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第17回 「みろくの始まり」イランの大高山と、カスピ海の下を通る大洞窟の謎


霊界物語は全部で81巻まであります(64巻が上下の2冊に分かれ、「入蒙記」と
いう番外編が1冊あるので冊数は83冊です)。
最初の3巻くらいまではあらすじのようなかんじで書いてあり、セリフが少なくて、
ほとんどト書き(地の文)だけです。

しかし巻が下るにつれ、だんだんと描写が細かくなってきて、少しずつセリフも増え
だして、13巻あたりになると、セリフ主体で劇の台本のようなかんじなってきます。

1巻から読むのは少々苦痛なので、13巻から読んだ・・・という人もいます。
途中から読むと話が分からないのでは?と疑問視する人もいると思いますが、どうせ
最初から読んでもなかなか話が分からないので、どこから読んでも同じです。(^_^;
もちろん1巻から順に読むことを推奨しますが、どこからでもおもしろそうなところから
読んでみて下さい。
私が運営する『霊界物語ネット』で無料で読めます。

http://reikaimonogatari.net/


さて、この第13巻はフサの国(ペルシャ→今のイラン)が舞台になります。
日の出別神(ひのでわけのかみ)という名の三五教(あなないきょう)の宣伝使に、
ウラル教の宣伝使6人が弟子入りし、ペルシャ湾から上陸して、フサの都へ向かって
旅をして行きます。

イランの首都と言えばテヘランですが、カスピ海の南側にあり、そこは高原地帯で
標高が1200メートルもあります。日本で標高1000メートル以上のところにある
都市というのはほとんどなく、群馬県の草津町や、レタスで有名な長野県川上村など
数えるほどしかありません。

霊界物語の主人公スサノオの宮殿「イソ館(やかた)」は、フサの国の「ウブスナ山」に
あります。
テヘランの東側にある「ダマバンド山」(ダマーヴァンド山)がウブスナ山ではないかと
言われています。
この山は標高が5千メートル以上もあるイラン最高峰の大高山です。
何と「5671」メートルあるのです。5671で「みろくの始まり」と読めます。おもしろいですね。
(注・標高が異なる資料もあります)

日本神話のスサノオと言えばオロチ退治で有名ですが、イランにも実はオロチ退治を
する英雄の伝説があるようです。
↓このページの一番下に、イランに伝わるオロチ退治の絵画が載っています。
http://www.h2.dion.ne.jp/~sakurait/irannhokoku1.html

霊界物語に書いてあるように、スサノオはもともとイラン(フサの国)に居たのかも
知れません。
イラク西部に紀元前4000年前から栄える「スーサ」という都市があるんですが、
スーサに居た王だからスサノオ(スーサの王)だ...というダジャレのような説を
唱える人もいます。

     ☆     ☆     ☆

さて霊界物語ではフサの国に「フル野ケ原」(ふるのがはら)という原野が出て来ます。
そこに屏風のように長く突き立っている岩山があり、その下に落とし穴のように岩窟が
あって、日の出別に弟子入りした6人(半ダース宣伝使と呼ばれています)はその穴に
落ちてしまいます。

そこは「醜の岩窟」(しこのいわや)と呼ばれている岩窟で、「琵琶の湖」(びわのうみ)
(→カスピ海のこと)の底を通って、「コーカス山」(こーかすざん)(→コーカサス山脈の
こと)にまで延々と続いています。

コーカサス山脈というのは、カスピ海と黒海の間の山脈です。
地理がよくわからない人は、地図をごらん下さい。
https://goo.gl/maps/naKy2


この洞窟は、「ヤア狭いぞ、まるで羊腸(ようちょう...羊のはらわたのように山道などの
屈曲して険しいこと)の小道だ、気をつけよ」とセリフに出てきますが、映画『インディ・
ジョーンズ』に出てくるような洞窟です。

もともと6人は別々の6つの穴に落ちたんですが、それが地底で一箇所に合流して
います。
洞窟の中には落とし穴があったり、階段があったり、岩の扉があったり、妖怪が出て
きたり...そんな洞窟を6人は探検して行きます。それこそ『インディ・ジョーンズ』のような
冒険活劇が繰り広げられるのです。

そして広場のような広い空間に出ました。そこは頭上には空が見えていますが、両側は
岩壁がそそり立っていて登れません。
細い洞窟がいくつも、その広場から伸びています。

結局6人は天の鳥船に乗ってそこから脱出しました。

──そんな物語が13巻の7~13章に出ています。
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm1307


このフサの国の地下に広がる洞窟なんですが、決して空想のおとぎ話ではなく、
実在するようなのです!!

「カナート」とか「カレーズ」などと呼ばれているんですが、乾燥地帯の灌漑として
造られた地下用水路で、起源は紀元前数百年前にまでさかのぼるそうです!
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%88


イランにはこのカナートが、3万本あるとも5万本ともあるとも言われていて、
長いものだと数十キロにも及ぶそうです!

霊界物語に書いてあるように、カスピ海の底を通って、コーカサス山脈に続いている
ものもあるかも知れませんね。

で、カナートの中はどんなかんじかと言うと、誰かがユーチューブに動画をアップして
います。いや~、便利な時代ですね~。

↓これはウイグルのトルファンという町にあるカレーズです。
http://youtu.be/N6y_wO8-T5w


本当に「羊腸の小道」っぽいですね!!

↓これは模型です。
http://youtu.be/PbfGuAyPfKU

http://youtu.be/QKg47kyebbY


↓これは誰かが書いた研修資料(PDF)
http://seneca21st.eco.coocan.jp/working/nakamichi/38_15.pdf


霊界物語はトンデモ系の話が多いですが、よくよく調べてみると、ちゃんと事実に
基づいていたりするので、決してあなどれません。

さらに調べて行くと、もっとおもしろいことが判明して来ます。

イランは雛型理論で言うと、日本の愛知県近辺に相応しますが、イランで「カナート」と
呼ばれるその地下洞窟が、何と三重県~愛知県~岐阜県の辺りにもあるのです!!

日本では「マンボ」と呼ばれています。やはり灌漑用の地下水路です。
↓このページに詳しく書いてあります。
http://www.geocities.jp/shimizuke1955/373manbo.html


横穴だけの地下水路なら日本各地に見られるそうですが、カナートと同じように縦穴も
掘られている地下水路は、その三県の辺りにしか見られないとのこと。

第13巻で、半ダース宣伝使が落ちた落とし穴が、その縦穴です。

岡﨑正孝・著『カナート イランの地下水路』(2000年、論創社)P63によると、カナートの
技術が朝鮮を経由して日本に持ち込まれた可能性もあるそうです。
ひょっとしてスサノオの一族が持ち込んだのかな??

     ☆     ☆     ☆

それにしても、日本は世界の雛型とはよく言ったもので、相応するものがあるんですね。
ちなみにペルシャ湾が伊勢湾で、アラビア半島は紀伊半島です。

古代文明が栄えたチグリス川(東側)とユーフラテス川(西側)は、霊界物語では
「イヅ河」「エデン河」と呼ばれ、愛知県と三重県の県境を流れる木曽川と揖斐川(いびがわ)
に相応するのではないかと思います。(第14回にも少し書きました)

↓日本地図で確かめて下さい。
https://goo.gl/maps/FW5wo

チグリス・ユーフラテスのように2本大きな川が流れているのが分かると思います。
(少し上流では揖斐川の支流の長良川と合わせて3本になっていますが、
河口付近では2本です)


今、イスラム過激派ISIL(イスラム国)はチグリス・ユーフラテス川上流
(イラク北西部~シリア北部)を占領していますが、日本だとどの辺りになるので
しょうか?
木曽川の上流・王滝川は御嶽山を水源としていますが、昨年(2014年)9月に御嶽山が
突然噴火して60名前後の犠牲者が出ました。
そのことと何か関連しているのかも知れませんね。


しかし、そういうことが分かったからといって、べつに世の中が良くなるわけではありません。
本当に重要なことは、現実の社会を変えて行くことだと思います。

スピリチュアル・ワールドにどっぷりハマってしまわずに、
常に、現実の社会を良くすることも考えて行きたいものです。




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