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三角 泰爾 (著)
2007年2月 発行
出版社 熊本出版文化会館
赤ちゃんや小さなこどもは、病気になりやすく、少しの風邪が命取り・・と
いうように脆い存在だと思いがちです。
しかし、本来は子どもの病気はとても治りやすいのだそうです。
この本は、心音治療について紹介した本です。
心音治療とは何かと言うと、ただお母さんの心臓の音を電気信号に変えて、
子どもに聞かせるだけの治療法です。
薬を使用せず、痛くもなく、副作用もない。
ただそれだけでアトピーや喘息、その他の病気に効果があるそうです。
現在は子どもの頃から薬をたくさん飲まされますが、そうして育った子どもは、
大人になっても薬を手放すことができないのではないでしょうか。
本来の自分の体力で病気を克服する、そういったことを通して
たくましい大人になっていくのかもしれません。
将来、子どもが自立した大人になれるかどうかのカギは、母親やまわりの大人たちが
握っているのでしょう。何かを考えるときに胸に手を当てると、多くの人はホッと安心するかと
思いますが、心臓の音にこれほどすごい力があるのか、と改めてびっくりした本でした。
これから子育てをするお母さんにはぜひ読んでほしい一冊だと思います。
(にんげんクラブ会報誌2007年5月号より抜粋)