サイトマップ

最新トピックス

« 前の記事を読む | BLOGトップ | 次の記事を読む »

帰化日本人―だから解る日本人の美点・弱点


 
黄 文雄 (著), 石 平 (著), 呉 善花 (著, 原著)
2008年11月刊
出版社: 李白社
 
 
本書は、日本に定住して長く生活してきた台湾出身の黄(コ)氏、韓国出身の呉(オ)氏、
そして中国出身の石(セキ)氏の三者による鼎談本です。
 
三人とも日本に帰化された知識人の方達ですが、それぞれさまざまな生い立ちや
文化的背景があり、私たち生粋の日本人では気づかなかった視点から見た日本を教えてくれます。
普段の生活の中で、当たり前だと思っていた常識も、違う視点から見ることで、
より深く日本を知るきっかけとなるような気がします。

第六章から構成される本書は、各章のテーマごとにそれぞれの著者の相国の状況や
日本との違い、著者からみた日本像等を、分りやすいタッチで語られています。
 
テーマは、第一章から「マスコミ」「教育」「道徳」「食事」「風習」、そして最後に
第六章の「夢」となっています。
各章、とても興味深く面白い内容ばかりでしたが、その中でも個人的に印象に残っている章、
第一章と第三章を簡単にご紹介させていただきます。
 
第一章「マスコミ」では、日本のマスメディアを通して見た日本人の特徴などが語られており、
とても興味深く感じました。台湾・韓国・中国とは違い、日本のマスコミは政府批判を
平気でする反日的であり、自虐的なところがある、という部分には確かにそうだと納得できます。

普段目や耳にするニュースは、日本の中では当たり前ですが、他国人からみると、
自国の批判をするニュースが日常的に流れていること自体信じられないと思われるようです。
そう言われて初めてそのことに気づいた自分が、いかに客観的に物事を見ることが
できていなかったのかと、勉強になりました。
 
また、その他にもお笑い番組が氾濫しすぎている日本のテレビに対し、このままで
いいのかと心配する、という記述にも個人的には賛成です。
 
第三章の「道徳」でも、各著者の考える道徳像が紹介されていますが、彼らから見た日本の
道徳のベースにある宗数的な情念、神道というのは美意識から成り立っているということです。
普段あまり意識したことはありませんでしたが、改めて言われてみると、そうだと納得できます。
 
伝統的な日本の美には繊細な表現がたくさんあり、他国人には理解できない
美の世界をもっていることはとても素晴らしいことだと思います。
 
自主的に自国のことを知ろうとする気持ちを持つことにより、国際社会の中での基盤が
できるのではないでしょうか。
そんな今の日本の現代人が忘れかけてしまったことを思い起こさせてくれるオススメの一冊です。
ぜひお読みください。
 
                                 (にんげんクラブ会報誌2009年9月号より)



カテゴリー

月別アーカイブ



  • にんげんクラブ入会キャンペーン
  • メルマガ登録(無料)
  • にんげんクラブストア
  • 舩井フォーラム 講演CD・DVD
  • Kan.ワークプログラムDVD
  • 黎明
  • やさしい ホツマツタヱ
  • 舩井幸雄記念館
  • 秋山峰男の世界
  • 船井幸雄.com
  • ザ・フナイ
  • ビジネス共済なら協同組合企業共済会
  • Facebookページはこちら
  • スタッフブログはこちら
グループ会社
  • 舩井幸雄.com
  • 本物研究所
  • エヴァビジョン
  • ほんものや