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第2章 エジプトでの御神事・本編(後編)−2


 「扉(ゲート)が開いた!」

 五芒星の形に繋がった私たちの想いが、
 ピラミッドの地下深くにある「何か」に働きかけたようです。

 開いた扉の中からゆっくり立ち昇ってきたエネルギーが、
 王の間全体を包み込みました。

 やさしくも力強いメッセージが伝わってきます。

「ここにあなた方が来たことは、ずっと前からの約束だった。
 今、五芒星の扉は開いた。
 次に、六芒星の扉が開く。
 新しい星生みの儀式、ここに完了せり。
 エジプトでの全行程は、すべて完璧な御神事の仕組みである。」

 渡航延期勧告が出るほど緊迫していた情勢の中での渡航。
 そして、観光客がほぼ皆無の、名立たる世界遺産群での祈り。

 私たちが出会ったタイミングも含め、
 すべてが「完璧な御神事の仕組み」の中にあったことを、
 エネルギー体は教えてくれました。

「これから、あなた方に宿る星(魂)は
 ますます輝きを増していく。
 お互いが鏡となり、お互いを相照らす。
 人と人のご縁は、鏡のはたらきである。」

 この時、Sちゃんは、六角形に五角形が重なり正八面体がグルグルとまわりだす
「天空の城ラピュタ」のようなビジョンを観ていたそうです。


 宇宙エネルギーと交流する場所として建造されたピラミッド。

 遥か昔には、様々な儀式と共にこころとからだと魂の覚醒が行われ、
 愛と調和に満ちた想いを増幅し、地球全体へ発信させる装置として機能していました。

 当初は、この場所から人類の想いが、地球や宇宙創造のこころと繋がっていたのです。

 しかし、いつの頃からか
「自分たちだけが、その恩恵を受けよう」と想い始めた一部の人々により、
 利己と権力といった想念もまた、増幅して発信されるようになっていったのでした。

 つまりここは、現在の地球に渦巻く
「支配」という概念のひな形が形成された場所とも言えるわけです。


 歴史のどこかでゆがんでしまったエジプト文明原初の記憶・・・。

 約束のこの場所で、愛と調和に満ちた地球原初のエネルギーと繋がり祈ることには、
 こうした歪みを整え、本来のあるべき姿へと戻す、という大きな目的があったのです。


「・・・歌を、祈りに乗せて捧げる・・・」

 天性の歌声を持つYさんに、メッセージが降りてきました。

 私たちの他に誰もいない空間に、Yさんの透き通った歌声が響き渡ります。


「Amazing grace(アメイジンググレイス)」

「君が世」

「てぃんさぐぬ花(沖縄の民謡)」


 選んだ3曲はYさんが意識したものではなく、魂から湧き上がってきたとのこと。
 歌い終えると、王の間はとても安らかな、温かいエネルギーに包まれていました。

「しばらく、ゆっくりしていきなさい。」

 まるで、歌へのお返しのように、王の間での瞑想へと誘うエネルギー体。

「では、お言葉に甘えて。」と、それぞれのスタイルで瞑想に入る私たち。

 みんなの前に置かれた水晶は、その間もキラキラと輝きを増しています。


 祈りの様子から何か感じるところがあったのか、
 瞑想の途中で守衛さんがそっと空調機の電源をオフにしてくれました。

 物音ひとつない「静」の空間が象徴する「無」の世界。

 時折響く水滴の音は「動」や「有」を象徴しているようです。


「すべては、陰と陽で成り立っている。
 相反する互いがあるから存在できる。
 これが、宇宙の真理・法則である。」

 
 瞑想を通して、とてもたいせつな氣づきを与えてもらった私たちは、
 前方中央にある石棺に触れながら、1人1人が祈り、誓いを立てました。


「すべての存在が、愛と調和に満ちた世界で共存共栄できる、希望に満ちあふれた地球。
 私たちは、そのためにふさわしい想いと言葉と行いをもって、未来への道を歩んでいきます。」


 Sちゃん曰く
「祈りを捧げている間、みんなのオーラがあり得ないくらい大きくなっていた」
 とのこと。

 どうやら、とてつもなく大きなエネルギーとの交流が行われていたようです。
 

「そろそろ、いいですか?」

 守衛さんが、笑顔で語りかけてきました。

「はい、おかげさまで、とても素晴らしい祈りの時間でした。
 本当にどうもありがとう!!」

 ピラミッドに入ってから、氣づけば1時間以上が経過していました。

 その間、人の出入りはいっさい無し。

「エジプトでの全行程は、すべて完璧な御神事の仕組み」
 というメッセージのとおり、
 私たちはここでも「祈りと誓い」の時間を与えていただいたのでした。


「いやぁ、お疲れさまでした!
 これで、ミッション完遂だね。
 明日からは少しゆっくり観光できるかなぁ。」

「ホントだね、ずっとハードだったから、
 ちょっとのんびり観光でもしたいよね。」

 このお氣楽な発言が、翌日すぐに撤回されることになるとは、この時まだ誰も思っていませんでした・・・。



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