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Canicule


フランスにもいよいよ猛暑が到来した。

「Canicule カニキュール: 熱波」

気温が40度まで上がったので休校している学校も多い。
2003年のヨーロッパ熱波の再来かと騒がれている。


リサ190701-1.jpg
(ここまで暑いと気象地図まで叫んでいるように錯覚しそうだ)


石造りの建物の多いヨーロッパでは、太陽が差し込まなければ
建物の中は夏でもひんやりしている。
猛暑は3、4日で過ぎ去りその後は涼しくなったりするので、
冷房を設置しようと思う人はあまりいない。

直射日光が強い昼間の公園はひっそりとしているが、
夜7時ごろから子供達の遊び声で急に賑やかになる。
日の入りの9時過ぎまで遊んでいる。

先週の月曜日、ジリジリ焼ける太陽のもと
息子はバカロレア試験の最終日に出かけて行った。
これが終われば高校における全ての勉学から解放される。

待っているのは夏休み、自由「Liberté」だ。
宿題「devoirs」はない!

バカロレアの哲学の試験で出た理系の課題。

「Reconnaître ses devoirs, est-ce renoncer à sa liberté?」
(義務を認識することは自由を諦めることか。)

息子に何と答えたのか訪ねてみた。

まずは、問の文中にある4つの単語
「reconnaître 認める」「devoirs義務」「renoncer 諦める」「liberté 自由 」
に着目し、その意味を考察。

その時に役立つのが、過去の哲学者たちによる定義づけである
(もちろん哲学者の言葉を借りなくても良いが、
 自分一人だけで何の参照もなしに考察するのは大変である)。

そして、上述の問に「はい」と答える場合の論理と、
「いいえ」と答えるための論理を導き出す。

さらに、義務と自由は相反するものであるが、
社会に生きる私たちにとって、
自由は義務があるからこそ存在するのではないかと問いかける。
実際に義務を承認すること無しに自由は得難いことの事例をいくつかあげてみる。

最後に
「完全に自由でいることは難しい。
 社会の中で各自の自由を実現するために、
 私たちはそれに伴う義務をおう必要がある」
と締めくくったそうだ。

息子は哲学が苦手である。

しかし、高校生活を有終の美で飾るには何とか質問に答えないといけない。

高校では過去の哲学者の理論を頭にギッチリ詰め込まされるため、
息子は質問に答える「型」だけはなんとかマスターしたようだ。

箸にも棒にもかからなそうだった息子の読解力を鍛え、
曲がりなりにも何かを論術できるようにしてくれたフランスの教育に感謝したい。


リサ190701-2.jpg
(広場の公園は日差しが強すぎるため、
 日中は木陰のあるアパートの中庭などで子供を遊ばせる)

リサ




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