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日本的霊性


 連休中も何かとやることがあり、完全にオフになったのは2日間だけ
でした。
正確に言うと、前後でそれぞれ2日間の予定のない日があったのですが、
前半は舩井メールクラブの原稿の執筆にあてたので、自分の中では普段
以上に緊張していました。いろんなところで何度も書いていますが、
舩井メールクラブの原稿を毎月第一木曜日に発信させていただいていま
す。大体、その前の週末を使って書くのですが、いつもかなりの負荷を
かけて書かせていただいています。

 大変と言えば大変なのですが、おかげで本当にいい勉強になっていま
す。自分の書きたいことを責任を持って書くようになったのは父が亡く
なった後の2014年からですが、それからもう4年以上経っているので、
いままで50本程度の死ぬ気で書いた原稿があることになります。

にんげんクラブで書くのとは違って、ほとんどが経済や金融の話題です
が、おかげでこの分野はかなり得意分野になりました。おかげさまで、
自分にとっての専門分野ができたことになり、本当にありがたいことだ
と思っています。


 時間の流れは早いもので「舩井フォーラム ザ・ファイナル」を開催
したのは、もうかなり昔のことのように感じています。最近、前述の専
門分野ではない話(講演ということですが、ほとんどが30分未満のミニ
講演です)をさせていただくことが多くなったのですが、舩井フォーラ
ムで50分の時間をいただき、また土曜日の先生方の講演時間を基本90分
に設定して気づいたことがあります。

昔は90分という講演時間は基本的な時間だったのですが、ますます時間
の流れが早くなり、忙しくなっている昨今では90分は長すぎるというこ
とです。典型的なのは、きれい・ねっとの山内尚子さんが3月21日に開
催されたきれい・ねっと感謝祭で、そこでは長くて30分、短ければ10
分で平均20分という講演時間が、意外にもうまくいくということです。
主催者としては嫌になりますが、どうもそれが時代にあった流れのよう
です。そして、そんなことをしていたらビジネスにはならないので、
舩井フォーラムで日曜日にさせていただいたように、逆の発想でほとん
ど1日を使う講演会や、それでも足りずに2日以上の時間をかけて、じっ
くりと本質的な専門分野のことをお伝えするというのも、いまの流れの
ようです。

 私はほとんど経験がありませんが、私の専門分野である金融経済のマ
クロな流れを話すのであれば、学会発表のような形式にするのがいいの
かもしれません。ただしその時は、しっかりパワーポイントで資料を
作って起承転結をはっきりさせて、いままでなされていないような新し
い発見も入れて、自分の主張を世間(学界なら専門の学者仲間たち)に
問うぐらいの形でないと意味がないようです。もしくは、副島隆彦先生
や朝倉慶先生、塚澤健二先生がやられているように具体的な銘柄まで推
薦するぐらいの専門性が必要不可欠なのかもしれません。

 正直言うと、私はそこまではやりたくはないし、学者の先生のような
精緻な研究をするつもりもないので、やはり「舩井フォーラム」をファ
イナルにしてよかったと思っています。

そう言えば、連休中に副島先生の『今の巨大中国は日本が作った』
(ビジネス社)
を読みました。副島先生の最近の真骨頂は中国本に現れ
ているのではないかと思うぐらいの出来栄えでした。その中で、日本人
で一番ノーベル経済学賞に近いところにいたと言われている森嶋通夫先
生の『マルクスの経済学』(東洋経済新報社)が、いまの中国経済の繁
栄の基盤を作ったということが紹介されていました。

   

 まさにこれは副島先生の新説であり、私もアマゾンの中古で1万円以
上出して当該本を買いました。計量経済学の本で数学の知識がないと
とても読めないので、このまま積読になってしまいそうですが、それ
ぐらいの歴史的な価値がある本はやはり手元に置いておきたいと思って
います。

 ここまでが、いつもながらの長い前置きなのですが、ゆっくりできた
後半の2日間の休みは、普段なら読まないであろう本に挑戦したいと思っ
ていました。
候補は山ほどあって、例えば、副島先生が日本では唯一明確に支持を表
明している本で、リバタリアンの考え方の原点になったと言われている
アイン・ランドの小説『水源』(ビジネス社)。本書はビジネス社を訪
問した時に同社の唐津社長からいただいたのですが、GW等のまとまっ
た休みがなければ絶対に読めないよ、と言われていました。


 でも結局、その前から気になっていた一冊で、東洋思想を世界思想に
昇華した日本を代表する知の巨人、鈴木大拙の代表作『日本的霊性』
(角川ソフィア文庫)
を読むことにしました。本当に2日間、たっぷり
かかって読了したのですが、高校生をターゲットにしているソフィア文
庫版だったからかもしれませんが、思っていたよりは読みやすかったと
感じています。


 鈴木大拙と言えば「禅」ですが、禅というよりも鎌倉仏教を代表する
法然、親鸞の浄土思想が日本的霊性の基礎になっている、逆に言えば
空海の思想を含めてそれまでのものは、日本的思想を形作るものには
なっていないということが書かれています。ちょうど、明治の日本を
思想的に支えたのは白隠の教えだという話を聞いていたので、『日本的
霊性』を読んだ勢いで、秋月龍珉著『白隠禅師』(河出文庫)も読んで
みました。

 禅や、それに使われる公案などについて話に聞いたことはありますし、
白隠禅師ゆかりの沼津市原にある松陰寺に行ったこともあります。ちな
みに白隠禅師は臨済禅を再興され、「駿河には過ぎたるものが二つあり
 富士のお山に原の白隠」と言われたほどの江戸時代の名僧です。彼が
考えた一番有名な公案が「隻手音声(せきしゅおんじょう)」で、片手
で叩いた音を聞け、というものです。

 ちょうど連休の最後の2日間は「舩井フォーラム ザ・ファイナル」
で講演してくださった清水義久先生の講座に出席させてもらっていた
ので、空海、道元、親鸞、白隠などのことを聞いてみたのですが、清水
先生をしてもよく分からないのは道元で、もし道元が分かれば日本哲学
の真髄が理解できるのではないかとおっしゃっていました。

私は曹洞宗の開祖である道元禅師のことは何も知らないので、夏休みの
課題にしてみたいと思っています。




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