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アラハバキの神さま

 いきなりですが、どうも東北地方には苦手意識がありました。私の勝手な
妄想だとは思うのですが大阪人の軽いノリを嫌われているような気がして、
また若い頃に東北の仕事で苦労した記憶があり、これも妄想なのですが、
あの粘っこいお酒の飲み方なども苦手でした。

 しかし、数年前からにんげんクラブの集まりで仙台や山形によく行くように
なりました。また、山形県の新庄で命仁という生体エネルギー農法のお米
作りに関係させていただいていることもあり、東北に対する苦手意識もかな
りなくなってきました。

 そしてもうひとつ、大きかったのは東日本大震災の復興支援に少し関与
させていただいて、宮城県石巻市に出向く機会が何度かあったことです。
特に、本物の缶詰を作っている木の屋石巻水産の木村隆之副社長には
親しくしていただいて、復興で頑張っていらっしゃる三陸地方の人たちには
特に親しみを感じるようになりました。

 そんなこともあって、友人の会社が三陸地方で展開している「マンスリー
ホテルi-room」
の視察に出かけたのが昨年の5月のことでした。行ってみて
改めて驚いたのですが、東京にいると信じられませんが、現地の復興はま
だ全くと言っていいほど進んでいません。まだ建設工事に入る前の土木工
事の段階で、津波が来ても大丈夫なように土地の嵩上げ工事が行われて
いるような状況なのです。そのために道が毎週のように変わってしまい、地
元の人でも迷ってしまうほどなのだそうです。

 先日、岩手県で一番美味しいと言われている大槌町の鮨辰というお寿司
屋さんに行った時も、仮設店舗で営業されていて驚きました。ちょうどお正月
でネタがほとんどなくなってしまい、お昼の営業はしないつもりだったような
のですが、東京からわざわざ食べに来たとお願いしたら気持ちよく開けてく
ださって本当に美味しいお寿司を堪能させていただきました。知る人ぞ知る
店でしたが、県内一と言われているお店でもまだ仮説商店街での仮店舗で
の営業を余儀なくされている状態なのです。

 「i-room」は普通のホテルというよりは、そんな土木関係者、建設関係者
を主なお客様と考えて展開されているホテルです。一般の人も一泊から泊
まれますが、どちらかというと長期滞在客を想定して作られています。

 ここまで復興が進まない大きな理由は建設業の慢性的な人手不足にあり
ます。地元の人たちだけではとても手が回らないので、全国の建設業者が
被災地まで出向いて仕事をしているのですが、今度はその人たちが泊まる
宿がなく、朝夕、近隣の大きな町のホテルから渋滞をつくりながらダンプで
現場に通っている状態なのです。

 少しでも、お役に立てればと思い、たまたま「ザ・フナイ」の長年の購読者
のご住職がいろいろお世話をしてくださったこともあり、船井本社でこの度、
大槌の隣、岩手県の山田町の「i-room 山田町」に投資をさせていただくこ
とになり、先日引き渡しを受けるために現地に行ってきました。

 少しでも早く需要に応えるためにタイで躯体などは作ってコンテナで気仙
沼港まで運び、それを積み上げる形式で作っているのでこんな短期間で完
成したのです。おかげさまで1月15日には開業できる予定です。苦手意識
があった東北で、まさかホテルの運営に関わらせてもらえるとは思いませ
んでしたが、これもご縁なのでしょうか。

 事業をさせていただくからには地元の神さまにご挨拶にいかなければと思
い、近くの八幡様にお参りに行かせていただいたのですが、何か十分では
ない気がします。翌日から私の岩手入りに合わせて帰り道の花巻で社員旅
行を企画していたので、そこでいい神社がないかとネットの検索をしていたら
丹内山神社を見つけました。予想以上に不思議で面白い神社で、少し調べ
てみると東北の地元の神さまだともいえるアラハバキ神に行き付きました。

 そこでふと、岩手県出身の人気作家である高橋克彦さんの『竜の柩』(講
談社文庫)という『東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)』という古文書を
基にした小説があることを思い出して、久しぶりに冒頭(文庫本6巻の大作
です)の部分を読み直してみました。そうすると、神武天皇に討たれた長髄
彦(ながすねひこ)が青森に流れてきて開いた津軽王国の話から始まって
いて、その名前をそう言えば橿原神宮で聞いたことを思い出しました。

 さらに、その一族は安倍一族と名乗り源平の戦いの前哨戦ともいえる前
九年の役で歴史に名前が出てくる安倍貞任につながり、やがてその一族が
奥州藤原氏として平泉で栄耀栄華を極めていくことにつながるのですが、
安倍氏は安倍晋三現総理と同じ苗字になります。また、『竜の柩』の冒頭の
部分は十三湖(じゅうさんこ)という汽水湖から始まるのですが、十三は
"とさ"とも読めるので、小川雅弘さんのことを連想することができることにも
気がつきました。

 また、『東日流外三郡誌』と同様に『竹内文書(たけのうちもんじょ)』につい
ての話も小説には出てきていて、やはり昨年に尋ねた青森県新郷村のキリ
ストの墓やピラミッドの話などもあり、いろいろなことが結びついていくことが
感じられました。


 とりあえず、東北の歴史の中に隠されているアラハバキの神さまにご挨拶
することができて、それは正解だったように感じています。大和や出雲の神
さまと違う強力なエネルギーを感じる神さまにご挨拶できたことで、ますます
東北地方とのご縁ができるのではないかと楽しみに思っています。



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