サイトマップ

特別情報

« 前の記事を読む | BLOGトップ | 次の記事を読む »

立場が変われば

皆様こんにちは。寒い日が続いていますね。
寒くてもよく晴れた日差しの降り注ぐ日は気分爽快ですが、
曇り空の時は気分も晴れず、よりいっそう寒さが増すような気がします。

お天気に体調や気持ちもふりまわされてしまうのは、仕方がないですね。


先日は、ちょっとショックなことがありました。

以前から、我が家のまわりに鳩のつがいが飛び回り、
たぶん家の近くに巣をかけてくれていたようで、
この数ヶ月そのつがいの鳩を見るのを楽しみにしていました。

先日の朝、我が家の犬(ゴンコちゃん)が、鳩のつがいの一匹、もしくは子供の鳩を、
な、なんと生け捕りにしてしまったのです。

力なくもがく鳩と、鳩をしとめて興奮する犬、そして犬から鳩をなんとか救出しようとする私と夫・・・・・。
結局、興奮状態の犬を止めることはできず、
噛み付かれた鳩は力なく息絶えてしまいました。

私はその鳩に愛着を持っていたために、
あまりのショックに放心状態になってしまって、
しばらくの間、口も聞けませんでした。

その日一日、たぶん捉まえられてしまった場所の近くの木の上で、
一匹の鳩がいなくなった鳩を探すかのように、
何時間もずっと同じところにとまっていて、時折鳴いて呼びかけている姿が、
せつなくて泣きそうでした。

一方、鳩をとらえたゴンコちゃんは、せっかく捕まえた鳩をとりあげられ、
いつまでもその鳩を探して興奮状態です。
あれから三日たったのに、今だに庭に出るたびに鳩を探しています。

フェンスを壊そうとしたり、木に止まった鳥などを見ては、
吠えて怒ったりしています。

私や鳩からすると、ショックな出来事でしたが、
ゴンコちゃんからすると、彼女の犬としての生涯の中で、
最も野生に近く、興奮した日なのかもしれません。
やった!大きな獲物がとれたぞーーーー!!!!
と嬉しかったのかもしれません。

もし私が時代も国も違う猟師だったなら、
鳩をしとめた犬を良くやった!と褒めてあげたことでしょう。
そもそも何ヶ月も愛着を持っていた鳩でなかったら、
ここまで私もショックを受けなかったと思います。

それに野生の鳥を捕まえたくなるのは犬としての本能ですから、
ゴンコちゃんが悪いわけでもありません。

一つの出来事も、立場や見方が変われば、
感じ方、捉え方は様々だなぁと考えさせられた出来事でした。

ちなみに、ものすごくショックな出来事だった割には、
この話をまわりの人にしてみても、あまり共感してもらえません。
まぁ、自然の摂理だよ、犬の本能だから仕方ない、そんなこともあるよ、
というコメントがかえってきます。

それもそうだと思うし、
私もなんだか悲しむのが大げさのように感じなくもないし、
この悲しくやるせない感情をどこに持っていったらいいのか、
どう解釈したらいいのかわからず、モヤモヤしました。

結局、モヤモヤしたまま今にいたるわけですが、
この矛盾したモヤモヤな気持ちを味わったということだけは、
忘れないでおこうと思います。

IMG_2921.JPG
(今回の事件の犯人、ゴンコちゃんです。
 臨月妊婦の私に対して、散歩に連れていけと容赦なくしつこく訴えています。)



カテゴリー

月別アーカイブ



  • zoom寄合
  • にんげんクラブストア
  • 秋山峰男の世界
  • やさしい ホツマツタヱ
  • 舩井幸雄記念館
  • 黎明
  • 船井幸雄.com
  • ザ・フナイ
  • ビジネス共済なら協同組合企業共済会
  • Facebookページはこちら
  • スタッフブログはこちら
グループ会社
  • 舩井幸雄.com
  • 本物研究所
  • エヴァビジョン
  • ほんものや