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Q・次の2つから生きたい人生を選びなさい

タル・ベン・シャハー(著)
価格:1,728円
出版日:2013年8月
出版社:大和書房


本書は、ハーバード大学で1400名の学生が授業に殺到したという「ポジティブ心理学」の教授、
タル・ベン・シャハーの著書です。
10年以上に渡り、執筆や講演を行い、多くの人や企業を元気にされている方です。

ところが、その本人が、仕事とプライベートのバランスをくずして疲れ果て、
大事な研修の前日に自分を奮い立たせることができなくなってしまうのです。

憂鬱な気持ちのまま眠りにつこうとした瞬間、ある思いが湧いてきます。

「時間をやりすごすなんてしなくていい。私は『選ぶ』ことができるんだ!」

そしてこの本が生まれました。

人生は決断の連続だと言われますが、進学や結婚など、大きな決断を思いがちです。
でも、生活のすべての瞬間は、選択と直面していて、その選択の積み重ねられた結果は、
大きな決断と同じくらいの影響力を持つのです。

この本は、101個の質問と、解説、それを行動に起こすためのエピソードで成り立っています。
どれも選択肢は2つ。

「しかめ面をする」か「ほほえむ」か。
「あわてて行動する」か「ゆとりをもつ」か。
「妥協する」か「最善をつくす」か。

aとbから選ぶようになってはいますが、悩む必要もないほど簡単な選択です。

こんなことは考えるまでもないと思いがちですが、すべて自分で選択しているということ、
分かっていても行動しないと意味が無いということに、改めて気付かされるのです。

具体的なエピソードや体験談が、イキイキとしていておもしろいので、
押し付けられている感じもなく、学生が授業に殺到する気持ちが分かる気がします。

「完璧にこだわる」か「適度なところでよしとする」か。

この質問では、完璧などないという人生の現実を受け入れ、ないものを憂えるのではなく、
持っているものをありがたく受け入れる姿勢がいいと言っています。

ただ何が何でも前向きにしろというのではないところが納得できます。

しっかり現実をとらえ、その中から自ら選び、自ら行動するという意識が、
バランスの取れた状態をつくりだすのだと感じました。

楽しく元気になれる本です。ぜひお勧めします。

(編集室 柴切純子)


にんげんクラブ会報誌 10月号より



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