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なぜ脳は「なんとなく」で買ってしまうのか

田邊学司(著)
価格:1,728円
出版日:2013年7月
出版社:ダイヤモンド社

本書は、脳を扱う崇高で厳格な学問の領域と、
今まですんなりといかなかった『商売』との、融合へ向けての提案です。

著者・編者は、マーケティングのプロですが、監修者のお二人は脳科学を研究する教授なので、
脳科学の歴史や地域性などがきっちりと書かれています。

アメリカで始まった脳科学が、軍事と密接に関係していたこと、地域性による違いなど、
とても興味を惹かれました。

コンピューターの計算能力が飛躍的に伸びたことから、複雑な脳波を解析することができるようになり、
「なんとなく」へのあくなき探求が始まりました。

これまでは、アンケートなどの市場調査で、消費者の欲しいものを先取りしていけばよかった
マーケティングの世界も、これだけ飽和状態になり、消費者自体が欲しいものが分からない時代に
あっては、この「なんとなく」を明らかにすることが必要になりました。

例えば、これまでの常識では完全な情報を伝えることがコマーシャルの使命だとされていましたが、
脳は推測する余地がないと興味を失ってしまうことや、
アンケートの結果と、実際の脳波が反応するところが、一致しないことなどが分かったのです。

今までの常識を疑って新しい秩序を探さなくてはならなくなりました。

ただ、脳の働きを脳で考えるということに限界があります。
脳の振る舞いを脳で見るために、なんらかの形で見ている次元を一段上げる必然性を
つきつけられます。
つまり、新しい秩序を発見しないとならないのです。

例えば、自己中心的から相対的関係中心の思考回路に切り替える、場を中心にした
より感覚的なものへの発想の転換をする。
いわば、西洋的から東洋的世界観に移行することが必要ではないかと提案しています。

日本は、「海馬」とか「右脳」とかの言語がお茶の間で飛び交うような、
脳科学においても独自な土壌を持っているそうです。

本書は結論をつきつけるのではなく、考える材料をたくさんもらえるので、
マーケティングに限らず、自分の頭で考えていかなくてはならないこれからの時代、
ぜひとも読んで考えて欲しい、お勧めの本です。

(編集室 柴切純子)


にんげんクラブ会報誌 11月号より




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