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第18回 「ドイツの悪神」と「如意宝珠の玉」の秘密

しばらくお休みしていましたが連載を再開します。
今まで第1巻から順に話題を出して来ましたが、いよいよ前回から「如意宝珠」篇に
入りました。


霊界物語は12巻ずつ一括りになっており、最初の12巻は「霊主体従」(れいしゅたいじゅう)、
次の12巻(第13~24巻)は「如意宝珠」(にょいほっしゅ)という名が付いています。
そして各巻には十二支の名前が付いており、第13巻だったら「如意宝珠 子の巻」、
第14巻は「如意宝珠 丑の巻」となります。


もともと如意宝珠というのは、仏教でいう、不思議な霊力を持った珠のことです。
仏教用語としては、「宝珠」は「ほうじゅ」と読みます。
よくお寺に、下が球形で上が尖った、桃の実のような形の物体やマークがありますよね。
あれが如意宝珠です。

古事記に、イザナギが黄泉の国から逃げ帰る途中、黄泉比良坂で三個の桃の実を投げて、
追ってきたゾンビ軍団を撃退するシーンが出てきますが、あれも如意宝珠なのかも知れません。


また中国の神話では、西王母(せいおうぼ)という女神が、三千年に一度咲くという、
不老不死の力を持った桃を管理していますが、それも如意宝珠なのだと思います。


   ●   ●   ●


霊界物語に出てくる如意宝珠は、冠島(おしま)に秘かに隠されていました。

冠島は舞鶴沖の日本海に浮かぶ小さな無人島です。沓島(めしま)(女島)と冠島(男島)の
夫婦島になっており、冠島には「老人島(おいとしま)神社」という、
天火明命(アマノホアカリノミコト)を祭る社があります。


アマノホアカリと言えば、あの有名な元伊勢・籠神社の祭神と同じですが、
もともと籠神社は冠島の遙拝所として創られた...という説があります。
たしかに地図を見ると......今は平地に神社が建っているので無理ですが、
背後の山に登れば冠島が望める位置にあります。


<冠島と籠神社の位置>
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zqP1Ud2bzt_A.ka31khHtR6O4

冠島は籠神社の発祥地、というわけです。


大本と沓島・冠島は縁が深く、大本神話では、艮の金神=国常立尊(クニトコタチノミコト)の
神霊が隠退していた場所が沓島です。また冠島には国常立尊の部下の神々が隠退していました。
明治33年(1900年)には、出口ナオ・王仁三郎らが舟で渡り、国常立尊の神霊を
お迎えに行くという御神業が行われています。

この沓島・冠島が霊界物語で舞台として登場するのは、第16巻(如意宝珠 卯の巻)です。

霊界物語には高姫という悪女が出てきて色々な悪業を働きます。
彼女は国司の館から冠島の宝庫の鍵を盗み出すと、夜中にこっそり舟で冠島に渡り、
岩窟の中に隠されていた大切な如意宝珠の玉──これはミロクの世の成就に必要とされる
重要な玉であり、救世主スサノオが秘かに埋蔵し、その宝庫の鍵を国司に預けていたのでした──
を奪い取ってしまうのです。
そして次に沓島に渡ると、そこに隠されている別の玉(金剛不壊の宝玉)を掘り出します。
しかし掘り出し終わらぬうちに追っ手に捕まってしまいます。

しかし、ただでは転ばぬ高姫。
如意宝珠の玉を、何と口から呑み込んでしまうのです。
そのときのシーンが霊界物語に次のようにコミカルに描かれています。

 
====================
高姫「(略)......ソンナラ高姫があらためて頂戴する」
と懐より如意宝珠を取り出し、手の掌に乗せて、手に唾液を付け、
一生懸命に両の手の掌で、揉みて揉みて揉みさがしおる。
この玉は拡大する時は宇宙に拡がり、縮小する時は鶏卵の如くになる特色のある神宝なり。
堅くもなれば、軟らかくもなる。
高姫は揉みて揉みて揉みさがし、鶏卵の如く縮小し、搗きたての餅のように軟らげ、
高姫「(略)あらためて頂戴致します。オッ」
というより早く大口を開けて、目を白黒しながら、蛇が蛙(かわず)を呑むように、
グット一口に嚥(の)み下ろしたり。

〔霊界物語 第16巻第14章「鵜呑鷹」(うのみだか)より〕
====================

・・・とまあ、こんなかんじで、高姫は悪役なんですが、コミカルなキャラとして描かれています。

この巻は丹波地方が舞台になっており、ちょうどこのエピソードのあたりを
私がシナリオを書いて作ったマンガがあるので、興味のある方は読んでみて下さい。

『霊界物語コミックス 1 深遠微妙』
http://www.amazon.co.jp/dp/4901386859


   ●   ●   ●


ところで如意宝珠の「如意」とは、「自分の意のままに物事が叶う」というような意味です。
霊界物語には如意宝珠について、次のような少々恐ろしいことも書いてあります。


====================
ちなみに言う、この如意宝珠の玉は一名(注・別名)言霊(ことたま)と称し、
また「神集(こうづ)の玉」とも言い、言語を発する不可思議の生玉(いきたま)である。
ちょうど近代流行の蓄音器の玉(注・レコード)のような活動をする宝玉にして、
今はウラナイ教(注・霊界物語に登場する邪教の一つ)の末流たる悪神の手に保存せられ、
ドイツのある地点に深く秘蔵されありと言う。

〔霊界物語 第16巻第13章「神集の玉」より〕
====================

レコードのような宝玉とは??
ウラナイ教(教祖は高姫)の末流たる悪神とは??
ドイツのある地点とは??

王仁三郎がこの巻を書いたのは大正11年(1922年)です。ちょうどその年にドイツでは、
ヒトラーがナチ党の幹部会議議長となり、独裁色を強めて行きました。「総統」(ヒューラー)と
呼ばれるようになったのもこの年からです。

その後、昭和8年(1933年)に国家権力を掌握して名実共に独裁者になるわけですが、
ナチスの国家統治の特色は、マスメディアを用いて世論操作を行ったことではないでしょうか。

昭和10年(1935年)のベルリンオリンピックは、ナチスのプロパガンダの場にしたので
外国から非難を浴びましたが、当時まだ実験段階だったテレビの中継放送が世界で
初めて行われたのはこの時です。
ナチスはこうしたマスメディアを積極的に用いて、ドイツ社会の世論を操作し、独裁政治を
進めて行ったのです。
何しろ「宣伝省」という官庁があったくらいですから(大臣はゲッペルス)。

第二次大戦後はアメリカ・ソ連を始め世界各国で、テレビを用いた世論コントロールが
行われるようになりましたが、それを世界で最初に行ったのが、ナチス・ドイツだったわけです。

レコードのように同じことを繰り返し繰り返し聞かせることで国民をマインドコントロールする
やり方は、実は高姫のやり方そのものです。原発は安全だとか、消費税の増税は必要だとか、
何度も何度も聞かされていると、そうなのかなと思ってしまいますよね(笑)
そういえばヒトラーのあのヒステリーなしゃべり方も、高姫に似ているような・・・。

何千年も先の未来まで見通していた王仁三郎です。
ドイツがどのような命運をたどることになるのかも、すでに大正時代に見抜いていたのでしょう。


意のままに物事が叶う如意宝珠の玉は、別名「言霊」とも言う...と先の引用に出てきました。
ヒトラーは口から発する言葉だけで当時のドイツ国民を意のままに操り、独裁権力を握ったのです。
しかし濁った言霊は破滅につながるだけで、いい結果をもたらしません。
人に生命を与えるような言霊の使い方をしたいものです。



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