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さて。パキスタンにて1泊した時のお話の続きです。
外に出てはいけないと、言われてはいましたが、
塀の外からは楽しそうな音楽やいい匂いがなんとなくどこからともなく漂ってきていて、超魅惑的♪
誘惑に負け、とうとう外に出た私たちを待っていたものは、、、
タクシーの窓から見上げた豪華絢爛?ド派手?な装飾を施し、
人々が鈴なりにぶら下がっているバスの数!数!!数!!!
排気ガス、、クラクションの音、、笑い声やざわめき、陽気でエキゾチックな音楽!
屋台からはいい〜匂いが漂ってきていますから、
タクシーの運転手さんに屋台にも寄ってもらって美味しいサモサのようなものをパクリ!
ローマの休日のような束の間の楽しい街めぐりでした。。
ところで。
ローマの休日のような経験を日本でもしたことがあります。
青森にてです。
その日は春だと言うのに吹雪でした。
私は講演に呼んで頂き、数百人の皆様の前でお話をしました。
当時はマネーの虎(日本テレビ)という番組に出演中の時代でしたので、講演のテーマは【お金】。
当然、お金にご縁のある方がお聴きにいらしていました。
講演が終わり、残りの1時間で、【個別相談】をひとり5分でやってください。と、依頼されました。
すぐにお引受けしました。長い長い長蛇の列ができました。
おひとりづつ地域の方と接触できるなんて、とってもラッキー!と、ワクワクしました。
けれども、楽しみにしていた私とは裏腹に。ご相談の内容は大変深刻なものでした。
一家全員が順番に自己破産をした。そうせざるを得ない状況だった、、などなど、
約1時間以上にわたり、ほぼ全ての方がそのような深刻な状況のご相談でした。
当時の私はきっと精神鍛錬が甘かったのでしょう。。
そのせいか、ぐったりと心の底から疲れ果ててしまいました。
すべての用事を終え、食事をする元気もなく、
隣接しているホテルに戻ろうと雪の道路を渡ったのでした。
あまりに疲れていたので、お弁当も買っていません。
お腹は減っているけれど、お湯を張って、ゆっくり湯船に浸かって泣いてしまいたい、、
そんな気持ちでした。
けれども道路を渡ってホテルの敷地に着くと、車寄せにタクシーが停まっていました。
タクシーの運転手さんが私に話しかけました。 続きは次回に。。。
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尾崎友俐 (おざきゆり)
◆株式会社オリエンタル
◆女性総合研究所(女性支援・起業塾)