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利他に生きてこられた宮坂祐次氏の銀座画廊道40数年の軌跡(奇蹟)


みなさん、こんにちは!

にんげんクラブ世話人の川端淳司です。

冬も本番の様相を呈してまいりましたが、お元気にお過ごしでしょうか?

またまた御無沙汰してしまいましたが、いよいよ11月30日の
にんげんクラブ関西大会@明石が迫ってまいりましたね!

新生・船井勝仁さんや大下伸悦さんといった素晴らしいゲストと一緒に
『愛』を参加者全員で体感する素晴らしい大会になりそうです。

私が所有する『調和』や『愛』に繋がる日本の若手アーティストの絵画も
8点展示しておりますので、ぜひ会場でお目にかかれることを楽しみにしております♪



さて、連載第56回目は銀座の画廊宮坂オーナーである宮坂祐次さんの
『画廊は小説より奇なり』をご紹介します。


131122川端さん本.jpg


11月30日の関西大会に向けアートで良い世の中を創造していらっしゃるお二人に
偶然(必然)出会えたのですが、そのお一人が宮坂さんでした。

銀座でたまたま階下の案内板の絵が気になって4階の画廊宮坂を訪れたところ、
ほぼ初対面のオーナーから名刺代わりに本書をプレゼントして頂いたのです。

思い起こせばちゃんと布石がありました。
数か月前、行きつけの十一月画廊へ歩を進めていたとき、道に迷ったお婆さんに
声をかけられてご案内したのがこの画廊宮坂だったのです。

2009年に初めて大谷有花さんの絵をGallery MoMo Ryogokuで購入して以来、
不思議な必然のご縁を頂き、私と画家さんの友人同士が結婚し、
子供が誕生する素敵な体験もさせて頂きましたが、

利他の精神で銀座で40年以上も画廊道にたずさわってこられた宮坂さんの
必然・必要・ベストの素敵なエピソード(天からのギフト)の数々が
本書に散りばめられています。


文中より魅かれたところを以下にご紹介するので、 興味を持たれた方はぜひ
銀座の画廊宮坂へ足をお運びくださいね。

きっと素敵な扉が開かれることでしょう。


 
・東山魁夷ご夫妻が、入社数年目の私に対して、実に丁寧に接して下さったことが、
 今でも強く印象に残っている。

・こうした偶然は、意外にもよく起こる。私はこの現象が単なる偶然ではなく、何か
 「宇宙のルール」から必然的に生まれるものの一つではないかと勘繰っている。
 「事実は小説よりも奇なり」だと私は体験的に確信を持って言える。

・「仕事にしても何でも、損得を考えて行動するに当たって、敢えて自分にとって
 損失、不利益となる行動をとれば、後悔がない」という言葉に私はしびれてしまった。

・私の寝床の枕元には坂崎乙朗先生の『絵とは何か』と丸山健二先生の『まだ見ぬ
 書き手へ』の二冊の文庫本がいつもおいてある。

・かえって生涯に1点の絵も売れなかった画家の中にこそ、優れた作品が隠されて
 いる可能性もある。

・「人の心を絶対に傷つけない」という稲垣考二氏の優しさの恩恵に何度私はあず
 かったことか。私は画家志望の人たちに「できるだけ世間に媚びず、絵と関係の
 ないところで生計を立てるように」と理想論を言うが、現実には殆どの人がこのこ
 とを実行できない中で、氏は若い時から今で言う産業廃棄物をトラックで運ぶ仕事
 で生計を立て、睡眠時間を極力減らし、食べている時以外はアトリエで描き続けて
 いる。

・アートに関するあらゆる知識を持ち、これからアートを目指す人やアートを求める人
 のために情報を提供するアートソムリエを自他ともに名乗っているのはただ一人
 山本冬彦さんだ。山本さんという人は一貫して絵画の大衆化を旗印に、画廊はもっと
 お客さんを受け入れる努力をすべきという大きなテーマに取り組んでおられる。
 30数年前、その山本さんに初めて絵を売ったのが何を隠そうこの私であった。

※山本冬彦さんは私が四谷荒木町と銀座のギャラリー枝香庵で絵画コレクション展を
 開催した時に来場して下さった社会も憂えていらっしゃる素晴らしい大コレクターです。

・画家の道は短距離走ではなく、限りなく長い長距離走だ。

・そもそも絵が好きで美術館などに行く人は、100人のうち3人で、そのうち買う人は3%
 だけ。結局見込み客は1万人中9人の選ばれた人達と肝に銘じて皆さんに接しなけれ
 ばならない。

・人間はともすれば昔お世話になった人を忘れがちになり、逆に昔の自分の姿を知られ
 ているのが疎ましく思う場合があるから始末に負えない。

・その日は一日中丹羽社長の「1つだけ言えるのはどんな商売も一生懸命やるしかない
 ということだよ」という言葉が頭から離れずにいた。きっと私の顔に逃げの影が浮かん
 でいるのを読んで言ってくれたのだろう。

・私が美術業界に入るべきか躊躇していた時に後押ししてくれたのは、叔父の「祐次、
 田舎侍で終わるなよ」という「ひとこと」であった。「ひとこと」がその人の人生を大きく
 変えることがあるのだなとつくづく思う。

・この世は自分一人の力で生きているのではない。先祖をはじめ、大勢の人に支えられ
 て生きているのだ。感謝しなくては。

・小説家の丸山健二先生は美術にも詳しく、つくづく、美術、文学、音楽など芸術という
 ものは同根だということを知らされた。お話の最後に、「画家も小説家もとにかく、毎日
 書き続けることだよ」と仰っていたのが印象的だった。

・お釈迦様だったか誰だったか、兎に角、昔の偉い人に「人間にとって一番大切なことは
 何ですか」と弟子が尋ねたところ、その先達は「恕(じょ)」だと答えたそうです。「恕」とは
 「思いやり」と言う意味らしい。これも誰かに教わったことですが、「画家は優しさと思い
 やりが必要な素養の1つ」と言う言葉に納得がいきました。

・前山寺の石碑に刻んであった言葉を載せて終わりにしたい。
 『かけた情は水に流せ。受けた恩は石に刻め』



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