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2020年1月号おすすめ書籍(会報誌より)

    


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



もしも一年後、この世にいないとしたら。
清水 研(著)
文響社 刊
定価1,078円+税


本書は、国立がん研究センターで、がん患者さん3,500人以上の話に
寄り添ってきた精神科医である清水研氏の書かれた本です。
人は死について考えるのを自然に避けてしまうものですが、嫌でも
自らの死と向き合わなければならなかったがん患者さんの言葉は、
死について、そして生きることについて、深く考えさせてくれます。

本書に出てくるがん患者さんの体験は、名前は仮名にしてあっても、
実際に生きて、いろいろな人を愛し、関係を築いてきた人生の体験が
描かれているため、ほんの数ページのエピソードであってもとても
印象的で重みがあり、時には涙なしには読めない箇所も多くありました。

幼い子どもを残して自らの死が間近に迫った母親や、若くして自分の
未来が長くないと告知された男性など、どれだけつらく、悲しく、
せつなく、悔しかっただろう、どれだけ生きたいと思っただろう、
と思いを馳せました。

また、著者の清水氏は、一般的な精神科での研修を終えて、国立がん
研究センターで勤務を開始してから、がん患者さんの「死と向き合った
人の語り」を前にして衝撃を受け、それまでの精神科医としての知識や、
薬を処方して治療にあたることは、何の役にも立たないと落ち込んだ
そうです。

索する日々が続きながらも、多くのがん患者さんと接することによって、
だんだんと清水氏自身も死について深く考え、生き方を見つめ直す
ようになったそうです。

がん患者さんの体験もさることながら、清水氏の生きることに対する
考え方も、とても共感しました。

人は誰でもいつ死ぬかわからないし、自分の人生の賞味期限は今日
1日、と言葉としては聞いていても、個人的に本当にそう考えられた
日は1日もありませんでした。
本書を読んで、もしも1年後に自分がこの世にいないとしたら、と
1年後のことを読後に考えることができました。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい一冊です。


(編集室 兒玉裕子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ねえちゃん、大事にしいや。 生きる喜びを分かち合うために
入佐 明美(著)
いのちのことば社 発行
定価1,000円+税


大阪市西成区にある全国最大の寄せ場と言われる「釜ヶ崎」。
今でも多くの日雇い労働者が生活する街だそうです。
著者は36年間、ケースワーカーとして働いてきました。
看護専門学校を卒業し、病院勤務を経て、25歳のときにこの街で
働き始めます。

私の育った街の側の多摩川の河川敷にも、昔からたくさんの人が
住んでいました。特に偏見があるわけではありませんが、それでも
なるべく近くに寄らないようにしてしまいます。私が20代の頃に
その中に入っていって、ましてや声を掛けることを想像すると、
怖くてとてもできません。なぜ怖いのかと考えたら、もしかしたら
それは、たんなる思い込みでしかないのかもしれないと気づき、
自分が恥ずかしくなりました。

著者は中学2年生のとき、道徳の本でネパールのことを知ります。
この世の中に三度のご飯が食べられず、学校にも行けず、病気で
死んでしまう人がたくさんいることに驚きます。自分はこのままで
いいのかという思いがどんどん強くなり、看護師としてネパールで
働くことが夢から祈りへ変わりました。実際にネパールで医師として
働いている岩村昇先生とも出会うことができ、祈りが現実になろうと
していたときに、岩村先生から「釜ヶ崎」で困っているたくさんの人を
助けてほしいと提案されます。

ネパールに行く前の2、3年という約束でしたが、それが著者の生涯の
仕事になりました。
助けるつもりで接してきた人たちに多くのことを教えられ、自分を
見つめ直すことになり、著者自身が生まれ直すことにつながりました。

あんなにも強く思っていたネパール行きは氷のように自然に溶けて
いきました。求めていたネパールに「釜ヶ崎」で出会いつつあると
いう大切なことに気づいたそうです。
ぜひお読みください。


(編集室 柴切純子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



オランウータンの不思議社会
鈴木 晃(著)
岩波書店 刊
定価780円+税


著者である鈴木晃氏は20代前半、アフリカでチンパンジーを研究して
いましたが、ウガンダで政治的動乱が起きたのをきっかけに東南
アジアでオランウータンを研究することになりました。

チンパンジーが集団生活であるのに対してオランウータンは
「ネグレクテド・エイプ」(無視された類人猿)とも呼ばれ、個体が
森の中に分散して生活しているため、その社会構造を解明するには、
研究が遅れていました。
とくに遅れた理由としては、森の中にいてバラバラで見つけにくく、
「餌付づけ」がしにくく、扱いにくかったからだそうです。
しかも、野生のオランウータンの生息地を取り巻く環境は、森林火災、
過剰伐採、政治的混乱があり必ずしも良好ではないからでした。

本著ではオランウータンの社会の仕組みとその成り立ちを解きほぐし、
理解していく過程を描くと同時に、鈴木氏の自然との格闘を述べて
います。動物の「文化的行動」はヒトだけが保有する特権だと
考えられがちですが個体から個体に新しい技術が伝承されていくのが
文化だとすると、そのような文化行動は動物にも見ることができる
のだそうです。

現状、熱帯雨林の減少が叫ばれている中で、多くの予算は植林事業に
費やされています。植林は樹種が限定されています。熱帯雨林の
特色を維持していくには「ジーン・プール」(遺伝子貯蔵庫)と
しての天然林を残していくために、広域を動く動物「キー・スピーシズ」
(要かなめの種)としてオランウータンは役割を担っているのだそうです。

今、私たちがこの課題に取り組み、政治や経済に偏り過ぎている世の
中を省みる必要があるのではないでしょうか。
必読の一冊です! 


(編集室 江尻みゆき)



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