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かみ合わない

にんげんクラブの皆さまこんにちは。本書は2017年の2月号ですが、読者
の皆さまのお手元に届くのは、新年が明けて数日たった頃だと思います。

昨年は大変お世話になりありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

本年もよりいっそう楽しいにんげんクラブの会報誌を作っていきたいと思って
おります。


さて、今月の勝仁会長への取材の日は、出張続きで少しお疲れなようでした。
勝仁会長は北海道へ出張に行き、そこで大雪が降ったために札幌からの飛
行機が飛ばず、札幌に延泊をすることになって、翌日はそのまま沖縄へと飛
び、沖縄での滞在は十数時間で東京へ帰ってきてから次の日にこの取材を
迎えたそうです。日本縦断の移動ですね。

日本の北と南を繋いでくるお役目があったのでしょうか。勝仁会長の感覚では、
北海道の神様は怒っているように感じて、沖縄は優しかった、とのことでした。
北海道ではホワイトアウトと表現されるほどの大雪だったそうですから、そう感
じるのも自然なことと思います。お知り合いの方に余市にあるフゴッペ遺跡とい
う洞窟に連れていってもらったそうで、そこには羽の生えた人や、角の生えた
人の絵が描かれていたそうです。羽の生えた人が天つ神、角の生えた人が国
つ神のように見え、勝仁会長には戦っているように見えたそうです。普通はそ
のように解釈しないそうですから、大雪でない暖かい日に訪れても同じように
見えるのか、ぜひもう一度訪れてみていただきたいなと思いました。


世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち

今月の取材も、まずは政治のお話をお聞きしました。勝仁会長は、トランプ政権
になると予測をズバリ的中させた副島隆彦先生の本を再度学び直す必要があ
ると思われたそうで、一冊の本を読み始めたそうです。その本とは、『世界覇権
国アメリカを動かす政治家と知識人たち』副島隆彦著(講談社+α文庫刊)です。

まだ途中までしか読んでいないけれど、アメリカの政治について非常によくわか
る本だとのことでした。この一冊の本の内容を理解しているかどうかで、アメリカ
や世界の政治の見方がガラリと変わるそうです。特に知識人の相関関係を表し
たチャート図が非常にわかりやすいとのことでした。

勝仁会長によると、日本以外の先進国の知識人は、英語の文献で勉強をするた
め本書のチャート図のようなものを知っているのがあたり前なのだそうですが、
日本人だけがなぜかこれを知らないから、世界の政治のことがよくわからないの
だそうです。

またこの本に加えて、写真がたくさん掲載されている『世界権力者人物図鑑』
(日本文芸社刊)を読むと、さらによくわかるそうです。


じつは『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』にはある思い出が
あります。まだ私が舩井幸雄会長の秘書になる少し前の2004年に、ある日
舩井会長から一本の電話がかかってきました。その用件とは、「これから僕の
秘書になる前に、時間があるならばこの本を読んでアメリカの政治の勉強をし
ておきなさい。とてもよくわかる本だよ」と指定されたのが、この本でした。

当時は前職の引継ぎがまだきちんとできていなかったため、秘書になることは
決まっていたけれど正式に入社するまでに少し時間が空いていたのです。
舩井会長の秘書になることは夢にまで見た憧がれの職業であり、これ以上に
ないほどの希望に燃えた状態でこの本を読みました。しかし、横文字が多い
上に政治について全く興味が持てなかったため、私の頭ではどれだけ読んでも
さっぱり理解できず、入社する前から大きな敗北感を味わった一冊が本書でした。

政治を勉強するにはとても優れた本とのことですので、ご興味のある方はぜひ
お読みくださいね。

ちなみに私は、十年以上経った今読んだとしても、やっぱり全然理解できない
だろうことがわかるのでもう読みません。不得意な部分を無理に触るだけ時間
の無駄ですから。私には権力者の人物図鑑を読むよりも、動物図鑑や野鳥図
鑑を読んでいるほうがよほど楽しいのです。でもいつか、ごく自然にむくむくと、
権力者の人物図鑑が読んでみたいなという気持ちがもし湧いたら、読んでみ
ようと思っています。

次のアメリカ大統領がトランプ氏になると決まって、今までの常識とは違うタイ
プの人が大統領になることで、何かわからないけれど、スカッとした気分が
漂っているとのことでした。これと同じことがじつは以前に日本でも起こっていて、
2012年の年末に安倍政権が誕生した時も、同様にスカッとした気分が世間に
漂っていたそうです。

トランプ氏がなぜ今回選ばれたかというと、歯に衣着せず、本音を言うことで
信頼を勝ち取っていったようです。政治の世界では政治の話法があって、言っ
てはいけないことがあらかじめ決まっていて、本音でない会話が続いていくた
め聞いていてじつにつまらないそうなのですが、トランプ氏はそれに従わず
言ってはいけないことも本音で話すので、言葉に力があったようです。

一方安倍首相も、日本の政治家にしては珍しく本音を話すタイプだそうで、
意外と似ているのかもしれないとのことでした。

いろいろとほかにも政治のお話はお聞きしました。印象に残った言葉は、「少な
くともスーツを着て仕事をしている人は、フェイスブックなどの情報ばかりを読む
のでなく、せめて日本経済新聞は読んだほうがいい。新聞で本当のことが書い
てあるのは日付だけなのかもしれないけれど、それでも読まないと仕事をする
うえで話にならない」
とのことでした。

確かにこの意見には賛成です。
どんなゲームに参加するにも、やっぱりルールを知らなければいけないですか
ら、そこに参加するためには、日本経済新聞は必読なのでしょうね。

とはいえ、今のところ私は読んでいません。他の文脈でこの言葉は出たと思って
いたのですが、もしかするとこれは私に対する苦言だったのかもしれないと、今
この文章を書きながら思っています。

そのほかに、沖縄では「模合い」という頼母子講や無尽講のような相互自助シ
ステムがあるお話は面白かったです。
20人くらいの人が集まって、一定額のお金を出し合い、一人の人が当たったら
そのお金を全部もらうシステムだそうです。
ある会では、一人5000円ずつ出し合って、当たった人がそのお金を倍にして
全員の飲み代を払うシステムだそうで、当たったら困るのだそうです。なんだか
面白くてすごく仲良くなれそうですね。

東京のビジネスは合理的なのでほとんどそういうことはなくなったそうですが、
地方ではこのように濃密な人と人との繋がりが、ビジネスにはとても必要だと
いう話がとても面白かったです。
普段あまり人と会わず、本ばかり読んで過ごしているので、そのような経営の
お話はとても勉強になりました。


模合の話は楽しく聞きましたが、大半はあいかわらず話がかみ合わない時間
が続き、取材が終わった後、「兒玉さんと僕は違うということだけはわかった」
としみじみ勝仁会長はおっしゃっていました。
取材の回を重ねるごとに、かみ合わなさを楽しんでいる気がします。

かみ合わない人たちがたまにかみ合うから、そこに新たな何かが生まれて、
人生は面白いのかもしれませんね。

株式会社 にんげんクラブ会長 舩井 勝仁 × 作家・エッセイスト 兒玉 裕子



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