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至高の文士・小林秀雄さんの時空を越えた深きメッセージ『考えるヒント』

みなさん、こんにちは!
東京支部リーダーの川端淳司です。

夏の季節、如何お過ごしでしょうか?

私は6月22日(金)に、にんげんクラブの仲間と二人で原発反対のデモに参加したのですが、
普通の人たちが参加するデモに、大いなる変化の兆しと可能性を感じました。

『○○死ね。』なんて悪い言霊もたまに聞こえましたが、とても紳士的なデモで警察官も
また紳士でした。僕達は野田さんに良い選択をしてもらうように、愛のレイキエネルギーを
送って(るつもりだっ)たのですが、余り効果はないようですね。。。

翌週6月29日(金)は兵庫支部代表・山内尚子さんの御徒町フロンティアショップでの素敵な
講演&ワークに参加してデモは不参加でしたが、行きつけのビストロで新宿Nikon Salonで
個展を見たことがあるデモ帰りのプロの写真家に会いました。

ミロクの世への渦は確実に巻き起こっているようです!

7月6日(金)の東京支部定例会は通常の寄り合いを行いますが、同じ時間に別組で
デモ参加も行いますので、ピンと来た方はご一緒にデモに参加しましょう。お申し込みは
文末を参照下さい。

さて、連載二十回目は小林秀雄さんが昭和三十四年から昭和三十九年の間に書いた
エッセイを集めた『考えるヒント』 (文春文庫)です。
 
 

 

前回ご紹介した『功利主義者の読書術』に習い、この激動の時代に必要な言葉のエッセンスを
抜き出してご紹介します。みなさんの何らかの『気づき』になれば幸いです。
 

文中抜粋

・一とたび、社会を批判し、政治を論じ、文化を語るとなると、同じ人間の人相が
一変し、忽ち、計算機に酷似してくるのは、どうした事であろうか。
・どんな高徳な人といわれている者も、恐ろしい、無法な欲望を内に隠し持っているという
事をくれぐれも忘れるな。(ソクラテス)
・人は自分で来生を選び、『忘れ河』で記憶を消し転生する。(プラトン)
・嫌いという感情は不毛である。侮蔑の行き着く先は袋小路だ。
・知見が私情を脱して、言わば純化され、一種の精神と化するところに、文学は生まれると
考えてもいいだろう。
・考えるとは論理的に考えることだ。能率的に考えることではない。だから考えれば考える
ほどわからなくなるというのも物を合理的に極めようとする人には正常な事である。みんな
考える手間を省きたがるから、道徳の命が脱落し、道徳の問題が力と力との争いの問題に
なり下がる。
・本居宣長が見破っていたように、恐らく、良心とは、理智ではなく情なのである。
・良心の持つ内的な一種の感受性を、孟子は、『心の官』と読んだ。これが生きるという
根底的な理由と結ばれているなら、これを悪と考えるわけには行かないので、彼は性善の
考えに達したのである。彼の思想を当時、旬子の性悪説は破り得なかったが、今日の
唯物論も、やはりこれを論破する事は出来ない。
・フロイトには、心の世界が、物質の世界と同様に、確乎たる存在である事について、
常人の思いも及ばぬ切実な経験があったのである。微量の毒物が人を殺すように、
ささやかな観念が人を発狂させる。
・言葉というものは恐ろしい。恐ろしいと知るのには熟考を要する。言葉こそ第一なので
あり、意は二の次である。
・本居宣長の歌論が、比類なく優れていたのは、歌は言葉の枠であり、歌の発生を極める
ことは、言葉の本質を極める事だという、はっきりした意識があったところにある。歌は凡そ
言葉というものの、最も純粋な、本質的な使用法を保存している。
・秩序のないものの動きに、秩序をもたらそうとする言葉本来の働きを、歌は継承している。
・人性の根本は獣性にあり、人生の根本は闘争にある。これは議論ではない。事実である。
(ヒットラーの人生観)
・悪魔を信じられない人にどうして天使を信ずる力があろう。
・読書の楽しみは変わってくる。それも、その変わり方には、年齢に深く結ばれた、何か
本質的なものがあるように感じられる。
・士道は私立の外を犯したが、民主主義は、私立の内を腐らせる。福沢諭吉は、この事に
気づいていた日本最初の思想家である。
・ロシアの19世紀文学は、一と口に言えば、本質的に革命文学である。そしてこれほど
恐ろしく真面目な文学は、世界中にありません。文学は書かれたというより、むしろ
インテリゲンチャによって文字通り生きられた。人間如何に生くべきかという文学の中心
動機だけが生きられた、と言った方が良い。
・「破壊のパッションとは即ち創造のパッションである」とはバクーニンの有名なモットーです。
これは決して狂気ではない。インテリゲンチャの現実的な怒りであり、嘆きである。これを
最も早く、また深く見抜いたのは、ドストエフスキイというロシア作家でした。

※経済崩壊&天変地異とアセンションという言葉がふと脳裏に浮かびました。
 
 
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《補足》

■7月6日(金)東京支部定例会(原発反対デモ組)のご案内

日 時:  2012年7月6日(金)18:15
      ※17:30集合可能な方はご一緒に日枝神社にお参りしましょう。
集合場所 山王パークタワー1F EXCELSIOR(カフェ)入り口前
      ※東京都千代田区永田町2‐11‐1
      ※最寄駅 溜池山王駅直結、国会議事堂前駅傍
懇親会  デモ終了後、PM8:30から四谷荒木町のビストロ18区で開催予定
 ※元NYフランス大使館シェフ江崎氏のおしゃれでリーズナブルなビストロです。
申込先  new-jj.k_72@docomo.ne.jp の川端まで標題を『7/6デモ参加』として
日枝神社参拝及び懇親会の参加可否と合わせて、お申し込みください。

会員・非会員は問いません。
お会いできるのを楽しみにしています!
 
 
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