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< アブシンベル神殿 >
「まるで、からだに電流が走ったみたいだった。」
十数年前、Yさんが初めてアブシンベル神殿の写真を見た時の感想です。
歴代のファラオの中でも絶大な権力を誇っていたとされるラムセス二世が、
自らと第一王妃ネフェルタリのために建設したと云われるこの神殿。
1813年に、半分が砂に埋まった状態で発見され、
アスワン・ハイ・ダムの建設に伴い水没の危機にさらされていたところを、
ユネスコの協力によって移転・保存され、現在にその貴重な姿を遺している世界遺産です。
神殿の入り口へと続く砂漠地帯を歩いているのは私たちだけ・・・。
何だか、よけいに広く感じますね(笑)。
塔門をくぐり、いざ神殿へ。
昔の記憶を想い出したかのように、神殿を奥へ奥へと進んで行くYさん。
導かれるようにたどり着いた神殿最奥にある至聖所。
祈りを捧げ始めて間もなく、
巨大な神殿に響き渡るように、声なき声が語りかけてきました。
「エジプト文明は、もともと高次元の宇宙存在(神々)が関わって、
人類と共に創造したものである。
愛と調和のエネルギーに満ちていた時代が、いつの間にか忘れ去られ
「権力や支配」といったエゴの感情が渦巻く時代となってしまった。
ここルクソールは、そうしたひな形が生まれた場所の1つである。」
かつては、愛と調和のエネルギーに満ちていた地球。
それがいつの間にか、エゴの感情でゆがめられてしまった・・・。
この想念帯の「ゆがみ」をリセットすることも、今回の旅の大きな目的です。
私たちは、宇宙存在と人類が共に文明を創造した頃のように
「愛と調和」に満ちた地球原初のエネルギーに繋げる「元還り」を祈りながら、
希望に溢れた「新しい星」を生み出す誓いを立てました。
神殿内の空間に、まるでオーロラのように現れた青色や緑色の透きとおった光が
前日のホルス神殿で活性化された5人の「胸(ハート)のチャクラ」を
どんどん活性化していくのがわかります。
「やっぱり、とても深いご縁があったみたい・・・。」
十数年に写真を見た時から、ずっとこの場所が氣になっていたと言うYさん。
遥か昔(数万年前?)からの約束が、祈りを通して無事果たされたようです。
「ナルミンも、何か凄い氣づきがあったんじゃない?」
・・・さすがYさん。
じつは、そうなんです。
祈りを捧げている間、ずっと感じていたのは「地球を癒す」という言葉。
これは、エジプトへ出発する前におこなった日本各地での御神事の時にも
Yさんから指摘されていたことでした。
人と大地を通して、地球を癒す役割。
Yさん曰く「アース・ヒーラー」というのだそうです。
鳴門の御神事で使った「鍵」を天岩戸神社で預かったのも、
こうした役割の一環だったんですね。
(第1章 鳴門での御神事編−8参照)
ヒーラーとして心身を癒す仕事に携わっていた時期がありましたが、
かなり昔(20年以上も前!)の話ですし、
地球の癒しまでは、正直あまり考えたことがありませんでした・・・。
「役割って、自分では氣づきづらいものみたい。
私たちがチームを組んでいる意味も、じつはそこにあると思う。
ナルミンには
「大地を癒せ、地球を癒せ」っていうメッセージが、ずっと来ていたと思うよ。」
・・・はい。今、ようやく氣づきました。
本当は、今までずっと聴こえていたんですね。
メッセージを無視しててゴメンナサイ(笑)。
たいせつな役割に氣づいたところで、次の目的地へ行ってみよう!!
(・・・チョーさん風に読んでくれました?)