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船井勝仁(著)
価格:1,200円
出版日:2012年10月
出版社:ザメディアジョン
今回皆さまにご紹介するのは、船井勝仁の新刊本『未来から考える経営』です。
本書では、あるべき未来を知っている5人の経営者が登場し、実際に経営にどのように
活かし実践されているのかが紹介されています。
その5人とは小川雅弘社長、小山敬子さん、青木敬司さん、遠山忠宏さん、
澤田升男さんです。
よくにんげんクラブや船井勝仁の発信文などに登場されるお名前もあるので、
ご存知の方もいらっしゃると思います。それぞれの方々が、いままでのやり方ではない
新しい感性で業界を変革されている様子に大変勉強になりました。
「未来から考える経営」とはどんな経営か、次のように紹介されています。
① 現実を直視する
② プランは必要ない
③ 負荷はかけるが成果は問わない
④ 仲間とその家族の生活は何があっても守る、共同体経営
⑤ 嫌なこと、不得意なこと、楽しくないことはしない経営
現在、資本主義社会は行き詰まっており、私たちは生き方を変えなければならないときに
来ています。「いまだけ、自分だけ、お金だけ」という現在の資本主義のやり方ではなく、
全く新しい価値観で経営を実践されている本書に出てくる5人のお話は、大変化のときに
私たちがどのように生きたらよいかを教えてくれます。
本書の帯には「いままでの延長線上にすばらしい未来はない」と書かれています。
とても印象的な言葉だと感じました。
いままでの常識に縛られたり、既成概念にとらわれるのではなく、新しい感性で生きる
ことがこれからの時代には必要なようです。
本書に出てくる未来から考える経営を実践されている方々のお話しを読み、こんな素敵な
組織が日本にはあるのだなと嬉しくなりました。
現在、競争やお金中心のやり方はうまくいかなくなってきていますが、きっとこれからの
時代は本書に出てくるように、みんなの幸せを目指す人がうまくいく時代になるのだと
思います。
あるべき未来とはどんな未来なのか、そこにたどり着くにはどのように生きたらよいのかを
考えるよい機会になりました。
皆さまぜひお読みください。
(にんげんクラブ会報誌2013年1月号より)
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