに食べる人が
増えており、最近のお米は無洗米でなくても、あまり洗わなくてもおいしく食べられるような
工夫が精米の時にされているということが分かりました。

浜松で生体エネルギー農法で「金銀」というブランドでお米を作り販売をされている
この分野の大先輩、野末倍由社長からは、いつも色々なアドバイスをいただいているのですが、
当然、「金銀」もそのような工夫は対応済みで、良い悪いは別にして、
若い人のスタイルにあった商品開発も行っているそうです。


危機感を覚えた命仁チームが東京に集まり、若い人たちの洗い方で
新米や22年産米、さらには何年も続けて金賞をとっているという他のお米を炊いて
食べ比べをしました。いつもは生体エネルギーがたっぷりある場所での試食が
多いことも反省して、生体エネルギーの環境がない一般のご家庭とできるだけ
同じ条件で、浄水器の水を使わずに普通の水道水でお米を炊いてみました。

命仁の精米を担当していただいているお米屋さんにも来てもらって、
皆さんもいろいろ工夫をしてもらったせいか、金賞受賞のお米ももちろんおいしかったですが、
命仁特有の粘りとエネルギーを感じることができ、冷めてから食べると
ますますそのおいしさを認識できるという命仁ならではの良さも感じることができ、
ホッとしています。

いろいろ意見交換をさせてもらっている中で、農家の方や保管や精米を担当して
いただいている方々はそれぞれ、自分ができる範囲で精一杯のことをしていただいており、
それでも何かできることがないかを毎日追求していただいている体制ができてきたことを
強く感じることができる試食会になりました。


後は、私自身がどんな物語を命仁に対して作っていくかという覚悟が足りないことを
強く感じました。懐かしい味がする命仁は昔のお米が持っていた機能を復活させた
ものであり、それは食の面から、命の面から日本人の力を支えていたものでした。

具体的には、日本人の粘り強さや東日本大震災で見られた逆境になればなるほど
その本来の強さを発揮すると言う精神性につながっている素を、
昔はそういう機能を持っていたお米を食べることで培ってきたのだと考えています。

昔の状態に戻すのは当たり前で、それに加えて、新しい時代をリードする日本人の本性を
目覚めさせるようなお米、それでいて自然に対して社会に対して常に謙虚でいれる
日本人ならではと美徳もキープできるような特性を持つお米になっていくというプログラムを
想造していきたいと思っています。
 

皆さんも一度、命仁を食べてみて、ご意見をいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
 
 

神迎祭

こんにちは、船井勝仁です。

10月は日本中の神様が出雲に集まられることになっていて地元の神様が
いなくなるので神無月と呼ぶという説があります。
逆に出雲では、日本中の神様が集まってくるので神在月になります。
旧暦では10月10日になる11月5日(土)の夜に出雲で日本中の神様が集まる
神迎祭というお祭りがあるということで、にんげんクラブでツアーを組んで
参加させていただきました。

当日はサプライズゲストとしてメキキの会の出口光会長も参加してくださいました。
岡山7時出発で、岡山に帰ってくるのが深夜というハードスケジュールですが、
バスの中を含めて本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。
びっくりしたのはバスの定員が補助席を使わなければ45人だったのですが、
ちょうど45人の人が集まっていただいたことです。
こういう小さいところにも神の計らいを感じることができるツアーになりました。


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当日はあいにくの雨でしたが、これも龍神様が喜んでいるのかもしれないと
感じることができました。出雲大社に到着したのは12時少し前になりました。
そこで銘々に参拝を済ませて、お昼ごはんを食べて13:30にバスに
集合することになりました。はじめは、光さんや川島伸介さん達と大国主命が幸魂、
奇魂を受け取っている像をみたり、一緒に本殿に参拝したりしていたのですが、
そこからみんなと分かれて単独行動を取らせていただきました。
 
 
5.jpg
 

私は宝物殿が気になり、一人で入場料を払って見に行きました。
一人になったのは「不食の時代」を観た影響で、お昼ごはんを食べない方が調子がいいし、
その分ゆっくりと見学ができると思ったからです。
それから、宝物殿に行くと剣が見られると思ったことも大きな理由です。

7月に上野の国立博物館に空海展を見に行ってから、剣のことが
とても気になるようになり、鹿島神宮の宝物殿では国宝の直刀を
見つけてとてもうれしくなりました。今回も豊臣秀吉佩刀(はいとう)を
見つけたのですが、それよりも大歓喜という絵にびっくりしました。
太陽と月が出ていて、その間を龍が飛んでいる絵なのですが、
 

竜神日月を招き 蒼空に舞う

という漢詩が書かれていました。
 

これにびっくりしたのは、前日岡山でお伺いしたBMDさんのミモレ農園で、
午後3時30分頃にも関わらず月が出ていて、太陽と月の間に
龍が飛んでいるような雲がかかっていました。それが何かとても大切な
メッセージを伝えてくれているようで、とても気になっていたので、
それと同じ図が一人で入った宝物殿で絵という形で見せられたことにびっくりしました。
 

川島さんは川島さんで、出雲大社から1㎞ぐらい離れたとても大きなパワースポットを
見つけており、同行した人が溜まっていた電気が頭から抜けていくのを
感じましたと言っているぐらい強烈なものだったようです。
とても役割の深い人が45人集まっているので、それぞれの人が結構おもしろい
体験をしたようです。
 
 
その後もパワースポットを回って、夕食をいただいた後、
いよいよ神迎祭を見に神様を迎える儀式が行われる稲佐浜に向かいました。
大勢の人がいて、私はお祭りをしっかりとは見えなかったのですが、
近くまで行った人が撮った写真を見せていただくと、神様を確かにお迎えしたような
不思議なオーラーが写っていました。
また、儀式が行われている間だけ、雨が止むという不思議な体験も
させていただきました。
 
 
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3.jpg
 

帰りのバスで直会(なおらい)と称してビールをたくさんいただき、
本当にいい気もちで岡山に帰りついたのは12時30分ぐらいでした。
船井勝仁.comに書いたように、それからToshi小島さんのひふみ農園に
連れていってもらうという超ハードスケジュールを楽しませていただきました。
 

私たち一人ひとりが進化して神様の役割を果たすようにならなければならないのではと
いうことを考えているのですが、そのことを確信させてくれる神迎祭になりました。
そのために一番大事な身魂磨きを続けていきたいと思います。
 

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