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人生経験は直感を育む

暦の上では、1月20日から2月3日まで大寒に入り、寒さも厳しくなり、
一年で最も寒い時期です。
この時期には、寒さに慣れる為に寒稽古なども行われますね。
また、寒気を利用した食べ物(凍み豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込む時期でもあります。
寒さは、敬遠されやすいのですが、寒気がないといい仕込み具合にならないのです。
寒さは続きますが、立春まであと半月の辛抱ですね。

最近やはり、仕事の影響もあるのですが、脳に関する本を読むことが多いです。
先日、単純な脳、複雑な「私」 著者 池田 裕二氏 を読みました。
まだ、全部読んでいないのですが、直感についてなるほどと考えさせられました。
直感も学習であり、本人の努力の賜物で、直感は訓練によって身に付くようです。

シノノメ.JPG

例えば、プロの棋士の場合ですと、中盤は可能な手の数が多すぎるので
将棋は中盤がとても難しいと言います。
でもそんな状況でも、「なぜだかわからないけれども、次の一手はこれしかないと言う
確信が生まれるのです。理由はわからないけれど、その信念に従って試合を運んでいくと、
不思議と勝っちゃうんです。」と言います。

また、直感の男女差について研究がなされています。
女性は、ちょっとした仕草や態度や表情にメッセージを込めたり、
そこからメッセージを読み取る能力が男性より優れています。
これが「女の勘」の正体なのです。

では、次に直感は脳のどこでつくられているのか?と言いますと、
脳の深部、基底核(大脳皮質と視床、脳幹を結びつける神経核の集まり)で
つくられています。
人間の脳は、成人で赤ちゃんの3倍くらいなになり、それ以降安定します。
でも、大人になって成長する脳部位は2か所ほどあります。心強いですね。
その部位は、前頭葉(人間の思考、意志、創造力、計画性などを司る)と、
なんと先ほどの直感が働いている時に活動する基底核なのです。

直感力は、年齢を重ねると衰えるのではなく、
学習すればするほど、人生経験をすればするほど、鋭くなるのです。
プロの棋士は、繰り返し、何度も、小さい頃から将棋の盤を見て、
数多く対戦して、戦局を眺めているので、直感が働くのです。

直感が働くには、基底核が働きます。脳は、繰り返しが必要です。
年齢は関係ありません。

 吾、十五にして学に志し、
 三十にして立ち、
 四十にして惑わず、
 五十にして天命を知り、
 六十にして耳従い、
 七十にして心の欲する所に従えどものりをこえず。
  
 昔、教科書に出てきた有名な孔子の論語です。
この言葉は年を取るのは良いことだと解釈できます。
40代から様々な経験が必要とされる直感が冴えてきて、
70代では、思うままに行動しても節度を外すことはない。
即ち、直感だけで行動しても大丈夫だと言うことです。
         
直感が冴えわたるにも、常日頃からの学習、経験、努力が必要なようです。
年を取るのは良いことです。七十にして心の欲するところに従えものりをこえず。
この境地にいける為にも、日々精進です。

最後になりましたが、にんげんクラブ山形支部では、2月16日(日曜日)
里山資本主義、[バイオマスエネルギー地域システム,森のある暮らし視察ツアー]を
企画しております。
再生可能エネルギー、エネルギーの地産地消、生活圏経済、
などこれから私たちが理想とする社会には必要不可欠です。

<百聞は一見に如かず> 多くの方々のご参加をお待ちしております。
将来に対し、どのように舵を取るのかとても大事な時期に来ています。

詳しくは、http://www.ningenclub.jp/shibu/yamagata/をご覧ください。




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