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皆さまこんにちは。
梅の花が綺麗に咲くころですね。今日の熱海は日差しはポカポカと暖かいです。
外に出るとやっぱり少し寒いけれど、
先日の大雪や寒波の頃に比べたら、ずいぶん暖かくなってきたなぁと思います。
暖かくなってきたとはいえ、まだまだ寒いし、インフルエンザも流行っているので、
小さなたけちゃんをあまり外に連れていきたくなく、
今週もやっぱりほとんど家の中で過ごしています。
(たけちゃんは、おかげさまでぷくぷくと大きくなって、
一か月半でおよそ2倍の大きさになりました。
ほっぺたがお餅みたいです)
数時間おきの授乳のために、なかなかまとめて寝る時間がなかったので、
日中もずっとパジャマで過ごしていましたが、
先日からようやく昼間は普段着(と言っても楽な部屋着)に着替えるようになりました。
服を着替えるだけで、日中の行動はパジャマで過ごしていた頃とそう変わらないのですが、
なんだかすごく自分が偉くなったような、心が成長したような気がするから不思議です(笑)。
それにしても、こんなに山の中に暮らしていても、
ずっとパジャマで一か月以上家からほとんど出ないような生活でも、
スーパーの宅配や通販で今は快適に暮らしていけるので、本当に便利な世の中ですね。
子育て意外は何もしておらず、ここに書けそうな新しいネタもないので、
少し出産について振り返ってみたいと思います。
私は、以前はどちらかというと、西洋医学とか近代的なものが苦手でした。
そして病院がとても嫌いでした。
だから30歳ではじめて妊娠した時には、
自宅で自然な出産がしたいと思って、いろんな本を取り寄せたり、
DVDで学んだりしていました。
私の友達には、自宅で出産して、出産後に自分の胎盤をソテーして食べた(驚!)
という方もいますし、海の中で一人で静かに出産した、という強者もいます。
そういう人を、すごく自分らしい出産でかっこいいなぁとうらやましく思っていました。
しかし私は、自分の理想とは反して、
妊娠しても、なかなか子供をお腹で育てることができなかったため、
妊娠を継続するだけでも、西洋医学に頼って、毎日薬を飲むことが必要でした。
出産の際にも、西洋医学におんぶに抱っこ、と言ってもいいくらい、
西洋医学にとても助けられました。
小さく生まれてきた息子は、出産の際に心拍が弱っていたし、
いろいろな数値が異常を示していたので、
病院で産んでいなかったら、生きていたかどうかさえもわかりません。
産後も暖房の効いた快適な病室で、三食おいしいご飯が出て、
息子も小児科の先生や看護師さんがずっとつかず離れずケアしてくれて、
本当に病院で出産ができて、私にとってはすごく良かったなぁと心から感謝しています。
だから何事も中庸がいいと言うか、
できるだけ病院に頼りたくないという理想はあったけれど、理想と現実は違って、
必要以上の医療の介入はいらないけれど、
必要以上に西洋医学を否定する必要もなくて、
自分の状況にあわせて臨機応変に、自分にあったものを受け入れていけばいいんだなと思います。
こんなふうに、どちらにも偏ることなく、
出産をナチュラルに考えることができるようになるには、
何度も挫折を繰り返し、40歳にまでならないとできないことでした。
過去の失敗や挫折や絶望も、無駄ではなかったんですね。
これからも、出産だけに限らず、
どんなことも、偏った考えをしないで、
できるだけ中庸を保ち、自分らしく生きていけたらいいなと、思っています。