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2019年10月号おすすめ書籍(会報誌より)

     

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


関 大徹(著)
ごま書房新社 刊
定価1,800円+税


本書は、表紙とタイトルのインパクトがすごかったので立ち読みも
せずに思わず買ってしまったのですが、とても内容が深く面白い本
でした。
明治36年生まれの関大徹老師は、13歳から曹洞宗の禅門に入られ
ました。本書は老師が75歳のときに書かれ、1978年に出版された
本が復刊されたものです。
厳しい話も、耳が痛い話も、襟を正さずには読めない深い話も、
面白おかしく軽快な文体で書かれていて、時に笑い、時に泣きそうに
なりながら、ぐいぐいとひき込まれました。

今の時代は、ネットで炎上することを心配して、書籍もネットも
テレビの内容も、人々の意見がよりソフトに、曖昧になってきて
いるように思います。本書のように厳しい言葉を書くと、たちまち
さまざまな批判を受けそうですが、そんな今だからこそ本書の内容は
とても新鮮な気持ちで読むことができました。

食えなんだら食うな、無報酬ほど大きな儲けはない、病いなんて
死ねば治る、ガキは大いに叩いてやれ、自殺するなんて威張るな、
家事嫌いの女など叩き出せ、若者に未来などあるものか、
死ねなんだら死ぬな、と、章の見出しを少し羅列したたけでも、
すごい言葉が並んでいます。厳しいことばかりが書かれているようで
いて、とても優しく、温かく、読む人に希望を与えるような内容でした。
時に辛辣にも思えるその言葉は、人生を常に全力で生き切り、実際に
「食えなんだら食うな」の生活を実践された関大徹老師の書かれた
言葉だからこそ、温かく深みのある言葉として、読む人に印象づける
のだと思います。

次のページを開くのが楽しみで、あっという間に読み終え、本書に
出合えて良かったと思いました。復刊には、執行草舟氏と、「読書の
すすめ」店長の清水克衛氏のご尽力で復刊が成されたそうです。
本書の復刊に感謝すると共に、多くの方に本書をオススメしたいと
思いました。


(編集室 兒玉裕子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


日本人はどこから来たのか?
海部 陽介(著)
文藝春秋 発行
定価1,300円+税


著者は人類進化学者。国立科学博物館勤務、人類史研究グループ長です。
化石などを通して約200万年にわたるアジアの人類史を研究し、
ジャワ原人、フローレス原人などの研究で業績をあげてきました。
その中でアジアへのホモ・サピエンスの拡散についての欧米の定説に
疑問を抱き、グローバルに結び付けて考えてこなかった日本の豊富な
遺跡資料を再検討し、これまでになかった地球規模でみた現生人類
アジア移住史を描き出しました。

本著はこのまったく新しい説を日本列島への移住だけにフォーカスして、
一般向けに分かりやすく書き下ろしたものです。

あまり知られていませんが、日本考古学がこれまで蓄積してきた
後期旧石器時代の遺跡データは、質・量の両面で国際的に第一級な
のだそうです。それを組み合わせて3つの移入ルートの密度の高い
シナリオを作り上げました。

著者が大事にしていることは、自分がなるべくその当時の状況を
理解し祖先たちの立場になって物を見るということです。現代の
私たちは世界地図を眺めながらそれを追うことができますが、
祖先たちは知らずに移動しているので、目指して旅していたわけ
ではなくたまたま日本列島があったのです。

「公表されている地理・気象・海流データもなく、現代的な装備で
横断した経験もない祖先たちが最初にどうやって海峡を渡ったのか」
それを知るためになんと、著者は科学者のチームをつくり、当時の
草舟を再現、実際に航海をし、検証してみることにしたのです。
準備に3年、実行に3年、実際に実験航海プロジェクトを成し
遂げてしまいました。

上野の国立科学博物館に、そのときの丸木舟が展示されました。
「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」このプロジェクトを
生み出したのが本著です。
ぜひ、お読みください。


(編集室 柴切純子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


  
自分の内側を意識すると、運命が変わる(上巻)
自分の内側を意識すると、運命が変わる(下巻)
日野 堅也(著)
ギャラクシーブックス 刊
定価1,620円各巻+税


10代前半の頃から不思議なことや、目にえないことに興味を持っていた
筆者の日野堅也氏は、1冊の本との出会いが人生を大きく変えました。
それは中矢伸一氏の『日月神示 神一厘のシナリオ』(徳間書店)でした。
日本の戦後食体系の破壊や、食の大切さを述べられている部分に
人生を変えるほどの衝撃を受けたそうです。

現在は、独立してオーガニックショップを経営し、食や健康に関しての
啓蒙活動をし、身体を元気にする食材や商品を提供されています。
また、精神世界や自己啓発のこと、人生をより良く発展繁栄させる
生き方を探求し、メルマガやYouTubeで発信しています。

私たちが本来目を向けるべきなのは、人体の内側に広がる「ミクロ
コスモス(無限の小宇宙)」なのだそうです。
この「ミクロコスモス」を意識し、信頼することが外側に広がる
「マクロコスモス(大宇宙)」に影響を与え、現実を創造することに
繋がっていき、物事がスムーズに流れて行くことを学ばれたことを
本著で体感しませんか。

普段目に見えない菌、プラーナ、ソマチット(超微小生命体)等の
大切なものを意識し、感情をプラスに転換することで私たちの内側に
広がる「ミクロコスモス」を光り輝かせることができるのだそうです。

上巻ではこのように人体の素晴らしさを教えてくれます。
下巻では、その人体を基盤により運命を好転していくために祈りや
感謝、言霊を使って人体を光り輝かせる具体的な実践方法を教えて
くれます。
舩井幸雄が広めた「両手振り体操」も掲載されています。

私たち自身の細胞、「ミクロコスモス」と意識することで人体の
素晴らしさに気づきます。
この本に出逢えたことに感謝します。ご一読ください!


(編集室 江尻みゆき)



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