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Je pense foot, donc je suis 〜バカロレアとサッカーの狭間で〜

にんげんクラブの皆様、こんにちは。

18日に大阪で大きな地震がありましたが、皆様大丈夫でしたでしょうか。
翌日のフランスの新聞には、崩れた瓦屋根の写真が掲載され、
震度6の脅威を感じずにはいられませんでした。
大阪に住む友人のことが心配になり連絡しましたが、
登校中だったお子さんが歩いていてもわかるほど、大きな揺れがきたそうです。

被災された皆様にお見舞い申し上げます。

私がまだ四国にいた頃、運転免許更新の一般講習で
指導員がよく南海トラフ地震の話をしていました。
地震中の車の走行は危険で、皆が道の真ん中に車を乗り捨てたりすると
救助の車が通れなくなるからです。
免許センターの指導員は「南海トラフ地震は絶対くる」と断言していたのですが、
避けられないのであればせめて犠牲者の出ない最小の規模で終わることを祈ります。

リヨンはもうすっかり夏です。

野外プールが大人気で、水曜からはフランス全土で夏の大バーゲンが開始されます。
幼稚園は7月6日までですが、早々とバカンスに行ってしまったファミリーもいます。

明日はいよいよ息子のフランス語バカロレア試験最終日。

試験会場は普段通っている高校ではなく、郊外の試験会場までバスで行きます。

暗記した課題文章(20作品)のなかから、
当日審査員が選んだ一つにたいして口述試験が行われます。
今もお友達とチャットで試験のシュミレーションをやっています。

息子としては、質問して欲しいのはボードレールの詩、
絶対選んで欲しくないのはイヨネスコの戯曲、だそうです。

今年息子のクラスを受け持ったフランス語の先生は、
まだ大学修士課程在学中の若い女性でした。
ボードレールについて論文を書いていて、
フランス文学に情熱のあるお姉さんのような優しい先生。
フランス文学アレルギーだった息子は、
ちょっとだけフランス語が好きになりました。


リサ180628-1.jpg
(今年のバカロレア試験は、FIFAワールドカップロシアと期間が
 重なっているため気が散る高校生が続出しそうです。
 哲学の試験日には「我サッカー(Foot) 思う、故に我あり
(デカルトの、我思う故に我あり、のもじり))という文章が
 新聞の第一面を飾りました)


娘は9月から小学生です。

園児たちに小学校生活を垣間見せるため、
幼稚園では5、6月と小学校訪問が企画され、
小学生と一緒に給食をとったり、歌をうたったりしています。

楽しく小学校訪問していた娘ですが、
いきなり行きたがらなくなりました。

一年生のクラスにいた男の子と仲良くなったら、
10歳くらいのおませなお姉さんグループに
「アムルーAmoureux」と冷やかされたからのようです。

先週は入学前の健康診断が小学校の保健室でありました。

身長、体重の他に、簡単な言語発達のテスト、
普段の生活習慣などについて質問されます。

「1から15まで数えてみましょう」と言われた娘は、
13まで数えたところで沈黙してしまいました。
昨日は公園で元気に20まで数えていたのに。
きっと緊張したのでしょう。

「今は朝ですか、昼ですか、夜ですか」という質問にも無言です。

生活習慣の質問では親の方に、「お子さんの朝食は何でしたか」と聞かれたので、
砂糖取りすぎと言われるのを覚悟しつつ「パンにジャムです。」と答えると、
「パンにたっぷりジャムを塗れば、栄養価に優れ、朝食として最適です。」と
褒められ拍子抜けしました。

日本では、「ご飯、卵、味噌汁、サラダ」のような献立が
バランスのとれた朝食にあたると思います。
しかし我が家でこのような献立にすると、
夫は「朝から重いし、コーヒーに合わない」といいますし、
娘は甘党でジャムやはちみつに目がないのです。
息子など、完全にコーンフレーク中毒です。

以前住んでいたイタリアでは、朝食といえば
エスプレッソにブリオッシュかビスケットでした。
(朝のエスプレッソの香りは最高!)

それにしても、パンにジャムの朝食でお医者さんに褒められるとすれば、
よそのご家庭はさらにバランスの悪い朝食をとっているのでしょうか。

テレビのドラマなどでは、朝食シーンによくコーンフレークがでてきます。
チョコトーティングなどされていて甘そうですが、
コーンフレーク会社の方もパッケージにビタミン配合とか大きく書いて、
野菜嫌いな子を持つ親を安心させようと工夫を凝らしています。


リサ180628-2.jpg
(フランス人はバゲット(フランスパン)に板チョコを押し込んで食べる)


続いてのお医者さんの質問は、普段の親子会話についてです。

娘は、日本語でもフランス語でも、長い文章になると文法がこんがらがるようです。
たとえば、「うさぎの耳」が「耳のうさぎ」という具合。

「これは学年が上がるにつれて解消するので、
Orthophoniste (言語矯正士)による矯正はもうすこし待ちましょう。
フランス語は学校で覚えるので、
お母さんとはしっかり日本語での会話を続けてください。
語学は正しくマスターすることが大切です。
間違った習得をすると後々その癖を取り除くのが難しいのです。
ラッキーなことにお嬢さんは3ヶ国語をネーティブ並みに
習得するチャンスがありますから。」

「語学は正しくマスターすることが大切」とは痛いお言葉です。
私は今だにフランス式のRができませんし、
ヨーロッパ言語特有の冠詞がうまくつけられなかったりしています。

内心、「オルトフォニスト(言語矯正士)」が必要なのは
娘ではなく私でしょう、と思ってしまいました。

夫と娘のスウェーデン語会話はほとんど諦めの境地に至っています。

夫がたまにスウェーデン語で話しかけても、娘に
「パパ、何言ってるのかわかんない」とフランス語で一蹴され、
めんどうくさくなってしまったようです。

外国にいて子供に母国語を身につけさせるためには 、
根気と忍耐が必要です。


リサ180628-3.jpg
(夜9時すぎてもまだ明るい)


最近夫がPlayStationでよく遊んでいます。
今夢中になっているのは、2年ほど前に流行ったペルソナ5。

普段息子にゲームのやりすぎは良くない、と注意している夫ですが、
「このゲームは日本文化の勉強になるからいい」のだそう。

舞台は東京。
邪心を持った大人に立ち向かう若者たちの学園ストーリーで、
主人公の若者たちは歪んだ大人の心を盗み改心させる「心の怪盗団」。

怪盗団の活躍により悪人が改心して全てを告白すると、
今まで見て見ぬ振りしていた人たちが一斉に非難を始めます。
夫にとって意外だったのは、脅されて悪者とグルになっていた人が
方々から非難を受けるあまり以前の方がましだった、と感じるあたり。

日本的メンタリティーが多数ちりばめられているらしい(夫談)このゲーム、
私は自分が日本人なのでどの辺が日本的なのかいまひとつピンとこないのですが、
パワハラ体育教師や、盗作芸術家など、
確かによく似た事件が以前に日本であったよね、とは思います。


リサ 6月26日 リヨンにて



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