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人類は絶滅を逃れられるのか


 最近、AI(Artificial Intelligence:人工知能)のことがよく取り上げら
れるようになりました。AIが飛躍的に発達することで、多くの職業がAI
やロボットに代替されてしまうという論調が多いように思います。

 少し前までは究極のAIと考えられていた車の自動運転。アメリカのテ
スラなどが積極的に取り組んでいて、すでにかなり実用化に近づいてい
ると言われています。自動運転が実現すれば、タクシーの運転手さんや
トラックのドライバー、バスの運転手さんなど、車を運行することを職
業としている人が失業してしまうことは容易に予想できます。

 私がAIのことを詳しく勉強するようになったのは、昨年、赤塚高仁さ
んと出した『聖なる約束3 黙示を観る旅』(きれい・ねっと)を執筆
したことがきっかけでした。

 さあ書こうということになったものの、赤塚さんはこの本のテーマで
ある「ヨハネの黙示録」になかなか触れようとしませんでした。本能的
にできれば避けたいと思っていらっしゃるのが伝わってくるのですが、
それはそれだけ重要なテーマになるということで、避けていたのではわ
ざわざ共著を出す意味がありません。そこで、本書の結論となる第4章
「黙示を観る旅」でしっかりとそこを直視するためには第3章に何を書
けばいいだろうと考えたことがきっかけだったのです。

 そもそもAIに興味を持ったのは、関連会社である株式会社エヴァヴィ
ジョンで人見ルミさんがナビゲートしているCDマガジン「JUST」に登
場していた齊藤元章さんの著書『エクサスケールの衝撃』(PHP)を読
んだときでした。この本は587頁にもなる大著で読むのは大変だったの
ですが、CDマガジンの中で人見さんがいつになく興奮してインタビュー
していたのが印象的だったので、一生懸命読みました。そして少なくと
も、AIが近い将来どうも人類の未来を確実に変えることは間違いないだ
ろうということは理解できたのです。


 『黙示を観る旅』の赤塚さんの第2章「聖書に書かれている最大の秘
密」で、赤塚さんは聖書の最後の「ヨハネの黙示録」は聖書の最初の
「創世記」に必ずつながるという話を書かれていました。「創世記」
では、最初の人類であるアダムとイブがエデンの園にある智恵の実を
食べてしまったことが原罪となって「エデンの園」を追放され、人類
は苦しみを背負って生きていかなければいけなくなったというストー
リーが紹介されています。

 三重県津市にある赤塚建設の事務所で本を作るための対談をしている
時に、赤塚さんが黙示録と創世記の話を熱く語られているのを聞いてい
るとき、AIの発達で人類は仕事から解放され、ようやく食べてしまった
智恵の実を正しく消化することができて、次のステージに進めるように
なったということが突然閃いてしまったのです。そして、それからAIに
関する本を猛烈な勢いでたくさん読み込んで、第3章「エデンの園に還
る」を完成させたのです。

 第4章冒頭の対談部分で、赤塚さんは私のAIの原稿を読んで、二人の
違いに愕然として、最初はマリアナ海峡に沈んでいくぐらいの深い落ち
込みを感じたと話しています。実は、これは私の狙い通りの展開で、そ
れぐらい深く考えてもらわなければ、なかなか「ヨハネの黙示録」を直
視してもらえないと感じていたのです。

 そうして、赤塚さんは素晴らしい内容の第4章を書いてくださり、そ
れを山内尚子さんが七転八倒しながら見事に編集してくれて、驚くほど
すごい内容の本になりました。

 この本を書いてからというものの、私はAIの過激派になりました。通
常の論調は、AIは私たちの暮らしを大きく変えるが、人間は人間にしか
できないことがあるから、それにうまく適応していくためにはどうすれ
ばいいかというような内容になっています。

 しかし、私は何せエデンの園に還るというくらいだから、AIがもたら
す衝撃はそんなもので収まるはずがないと考えています。原罪で人類に
課せられたという労働から解放されるようになるわけですから、それを
ネガティブに捉えるとすべての人類が失業しなければならないというこ
とになっていくと思っているのです。

 そして、人間がやるべきことは、いまの論調で言われている感情豊か
に情緒性にあふれたものやことを創造するなどという中途半端なレベル
ではなく、それこそ神さまのレベルに進化して、いまの私たちが想像も
できないような役割を担うようになっていかなければならないと感じて
います。


 最近、欧米の識者がカナダで行ったディベートに基づいて作られた
人類は絶滅を逃れられるのか』(ダイヤモンド社)という衝撃的な
本を読みました。人類の未来は明るいのか、それとも絶滅という悲惨
な未来が待っているのかということを肯定派2人否定派2人に分かれて
ディベートしている大変刺激的な本でした。

 観客は、未来は明るいという肯定派に軍配を上げたというのが結論
でしたが、私は否定派が人類はいまのままでは存在できなくなるとい
う意味で「絶滅する」というフレーズに魅かれ、否定派に賛同を感じ
ました。つまり、人類は人類のままでは存在できなくなり、神さまに
進化する必要があると思うのです。だから、本当は究極の肯定派とも
言えるのだと自負しているのですが、環境の変化に対応するためには
もはや人類で留まることはできないという意味で過激派であり、否定
派になってしまったということです。

 そんな究極の技術のひとつではないかと父が生前ずっと注目してい
て、私にとっては師匠といっても過言ではないほどの教えをいただい
ている生体エネルギーの佐藤政二先生の講演会が東京で開かれます。
多くの示唆が得られることと思います。

 講演のタイトルは「都会の自然浴」。日時は2月17日(金)
13:30~16時(開場13時)で場所は有楽町の東京国際フォーラム
会議室G510で参加費は1,000円です。
お問い合わせお申込みは、株式会社プラスワン・テクノロジー、
電話03-5524-1777、FAX 03-5524-1778、plusone@potbefo.comまで
お願いします。



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