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アニータ・ムアジャーニ (著), 奥野 節子 (翻訳)
ナチュラルスピリット 刊
定価1,600円+税
本書は、著者のアニータ・ムアジャーニさんが体験した奇跡の実話です。
アニータさんは、4年にわたるがんとの闘いで末期の状態になり、
死に直面します。
全身のほとんどをがんでむしばまれ、いよいよ死を迎えようとするその時に、
著者は臨死体験を経験します。
そして、向こう側の世界で無条件の愛によるヒーリングを体験しました。
その後、死の淵から帰還し、奇跡的な治癒を遂げます。
なんと、体中に転移していたすべてのがんが短期間で一つ残らず消えてしまったそうです。
アニータさんのケースは、がん専門医から見ても非常に稀なケースだということで、
医師による調査が行われ、医学界でも注目を浴びました。
物質世界を超えた向こう側の世界では、物事に対してどのような感じ方をするのか、
無条件の愛とはどのようなものなのか、本来人間はどんな存在なのかについて、
彼女が臨死体験から学んだことが詳しく書かれてあります。
本書のパート1では、著者が育った環境について説明されています。
この環境が著者にどのような影響を与え、病気の原因となるものを生み出したのか、
彼女ががんにかかるまでの人生について書かれています。
パート2では、著者が体験した臨死体験について書かれています。
その体験で何を理解し、どのようにがんが治癒していったのかが書かれています。
パート3では、ヒーリング、今日の世の中のあり方、本当の自分を生き、
自分の素晴らしさを輝かせるにはどうしたらよいかについて、
著者がいま理解していることが述べられています。
アニータさんのメッセージで強く心に残ったのは、
「自分のすばらしさともっとつながりましょう」というものです。
どんな人もありのままですばらしい存在なのだということを著者は教えてくれます。
ありのままの自分を愛し、自分自身を表現することが、
私たちがこの世に生まれてきた目的のようです。
自分を愛し、大切にできる人が、本当の意味でまわりの人も幸せにすることが
できるのだと思いました。
本書は読んでいて心が癒されるというか、勇気がわいてくる一冊です。
すばらしい本ですので、ぜひ読んでみてください。
(編集室 相澤智子)