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2020年3月号おすすめ書籍(会報誌より)


    


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



人生をひらく不思議な100物語
大島ケンスケ(著)
サンマーク出版 発行
定価1,600円+税


本書は、大量の不思議な話を読むことで、意識を変容させ、未知なる
可能性を広げ人生をひらくことになるのではないか、という仮説を元に、
著者の大島ケンスケ氏が実際に体験した不思議なお話を百話
集めたものです。

内容はとても不思議で面白く、軽い文章のタッチでスラスラと
読み進めました。
まるで、久しぶりに友人とカフェで会って、近況を話しているうちに
どんどん話題が盛り上がったときのような親しみやすい文章です。

エピソードには、龍や天狗 、妖精やユニコーンも出てきます。
また、大島氏の生い立ちや、呼吸不全の体験、瞑想での覚醒体験、
不思議な夢の話など、本当にたくさんの不思議な話がありました。
幽霊の話もほんの少し出てきますが、怪談の百物語と違って、
すごく怖い話はないところが安心できるところです。

幽霊は、大島氏にとっては中学生の頃から見えていた存在で、
恐れを手放すことであまり見えなくなったのだそうです。
個人的には、どの話題もとても興味深いものでしたが、
壮絶な呼吸不全の体験のお話と、かつて龍だったことを思い出したお話、
夢の中で猫になったお話などがとても印象に残りました。

不思議な話を読むことはとても楽しくて、最後のほうは、百話で
終わってしまうのがもったいないと思いつつ読みました。
大島氏は、この本にちりばめられた話には、何の正解もアドバイスもない、
真の自己成長は自身の外側から来るものでなく、内側からやって来る
ものだから、本書で浴びるように読んだ不思議な物語から得られた
感性を、自分の中で感じ取り、育 はぐくんでほしいと述べています。

百話の物語を読むことで、私自身の固定概念の枠のようなものが
少し広がったような気がしました。
楽しい本ですので、ぜひ多くの方にお読みいただきたいと思います。


(編集室   兒玉裕子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



[新装版]古代天皇家「八」の暗号
畑アカラ(著
ヒカルランド 発行
定価4,040円+税


著者は絵本作家です。
自作のキャラクターを作ろうと、たまたま思い立ったのがハートの
キャラクター『ハーリーちゃんとハーティちゃん』でした。
ハートのテーマパークを作りたいと思っていた頃、突然
『ドルジェル伯の舞踏会』という小説の中の場面が浮かんできました。
舞踏会の席でアメリカ婦人が、 88 ハートを描くのです。即座にこれは
ハートの記念日になると閃き、大変興奮してしまったそうです。

著者の「8」と「ハート」の探究は十数年に及びました。それほど奥が深く、
興味深いものでした。
その探求の結果が、平成 21 年『古代天皇家「八」の暗号』(徳間書店)
の出版となりました。「8月8日はハートの日」を思いつかなかったら、
この本の出版はなかったのだそうです。

それから 10 年、絶版になっていた本著がヒカルランドから新装版として
復刊されました。もともと本著を編集担当していたのが、現ヒカルランド
社長の石井健資さんだったそうです。

大嘗祭 ・伊勢神宮・日光東照宮・高松塚古墳をつなぐ「八・や」の
仕組み、天皇家とこの国・この民、そのすべてを貫く宇宙規模の結界、
繁栄のための呪術を詳しく説明してくれています。

天海大僧正は伊勢神宮の八の呪術デザインを応用して日光東照宮を
造った話や、水戸光圀が光國から光圀に名前を変えた理由など、
興味深いものがたくさんあり、それらの発見をするたびに著者が
喜びと緊張でどれだけ心を震わせてきたかが感じられます。

「なかなか理解されていませんが、発見無くして感動無し、
と思わせる本である、と自負しています」
という著者の熱い思いとともに、天皇はひたすら国民の幸せを祈って
きたという貴重な「日本国のかたち」を、じっくりとお読みください。

(編集室   柴切純子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



【大嘗祭・天皇号・伊勢神宮】 この国永遠の疑問を解く


令和の大嘗祭は令和元年 11 月 14日から斎行されましたが、最近では
関心が少なくなってしまいました。
戦後、GHQによって「大嘗祭」の元となった祭日「新嘗祭」を
「勤労感謝の日」に変えられてしまった影響もあるかと思われます。

「大嘗祭」に関しては素晴らしい数多くの本が出版されていますが、
「8の世界」「ハートの世界の探求家であり、活動中の畑アカラ氏は
「八」の探究家である自分にしか語れない三つの「発見」から、
あえて「大嘗祭」について語っています。

「大嘗祭」は天武天皇が創設したことが分かっていますが、
その動機を畑氏が初めて、天武天皇になりきって調べ上げ、
真実・大義を明らかにました。
呪術の専門家である天武天皇は、新嘗祭を基本とし大嘗祭を創設し、
伊勢神宮を「天皇=北極星」の存在場所としたのです。
そして、「北極星」を守護する「北斗星」を中国最強の呪術と
易経の八卦を習合させ「北斗八星=八卦」とし、世界最強の呪術を
大嘗祭と伊勢神宮に施したのです。

古代日本の聖教は「八・や」であり、言葉の中でナンバーワンの
言霊の霊威を持っているのだそうです。
「八洲(日本)・八卦」、「八重畳(神座=大嘗祭のシンボル)」、
「八咫鏡 ・八 坂瓊 勾玉 ・八 重垣 剣 」等、調べるほどに
「八」の世界が大事なところをすべてといってよいほど占めており、
それがまさに、畑氏だからこそ追求できる分野なのです。

そして、夜空に輝く「北極星・北斗八星」に意味を持たせ、
「国家の呪術暗号」で「八洲(日本)」の国柄と独立国家である
ことを表現していることの美しさを皆さんに知ってほしいのだそうです。
まさしくコインの裏側の真実です。
ぜひ、お読みください。
  

(編集室   江尻みゆき)

2020年2月号おすすめ書籍(会報誌より)

    


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水からの伝言 ザ・ファイナル MESSAGES FROM WATER THE FINAL
オフィス マサルエモト(編)
ヴォイス 刊
定価2,000円+税


本書は、世界中が感動した水の氷結結晶写真集『水からの伝言』の
完結編です。はじめて『水からの伝言』が発売されてから、
20年の月日が経たったそうです。

本書を見てまずびっくりしたのは、表紙の水の結晶写真です。
まるで天使のようなかわいらしい姿が映し出されていて、
なんてかわいいのだろう! と、しばらく目が釘付けになりました。

この写真は、ベートヴェンの交響曲第九番の第四楽章
「歓びの歌(歓喜の歌)」を聞かせた水の結晶写真だそうで、
眺めているだけでなんだか幸せな気持ちになりました。

他にも、愛感謝の文字を見せた水や、舩井幸雄会長の氣を送った水の写真、
世界各国の水の写真、いろいろな音楽を聞かせた水、言葉を見せた水、
写真を見せた水の写真など、美しい結晶写真が盛りだくさんです。

また、結晶写真を撮影する方法や、結晶写真を撮影する方が、
当時どんな状況で撮影に挑んでいらしたのかといった文章など、
とても興味深く読みました。

20代の頃にはじめて『水からの伝言』を読み、その美しい写真と
わかりやすさから、水の大切さや言葉の大切さ、人の思いの大切さなどを
強烈なインパクトで教えてもらいました。
その後も折に触れて水の氷結結晶写真を見る機会がありましたが、
今回本書をじっくりと読んで、同じ写真を眺めても、以前より深く
いろいろなことを感じることができ、昔と今とでは受け取る情報量が
まったく違うと驚きました。

時に微笑み、時に涙しながら結晶写真と向き合いました。
水は私たち人類に恵みを与え、多くのことを教えてくれます。
表紙の写真が象徴するように、本書は編集が素晴らしく、とても
読みやすくてわかりやすいです。
英語訳もあるので、海外の人にも自信を持って勧められます。
ぜひ多くの方に本書を手に取って、水の氷結結晶写真を
じっくり眺め感じていただきたいと思いました。


(編集室 兒玉裕子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



100年足腰
巽たつみ 一郎(著)
サンマーク出版 発行
定価1,300円+税


著者は、手術が大好きな外科医です。ひざ関節の手術を5000件。
1万2000人の患者さんに向き合い、再び自分の足で歩けるように
してきました。

そんな著者が患者さんから気づかされたことがあります。
手術をしなくても自らの力で歩けるようになる人がいることを。

結果には必ず原因があります。手術や薬などの対症療法で一時的に
良くなっても、原因が変わらない限りまた同じ結果を引き起こす。
本当のことはなんでもシンプルです。
人間という生命体の精密で素晴らしいしくみを知り、バランスを整えること。

著者の病院へは、もう手術しかないという患者さんがいらっしゃいます。
2009年からは初めての患者さん全員に最低2~3カ月は保存療法を
していただくように丁寧にお話しするようになったそうです。
具体的に毎日の生活をどうしたらいいか、その方法を提案します。
本著にもわかりやすく書かれています。

著者は、手術や薬をまったく否定しているわけではありません。
手術であっという間に元気になり以前と変わらずプロ並みのスポーツを
楽しんでいる人もたくさんいます。
何を選ぶかは本人次第。

ただ、対症療法は一時的なもので慢性的に処方するのもではありません。
常用すれば本来のバランスを崩し、原因不明の病があふれているのが現状です。
著者は近い将来、薬は半減すると予測しています。

「薬や医者、病院に頼り過ぎず、自分のからだの声に耳を傾けて、
自分の力で不調や痛みをとり、健康になりましょう。
痛み、ゆがみは懸命に生きた証。感謝してねぎらう。
そんな感謝の心こそ、いつまでも自分の足で歩くための
『根っこ』になってくれるのです」

著者のシンプルな言葉すべてに説得力があります。
ぜひお読みください。
(編集室 柴切純子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


縄文土器は神社だった!
かつら樹ぎ 佑ゆう(著)
株式会社ヒカルランド 刊
定価2,600円+税


今まで学校やメディア等で吸収してきた情報が
はたして本当のことなのでしょうか? 
桂樹佑氏は18年前に『世界最古の文字と日本の神々』
(川崎真治・著)と出会い、
比較言語学による古代史研究の素晴らしさに深い感銘を受け、
故川崎真治先生に師事し、それ以降
「比較言語学をベースに生命科学の観点から古代史を読み解く」ことを
ライフワークにしてきました。

本著では、学問は「すべては疑ってかかれ!」と教わってきた桂樹氏の
姿勢が今も変わらないことを証明しています。
そもそも、一般的には「縄文時代には文字はなかった!」というのが
現在の考古学界の学説のようですが本当なのでしょうか? 
また、縄文土器の文様に関しては「文様とは土器の表面を飾るものであり、
装飾の域を出るものではない」ということも定説のようですが
本当なのでしょうか? 

縄文土器の中でも「ウパラ土器」には私たちの常識を遥かに超えた
世界最古の文面である古代メソポタミア文明のシュメール語と
バビロニア語で「ウ・パ・ラ(神・神・神)」と刻まれているそうです。

民族が移動すれば言葉も文化も移動し、信奉している神様も移動し、
私たちの祖先である縄文人もその神々を祈り、奉っていたことが、
この本のタイトルである
『縄文土器は神社である』となったゆえなのだそうです。

桂樹氏は日本の神々の名前を理解するときは
「『漢字』は捨てなさい」といっています。
何故ならば、神名は古代シュメール語の当て字だから。
そして、シュメール民族の移動を大前提の「比較言語」だからです。
「比較言語」を学ぶのが古代史を理解する一番の近道であり、
王道だと教えてくれています。

本著では「歴史の真実」だけを追い求めてきた桂樹氏の古代史革命・
縄文革命となる一冊です。
ぜひ、お読みください!


(編集室 江尻みゆき)

2020年1月号おすすめ書籍(会報誌より)

    


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もしも一年後、この世にいないとしたら。
清水 研(著)
文響社 刊
定価1,078円+税


本書は、国立がん研究センターで、がん患者さん3,500人以上の話に
寄り添ってきた精神科医である清水研氏の書かれた本です。
人は死について考えるのを自然に避けてしまうものですが、嫌でも
自らの死と向き合わなければならなかったがん患者さんの言葉は、
死について、そして生きることについて、深く考えさせてくれます。

本書に出てくるがん患者さんの体験は、名前は仮名にしてあっても、
実際に生きて、いろいろな人を愛し、関係を築いてきた人生の体験が
描かれているため、ほんの数ページのエピソードであってもとても
印象的で重みがあり、時には涙なしには読めない箇所も多くありました。

幼い子どもを残して自らの死が間近に迫った母親や、若くして自分の
未来が長くないと告知された男性など、どれだけつらく、悲しく、
せつなく、悔しかっただろう、どれだけ生きたいと思っただろう、
と思いを馳せました。

また、著者の清水氏は、一般的な精神科での研修を終えて、国立がん
研究センターで勤務を開始してから、がん患者さんの「死と向き合った
人の語り」を前にして衝撃を受け、それまでの精神科医としての知識や、
薬を処方して治療にあたることは、何の役にも立たないと落ち込んだ
そうです。

索する日々が続きながらも、多くのがん患者さんと接することによって、
だんだんと清水氏自身も死について深く考え、生き方を見つめ直す
ようになったそうです。

がん患者さんの体験もさることながら、清水氏の生きることに対する
考え方も、とても共感しました。

人は誰でもいつ死ぬかわからないし、自分の人生の賞味期限は今日
1日、と言葉としては聞いていても、個人的に本当にそう考えられた
日は1日もありませんでした。
本書を読んで、もしも1年後に自分がこの世にいないとしたら、と
1年後のことを読後に考えることができました。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい一冊です。


(編集室 兒玉裕子)


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ねえちゃん、大事にしいや。 生きる喜びを分かち合うために
入佐 明美(著)
いのちのことば社 発行
定価1,000円+税


大阪市西成区にある全国最大の寄せ場と言われる「釜ヶ崎」。
今でも多くの日雇い労働者が生活する街だそうです。
著者は36年間、ケースワーカーとして働いてきました。
看護専門学校を卒業し、病院勤務を経て、25歳のときにこの街で
働き始めます。

私の育った街の側の多摩川の河川敷にも、昔からたくさんの人が
住んでいました。特に偏見があるわけではありませんが、それでも
なるべく近くに寄らないようにしてしまいます。私が20代の頃に
その中に入っていって、ましてや声を掛けることを想像すると、
怖くてとてもできません。なぜ怖いのかと考えたら、もしかしたら
それは、たんなる思い込みでしかないのかもしれないと気づき、
自分が恥ずかしくなりました。

著者は中学2年生のとき、道徳の本でネパールのことを知ります。
この世の中に三度のご飯が食べられず、学校にも行けず、病気で
死んでしまう人がたくさんいることに驚きます。自分はこのままで
いいのかという思いがどんどん強くなり、看護師としてネパールで
働くことが夢から祈りへ変わりました。実際にネパールで医師として
働いている岩村昇先生とも出会うことができ、祈りが現実になろうと
していたときに、岩村先生から「釜ヶ崎」で困っているたくさんの人を
助けてほしいと提案されます。

ネパールに行く前の2、3年という約束でしたが、それが著者の生涯の
仕事になりました。
助けるつもりで接してきた人たちに多くのことを教えられ、自分を
見つめ直すことになり、著者自身が生まれ直すことにつながりました。

あんなにも強く思っていたネパール行きは氷のように自然に溶けて
いきました。求めていたネパールに「釜ヶ崎」で出会いつつあると
いう大切なことに気づいたそうです。
ぜひお読みください。


(編集室 柴切純子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



オランウータンの不思議社会
鈴木 晃(著)
岩波書店 刊
定価780円+税


著者である鈴木晃氏は20代前半、アフリカでチンパンジーを研究して
いましたが、ウガンダで政治的動乱が起きたのをきっかけに東南
アジアでオランウータンを研究することになりました。

チンパンジーが集団生活であるのに対してオランウータンは
「ネグレクテド・エイプ」(無視された類人猿)とも呼ばれ、個体が
森の中に分散して生活しているため、その社会構造を解明するには、
研究が遅れていました。
とくに遅れた理由としては、森の中にいてバラバラで見つけにくく、
「餌付づけ」がしにくく、扱いにくかったからだそうです。
しかも、野生のオランウータンの生息地を取り巻く環境は、森林火災、
過剰伐採、政治的混乱があり必ずしも良好ではないからでした。

本著ではオランウータンの社会の仕組みとその成り立ちを解きほぐし、
理解していく過程を描くと同時に、鈴木氏の自然との格闘を述べて
います。動物の「文化的行動」はヒトだけが保有する特権だと
考えられがちですが個体から個体に新しい技術が伝承されていくのが
文化だとすると、そのような文化行動は動物にも見ることができる
のだそうです。

現状、熱帯雨林の減少が叫ばれている中で、多くの予算は植林事業に
費やされています。植林は樹種が限定されています。熱帯雨林の
特色を維持していくには「ジーン・プール」(遺伝子貯蔵庫)と
しての天然林を残していくために、広域を動く動物「キー・スピーシズ」
(要かなめの種)としてオランウータンは役割を担っているのだそうです。

今、私たちがこの課題に取り組み、政治や経済に偏り過ぎている世の
中を省みる必要があるのではないでしょうか。
必読の一冊です! 


(編集室 江尻みゆき)

2019年12月号おすすめ書籍(会報誌より)


    

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人間の本性 (幻冬舎新書)
丹羽 宇一郎(著)
幻冬舎 刊
定価800円+税


本書は、伊藤忠商事株式会社で社長、会長、日本郵政株式会社取締役、
中華人民共和国駐箚(ちゅうさつ)特命全権大使を歴任された、
丹羽宇一郎氏が書かれた著書です。
丹羽氏は政財界ではとても有名な方なのだと思いますが、
不勉強な私は丹羽氏のことを存じぬままに『人間の本性』という
タイトルに惹かれて本書を読み進めました。

人間といかに付き合い、いかに生きるべきかを、仕事を通して
さまざまな方と交流されてきた著者の体験談を交えながら
綴られています。
死ぬまで未完成、AI時代の「生き方」の作法、人間としての
「幸せ」の構造、「努力ができる」のは人間である証し、
自然体で生きられないのは人間だけ、「人間の本質」を受け入れる、
と本書は六章で構成されています。

丹羽氏は、人間は所詮、動物ですと前書きから言い切っています。
飢え死にしそうになったら、人の命を奪ってまで食べ物を得ようと
する本能が人間には備わっていて、そのことを「動物の血」と呼び、
反対の理性を「理性の血」と呼びます。
怒り、憎しみ、暴力的な衝動を内包する「動物の血」が人間には
流れていることを、忘れてはいけない。この世には善だけの善人も
悪だけの悪人もいなくて、理性の血が動物の血をコントロールできて
いる状態を善、理性の血が姿を消し、動物の血が噴き出す状態を
悪と言ってもいい。
どんな人も動物の血を持っているのだから、動物の血を自覚することで、
人は善なる状態に向かうことができるのだろうとの表現に、
とても納得しました。

個人的には丹羽氏流の仕事術や体験談、生き方の哲学について
興味深く読みました。人間はただの人として生まれ、
ただの人として死ぬのだから、生きている間もただの人として
懸命に生きたい、と書かれた部分にとても共感しました。
自分ももっとがんばろう、と思えた本でした。
ぜひお読みください。


(編集室 兒玉裕子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ホピサバイバルキット
トーマス・E・マイルズ(著)
ダン・エヴェヘマ (著)林 陽 (翻訳)
ヒカルランド 発行
定価2,500円+税


ホピ族をご存じですか。アメリカ先住民でもひときわ輝く存在で、
周辺諸民族が次々と白人文明の奴隷と化す中、ホピ族だけは文明に
抵抗し、質素な「原始的」文化を必死で守り抜き、敢然と立ち
向かってきました。
なぜ彼らにはそれだけの力があったのか。
それは人間を超えた大創造主と、その指令者マサウ直伝の啓示、
それへの揺るがざる確信にあります。

彼らは世界よりも古い歴史を持っていて、少なくとも三つの
世界が破滅するのを見、その度に生き残り、数千年とも
数万年ともいわれる想像を絶する古代史をすべて、
口伝で正確に継承してきました。
本著はマサウから伝授された生き残りの秘密を、ダン・エヴェヘマの
英断によって、広く世界に伝えようとするものです。
ダンは最後の伝統派最長老で年齢一〇七歳。
跡を引き継げる長老がいるかどうかはわからないそうです。

いのちの尊厳を中心とする力強い生き方。わずらわしい社会に
住む文明人が見失っている、単純さ、心の優しさ、美しさ、
誰もが願う平和、失われゆく自然との深い交わりの秘密。
かつての日本人がホピ族と等しく分かち持っていたものを
学ぶことができます。

もう一人の著者、トーマス・E・マイルズはルーテル教会の
牧師でした。キリストの説いた最も大切な教えは
「心を尽くし、神を崇めなさい。
あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい」。
マサウの教えも「いのちのいつくしみ」に尽きます。
聖書と通じるもの、聖書に触れられていない失われたものも
あるそうです。

人類一人ひとりの学びが、今現在の子どもたち、孫たちの未来に
大きな影響を与えると警告しています。
このところの異常気象を目の当たりにしていると、もうツケを
回してばかりはいられません。
ぜひ、お読みください。

(編集室 柴切純子)

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肌を軽く引っぱり がんを遠ざける「整膚」健康法
角田 朋司(著)
わかさ出版 刊
定価1,300円各巻+税


著者である角田朋司氏は長い間小児科医として地域医療に
携わられていました。
72歳のときに小児漢方の第一人者、故・広瀬滋之医師に誘われて
「第一回メディカル整膚(せいふ)研究会」に参加したのを
きっかけに整膚学園東京校に入学、そして整膚の世界に身を投じる
ことになりました。

「整膚」とは1992年に、整膚学園の学長である徐堅(じょけん)
先生によって考案されたものです。中国4000年の歴史からすると
非常に新しい手技療法なのだそうです。
従来の東洋医学の皮膚を押す(刺す、もむ)やり方と
整膚の皮膚を引っ張るやり方は対極的です。
押したりもんだりするやり方を「陽圧(ようあつ)」と言い、
整膚のように皮膚を引っ張ってつまむ刺激を「陰圧(いんあつ)」
と言います。
陰圧の刺激は毛細血管を傷つけないばかりか気・血・水の流れが
スムーズになり、健康面でも大きなプラスの影響が期待できる
そうです。
「押してもだめなら引いてみな」の逆転の発想から生まれたのです。
その具体例を本著では分かりやすく説明しています。

そもそも日本人にがん患者が激増した背景には長寿社会になった
からで、戦後、わが国は経済的に豊かになって医療も進歩し、
多くの人ががんを発症しやすい年齢まで長生きするようになった
ことがあります。
がんの仕組みを知り、自分たちの生活習慣を改めて見直す必要が
あるようです。
近年、欧米ではがんで亡くなる人は減少傾向にあるようですが、
わが日本では、依然として増え続けており、「最後の未来予想図」は
薔薇色ではないようです。
その由々しきシナリオを未然に避ける手立てとして「快」「癒し」
「絆(愛)」の効果をもたらす「整膚」で対策をしてみては
いかがでしょうか。必読の一冊です! 


(編集室 江尻みゆき)

2019年8月号おすすめ書籍(会報誌より)

    


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動物たちの内なる生活――森林管理官が聴いた野生の声
ペーター・ヴォールレーベン(著) 本田 雅也(訳)
早川書房 刊
定価1,600円+税


本書は、森林管理官として森や自然、動物や鳥、昆虫たちと交流して
きた著者が自らの知見を綴ったノンフィクションの本です。
シカやイノシシ、リスなどの野生動物だけでなく、ゾウムシや
クマムシなど普通にしていたら気づかないくらいの小さな生物に
まで、愛情のまなざしを注いでいる著者の視点が描かれています。

2015年にドイツで著者が書いた『樹木たちの知られざる生活』は、
100万部を超えるベストセラーになったそうですが、本書はその
続編であり、2016年にドイツ国内で27万部売れ、28カ国で刊行
されているそうです。

本書を読んでいると、まるで深い森の中にいるような気持ちに
なります。野鳥が時には仲間を騙しておいしい餌を独り占めしたり、
雄鶏が嘘をついて雌鶏をおびき寄せたりするエピソードなど、
人間顔負けの複雑なコミュニケーションにクスッと笑えました。

またブタがとても頭がいいエピソードなどを読んでいると、
今日の家畜のブタの飼育環境などを考えてゾッとしました。

また著者は森林管理官として野生動物と触れ合うだけでなく、
ペット、家族の一員として犬やウマ、ヤギ、インコ、ウサギ、
ニワトリなど多彩な動物を飼っています。
一緒に生活している人にしか分からない動物たちの特性も面白
おかしく紹介してくれています。
馬にも性格の違いがあり、怒ったり、ヤキモチを焼いたり、
恥じらいがあったり、働くことがとても大好きで、人から
褒められると喜びます。

本当に動物と向き合った人か、専門家しか知らないような
学術的な知識が、ユーモアがあり、スラスラと軽いタッチで読めて、
気づかぬうちに動物や植物や小さな生物についてさまざまな知識を
得ることができる本です。
一緒に暮らしているペットの犬によりいっそうの愛情と理解を
抱くとともに、野生の動物や鳥や昆虫たちにも愛情がわきました。
ぜひお読みください。

(編集室 兒玉裕子)


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喜びから人生を生きる! ― 臨死体験が教えてくれたこと
アニータ・ムアジャーニ(著) 奥野 節子 (訳)
ナチュラルスピリット 刊
定価1,600円+税


衝撃的でした。こんなに優しい言葉で、こんなに分かりやすく
スムーズに腑に落ちるメッセージを受け取れたことに感動しました。

著者は末期がんでした。本人も周りの誰もが死を受け入れて
いました。が、臨死体験をした著者は全てを理解し、生還する
ことを選びます。がんがなくなることを分かって戻ってきました。
でも、特に医者にとってはがんが消えるなんてあってはいけないこと。
しかしいくら検査をしても事実は同じでした。

この結果に興味を持った医者などから詳しく話を聞きたいと、
著者の言葉は多くの必要としている人たちに自然に広まって
いきました。

何のためにこの世に生まれてきたのか、自分の使命は何なのか、
誰もが一度は考えたことがあるでしょう。
著者もかつてはそうでした。

「かつて私は一生懸命追い求めていました。行動し手に入れ
達成しなければならないと感じていました。
けれど何かを追いかける行為は恐れから生じているものです。
それは本当に望むものを持っていないという恐れです。
その状態では分離の状態にばかり注意が行ってしまい、二元性の
中で身動きができなくなるでしょう。

今の私は追いかけるのはやめ、ただありのままを受け入れています。
それは努力を必要としません。解放されるような感じです。
なぜならすべてはひとつなので、手に入れたいと思っているものは
すでに自分のものだと知ることを意味するからです」

一度読んだだけでは素通りしてしまう言葉も、繰り返しいろいろな
角度から分かりやすく沁み出してきてくれます。
何度も読み直したくなりました。
一人でも多くの方の思いが変われば、
ミロクの世はすぐに実現するでしょう。
ぜひお読みください。


(編集室 柴切純子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



ムーとアトランティス ~Last Chance~ 未来を紡ぐ覚醒のVision
不二真央都(著)
ヒカルランド 刊
定価1,750円+税


この物語はフィクションですが、モデルがいます。
それは、富士阿祖山太神宮の渡邉大宮司のことです。
著者である不二真央都氏は渡邉大宮司の講演を聞くうちに
歴史的ロマンに目覚め太古の物語を書きたいと思うようになった
のだそうです。

太古の人々は太平洋の大陸と日本列島を合わせて「ムー大陸」と
呼び、大西洋の大陸を「アトランティス大陸」と呼んでいました。
世界には「国」という概念はなく、もともとは五色の肌の色を
したさまざまな人種は皆家族であり、兄弟であり、親戚であり、
同じ言葉を使っていたのだそうです。

「ムー」の中で特に日本は「エデ」と呼ばれ世界の中心をなし、
神様の愛の中で、神様の掟に従い、自然と大調和して豊かに
暮らしていました。
しかし、アトランティス大陸」は「科学戦」によって海底に
沈んでしまったのです。三百年の時を経て、今その秘密が明か
されます。

主人公の小学校六年生の真人とは、もともと人が見えないものを
見る能力が備わっています。校外学習で来た山でポツンと祀られて
いる石碑が光っているのを目撃しました。
そして、三百年前の忘れていた記憶を、輪廻を繰り返すことに
よって、現世でようやく思い出すことができたのです。

神様の大いなる愛によって私たちは平和が実現するまで輪廻を
続けるのでしょう。
この物語は壮大な歴史的ロマンに留まらず、私たちと神との
つながりや、自然との調和を重んじることを、そして、何より
人類は皆一緒で、隔てがなく、かけがえのない家族であることを
気づかせてくれます。

一人一人が覚醒し、自らの目的、使命を果たすことができます
ように。今回のチャンスを無駄にしないようにと切に願います。
ぜひ、お読みください!


(編集室 江尻みゆき)

2019年6月号おすすめ書籍(会報誌より)

    

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


発酵生活で 新しい私に生まれ変わる
栗 生 隆子(著)
ヒカルランド 刊
定価1,750円+税

本書の著者の栗生さんは、14歳のときに潰瘍性大腸炎という病気を
発症され、十代後半から二十代にかけてだんだんと外出もできなく
なり日常生活もままならないほどに苦しまれたそうです。
苦しみのどん底にいたある日、まだ生きたいという思いと、もう
死んでしまいたい、という思いの相反する二つの感情がものすごい
エネルギーとなって両側から体を引っ張り、今にも引き裂かれそうに
なったと思ったら、意識が肉体から離れて違う所に行ってしまった
そうです。
そこでの体験を通して、とにかく命の続く限り自分の体で生きて
みようと思い直し、その後から冷え取り健康法や発酵食品と出会う
ことにより、奇跡的な快復をされました。

本書を読んで、この本には栗生さんの優しさが溢れていると感じ
ました。死をも考えるほどの病を経験し、そこから命と向き合った
栗生さんだからこそ、発酵食品の本当の良さを自分の言葉で多くの
人に伝えることができるのだなと思いました。
自らの体を見つめることと、発酵の菌の世界を見つめること、
そこから地球環境や宇宙、見えない世界にまで思いを馳せることが、
すべて繋がっているようです。
発酵食品に慣れ親しんでいくと、人と争うのでなく共に生きることに
目が向けられ、体も元気になるし、だんだん心も前向きになるような
気がします。

本書を読むことで、きっと多くの方が自分で発酵食品を作ってみようと
思うでしょうし、身の回りの菌の環境に注意を向けるようになると
思います。発酵食品のレシピもいくつか掲載されていたので、私も
早速作ってみようと思いました。
また、最終章に掲載された小出遥子さんとの対談「いのちのめぐり」も
興味深いものでした。
ぜひお読みください。


(編集室 兒玉裕子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


植物は〈未来〉を知っている―9つの能力から芽生えるテクノロジー革命
ステファノ・マンクーゾ(著) 久保 耕司(翻訳)
NHK出版 刊
定価2,000円+税


衝撃的でした。植物の本なのに、目次に並ぶ文言が、「記憶力」
「運動能力」「動物を操る能力」......初めは何のことだろうと思って
いましたが、読み進めていくうちに、どんどんはまってしまいました。

植物は人間の生活になくてはならない存在です。それは誰もが認めて
いることでしょう。でも、本当の植物の姿を全く知らなかったことを
思い知らされました。お水を上げるときに、お花に声を掛けると
きれいに咲いてくれるよねとか、植物にも心があるって信じている
ことだけでも分っているつもりになっていたのが恥ずかしくなります。

動物は動くことで、問題を避けてきました。植物は動かずにその場で
生き延びることを選びました。
そのために、さまざまな能力を磨き、未来を切り開いてきたのです。
並外れて優れた感覚を発達させ、数多くの科学的、物理的なパラ
メーターをいつでも緻密に知覚する能力を備え、脳のある、私たち
動物が想像もつかないほど、頑強で革新的な進化を遂げました。

動物とは大きく違う方法で進化したおかげで、植物は非常に現代的な
生き物になりました。インターネットが植物の根に似た構造をして
いるのは偶然ではありません。
数々の優れた建築物が、植物の構造をヒントに、完成しました。

これから人間が持続可能な未来にするために、解決しなければ
ならない課題がたくさんあります。
すでに、エネルギーを必要とせず、海の水で育つ野菜もあるそうです。
どんな課題も解決して生き延びてきた植物は、知っています。
この先、例えば火星に住むことになったとしても、植物は一緒です。
植物は、どんな〈未来〉も知っているのです。
ぜひ、お読みください。


(編集室 柴切純子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


あなたを幸せにする宝石の不思議な力 宝石が持つ運気アップと癒しの魔法
岡本 憲将(著)
廣済堂出版 刊
定価1,300円+税


著者である岡本憲将氏は40年以上宝石店を営まれており、しかも
一代で銀座に店舗を構えられました。世界各国に宝石の鉱山を持ち、
毎日ワクワクと楽しみながら過ごされておりましたが、残念ながら
2年前に永眠されております。

宝石とは無縁だった岡本氏は迷いの多い青年時代に、自分を取り
戻すために海外のいろいろな国を巡る旅に出ました。海外に行けば
自分にも人に誇れるものができるのではないかと思ったからです。
しかし、潜在的には、常に「人を助けたい」という思いを持って
いました。旅をする中、ジュエリーに興味を持つきっかけや縁を
もらい、日本に帰国したときは自分への自信が確信へと変わり、
父親の会社を継ぐはずだったのですが、その会社に全く異業種の
輸入雑貨の部門を創ってしまったのです。

そしてついには宝石の「流通革命」を起こしました。業界の歪んだ
流通経路を暴露した『宝石価格の秘密』はベストセラーになりました。

この仕事を始めて20年間もの間宝石に不思議な力があるとは全く
知らなかったそうです。ある方との出会いから、宝石には何か人の
身体や心に作用するエネルギーがあるかもしれないと気が付き、
身体、心、魂を癒す宝石の真の価値やエネルギーを知ってもらう
活動をするようになりました。

自分だけではなく他人の幸せをも願う「大欲」を持ち、運気を
上げる秘訣が書かれています。「自力」を高め、「他力」=「宝石」で
補ってみれば劇的に改善することもあるかもしれません。
宝石の「波動」と人間の「波動」が共鳴するとエネルギーの交流が
起き、宝石の「波動」が人間を原子レベルで調整し引き上げてくれ
るのだそうです。

精神世界の第一人者である山川紘矢氏との対談も記載されております。
宝石の本当の魅力に改めて気が付きます。


(編集室 江尻 みゆき)

2019年4月号5月号おすすめ書籍(会報誌より)

   

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

心を磨く 中村天風講演録
中村 天風(著)
PHP研究所 刊
定価2,000円+税


本書は、天風会創立百周年を記念して、既に公開されている中村天風先生の
講演CD『心を磨く』を書籍化したものだそうです。
耳で聴きじっくりと考えることのできるCDも良いものですが、書籍として
目から文字で読むことができる本書も、また違った良さがあります。
一冊の書籍としてギュッと天風先生の教えが凝縮されていて、CDと比べて
安価でとても良い本だと思いました。

五十年以上前に開かれた講演会の内容ですが、今読んでも全く古く感じず、
天風先生の情熱と気迫が感じられます。

本書では、第一章の『人間の正体は気体である』という内容から始まり、
第二章 生き方を間違えると「心の奴隷」になる、
第三章「正しい心の使い方」ができる人・できない人。
第四章 五感感覚を磨き上げ、自己肯定に徹して生きよ。
第五章「心機転換」こそが問題を解決する。
第六章 本能に打ち克つ人が幸福になる。
と続きます。

理性でも、心でも、身体でもなく、私たちの正体は気体であり、
その気体である霊魂を発現させながら生きるためにはどう生きるのが
いいか。どう心を磨くか、ということがさまざまなエピソードと共に
綴られています。

身に病があれども、心まで病ませない。
運命に非なるものがあっても、心まで悩まさない。
いつも自分は幸福の花畑の主人公と思って生きたらどうだ、と
天風先生は語り掛けています。

個人的には数年ぶりに中村天風先生の書籍を読みましたが、とても
勉強になりました。たぶん数年前に読んでいたら、本書は英語や
物理の内容も少し入るので、少々専門的で難しく感じたかもしれません。
難しいながらも、天風先生の語り口が面白く、読み進めることできました。
ぜひ多くの方にお読みいただきたいと思います。


(編集室 兒玉裕子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「あの世」が教えてくれた人生の歩き方
宮内 淳(著)
サンマーク出版 刊
定価1,500円+税


本書は、宮内淳さんの初めての著書です。
宮内さんは、日本テレビのドラマ『太陽にほえろ!』で"ボン"刑事役で
俳優デビューされ、その後は世界の秘教をレポートするドキュメンタリー
番組で世界の80数カ国を回り、秘教タレントとして活躍されました。
大自然の中で暮らす先住民の方々や手つかずの自然に触れて地球環境の
大切さに目覚め、後に公益財団法人「地球友の会」を立ち上げ、代表
理事として日本の精神や伝統文化を見直すフォーラムや勉強会などで
活躍されています。

宮内さんは、お母様が亡くなられる数年前に「もしおふくろが先に死んで、
向こうの世界があったなら、それを俺に教えてほしい」と約束をしていた
そうです。
その後お母様が亡くなられた直後から不思議な体験が頻繁に起こり始め、
これは母からのメッセージだと気づいてからは不思議な現象はおさまり、
替わりに宮内さんの頭にはイメージのようなものが閃くようになりました。

お母様から送られてくるイメージで、あの世はどんな世界で、宇宙の
仕組みはどうなっている、とさまざまな気づきがあったそうです。

世代が違うために私は宮内さんのことを存じませんでしたが、宮内さんの
ダイナミックな人生の物語は、とても興味深く面白いものでした。
おそらく『太陽にほえろ!』当時の活躍ぶりを知っている世代の方々が
読まれると、さらに面白いのではないかと思います。
石原裕次郎さんや勝新太郎さんとのエピソードや、世界の秘教で体験し
たことなど、ユニークな話が盛りだくさんです。

幸せとは何か、生きるとは何か、宮内さんの歩まれてきた道は、
さまざまなヒントを与えてくれます。
お母様からのメッセージの宇宙のお話も、とても面白かったです。
ぜひお読みください。


(編集室 兒玉裕子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

化粧いらずの美肌になれる3つのビューティケア
菅原 由香子(著)
三笠書房 刊
定価680円+税


著者は皮膚科のお医者様です。
大学時代からの約20年間、ひどい肌荒れに悩み続けたそうです。
「私は肌が弱いから」と、市販の無添加化粧品を選んで使っていたのに、
顔が真っ赤に腫れあがったり、ニキビ、ガサガサの繰り返し。

あるとき、市販の無添加化粧品は、本当は無添加ではないのではないか
と気がついたそうです。
20年目にしてやっと、自分の肌荒れの原因に気づき
「化粧品に含まれる化学物質」を徹底的に研究し、化粧品を勉強しました。
試行錯誤を繰り返し、「本当の無添加化粧品」を作り、試作品を使い
始めると、何をしても治らなかった著者の肌荒れが、あっという間に
改善したのだそうです。

これは、かなりショッキングな事実です。そして、とても信頼がおける
内容だと感じました。

世の中には著者と同じく、何が原因かわからないまま、苦しんでいる
方がたくさんいます。化粧品かもしれないし、食べ物かもしれないし、
生活習慣の何かかもしれない。それを探っていく作業が必要です。
今までの常識や思い込みに縛られていては気づかないこともあるかも
しれません。
さまざまな情報が溢れる中、著者が一番伝えたいことは、
「あなたの本来持つ姿が美しい」ということです。
美しくなろうとする力を、私たちはもともと持っているのです。

自分の体が喜ぶものか、自分の体の声に耳を傾け、美しくなるための
ひと手間を惜しまないでほしい。
お金も時間もかからない方法が、たくさん紹介されています。
美容皮膚科医として、10万人以上のお肌のトラブルを治療して、
肌荒れから解放されたことで、性格も前向きになり、人生も変化した
方々の体験談も載っています。
毎日鏡を見るのが楽しくなるように、ぜひお読みください。
お勧めです。


(編集室 柴切純子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

逃げ切る力 逆境を生かす考え方
馬 英華(ま えいか)(著)
日本経済新聞出版社 刊
定価1,600円+税


本著は、馬英華氏が日経新聞電子版「ビジネスリーダー/経営者ブログ」
というコラムに女性のビジネスリーダーとして2年間連載をしていたものを
まとめ加筆したものです。

馬氏は東京エレベーター株式会社代表取締役社長であり、中国弁護士で、
多くの日本企業の顧問を務められています。

中国大連で生まれた幼い女の子(馬氏)は逆境の中で、誰も助けては
くれない自分の境遇を、家族が寝静まった後、納屋の屋根に登り、
空に向かって自分の境遇を問い、そして大きな世界で自分を必要と
している場所を見つけると誓ったのだそうです。
そして、自分の能力を信じ、未来を信じることで生きることにしがみ
ついてきました。

ついには、海を渡って日本に来て、働きながら大学に通い、言葉の壁、
人種の壁を打ち破り一企業の社長として成功するまでのお話は涙なしでは
読めません。何度も窮地に追い込まれ、絶望の淵に追い込まれます。
しかし、負けず嫌いの馬氏は自身の誇りを持ってできることは何度でも
試みました。

馬氏のこの成長、成功ストーリーはどのような境遇においても、自分の
可能性を信じて、知恵を振り絞り、勇気を出して、一歩前に進む
チャレンジ精神を持つことで、逆境を反転させて、強運を味方につけて
しまうのです。

人生の教本であり、ビジネスの教本でもある本著を手に取り、今一度、
男尊女卑の壁、外国人の壁、規制の壁、文化の壁を取り払ってみませんか。
中国出身の馬氏から見た日本は私たちが日本人に生まれ日本に育ってきた
視点と違った角度から日本という国を見えさせて、感じさせてくれるかも
しれません。

馬氏は、にんげんクラブ主催 秋山佳胤先生セミナー
5月12日(日)にゲストでご登壇されます!
こちらにもぜひ、ご参加ください。おススメします。


(編集室 江尻 みゆき)


2019年1月号2月号おすすめ書籍(会報誌より)

   


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



才能の正体

坪田 信貴(著)
幻冬舎 刊
定価1,500円+税


本書はベストセラーとなった話題の書『学年ビリのギャルが1年で
偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の著者坪田信貴氏の
最新著です。塾講師として1300人以上の生徒を箇別指導し、多くの
生徒の偏差値を急激に上げてきた坪田氏は、「才能は、誰にでもある」
と言います。多くの人が才能を、どのように見つけたらいいか、どう
伸ばせば良いかが分からないだけだそうです。

自分には才能がないから、といろいろなことを諦めたり、どうせ
この子は成績が伸びるはずがない、と子供の可能性の芽を親が摘んで
しまったり、間違った思い込みや言葉の掛け方で、未来の可能性の
視野がどんどん狭くなってしまいます。
本書を読むと、誰でも努力次第で今日より明日は実力がついているし、
未来は変えられることが分かります。自分の才能を信じることができる
だけでなく、周りの人の才能も信じることができるようになり、読めば
読むほどやる気と元気が出てくる本だと思います。

本書には才能について、さまざまなエピソードが書かれていますが、
特に個人的に面白いと思ったのは、才能の正体とは洞察力であると
書かれていたことでした。洞察力のあった達人の例として、最後の
剣豪と言われた國井善弥さんのエピソードがとても興味深かったです。

その他にも、坪田氏が実際に社員として採用した個性豊かな方々の
エピソードや、指導する側とされる側の思いのズレ、一流の人との
出会いなど、興味深い内容が満載でした。

自分に才能があるかないかどうかを決めるのは自分自身です。自分の
才能を伸ばしたい方はもちろん、子育て中の方にも、部下を育てる
立場の方や経営者にもおすすめの本です。ぜひお読みください。


(編集室 兒玉裕子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


光の魂たち 植物編人の霊性進化を見守る植物たち
森井 啓二(著)
きれい・ねっと 刊
定価1,600円+税


本書は、獣医師である森井啓二氏の書かれた本です。美しい写真と
ともにたくさんの植物たちの興味深いエピソードが綴られています。
6章に分かれてさまざまなエピソードがまとめられていて、どこから
読んでも面白いと思います。

それらのエピソードは、植物についてだけでなく、動物の話や、
中国の古典、日本古来の叡智、仏教の経典、地球環境について等、
多岐にわたり、とても読みやすく勉強になりました。それらの話題に
共通することは、地球やすべての生命に対する「愛」だと思いました。

おそらく森井氏は動物や植物が本当に大好きなのだと思いますが、
その大好きが本書を読むととても伝わってきます。動物や植物に
あまり興味がない人でも、本書を読むと、読む前よりはきっと
動物や植物を好きになっているのではないかと思います。
植物がとても知性的な存在であり、それぞれユニークな特性がある
ことに気付かされます。
また人間は植物なしでは生きていけず、植物から見守られ
助けられていることを強く感じました。

森井氏のプロフィールには、趣味は瞑想、ヨガ、山籠り、油絵を
描くこと、自然が大好きと書かれていましたが、本書を読むと
なんだか山歩きをしながら植物を眺めているかのような、瞑想を
しているような、とてもリラックスした気分になりました。

本書を読んだ後に、とても植物が愛しく思えて、久しぶりに花を
買いにいきました。忙しいことを理由に花を愛でる余裕もなくなって
いた自分に気がつき、少し心にゆとりが持てたように思えました。

本書は『光の魂たち』の植物編ですが、本書の前に動物編も出版さ
れています。動物編を読むのも、楽しみです。ぜひ、多くの方に
お読みいただきたいと思います。

(編集室 兒玉裕子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ホーリースピリットからの贈りもの
香咲 弥須子(著)
サンマーク出版 刊
定価1,500円+税


「誰もがホーリースピリットとコミュニケーションをとるように
なって、誰もがホーリースピリットが示してくれる愛を分かちあう
存在、喜びと豊かさを増やしていく存在になっていただけたら、
どれほど素敵でしょう。そんなことが、もう起りつつあるのだと
感じます。」
著者の言葉通りになったら、どんなに素晴らしいことでしょう。

現実に、著者は、ホーリースピリットの声を聞き、その声に従う
ことで、数々の奇跡を体験し、今、「奇跡のコース」を世界中に
広めています。

ホーリースピリットは著者に言いました。
「あなたがどうしようもないから、助けます」
かつて著者は、幼い頃に大好きな父親から、
「お前はどうしようもない」と言われ、傷つき、悲しみ、怒りました。
同じ言葉をホーリースピリットに言われたとき、どうしようもない
私をそのまま愛して助けてくれるという、本当の愛に気づかされた
のです。

なぜ奇跡が起こるのか、それは愛しか存在していないから。
奇跡はその人に最も必要な出来事という形でやってきます。
日常の小さな変化ですが、努力して資格を取るよりもずっと、
ゆるぎない自信をもたらしてくれます。

ホーリースピリットと繋がることを阻むものはただ一つ。
「自分のやり方」にしがみつくから。でもそれを手放すのは
不可能なほど難しい。
道はただ一つ。ホーリースピリットにゆだねることなのです。

著者自身の体験や、一緒に「奇跡のコース」を学んできた、たくさんの
方の体験、瞑想法も、優しい文章でつづられています。
読んでいるだけでも、優しい気持ちになれます。
肩の力を抜いてもいいのかもしれない、愛しかない世界を信じてみても
いいのかもしれない、と思えてきます。
ぜひ、お読みください。


(編集室 柴切純子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


目の真力(まりょく) 目で見る想いこそが創造のしくみ
金城 光夫(著)
ヒカルランド 刊
定価1,750円+税


霊力の高い両親と生活する中で、パラレルワールドとの交信や、
臨死体験をしても著者の金城光夫氏はまったく気に留めず育ち、
母の死後、父の末期がんを介護中に不思議な『たんぽぽおじさん』と
出逢あいました。
『たんぽぽおじさん』に促され最初に書いたのが『わたしは王』。
本著はシリーズ第2作目です。
『たんぽぽおじさん』の説法は「目」をテーマにしたものが多くて、
次に書くなら「目」と決めていたそうです。
「世界じゅうどこを探しても、まだ明かされていない『目』のヒミツは
おまえだからこそ書ける」と『たんぽぽおじさん』に言われたのだ
そうです。

今から30年以上前、『たんぽぽおじさん』は故・舩井幸雄の書籍に
「たんぽぽと話せるおじさん」として掲載され全国に知られるように
なったのだそうです。
ある日突然、タンポポがおじさんに話しかけてきて、それ以来
いろいろなことを教えてくれるようになったのだそうです。

「口」から発せられるエネルギーが一番で「目」は二番手のようですが、
昔から「目は口ほどにものを言う」と言うように実は、逆だったと
金城氏は気が付きました。しかも「自分」は「胸」にいると思って
いましたが、実は「自分」は「目」だったとわかると腑に落ちたのだ
そうです。

世の中は、物理的な世界だけで成り立っているわけではなく、物理的な
物が占める割合は20%程度という説ですと、20%の部分は見えないだけ
で、残りの80%は見えているのだそうです。
すべては「波動」であり、「目は」「物理的に見えるもの・見えないもの」
も見ることができる「天才」であり、「目」を持っている、すべての人は
「天才」と言えるのだそうです。そして、「見るチカラ」は「神」が宿って
いる。すなわち「目」が「神」なのだそうです。宇宙の叡智へと導かれて
します。
ぜひ、お読みください。


(編集室 江尻みゆき)

2018年11月号おすすめ書籍(会報誌より)「答えは自分の感じた中にある」「よかった、脳梗塞からの回復」「生命力の源、秘密のしくみ」

      

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答えは自分の感じた中にある 清々しく生きるための山伏のヒント

星野 文紘(著)
家の光協会 刊
定価1,400円+税


本書は、山形県出羽三山の羽黒山伏である著者の星野先達が語られた
ことをまとめた本です。一読して、とても不思議な本だと思いました。
文体が語り口調で書かれているからか、すらすらと読み進められます。
読んでいる最中はなるほどと思ったりしながら読んだはずなのですが、
読み終わった後に不思議と何が書かれていたのか、すっかりと忘れて
しまうのです。
知識が川の流れのように流れていって、頭に残りません。本を読んだ
というよりは、まるでなだらかな登山を愉しんだ後のような気分でした。

星野先達によると、山伏の修行は、書き残さないですべて口伝で伝え
られてきたそうです。なぜ書き残さないのかというと、書いてしまった
らそれが答えになってしまうからなのだそうです。人から聞いたことは、
その人によって感じ方は異なるし、その感じたことが、その人の答えに
なる。修験道とはそのようにあいまいに続いてきたものだと思うよ、
とのことでした。

この言葉のように、本書の文章も多くの部分でこれはこうだと断言する
ような口調ではなく、読み手によってどちらともとれるようにあいまい
に書かれています。
それが心地よく、肩の力が抜けるような気がしました。知識よりも、
自分で感じて答えを見つけることが大事だと思わせてくれる本でした。

私は星野先達とお会いしたことはありませんが、星野先達のもとへ実際に
修行にいった際には、きっと温かくも厳しい方なのだろうと思います。
自然は人を癒してくれると同時に、人間の力では太刀打ちできない厳しさ
もあるものです。

本書からは、あいまいであり、受け入れてくれる温かさがあると同時に、
凛とした厳しさも感じられました。
ぜひ読んで感じていただきたい本だと思います。


(編集室 兒玉裕子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



よかった、脳梗塞からの回復!

金澤 武道(著)
風雲舎 発行
定価1,500円+税


著者は宮本武蔵のように生きたいと、学生時代から考えていたそうです。
単なる技術だけではなく、人の心のありよう、生きとし生ける命にまで
目を向け、理想を求めるがゆえに妥協できない武蔵は大きな困難を背負い
ます。それでもくじけず、工夫と努力、探究心、覚悟を持って剣と向き合
いました。

そんな武蔵に励まされ、著者は医師になりました。「病気を治す」とは
「元に戻すこと」だと考えていましたが、抗生物質によって病原菌がな
くなり病状がストップして「治った」ことになった患者さんの肺を見た
とき、結核菌に侵された部分は血流がない、元に戻ったわけではない
ことに気づきます。そのことがどうしても納得できなかったのだそうです。

生来の頑固さで、「治す=元の身体に戻す」ためにたどり着いたのが
「未病」でした。臨床医になってからは専門が脳梗塞になり、未病段階で
脳梗塞を治療する方法として、「金澤点滴療法」が生まれました。なので、
一度詰まってしまった血管には効果がないと著者自身が思い込んでいたの
です。

ところが、ある患者さんと奥さんがこの治療法を知り、可能性があるなら
試してみたいという強い情熱に負けてやってみたところ、著者も驚く結果
が出ました。後遺症に苦しんでいる患者さんや家族のために、何かできる
方法がないかと悶々としていた著者にも、希望の光が見えました。

元に戻るわけではありません。でも、上がらなかった腕が上がる、杖を
つかなくてもころばなくなった、それだけの変化でも生活がまったく
違ってきます。不安だけでなく希望が持てるようになります。
あきらめてはいけない、最悪だと思った出来事も役に立つ。病気で苦しむ
人と家族を助けたい。著者の熱い思いが伝わってきます。


(編集室 柴切純子)


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疲労・病気・老化に打ち克つ 生命力の源 マスター・オブ・エナジーの秘密のしくみ ホンモノテクノロジー「サイモス60」のすべて

小田 進一(著)
株式会社ヒカルランド 刊
定価1,815円+税


著者である、小田進一氏は化粧品会社を設立し、「負担と刺激をかけ
ないスキンケア製品」の探求を始めました。1990年「水」に着目し、
スキンケア製品開発の応用目的としてサイモスと電気現象の接点の
在り方を発明し、独自の技術としました。
1994年に企業理念「ときめきの響奏」を発表し、そのコンセプトが
国際ADC年鑑で国際賞を受賞、他にもたくさんの賞を受賞されています。

小田氏は、万人に合う化粧品をつくるため、中国で出逢った張志祥氏
(奇跡のヒーラー)に氣エネルギーを通して宇宙エネルギーの秘密を
教わり、張氏に氣エネルギーを入れてもらった水からエネルギーを外し、
情報だけ抜き取ろうと考え、生命の信号である情報を見つけることが
できました。それがサイモス60なのだそうです。

生き物はもともと1つの細胞で、精子と卵子が結合し、親から遺伝子を
受け継いだ瞬間に細胞分裂した生命は何十兆個もの細胞からできた肉体
を持って生まれてくるとのことです。肉体に「魂(たましい)」が入る
ことで宇宙エネルギーが流れ、心が生まれて脳を動かし、臓器を動かす
ことで生命は生きています。

「魂」を持って生まれることで個性と役割を与えられ、それこそが人
それぞれに与えられた生命信号と考えていたそうですが、いい魂も
あれば、悪い魂もあり、サイモス60はとても純粋なもので宇宙から得た
エネルギーから、エネルギーと呼ばれるものだけを省いた情報であり、
宇宙エネルギー以外は何もない状態だそうです。小田氏はそれを「魂
こん」(KON)と呼ぶことにしました。
病気=心。故に、自分を自分でコントロールできるように、「魂
たましい」を磨くためにサイモス60を活用してほしいのだそうです。

生命のパターンを知り、自分力を最大限に発揮できる状態になるためにも
ぜひ、お読みください!


(編集室 江尻みゆき)

2018年10月号おすすめ書籍(会報誌より)「超常戦士ケルマデック」「ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと」「覚醒への道」

    

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


超常戦士ケルマデック―あらゆる人生に奇跡を起こす不思議な物語
ケルマデック(著)
M.A.P.出版 刊
定価1,500円+税

本書は、新しい世界へと誘う語り部、ケルマデック氏がシンクロニシ
ティーや多次元宇宙、テレパシー、進化などさまざまなことについて
面白く書かれた本です。
ケルマデック氏ってどんな人? とまずは聞きなれない名前とタイトル
に興味が向きました。年齢も性別もわからないまま本書を手に取りまし
たが、ケルマデック氏は、コイン占いやタロットを取り入れた独自の
セッション等を30年以上にわたって開催されていて、また、クリスタル
ボールの演奏や、イラストレーターとしても活躍されている方だそうです。

本書は、オヤジギャグや映画、アニメ、などの楽しい話題を交えながら、
パッと真面目な話や感動的なお話が書かれていたりして、スラスラと
読むことができます。
笑いながら読むことで、実は難しいこともスッと頭の中に入ってくる
ような気がしました。
あまりにびっくりな話も多いので、中にはそれって本当かなぁ?
と思ったり、なんだか都合が良い話だなぁと思う部分もたまにあります
が、人によって感じ方はさまざまですし、とにかくとても面白いので
そのまま最後まで読むことができました。

また、多くのエピソードは、ケルマデック氏ご本人や、友人、クライア
ントの方など身近な方が実際に体験した話が多かったので、リアリティ
がありました。
自殺未遂の後に、絶対に治らないと医者から言われた人が思いの力で
奇跡的に回復した話や、臓器が未発達なまま生まれてきた赤ちゃんが、
お母さんの思いを変えたら臓器が後にきちんとできた話など、人間の
思いの力はすごいなと思うことができました。
思いを変えれば、素敵な未来を作ることができるんだ、と希望の持てる
本です。特に面白い本が好きな方や、若い方にオススメの本だと思いま
す。ぜひお読みください。

(編集室 兒玉裕子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと
奥野 克巳(著)
亜紀書房 発行
定価1,800円+税

「奥野さんは長期間、継続的にプナン人と交流してきた。そこで知り
得たプナン人の人生哲学や世界観は奥野さんに多くの刺激と気づきを
もたらした。この書を読み、生産、消費、効率至上主義の世界で疲弊
した私は驚嘆し、覚醒し、生きることを根本から考えなおす契機を
貰った。」―関野吉晴氏(グレートジャーニー)

帯に書かれている推薦の言葉です。
プナン人とは熱帯のボルネオ島(マレーシア・インドネシア・ブルネイ
の3つの国からなる)に暮らす、人口約1万人の狩猟採集民。狩猟採集
とは、農耕・牧畜が始まる前の生業形態です。今日に至るまで維持して
いるという証拠はないとしながらも、本著に書かれていることは、現代
の日本の世界に暮らす私たちからしてみると、あり得ないことだらけ
です。
人のものを勝手に使って壊してしまっても悪いとも思わないし、咎める
人もいないのです。
プナンの人は徹底的に個の差異を否定します。本能的な所有欲は子ども
の頃からいさめられます。
すべてを分け与え、何も持っていない人がビッグマンなのです。物だけ
ではなく、機会や思想、感情も社会全体のもの。人間の境目だけでなく、
動物や植物まで境目なく広がり、死の恐怖、時間の束縛、落ち込んだり
悩んだり、反省するということもないのです。

自分にとっては当たり前のことが、プナンには「ない」ということは、
まさに衝撃です。人類学者の著者が、実際に共に暮らして気づいたこと、
ニーチェやさまざまな文献と照らし合わせた考察。最初の構想から10 年
もかけたことがうなずけるほど、奥の深い内容です。
ぜひ、お読みください。現代の生き方を見つめ直さずにはいられません。


(編集室 柴切純子)


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覚醒への道: 1億3000万年前、第8世界から地球に来た私
サアラ(著)
徳間書店 刊
定価1,800円+税

著者である、サアラ氏は宇宙文明に生きていたときの記憶を持って
生まれてきました。地球と最も進化した並行宇宙にある先進宇宙文明
の繋がりをつくり、地球が進化への道にシフトすることをサポートし
ているアインソフ議会のメンバーの一人です。

特別な世界である「第8世界」に送り込まれる前から仲間だった存在
たちといまだに交信を続け、宇宙に関する最新情報を受け取っている
のだそうです。
サアラ(Saarahat)という名前はパーリー語で、初めて地球に来たの
は、今から1億3000万年ほど前で、地球の可能性を確認するために
地球外生命として、乗り物に乗ってやってきただそうです。

もともと地球は「ティファマト」という女性性の大きな惑星でした
が、あるとき火星と衝突をしてしまい、粉砕された「ティファマト」
のかけらが塵となり宇宙に飛び散りましたが、その中でも最も大き
なかけらが「ティファマト」の探求していた「母性」というテーマ
を受け継ぎ、自分の意志で自転をし始め、太陽系の仲間に追いつこ
うとしたのだそうです。
地球(テラ)は非常に強い意志を持って、彼女自身が打ち立てた目的
を達成するために奇跡を起こす力さえ持っており、さらに自分自身を
育て、成長させる力を持ち、地球にやってくるすべての生命を受け入
れ、成長を促す力を持っているのだそうです。

「空くう」(ヴォイド)という概念は、物理的には何も存在してい
ないけれど、無限の可能性が潜在している真っ暗な闇=宇宙の最初
の姿。
そして自分自身の可能性を知りたいという要求からあらゆることを
創造する力を持ち、今我々の前に存在するすべては「空くう」の可能
性が顕現したものです。「空くう」が創った「魂」の仕組みを知り、
「魂」の記憶を取り戻し、地球では知られていない宇宙の常識を知る
ことで、自分のタイムラインを自分の意識で変えてみませんか。
新しい次元に現れる楽園地球(ネオパラダイス)を共に創造する
ために!


 (編集室 江尻みゆき)


2018年9月号おすすめ書籍(会報誌より)「和の心 コズミックスピリット」「ご存知ですか、自然エネルギーのホントのこと」「木内鶴彦の超驚異的な超宇宙」

  自然エネルギーのホント90.jpg  


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和の心 コズミックスピリット: 世界を照らす縄文の叡智
千賀 一生(著)
徳間書店 刊
定価1,850円+税

本書は、舞踊芸術家であり、『ガイアの法則』『タオ・コード』の著者で
ある千賀一生氏の最新刊です。
日本人がかけがえのない日本人らしさを持っている所以、和の心を本書は
詳しく教えてくれます。本書を読むと、日本人に生まれたことに感謝する
と同時に、もっと自分の国やルーツに誇りを持ち、大切にしようと思えま
した。

日本精神、縄文の哲学、円の心、型の心、日本の伝統民家の心など、古来
受け継がれてきた日本の心の尊さを本書は語ってくれます。千賀氏の幼少
の頃の家族や農村のエピソードは、美しい日本の田舎の風景が思い描けて、
まるで自分もその田舎を知っているかのような、どこか懐かしい印象を受
けました。
それは日本の多くの地方に、同じような美しい景色や文化、型、日本の
心が残っているからだろうと思います。

本書の内容は、最初から最後までとても興味深いものでしたが、特に印象
に残ったのは、型が軸を育くむというお話でした。日本人と正座について、
いずまい、ふるまい、たたずまいを美しくすることなど、軸を大切にする
舞踊家でもある著者の言葉は、とても説得力がありました。
また言葉でなく、型でしか伝えられない心があることも、よく分かりまし
た。
本書に書いてあるような、日本人の精神や美学や縄文の哲学を、もっと
若いときから知っていたならば、生きる上で大切にすることが違ってい
ただろうな、と感じました。

本書は、過去の日本に感謝の光を、未来の日本に希望の光を注ぐような
一冊です。日本の心は、今もなお受け継がれてきていますが、核家族が
増え、便利なものが増え、国際化も進む中で、だんだんと失われつつあ
る伝承や伝統が多くあります。失われつつある灯火を伝え続けるために、
ぜひ本書を多くの日本人に読んでほしいと思いました。


(編集室 兒玉裕子)


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自然エネルギーのホント90.jpg
『ご存知ですか、自然エネルギーのホントのこと』
山田 征(著)
ヤドカリハウス 山田 征 発行
定価1,400円(送料込み)


毎月ポストに入っている「電気御使用量のお知らせ」の料金内訳に、
「再エネ発電賦課金」という項目があることをご存じですか。
東日本大震災の後、原発が停止して電力が足りなくなるとのことで節電
に躍起になっていた頃、私はたまたま東京電力のテレアポの仕事をして
いました。企業に向けてはとても厳しい節電のルールが決められて、
守れないと確か、電気料金が大幅に増額してしまいます。中小企業の方
から、必死で努力しても守りきれないので何とかならないだろうかとい
う切羽詰まったお電話をたくさん頂きました。マニュアル通りにしかお
答えできないので、とても切なかったことを思い出しました。

そのときに、一緒に説明するように指示されたのが、「再エネ発電賦課
金」でした。この仕事をするまで私も全く知りませんでした。
金額も数円でしたので、これで原発がなくなるのならと思っていました。
本著を読むまで、世の中の役に立っていると信じていました。

本著を読み、驚愕しました。まず、電気使用量を払っても、この
「再エネ発電賦課金」の支払いを拒否すると、電気を切られてしまう
という事実に驚愕しました。著者は電気を「使いたくなくて使ってい
ない」のではなく「使いたくても使えない」状態になってしまってい
るのです。

自然エネルギーは環境にも優しく、無限に誰でも使える素晴らしい技術
だと信じてきました。信じ込まされてきたのかもしれません。「知らな
い」ということがこれほど恐ろしいことだということを身に染みて感じ
ました。

本著の購入は、にんげんクラブでお取りい扱いさせていただきますので、
下記までお問合せください。ぜひぜひ皆さんの目で「ホントのこと」を
見つめてください。


(編集室 柴切純子)

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未来を見てしまった男 木内鶴彦の超驚異的な超宇宙 地球と共に生き残るたった一つの道すじ
木内 鶴彦(著) 小笠原 英晃(聞き手)
株式会社ヒカルランド 刊
定価1,620円+税


彗星探索家=コメットハンターである木内鶴彦氏は3度の臨死体験を
しています。1回目は22歳のとき航空自衛隊入隊後、世界でも例のない
30分もの呼吸・脳波・心臓停止状態から生還したのです。
生還後、自衛隊を退官し、天体観測を続け "見つけたらノーベル賞級"と
言われ行方不明になっていたスウィフト・タットル彗星を再発見しまし
た。
2度目は中国で臨死(死亡)を体験し、奇跡的に蘇生しました。
そのときに、「月の起源」を見てきたそうです。「月の起源」は今まで
考えられてきたものとは異なりかなりセンセーショナルなものでしたが
腑に落ちるものです。
またエジプトでピラミッドが造られた「謎」の目撃をしたり、江戸時代の
造営中の神社で宮大工の体に入って自分が過去に行った「証」をどこかに
残し、蘇生後確認するのでした。

臨死のときは、意識体となり過去や未来に行っては現実に戻り、現実に
戻ってからはまたどこかに行くのを繰り返し、自分が蘇生しているか気
になると現実に戻ってくるのだそうです。それはすごく覚醒した状態で
「すべては自分」という感覚なのだそうです。

そもそも人間には第六感と呼ばれる能力や想像力が備わっているのです
が、唯物主義に洗脳されている今の人類はそれを封じ込めてしまってい
るのです。実際に意識体から発せられた「祈り」や「思い」で細胞の
再生を設定すると自然治癒が起きる=「奇跡」という現象が起きるのだ
そうです。

木内氏はいくらAIが進歩しても人間の脳や時間を越えることはできない
からこそ、生態系を守り環境を整えていくのが人類の責任であると
言っています。過去や未来を見てきたからこそ私たちに伝えてくれて
いるのです。
意識が覚醒した人々との連携が今問われています。
ぜひお読みください。


(編集室 江尻みゆき)


2018年8月号おすすめ書籍(会報誌より)「里山奇談」「ぞうきん1枚で人生が輝くそうじ力」「ほら起きて! 目醒まし時計が鳴ってるよ」

    

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里山奇談
COCO(著)・ 日高トモキチ(著)・玉川数(著)
K A D OK AWA 刊
定価1,400円+税

本書は、昆虫や動物を心から愛する人たちが集めた里山での奇妙な話が
まとめられた本です。怪談ではなく奇談で、いわゆる常識では考えられ
ないような、不思議な話が盛りだくさんです。
よく考えたら背筋がぞくっと寒くなるような話もあるけれど、動物たち
が人間を驚かせてやろうとただいたずらをしているだけなのか、そこま
で怖い話はありません。ちょっと怖いけれども、どこか懐かしいような、
温かいような不思議な気持ちになる本です。

実際にあった(と思われる)話を当事者から聞いているものをまとめて
あるので、話の結末にオチがなかったり、その後の続きが気になるもの
も多くあります。こんな不思議なことがあった、あれはいったい何だっ
たのだろう......と当事者もそのときは思うけれど、謎が後日解けるわけ
でもなく、日常に紛れてしまってそのことは記憶から薄れてしまう。
このようなオチのなさこそが、創作された話とは違って、実際にあった
のだろうなという証拠のようにも思えます。

人魂を追いかけた話や、ムジナに化かされた話、自分が参列したはずも
ない時代の葬式の光景が不思議と記憶にある話、あるはずのないヒガン
バナが群生する場所など、小さな頃に祖父母から聞いた話と同じような
懐かしさを感じるのは、きっと日本各地で、似たようなことが多くあっ
たからだろうとも思います。

本書を読んで、山の近くに住んでいる私としては、実は山を歩くのが
以前より少し怖くなりました。でもその怖さは、近くに住んでいるから
こそ慣れて失ってしまっていた自然や山に対する畏敬の念のようなもの
を取り戻させてくれたような気がします。もっと自然や山、動物、植物、
昆虫たちと心を通わせられるようになりたいと思えた一冊でした。
ご興味が涌いた方は、ぜひお読みください。

(編集室 兒玉裕子)

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ぞうきん1枚で人生が輝くそうじ力
船越 耕太(著)
大和書房 刊
定価1,400円+税


ページをめくるとまず飛び込んでくるトイレの写真。私だって素手で
そうじしてますよ、と思いつつ、ページをめくって、衝撃を受けました。
素手でそうじをするって、まさかとは思ったけど、まさか、こういう
こと......! ブラシもスポンジも使わず、いきなり素手の手のひらで
便器をこする。
やられました。紹介文を書くためには、私もこのそうじを体験しない
わけにはいかないなと思いつつ、文章を読み始めました。

「そうじとは、自分の人生と向き合う優れた方法のひとつではないかと
思うのです。見えないところをキレイにすることで、自分の見ようとし
ていなかったわだかまりが解消され、誰もが嫌がるところをキレイにす
ることで、自分で自分の嫌がっていた部分が解消される。そうじを通し
て自分と向き合うことで『自分は自分のままでいい』、さらに他者に対
しても『あなたはあなたのままでいい』と感じることができるようにな
る。そうじにはそれだけの力があるのです」

著者の生い立ちや、成長していく過程に感動し、共感しました。
私も成長したい。頭では理解しました。
さて、いざトイレそうじをしようと想像すると、なんと、全身がゾクゾク
と震えてきて、気持ち悪くなってきました。悪化しそうなので、考えるの
はやめて強行しました。
すると、全く抵抗なく、自分の家のトイレだからというのもあるのでしょ
うが、本当に便器がいとおしく感じてしまい、トイレ全体が明るく光って
見えました。

公衆トイレに素手でさわれるレベルにはなれませんが、自分の成長を測る
バロメーターになるのかもしれません。
それにしても、強烈な体験でした。ぜひお読みいただき、できることから
実践してみてください。「思い込み」をはずせた分だけ幸せになれますよ。

(編集室 柴切純子)

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ほら起きて! 目醒まし時計が鳴ってるよ
並木 良和(著)
風雲舎 刊
定価1,600円+税

筆者であるスピリチュアルカウンセラー兼ヒーラーとして活躍されている
並木良和先生は子どもの頃から少し変わった子どもで、霊が視え、過去世
が視え、どこか普通の子とは違っていました。
そんな並木先生の祖母も霊視能力に長けていたのです。

あるときお母さんが高名な占い師に並木先生のことを相談すると「この子は
上手に育てれば将来すごい人になるから」と言われたそうです。
小学校4年生の頃に、クラスメートが宇宙飛行士や芸能人になりたいと言っ
て目を輝かせていたとき、自分は「霊能者」になりたいって言ってみんなに
笑われたそうです。「霊能者」に関しての情報を生まれながらにしてイン
プットされた感覚があり、今世でなすべきことは「霊能者」と信じて疑わな
かったそうです。

しかしながらまだ目醒めていなかった頃は自分の居場所が定まりませんで
した。自分が何者であるかも受け止めることができず、ぶれたり葛藤したり
してきましたが、高校2年の秋そのモヤモヤした気持ちをガイド(守護霊)
たちにぶつけたときにどこからか答えが返ってきました。
そこから自分の中で憑き物が落ちたようになり楽になったそうです。

他の子たちが夢を語るように自分も霊能者になるという気持ちを強く持つ
ようになったのです。自分を認め、受け入れる出発点だったのでしょう。
一人が目醒めると周囲もその影響を受けます。高い周波数に上がっていく
とその人が「高周波ステーション」となって発信し、すれ違う人も離れた
場所にいる人にも影響を与えていくのだそうです。
アセンションへの招待状が宇宙から地球のすべての人々に送られてきてい
るのだそうです。真実に目醒めるために、「宇宙意識に還る」ことを決め
るときです。「この世の中、何かがおかしい」と感じている方は、本著を
ぜひ覗いてみてください。

(編集室 江尻みゆき)

ひつく神道入門 日本人が知っておくべき本当の心の整え方


中矢 伸一・著
徳間文庫カレッジ 刊
定価 830円+税


入門編ですが、読み応えがありました。「日月神事」ではなく、なぜ「ひつく
神道」なのか。そこには、やはり深いわけがありました。

戦後、日本人は復興のために一丸となって働き、豊かで便利な暮らしがで
きるようになりましたが、何かがおかしい。このままでは自分は、世の中は
どうなってしまうのか。日本人がカネやモノの代わりに失ったのは、精神的
な支柱であり、民族としての誇りであり、将来に対する希望でした。

何を心の拠り所としてどう生きていけばいいのか。海外では宗教が重要な
位置を占めています。日本人が失ったものは、「神道」を知ることによって
明らかになってくると著者は言っています。

「神道」といっても、従来のものとはかなり違うそうです。すごく古い道であり、
同時にものすごく新しい道。日本人の潜在意識、DNAを通じて受け継いで
きた精神性、宗教観、人生を上手に生きる知恵。
著者はこれを主に「日月神事」から独自に学びました。

「日月」は「ひつく」とも読むそうです。なので「ひつく神道」なのです。

でも「神道」という言葉自体が外来語で、もともとあるわが国古来よりの道を
何と呼ぶべきか、先達の研究家も頭を悩ませていたそうです。
いつから始まったのか発祥もわからず、教祖もおらず、経典もないそうです。
太古の昔から日本人の、いえ、世界中の人々がその深層意識の奥、魂の奥に
持っている精神性と言った方がいいのかもしれないと著者は言います。

日本人とか外国人とかの区別はない。だからこそ世界一家となり、ミロクの世へ
と、つながっていけるのです。
神への道は、決して楽な道ではありません。自分の頭で考えて、マコトを持って
行動しなくてはなりません。

でも、神は厳しいだけではなく、畏れ多いほど優しいのだそうです。
祝詞の奏上を始めて、本当に神さまが目の前に現れると、有難さにひたすら
嗚咽あるのみ、「神さまはやさしいから......」とおっしゃる先生もいたそうです。

著者は25年以上この道に関わり、自信を持って言えるそうです。
誰でも努力次第で「揺るぎない人生」を享受できると。
ぜひ門をたたいてみてください。

(編集室 柴切純子)

にんげんクラブ会報誌 3月号より


カタカムナ 言霊の超法則


吉野 信子・著
徳間書店 刊
定価 1,600円+税


著者をここまで惹きつける「カタカムナ」とは、一体何なのでしょう。

世界の懸け橋になることが小さいころからの夢だった著者は、国際線の
キャビンアテンダントになり、たくさんの国を巡り歩きました。
40年前の一般の日本人は、外国の優れた文化をもっと日本に取り入れ
なければと感じていたのです。

ところが、世界中を飛び回っているうちに気づきます。日本より優れてい
る国はないと。人間に対する考え方、住みやすくすばらしい文化を持って
いる国はほかに見つけることはできなかったのです。

「外国から学んで」がいつしか「日本のすばらしさを知らせることができる、
世界の懸け橋になりたい」という思いに変わっていきました。
なぜ、日本が格別なのか、これほど人間が優しくなれる発信源はなんな
のか、そればかり考えていたそうです。

航空会社を退職して、30年、普通の主婦をしていた著者が8年前にカタ
カムナに出会い、いっぺんでその不思議な魅力に取りつかれ、寝ても覚
めてもカタカムナのことが頭から離れない生活になりました。

歴史の中に埋もれていたカタカムナの図表が再発見されてから、まだ数
十年しか経っていません。わかっていないことがたくさんあります。
それでも多くの人が研究や普及に取り組んでいるのは、なぜかそこに
「宇宙の真理」があると直感するからなのだそうです。

その証拠に、著者の人生がものすごい勢いで変化しています。知れば知
るほど、物事の本質を見抜く力が冴えわたり、知らないことでも透けて見
えるように感じるそうです。ロンドンパラリンピックで通訳をしていた時の、
金メダルの奇跡の話は感動的です。

思い続けた夢が、ひらめきに変わり、探求を続け、経験により強い確信に
なる。そこからまた新たなひらめきを得て、さらに探求から確信へ。この熱
く広がり、螺旋階段を登り続けるような永遠のエネルギーがいっぱい詰まっ
ています。カタカムナのことを知りたい方、このエネルギーを感じたい方にも
ぜひ、読んでいただきたい本です。

(編集室 柴切純子)


にんげんクラブ会報誌2月号より


一度は死にたいと思ったこと、ありませんか? 子どもの将来を心配していませんか?


鈴木 昭平・著
 コスモ21 刊
定価 1,400円+税


本書を書かれた、鈴木昭平氏は、横浜国大大学院卒業後、同大学研究生を
経て、ジャスコに入社、その後、様々な分野の学校で講師をし、1988年より
幼児教育に携わり、2009年エジソン・アインシュタインスクール協会を立ち上
げました。
かのエジソンやアインシュタインも子どもの頃は知的発達障がいだったといわ
れています。脳の仕組みが普通の人と違うという特徴を生かして伸ばせば
その子の才能は大きく花開き、理性が鍛えられ、社会に対応することが可能
になるとのことです。
そこに着目して特別な教育方法を生み出したのがエジソン・アインシュタイン
メソッドです。

私たち人間の脳は「左脳」と「右脳」に分かれています。「左脳」は言語、概念、
論理をつかさどり、「右脳」はイメージ、絵画、図形、空間パターン、認識力、
音楽、直感などをつかさどります。
本来は「右脳」と「左脳」がバランスよく働くのが理想ですが、現代においては
左脳が優位になりがちだそうです。
知的発達障がい児においては「右脳」が優位に立っていて、「左脳」が十分に
発達していません。「右脳」が高機能すぎるが故に、普通の子どもが反応しな
いようなわずかなことにもストレスを感じて反応してしまうのです。

初めて自分の子どもが知的発達障がいだと告げられたときは、さぞかしショッ
クを受け、悩み、葛藤をすることでしょう。この本は、そんな親御さんたちに
希望の光を与えてくれます。
知的発達障がい児の親御さんは将来、日本または世界の政治経済、文化を
背負って立つ天才児を授かったとも言っています。
知的発達障がい児のみならず、普通に暮らしている子どもたちにも参考にして
ほしいと思います。

ポイントを、漫画で分かりやすく説明してくれています。なにより、実際の親御
さんの体験談も紹介されています。親御さんのひたむきな愛情がEEメソッドを
行うことで、改善・効果を導いているのです。

ぜひとも、ご一読ください。子育て中の方も、子育てが終わった方も。
親御さんだけではなく、すべての大人が子どもを守り、育てていくための
素晴らしいバイブルです。

(編集室 江尻みゆき)

にんげんクラブ会報誌12月号より

宇宙のしくみを使えば、すべてがうまくいくようになっている


高橋 呑舟・著
徳間書店 刊
定価 1,600円+税


著者の高橋呑舟先生は、にんげんクラブで連続セミナーをしていただいて
います。私は今回の『舩井フォーラム2015』でアテンドさせていただき、
本著の中に登場する『真名井神社』の正式参拝の旅にも同行させていただ
きました。
その中で何よりも強く感じたのは、高橋先生を慕い敬う、多くの方々の真摯
な姿でした。自分のことより常に他の人のことを考える、高橋先生の懐の広
さがあるからでしょう。

高橋先生は元幹部自衛官です。40歳のときにソ連が崩壊、国内では団塊の
世代が高齢期を迎えるにあたり、憂慮せざるをえない状況。国が潰れてしま
うことを恐れた高橋先生は、「何ができるか模索しながら方向転換をする」と
宣言して自衛官を辞めます。
整体治療を学び治療に専念するうち、根本的には『食』を正さなければ病気
はなくならないことに気付きます。

大きな転機は、なんと1995年の『フナイ・オープンワールド』。藤原由浩さん
という、250回以上UFOに乗ったという方に、地球にはないほどおいしいも
のを食べたという話を聞き「いつか自分で作って食べたい」と決めます。
興味本位で撮ったオーラ写真のメッセージは「ダイナミックで創造的な計画に、
頭から飛び込んでいく人生が待っています。それを完成させる自信と力があ
なたにはあります」まさにその通りの人生になりました。

アートテン技術を利用して作られた野菜やお肉は、本当にびっくりするくらい
おいしいです。真名井神社の旅で、もう食べられないくらいのお肉をいただい
たのですが、おいしいだけではなくその後まったく胃がもたれなかったことに
びっくりしました。

本著には、「アートテン」とは何かが、さまざまな角度から詳細に解説されて
います。難しくて分からない人も大丈夫です。信じて実際に行動している人
の体験談がたくさんあり、理屈だけではない感動があります。

さらに巻末のカラーページには、アートテンの波形型図形カードが4枚入って
います。本著を枕の下に置いて寝るだけでも、それぞれの効力が期待できる
そうです。
ぜひお手元に置いてほしい1冊です。

(編集室 柴切純子)


にんげんクラブ会報誌12月号より

ぼくの命は言葉とともにある

福島 智・著
致知出版 刊
定価1,600円+税


本書は、9歳で失明し、18歳で聴力を失った盲ろう者で、現在東京大学教授で
ある福島智氏の著書です。
福島氏は、盲ろうで世界初の常勤の大学教員になられ、『爆笑問題のニッポン
の教養』『徹子の部屋』等テレビ番組にも出演された経験があり、わりと有名な
方のようです。
私は本書に出会うまで福島氏のことを知らなかったので、盲ろう者でありながら
常勤の東大教授をされている方がいらっしゃると知ってびっくりしました。

全盲であるということは、視覚的には暗闇の中で過ごすことであり、さらに聴力
を失うと、他者とのコミュニケーションが非常に困難になります。漆黒の闇の中
にポツンと取り残されてしまったかのような状況になり、その時感じた感情は
どのようなものでしょうか。

福島氏は自らの言葉で、その時の状況や感情を語ってくださっていますが、
それらの深淵な言葉をもってしても、その孤独感、絶望感は、とうていはかり
知ることができません。盲ろう者であるかどうかにかかわらず、すべての経験
は、経験した本人にしか分からない世界なのだと思います。

視覚や聴覚とは別のところで、大自然や宇宙、他者との関係性を感じておられ
る福島氏が綴る言葉には、常に壮大な宇宙が見え隠れしています。
本書を読む間ずっと、漆黒の広大な宇宙を感じました。人間は本来宇宙と繋
がっていて、神から生かされていることが、本書を読むと感じられます。
雑多な情報が多い社会の中では、見える、聞こえるが故に情報に翻弄され、
本質を見失うこともあります。見えない、聞こえない、制限された状況の中で、
見えてくる真理、聞こえてくる真理があるのだなと思いました。

本書には、福島氏が読んで感銘を受けた文章も紹介されています。芥川龍
之介やトルストイなどの有名作品でも、読み手によってここまで深く味わいな
がら読めるものなのかと、感心しました。

本書を読んで、天から与えられた状況、生かされている今ある状況をそのまま
受け入れ、自分らしく生きるヒントをもらえたような気がします。
ぜひお読みください。

(編集室 兒玉裕子)


にんげんクラブ会報誌12月号より

つぶやき天使1 神様からの《この世シークレット》宅配サービス

主晴・著/松永 亜鈴・代筆
ヒカルランド 刊
定価 2,000円+税

この本の「主晴」様のメッセージを代筆をされている松永亜鈴さんは、12年前に
神霊界から何度もこの地上に降り立っているメシア様のおひとりである「主晴」
様よりメッセージを伝えられ始めたそうです。瞬間移動や、光のUFOに乗って
霊界探訪するなど不思議な体験を数多くしているそうです。

この本の内容はもちろんほとんど参考文献などはなく、全て「主晴」様からの
メッセージであるそうです。

「主晴」とは主が晴れるということで、宇宙の秘め事である神理を解き明かして
いるそうです。神の創造された大宇宙は計り知れなく奥が深く、科学がいくら
進歩しても、まだまだほんの一部しか我々人類界には知られていません。
「主晴」様はそれらの科学的にはあり得ないたくさんの奇跡を松永さんに体感
させてくれたそうです。

「主晴」様は「ありがとう」は「光の言霊」であり、この世で一番素晴らしい言葉で
あり、真心の贈り物を載せた言葉だと言っています。万物の霊長、生きとし生け
るものは、全て「日の神」の恩恵を受けていて、生命の源である日光は日神里
(ひかり)で、魂の古里は生みの親であるのだそうです。故に「ありがとう」には
「日の神」(天の父)がいるという言葉であり、「言霊」「数霊(かずたま)」「音霊」
「色霊」「光霊」と、万物万霊中、六つの御霊を持った、この世で素晴らしい(主晴
らしい)言葉であり、「日神里」は神の御意図が込められているとのことです。

「天の岩戸の真実」や、「三種の神器」の意味など、そして、「アカシックレコード」
など、分かりやすく教えてくれています。そして、「君が代」は世界の国歌だった
そうです!

今、大天変地異が起ころうとしている人類に、何をすべきか、何を準備すべきか
を問うています。想念の大転換が一番必要不可欠だと「主晴」様は言っています。
常識と思われていたことが、実は非常識であるということが多いのだそうです。
しきたりや習わしが如い何かに逆法であるかということに眼覚める時が来ている
のかもしれません。

大地も魂も神様が掃除をしているそうです。急務である想念の転換をしましょう。
全ては必然です。
ご一読ください!


(編集室 江尻みゆき)


にんげんクラブ会報誌11月号より

逆風のときこそ高く飛べる

鈴木秀子・著
青春出版社 刊
定価 1,350円+税

著者の最新刊をご紹介します。
人生が「順風」でうまくいくことが幸せだと、思い込んでいませんか。でも飛行
機が空を飛ぶためには、大きな抵抗を受けないと揚力が働かないので、逆風
が必要です。人生も同じ。でも、逆風に出会った時、苦しむ人とそれほどでも
ない人がいます。その差は、起こった出来事ではなく、出来事に反応する「心」
にあります。つまり、起こった事実は変えられなくても、自分の反応を変えるこ
とで、苦しみを恵みに変えることができるのです、と著者は言います。

著者は、自ら臨死体験をしています。見たこともない美しい光に包まれ、すべ
てが至福に満たされた、その時の体験から、死は忌み嫌うものではなく、絶対
的な愛の極致だということを知っています。神さまの無条件の愛は、いついか
なる時も私たちを守り、慈しんでくれていることを実感し、信じているのです。

この前提は大きな差です。多くの人は、この絶対的な無条件の愛を信じられな
くなってしまうから、不安になり恐れ、苦しみ続けるのではないでしょうか。

本著は、著者が信じている「愛」から始まっています。そこに60年以上にわたっ
て、さまざまな人の相談に接し、真摯に向き合ってきた著者の確信に満ちた
ことばと、様々な人たちが、著者と出会い苦しい状況を精いっぱい生き抜いて
きた経験によることばがたくさん詰まっています。

著者は、どんなことも否定することはありません。こうしなければいけないという
ことも言いません。ただじっと寄り添い、一ミリでも良い方向に、幸せに近づける
ように、信じて祈り続けます。

祈りとは、願い事をすることだけではないのです。祈りの根本は、私たちが深い
ところで知っている人智を超えた大いなる存在への敬い、賛美の念。何があっ
ても大丈夫、最高・最善のはからいを信じることなのです。

読んでいるだけで、心が温かく、至福に満たされます。
ぜひ、おそばに置いていただきたいです。


(編集室 柴切純子)

にんげんクラブ会報誌 11月号より

クリスタルボウルに魅せられて―心と体を癒すその音色と波動


鈴木真佐子・中川恵美子・共著
太陽出版 刊
定価 1,700円+税

こんなすてきな世界があるのかと、初めて知りました。聴いたことも見たことも
ないクリスタルボウルですが、読んでいる間中、私を癒してくれるであろう光と
音の波動に包まれているような感覚になりました。

クリスタルボウルがアメリカで誕生したのは25年ほど前。ヒーリングツールや
医療ツールの一つとして活躍の場を広げてきました。
10年ほど前から従来の重量感のある乳白色のクラシックボウルに加え、軽量で
小型の新しいタイプが誕生しました。

そして第3世代として登場したのがアルケミー・クリスタルボウルです。
水晶に貴金属を混入することを決意し、苦労を重ね、種類を増やしてきました。

軽量なうえに倍音を含んでいるので一つでも手軽に十分楽しむことができて、
見た目にも何とも言えない趣があり、日本でも急速に愛好者が増加したそうです。

一つとして同じものは作れないので、欲しいと思っても手に入らなかったり、
思いもしない方法でやってきて幸せを届けてくれるので、手にした人は
「ボウルは生きている。それぞれ性格も違い、話し掛けてくれる」と感じるそうです。

「日本人は花を摘むようにボウルを弾く。その表情がなんともいい。
生き生きした喜びにあふれている」
アルケミーボウルの生みの親である、ポールとウィリアムの言葉です。

次にどんなボウルを作るかインスピレーションを受けるのは、温泉に入っている
ときが一番多いそうで、3時間も温泉から出てこないこともあるとか。
ボウルで土地を浄化しながら、日本中の温泉を回るのが二人の夢だそうです。

ボウルに出逢って運命が変わった人の体験談、不思議なパワーの謎、ヒーリング
エクササイズ、日常での楽しみ方など、盛りだくさんの内容です。
付記「クリスタルボウル一覧―その種類と特徴」と
巻頭にある折込みのカラー写真を見比べているだけでも、幸せな気分になれます。

みなさんもクリスタルボウルに呼ばれてしまうかもしれません。
ぜひ、覗いてみてください。

11月号のインタビューには著者の一人である鈴木真佐子さんが登場します。
来月号もお楽しみに!


(編集室   柴切純子)

にんげんクラブ会報誌 10月号より


「聖なるあきらめ」が人を成熟させる


鈴木秀子・著
アスコム 刊
定価1,000円+税


「あきらめ」とは、多くの場合マイナスな表現で使われることが多いと思います。
何事もあきらめることは良くないことだと教わってきましたが、本書では
「人生はあきらめるとうまくいく」と語っています。
目標に向かってがんばり続けることが良いことだと信じている人にとって、
少しびっくりするタイトルかもしれません。

「あきらめる」とは、さまざまな使われ方があるそうです。単に「諦める」として
「断念すること」だけでなく、「執着しない」ことでもあり、また仏教の世界で
誕生した言葉で「明らめる」という使われ方もあります。
これは、「物事を明らかにする」「真理に達する」「つまびらかにする」という
意味だそうです。

人生は、必ずしも自分の理想通りに行くとは限りません。身体が思うように
動かなくなるときもあれば、人間関係に悩むこと、最愛の人と死別することなど、
さまざまな困難をすべての人がいつかは体験します。

苦しいとき、悲しいとき、そんなときこそ聖なるあきらめが人を成熟させて
くれるのです。

本書では、多くの人が困難に直面した体験と、そこから何を感じ、何をあきらめ、
何を学んだかの事例を詳しく掲載しています。
それぞれの人の体験は、それぞれの人にしか味わえないオリジナルなものです
が、読者はその体験に思いを馳せることで、共に感情を味わい不思議と勇気づ
けられるものです。

また、本書の著書である聖心会シスター鈴木秀子さんは、30代の頃に転倒事故
により臨死体験を経験されています。
その体験の中で、暖かい光と至福に包まれた鈴木さんは、死とは苦しいものでは
なく、実際は幸せに満ちたものであることを確信します。
死を怖がって目を逸らすのでなく、しっかりと見つめ、「明らか」にすることで、
人生をよりいっそう大切に幸せに生きられると説いています。

本書を読んで、著者の優しく暖かい人柄が、感じられました。
読みやすい本でありながら、大切なことを教えてくれる本です。
ぜひお読みください。


(編集室  兒玉裕子)

にんげんクラブ会報誌 10月号より


求めたものが"じゃんじゃん"入ってくる 宇宙バケツの法則 上手に生きるより 自分を生きよう♪


あおそら友里・著
 ヒカルランド 刊
定価 1,500円+税


この本の著者であるあおそら友里氏は、かつては教育事業大手の銀座の
エリアマネージャーを任されていたバリキャリ(バリバリのキャリアウーマン)
だったそうです。部下も総勢300人、年商は35億円だったそうです。

20歳の頃思っていた通りになったそうですが、一生懸命働いているのに
満たされない自分に気付きました。
「生きているのか死んでいるのかわからない......」
そんな白黒モノトーンライフを過ごしている方にお勧めの本です。

感情を目的意識に服従させて9年間やりこんだ頃、そろそろまずいと直感した
そうです。義務感から我慢して仕事をしていたら内臓病のオンパレードになって
しまったそうです。

しかし、ご主人のシドニー転勤という転機に円満退職し、新天地へ向かうことに
なりました。
バリキャリだったあおそら氏はそこで、今まで五感を閉ざし、感情が動かなくなって
いたことに気が付きました。
「嬉しい」も「楽しい」も「好き」も「嫌い」もわからなくなってしまっていたそうです。

そんな中、オージー(オーストラリアの地元の人々)との触れ合いの中から、
NO WORRIES!(ノーウオリーズ)文化と出会い、シンプルに今を楽しむ、
人生を楽しむために生きるのが人生の目的だということに気付きました。

五感を解放して「感情を取り戻す」というリハビリを経て、「宇宙バケツ」の法則に
たどり着いたのだそうです。

自分が心から求めているものが無限、無条件にじゃんじゃん入ってくるシンプルな
法則です。その法則は、最初はたった一人が信じてくれたことから始まりました。
自分に正直に生きることは時に苦痛を伴うこともありますが、自分の決断を信じて
腹を決め直すことが必要です。自分を信じぬけば応援してくれる人が一人、また
一人とやって来るのだそうです。

読んでいるうちに、自分があたかもオーストラリアのさわやかな空の下、海辺で
読んでいるような錯覚に包まれてしまいました。
そして、読んでいるうちに癒されてしまう、そんな一冊です。
DVDも同時発売中です!
 
ぜひお読みください。


(編集室   江尻みゆき)

にんげんクラブ会報誌 10月号より


食べない人たちビヨンド


 
秋山 佳胤・森 美智代・山田 鷹夫・共著
マキノ出版 刊
定価 1,300円+税

この本は昨年刊行された『食べない人たち』の続編です。
不食実践家三人の不食に対するメッセージがふんだんに込められています。

そのお一人である秋山佳胤氏は二十代半ばのころ絶望感が極みに達し
いろいろと思い悩む中、悔悟だけがすべてになっていたそうです。
そんな中異界である地獄に足を踏み入れてしまったそうです。
想像も絶する気の遠くなるような環境も、慣れとともに欠点がきれいに見えるようになり
楽しくなってきて、それも悪くないものだと思った瞬間に目の前が開け、
プラーナの存在を認識したそうです。

森美智代氏は二十代前半に「脊髄小脳変性症」という難病にかかったそうです。
その病気は体の運動と平衡をつかさどる小脳が徐々に萎縮する病気だそうです。
その時、西式健康法の後継者の一人である甲田光雄先生に出会い、
甲田療法により断食を繰り返したそうです。
結果、不食をし、青汁一杯の生活を19年以上続けているそうです。
知識の中で生きることをやめ、体が持つ本当の能力を使えば
不食は可能だとおっしゃっています。

山田鷹夫氏は二度の離婚を経て、安定したサラリーマンの職からも身を引いて、
五十歳になったころ、深夜の路上でふと思いついたのが不食の実験だったそうです。
その後、沖縄の内離島という無人島で
130日間の不食の生活を実験することになったそうです。
その行動はメディアでも取り上げられたそうです。
その中で、「無為」の対極にあるのが「食」だということを悟ったのだそうです。

三人の不食実践家はそれぞれの過程を経て「不食」に辿り着きましたが、
同じくして「慣れの法則」を熟知されています。
この本では「不食」の極意を思う存分お楽しみいただけることと思います。

10 年前では考えられないような内容ですが、
地球規模での変化が急速に進んでいるからでしょうか。
前編もさることながらさらに進化した=ビヨンド(続編)となっています。
 
ぜひお読みください。


(編集室 江尻みゆき)


にんげんクラブ会報誌 9月号より

食べない、死なない、争わない


稲葉 耶季・著
マキノ出版 刊
定価 1,300円+税


著者のことは、にんげんクラブセミナーでお馴染みの、弁護士・医学博士である
秋山佳胤先生からお聞きしていました。
日本の国内でもなかなか会えないのに、なんとアマゾンで奇跡的なすれ違いを
していたというお話。本書を読んで、ああ、あの時の! 
と、自分のことのように思い出しました。

さらに、表紙をめくるとすぐ、「ジャンジャン」という文字が目に飛び込んできました。
渋谷の公園通りの坂の途中に教会があって、その地下にあった小劇場が「ジャンジャン」。
私の青春時代、コンサートや芝居に感動していた、本当に思い出深い劇場でした。

ところが先日、渋谷の「ジャンジャン」で...と懐かしい話をしたら、
なんとそこにいた人は誰も「ジャンジャン」を知らなかったのです。
私にとってこんな有名な劇場を知らないことに、びっくりして、ちょっと淋しい思いをしました。

その小劇場があった、「東京山手教会」の創立者が、なんと著者のご両親だったのです。

まったく関係ないのですが、特別な親近感を感じてしまいました。

教会で生まれ育った著者は、当然のことながら13歳のときに洗礼を受けます。
ところが中学3年くらいから仏教に強く惹かれるようになり、京都のお寺を訪れては
瞑想していたそうです。

都庁に勤めてから裁判官になり、世界各地を旅し、様々な経歴を経て、
定年後に臨済宗の僧侶となります。

キリスト教も仏教も差はなく、著者にとってはブッダの教えが親和性を感じるもの
だったのだそうです。

長く裁判官を務めてきましたが、人としては誰もジャッジしない姿勢を貫いてきました。
主張するつもりもなく、自然に心地よく生きるために学んだことをまとめてみたら、
今の時代に注目の3つのテーマに集約されたそうです。

インドでの死の迎え方を知ったら、「姥捨て山」は悲劇ではないと思えました。
今までの常識が、根拠のない思い込みだったと、痛感することがたくさんありました。

著者のように、本当に素直に人生を生きていきたいです。
そのための知恵が詰まっています。ぜひ、お読みください。


(編集室 柴切純子)

にんげんクラブ会報誌 9月号より

103歳になってわかったこと〜人生は一人でも面白い〜


篠田桃紅・著
幻冬舎 刊
定価1,000円+税


本書は、世界的に有名な美術家の篠田桃紅さんの著書です。
40万部を突破したベストセラーですので、すでにお読みの方も多いかもしれません。
戦前、戦後の時代を凛として生き、数え年で103歳になられた篠田さんの言葉は、
混迷の時代とも言える今、大切なメッセージを伝えてくれます。

100歳を超えると、生きているだけで大変なことだと思いますが、
103歳になってなお健康で、意欲的で、創造性に富みながら生活されている
篠田さんの文章を読んで、すごいことだと思いました。
103歳にもなると、若い頃とはずいぶん思想も変わるようですし、
いろいろなことを達観していくようです。
歳をとるということは、肉体や記憶力などが衰えていく一方でなく、
何か別の大切なものが蓄積されていくことであると本書を読んで思えました。

もともと若い頃から自分らしさを追求し、魅力的な生き方を創造してきた著者だからこそ、
103歳になってもなお、潑剌とした輝きがあるのかもしれません。

戦後、43歳で女性の美術家としてニューヨークに渡米して、様々な国籍の人たちと
交流された篠田さんは、時代の先駆けであり、103歳になった今もなお、
先駆けであり続けます。
篠田さんの文章から、既存の常識や枠組みにはこだわらず、
とらわれない自由な姿勢が見られました。
何事にもとらわれず自由であるには、より自分らしくしっかりと立つことが
重要だと思えました。

篠田さんの生き方には、自分らしさという一本の芯が通っていて、
誰かの真似をするのでなく、自分の足で道なき道を進んでいく美しさがあります。
それぞれ好みはあると思いますが、本当の美しさを放つ芸術作品は、
人種や国籍が変わっても美しいと思えるものなのでしょう。
日本の墨を使った書道作品が海外で評価されるのも、そこに共通する思いや
美しさがあるからだと思います。

芸術には疎い私ですが、篠田さんの文章を読んで、自分らしくありたいと思うとともに、
芸術を愛でる感性をもっと養いたいと思いました。

ぜひお読みください。


(編集室 兒玉裕子)


にんげんクラブ会報誌 9月号より

霊能動物館


加門 七海・著
集英社 刊
定価1,400円+税


本書は動物たちにスポットを当てて、日本古来から伝わる伝説や霊力につい
て書かれた本です。日本には八百万の神々の信仰があり、さまざまな存在が
神として祀られています。昔からオオカミ、キツネ、ヘビ、ウマ、ネコ、タヌキ、
等々の不思議な話はたくさんあり、それらは神や神の眷属として祀られています。

一方で、呪いや祟りを起こす邪悪な存在とも認識され、祟りを封じるための塚や
社なども日本各地にあります。昔の人々が動物たちをどのように扱ってきたのか、
またどのように交流してきたのかが、本書を読むとよくわかります。

人間と動物を上下関係で見ずに、生物全体を対等に見る視点が昔の多くの
人々にはあったようです。

本書の内容は、読み手によって、単なるオカルトやおとぎ話と考えることもできれば、
リアリティを持って読むこともできます。時に怪談話のようなかなり恐ろしい話や、
現代でもあり得る物語として、動物ごとにまとめられたさまざまなエピソードが
語られています。

古い文献での考察から、現場の生の声をインタビューしたものまで、
読みごたえがあります。

日本中に多くみられるオオカミ信仰についての話は、とても興味深いものでした。
伏見稲荷などお稲荷さんは有名ですが、オオカミを祀っている神社が実は多く
あるようです。

ニホンオオカミは今は絶滅したと言われていますが、かつての日本では
食物連鎖の頂点に君臨していた存在であり、人々から畏れられ、大切に
扱われていたようです。


現代の日本人は、近代化が進むに連れて自然と離れ過ぎているように感じ
ています。離れてしまうと、自然は不便であったり、怖い存在になったり、
穢れの存在であると思ってしまいます。

人類は自然とともに生きてきたし、自然なしには生きられません。
自然に対する畏敬、畏怖の念を忘れることなく、動物だけでなく、
すべての自然とともに助け合いながら暮らすことを思い出さなければ
いけません。

怖がりな方にはあまりお勧めできませんが、本書を読むことで、
古来の日本人の生き方や考え方にも触れることができ、自分たちの
ルーツを思い出す一助となるように思います。


(編集室 兒玉裕子)


にんげんクラブ会報誌8月号より

【祈り祀る】この国の形


春木 伸哉・矢作 直樹・共著
ヒカルランド 刊
定価 1,713円+税

この本は東京大学医学部教授の矢作直樹氏と幣立神宮宮司の春木伸哉氏の
共著です。
矢作氏は救急・集中治療、内科の臨床医として勤務しながら、医療機器の開発に
携わり現在救急外来と集中治療を一手に担う責任者として活躍されています。
にんげんクラブでもお馴染みの「水」の研究家である故江本勝氏との対談で
春木氏のことを知ったそうです。
我が国最古の幣立神宮に仕えていらっしゃる春木氏はもともとは教員をされて
いましたが奥様との出会いから養子になられ、現在宮司をなさっているそうです。
そこで縁を求めてやって来られた世界中の様々な宗教関係の方々を受け容れて
ご一緒に活動されている事実にすべてを受け容れる神道の実践を強く感じたそうです。

35年医療現場で携わってきた矢作先生は、明治、大正生まれの患者さんに比べ
現代の患者さんでは、本来の信仰心の意識がうすれてしまっているように感じるそうです。
それには敗戦後のGHQがかかわっているとのことです。
そのことにより日本人が自分のことだけではなく他人の命のことも分からなくなって
しまったのではないかと思いこの本を出そうと思ったそうです。

春木氏は徹頭徹尾、「私」ということが一番の価値になっているから、私の得になるか
損になるかということが判断基準になっているからだと言っておられます。
日本人は自己否定から物を考える癖がついてしまっているので自分を肯定できる
教育内容にしていかないと国家的に活動できる人は育たないとのことです。
子どもの大和魂を揺さぶる話をし、私たちの祖先に対する尊敬の念を持つことこそ
命を大切にする教育ではないかと言っておられます。

最近忘れられている、桃太郎や、金太郎の話は努力によって自己実現したり、
世の中に役立った物語です。それを「立身出世」というのだそうです。
それぞれの場所、それぞれの生き方が発信できるものを最大限発信する努力を
していかなくては世界は変わっていかないとのことです。
そしてご縁もちゃんと生かさなくてはならないそうです。
ぜひ、お読みください。

(編集室 江尻みゆき)


にんげんクラブ会報誌 7月号より


魂の導き 本当のあなたが目覚めると、思いがスイスイ実現する!

 
越智 啓子・著
徳間書店 刊
定価 1,500円+税

著者は、自称「笑いの天使」、鶴姫やマリー・アントワネットのコスプレをして
講演会もするそうです。本著の中でも「流れが変わったのです。ブラボー!」
「すっきり晴れ~晴れ~な氣持ち」と、ときめき溢れる自由奔放な言葉が続き
ます。

『1978年、東京女子医科大学卒業。東京大学付属病院・精神科で研修後、
ロンドン大学付属モズレー病院に留学。』

著者のプロフィールからは想像もできませんでした。

精神科医ですが、研修の時によく処方されていた安定剤をご自分で飲んで
実験し、副作用の強さにびっくりし、薬を使わないで治療することをずっと
追求されてきたのだそうです。

『1995年、東京で「啓子メンタルクリニック」を開業。1999年沖縄移住。
笑い療法、過去世療法、アロマセラピー、クリスタルヒーリング、ヴォイスヒーリング
などを取り入れた、新しい治療を行なう。 2010年から沖縄・恩納村にあるクリニック
を併設した癒しと遊びの広場「天の舞」を拠点に、クライアントの心(魂)の相談に
応じながら、執筆活動、講演会・セミナーなどを行っている』 
 
著者自身も臨死体験があり、自分の過去世も見ているそうです。
はせくらみゆきさんと仲良しで、増川いづみ先生のサウンドヒーリングセミナーに
一緒に通われて、さっそくご自身の診療やセミナーに活用されています。

高校時代は絵ばかり描いていたのに、母親に進められて医学部に入学したおかげ
で、型にはまらない画も癒しの大きな手段になっているそうです。

常に新しい発見やひらめきによって前に進んでいる著者ですが、その根拠は著者
自身の経験と研究にしっかり裏付けられています。その上で、ありのままの自分を
すべて受け入れて、楽しく生きていけることを著者自身が示し続けてくれています。

古代文字で自分の嫁ぎ先の使命がわかったり、前世が「イルカ」ならまだしも「火山」
だったり......そんなびっくり仰天のエピソードのすべてが「人生のしくみ」につながります。

こんな生き方がしてみたいと思える、幸せな本です。
わくわく感をぜひ味わってください。

(編集室 柴切純子)


にんげんクラブ会報誌 6月号より

いのちの調律

増川いづみ・著
きれい・ねっと 刊
定価1,500円+税


本書は、水や電磁波の研究者である増川いづみ先生が『ザ・フナイ』や
『にんげんクラブ会報誌』で書かれた内容を、読みやすく一冊にまとめて
編集し直された本です。
水の研究のお話から、電磁波、環境破壊、音の世界、惑星の配列が人間に
与える影響など、増川先生の扱う分野の広さに驚かされます。
その広さはきっと、「いづみ」と名付けられた増川先生が生まれながらに
興味を持っていた「水」という存在が、すべての源であり、すべてを含むもの
だからだと思います。

本書は第一章・水は万物の命の源、第二章・自然を蝕(むしば)む危険な
電磁波、第三章・いのちの尊さを考える、第四章・地球からのメッセージ、
第五章・今こそいのちの調律のとき、と五章で構成されています。

この構成は、陰陽どちらも併せ持ち、とてもバランスが良いと思います。
水のすばらしさやいのちの調律などいわゆる陽の部分のみを伝えるのでなく、
現在の地球の現状、陰の部分にも深く言及されています。

環境破壊やいのちの尊さについて表現するには、時には読むだけで胸がはり
さけそうな部分もありますが、それが現在の人類の現実であり事実なのです。

普段私たちが目を逸らしがちで、できれば見たくないと思っている部分を、
きちんと怖がらずに見ることによって、陰陽が合わさって次の段階に進むこと
ができます。その陰を見つめたうえで、水の尊さ、今ある地球環境の尊さから
宇宙までを細部まで知ることができる本書は、素敵な本だと感じました。

特に、音と惑星の関係と、それに関連する人間の臓器の周波数など、とても
興味深く読みました。すべてはつながっていて、自分の内面にも外面にも宇宙
はあるのです。

四方を海に囲まれ、山々や河川に恵まれて良質な水が豊富にある日本は、
水と非常に密接な関わりのある国だと思います。豊かにあるがゆえにこの水
の尊さを日本人は時として忘れがちです。命の源と言っても良い水を大切に
すること、そしてそこから宇宙の源へとつながっていくことを、本書は教えて
くれます。
ぜひ多くの方にお読みいただきたいと思います。


(編集室 兒玉裕子)

にんげんクラブ会報誌6月号より

五次元ライトボディ化に向かうあなたへ

肉体を持ったまま すべてのカルマを溶かして 五次元ライトボディ化に向かうあなたへ いよいよ《大宇宙神業》が遂行されます



森中 光王・著
ヒカルランド 刊
定価1,750円+税

本書は、著者の森中氏が神々や、偉人、聖人、惑星意識からのメッセージを
チャネリングし、一冊にまとめた本です。

役行者(えんのぎょうじゃ)安倍晴明、釈迦、老子、アダマ、
素戔嗚尊(すさのおのみこと)、冥王星意識、等々、
本当にバラエティに富んだ方々が、地球と人類を思ってメッセージを伝えて
いらっしゃいます。

ある特定の存在だけからのメッセージを伝えるのでなく、たくさんの存在が
順番にメッセージを伝えてくるところが、それぞれの個性が出ていて
面白いなと思いました。

また、巻頭カラーページに、ライトボディとなった著者の写真があり、
興味深く拝見しました。

日の出の太陽光を浴びましょう、自然と親しみましょう、粗食に戻りましょう、
あくせくせずにゆったりとした時間を過ごしましょうなど、
混迷の時代を生きるヒントを、多くの存在たちが教えてくれます。

本書をここで皆様にご紹介するのは、正直に言うと少し迷いました。
というのも、ゲリー・ボーネル氏はじめ、様々なチャネラーの方がおっしゃるように、
2015年4月半ばに日本に大地震が起こると何度も書かれているからです。

しかも震源地もゲリー氏の見解と同じく伊豆半島だそうで、
これは見逃せない情報でもあります。
このような情報は、神々の「言ってはならず、言わねばならず」の難しい世界で、
伝えれば恐怖心を煽り逆効果になる可能性もあるし、
伝えなければその予測を回避することができない可能性もあります。

ここで皆様に本書をご紹介するのは、皆様の恐怖心を煽るためではなく、
神々はこのように伝えているそうですが、さてそれをふまえて
私たちはどう生きますか? といま一度考えていただくためです。

著者の森中氏も、大難が小難になることを祈りながら
神々のメッセージを伝えていらっしゃいます。
もちろんメッセージはすべてをそのまま鵜呑みにするのではなく、
ご自分のフィルターを通してご判断ください。

ちょうど今月の、ボブ・フィックス氏のインタビュー記事に、
チャネリングを聞くにあたってのヒントが掲載されているので、
あわせてご参考にしていただければと思います。


(編集室兒玉裕子)

にんげんクラブ会報誌3月号より

北海道 くらしの花レシピ


北海道 くらしの花レシピ

森直子・著
北海道新聞社 刊
定価 1,389円+税

この本の著者である、森直子さんは13歳で花の世界に身を投じてから華道、
フラワーアレンジメント、フラワーセラピー、芸術療法を学んできたそうです。
現在は花作家、そして花育家としてご活躍中です。

身近な花や緑に親しむことによって生命のあるものに触れる感動を体験し、
植物とのかかわり方を学ぶことによって、自己と他者との立場・在り方を
学ぶことに繋がり、花や緑を大切なもの、愛おしいもの、かわいいものと思う
気持ちを育むのだそうです。

普段、私たちの生活の中では、花や緑に触れる機会はますます少なくなって
きています。子どもたちにとっては深刻な問題です。知識や体験をして、
さまざまなことを吸収する幼児・児童期の成長段階に、花や、緑に触れ合い、
親しみ、楽しむために「花育」があります。

これらのことで花や緑の存在が人に与えてくれるものの大きさを感じ、感謝
する気持ちに通じるのだそうです。

例えば、花育の授業で実際に花の水切りをすることで、花がよみがえり、
長持ちすることを「花が長生きすると」教えます。そうすることで、花は「水」と
「太陽」を食べて生きていると証明できることになります。
つまり花育で生命の存在を教えることができるのです。
       
また、枯れていくことを見て死をも感じることができます。土に埋めたり、
燃やしたりして、また種や堆肥になっていく、命の循環を感じることができ
るのだそうです。

花育は子どもだけではなく、家族やその友人、近隣の人々などの周囲にも
良い影響が及ぶのだそうです。その結果、子どもを取り巻く多くの人も多様
な形で花や緑にかかわることに繋がるのです。

この本では、庭や野に咲く花の他、北海道産の旬の花を使い、身近な材料
で気軽に花と触れ合う方法が紹介されています。もちろん、花選び、花の生
け方、花を長持ちさせる方法などもわかりやすく説明されています。

生けられた清らかな花々と緑の写真を見ていると本当にすがすがしい気持
ちになります。生命の循環を感じながらぜひご覧ください。


(編集室 江尻みゆき)


にんげんクラブ会報誌 2月号より

アセンションのその先へ《麻・高周波》でNIPPONから《世明けのアサ》へ銀河JUMP!

アセンションのその先へ 《麻•高周波》でNIPPONから 《世明けのアサ》へ銀河JUMP! 水星の知的生命体MANAKAが伝える新しい宇宙観

中山 康直・著
ヒカルランド 刊
定価 1,620円+税


著者は月刊『ザ・フナイ』の2012年8月号から2014年3月号まで、
「人類への贈り物~奇跡の大麻草~」と題して連載をしていました。
20カ月にもわたる連載の集大成として出版されたのが本著なので、
とても密度が濃く、『神秘的な大麻物語』と『現実的な大麻情勢』の
両面からスポットを当てた2本立ての仕上がりになっています。

さらに今回書き下ろされたのが、7章と最後の11章。麻を通して
ネパールと日本の共通点を明らかにしてきた著者が、1年ぶりに
ネパールを訪ねた最新レポートが7章。そして、『ザ・フナイ』連載の
最終回に明かされた、『MANAKA(マナカ)』についてさらなる事実を
綴ったのが11章です。

『MANAKA』とは、著者の内部に存在する水星の知的生命体で、
そこから伝えられた新しい宇宙の基準が、MANAKAリアリティーです。
摩訶不思議な話から始まりますが、読んでいくうちに、日本人である
ことの誇りと、明るい未来を確信できて、そのための一歩を踏み出した
くなる、さわやかな確信に満ちてきます。

それは、著者が子どもの頃の臨死体験から得た、未来への確信が
あるからです。そして、それを確かめるため、著者自身が世界中に
足を運び、体験したことから、新たに生まれた素朴な疑問を、バラバラ
になったピースをはめていくように、少しずつ自分の手で解き明かして
いった、情熱があるからなのではないでしょうか。

大麻草は銀河の様々な星に自生して、その星の波動調整・環境浄化を
しつつ、惑星間のネットワークを構築しているそうです。

今までのスピリチュアリティでは、この地球は不良星なので高次元に
上がろうという直線的な考えでした。しかし、目の前の現実という場で
本質的な生命活動をしていくことこそが、最終の物語であり、その活動を
導いてくれるのが、大麻草だというMANAKAリアリティーが展開されます。

感動の一冊です。ぜひお読みください。

(編集室 柴切純子)

にんげんクラブ会報誌 1月号より


狼の群れと暮らした男

狼の群れと暮らした男

ショーン・エリス+ペニー・ジューノ・著
小牟田康彦・訳
築地書館 刊
定価2,400円+税


本書は、ロッキー山脈の野生のオオカミの群れとともに実際に生活をした
男性の本です。保護区などで監視・管理されている狼と一定の距離を保ち
ながら暮らす人はたまにいますが、絶滅が危惧され実際にいるかわから
ない中、本物の野生のオオカミの群れを命懸けで探し当て、2年も一緒に
暮らして本を書いた男性は世界初です。

軍隊でのサバイバルの経験を積んだ著者が、雪深いロッキー山脈で動物の
生の肉と木の実のみで食いつなぎ、ようやくオオカミの足跡を見つけたのは
なんと2か月半も後のこと。命の危険を感じながらも忍耐強くオオカミと接触
を試み続けた結果、群れの中の最下位の存在として受け入れられました。

野生のクマやイノシシなど大自然にはオオカミ以外にも様々な危険があり
ますが、そのような危険からオオカミに守られ、家族の一員として養われた
彼の経験には驚きと発見がたくさんあります。

どうしてそこまで狼に情熱を傾けられるのか......と彼のまわりにいる人も、
読者の大半も不思議に思うことでしょう。彼と狼との絆は、たぶん生まれる
前からのものだったのだろう、としか思えません。不思議だけれど、世間の
評判とか常識には目もくれず、ひたすら自分を貫いた著者の生き方は、とて
もユニークでかっこいいと思いました。

本書は、今まで誰もわからなかった野生のオオカミの生態や、優しさ、賢さ、
群れの掟など、本当にたくさんのことを教えてくれ、考えさせてくれました。
オオカミについてだけでなく、自然と離れたことによって人間の失った感覚や、
自然を支配できると思ってしまう傲慢さなど、人間の生き方や、地球全体の
環境にも思いを馳せることができました。

また、著者がネイティブアメリカンの長老から教えられる意味深い教えなども、
心に響きました。

日本では、明治以降にオオカミは絶滅してしまったようですが、それによって
シカなどの草食動物が増え、生態系に大きなゆがみが起きているとも言われ
ています。

ぜひ多くの方に本書をお読みいただき、古来ともに生き続けてきたオオカミの
スピリットを、感じてみてほしいと思います。


(編集室 兒玉裕子)

にんげんクラブ会報誌 1月号より


沈むな! 浮上せよ! この底なしの闇の国NIPPONで覚悟を磨いて生きなさい!


池田 整治・中丸 薫・著
ヒカルランド 刊
定価 1,556円+税


元陸上自衛隊陸将補であり、オウム真理教がつくったサティアンに自衛官として
唯一同行支援したことのある池田整治先生と国際政治評論家である中丸薫先生
の対談が一冊の本になりました。

この本では、世界の組織と経済の複合関連の真の構造を暴いています。
知らないということは、本当に恐ろしいことだと思いました。また、洗脳により、
事実を知ろうとしなかったり、間違った価値観や、思想を植え付けられていることが
山ほどあります。それに早く気が付き、目覚めることにより、闇の権力の支配から
解き放たれ、本来のヤマト心を取り戻さなければなりません。
そのためにも一般の人々に草の根で、覚醒してもらい、意識のある人、有意の人に
なってもらうことが必要だそうです。
      
今の日本人は「体主霊従」の「われよし」となっているそうです。畑で作物に農薬を
散布して出荷します。しかし、それは体に悪いことだと承知の上です。自分たちは
それを知っているので無農薬の作物を食べている。つまり自分がよければよしで
他人の不幸には目をつぶるということです。

それに対して、「霊主体従」に意識連環を変えなければならないそうです。
生命は永遠で人間の本質は光と愛、神のエネルギーそのもので、永遠に輪廻
転生し、その概念は自分がやったことは自分に全部戻ってくるということです。

日本人はもともと自然との一体感のDNAを持っているので、このスイッチをオンに
すれば早いので、この情報をいかに広めるか、あるいは目覚めさせるか、そこが
ポイントだそうです。

薬の問題、食品に入っている添加物などの問題、政治の問題、放射能の問題、
政治の問題、歴史の問題、どれをとっても見過ごすことができません。
このままでいくと2017年、18年にはみそぎみたいなものがあり、地球的規模の
大転換期を迎え、日本の人口は今の5分の1になってしまうかもしれません。

素直な気持ちで、この本をお読みいただき、一人でも多くの日本人のヤマト心を
よみがえらせ、覚悟を磨いて生きましょう。


(編集室 江尻みゆき)

日本人が知って変えていくべき重大な未来


ゲリー・ボーネル・著
ヒカルランド 刊
定価 1,278円+税


本書は、アカシックリーディングの第一人者である著者が、
2015年以降に日本で起こる地震や災害についての予知を本にしたものです。
本来であれば、私は地震予知についての本を読むことや、
人様にご紹介することは好きではありません。
それは時として恐怖心を煽るだけにもなってしまうし、
その恐怖心が、かえって予知を現実化する方向へと向かうこともあるからです。

しかし本書を一読してみて、
すでにそんな悠長なことを言っていられる時期ではないことがわかりました。

著者であるゲリー氏は、被害が惨憺たるものですから、
地震についての話をするのは好きではないそうです。
今までに地震の予知をしたのは10回くらいで、場所はすべて正確でしたが、
そのうち日付まであたったのは2回。
未来のことを、日付や時間まで正確に予知するのは非常に難しいのだそうです。

このことを踏まえて、ゲリー氏がアカシックレコードから今感じることとしては、
2015年4月12日に、マグニチュード9・2前後の
東海大地震が起きる可能性が高いそうです。
震源地は伊豆半島の南方トラフ付近、
最も激しい揺れは静岡県の伊東市の海岸線あたり。
その1週間後に、東京直下型のマグニチュード8の余震が起き、
さらに1週間後に、東京沖の海底を震源地とする一連の地震が
太平洋方向へと向かう直線上に起きます。

これらの地震の最大の脅威は、和歌山県や宮崎県、四国など
太平洋沿岸に起きる何度かの津波だそうです。
これだけでも大変な状況ですが、
これらは、本書に書かれている情報のほんの一部です。
その他にも世界各地で起こる地震や災害、今後の変化などについて
詳細な予知と、心構え、準備や対処法などが書かれています。

そしてこれが一番重要ですが、
地球の変化に伴い起きるかもしれない地震の規模を、
私たちが集合意識によってどのように穏やかなものにしていけるのか、
意識の持ち方が書かれています。

ゲリー氏が地震予知をするのは、それが当たることではなく、
外れることを願ってお伝えしています。

なるべく多くの有意の人に、この本を読んでいただき、
そして一緒に、この本に書かれている未来を変えていってほしいと願います。


(編集室 兒玉裕子)

簡単!生命のスープ


オオニシ恭子・著
ビジネス社 刊
定価1,200円+税


著者のオオニシ恭子先生は、ご自身の手荒れや、体調不良に悩まれている折、
一冊の本との出会いから、私たちの身体の中には対極な二極のエネルギー、
「陰」と「陽」がバランスをとっており、そのバランスが悪くなると体調が悪くなることに
気がついたそうです。

そのアンバランスは食べ物の誤りが原因で、
食の陰陽のバランスを保つことで健康が維持できるそうです。
そのような理由で食生活を見直すようになったそうです。

欧州に渡り、三十年余りをベルギーで暮らされていましたが、
たまたま一時帰国されていた時、東日本大震災に遭遇し、
日本の良さや、日本人の誇りを守りたいという強い思いに駆られたそうです。
それを機に帰国されこの本を書かれたそうです。

本来の自然農法の野菜の良さを薦めることにより食から日本人を元気にしたいとのことです。

本書には身体の状態を知るために7段階のタイプと傾向に分けています。
今の自分の現在地を見つけることで
(本書掲載のセルフチェックリストより)どのような食材を必要としているかが
分かりやすく説明してあります。

現代人は調子が悪くなるとすぐお医者さんに行って、
薬をもらわないと気がすまない人が多いようですが、
身体は自分自身での力で治りたがっているそうです。
身体の不調の原因を作っている食べ物を控え、
その対極の性質を持つものを積極的に取り入れることで
バランスを良くし体調を整えるのだそうです。

私たちに合った「自分のスープ」を一週間食するだけでいいそうです。

「自分のスープ」は一週間の日替りメニューになっています。
月曜日は「胃」をケアするスープ、
火曜日は「腸」.........となっています。

タイプ別に一週間のメニューのレシピが紹介されています。

また、症状別のレシピも満載です。
例えば、アトピー、花粉症、うつ、喘息、不眠、ボケ防止などの
症状に対応しています。

「自分のスープ」は手間なく、驚くほど簡単にできるものばかりです。

ご家族、ご主人、ご両親、お子さんに作ってあげてはいかがでしょうか。


(編集室 江尻みゆき)


生命誕生の真実

川田薫(著)
価格:1,500円
出版日:2012年9月
出版社:新日本文芸協会

開運術としての風水

清水顕子(著)
価格:800円
出版日:2007年10月
出版社:木楽舎

木村さんのりんご 自然栽培に成功した奇跡のひみつ


小原田泰久(著)
価格:1,365円
出版日:2013年6月
出版社:学研


木村秋則さんが無農薬のりんごを栽培しようと志したのは、1978年。
誰からも不可能だと笑われ、経済的にも破綻し、
自らの生命を絶とうというところまで追い込まれ、

それでも独自の観察眼と工夫、常識に縛られない行動力によって、
11年の歳月を費やし、とうとう無農薬・無肥料のリンゴ栽培を成功させました。

この苦難の物語は、今までもテレビで紹介されたり、
多くの本になったり、映画化されたりして、
本当にたくさんの人を感動させ、生きる勇気を与えてきました。

では、またなぜ、この本が書かれたのでしょうか。

それは、木村秋則さんがやり遂げたことが、発酵型の出来事だったからです。

すべてのものや出来事は、時間が経つにつれて変化していきます。
その変化の仕方は2種類あるそうです。
腐敗型と発酵型です。

一過性のブームというのは、腐敗型です。

のちのちに良い影響を与え、語り継がれていくものが発酵型です。

著者の小原田泰久さんは、木村さんの周囲に、発酵の気配を感じたのです。

今、木村さんの周辺で、世の中を良くしたいという人が次から次に集まって、
見事なタイミングで必要なものが集まり、次のステップへ動き出すという、
奇跡としか思えないようなことが、あちこちで起こっているそうです。

しかも、地球人に留まらず、宇宙人が重要な働きをしているらしいのです。
もう、農業だけの話ではありません。
完全にステップアップした木村さんは、地球の滅亡まで、
救ってくれようとしているのです。

なんだか、とりとめのない話のようですが、
著者の小原田さんが、長年木村さんを注目し、話を聴き、
どんどん好きになっていくのがわかるので、
読んでいるだけで、私も木村さんが大好きになっていきました。

そして、木村さんがいる限り、絶対よい世の中になると、
思えてきました。

元気と勇気と感動をもらえる本です。
ぜひ、読んでみてください。

 

【目 次】
はじめに ― "木村秋則"とは、いったい何者なんだろうか?
第一章  芽 ...... 次に歩いてくる人に、いい道をつくってあげたいのな
第二章  種 ...... 今の人間、自然から離れてしまっているのだと思うな
第三章  花 ...... あれ、私が会った宇宙人とそっくりなのな
第四章  実 ...... 笑顔にまさる宝物なし、だな
第五章  再び、種 ...... 願い事をしたのは、あのときだけな
おわりに ― 地球の大ピンチを大チャンスに変えるために


生命誕生の真実

川田薫(著)
価格:1,500円
出版日:2012年9月
出版社: 新日本文芸協会

川田先生の『いのちのエネルギー』(新日本文芸協会)という小冊子が人気です。
生命を世界で最初に実験で誕生させた実績を持っている川田先生の講演録が分かり
やすくまとめられていて、さらには魂の重さを測ったという画期的な実験結果も
載っているからです。

その『いのちのエネルギー』で説かれたことを学術的な要素も入れて作られたのが
本書です。私は、本書を昨年の「船井幸雄オープンワールド」の時に多分最初に
入手しました。
新日本文芸協会のブースに遊びに行くと川田先生が来られていて、無理を言って
できたてホヤホヤの本書にサインをおねだりしたからです。

でも、残念ながら読んだのは1月に船井塾で川田先生に講演をしていただき、
川田先生の話は、『いのちのエネルギー』で読んだことよりもはるかに深いのだと
いうことに気がついてからです。本質的な気付きとしては『いのちのエネルギー』
で十分なのですが、例えば一般的な科学の常識とは違って、ミネラルは水に溶けても
その構造が変わらないことや、逆に水は絶えず形態が全然安定していなくて絶えず
離合集散を繰り返していること。酸素は原初の生物にとって毒だったのではなく、
多分いまと同じような大気の状態で最初の生物は誕生したことなどがよく理解でき
ました。

本書の後半は哲学論的に展開されていて、にんげんクラブの会員様や本欄の読者の
皆さまにはわかりやすい部分だと思いますが、やはり川田先生の真骨頂は科学的な
常識に対して現実をすなおに凝視して新たな科学的なパラダイムを提案していること
にあると思います。私もまだ理解が不十分ですが、こんど時間がある時に本書を
じっくりと読み解いて川田ワールドを楽しんでみたいと思っています。

                 (船井勝仁ドットコムより)


科学者の責任

村上和雄(著)
価格:1,575円
出版日:2012年3月
出版社: PHP研究所

著者の村上和雄先生は、筑波大学でレニンの遺伝子の解読に成功した科学者です。
遺伝子が読めたということは、誰かが書いたということ。
それは人間であるはずがない。これほどまでに完璧な設計図を、意図を持って書いた
偉大な存在に、『サムシング・グレート』という名前を付けた方です。

「生命とは何か」、「宇宙とは何か」、この答えを求めたのが、『科学』です。
『技術』はそれを実生活に役立てようとするもので、そもそも全くの別物です。
今の日本では、『科学技術』として区別がなくなってしまったことが、
今回の原発事故につながってしまったのではないかと、科学者の立場から、
問題を提起しています。

どんなに科学が進歩しても、追求すればするほど、「わからないことがわかった」と
堂々と科学者が認めることのすごさを語っています。

科学とスピリチュアルも、今までの常識ではまったく正反対の考え方のように
捉えられていましたが、科学者がスピリチュアリティから目をそらすなと、
はっきり語っています。
この二つが統合されたら、今度こそ本当に生命と宇宙の真実が解き明かされるのでは
ないかと、わくわくしてしまいます。

「私たちの身体は地球に由来する物質から成り立っています。
 言い換えれば地球から肉体を借りています。借りている存在は何か。
 心はころころ変わります。こんな不安定なものに貸したいとは思わない。
 何か別の借主がいるはず。それを魂と呼んでいいのではないでしょうか。」

私はこの言葉に感動してしまいました。

笑うねずみの実験も、とっても大きな希望と勇気をいただけます。
科学者が大真面目に吉本興業と協力して、糖尿病の患者さんの、漫才を聞いた後と前の
血糖値を検査した結果、明らかに下がることがわかったのです。
ばかにしていた医者も顔色を変えました。

「クスリ」を反対から読むと「リスク」です。笑いには副作用がありません。
冗談から、医療の大変革ができるかもしれないのです。

小難しいとばかり思い込んでいた科学が、感動と共に、とても身近になります。

ぜひ、ご一読ください。

                (にんげんクラブ会報誌2013年1月号より)


.

生命成立の原理

生命成立の原理―新しい生命科学の出発 (1985年)
山下昭治(著)
出版日:1985年5月
出版社:造型社

こころと遺伝子


 
村上 和雄 (著)
2009年12月刊
出版社: 実業之日本社
  
 
本書は遺伝子研究の世界的権威である村上和雄先生が、超プロの視点から、
こころと遺伝子の関係について紐解いています。
 
遺伝子と聞くと、少し難しい内容を想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、この本は、
科学や生物が不得意な私でも、すんなりと理解・納得でき、心と頭に染み渡る内容でした。
また、文字も大きめに表示されているので、とても読みやすいと思います。
 
村上先生は、人がこの世に誕生し、元気に生きていることは尊敬に値することであり、
偉大なる奇跡だと仰っています。
 
例えば1つの細胞核の中にあるDNAのテープを伸ばし、一人分を全部繋げたならば、
総延長はざっと一千億キロメートル。地球と太陽を300回以上も往復する距離となるそうです。
遺伝子的に私たちの体はまだ未知に溢れていますが、今わかっていることだけでも、
充分私達の体は小宇宙であると言えることに驚くと共に納得します。
 
また、天才と凡人の違いは、全遺伝情報のレベルでは0・5%でしかないそうです。
特に無限の可能性を秘めている子供達を大人の都合で狭めてしまう今の教育に対して、
見直さなければいけないことを著者と同じくひしひしと感じます。
 
その他、過去に遡り遺伝子の歴史についても触れられており、人類が進化している過程を
感じることができました。
 
もちろん村上先生の今までの活動等についても、所々触れられており、研究に情熱を傾け、
極められている著者の実像に少し触れられたような気がします。
 
また、著者が遺伝子理論の究極の実践者であると語る冒険家・三浦雄一郎氏と、こころの師と
仰がれている平澤興(こう)氏については、それぞれ各1章分にわたって紹介されると共に、
二人の生きざまから立証される遺伝子理論や教えには胸を打つものがありました。
 
 
人間の体は、本来二千万個のウイルスに対応できるそうです。
病気は、医者が治してくれるものではなく、自分が本来持っている治癒力を普段からいたわり、
愛し、信頼、大切にすることが大事だという部分に深く共感を覚えます。
 
また、その治癒力を高めるためには、心の在りよう」が重要であり、体が必要な遺伝子情報を
オンにする積極的でポジティブな生き方が大切だそうです。
著者の言う通り、全てを肯定し、敬い、愛し、慈しんでこそ、各自の「私」がそれぞれ力強く
旅立って成長していくのだと思います。
 
有意の人であり、また有意を目指している「にんげんクラブ」の会員様には、
ぜひ御一読いただきたいお薦めの一冊です。
 
                               (にんげんクラブ会報誌2010年4月号より)

ニンジンの奇跡 畑で学んだ病気にならない生き方


 
赤峰 勝人 (著)
2009年6月刊
出版社: 講談社
 
 
本書は、2011年5月号の輝く仕事人にご登場いただいた佐藤文彦さんに、
大いなる薫陶を与えられた赤峰勝人さんの書かれた本です。

本書をお読みになられる方は、まず表紙からビックリさせられることと思います。
星が輝くような満面の笑顔で、ニンジンを両手に持った赤峰さん。
その手にあるニンジンは、ビックリするほど大きく、立派なものです。
これはどの立派なニンジンは、私は今までに一度も見たことがありませんでした。
誰かに「これは新種のダイコンだよ」と教えられたら、きっとそれを信じただろうと思います。
 
無農薬、無化学肥料というだけでもすごいのに、これだけのニンジンが作れる人が
書いた本ならば、ぜひ読まなければならない......と、ワクワクした気持ちで文章を読み始めました。
 
優しい文章で書かれた本書から学べるのは、農業のことだけではありません。
自然の大切さや、食事の大切さ、害虫と呼ばれている虫たちや、アトピーなどの病気が
教えてくれること等、様々なことが学べます。
 
通常は農家に嫌われる虫ですが、赤峰さんは、虫たちのことを神虫と呼びます。
虫たちは、人間に体に悪いものを食べさせないよう、教えてくれているのです。
この世は繋がっていて、この世に生まれた生物は、すべて大切な役割があって
生まれてきていることが、よくわかります。
 
本書を読んで、自分の体を作っている食事には、なるべく自然で体に良いものを
食べたいと心から思えました。
エネルギー溢れる本物の食べ物を食べれば、食事の量は多くなくても良いのだそうです。
その野菜本来のしっかりとした味がある野菜を、きちんと選んで食べたいと思いました。
 
また、特に大切なのは、ミネラルだそうです。
巷の健康法では、減塩をよく言われますが、じつは自然の塩、ミネラルが不足して
病気になることが多いようです。
 
夜寝る前にほんの少しだけ、と読みはじめた本書でしたが、その文章に
どんどん引き込まれ、結局夜中の3時すぎまでかかってひといきに読み終えてしまいました。
しかも、あまりにも感動して読んだためか、はたまた読みながら舐めていた
自然塩が効いたのかはわかりませんが、その後も興奮が収まらず、遂に朝まで
一睡もできないほどでした。
 
佐藤さんが赤峰さんの畑を見て「これなら俺にもできるかもしれない」と思われた
ワクワクの気持ちが、木書を読んでわかるような気がしました。
自然や農業がきっと愛おしくなる本です。ぜひお読みください。
 
                               (にんげんクラブ会報誌2011年5月号より)
 
 

地球巡礼というエコ&スピリチュアルな羅針盤 こわれかけたこの星に今してあげられること


「こわれかけたこの星に今してあげられること」 

エハン・デラヴィ
サティシュ・クマール 共著
徳間書店刊
定価1,890円(税込)


 この本は、2007年の船井幸雄オープンワールドにも講師としてお話いただきました思想家である
エハン・デラヴィ氏と、インド生まれ、イギリス在住の地球巡礼者であり、思想家である
サティシュ・クマール氏との対談本です。

 はじめにこの本を手にとった時は、じつはあまり内容を期待していませんでした。
それというのも、いっさいのお金を持たず、平和を願いながら旅をする地球巡礼者とは、
一般庶民である私から見ると、どこか浮世離れしていて、ある意味でエゴイスティックな
行動のようにも思えたからです。働くこともしないで、ただ歩いているだけなんて…という
批判めいた気持ちを少なからず持っていました。

 しかしこの本を読み終えた後に、私の考え方のほうがよほどエゴイスティックであったことがわかりました。

 9歳から出家し、ジャイナ教の修行僧であったサティシュ・クマール氏は、18歳のときにガンジーの
教えに出会い感銘を受け、俗世での活動をはじめました。さらに1964年には、インドから、モスクワ、
パリ、ロンドン、ワシントン、と核保有国の首都を、お金を持たずに徒歩で巡礼しました。
この行為は、自分に対する信頼、まわりの人に対する信頼と愛、感謝の心を強く持たなければ、
成し遂げられることではないと思います。彼の行動と思想は、多くの国々のメディアで報道され、
多くの人々に、愛と平和を伝えました。

 サティシュ氏は、たとえ旅に出なくとも、生活のすべてが祈りであり、巡礼であると言っています。
ごはんを作り、植物を育て、仕事をする等、生活のすべてを「いまここ」に心をおくならば、
そこには幸福があり、行動そのものが完璧な存在であり、祈りである。この本を読むことによって、
丁寧に生きることの大切さを学んだように思います。とくに、学校での教育は受けていなかったけれど、生活そのものがスピリチュアリティに充たされていた彼の母の教えは、
現代社会の生活で忘れかけていた様々なことを教えてくれました。

また、外国人である著者の二人から見た、日本に対する客観的な意見はとても勉強になりました。
核被爆国である日本は、平和への感心が世界一高い国であり、わびさびなど、
外国にはないすばらしい思想、文化をたくさん持っています。しかしながら、
「もったいない」という言葉を持っていながら、過剰包装や食品の食べ残しなどの無駄遣いも世界一です。何事も、愛と感謝の心で、まわりの人や地球や環境のことを、大きな視点で考えることが、
世界平和への第一歩だと思えました。
ぜひお読みください。
        (編集室 兒玉裕子)

富士山大噴火が迫っている! ~最新科学が明かす噴火シナリオと災害規模~


 
小山 真人 (著)
2008年12月刊
出版社: 技術評論社
 
 
本書は、タイトルからも推察されるように、富士山と富士山の大噴火について書かれています。
3月31日に「にんげんクラブ」のHPにアップされた船井のブログにも紹介されていますが、
確かに読むと少し恐くなる本でした。
 
第1章「火山はどうしてできる?」では、まず私達が住んでいる地球の
内部構造の説明から始まり、火山のもととなるマグマが作られ、
地表に上がってくるまでの過程や、種類等が紹介されています。
普段目にしている山々の知らなかった側面を知ることができ、勉強になりました。
 
第2章「富士山のおいたち」では、富士山が誕生する前の地形や、最初は小さかった
富士山が噴火を繰り返しながら、今の大きさになるまでの過程などについて記載されています。
富士山の下には、かつての駿河湾の一部が隠されているということには驚きました。
 
第3章は「歴史時代の大大噴火」です。富士山の噴火について書かれている古文書が
思ったより多く、「万葉集」や「更級日記」などにもそのヒントが記述されているのは意外でした。
その他、江戸時代に起きた宝永噴火の期間や被害、前兆となる地震があったことなどが
詳細に記されており、もし現代に同規模かそれ以上の規模の噴火があったら…
…と考えると少し恐くなりますが、事前に知っておくことは必要なことではないかと思います。
 
第4章「富士山のハザードマップ」では、火山の常備薬ともされる
ハザードマップと呼ばれる地図についての説明です。

噴火の歴史にもとづいて、将来起きる噴火の規模・特長・影響範囲などを
予測した地図ですが、富士山のハザードマップを作るまでには長い時間を要したそうです。
 
と、いうのもマップの公表が観光に悪影響を及ぼさないかということが
懸念されたりもしたとのことでした。
マップはあくまでも目安にしか過ぎないとは思いますが、
色々な人の思いが交差しつつも、無事作成されて良かったと思います。
 
第5章「富士山の噴火予知と防災計画」では、主にハザードマップにもとづいた
防災対策のガイドラインについてです。噴火が起こった時の対策、
また噴火予知についての研究や観測が続けられていることを知りました。
 
最後の第6章は「火山と共に生きる」です。脅して防災するのではなく、
正しい自然観を持ち火山への理解を深めて恵みを味わいながら感謝しつつも、
噴火への備えを怠らないことが、火山と末長くつきあう上手な方法ではないかと
いうことに納得しました。お勧めの一冊です。どうぞお読みください。
 
                               (にんげんクラブ会報誌2009年5月号より)

不都合な真実

アル・ゴア著 / 枝廣 淳子 訳
2007年1月 発行
出版社 ランダムハウス講談社

元アメリカ副大統領からの、地球温暖化警告のメッセージ。
著者であるアル・ゴア氏は、クリントン政権の時の副大統領です。

暖冬と騒がれるここ数年の冬について、実際に世界ではどうなっているのか、
昔と今を写真やデータで見ると、改めて危機感を感じます。
書籍としても、写真やグラフィックなどを使い読みやすく、地球温暖化について
わかりやすく説明をされたこれまでにない画期的な優れた書だと言えます。

これを読んだ人は、必ずや心を動かされ、地球温暖化防止のための
自分たちにできる一歩を踏み出すだろうと思います。
一人でも多くの人が、今の地球におけるこの不都合な真実を知り、
人に伝え、行動を起こしてほしいと思います。
 
                 (にんげんクラブ会報誌2007年2月号より一部抜粋)

新版 生命場(ライフ・フィールド)の科学みえざる生命の鋳型の発見


 
ハロルド・サクストン バー(著)、神保 圭志 (翻訳)
2006年5月刊
出版社: 日本教文社
 
 

England: The Mini-book of Aerial Views


 
Adrian Warren (著), Dae Sasitorn (著)
2005年11月刊
出版社: Last Refuge

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