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にんげんクラブ おすすめ書籍 歴史

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2020年3月号おすすめ書籍(会報誌より)


    


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



人生をひらく不思議な100物語
大島ケンスケ(著)
サンマーク出版 発行
定価1,600円+税


本書は、大量の不思議な話を読むことで、意識を変容させ、未知なる
可能性を広げ人生をひらくことになるのではないか、という仮説を元に、
著者の大島ケンスケ氏が実際に体験した不思議なお話を百話
集めたものです。

内容はとても不思議で面白く、軽い文章のタッチでスラスラと
読み進めました。
まるで、久しぶりに友人とカフェで会って、近況を話しているうちに
どんどん話題が盛り上がったときのような親しみやすい文章です。

エピソードには、龍や天狗 、妖精やユニコーンも出てきます。
また、大島氏の生い立ちや、呼吸不全の体験、瞑想での覚醒体験、
不思議な夢の話など、本当にたくさんの不思議な話がありました。
幽霊の話もほんの少し出てきますが、怪談の百物語と違って、
すごく怖い話はないところが安心できるところです。

幽霊は、大島氏にとっては中学生の頃から見えていた存在で、
恐れを手放すことであまり見えなくなったのだそうです。
個人的には、どの話題もとても興味深いものでしたが、
壮絶な呼吸不全の体験のお話と、かつて龍だったことを思い出したお話、
夢の中で猫になったお話などがとても印象に残りました。

不思議な話を読むことはとても楽しくて、最後のほうは、百話で
終わってしまうのがもったいないと思いつつ読みました。
大島氏は、この本にちりばめられた話には、何の正解もアドバイスもない、
真の自己成長は自身の外側から来るものでなく、内側からやって来る
ものだから、本書で浴びるように読んだ不思議な物語から得られた
感性を、自分の中で感じ取り、育 はぐくんでほしいと述べています。

百話の物語を読むことで、私自身の固定概念の枠のようなものが
少し広がったような気がしました。
楽しい本ですので、ぜひ多くの方にお読みいただきたいと思います。


(編集室   兒玉裕子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



[新装版]古代天皇家「八」の暗号
畑アカラ(著
ヒカルランド 発行
定価4,040円+税


著者は絵本作家です。
自作のキャラクターを作ろうと、たまたま思い立ったのがハートの
キャラクター『ハーリーちゃんとハーティちゃん』でした。
ハートのテーマパークを作りたいと思っていた頃、突然
『ドルジェル伯の舞踏会』という小説の中の場面が浮かんできました。
舞踏会の席でアメリカ婦人が、 88 ハートを描くのです。即座にこれは
ハートの記念日になると閃き、大変興奮してしまったそうです。

著者の「8」と「ハート」の探究は十数年に及びました。それほど奥が深く、
興味深いものでした。
その探求の結果が、平成 21 年『古代天皇家「八」の暗号』(徳間書店)
の出版となりました。「8月8日はハートの日」を思いつかなかったら、
この本の出版はなかったのだそうです。

それから 10 年、絶版になっていた本著がヒカルランドから新装版として
復刊されました。もともと本著を編集担当していたのが、現ヒカルランド
社長の石井健資さんだったそうです。

大嘗祭 ・伊勢神宮・日光東照宮・高松塚古墳をつなぐ「八・や」の
仕組み、天皇家とこの国・この民、そのすべてを貫く宇宙規模の結界、
繁栄のための呪術を詳しく説明してくれています。

天海大僧正は伊勢神宮の八の呪術デザインを応用して日光東照宮を
造った話や、水戸光圀が光國から光圀に名前を変えた理由など、
興味深いものがたくさんあり、それらの発見をするたびに著者が
喜びと緊張でどれだけ心を震わせてきたかが感じられます。

「なかなか理解されていませんが、発見無くして感動無し、
と思わせる本である、と自負しています」
という著者の熱い思いとともに、天皇はひたすら国民の幸せを祈って
きたという貴重な「日本国のかたち」を、じっくりとお読みください。

(編集室   柴切純子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



【大嘗祭・天皇号・伊勢神宮】 この国永遠の疑問を解く


令和の大嘗祭は令和元年 11 月 14日から斎行されましたが、最近では
関心が少なくなってしまいました。
戦後、GHQによって「大嘗祭」の元となった祭日「新嘗祭」を
「勤労感謝の日」に変えられてしまった影響もあるかと思われます。

「大嘗祭」に関しては素晴らしい数多くの本が出版されていますが、
「8の世界」「ハートの世界の探求家であり、活動中の畑アカラ氏は
「八」の探究家である自分にしか語れない三つの「発見」から、
あえて「大嘗祭」について語っています。

「大嘗祭」は天武天皇が創設したことが分かっていますが、
その動機を畑氏が初めて、天武天皇になりきって調べ上げ、
真実・大義を明らかにました。
呪術の専門家である天武天皇は、新嘗祭を基本とし大嘗祭を創設し、
伊勢神宮を「天皇=北極星」の存在場所としたのです。
そして、「北極星」を守護する「北斗星」を中国最強の呪術と
易経の八卦を習合させ「北斗八星=八卦」とし、世界最強の呪術を
大嘗祭と伊勢神宮に施したのです。

古代日本の聖教は「八・や」であり、言葉の中でナンバーワンの
言霊の霊威を持っているのだそうです。
「八洲(日本)・八卦」、「八重畳(神座=大嘗祭のシンボル)」、
「八咫鏡 ・八 坂瓊 勾玉 ・八 重垣 剣 」等、調べるほどに
「八」の世界が大事なところをすべてといってよいほど占めており、
それがまさに、畑氏だからこそ追求できる分野なのです。

そして、夜空に輝く「北極星・北斗八星」に意味を持たせ、
「国家の呪術暗号」で「八洲(日本)」の国柄と独立国家である
ことを表現していることの美しさを皆さんに知ってほしいのだそうです。
まさしくコインの裏側の真実です。
ぜひ、お読みください。
  

(編集室   江尻みゆき)

2020年2月号おすすめ書籍(会報誌より)

    


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


水からの伝言 ザ・ファイナル MESSAGES FROM WATER THE FINAL
オフィス マサルエモト(編)
ヴォイス 刊
定価2,000円+税


本書は、世界中が感動した水の氷結結晶写真集『水からの伝言』の
完結編です。はじめて『水からの伝言』が発売されてから、
20年の月日が経たったそうです。

本書を見てまずびっくりしたのは、表紙の水の結晶写真です。
まるで天使のようなかわいらしい姿が映し出されていて、
なんてかわいいのだろう! と、しばらく目が釘付けになりました。

この写真は、ベートヴェンの交響曲第九番の第四楽章
「歓びの歌(歓喜の歌)」を聞かせた水の結晶写真だそうで、
眺めているだけでなんだか幸せな気持ちになりました。

他にも、愛感謝の文字を見せた水や、舩井幸雄会長の氣を送った水の写真、
世界各国の水の写真、いろいろな音楽を聞かせた水、言葉を見せた水、
写真を見せた水の写真など、美しい結晶写真が盛りだくさんです。

また、結晶写真を撮影する方法や、結晶写真を撮影する方が、
当時どんな状況で撮影に挑んでいらしたのかといった文章など、
とても興味深く読みました。

20代の頃にはじめて『水からの伝言』を読み、その美しい写真と
わかりやすさから、水の大切さや言葉の大切さ、人の思いの大切さなどを
強烈なインパクトで教えてもらいました。
その後も折に触れて水の氷結結晶写真を見る機会がありましたが、
今回本書をじっくりと読んで、同じ写真を眺めても、以前より深く
いろいろなことを感じることができ、昔と今とでは受け取る情報量が
まったく違うと驚きました。

時に微笑み、時に涙しながら結晶写真と向き合いました。
水は私たち人類に恵みを与え、多くのことを教えてくれます。
表紙の写真が象徴するように、本書は編集が素晴らしく、とても
読みやすくてわかりやすいです。
英語訳もあるので、海外の人にも自信を持って勧められます。
ぜひ多くの方に本書を手に取って、水の氷結結晶写真を
じっくり眺め感じていただきたいと思いました。


(編集室 兒玉裕子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



100年足腰
巽たつみ 一郎(著)
サンマーク出版 発行
定価1,300円+税


著者は、手術が大好きな外科医です。ひざ関節の手術を5000件。
1万2000人の患者さんに向き合い、再び自分の足で歩けるように
してきました。

そんな著者が患者さんから気づかされたことがあります。
手術をしなくても自らの力で歩けるようになる人がいることを。

結果には必ず原因があります。手術や薬などの対症療法で一時的に
良くなっても、原因が変わらない限りまた同じ結果を引き起こす。
本当のことはなんでもシンプルです。
人間という生命体の精密で素晴らしいしくみを知り、バランスを整えること。

著者の病院へは、もう手術しかないという患者さんがいらっしゃいます。
2009年からは初めての患者さん全員に最低2~3カ月は保存療法を
していただくように丁寧にお話しするようになったそうです。
具体的に毎日の生活をどうしたらいいか、その方法を提案します。
本著にもわかりやすく書かれています。

著者は、手術や薬をまったく否定しているわけではありません。
手術であっという間に元気になり以前と変わらずプロ並みのスポーツを
楽しんでいる人もたくさんいます。
何を選ぶかは本人次第。

ただ、対症療法は一時的なもので慢性的に処方するのもではありません。
常用すれば本来のバランスを崩し、原因不明の病があふれているのが現状です。
著者は近い将来、薬は半減すると予測しています。

「薬や医者、病院に頼り過ぎず、自分のからだの声に耳を傾けて、
自分の力で不調や痛みをとり、健康になりましょう。
痛み、ゆがみは懸命に生きた証。感謝してねぎらう。
そんな感謝の心こそ、いつまでも自分の足で歩くための
『根っこ』になってくれるのです」

著者のシンプルな言葉すべてに説得力があります。
ぜひお読みください。
(編集室 柴切純子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


縄文土器は神社だった!
かつら樹ぎ 佑ゆう(著)
株式会社ヒカルランド 刊
定価2,600円+税


今まで学校やメディア等で吸収してきた情報が
はたして本当のことなのでしょうか? 
桂樹佑氏は18年前に『世界最古の文字と日本の神々』
(川崎真治・著)と出会い、
比較言語学による古代史研究の素晴らしさに深い感銘を受け、
故川崎真治先生に師事し、それ以降
「比較言語学をベースに生命科学の観点から古代史を読み解く」ことを
ライフワークにしてきました。

本著では、学問は「すべては疑ってかかれ!」と教わってきた桂樹氏の
姿勢が今も変わらないことを証明しています。
そもそも、一般的には「縄文時代には文字はなかった!」というのが
現在の考古学界の学説のようですが本当なのでしょうか? 
また、縄文土器の文様に関しては「文様とは土器の表面を飾るものであり、
装飾の域を出るものではない」ということも定説のようですが
本当なのでしょうか? 

縄文土器の中でも「ウパラ土器」には私たちの常識を遥かに超えた
世界最古の文面である古代メソポタミア文明のシュメール語と
バビロニア語で「ウ・パ・ラ(神・神・神)」と刻まれているそうです。

民族が移動すれば言葉も文化も移動し、信奉している神様も移動し、
私たちの祖先である縄文人もその神々を祈り、奉っていたことが、
この本のタイトルである
『縄文土器は神社である』となったゆえなのだそうです。

桂樹氏は日本の神々の名前を理解するときは
「『漢字』は捨てなさい」といっています。
何故ならば、神名は古代シュメール語の当て字だから。
そして、シュメール民族の移動を大前提の「比較言語」だからです。
「比較言語」を学ぶのが古代史を理解する一番の近道であり、
王道だと教えてくれています。

本著では「歴史の真実」だけを追い求めてきた桂樹氏の古代史革命・
縄文革命となる一冊です。
ぜひ、お読みください!


(編集室 江尻みゆき)

2019年8月号おすすめ書籍(会報誌より)

    


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



動物たちの内なる生活――森林管理官が聴いた野生の声
ペーター・ヴォールレーベン(著) 本田 雅也(訳)
早川書房 刊
定価1,600円+税


本書は、森林管理官として森や自然、動物や鳥、昆虫たちと交流して
きた著者が自らの知見を綴ったノンフィクションの本です。
シカやイノシシ、リスなどの野生動物だけでなく、ゾウムシや
クマムシなど普通にしていたら気づかないくらいの小さな生物に
まで、愛情のまなざしを注いでいる著者の視点が描かれています。

2015年にドイツで著者が書いた『樹木たちの知られざる生活』は、
100万部を超えるベストセラーになったそうですが、本書はその
続編であり、2016年にドイツ国内で27万部売れ、28カ国で刊行
されているそうです。

本書を読んでいると、まるで深い森の中にいるような気持ちに
なります。野鳥が時には仲間を騙しておいしい餌を独り占めしたり、
雄鶏が嘘をついて雌鶏をおびき寄せたりするエピソードなど、
人間顔負けの複雑なコミュニケーションにクスッと笑えました。

またブタがとても頭がいいエピソードなどを読んでいると、
今日の家畜のブタの飼育環境などを考えてゾッとしました。

また著者は森林管理官として野生動物と触れ合うだけでなく、
ペット、家族の一員として犬やウマ、ヤギ、インコ、ウサギ、
ニワトリなど多彩な動物を飼っています。
一緒に生活している人にしか分からない動物たちの特性も面白
おかしく紹介してくれています。
馬にも性格の違いがあり、怒ったり、ヤキモチを焼いたり、
恥じらいがあったり、働くことがとても大好きで、人から
褒められると喜びます。

本当に動物と向き合った人か、専門家しか知らないような
学術的な知識が、ユーモアがあり、スラスラと軽いタッチで読めて、
気づかぬうちに動物や植物や小さな生物についてさまざまな知識を
得ることができる本です。
一緒に暮らしているペットの犬によりいっそうの愛情と理解を
抱くとともに、野生の動物や鳥や昆虫たちにも愛情がわきました。
ぜひお読みください。

(編集室 兒玉裕子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



喜びから人生を生きる! ― 臨死体験が教えてくれたこと
アニータ・ムアジャーニ(著) 奥野 節子 (訳)
ナチュラルスピリット 刊
定価1,600円+税


衝撃的でした。こんなに優しい言葉で、こんなに分かりやすく
スムーズに腑に落ちるメッセージを受け取れたことに感動しました。

著者は末期がんでした。本人も周りの誰もが死を受け入れて
いました。が、臨死体験をした著者は全てを理解し、生還する
ことを選びます。がんがなくなることを分かって戻ってきました。
でも、特に医者にとってはがんが消えるなんてあってはいけないこと。
しかしいくら検査をしても事実は同じでした。

この結果に興味を持った医者などから詳しく話を聞きたいと、
著者の言葉は多くの必要としている人たちに自然に広まって
いきました。

何のためにこの世に生まれてきたのか、自分の使命は何なのか、
誰もが一度は考えたことがあるでしょう。
著者もかつてはそうでした。

「かつて私は一生懸命追い求めていました。行動し手に入れ
達成しなければならないと感じていました。
けれど何かを追いかける行為は恐れから生じているものです。
それは本当に望むものを持っていないという恐れです。
その状態では分離の状態にばかり注意が行ってしまい、二元性の
中で身動きができなくなるでしょう。

今の私は追いかけるのはやめ、ただありのままを受け入れています。
それは努力を必要としません。解放されるような感じです。
なぜならすべてはひとつなので、手に入れたいと思っているものは
すでに自分のものだと知ることを意味するからです」

一度読んだだけでは素通りしてしまう言葉も、繰り返しいろいろな
角度から分かりやすく沁み出してきてくれます。
何度も読み直したくなりました。
一人でも多くの方の思いが変われば、
ミロクの世はすぐに実現するでしょう。
ぜひお読みください。


(編集室 柴切純子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



ムーとアトランティス ~Last Chance~ 未来を紡ぐ覚醒のVision
不二真央都(著)
ヒカルランド 刊
定価1,750円+税


この物語はフィクションですが、モデルがいます。
それは、富士阿祖山太神宮の渡邉大宮司のことです。
著者である不二真央都氏は渡邉大宮司の講演を聞くうちに
歴史的ロマンに目覚め太古の物語を書きたいと思うようになった
のだそうです。

太古の人々は太平洋の大陸と日本列島を合わせて「ムー大陸」と
呼び、大西洋の大陸を「アトランティス大陸」と呼んでいました。
世界には「国」という概念はなく、もともとは五色の肌の色を
したさまざまな人種は皆家族であり、兄弟であり、親戚であり、
同じ言葉を使っていたのだそうです。

「ムー」の中で特に日本は「エデ」と呼ばれ世界の中心をなし、
神様の愛の中で、神様の掟に従い、自然と大調和して豊かに
暮らしていました。
しかし、アトランティス大陸」は「科学戦」によって海底に
沈んでしまったのです。三百年の時を経て、今その秘密が明か
されます。

主人公の小学校六年生の真人とは、もともと人が見えないものを
見る能力が備わっています。校外学習で来た山でポツンと祀られて
いる石碑が光っているのを目撃しました。
そして、三百年前の忘れていた記憶を、輪廻を繰り返すことに
よって、現世でようやく思い出すことができたのです。

神様の大いなる愛によって私たちは平和が実現するまで輪廻を
続けるのでしょう。
この物語は壮大な歴史的ロマンに留まらず、私たちと神との
つながりや、自然との調和を重んじることを、そして、何より
人類は皆一緒で、隔てがなく、かけがえのない家族であることを
気づかせてくれます。

一人一人が覚醒し、自らの目的、使命を果たすことができます
ように。今回のチャンスを無駄にしないようにと切に願います。
ぜひ、お読みください!


(編集室 江尻みゆき)

2019年7月号おすすめ書籍(会報誌より)

  宇宙観と原理76.jpg  なぜユダヤ人なのか76.jpg


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谷村新司の不思議すぎる話
谷村 新司(著)
マガジンハウス 刊
定価1,512円+税


本書は、バンド「アリス」として数々のヒット曲を出され、ソロ・
アーティストとして「昴」「いい日旅立ち」「サライ」などのとても
有名な曲を作られた歌手の谷村新司さんが2014年に書かれた本です。

年末の紅白歌合戦に何度もご出演されている谷村さんですが、55歳の
ときに帯状疱疹で体調を崩されたことがきっかけとなり、立ち止まって
この世界をもう一度学びなおそうとされたそうです。
そこから、図書館にこもったり、各分野の専門家の話を聞いたり
しながら、猛勉強をされたそうです。
その猛勉強で得た知識を、本書ではご紹介くださっています。

日本とユダヤの関係や、日本語のカタカナの重要性、音を学ぶことが
森羅万象の仕上げに繋がることなどが書かれていました。

「昴」の曲は、さらば昴よ、と昴に別れを告げる不思議な歌詞が
印象的な曲でしたが、「昴」がどのように作られたかが、第一章に
詳しく書かれていました。なんと谷村さんご自身も、インスピレーションで
この曲を作られ、なぜ青白き頬のままで昴に別れを告げるのかが
初めは分からなかったそうです。
後になって、昴の別名であるプレアデス星団からのメッセージを受け
取るようになり、だんだんと分かるようになったそうです。
「昴」の歌詞の解説は、ここでは詳しく書けませんが、なるほど
そんな深い意味が含まれていたのかととても面白かったです。

アーティストの方は、インスピレーションを大切にされるとは思って
いましたが、有名な谷村さんがプレアデス星団からの情報を受け取って
曲作りをしていらしたとは、とてもビックリしました。
また、谷村さんが音楽家だからか、プレアデス星団からの情報で音に
まつわる不思議な話は個人的にとても興味深く読みました。
ぜひお読みください。


(編集室 兒玉裕子)

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宇宙観と原理76.jpg
フトマニと北欧の女神ゲフィオンから読み解く古代人の宇宙観と文字生成の原理
いと きょう(著)
ホツマ出版株式会社 刊
定価3,000円+税


いときょう先生のこれまでの研究の集大成ともなる著書がいよいよ
発刊となりました。
ヲシテ文字の文献を研究し広く普及してきましたが、これで良いの
だろうかという疑問が心の奥底にあったそうです。
ホツマツタヱなどのヲシテ文献は真実の書であると確信していますが、
これを世界の人々に伝える前に、何か他にするべきことがあるのでは
ないだろうかという思いです。

そうした中で、著者が海外の旅先で気づいたことは、世界にある
共通のデザインでした。このデザインから、人類は宇宙誕生以来、
意識の深いところで、あることを記憶していたのではないだろうか
という直感が働いたのです。
ノーベル賞受賞者の晩餐会が行われることで有名なスウェーデン
ストックホルムの市庁舎黄金の間にあった女神ゲフィオンの壁画、
フトマニの御柱図、過去の写真を調べた結果、同様のデザインが
世界各地にあることに気づきます。

そこからハートのデザインが何であるかを知ることとなりました。
こうした一連のデザインの関係性の意味を知ることで生命の本質が
何であるかが分かり、さらにこうした認識は人類すべての心に平穏を
もたらし、ひいては世界平和につながることを筆者は確信したのです。
また同時に、文字がどのようにして生まれたのか、世界の文字や
紋様を紹介することで証明。
この兆形は、立体化すれば神聖幾何学となりフラワーオブライフと
なる。
さらにフトマニを用いての占い方と、古代文字を解説。

古代に興味を持つ皆様ばかりでなく、幸福の本質を模索する方々に
とっても新たな視野が開かれることになるでしょう。

にんげんクラブストアでお届けしています。
ぜひ自らの目で確かめてみてください。


(編集室 柴切純子)


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なぜユダヤ人なのか76.jpg
なぜ世界のお金持ちの35%はユダヤ人なのか?

滝内 恭敬(著)
サンライズパブリッシング 刊
定価1,620円+税


著者の滝内恭敬さんには、にんげんクラブ主催、赤塚高仁先生
ヤマト人の「聖書塾」でお会いしました。
赤塚先生が、「聖書は世界で最も売れているビジネス書だよ!」
それをテーマに本を書こうと思っていたとのこと。
タイトルに『聖書』をいれると売れないので、「ユダヤ人」という
文言を使うといいとアドバイスを受け、書き始めようと思っていたら、
なんと、思い描いていた通りの本が目の前に! 
それが、本著だったのです。

本書は特定の宗教についての本ではありません。ベストセラーで
あり自己啓発の源流である『聖書』から神の概念を理解し、
「創造主」が神だという概念を受け入れることで、強固な自信と
愛と充足感に満たされながら、力強く生きられるようになる方法を
説きます。

さまざまな自己啓発書を読んでも、日本人はきっとすべてを理解する
ことはできていなかったのです。
なぜなら、『聖書』を読んでいないから。
根本となる考え方を知らないから。
前提条件が違うのに、方法を学んでまねしても、うまくいくわけが
なかったのです。本著を読んで、分かりました。

さらに、日本とイスラエルには、深いつながりがあり、『聖書』は
日本人にぴったりな書物なのだそうです。実際に、歴代の成功者も、
そして著者自身も、『聖書』の教えに気づいてから激変しました。

さまざまなビジネスの勉強をして、起業して精一杯がんばったのに、
失敗し、ホームレスにまでなってしまった著者が、『聖書』と
ユダヤ人の教えに学ぶことで、幸せな大成功を収めることができたのです。

にんげんクラブストアでもお求めいただけます。
しかも、著者の滝内さんに、1冊1冊、心を込めてメッセージと
サインをしていただきました! 
この機会を、どうぞお見逃しなく!


(編集室 柴切純子)


2019年6月号おすすめ書籍(会報誌より)

    

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発酵生活で 新しい私に生まれ変わる
栗 生 隆子(著)
ヒカルランド 刊
定価1,750円+税

本書の著者の栗生さんは、14歳のときに潰瘍性大腸炎という病気を
発症され、十代後半から二十代にかけてだんだんと外出もできなく
なり日常生活もままならないほどに苦しまれたそうです。
苦しみのどん底にいたある日、まだ生きたいという思いと、もう
死んでしまいたい、という思いの相反する二つの感情がものすごい
エネルギーとなって両側から体を引っ張り、今にも引き裂かれそうに
なったと思ったら、意識が肉体から離れて違う所に行ってしまった
そうです。
そこでの体験を通して、とにかく命の続く限り自分の体で生きて
みようと思い直し、その後から冷え取り健康法や発酵食品と出会う
ことにより、奇跡的な快復をされました。

本書を読んで、この本には栗生さんの優しさが溢れていると感じ
ました。死をも考えるほどの病を経験し、そこから命と向き合った
栗生さんだからこそ、発酵食品の本当の良さを自分の言葉で多くの
人に伝えることができるのだなと思いました。
自らの体を見つめることと、発酵の菌の世界を見つめること、
そこから地球環境や宇宙、見えない世界にまで思いを馳せることが、
すべて繋がっているようです。
発酵食品に慣れ親しんでいくと、人と争うのでなく共に生きることに
目が向けられ、体も元気になるし、だんだん心も前向きになるような
気がします。

本書を読むことで、きっと多くの方が自分で発酵食品を作ってみようと
思うでしょうし、身の回りの菌の環境に注意を向けるようになると
思います。発酵食品のレシピもいくつか掲載されていたので、私も
早速作ってみようと思いました。
また、最終章に掲載された小出遥子さんとの対談「いのちのめぐり」も
興味深いものでした。
ぜひお読みください。


(編集室 兒玉裕子)

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植物は〈未来〉を知っている―9つの能力から芽生えるテクノロジー革命
ステファノ・マンクーゾ(著) 久保 耕司(翻訳)
NHK出版 刊
定価2,000円+税


衝撃的でした。植物の本なのに、目次に並ぶ文言が、「記憶力」
「運動能力」「動物を操る能力」......初めは何のことだろうと思って
いましたが、読み進めていくうちに、どんどんはまってしまいました。

植物は人間の生活になくてはならない存在です。それは誰もが認めて
いることでしょう。でも、本当の植物の姿を全く知らなかったことを
思い知らされました。お水を上げるときに、お花に声を掛けると
きれいに咲いてくれるよねとか、植物にも心があるって信じている
ことだけでも分っているつもりになっていたのが恥ずかしくなります。

動物は動くことで、問題を避けてきました。植物は動かずにその場で
生き延びることを選びました。
そのために、さまざまな能力を磨き、未来を切り開いてきたのです。
並外れて優れた感覚を発達させ、数多くの科学的、物理的なパラ
メーターをいつでも緻密に知覚する能力を備え、脳のある、私たち
動物が想像もつかないほど、頑強で革新的な進化を遂げました。

動物とは大きく違う方法で進化したおかげで、植物は非常に現代的な
生き物になりました。インターネットが植物の根に似た構造をして
いるのは偶然ではありません。
数々の優れた建築物が、植物の構造をヒントに、完成しました。

これから人間が持続可能な未来にするために、解決しなければ
ならない課題がたくさんあります。
すでに、エネルギーを必要とせず、海の水で育つ野菜もあるそうです。
どんな課題も解決して生き延びてきた植物は、知っています。
この先、例えば火星に住むことになったとしても、植物は一緒です。
植物は、どんな〈未来〉も知っているのです。
ぜひ、お読みください。


(編集室 柴切純子)


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あなたを幸せにする宝石の不思議な力 宝石が持つ運気アップと癒しの魔法
岡本 憲将(著)
廣済堂出版 刊
定価1,300円+税


著者である岡本憲将氏は40年以上宝石店を営まれており、しかも
一代で銀座に店舗を構えられました。世界各国に宝石の鉱山を持ち、
毎日ワクワクと楽しみながら過ごされておりましたが、残念ながら
2年前に永眠されております。

宝石とは無縁だった岡本氏は迷いの多い青年時代に、自分を取り
戻すために海外のいろいろな国を巡る旅に出ました。海外に行けば
自分にも人に誇れるものができるのではないかと思ったからです。
しかし、潜在的には、常に「人を助けたい」という思いを持って
いました。旅をする中、ジュエリーに興味を持つきっかけや縁を
もらい、日本に帰国したときは自分への自信が確信へと変わり、
父親の会社を継ぐはずだったのですが、その会社に全く異業種の
輸入雑貨の部門を創ってしまったのです。

そしてついには宝石の「流通革命」を起こしました。業界の歪んだ
流通経路を暴露した『宝石価格の秘密』はベストセラーになりました。

この仕事を始めて20年間もの間宝石に不思議な力があるとは全く
知らなかったそうです。ある方との出会いから、宝石には何か人の
身体や心に作用するエネルギーがあるかもしれないと気が付き、
身体、心、魂を癒す宝石の真の価値やエネルギーを知ってもらう
活動をするようになりました。

自分だけではなく他人の幸せをも願う「大欲」を持ち、運気を
上げる秘訣が書かれています。「自力」を高め、「他力」=「宝石」で
補ってみれば劇的に改善することもあるかもしれません。
宝石の「波動」と人間の「波動」が共鳴するとエネルギーの交流が
起き、宝石の「波動」が人間を原子レベルで調整し引き上げてくれ
るのだそうです。

精神世界の第一人者である山川紘矢氏との対談も記載されております。
宝石の本当の魅力に改めて気が付きます。


(編集室 江尻 みゆき)

2018年10月号おすすめ書籍(会報誌より)「超常戦士ケルマデック」「ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと」「覚醒への道」

    

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超常戦士ケルマデック―あらゆる人生に奇跡を起こす不思議な物語
ケルマデック(著)
M.A.P.出版 刊
定価1,500円+税

本書は、新しい世界へと誘う語り部、ケルマデック氏がシンクロニシ
ティーや多次元宇宙、テレパシー、進化などさまざまなことについて
面白く書かれた本です。
ケルマデック氏ってどんな人? とまずは聞きなれない名前とタイトル
に興味が向きました。年齢も性別もわからないまま本書を手に取りまし
たが、ケルマデック氏は、コイン占いやタロットを取り入れた独自の
セッション等を30年以上にわたって開催されていて、また、クリスタル
ボールの演奏や、イラストレーターとしても活躍されている方だそうです。

本書は、オヤジギャグや映画、アニメ、などの楽しい話題を交えながら、
パッと真面目な話や感動的なお話が書かれていたりして、スラスラと
読むことができます。
笑いながら読むことで、実は難しいこともスッと頭の中に入ってくる
ような気がしました。
あまりにびっくりな話も多いので、中にはそれって本当かなぁ?
と思ったり、なんだか都合が良い話だなぁと思う部分もたまにあります
が、人によって感じ方はさまざまですし、とにかくとても面白いので
そのまま最後まで読むことができました。

また、多くのエピソードは、ケルマデック氏ご本人や、友人、クライア
ントの方など身近な方が実際に体験した話が多かったので、リアリティ
がありました。
自殺未遂の後に、絶対に治らないと医者から言われた人が思いの力で
奇跡的に回復した話や、臓器が未発達なまま生まれてきた赤ちゃんが、
お母さんの思いを変えたら臓器が後にきちんとできた話など、人間の
思いの力はすごいなと思うことができました。
思いを変えれば、素敵な未来を作ることができるんだ、と希望の持てる
本です。特に面白い本が好きな方や、若い方にオススメの本だと思いま
す。ぜひお読みください。

(編集室 兒玉裕子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと
奥野 克巳(著)
亜紀書房 発行
定価1,800円+税

「奥野さんは長期間、継続的にプナン人と交流してきた。そこで知り
得たプナン人の人生哲学や世界観は奥野さんに多くの刺激と気づきを
もたらした。この書を読み、生産、消費、効率至上主義の世界で疲弊
した私は驚嘆し、覚醒し、生きることを根本から考えなおす契機を
貰った。」―関野吉晴氏(グレートジャーニー)

帯に書かれている推薦の言葉です。
プナン人とは熱帯のボルネオ島(マレーシア・インドネシア・ブルネイ
の3つの国からなる)に暮らす、人口約1万人の狩猟採集民。狩猟採集
とは、農耕・牧畜が始まる前の生業形態です。今日に至るまで維持して
いるという証拠はないとしながらも、本著に書かれていることは、現代
の日本の世界に暮らす私たちからしてみると、あり得ないことだらけ
です。
人のものを勝手に使って壊してしまっても悪いとも思わないし、咎める
人もいないのです。
プナンの人は徹底的に個の差異を否定します。本能的な所有欲は子ども
の頃からいさめられます。
すべてを分け与え、何も持っていない人がビッグマンなのです。物だけ
ではなく、機会や思想、感情も社会全体のもの。人間の境目だけでなく、
動物や植物まで境目なく広がり、死の恐怖、時間の束縛、落ち込んだり
悩んだり、反省するということもないのです。

自分にとっては当たり前のことが、プナンには「ない」ということは、
まさに衝撃です。人類学者の著者が、実際に共に暮らして気づいたこと、
ニーチェやさまざまな文献と照らし合わせた考察。最初の構想から10 年
もかけたことがうなずけるほど、奥の深い内容です。
ぜひ、お読みください。現代の生き方を見つめ直さずにはいられません。


(編集室 柴切純子)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


覚醒への道: 1億3000万年前、第8世界から地球に来た私
サアラ(著)
徳間書店 刊
定価1,800円+税

著者である、サアラ氏は宇宙文明に生きていたときの記憶を持って
生まれてきました。地球と最も進化した並行宇宙にある先進宇宙文明
の繋がりをつくり、地球が進化への道にシフトすることをサポートし
ているアインソフ議会のメンバーの一人です。

特別な世界である「第8世界」に送り込まれる前から仲間だった存在
たちといまだに交信を続け、宇宙に関する最新情報を受け取っている
のだそうです。
サアラ(Saarahat)という名前はパーリー語で、初めて地球に来たの
は、今から1億3000万年ほど前で、地球の可能性を確認するために
地球外生命として、乗り物に乗ってやってきただそうです。

もともと地球は「ティファマト」という女性性の大きな惑星でした
が、あるとき火星と衝突をしてしまい、粉砕された「ティファマト」
のかけらが塵となり宇宙に飛び散りましたが、その中でも最も大き
なかけらが「ティファマト」の探求していた「母性」というテーマ
を受け継ぎ、自分の意志で自転をし始め、太陽系の仲間に追いつこ
うとしたのだそうです。
地球(テラ)は非常に強い意志を持って、彼女自身が打ち立てた目的
を達成するために奇跡を起こす力さえ持っており、さらに自分自身を
育て、成長させる力を持ち、地球にやってくるすべての生命を受け入
れ、成長を促す力を持っているのだそうです。

「空くう」(ヴォイド)という概念は、物理的には何も存在してい
ないけれど、無限の可能性が潜在している真っ暗な闇=宇宙の最初
の姿。
そして自分自身の可能性を知りたいという要求からあらゆることを
創造する力を持ち、今我々の前に存在するすべては「空くう」の可能
性が顕現したものです。「空くう」が創った「魂」の仕組みを知り、
「魂」の記憶を取り戻し、地球では知られていない宇宙の常識を知る
ことで、自分のタイムラインを自分の意識で変えてみませんか。
新しい次元に現れる楽園地球(ネオパラダイス)を共に創造する
ために!


 (編集室 江尻みゆき)


2018年8月号おすすめ書籍(会報誌より)「里山奇談」「ぞうきん1枚で人生が輝くそうじ力」「ほら起きて! 目醒まし時計が鳴ってるよ」

    

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



里山奇談
COCO(著)・ 日高トモキチ(著)・玉川数(著)
K A D OK AWA 刊
定価1,400円+税

本書は、昆虫や動物を心から愛する人たちが集めた里山での奇妙な話が
まとめられた本です。怪談ではなく奇談で、いわゆる常識では考えられ
ないような、不思議な話が盛りだくさんです。
よく考えたら背筋がぞくっと寒くなるような話もあるけれど、動物たち
が人間を驚かせてやろうとただいたずらをしているだけなのか、そこま
で怖い話はありません。ちょっと怖いけれども、どこか懐かしいような、
温かいような不思議な気持ちになる本です。

実際にあった(と思われる)話を当事者から聞いているものをまとめて
あるので、話の結末にオチがなかったり、その後の続きが気になるもの
も多くあります。こんな不思議なことがあった、あれはいったい何だっ
たのだろう......と当事者もそのときは思うけれど、謎が後日解けるわけ
でもなく、日常に紛れてしまってそのことは記憶から薄れてしまう。
このようなオチのなさこそが、創作された話とは違って、実際にあった
のだろうなという証拠のようにも思えます。

人魂を追いかけた話や、ムジナに化かされた話、自分が参列したはずも
ない時代の葬式の光景が不思議と記憶にある話、あるはずのないヒガン
バナが群生する場所など、小さな頃に祖父母から聞いた話と同じような
懐かしさを感じるのは、きっと日本各地で、似たようなことが多くあっ
たからだろうとも思います。

本書を読んで、山の近くに住んでいる私としては、実は山を歩くのが
以前より少し怖くなりました。でもその怖さは、近くに住んでいるから
こそ慣れて失ってしまっていた自然や山に対する畏敬の念のようなもの
を取り戻させてくれたような気がします。もっと自然や山、動物、植物、
昆虫たちと心を通わせられるようになりたいと思えた一冊でした。
ご興味が涌いた方は、ぜひお読みください。

(編集室 兒玉裕子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



ぞうきん1枚で人生が輝くそうじ力
船越 耕太(著)
大和書房 刊
定価1,400円+税


ページをめくるとまず飛び込んでくるトイレの写真。私だって素手で
そうじしてますよ、と思いつつ、ページをめくって、衝撃を受けました。
素手でそうじをするって、まさかとは思ったけど、まさか、こういう
こと......! ブラシもスポンジも使わず、いきなり素手の手のひらで
便器をこする。
やられました。紹介文を書くためには、私もこのそうじを体験しない
わけにはいかないなと思いつつ、文章を読み始めました。

「そうじとは、自分の人生と向き合う優れた方法のひとつではないかと
思うのです。見えないところをキレイにすることで、自分の見ようとし
ていなかったわだかまりが解消され、誰もが嫌がるところをキレイにす
ることで、自分で自分の嫌がっていた部分が解消される。そうじを通し
て自分と向き合うことで『自分は自分のままでいい』、さらに他者に対
しても『あなたはあなたのままでいい』と感じることができるようにな
る。そうじにはそれだけの力があるのです」

著者の生い立ちや、成長していく過程に感動し、共感しました。
私も成長したい。頭では理解しました。
さて、いざトイレそうじをしようと想像すると、なんと、全身がゾクゾク
と震えてきて、気持ち悪くなってきました。悪化しそうなので、考えるの
はやめて強行しました。
すると、全く抵抗なく、自分の家のトイレだからというのもあるのでしょ
うが、本当に便器がいとおしく感じてしまい、トイレ全体が明るく光って
見えました。

公衆トイレに素手でさわれるレベルにはなれませんが、自分の成長を測る
バロメーターになるのかもしれません。
それにしても、強烈な体験でした。ぜひお読みいただき、できることから
実践してみてください。「思い込み」をはずせた分だけ幸せになれますよ。

(編集室 柴切純子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ほら起きて! 目醒まし時計が鳴ってるよ
並木 良和(著)
風雲舎 刊
定価1,600円+税

筆者であるスピリチュアルカウンセラー兼ヒーラーとして活躍されている
並木良和先生は子どもの頃から少し変わった子どもで、霊が視え、過去世
が視え、どこか普通の子とは違っていました。
そんな並木先生の祖母も霊視能力に長けていたのです。

あるときお母さんが高名な占い師に並木先生のことを相談すると「この子は
上手に育てれば将来すごい人になるから」と言われたそうです。
小学校4年生の頃に、クラスメートが宇宙飛行士や芸能人になりたいと言っ
て目を輝かせていたとき、自分は「霊能者」になりたいって言ってみんなに
笑われたそうです。「霊能者」に関しての情報を生まれながらにしてイン
プットされた感覚があり、今世でなすべきことは「霊能者」と信じて疑わな
かったそうです。

しかしながらまだ目醒めていなかった頃は自分の居場所が定まりませんで
した。自分が何者であるかも受け止めることができず、ぶれたり葛藤したり
してきましたが、高校2年の秋そのモヤモヤした気持ちをガイド(守護霊)
たちにぶつけたときにどこからか答えが返ってきました。
そこから自分の中で憑き物が落ちたようになり楽になったそうです。

他の子たちが夢を語るように自分も霊能者になるという気持ちを強く持つ
ようになったのです。自分を認め、受け入れる出発点だったのでしょう。
一人が目醒めると周囲もその影響を受けます。高い周波数に上がっていく
とその人が「高周波ステーション」となって発信し、すれ違う人も離れた
場所にいる人にも影響を与えていくのだそうです。
アセンションへの招待状が宇宙から地球のすべての人々に送られてきてい
るのだそうです。真実に目醒めるために、「宇宙意識に還る」ことを決め
るときです。「この世の中、何かがおかしい」と感じている方は、本著を
ぜひ覗いてみてください。

(編集室 江尻みゆき)

ひつく神道入門 日本人が知っておくべき本当の心の整え方


中矢 伸一・著
徳間文庫カレッジ 刊
定価 830円+税


入門編ですが、読み応えがありました。「日月神事」ではなく、なぜ「ひつく
神道」なのか。そこには、やはり深いわけがありました。

戦後、日本人は復興のために一丸となって働き、豊かで便利な暮らしがで
きるようになりましたが、何かがおかしい。このままでは自分は、世の中は
どうなってしまうのか。日本人がカネやモノの代わりに失ったのは、精神的
な支柱であり、民族としての誇りであり、将来に対する希望でした。

何を心の拠り所としてどう生きていけばいいのか。海外では宗教が重要な
位置を占めています。日本人が失ったものは、「神道」を知ることによって
明らかになってくると著者は言っています。

「神道」といっても、従来のものとはかなり違うそうです。すごく古い道であり、
同時にものすごく新しい道。日本人の潜在意識、DNAを通じて受け継いで
きた精神性、宗教観、人生を上手に生きる知恵。
著者はこれを主に「日月神事」から独自に学びました。

「日月」は「ひつく」とも読むそうです。なので「ひつく神道」なのです。

でも「神道」という言葉自体が外来語で、もともとあるわが国古来よりの道を
何と呼ぶべきか、先達の研究家も頭を悩ませていたそうです。
いつから始まったのか発祥もわからず、教祖もおらず、経典もないそうです。
太古の昔から日本人の、いえ、世界中の人々がその深層意識の奥、魂の奥に
持っている精神性と言った方がいいのかもしれないと著者は言います。

日本人とか外国人とかの区別はない。だからこそ世界一家となり、ミロクの世へ
と、つながっていけるのです。
神への道は、決して楽な道ではありません。自分の頭で考えて、マコトを持って
行動しなくてはなりません。

でも、神は厳しいだけではなく、畏れ多いほど優しいのだそうです。
祝詞の奏上を始めて、本当に神さまが目の前に現れると、有難さにひたすら
嗚咽あるのみ、「神さまはやさしいから......」とおっしゃる先生もいたそうです。

著者は25年以上この道に関わり、自信を持って言えるそうです。
誰でも努力次第で「揺るぎない人生」を享受できると。
ぜひ門をたたいてみてください。

(編集室 柴切純子)

にんげんクラブ会報誌 3月号より


隠された言霊の神 ワカヒメさまの「超」復活!


SUMIKO!アマノコトネ 宮㟢 貞行・共著
ヒカルランド 刊
定価 1,778円+税

ヲシテという「古代文字」で書かれた「ホツマツタヱ」という1万行におよぶ
五・七調の叙情詩から成る歴史書によると、イサナキとイサナミの子供は
一姫三太郎で、長女はワカヒメ、長男アマテラス、次男ツキヨミ、三男ソサ
ノヲだそうです。アワ歌の神様であるワカヒメさまはいつのまにか消し去ら
れてしまいました。

この本では宮㟢貞行氏、SUMIKO!(早川須美子氏)、そしてアマノコトネ
氏の3人の鼎談でワカヒメさまの秘密に迫っています。そして後半はワカヒ
メさまの回想が描かれています。

SUMIKO! はある日突然「ホツマツタエ」という言葉が聞こえてきて、ワカ
ヒメさまを知ることとなり、「日月神示」で東北に艮(うしとら)の金神(こんじん)
が起きてくると書かれていたことですがまさに3・11で封印された神々が出
てくるきっかけとなったのかもしれないといっています。実際に生きていらっ
しゃった遠い昔の先祖たちが次々と起きだした、その一人がワカヒメさまだ
そうです。

宮㟢氏もやはり3・11がきっかけで、太古の神々が復活しつつあるといって
います。河口浅間神社の前にある富士山御師の家の屋根裏部屋から250
年ぶりに古文書が発見されたとのことです。そしてアワ歌を広めたのがワカ
ヒメさまだったと分かったそうです。

そして、アマノコトネ氏は河口浅間神社の御師の屋根裏部屋の長櫃の中か
ら出てきた古文書を最初に手に取ったそうです。最初それが何かは分からな
かったそうですが、それはアワの歌がかかれているヲシテ文字の写本だった
と知ります。ヲシテとは「教え手」という意味だそうです。それによって説明す
るのが「ホツマツタヱ」「ミカサフミ」「フトマニ」だそうです。

何者かおわしますしかないあの富士山から、そこに秘められていた古文書が
出てきたことは日本が変わる予兆かもしれません。お三者が、今、ワカヒメさ
まの秘密のベールをときはなとうとしてくれています。私たちも日本人として
目覚め、言葉の乱れは世の乱れ、日本の乱れは世界の乱れという認識を覚
醒されるようなそんな本です。
是非ご一読ください!

(編集室 江尻みゆき)


にんげんくらぶ会報誌2月号より


カタカムナ 言霊の超法則


吉野 信子・著
徳間書店 刊
定価 1,600円+税


著者をここまで惹きつける「カタカムナ」とは、一体何なのでしょう。

世界の懸け橋になることが小さいころからの夢だった著者は、国際線の
キャビンアテンダントになり、たくさんの国を巡り歩きました。
40年前の一般の日本人は、外国の優れた文化をもっと日本に取り入れ
なければと感じていたのです。

ところが、世界中を飛び回っているうちに気づきます。日本より優れてい
る国はないと。人間に対する考え方、住みやすくすばらしい文化を持って
いる国はほかに見つけることはできなかったのです。

「外国から学んで」がいつしか「日本のすばらしさを知らせることができる、
世界の懸け橋になりたい」という思いに変わっていきました。
なぜ、日本が格別なのか、これほど人間が優しくなれる発信源はなんな
のか、そればかり考えていたそうです。

航空会社を退職して、30年、普通の主婦をしていた著者が8年前にカタ
カムナに出会い、いっぺんでその不思議な魅力に取りつかれ、寝ても覚
めてもカタカムナのことが頭から離れない生活になりました。

歴史の中に埋もれていたカタカムナの図表が再発見されてから、まだ数
十年しか経っていません。わかっていないことがたくさんあります。
それでも多くの人が研究や普及に取り組んでいるのは、なぜかそこに
「宇宙の真理」があると直感するからなのだそうです。

その証拠に、著者の人生がものすごい勢いで変化しています。知れば知
るほど、物事の本質を見抜く力が冴えわたり、知らないことでも透けて見
えるように感じるそうです。ロンドンパラリンピックで通訳をしていた時の、
金メダルの奇跡の話は感動的です。

思い続けた夢が、ひらめきに変わり、探求を続け、経験により強い確信に
なる。そこからまた新たなひらめきを得て、さらに探求から確信へ。この熱
く広がり、螺旋階段を登り続けるような永遠のエネルギーがいっぱい詰まっ
ています。カタカムナのことを知りたい方、このエネルギーを感じたい方にも
ぜひ、読んでいただきたい本です。

(編集室 柴切純子)


にんげんクラブ会報誌2月号より


イニシエーション


エリザベス・ハイチ・著
紫上 はとる・訳
ナチュラルスピリット 刊
定価2,980円+税


本書は、著者であるエリザベス・ハイチ氏の自伝的な作品です。自伝とは
いえ、生い立ちから普通に歳を重ねる物語ではなく、ある時は古代エジプト
で王妃と神官を兼ねた人生、ある時は哀れな物乞いの人生、と時空を超え
て物語が展開していきます。それらの物語が、複雑なパズルのピースのよ
うに現実とピタリとあっていくさまは、驚きと発見の連続です。

著者であるハイチ氏は、1897年生まれ、ヨーロッパで最古・最大のヨガス
クールを設立し、97歳で生涯を終えるまで、終生人々を教え導きました。

本書は、1953年に書かれ、その後世界17カ国語に翻訳されて、数百万部
のベストセラーになり、現在も読み継がれています。日本語では、2015年
8月に待望の刊行がされました。これほどのベストセラーが、なぜ今のタイ
ミングで日本語に訳されたのか。そこにも必要・必然・ベストな神の計らいを
感じます。実際に悲惨な戦争を体験した著者のメッセージには、地球や人
類に対する愛と平和の思いが溢れています。

本書は60年以上も前に書かれた古いものですが、古さを感じさせないどこ
ろか、永遠・普遍性を感じさせる物語で、非常に面白かったです。ページ数
は700ページもあり、スイスイと小説のように読める箇所から、エジプト時代
の神官の教えなどじっくりと何度も読まねば理解できない箇所もあり、本書
を読むことだけに集中して取り組んで、読み終えるのに丸三日かかりました。
それも読んだというより、文字を辿ったと言ったほうが適しているくらい、まだ
本当に本書を理解できたとは思えません。それほど読み応えのある本です。

本書を読むことで、今ある三次元の現実は、たんなる夢なのか、それとも夢
が現実なのか......と世の中のしくみや自分の本質について嫌でも考えさせ
られます。著者の、真摯に自分の人生や運命から目を逸らさず、本当の《自
己》を体現するに至るまでの生き方は、多くの学びをもたらしてくれました。

何年後かに、またもう一度読みたい本だと思いました。ぜひ、多くの人にお
読みいただきたい一冊です。

(編集室 兒玉裕子)

にんげんくらぶ会報誌2月号より

光の使者―愛と平和の軌跡


ジェイムス・F・トゥワイマン・著
穂積 由利子・訳
中央アート出版 刊
定価2,300円+税


本書は、アメリカで1996年に出版された本であり、日本語訳は2001年に
出版されました。古い本ですが、とても感銘を受けたのでご紹介したいと思
います。

著者のトゥワイマン氏は、平和の吟遊詩人。戦乱のバルカン半島に平和を
もたらしたいという、やむにやまれぬ気持ちから、1995年に内戦の続く旧
ユーゴスラビア、クロアチアに、平和の祈りの歌を歌いに行きました。奇跡
のような偶然の連続に導かれ、そこで待ち受けていたのは、極限状態の戦
乱の中で、ひっそりと祈り続ける神秘的な集団でした。その集団は「光の使
者」と呼ばれ、何世紀もの間、地球の中でも最も戦乱の激しい地域で祈り続
けているのです。戦地で平和の歌を歌うのは、どれだけ危険なことだろう?
どんな決意で行って、どんな奇跡が待っているのだろう? と本書を読んで
みると、想像をはるかに超える展開に、心底驚きました。

多くの人は、本書を読んでフィクションだと思うかもしれません。そのように
感じても、読み物としても非常に面白いので、それはそれでいいと思います。
しかし私は本書を一読して、これは実際にトゥワイマン氏が体験した話だと
ハートの奥で感じました。そして今もなお、光の使者たちは形を変え、場所
を変え、後継者たちに引き継がれているのだろう......と。

本書は、たくさんの気づきを与えてくれる本です。読みやすく、面白かったの
で、1日で読み終えました。特に祈りとは何たるものか、祈りの本当の力を教
えてくれます。また、人には様々な役割があるけれど、ひたすら祈り続ける
役割の方々が、実際にいらっしゃることにも気づかされました。

今月号の「びっくり現象から学ぶ」では、ももちんさんのインタビューで、次元
の扉の話が出てきますが、本書の最後にも、永遠の扉をくぐる話が出てきま
す。扉について、深く感じたい方にもおすすめの本です。また、本書の続編の
シフト―続・光の使者』も同様におすすめです。

この本に出会えて、本当に嬉しく思っています。著者をはじめ、本書の制作
にかかわってくださったすべての方に、感謝しています。
ぜひ、多くの方にお読みいただきたいと思います。

(編集室兒玉裕子)

にんげんクラブ会報誌 1月号より

一度は死にたいと思ったこと、ありませんか? 子どもの将来を心配していませんか?


鈴木 昭平・著
 コスモ21 刊
定価 1,400円+税


本書を書かれた、鈴木昭平氏は、横浜国大大学院卒業後、同大学研究生を
経て、ジャスコに入社、その後、様々な分野の学校で講師をし、1988年より
幼児教育に携わり、2009年エジソン・アインシュタインスクール協会を立ち上
げました。
かのエジソンやアインシュタインも子どもの頃は知的発達障がいだったといわ
れています。脳の仕組みが普通の人と違うという特徴を生かして伸ばせば
その子の才能は大きく花開き、理性が鍛えられ、社会に対応することが可能
になるとのことです。
そこに着目して特別な教育方法を生み出したのがエジソン・アインシュタイン
メソッドです。

私たち人間の脳は「左脳」と「右脳」に分かれています。「左脳」は言語、概念、
論理をつかさどり、「右脳」はイメージ、絵画、図形、空間パターン、認識力、
音楽、直感などをつかさどります。
本来は「右脳」と「左脳」がバランスよく働くのが理想ですが、現代においては
左脳が優位になりがちだそうです。
知的発達障がい児においては「右脳」が優位に立っていて、「左脳」が十分に
発達していません。「右脳」が高機能すぎるが故に、普通の子どもが反応しな
いようなわずかなことにもストレスを感じて反応してしまうのです。

初めて自分の子どもが知的発達障がいだと告げられたときは、さぞかしショッ
クを受け、悩み、葛藤をすることでしょう。この本は、そんな親御さんたちに
希望の光を与えてくれます。
知的発達障がい児の親御さんは将来、日本または世界の政治経済、文化を
背負って立つ天才児を授かったとも言っています。
知的発達障がい児のみならず、普通に暮らしている子どもたちにも参考にして
ほしいと思います。

ポイントを、漫画で分かりやすく説明してくれています。なにより、実際の親御
さんの体験談も紹介されています。親御さんのひたむきな愛情がEEメソッドを
行うことで、改善・効果を導いているのです。

ぜひとも、ご一読ください。子育て中の方も、子育てが終わった方も。
親御さんだけではなく、すべての大人が子どもを守り、育てていくための
素晴らしいバイブルです。

(編集室 江尻みゆき)

にんげんクラブ会報誌12月号より

宇宙のしくみを使えば、すべてがうまくいくようになっている


高橋 呑舟・著
徳間書店 刊
定価 1,600円+税


著者の高橋呑舟先生は、にんげんクラブで連続セミナーをしていただいて
います。私は今回の『舩井フォーラム2015』でアテンドさせていただき、
本著の中に登場する『真名井神社』の正式参拝の旅にも同行させていただ
きました。
その中で何よりも強く感じたのは、高橋先生を慕い敬う、多くの方々の真摯
な姿でした。自分のことより常に他の人のことを考える、高橋先生の懐の広
さがあるからでしょう。

高橋先生は元幹部自衛官です。40歳のときにソ連が崩壊、国内では団塊の
世代が高齢期を迎えるにあたり、憂慮せざるをえない状況。国が潰れてしま
うことを恐れた高橋先生は、「何ができるか模索しながら方向転換をする」と
宣言して自衛官を辞めます。
整体治療を学び治療に専念するうち、根本的には『食』を正さなければ病気
はなくならないことに気付きます。

大きな転機は、なんと1995年の『フナイ・オープンワールド』。藤原由浩さん
という、250回以上UFOに乗ったという方に、地球にはないほどおいしいも
のを食べたという話を聞き「いつか自分で作って食べたい」と決めます。
興味本位で撮ったオーラ写真のメッセージは「ダイナミックで創造的な計画に、
頭から飛び込んでいく人生が待っています。それを完成させる自信と力があ
なたにはあります」まさにその通りの人生になりました。

アートテン技術を利用して作られた野菜やお肉は、本当にびっくりするくらい
おいしいです。真名井神社の旅で、もう食べられないくらいのお肉をいただい
たのですが、おいしいだけではなくその後まったく胃がもたれなかったことに
びっくりしました。

本著には、「アートテン」とは何かが、さまざまな角度から詳細に解説されて
います。難しくて分からない人も大丈夫です。信じて実際に行動している人
の体験談がたくさんあり、理屈だけではない感動があります。

さらに巻末のカラーページには、アートテンの波形型図形カードが4枚入って
います。本著を枕の下に置いて寝るだけでも、それぞれの効力が期待できる
そうです。
ぜひお手元に置いてほしい1冊です。

(編集室 柴切純子)


にんげんクラブ会報誌12月号より

つぶやき天使1 神様からの《この世シークレット》宅配サービス

主晴・著/松永 亜鈴・代筆
ヒカルランド 刊
定価 2,000円+税

この本の「主晴」様のメッセージを代筆をされている松永亜鈴さんは、12年前に
神霊界から何度もこの地上に降り立っているメシア様のおひとりである「主晴」
様よりメッセージを伝えられ始めたそうです。瞬間移動や、光のUFOに乗って
霊界探訪するなど不思議な体験を数多くしているそうです。

この本の内容はもちろんほとんど参考文献などはなく、全て「主晴」様からの
メッセージであるそうです。

「主晴」とは主が晴れるということで、宇宙の秘め事である神理を解き明かして
いるそうです。神の創造された大宇宙は計り知れなく奥が深く、科学がいくら
進歩しても、まだまだほんの一部しか我々人類界には知られていません。
「主晴」様はそれらの科学的にはあり得ないたくさんの奇跡を松永さんに体感
させてくれたそうです。

「主晴」様は「ありがとう」は「光の言霊」であり、この世で一番素晴らしい言葉で
あり、真心の贈り物を載せた言葉だと言っています。万物の霊長、生きとし生け
るものは、全て「日の神」の恩恵を受けていて、生命の源である日光は日神里
(ひかり)で、魂の古里は生みの親であるのだそうです。故に「ありがとう」には
「日の神」(天の父)がいるという言葉であり、「言霊」「数霊(かずたま)」「音霊」
「色霊」「光霊」と、万物万霊中、六つの御霊を持った、この世で素晴らしい(主晴
らしい)言葉であり、「日神里」は神の御意図が込められているとのことです。

「天の岩戸の真実」や、「三種の神器」の意味など、そして、「アカシックレコード」
など、分かりやすく教えてくれています。そして、「君が代」は世界の国歌だった
そうです!

今、大天変地異が起ころうとしている人類に、何をすべきか、何を準備すべきか
を問うています。想念の大転換が一番必要不可欠だと「主晴」様は言っています。
常識と思われていたことが、実は非常識であるということが多いのだそうです。
しきたりや習わしが如い何かに逆法であるかということに眼覚める時が来ている
のかもしれません。

大地も魂も神様が掃除をしているそうです。急務である想念の転換をしましょう。
全ては必然です。
ご一読ください!


(編集室 江尻みゆき)


にんげんクラブ会報誌11月号より

クリスタルボウルに魅せられて―心と体を癒すその音色と波動


鈴木真佐子・中川恵美子・共著
太陽出版 刊
定価 1,700円+税

こんなすてきな世界があるのかと、初めて知りました。聴いたことも見たことも
ないクリスタルボウルですが、読んでいる間中、私を癒してくれるであろう光と
音の波動に包まれているような感覚になりました。

クリスタルボウルがアメリカで誕生したのは25年ほど前。ヒーリングツールや
医療ツールの一つとして活躍の場を広げてきました。
10年ほど前から従来の重量感のある乳白色のクラシックボウルに加え、軽量で
小型の新しいタイプが誕生しました。

そして第3世代として登場したのがアルケミー・クリスタルボウルです。
水晶に貴金属を混入することを決意し、苦労を重ね、種類を増やしてきました。

軽量なうえに倍音を含んでいるので一つでも手軽に十分楽しむことができて、
見た目にも何とも言えない趣があり、日本でも急速に愛好者が増加したそうです。

一つとして同じものは作れないので、欲しいと思っても手に入らなかったり、
思いもしない方法でやってきて幸せを届けてくれるので、手にした人は
「ボウルは生きている。それぞれ性格も違い、話し掛けてくれる」と感じるそうです。

「日本人は花を摘むようにボウルを弾く。その表情がなんともいい。
生き生きした喜びにあふれている」
アルケミーボウルの生みの親である、ポールとウィリアムの言葉です。

次にどんなボウルを作るかインスピレーションを受けるのは、温泉に入っている
ときが一番多いそうで、3時間も温泉から出てこないこともあるとか。
ボウルで土地を浄化しながら、日本中の温泉を回るのが二人の夢だそうです。

ボウルに出逢って運命が変わった人の体験談、不思議なパワーの謎、ヒーリング
エクササイズ、日常での楽しみ方など、盛りだくさんの内容です。
付記「クリスタルボウル一覧―その種類と特徴」と
巻頭にある折込みのカラー写真を見比べているだけでも、幸せな気分になれます。

みなさんもクリスタルボウルに呼ばれてしまうかもしれません。
ぜひ、覗いてみてください。

11月号のインタビューには著者の一人である鈴木真佐子さんが登場します。
来月号もお楽しみに!


(編集室   柴切純子)

にんげんクラブ会報誌 10月号より


103歳になってわかったこと〜人生は一人でも面白い〜


篠田桃紅・著
幻冬舎 刊
定価1,000円+税


本書は、世界的に有名な美術家の篠田桃紅さんの著書です。
40万部を突破したベストセラーですので、すでにお読みの方も多いかもしれません。
戦前、戦後の時代を凛として生き、数え年で103歳になられた篠田さんの言葉は、
混迷の時代とも言える今、大切なメッセージを伝えてくれます。

100歳を超えると、生きているだけで大変なことだと思いますが、
103歳になってなお健康で、意欲的で、創造性に富みながら生活されている
篠田さんの文章を読んで、すごいことだと思いました。
103歳にもなると、若い頃とはずいぶん思想も変わるようですし、
いろいろなことを達観していくようです。
歳をとるということは、肉体や記憶力などが衰えていく一方でなく、
何か別の大切なものが蓄積されていくことであると本書を読んで思えました。

もともと若い頃から自分らしさを追求し、魅力的な生き方を創造してきた著者だからこそ、
103歳になってもなお、潑剌とした輝きがあるのかもしれません。

戦後、43歳で女性の美術家としてニューヨークに渡米して、様々な国籍の人たちと
交流された篠田さんは、時代の先駆けであり、103歳になった今もなお、
先駆けであり続けます。
篠田さんの文章から、既存の常識や枠組みにはこだわらず、
とらわれない自由な姿勢が見られました。
何事にもとらわれず自由であるには、より自分らしくしっかりと立つことが
重要だと思えました。

篠田さんの生き方には、自分らしさという一本の芯が通っていて、
誰かの真似をするのでなく、自分の足で道なき道を進んでいく美しさがあります。
それぞれ好みはあると思いますが、本当の美しさを放つ芸術作品は、
人種や国籍が変わっても美しいと思えるものなのでしょう。
日本の墨を使った書道作品が海外で評価されるのも、そこに共通する思いや
美しさがあるからだと思います。

芸術には疎い私ですが、篠田さんの文章を読んで、自分らしくありたいと思うとともに、
芸術を愛でる感性をもっと養いたいと思いました。

ぜひお読みください。


(編集室 兒玉裕子)


にんげんクラブ会報誌 9月号より

外国人に伝えたくなる美しい日本人の姿


佐藤 芳直・著
すばる舎 刊
定価 1,500円+税

感動しました。
こんなに優しく、誇らしく、日本人であることの感謝に胸が熱くなったのは、
久しぶりの感覚でした。
それと同時に、いかに自分が日本の本当の歴史、役割を知らずに過ごしてきたかを
思い知り、改めて背筋を伸ばして、学んでいかなくてはならないと感じました。

著者は、にんげんクラブ会報誌に「私の舩井流実践編」を毎月連載されています。
舩井幸雄のすばらしさが温かく伝わってきます。
そして、その教えを実践し、継続している著者のすばらしさも伝わってきます。

昨年の舩井SAKIGAKEフォーラムでは著者の講演もありました。
出演前の舞台袖で、著者に少しだけお会いしましたが、想像以上に大きくて、
誠実さと優しさを感じました。

改めて本著を読み、とてもかっこいいと感じました。

ニューヨークのバーで、マティーニを飲みながら、日本の不思議を訪ねる
生粋のニューヨーカーに、教科書では教えられない、本当の日本の歴史や
良さを自分の言葉で語る。しかも英語で。
こんなにかっこいいことってあるでしょうか。

形だけなら真似ることはできるかもしれませんが、「なるほど」と唸らせることは、
短期間でできることではありません。常に自分の目で見て、自分の頭で考えて、
実際に行動して、その結果をまた自分の頭で考える。学び続けた積み重ねが、
今のかっこいい著者を作り上げているのでしょう。

今からでも遅くありません。今だからこそ、一人ひとりの日本人が、本当の日本を
語れるようにならなくてはなりません。自分の頭で考えた、自分にとっての本当の
日本を、自信を持って語れるように。
それが、新しい世の中を創っていくための、第一歩なのかもしれません。

本著にはそんな生き方のヒントがたくさん詰まっています。
具体的にわかりやすく書かれています。
思いもしなかった歴史の事実に驚きます。
英語で話すための英訳までついています。

自分ならではのかっこよさを目指して、まずは著者のことばを借りて、
語ってみることから始めませんか。
ぜひぜひ、お読みください。

(編集室 柴切純子)


にんげんクラブ会報誌 8月号より

霊能動物館


加門 七海・著
集英社 刊
定価1,400円+税


本書は動物たちにスポットを当てて、日本古来から伝わる伝説や霊力につい
て書かれた本です。日本には八百万の神々の信仰があり、さまざまな存在が
神として祀られています。昔からオオカミ、キツネ、ヘビ、ウマ、ネコ、タヌキ、
等々の不思議な話はたくさんあり、それらは神や神の眷属として祀られています。

一方で、呪いや祟りを起こす邪悪な存在とも認識され、祟りを封じるための塚や
社なども日本各地にあります。昔の人々が動物たちをどのように扱ってきたのか、
またどのように交流してきたのかが、本書を読むとよくわかります。

人間と動物を上下関係で見ずに、生物全体を対等に見る視点が昔の多くの
人々にはあったようです。

本書の内容は、読み手によって、単なるオカルトやおとぎ話と考えることもできれば、
リアリティを持って読むこともできます。時に怪談話のようなかなり恐ろしい話や、
現代でもあり得る物語として、動物ごとにまとめられたさまざまなエピソードが
語られています。

古い文献での考察から、現場の生の声をインタビューしたものまで、
読みごたえがあります。

日本中に多くみられるオオカミ信仰についての話は、とても興味深いものでした。
伏見稲荷などお稲荷さんは有名ですが、オオカミを祀っている神社が実は多く
あるようです。

ニホンオオカミは今は絶滅したと言われていますが、かつての日本では
食物連鎖の頂点に君臨していた存在であり、人々から畏れられ、大切に
扱われていたようです。


現代の日本人は、近代化が進むに連れて自然と離れ過ぎているように感じ
ています。離れてしまうと、自然は不便であったり、怖い存在になったり、
穢れの存在であると思ってしまいます。

人類は自然とともに生きてきたし、自然なしには生きられません。
自然に対する畏敬、畏怖の念を忘れることなく、動物だけでなく、
すべての自然とともに助け合いながら暮らすことを思い出さなければ
いけません。

怖がりな方にはあまりお勧めできませんが、本書を読むことで、
古来の日本人の生き方や考え方にも触れることができ、自分たちの
ルーツを思い出す一助となるように思います。


(編集室 兒玉裕子)


にんげんクラブ会報誌8月号より

【祈り祀る】この国の形


春木 伸哉・矢作 直樹・共著
ヒカルランド 刊
定価 1,713円+税

この本は東京大学医学部教授の矢作直樹氏と幣立神宮宮司の春木伸哉氏の
共著です。
矢作氏は救急・集中治療、内科の臨床医として勤務しながら、医療機器の開発に
携わり現在救急外来と集中治療を一手に担う責任者として活躍されています。
にんげんクラブでもお馴染みの「水」の研究家である故江本勝氏との対談で
春木氏のことを知ったそうです。
我が国最古の幣立神宮に仕えていらっしゃる春木氏はもともとは教員をされて
いましたが奥様との出会いから養子になられ、現在宮司をなさっているそうです。
そこで縁を求めてやって来られた世界中の様々な宗教関係の方々を受け容れて
ご一緒に活動されている事実にすべてを受け容れる神道の実践を強く感じたそうです。

35年医療現場で携わってきた矢作先生は、明治、大正生まれの患者さんに比べ
現代の患者さんでは、本来の信仰心の意識がうすれてしまっているように感じるそうです。
それには敗戦後のGHQがかかわっているとのことです。
そのことにより日本人が自分のことだけではなく他人の命のことも分からなくなって
しまったのではないかと思いこの本を出そうと思ったそうです。

春木氏は徹頭徹尾、「私」ということが一番の価値になっているから、私の得になるか
損になるかということが判断基準になっているからだと言っておられます。
日本人は自己否定から物を考える癖がついてしまっているので自分を肯定できる
教育内容にしていかないと国家的に活動できる人は育たないとのことです。
子どもの大和魂を揺さぶる話をし、私たちの祖先に対する尊敬の念を持つことこそ
命を大切にする教育ではないかと言っておられます。

最近忘れられている、桃太郎や、金太郎の話は努力によって自己実現したり、
世の中に役立った物語です。それを「立身出世」というのだそうです。
それぞれの場所、それぞれの生き方が発信できるものを最大限発信する努力を
していかなくては世界は変わっていかないとのことです。
そしてご縁もちゃんと生かさなくてはならないそうです。
ぜひ、お読みください。

(編集室 江尻みゆき)


にんげんクラブ会報誌 7月号より


日本人が知っておくべきこの国根幹の重大な歴史

加治 将一・出口 汪・共著
ヒカルランド 刊
定価1,750円+税


本書は、幕末から明治にかけての裏の歴史を、独自の視点で加治将一氏と
出口汪氏が語る共著本です。

本書に出てくる内容は、まず学校で教えられることはなく、大半の人が驚く内容
です。明治維新の騒乱のどさくさに紛れて、明治天皇すり替えがあったのでは
ないか、吉田松陰は天皇すり替えのシナリオライターだったのではないか、なぜ
日本は植民地にならなかったのか、山口県からはなぜたくさんの首相が出てい
るのか、坂本龍馬を殺したのは誰か、出口王仁三郎が国家的に弾圧された意味
は何か等々、公の場で気楽に発言したら物議を醸しそうな鋭い話題が盛りだくさん
です。

また、あれだけ壮大な思想を持ち、とびぬけてスケールの大きな人物であった出口
王仁三郎について、戦後生まれの多くの人たちは名前も知りません。大本が弾圧
されていった背景を見ていくと、政府の闇も見えてきます。
本書を読むことで、弾圧をされてなお、恨みを持たずに晩年を過ごした王仁三郎氏の
懐の大きさを改めて感じました。

光があれば闇があるように、表に出ている情報には、必ず裏があります。

現在教えられる歴史とは、支配している側から見て都合の良い歴史であって、
大半は様々な情報統制のもとにつくられているものでしょう。
これは日本の歴史だけの話ではなく、世界中の歴史でも言えることです。

本書を読むと、革命が起こる際に公のために動く人、欲のために動く人、ただ騙され
翻弄された人など、様々な人たちの意図が何重にも複雑に絡み合って一つの歴史が
つくられていくさまが、よく分かります。さらに表に出ている部分だけでなく、裏側は
どうなっているのか、さらにその裏側の裏側があるのではないか、といった洞察力を
自然と養うことができるでしょう。

個人的には学校で習う歴史が一方的な情報だけを与えている気がしてあまり好きでは
ありませんでしたが、本書はとても興味を持って最後まで読み終えることができました。

たくさんの証拠も例示されていて、推理小説のようで非常に面白かったです。
ぜひ多くの方にお読みいただきたいと思います。


(編集室 兒玉裕子)

にんげんクラブ会報誌 7月号より


なぜこれほど多くの病いと不調が【テラヘルツ量子波エネルギー】で消えてしまうのか


佐藤清&テラヘルツ研究取材班・共著 
ヒカルランド 刊
定価 1,750円+税


著者である、佐藤清氏は、プロ野球選手やオリンピック選手などが極秘に
治療を依頼しにくる隠れた有名治療家です。佐藤氏が実現したいのは、薬を
使わずに医師以外でも誰でも簡単に病を治せる時代の到来だそうです。

イエス・キリストが全盲の人や、歩けない人を治したという話や、精神性が
重要視された平安時代には祈祷師が病人の名前を記載した祈祷文を祈り続け、
多くの病気を回復させたことが記録されていますがこれは本当のことのようです。
密教で護摩を焚き、遠く離れた病人を回復させたり、気功家やヒーラーが手を
かざしたり、手のひらを患部に当て放射される生命力や自然治癒力を高める
エネルギーはテラヘルツ波または量子波エネルギーだそうです。

量子波エネルギーが時空を超えることは時空を超えることで、これが奇跡とも
いえる現象を起こすのかもしれません。近年の量子物理学で明らかにされたのは、
この3次元世界は多次元世界が、パラレルワールドと同時に存在し、この多次元
世界のエネルギーがこの3次元に大きな影響を及ぼしているという驚愕の事実だ
そうです。

テラヘルツ量子波エネルギーを応用することで可能性が大きく開けました。
量子物理学が解明した3次元世界にほかにもう1つ並行する、素粒子の世界、
虚の世界のエネルギーこそが治癒への鍵を握っているそうです。
この宇宙空間は、人間の意識が大いに関係しているそうです。
何としても治してあげたい、この病気から何としても抜け出したい、この思いが
量子波に乗れば、相互に共振現象を起こし、思わぬ現象を生むのだそうです。

テラヘルツ量子波エネルギーを利用することはたくさんの可能性がありそうです。
量子物理学が解明されるにつれ、宗教と科学の世界の融合に近づいてきている
そうです。
「治りたい」という祈りにも似た精神のありようが事物に変化を与えることが
明確になってきたのです。量子波エネルギーが大きな力となり、私たちの生命力と
自然治癒力を高めてくれるそうです。

一般人、主婦などが短期間で名医になれる医療革命が期待できるかもしれません。
是非ご一読ください。


(編集室 江尻みゆき)


にんげんクラブ会報誌 6月号より


いのちの調律

増川いづみ・著
きれい・ねっと 刊
定価1,500円+税


本書は、水や電磁波の研究者である増川いづみ先生が『ザ・フナイ』や
『にんげんクラブ会報誌』で書かれた内容を、読みやすく一冊にまとめて
編集し直された本です。
水の研究のお話から、電磁波、環境破壊、音の世界、惑星の配列が人間に
与える影響など、増川先生の扱う分野の広さに驚かされます。
その広さはきっと、「いづみ」と名付けられた増川先生が生まれながらに
興味を持っていた「水」という存在が、すべての源であり、すべてを含むもの
だからだと思います。

本書は第一章・水は万物の命の源、第二章・自然を蝕(むしば)む危険な
電磁波、第三章・いのちの尊さを考える、第四章・地球からのメッセージ、
第五章・今こそいのちの調律のとき、と五章で構成されています。

この構成は、陰陽どちらも併せ持ち、とてもバランスが良いと思います。
水のすばらしさやいのちの調律などいわゆる陽の部分のみを伝えるのでなく、
現在の地球の現状、陰の部分にも深く言及されています。

環境破壊やいのちの尊さについて表現するには、時には読むだけで胸がはり
さけそうな部分もありますが、それが現在の人類の現実であり事実なのです。

普段私たちが目を逸らしがちで、できれば見たくないと思っている部分を、
きちんと怖がらずに見ることによって、陰陽が合わさって次の段階に進むこと
ができます。その陰を見つめたうえで、水の尊さ、今ある地球環境の尊さから
宇宙までを細部まで知ることができる本書は、素敵な本だと感じました。

特に、音と惑星の関係と、それに関連する人間の臓器の周波数など、とても
興味深く読みました。すべてはつながっていて、自分の内面にも外面にも宇宙
はあるのです。

四方を海に囲まれ、山々や河川に恵まれて良質な水が豊富にある日本は、
水と非常に密接な関わりのある国だと思います。豊かにあるがゆえにこの水
の尊さを日本人は時として忘れがちです。命の源と言っても良い水を大切に
すること、そしてそこから宇宙の源へとつながっていくことを、本書は教えて
くれます。
ぜひ多くの方にお読みいただきたいと思います。


(編集室 兒玉裕子)

にんげんクラブ会報誌6月号より

本物のシフト空なる叡智へ

本物のシフト 空(くう)なる叡智へ ダークアセンションから《光の種子》を救い出すために

サアラ(大宇宙中央議会・アインソフ議会メンバー)・著
ヒカルランド 刊
定価 1,667円+税

「この本に出会った皆さんは、古代の叡智や宇宙の兄弟たちとコンタクトして
います。」
「あなたの幸せがあってこそ、地球の進化があるのです。」
そんな優しさと希望にあふれた言葉に引かれて読み始めました。

が、出てくる内容は、
『神秘学校サーペントブラザーフッド』
『ニビル星の聡明な王子エア』
『宇宙船はアンデスから入り、ヒマラヤの出口を使う』
『優雅なプレアデス人、支配欲が強いオリオン人』
『イエスは地球外生命ETソウル』
『月の裏側に集結する進化を拒んだ宇宙生命たち』などなど......

あまりにも壮大で理由のわからないことが続きます。

一体この本を書いている人は何者なんだろう、と逆にいつの間にか引き込まれて
いました。疑問符だらけで読み進んでいくと、著者のイメージがなんとなくわかって
きました。

著者のサアラは、イエスとマグダラのマリアとの間に生まれた娘の生まれ変わりで、
リラ人の記憶もあるそうです。リラ人は、90万年前オリオン系の種族に破壊されて
いた地球を懸念して、琴座のベガ星系に文明を展開していた成熟した菩薩の魂な
のだそうです。

現在、今ここにいる著者の姿は具体的には何も書かれていませんが、時々文章の
中に、ご主人と一緒に出掛けている描写があり、著者の素顔を想像してしまいました。

こんな壮大な記憶を思い出し、使命を請け負っている著者には、きっと想像を絶する
ような大変な出来事があるでしょう。でも、それを背負っても余りある、愛情に支えら
れているのだろうなと、勝手に思い描いてしまいました。


現在の地球は、宇宙の進化ラインから取り残されているそうです。なので、パラレル
化した現実で進化した地球に移動するプロセスを創造する必要があります。

地球は宇宙の中でも最も多くの可能性に満ちた、憧れの星だそうです。

地球の準備は整い、あとは私たち一人一人の意識次第。
その意識の持ち方をわかりやすく伝えてくれています。
暖かい愛に満ちた言葉で。
ぜひ、受け取ってください。

(編集室 柴切純子)

にんげんクラブ会報誌 2月号より


アセンションのその先へ《麻・高周波》でNIPPONから《世明けのアサ》へ銀河JUMP!

アセンションのその先へ 《麻•高周波》でNIPPONから 《世明けのアサ》へ銀河JUMP! 水星の知的生命体MANAKAが伝える新しい宇宙観

中山 康直・著
ヒカルランド 刊
定価 1,620円+税


著者は月刊『ザ・フナイ』の2012年8月号から2014年3月号まで、
「人類への贈り物~奇跡の大麻草~」と題して連載をしていました。
20カ月にもわたる連載の集大成として出版されたのが本著なので、
とても密度が濃く、『神秘的な大麻物語』と『現実的な大麻情勢』の
両面からスポットを当てた2本立ての仕上がりになっています。

さらに今回書き下ろされたのが、7章と最後の11章。麻を通して
ネパールと日本の共通点を明らかにしてきた著者が、1年ぶりに
ネパールを訪ねた最新レポートが7章。そして、『ザ・フナイ』連載の
最終回に明かされた、『MANAKA(マナカ)』についてさらなる事実を
綴ったのが11章です。

『MANAKA』とは、著者の内部に存在する水星の知的生命体で、
そこから伝えられた新しい宇宙の基準が、MANAKAリアリティーです。
摩訶不思議な話から始まりますが、読んでいくうちに、日本人である
ことの誇りと、明るい未来を確信できて、そのための一歩を踏み出した
くなる、さわやかな確信に満ちてきます。

それは、著者が子どもの頃の臨死体験から得た、未来への確信が
あるからです。そして、それを確かめるため、著者自身が世界中に
足を運び、体験したことから、新たに生まれた素朴な疑問を、バラバラ
になったピースをはめていくように、少しずつ自分の手で解き明かして
いった、情熱があるからなのではないでしょうか。

大麻草は銀河の様々な星に自生して、その星の波動調整・環境浄化を
しつつ、惑星間のネットワークを構築しているそうです。

今までのスピリチュアリティでは、この地球は不良星なので高次元に
上がろうという直線的な考えでした。しかし、目の前の現実という場で
本質的な生命活動をしていくことこそが、最終の物語であり、その活動を
導いてくれるのが、大麻草だというMANAKAリアリティーが展開されます。

感動の一冊です。ぜひお読みください。

(編集室 柴切純子)

にんげんクラブ会報誌 1月号より


沈むな! 浮上せよ! この底なしの闇の国NIPPONで覚悟を磨いて生きなさい!


池田 整治・中丸 薫・著
ヒカルランド 刊
定価 1,556円+税


元陸上自衛隊陸将補であり、オウム真理教がつくったサティアンに自衛官として
唯一同行支援したことのある池田整治先生と国際政治評論家である中丸薫先生
の対談が一冊の本になりました。

この本では、世界の組織と経済の複合関連の真の構造を暴いています。
知らないということは、本当に恐ろしいことだと思いました。また、洗脳により、
事実を知ろうとしなかったり、間違った価値観や、思想を植え付けられていることが
山ほどあります。それに早く気が付き、目覚めることにより、闇の権力の支配から
解き放たれ、本来のヤマト心を取り戻さなければなりません。
そのためにも一般の人々に草の根で、覚醒してもらい、意識のある人、有意の人に
なってもらうことが必要だそうです。
      
今の日本人は「体主霊従」の「われよし」となっているそうです。畑で作物に農薬を
散布して出荷します。しかし、それは体に悪いことだと承知の上です。自分たちは
それを知っているので無農薬の作物を食べている。つまり自分がよければよしで
他人の不幸には目をつぶるということです。

それに対して、「霊主体従」に意識連環を変えなければならないそうです。
生命は永遠で人間の本質は光と愛、神のエネルギーそのもので、永遠に輪廻
転生し、その概念は自分がやったことは自分に全部戻ってくるということです。

日本人はもともと自然との一体感のDNAを持っているので、このスイッチをオンに
すれば早いので、この情報をいかに広めるか、あるいは目覚めさせるか、そこが
ポイントだそうです。

薬の問題、食品に入っている添加物などの問題、政治の問題、放射能の問題、
政治の問題、歴史の問題、どれをとっても見過ごすことができません。
このままでいくと2017年、18年にはみそぎみたいなものがあり、地球的規模の
大転換期を迎え、日本の人口は今の5分の1になってしまうかもしれません。

素直な気持ちで、この本をお読みいただき、一人でも多くの日本人のヤマト心を
よみがえらせ、覚悟を磨いて生きましょう。


(編集室 江尻みゆき)

世界元一つの《始まりの国》NIPPONよ! 今こそ世界は《本物JAPAN》の光臨を待っている!


河合 勝・著
ヒカルランド 刊
定価 1,750円+税


著者は慶應大学経済部を卒業、企業に就職しますが、師となる知花敏彦氏との
出会いを果たしたことで宇宙科学、精神世界の研究・普及活動をすることになり
ます。

知花敏彦氏は、天上界から人類指導の目的で地上界に派遣された、少数の
指導者の一人だそうです。あらゆる環境や境遇の人を救い導くため、あえて
厳しい体験をしたのではないか、そう思わせるくらい、説得力があり、人間と
しても信頼に足る、身近に感じる方だそうです。

知花氏は世界中に神を探して回って、「神は我がうちにあり。どこにも行く必要は
ない!」とはっきり断言され、私たちに希望と勇気を与え、誰でもやればできる! 
という実例を見せてくれました。

著者は、知花氏とともに各地を回り、日本こそが始まりの国であり、今こそ
「本物日本」が立ち上がるべきであることを語っています。

著者が語る、本来の「観光」とは「光を観る」つまり物質ではなく生命エネルギー、
文明、心の古里、観えないものを観ることです。
日本列島は人類文明の古里です。世界中の人が訪れることになるでしょう。
パワーのある所に行って、パワーをもらい磁場を汚します。取るばかりでチャージ
しようとする人はほとんどいません。
これからは人間が聖地のパワーを浄化し、元に戻す努力が必要です。本来の
「観光」で地球は聖なる星になれます。その始まりが日本なのです。

著者は現在、『子供たちのため西暦2020年までに、元の美しい地球を回復しよう!』
と、「地球家族」の代表もしています。地球家族のソフトは、知花氏の理念を活用して
「形」にしたものばかり。
本著の最後に紹介されていますが、「光エネルギー発生装置たぬき仕様」など、
とてもユニークです。

また本著には、言葉だけではなく、各地を回り神社やポイントとなる場所で撮影した
写真が盛りだくさんに入っています。しかも、その写真の美しいこと! 
パワースポットガイドブックのような楽しさも味わえる、とても美しい本です。
ぜひ手に取っていただきたいです。

(編集室 柴切純子)


「アトキンソン版」引き寄せの法則3 秘技キバリオン&エメラルドタブレット


ウィリアム・アトキンソン・著/林 陽・訳
ヒカルランド 刊
定価 1,556円+税

引き寄せの法則に関する本はたくさんあります。ナポレオン・ヒルの『成功哲学』、
ロンダ・バーンの『ザ・シークレット』などなど。「アトキンソン版」ということは、その
中の一つかと思ったら、とんでもない、そのすべての流れの原点が、本著に紹介
されている「キバリオン」でした。

「キバリオン」とは、数千年前のエジプトで錬金術・占星術・読心術を創始し、後に
神格化されたヘルメス・トリスメギストスという人が、世界中の賢者に宇宙と人間を
つなぐ秘密として伝授したものです。
錬金術は化学を、占星術は天文学を、読心術は心理学を生んだので、ヘルメスは
現代科学と神秘主義の両方の祖となります。

エメラルドタブレットとは、ヘルメスがエメラルド板に彫ったと伝えられる知恵の言葉
です。現物は存在せず、翻訳だけが古くから伝えられ、最古の翻訳は二世紀にさか
のぼるそうです。

さまざまな発見や伝説があり、7つのタイプが本著に掲載されています。
「キバリオン」を構成する7つの鍵は大ピラミッドを建設した超人の叡智の結晶ですが、
すべて口伝で、賢者にのみ継承されてきました。ヘルメスは「受け取る用意のある人
にのみ真実の言葉を伝えよ」と説いたからです。閉鎖主義のようですが、大衆にとって
受け入れる心構えがないものを与えると、「これは信じられない」という多数意見により、
真実が迫害されてしまうことを知っていたのです。

著者も今までは一般大衆用と少数者用に本を書き分けていたようです。

しかし見方を変えれば、真実を知っている一部の者によって、大衆が将棋の駒のように
人生を動かされていたとも言えます。

多くの危機が叫ばれている今、本著によって真実が一般に供されました。

真実を受け取り、自分の運命ばかりか周囲の世界へも影響を与えることができる人の
数が一定数以上に増えれば、この惑星の未来を変えることができる。
そんな望みを託したのではないかと、訳者は語っています。

素晴らしい未来を迎えるため、どうぞみなさんも本著を引き寄せてください。

(編集室 柴切純子)

     にんげんクラブ会報誌11月号より


神語神書(かみごのかみがき) 「安以宇衣於(あいうえお)」 考(こう) (一)


平成語部(へいせいのかたりべ) 末左太加良(まさたから)  著
ヒカルランド 刊
定価 2778円+税

今回ご紹介する本の内トビラには、こう記されています。
「本書は奇想天外な読み物で、宇宙の森羅万象生成に強い好奇心を有する人のみが
対象の書籍です」

著者は、史上始まって以来、一番「あいうえお」を読んだ人に違いありません。
そして本著が奇想天外であることも、間違いないと思いました。

なんと「あいうえお」50音51文字図がテレビのブラウン管であることを発見してしまった
というのです。宇宙や、男と女が作られた理由も、映像としてわかりやすく伝えていると
いうのです。
50音51文字図の中には、「いうえ」「ゐうゑ」と「お」「を」が重複していまが、
それを組み合わせて線でつないでいくと、さまざまな図形が浮かび上がり、重なり合い、
銀河系宇宙を作っていく様子が説明できるのです。

そんなばかなと思いながらも、なんとも説得力のある文章と、「あいうえお」の中に浮かび
上がってくる図形と意味を繰り返し見ているうちに、もしかしたら本当かもしれないと思えて
きました。

著者が「あいうえお」に何か変だとひらめいたのは、小学校1年のときでした。
国語の授業中に「51文字あるのに、50音というのは変だ、おかしい」と、教師と押し問答
するのです。教師は納得できる説明ができずに不機嫌になってしまいます。
それから60年ほどして、偶然出会った平仮名ばかりの文集を見て、未解決だったことを
思い出し、探求せずにはいられなくなり、終生の課題として取り組むことになったそうです。

この本は、第1巻です。これだけ語り尽くしても語りつくせないことがあるのです。
「神」は人間が人間らしく生きるようにと日本語を教え授けたにもかかわらず、人間は勝手
気ままに一人歩きを始め、その意に叶わぬ物・事をしでかすことになってしまった。
「あいうえお」から「神」の声をもう一度聞くことが、日本人の使命だという熱い思いが根底に
ある限り、著者の発見は続くのだろうと感じました。

奇想天外をお楽しみください。

(編集室 柴切純子)

       にんげんクラブ会報誌 9月号より


淡路ユダヤの「シオンの山」が七度目《地球大立て替え》のメイン舞台になる!


魚谷佳代・著
ヒカルランド 刊
定価 1,574円+税


本書は、兵庫県淡路島に住む一人の女性が、日本とユダヤの遺跡を護り抜き、祀り、
活性化していくノンフィクションです。

著者の魚谷佳代さんは、株式会社味きっこうの代表取締役。本業を続けながら、言わば
二足のわらじで神事を続けておられます。
かつては事業で行き詰まり、自らに多額の保険金をかけて会社のために自殺を図ったけ
れども、神の計らいによって一命を取り留め、その後は神の手足となることを誓いました。
魚谷さんはまさに天のために生かされている方、との印象を受けます。

本書を手に取って目次を開いてすぐに、淡路に高知県の小川雅弘さんにそっくりな人が
いた! とびっくりしました。ぴったりなタイミングでチャネラーからの激励を受けたり、
ワイタハ族の長老からのメッセージを受けたり、出口王仁三郎さんと繋がっていたり、
中心となって実行する役割でありながら、ご本人にはいわゆる霊能力がないところ、
そして世の立て替えのために14万4千人の仲間を集めているところなど、魚谷さんと
小川さんには驚くほど多くの共通点があります。

おそらくお2人のように、日本全国、いや世界中で、このように古代の遺跡を守り、
復活させようとしている人が実はたくさんいらっしゃるのだと思います。そのすべてが、
同じ時期に向かって、つながり、いっせいに花開こうとしているように思えました。
天のシナリオとしか思えない行動を、魚谷さんをはじめ世界中の人が何年もひたむきに
されているようです。

事実は小説よりも奇なりと言われますが、本書を読んでいると、小説や映画では表現し
きれないほどに、壮大なスケールの物語がこの世には存在していると思えました。
本書のテーマに興味のない人が読むと奇想天外なことばかり書かれているように感じる
かもしれませんが、私は読んでいて、魚谷さんの熱い思いや天の神様のお導きに共感して
涙が出ました。損得を顧みず、命を懸けて自分の直観に従う姿は、潔さとともに美しささえ
感じられます。

日ユ同祖論や出口王仁三郎さんに興味がある方は必読の書だと思います。
ぜひお読みください。


     (編集室 兒玉裕子)


にんげんクラブ会報誌 9月号より

王仁三郎の言霊論理力


出口 汪・著
ヒカルランド 刊
定価 1,380円+税


本書は、高校受験現代文のカリスマ講師であり、出口王仁三郎氏のひ孫にあたる出口汪氏が、
はじめて出口王仁三郎氏について語ったものです。
教育現場に身を置く出口汪氏は、宗教色のある出口王仁三郎氏について語ることを、これまでは
ずっと避けてきたそうですが、この混迷の時代に、今こそ王仁三郎についての封印を解いてみたく
なったのだそうです。

本書の内容は、王仁三郎氏のことをまったく知らない方に向けて書かれています。さすが現代文の
カリスマ講師と思えるような、非常に論理的でわかりやすい文章で、王仁三郎氏について少しは
知っている私も王仁三郎氏の魅力を楽しく新鮮な気持ちで読むことができました。
王仁三郎氏の様々なエピソードを知ることができたことと、宗教団体の教祖としての王仁三郎氏で
なく、一人の人間としての王仁三郎氏について思いを馳せることができました。

たとえば彼がほんの世間話程度のことを話したとしても、その言葉をまわりの人は大事にとらえて
しまう。それは想像しただけで、とてもストレスだろうし、どれだけ堅苦しい世界だっただろうか、と
思いました。王仁三郎氏のすごさには目を向けても、そのような苦労について考えることがなかった
ので、新たな視点が持てたと思います。

彼も肉体を持った人間ですから、高級な霊がかかって発言した言葉もあれば、一人の人間として
発言した言葉もあるでしょう。愛する家族もいて、悩んだり苦しんだり、時には失敗したこともあること
でしょう。

特に第二次大本事件の前後においては、他の人よりも未来を見通すことのできた王仁三郎氏です
から、悩まなかったはずがありません。

そのような苦労に思いを馳せることで、今まで見えなかった王仁三郎氏の優しく暖かな姿が見えて
きたような気がしました。そして以前よりも彼のことが好きになったように思います。

本書は読者に王仁三郎氏のことを無理に信じさせようとするような本ではありません。
宗教や誰かを盲信することに警鐘を鳴らし、ご自分の視点からしっかりと見る目を養ってくれる本だ
と思います。ぜひ多くの方にお読みいただきたいと思います。

(編集室 兒玉裕子)

にんげんクラブ会報誌8月号より

世界文明の「起源は日本」だった ついに開いた! 世界史のびっくり箱 上


上森三郎&神部一馬・共著
ヒカルランド 刊
定価 1,900円+税

この本は、一級建築士上森三郎氏が謎のメッセージを聞き、動かされ、
謎かけを解き、それを積み重ねた結果たどり着いたことを教えてくれています。

プロローグの中に「あなたはこのコメントをどれだけ理解できるだろうか?」
と書かれている通り、本当に衝撃的な内容でした。

イエス・キリストやモーゼの墓が日本に存在し、
日本に古くから伝わっている童謡にも隠れた意味があったそうです。

上森氏は謎のメーッセージを受け、地図を広げ線を引いていくうちに
地上絵を発見し、神社の配置に意味があることに気づきます。
そして、古代ユダヤと日本は密接に関係し、
ユダヤの人たちのルーツは日本にあり、
その聖地が八幡山を中心に半径一〇キロの圏内に鶴や亀や龍などの巨大地上絵を作り、
神様を崇め、一対の巨大なメノラー(神の木)をも作って祀っています。

面白いことに、「カゴメの歌」のメイン・テーマーは
ヘブライ語に訳すると「神器」を守るということだそうです。
日本人ならだれでも知っている「ハッケ・ヨイ・ノコッタ」は
ヘブライ語で「撃て・やっつけろ・打ち破れ」の意味で、
お祭りでお神輿を担ぐ際の掛け声の「ワッショイ、ワッショイ」は
「神が来られた」という意味になります。

紀元前七二二年イスラエルの十支族からなる北の王国は、滅び、
紀元前五八六年二支族からなる南ユダ王国も滅び、
歴史から忽然と消えました。

これらの民は実は東方へと新天地を目指していたのではないかということです。
長い年月をかけ日本に到達し、ここを新天地にしたのではないかとのことです。

空海の霊が上森氏に「失われた聖櫃アーク」と「聖杯」を探しだして
日本で祀ることに意味があると言ってます。

「急げ、時間がない!」と警告しています。
空海の狙いは日本は世界の聖地であることを知らしめ、
世界中から人を集め、「人間の元は一つ」という意識を広めることにあるのではないかと
上森氏は考えています。

もうすべてを認めざるを得ず、私たちの存在の意味を再認識してしまいます。
一緒に謎解きの世界に入り込んでしまう、そんな本です。


(編集室 江尻みゆき)


チェンジ・マネー


舩井勝仁・はせくらみゆき・共著
きれい・ねっと 刊
定価 1,600円+税

「経営者への遺言を、父が私の体を借りて書こうとしているようにも感じる」と
舩井勝仁の序章にあるように、
すべての人が幸せに暮らしていける世の中にするためにどうしたらいいのかを、
覚悟をして本気で提案してくれている、すごい本です。

ポイントは「お金」。
二人の立ち位置が一番違うのが、「お金」だからです。

お金に関する本は山ほどありますが、
本著ほどまったく違う両極からのアプローチがなされているものはないでしょう。

現実の経済史上主義を命がけで造り上げてきたおじさん代表の船井勝仁、
お母さんでもあり時空を超えた感覚の持ち無主である、はせくらみゆきさんの
二人の共著だからこそ、できたことです。

真ん中に流れる川は大きくて深い。
この川に橋をかけ、融合できれば、新しい未来が広がる。
そのために、まずこの川があることを知り、
がんばって飛び越えようと繰り返し、慣れていくことから始めてほしいと
語っています。

お金の怖さを知りつくしている舩井勝仁の危機感と強い思い、
それを受けて、はせくらみゆきさんの優しい大きな世界観。
別々の本を順番に読んでいるようですが、
知らなかった事実をとてもわかりやすく聞いているうちに、
本来のお金の姿が単純に大きくなり、
ひとつに重なっていけそうな感覚になります。

なぜ靖国参拝に世界があれほど騒ぐのか、
世界の感覚と日本人の意識がこんなにずれていたとは知りませんでした。
悪いところは認めてクリーニングすれば、
必要のない謝罪を求められてもフェアに主張していけるようになる。

日本語は素晴らしい力を持っていて、その日本語を使う成熟した日本人なら、
誰もが幸せに暮らせる世の中を作り出せるのだそうです。

二人のいのちが共振してできた本。

読んだ人のいのちとも共振して、その波が大きくなり
いつの間にか地球を囲んでハッピーに包まれますように...

それがこの本の願いです。

あなたのいのちも共振させてください。
本著の購入チラシが同封されていますので、ぜひご利用ください。


(編集室 柴切純子)


マヤン・ウロボロス


ドランヴァロ・メルキゼデク・著
奥野節子・訳
ナチュラル・スピリット 刊
定価2,268円

本書は、名著『フラワー・オブ・ライフ』(ナチュラル・スピリット刊)の著者である
ドランヴァロ氏の最新刊であり、
著書『サーペント・オブ・ライト(光の蛇)』(ナチュラル・スピリット刊)の続編です。

ドランヴァロ氏の著書はどれも独創的で、彼はスピリチュアルな本の著者の中では、
頭一つ分個性が突出している存在だと個人的に思います。
スピリチュアルな知識を持っている方や、発想の柔軟な方には、
新鮮さと驚きを与えてくれて、非常に興味深く最後まで楽しませてくれる本だと思います。

2012年12月21日に何が起こり、2015年までの地球と人類に何が起こりつつあるのか、
その答えの一つを本書は教えてくれます。
そしてそれを読むと、多くの人は未来に希望を持てるでしょう。

本書では、マヤの長老たちの見解や、世界各国でのドランヴァロの行ってきた儀式の様子が
詳細に語られています。

個人的には本書に出てくることは多次元世界の真実のひとつだと感じましたが、
信じられない方には全く荒唐無稽な話題に感じてしまうかもしれません。

それらを読み進めると、彼らは一般的な日本人の常識とはかけ離れた世界観で生きていて、
この世はまさに多次元世界なのだと感じられました。

特に2008年に行われたモーレア島での儀式の詳細は、非常にドラマチックで印象的でした。
世界中の多くの地で、数え切れないほど多くの人々が、
人類と地球のために祈り続けていることを、本書で感じることができました。

ドランヴァロ氏によると、これからの新しいサイクルでは、
今までのような二元的な意識、善悪の意識が消えて、
黄金比である融合意識がそれにとって代わります。

人類のエゴはもはや存在しなくなり、私たちはお互いを自分自身の一部として見るようになり、
そして私たちは創造主と一つになり、すべてのものを自分のハートから生み出すように
なるのだそうです。

本書は、頭で理解するのではなく、ハートで読むべき本なのだろうと思いました。
ぜひ多くの方にお読みいただきたいと思います。

(編集室 兒玉裕子)


にんげんクラブ会報誌2月号より


数霊 日之本開闢

深田 剛史(著)
価格:1,728円
出版日:2005年11月
出版社:今日の話題社

本書は、今月号の巻頭インタビューにご登場いただいた深田剛史さんの書かれた一冊です。
深田さんの繙(ひもと)く数霊の世界が、誰にでも分かりやすいように、小説の形で表されています。

随所にユーモアがあり、また時には神からの厳かなメッセージがあり、
読んでいてたくさんのことを学べる一冊だと思います。

本書はシリーズ化されていて『数霊―臨界点』『数霊 天地大神祭』『数霊 弥栄三次元
数霊 ヱビス開国』(すべて今日の話題社刊)と続きます。

本書を読む前に、まずはたま出版から発売された『数霊』をサラリとお読みいただいて、
それからこちらのシリーズを読み始められますと、スムーズに数霊についての理解が
深まるかと思います。

ただ、これは個人的な感想ですが、『数霊』はどちらかというと教科書的で、
こちらのシリーズはグっと面白さが増しているように思います。

深田さんの奥深い世界を繙くには、ぜひこのシリーズをお読みいただきたいと思いました。

ちなみに、にんげんクラブの勝仁会長と小川社長は、シリーズ全巻を読まれ
面白いと絶賛されていました。

本書は、健太と言納という名の若い二人の男女が、不思議な力に導かれながら
各地の神社やスピリチュアルスポットを巡り、神々からメッセージを受け取り、
時にはご神事などを世界各地で行っていきます。
そのメッセージは、まるで本当に神様がそこに居て自分に話してくださっているかのように、
厳かで、叡智が溢れています。

人間の正しい生き方をそっと諭してくれているような説得力があり、言霊や数霊の奥深さを
学べるとともに、楽しみながら、生きる智恵を教えてもらえます。

また、スサノオやニギハヤヒなど、古代の神々が活躍していた頃のストーリーも同時に
進行して行き、古代と現代とが絡みあって、隠された歴史も繙かれていきます。
主人公の二人が行った場所やおろされたメッセージに妙に説得力があるのは、
実際に深田さんの身近で降ろされたメッセージが多く含まれているからだそうです。

封印されていた古代の神々の言葉が現代に甦り、本書を読むことで、日本の歴史に対する
固定観念もずいぶん変わるかと思います。

ぜひ多くの皆様にお読みいただきたい一冊です。

(編集室 兒玉裕子)

にんげんクラブ会報誌 10月号より

日本はこうして世界から信頼される国になった

佐藤芳直(著)
価格:1,470円
出版日:2013年3月
出版社:プレジデント社

隠されたヨーロッパの血の歴史

副島隆彦(著)
価格:1,680円
出版日:2012年11月
出版社:ベストセラーズ

昭和史からの警告

船井幸雄/副島隆彦(著)
価格:1,575円
出版日:2006年6月
出版社:ビジネス社

隠された歴史

副島隆彦(著)
価格:1,785円
出版日:2012年8月
出版社:PHP研究所

ヤマト政権誕生と大丹波王国

羽賀ヒカル(著)
価格:1,785円
出版日:2012年12月
出版社:ヒカルランド


出雲大社や籠神社の事を調べようとしていた時のことです。東京の事務所の父の部屋の本箱を
ふと眺めていると籠神社の海部光彦宮司が編著者である『元伊勢の秘宝と国宝海部氏系図』
(元伊勢籠神社社務所)という本を見つけました。このシンクロには驚いてしまって、すぐに
その本を読みふけってしまいました。

そして、もう少しわかりやすい本がないかとインターネットを検索していて見つけたのが本書
です。元伊勢と呼ばれている籠神社や真名井神社の謎が常識的な解釈は違いますがよく分かり、
古代史ミステリーを楽しむにはうってつけの本だと思います。私は伊勢神宮の外宮の秘密が
書かれている所が特に好きです。

いままで不遜にも伊勢に行っても内宮だけお参りして外宮にお参りしなかったケースが多々
あったのですが、これからは外宮にはしっかりとお参りして、それで時間があった時には内宮に
回ろうかなと思いましたし、実際に今回の一連参拝の中で伊勢にも何とか行ける時間を作ったの
ですが、今回はあえて外宮だけをゆっくりと参拝させていただきました。

外宮自体も参拝客は観光バスのお客さんを中心に沢山いましたが、周りの街の栄え方は内宮
周辺のおはらい町やおかげ横丁とは比較にならないぐらい寂れていました。地元の知り合いに
聞くと昔は外宮も内宮も同じような感じだったという事ですので、やっぱりちょっとおかしな
ことになっている気もしました。

本書を読んで、外宮の秘密に興味を持っていただき、式年遷宮で賑わうお伊勢さんに行かれる
折には、いつもと違う感覚で参拝をされてみるのも面白いと思います。

                      (船井勝仁ドットコムより)


一個の大丈夫 西郷吉之助

早川幹夫(著)
価格:1,500円
2010年7月刊
出版社:出版共同販売

日本建国の暗号


 
中矢伸一 (著)
2010年9月刊
出版社: ビジネス社

失われたミカドの秘紋 エルサレムからヤマトへ 「漢字」がすべてを語りだす!


 
加治 将一 (著)
2010年7月刊
出版社: 祥伝社

言霊はこうして実現する 伯家神道の秘儀継承者・七沢賢治が明かす神話と最先端科学の世界


 
大野靖志 (著)
2010年7月刊
出版社: 文芸社; 四六判並製版

トレイシー 日本兵捕虜秘密尋問所


 
中田 整一 (著)
2010年4月刊
出版社: 講談社

20世紀のファウスト 上・下巻

 
 
鬼塚 英昭 (著)
2010年3月刊
出版社: 成甲書房

シルクロードから来た謎の渡来人 秦氏の秘教


 
菅田 正昭 (著)
2009年11月刊
出版社: 学習研究社

蘇我氏の正体


 
関 裕二 (著)
2009年4月刊
出版社: 新潮社

天皇の金塊とヒロシマ原爆


 
高橋 五郎 (著)
2008年10月刊
出版社: 学習研究社

「天地人」を歩く


 
火坂 雅志 (著)
2008年9月刊
出版社: 祥伝社

邪馬台国発見―FBI超能力捜査官ジョー・マクモニーグルのサイキック考古学


 
権藤正勝(著)
2008年8月刊
出版社: 学習研究社

時代を見通す力


 
副島 隆彦 (著)
2008年7月 刊
出版社: PHP研究所

舞い降りた天皇(上)(下)

 
 
加治 将一 (著)
2008年7月刊
出版社: 祥伝社
 
 
本書は、「あやつられた龍馬」「幕末維新の暗号」に続く、加治将一氏の歴史小説です。
前作同様、びっくりが連続の加治氏の推理力は、読む人の心をぐいぐいと惹き込んでいきます。

今回の物語の舞台は、幕末とは一変し、天孫降臨、邪馬台国の時代です。
古事記、日本書紀に書かれた神々はどこから来たのか。
また、初代天皇を作り出したのは、いったい誰なのか。
出雲はなぜ「山陰」とされ、日本の歴史から封殺されたのか。
教科書には書かれていない加治氏独自の推論が繰り広げられています。
 
この本は、歴史小説なので当たり前ではありますが、ある程度の基礎的な歴史の
知識を持った人を読者対象として書かれています。
 
個人的には、古事記、日本書紀に興味があり、神社巡りなども好きなので、
あの神社のご祭神は○○だから……などと自らも謎を解いているような気持ちになり、
とても楽しく読むことができました。
また、いつか休みがとれたら、この地方や古墳を訪れてみよう……と新たな楽しみが増えました。
 
しかし、私は神話には興味があっても、あまり歴史に詳しくないため、難しく感じる部分もありました。
そのため、高校生が読む世界史や日本史の参考書を本棚からひっぱりだし、
歴史の基本を十数年ぶりに学び直しながら、ようやく読み終えることができました。

私のように今まで歴史に深い興味を持ったことがない人でも、どのように考えれば
歴史が面白く感じられるのか、ということを教えてくれた本のように思います。
 
古事記や日本書紀なども、当時の支配者がどんな意図を持って書かせたものなのか
ということや、当時の地方の経済的な力関係など、これならば確かに納得できる!
と思える推論が心地よく感じます。

また文中には、主人公が瞑想してインスピレーションから歴史を推察する場面が
度々出てきますが、きっと著者である加治氏も、古代の神々からのインスピレーションを
瞑想で得ていたのだろうと思えるほどに、見事な論理展開だと思えました。
 
更に物語はサスペンス仕立てになっているため、歴史の謎を紐解く面白さと、
主人公の命を狙う謎の一団の動向に、ハラハラドキドキと読み手は目が離せません。
目の前に現れた人物は、敵か、味方か。歴史の謎だけでなく、登場人物にも謎を絡め、
あらゆる部分から日本の隠された歴史を知ることができます。
 
日本の古代史に新たな興味を持たせてくれる良書です。ぜひお読みください。
                                 (にんげんクラブ会報誌2008年9月号より)

原爆の秘密 (国外編)殺人兵器と狂気の錬金術


 
鬼塚 英昭 (著)
2008年7月刊
出版社: 成甲書房

原爆の秘密 (国内編)昭和天皇は知っていた


 
鬼塚 英昭 (著)
2008年7月刊
出版社: 成甲書房

天皇の金塊


 
高橋 五郎 (著)
2008年5月刊
出版社: 学習研究社

齋藤孝のざっくり日本史


 
齋藤 孝 (著)
2007年11月 発行
出版社 祥伝社

日本のいちばん醜い日


 
鬼塚 英昭 (著)
2007年7月 発行
出版社 成甲書房

輪廻/転生をくりかえす偉人たち―歴史はこうして作られた


 
ジョージ・ハント・ウィリアムソン (著), 坂本 貢一 (翻訳)
2007年5月 発行
出版社 徳間書店
 
 
この本は、1958年にアメリカで出版されたものです。
459ページと、かなり分厚い本で読みごたえがあります。

著者はこの本によって、エジプトとイスラエルの古代史の大幅な書き換えを試みています。

この本はレムリア、アトランティス、ムーの物語から始まり、宇宙からやってきた人類を
良い方向へ導く「グッドリー・カンパニー(光の仕事人たち)」が何度も地球上で転生を繰り返し、
いろいろな時代で活躍してきた・・・そして今なお世界中でひっそりと活動している、
という内容が書かれています。

古代エジプトの秘密、フリーエネルギー、UFO、宇宙人、精神世界からノストラダムスを
はじめとする世紀末の予言まで幅広い分野の事柄が書かれており、
50年を経た今もなおこの内容は新鮮に読むことができました。

個人的な意見として、エジプトやキリスト教などの古代史に疎い私は、
誰が誰の生まれ変わりで・・・・と書かれてあることが、似たような名前で
あまりにも人数が多いため、途中で文章の意味がわからなく箇所がたくさんありました。

歴史の素人には難しい本だとも言えます。
先に大まかなエジプト、イスラエルの歴史を勉強してから読むと、
より一層楽しいのではないかと思います。

チャネリングに基づいて書かれている部分も多いため、それは本当に正しいの??と
眉唾な部分も多くありますが、それでも本書に書かれている内容は
おおむね正しいのだろうと思えました。

たくさんのヒントを与えてくれた本だと思います。ぜひお読みください。
 
                           (にんげんクラブ会報誌2007年9月号より抜粋)

幕末 維新の暗号


 
加治 将一 (著)
2007年4月 発行
出版社 祥伝社

坂本龍馬とフリーメーソン―明治維新の礎を築いた英雄は秘密結社のエージェントだった!!


 
鬼塚 五十一 (著)
2007年1月 発行
出版社 学習研究社

二人で一人の明治天皇

松重 楊江 (著)
2007年1月 発行
出版社 たま出版

写説 戦時下の子どもたち

太平洋戦争研究会 編集
2006年12月 発行
出版社 ビジネス社

東条英機歴史の証言―東京裁判宣誓供述書を読みとく


 
渡部昇一 著
2006年7月 発行
出版社 祥伝社

あやつられた龍馬―明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン


加治 将一 著
2006年2月 発行
出版社 祥伝社

ぜひ読んでほしい本、と多くの講演で船井が紹介しています。

この本の内容はとても話題を呼び、
テレビでも特集が放送されました。

まだお読みでない方は是非。

属国日本史 幕末編


副島隆彦 著
2004年9月 発行
出版社 早月堂書房

「この本は本当におもしろい!
 読むととても勉強になりますよ。」

と、船井が推薦する本です。

こちらにもこの本についてコメントがあります。

キリストとテンプル騎士団―スコットランドから見たダ・ヴィンチ・コードの世界

エハン デラヴィ (著), Echan Deravy (原著)
発行 2006年5月
出版社 明窓出版

長州の天皇征伐



太田 龍 (著)
2005年10月 刊
出版社 成甲書房

謎の根元聖典 先代旧事本紀大成経


 
後藤 隆 (著)
2004年10月刊
出版社: 徳間書店

天皇破壊史


 
太田 龍 (著)
2002年5月 発行
出版社 成甲書房

龍馬暗殺に隠された恐るべき日本史―われわれの歴史から伏せられた謎と物証


 
小林 久三 (著)
1999年10月 刊
出版社 青春出版社
 
教科書には載っていない歴史の暗部に関する本は
たくさん出ていますが、本書もその内の一冊です。
歴史の未知の部分が納得のいく形で解読された本だと思いました。

この本は、幕末という動乱に数多く残る謎の中で、
坂本龍馬暗殺を中心として描かれています。

龍馬暗殺と西郷隆盛の西南戦争、勝海舟の異例の昇進など、
幕末の混乱の中、一見無関係でバラバラに起こったかに見える出来事は、
実は全て関連し、繋がっているというのです。

その他にも、決して写真を撮らせなかった
西郷隆盛の二つの顔の秘密、幕末に生まれた「幻の皇帝」など、
幕末の中で語られなかった陰の部分が浮き彫りにされています。

幕末好きの方はもちろんのこと、幕末好きでない方にもオススメしたい一冊です。

激動と混乱の時代を駆け抜けた志士たちに隠された数多くの謎
――それを紐解き、解読することは、現代に生きる私たちへと
繋がる何かを知るきっかけになるのかもしれません。

歴史を知ることは、日本を知ること。
国際化した社会の中で、自国が歩んできた道をきちんと知っておくことは、
日本人の私にとって必要なことなのではないのかと思えました。
ぜひお読みください。

                                  (にんげんクラブ会報誌2007年7月号より抜粋)

裏切られた三人の天皇―明治維新の謎

鹿島 昇 (著)
1999年4月 刊
出版社 新国民社;増補版版

最後のムー大陸「日本」―失われた楽園の正体とは?


 
 
神衣 志奉 (著)
1998年11月刊
出版社: 中央アート出版社

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