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ジョー・ヴィターリ (著), イハレアカラ・ヒューレン博士 (著), 東本 貢司 (翻訳)
2008年7月 刊
出版社: PHP研究所
この本は、ジョー・ヴィターリさんと、「船井幸雄オープンワールド2008」に
講師としてご出演くださるイハレアカラ・ヒューレン博士との共著本です。
ジョー・ヴィターリさんは、日本でご存知の方は少ないかもしれませんが、
大ヒット映画「ザ・シークレット」に出演し、多くの著書を書かれている、
欧米では人気のマーケティングコンサルタントです。
二人の出会いは、もともとはヴィターリさんが、患者に触れることなしに、
勤めた精神病棟のほぼすべての患者を癒した謎のセラピストの噂を聞きつけ、
数年越しでインターネットから見つけ出したヒューレン博士に、メールを出したことがきっかけです。
この本には、はじめにヴィターリさんが「ホ・オポノポノ」についてどのような疑問を抱いていたか、
そしてヒューレン先生と出会い、何を教えてもらい、どんな気付きを得たか、
ということがありのままに書かれています。
始めは、「そんなことはできるはずがない。」と、ヴィターレさんは思ったそうです。
そして、ヒューレン博士とメールのやりとりをし、セミナーに出席するにつれて、
そのあまりの驚きの内容に、「この人は頭がおかしいのではないか?」という疑問を持ったようです。
しかし、「いや、きっと何か隠された秘密があるに違いない」とヒュー・レン博士の
不思議な魅力に惹きつけられながら、自らの考えを日々新しくしていきます。
ヴィターレさんがヒュー・レン博士に問いかける質問は、
読者がまさに聞きたいと思うような内容が深く、具体的な質問です。
そこで得られるヒュー・レン博士からの答えは、詩的で美しく、さらに奥深いものです。
読み手によって、いろいろな意味で捉えられるような面白さがありました。
とくにこの本がわかりやすいのは、ヴィターレさんの気付きもさることながら、
他の多くのセミナーを受けた人々からの御礼のメッセージが掲載されている部分です。
ホ・オポノポノを実践してみたら、自分の生活がどのように変って、どれだけ感謝をしているか、
と具体的にたくさん書かれているので、自分にも応用ができると思えました。
私自身は、この本を読み終えるまでにいくつかの悩みごとが解消され、
癒されたことに気が付きました。
本書に書かれている内容は、即効性があり、心にスッと入ってきます。
また、自らをゼロ(空)の状態にすることと、自分の人生で起こることに100%の責任を持つことの
大切さを、この本からは学べました。
とても面白い本ですので、ぜひお読みくださいませ。
特に、船井幸雄オープンワールド2008でのヒュー・レン博士の講演の前に読んでおくと、
きっとより深く講演の内容が楽しめるのではないかと思います。
(にんげんクラブ会報誌2008年8月号より抜粋)