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皆さんこんにちは、にんげんクラブ山形支部の菅原 和幸です。
8月も残すところあと僅かになりました。
お盆前は、東北地方で大雨、お盆明けは関西地方で大雨と、
猛暑と大雨で変動の激しい夏でした。
従来の地球上のエネルギー循環がおかしくなってしまったのでしょうか?
今回は、にんげんクラブ山形支部の支部活動として、8月18日と19日の両日
行われましたヘンプカープロジェクト山形について、ご報告させていただきます。
夜明けの麻、これから、循環型再生エネルギー社会に移行するには、麻は重要な
役割があります。
現在の一般的常識からすれば、「麻」と言っても麻そのものを連想することができず、
ヘンプと言っても、なんですかそれは???
また、大麻草と言えば、麻薬を連想してしまいます。
今回の2日間のイベントで、約50名の方々に御参加いただきまして、ザ・フナイでも
毎月麻についての連載をしている中山 康直氏に(ヘンプカーの運転手も兼ねて)
約1時間の講演をいただきました。
初日には、地元の山形新聞の記者も取材に訪れ、翌日ヘンプカープロジェクトの
内容が山形新聞に掲載されました。
御参加者戴いた方達には、
大麻取締法の問題点、いつ、どんな目的で制定されたのか?
海外での大麻草がどれだけ、有効活用されているか?
今後、医療、産業、農業、健康食品、各分野で20~30兆円の経済効果が
見込まれるのはなぜか?
などについて、麻への認識も新たなものとなり、
大変有意義な講演会となったかと思います。
講演が終わり、麻の実から絞り出したヘンプオイルをヘンプカーに給油した時、
少し漏れた油がアスファルトにポタポタとこぼれたところに、なんとアリさんが沢山
来たのです。石油だったらこうはなりません。本来のエコとは、エネルギーが完全に
循環しているものであると自然現象を通じ感じました。
また、麻の実のペースト状の絞りかすは、用途も広くパンなどにつけて食べると、
美味しく食べられます。抗酸化力も強く、天然のサプリメントになるのです。
中国・広西チワン族自治区の「世界一長寿村」では、麻の実を常食としており、
麻の実スープや麻の実粥を好んで食べています。そのせいかは判りませんが、
自治区で100歳以上生きる人も、稀ではありません。
長寿国日本でも、100歳以上生きるのは稀ではありませんが、決定的違いは、
世界一長寿村では、100歳以上でもピンピンとしており、亡くなる前まで、農作業を
していることです。
ここで、中山 康直氏のホームページ アサノハより
なぜ、麻なのか、麻の無限の可能性について以下にご紹介いたします。
麻は、熱帯、温帯、冷帯と非常に幅広い気候条件に適応する植物であり、
病害虫にも強いため農薬が不要です。
さらにトウモロコシやビートのように水をあまり必要とせず長い根を発達させるので、
土壌改良ができるという特性をもちます。
そして、3ヶ月で3~4mまで生育し、少ない投資金額で高い生産が期待できるので、
有機農法や輪作に適した作物であると言えます。
私たちの生活において麻の利用価値はとても高く、衣類、建材、食品、化粧品、紙、
燃料、医薬品、プラスチック等生活に必要な製品のほとんどをつくることができます。
この麻を積極的に活用することによって、農工商業一体となった地域循環型社会を
築けば、健康、環境、医療、経済などのすべての現代社会の問題を解決することが
できると言っても過言ではありません。
既に、1930年代、フォード社が「土から生まれた車」として、ヘンプ繊維、小麦の藁、
サイザル麻のセルロース70%、バインダー樹脂30%(大豆由来)の車体を試作。
1998年~、メルセデスベンツのE、S、Aクラスの内装材に使用。
ガラス繊維の代替として、軽量化、衝突安全性、環境性、地域の再生可能資源の
利用、経済性に優れているため1台当り10~20㎏のヘンプ繊維を含む天然繊維を
使用しています。
現在はベンツだけでなく、EUの自動車メーカーのBMW、アウディなどにも使われて
います。
2008年7月、ロータス社がエコカー仕様としてエコエリーゼを開発。
ヘンプ繊維強化プラスチックを車体外装のフロント部、スポイラー、車内のシート、
装飾に採用しました。
徹底した軽量化により燃費の良いスポーツカーです。
以上
ヘンプカープロジェクト 東北再発見まつり2013 みんなでひらこう麻ひらきの夏
9/8 まで今後、秋田、青森、岩手、宮城、福島と回ります。
9/8に南相馬市市役所前がゴールになります。詳しくはhttp://www.ooasa.jp/hemp_car/
をご覧になり、お住まいの地域でヘンプカーのイベントがある場合、ぜひご参加ください。
目の届かない遠い誰かが、これから先、住みよい時代にしてくれるとは、
とても思えません。
身の回りの大切な人と、住みよい時代を創造していくには、真実を知り、
一歩踏み出して行動していくことです。
今回は、にんげんクラブ山形支部の、支部活動を報告させて頂きました。
次回のブログでは、また、BST(ブレイン・ステート・テクノロジー) 脳波最適化調整について
書きますので、どうぞよろしくお願いします。