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松原 泰道 (著)
2006年4月 刊
出版社 プレジデント社
100歳を迎える臨済宗龍源寺の前住職、松原泰道氏の著書。
この本は、一日一日を大切に生きてきた著者が語る、
「今、ここ」に全力を傾ける生き方がわかる本です。
松原住職は、現在も朝の3時に起床し、食事の時間以外は、部屋にこもって
1マスずつ原稿用紙に文字を埋め、執筆活動をしているそうです。
住職という仕事柄からか、宇宙、自然や先祖など、すべてに対する感謝の気持ちが
ギュッと詰まっている文章です。
それぞれのテーマに沿った話を、時には長い人生の中での経験談を話し、
また時には膨大な仏典の中から例題を出してわかりやすく説明してくれます。
ストレスを溜めない生き方、限られた命を精一杯生きる考え方、
かけがえのない夫婦愛について、般若心教の心・・・など、著者から学べることはたくさんあります。
スッと落ち着いた心で読みたい1冊です。
(にんげんクラブ会報誌2008年2月号より抜粋)