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聖書の暗号


 
マイケル ドロズニン (著), Michael Drosnin (原著), 木原 武一 (翻訳)
2002年1月刊
出版社: 新潮社
 
 
今回ご紹介させていただく本は「聖書の暗号」です。
本書タイトルにもなっている「聖書の暗号」というキーワードに関連した本は、
様々な作者にて他出販社からも発行されていますが、本書著者は
その原本ともなる1冊を書いた人物になります。
 
船井幸雄が「にんげんクラブ」や「船井幸雄ドットコム」のHP等で、本書を何回か
紹介しているので、にんげんクラブの会員様は既にご覧になった方も多いかもしれません。
 
聖書は「予言書」であり、実際に過去にあった様々な事象や出来事が記載されていると
本書内では述べられています。
例えば、イスラエルのラビン首相の暗殺やアメリカのクリントン大統領の当選、
日本の広島への原爆投下等々…その事象が起こった西暦と場所、
人物名やキーワードとなる言葉等が確かに聖書の中に記載されており、とても驚きました。
 
その言葉を探し出す方法については、旧約聖書の文字の中から、ある単語が
出現する文字の間隔をはじき出し、その文字の間隔で聖書の文字を並べ替えると、
関連する単語が周囲から見つかるということですが、それを発見した人はすごいと思います。

実際に何人もの数学者達がその事実を認めたことからも、このことがきちんと
立証されていることが分りました。
 
本書は、著者がラビン元首相に、聖書の暗号についてと、聖書内に記載されている
首相の危険についての手紙を届けるところから始まります。
 
著者は、聖書の暗号を発見したイスラエルの数学者リップス博士から話を聞き、
自分でも調べて聖書内に暗号が存在することを認めるようになったそうです。
暗号が見つかるまでの過程や、暗号の存在を完全に信じるようになった出来事等が
詳細に書かれてあり、興味深く感じました。
 
また、ハルマゲドン、世界の終末についてもイスラエル暦5756年の最後の日
(西暦1996年9月13日)と予言がされていますが、それについては実現していません。
そのキーワードの近くに「延期」と表示されていたこともあり、それについて著者なりに
次のような結論を出しています。

聖書の暗号に記されている未来はあらかじめ決まっていることではなく、
一連の可能性であり、変更可能なこと。5756年を示す同じ文字によって綴られる
疑問文「あなたたちはそれを変えるだろうか?」に対する答が出されていたのである、
とのことでした。

確かに、私達の前には常にいくつもの選択肢があり、それを選ぶことによって
未来は決まっていくのではないかと思います。
過去の英知と未来が繋がるオススメの一冊です。どうぞお読みください。
                             (にんげんクラブ会報誌2009年6月号より)



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