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スウェーデン総選挙 〜 Val 2018 〜

にんげんクラブの皆様、こんにちは。

今が旬のリンゴン・ベリーでジャムを作りました。

リンゴンの実に砂糖を加えて木べらで10分混ぜるだけ、簡単です。

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(できたてリンゴンジャム。肉や魚料理に添えます)

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(野生のリンゴン)

スウェーデン夏の終わりの風物詩、ザリガニ・パーティー。

今年は長女の企画で身内の12人が集まりました。

気温18度、少し肌寒くても良い天気。庭のテーブルを囲みます。

乾杯の歌「ヘーランゴー 」を口ずさみ、スナップスを手にスコール!

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(塩茹でしたザリガニ(スペイン産))

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(こちらはスウェーデン産。綺麗な湖にしか生息せず、値段も高い)


娘がマルメのfòrskoleklassen(フォルシュコレクラッセン 6歳の就学準備
クラス)に入ってから2週間が経ちました。

移民の多い地区なので、オリジンをスウェーデンにもつ子供はほとんど
いません。クラスの保護者の中でネイティブなスウェーデン人は夫だけ。

病欠時の電話もスウェーデン語と英語以外に、ソマリ語、アラビア語、
アルバニア語、パシュトー語での連絡が可能です。

朝、クラスの前で待っている先生が子供一人一人の手を取って迎えます。

夫が子供の頃は先生とは厳しい存在であり優しく握手してくれるなんて
ことはなかったので、ちょっと羨ましいそうです。

今年の夏は娘のスウェーデン語維持のために長くマルメにいましたが、
来週フランスに戻ると、彼女の会話はまた全部フランス語に戻るので
しょうね。


リニューアル

2014年の年末から始めさせていただいたこのプログ、
はや3年と8ヶ月が経ちました。

アメリカの政権はオバマからトランプ、フランスではオランドからマクロン
へと変わり、2歳だった娘は秋から小学生、時間は飛ぶように流れて行きます。

私たち一家がこの4年間に経験したヨーロッパは、2015年1月のパリの
シャルリ・エブドに続く数々のテロ事件、地中海を渡る難民の急増など、
緊迫した状況に置かれていました。

そのような状況にもかかわらず、ここに暮らす人たちは
前向きに生きていると感じます。

フランス国民は、移民を厳しく制限しようとした右派のマリーヌ・ルペン
ではなく、右派でも左派でもない「前進」を掲げたマクロンを選びました。

「自由、平等、博愛」がモットーのフランスですが、私たちが実際に目に
するのは格差だらけのフランス。この現状を打破するべくマクロン大統領は
多数の改革を成し遂げようとしています。

「Laïcitéライシテ」は、それぞれに異なる宗教を持つ人々が生きるフランスで
とても重要なコンセプトです。(2015年ブログ第5回参照)

ローマ教皇は他宗教、他宗派との対話を積極的に試みています。

2016年秋、教皇フランシスコはスウェーデンのルンド大聖堂で開催された
ルター宗教改革記念にむけてのエキュメニカル(キリスト教会統一運動)
式典に出席。2017年にはエルサレムに赴き平和の祈りを捧げました。

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(ルンドの大聖堂。
 ルンドはマルメから電車で20分。ルンド大学があるため、
 英語が飛び交うインターナショナルな学生の街です)


この夏、フランス代表サッカーチーム「レ・ブルー」がW杯ロシア大会を
制覇、チームリーダーはベストヤングプレーヤー賞を受賞した
Kylian Mbappé 19歳。


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(向かって右側が「レ・ブルー」の若きチームリーダー、
 キリアン・エムバペ(Mbappé) 選手。
 左はクロアチアのチームリーダー、ルカ・モドリッチ)

彼のアフリカ系の名字はフランス人に呼びやすい発音、Mの前に母音が
入ってエンバペのように呼ばれています。

ルーツの違うフランス選手たちが一丸となって優勝を手にしたことは、
宗教やオリジンが違う国民すべての団結を目指すマクロン政権にとっては
まさに追い風です。

一方で、マクロン大統領にとって痛手となりそうなのは、国民に人気の
環境相ユロ氏の電撃辞任です。ユロ環境相がラジオ放送中に辞任宣言した
28日、マクロン大統領はデンマークを公式訪問中でした。


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(デンマーク女王のフランス語のスピーチを笑顔で聞くマクロン大統領ですが、
 突然のユロ氏の辞任に心中穏やかではなかったかもしれません)

9月9日にはここ、スウェーデンで総選挙があります。


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(候補8政党と各党首)


当日イタリア出張で不在の夫は、一足先に近所の百貨店エンポーリア
(Emporia)で投票を済ませるそうです。


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(図書館や百貨店の一角には期日前投票のための投票所が設置されています)


この夏が例年になく酷暑だったため、環境への関心も高まっています。

3日ほど前に、子育て休暇を5日間増やすと宣言したのは、スウェーデンで
最も古い政党、Socialdemokraterna(S社会民主労働党 )です。


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(スウェーデンの最大与党、社会民主労働党(Socialdemokraterna) は
 長年難民受け入れを積極的に進めて来たが、
 大量の難民をうまく社会統合できなかった)


スウェーデンはEUの理念、移動の自由を積極的に認めている国です。
そして、難民をできるだけ多く助けようと人道的支援を続けて来ました。

そして難民飽和状態に陥った現在、移民規制の公約を掲げた党を支持する
国民が増えました。すでに移民としてスウェーデンに定住している人たち
までが、これ以上の移民受け入れに反対したりしています。

右派のスウェーデン民主党が飛ぶ鳥を落とす勢いで支持率を上げて来ました。
「難民受け入れよりも国内のスウェーデン人へ福祉の充実を」という主張に
共感する人が増える一方、党首の「各民族はそれぞれがふさわしい場所に
いるべき」といった発言に危機感を抱く人もいます。


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(移民規制を公約にしている右派のスウェーデン民主党(SD)の宣伝が
 目立つ。党首のジミー・オーケソンの看板写真が街を巡回しています)


先日、夫の友人があるノルウェー人写真家の取材に同行し、
スウェーデンの治安悪化地域を巡って来ました。

治安悪化と移民を結びつけるのは短絡的ですが、スウェーデンの移民地区を
ノルウェーの人々はノーゴーゾーン(No go zone)とよび批判しています。

移民地区では、女性への取材が難しかったそうです。

歩いてきたソマリア人らしき女性にインタビューしようとしたら、
すぐに同郷の男性がやってきてブロックされました。
女性が一人でいるところに男性インタビュアーが話しかけたのはタブー
だったようで、北欧人との感覚の違いをまざまざと感じたそうです。

スウェーデンには多文化共生という意識があり、スウェーデン語が母国語で
ない子供たちには、彼らの母国語もきちんと学習できるよう配慮されます。
その上で、学校は政教分離に則り、スウェーデンの文化や価値を次世代に
受け継いでいきます。

学校が移民の社会統合の場として機能しているのは良いのですが、
子供だけが社会に適応して、親が取り残されがちです。
大人の幸福度が低いと家庭、ひいては社会のモラルも低下するように思います。

命の危険にさらされ難民になった人々が、やっとの思いでたどり着いた国で
暖かく迎えられること、そして受け入れ国の人々とそこに受け入れられた人々が
共に良い社会を築いて行けるよう願います。


さて、皆様にお伝えしたいことは次から次へと出てくるのですが、
「リサのヨーロッパ通信」は充電のためしばらくお休みとなります。

今まで読んでくださっていた皆様、どうもありがとうございました。

ブログ開始を承諾してくださいました舩井 勝仁様、
今まで温かく見守っていただきました家田 邦夫様、
いつも原稿をアップしてくださった柴切 純子様、お世話になりました。


そしてリニューアル後もまたよろしくお願いいたします。

リサ 2018年8月31日 マルメにて




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