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小原田泰久(著)
価格:1,365円
出版日:2013年6月
出版社:学研
木村秋則さんが無農薬のりんごを栽培しようと志したのは、1978年。
誰からも不可能だと笑われ、経済的にも破綻し、
自らの生命を絶とうというところまで追い込まれ、
それでも独自の観察眼と工夫、常識に縛られない行動力によって、
11年の歳月を費やし、とうとう無農薬・無肥料のリンゴ栽培を成功させました。
この苦難の物語は、今までもテレビで紹介されたり、
多くの本になったり、映画化されたりして、
本当にたくさんの人を感動させ、生きる勇気を与えてきました。
では、またなぜ、この本が書かれたのでしょうか。
それは、木村秋則さんがやり遂げたことが、発酵型の出来事だったからです。
すべてのものや出来事は、時間が経つにつれて変化していきます。
その変化の仕方は2種類あるそうです。
腐敗型と発酵型です。
一過性のブームというのは、腐敗型です。
のちのちに良い影響を与え、語り継がれていくものが発酵型です。
著者の小原田泰久さんは、木村さんの周囲に、発酵の気配を感じたのです。
今、木村さんの周辺で、世の中を良くしたいという人が次から次に集まって、
見事なタイミングで必要なものが集まり、次のステップへ動き出すという、
奇跡としか思えないようなことが、あちこちで起こっているそうです。
しかも、地球人に留まらず、宇宙人が重要な働きをしているらしいのです。
もう、農業だけの話ではありません。
完全にステップアップした木村さんは、地球の滅亡まで、
救ってくれようとしているのです。
なんだか、とりとめのない話のようですが、
著者の小原田さんが、長年木村さんを注目し、話を聴き、
どんどん好きになっていくのがわかるので、
読んでいるだけで、私も木村さんが大好きになっていきました。
そして、木村さんがいる限り、絶対よい世の中になると、
思えてきました。
元気と勇気と感動をもらえる本です。
ぜひ、読んでみてください。
【目 次】
はじめに ― "木村秋則"とは、いったい何者なんだろうか?
第一章 芽 ...... 次に歩いてくる人に、いい道をつくってあげたいのな
第二章 種 ...... 今の人間、自然から離れてしまっているのだと思うな
第三章 花 ...... あれ、私が会った宇宙人とそっくりなのな
第四章 実 ...... 笑顔にまさる宝物なし、だな
第五章 再び、種 ...... 願い事をしたのは、あのときだけな
おわりに ― 地球の大ピンチを大チャンスに変えるために