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レベルの高さ


 これが毎度のパターンになるのはあんまりいいことではありませんが、今回
も最初に懺悔から入りたいと思います。

 当初は沖縄に行く前に送る約束になっていた赤塚高仁さんとの共著の原稿、
いくら遅れても4泊5日の沖縄にいる間に余裕でこなせるはずだったのに、出
版社に原稿を送ったのは沖縄から大阪に着いた金曜日になってからでした。
また、ヒカルランドさんに先週送った校正のダメ出しもあって、結局先週の週
末までに予定していた仕事が終わったのは日曜日になってからでした。関係
者の皆様、ごめんなさい。


 でも、先週の続きで言うと奇跡的に土曜日の予定がキャンセルになって、
今度は本当に完全オフの日になりました。この日はまだやり直しの校正が
手元に届いていなかったので、手を付けることができず、おかげさまで完全
にオフを楽しむことができたのです。


 しかし、不思議なもので何もすることがない方が本をたくさん読むことがで
きました。今週、実は『ザ・フナイ』の鼎談のために安倍昭恵さんが下関で始
めたuzuhouseにお邪魔することになっています。uzuhouseにも取り入れら
れたという光冷暖の二枝崇治社長との鼎談です。そこで、昭恵さんのご著書
「私」を生きる(海竜社)を何気なく読み始めると、おもしろくて引き込まれて
しまいました。


 昭恵さんのことはよく知っているつもりでしたが、やっぱりまとまった本になっ
たものを読ませていただくと理解が深まります。当日までにもう一度読ませて
いただいて鼎談に備えたいと思っています。鼎談には、最近になって二枝社
長をご紹介したらすぐに家づくりに導入することを決めた赤塚建設の赤塚高
仁さん(不思議な気もしますが、実は工務店の社長さんです)もご一緒いただ
けることになり、どんな話になるのか今からワクワクしています。

 その後は、Amazon Unlimitedの中にあった水野敬也著『夢をかなえるゾウ
2 ガネーシャと貧乏神
』(飛鳥新社)や、赤塚高仁さんとの新著のために購入
したのですが、いいとこ取りでゆっくり読んでいなかった井上智洋著『人工知
能と経済の未来 2030年雇用大崩壊
』(文春新書)をじっくりと読みました。
人工知能(AI)が赤塚さんと著すヨハネの黙示録の私のパートの大きなテーマ
のひとつなのです。

   

forum2016_size170-80.jpg

 詳細は多分10月の「舩井フォーラム2016」に合わせて出版される本を読ん
でいただければと思いますが、先週と同じようにちょい見せをすると、AIが発
展していくと人間はやる仕事がなくなりほとんどの人が失業してしまう可能性
が高いのです。井上氏の本では、その解決策としてベーシックインカム(BI)
が取り上げられています。

 私は、現時点ではまだベーシックインカムの導入は早いと思っていますが、
BIが導入できるような社会的な合意が早く取れる社会になればいいなと思っ
ています。BIのことは、電子書籍のみで出版されている佐々木重人著『ダイ
レクトデモクラシー
』に詳しく書かれています。佐々木さんは私に経済の基本
を教えてくれた恩人であり、ちょっと過激なところもありますがその主張はい
つも筋が通っています。それこそ、Amazon Unlimitedに入っていますので、
ぜひご一読ください。


 土曜日の完全オフの日の話に戻ると、それでも勢い余ってNHK「ゲノム編
集」取材班著『ゲノム編集の衝撃 「神の領域」に迫るテクノロジー』(NHK出版)
まで読んでしまいました。AIの次はゲノムのことも学んでいかなければいけ
ないということが分かる大事な本でした。今回AIのことを調べてよく分かった
のは、人類の叡智である技術の進歩はもはや止められないということです。
だから、それに見合った人間の倫理観を急速に発展させることが何よりも大
事なことなのです。


 沖縄であれだけプレッシャーを受けながら原稿に苦しんでいたときは全然
進まなかったのに、東京に帰ってくる途中に所用で寄った大阪でほとんどの
原稿を完成させることができました。さらに、東京ではメチャクチャ疲れてい
て完全なオフを楽しもうと考えていたのに、これだけの本をあまり無理せず
に読めて、しかも的確にいま大事なことが分かりました。不思議だなと思って
大阪で会った友人に話したら、以下のような面白いコメントをもらいました。


 「おかしな捉え方をしないでほしい欲しいのだけれども、沖縄は精神的には
とても進んでいてレベルが高い場所なんです。AIやゲノムなどが進んでBIが
導入されるようになると人間は働かなくなるというよりも働けなくなります。
だから、本土よりも精神的な空気が進んでいる沖縄では仕事は進まないよう
になっているんです。

 勝仁さんが大阪に来た瞬間というか大阪に向かっている飛行機の中から、
普通のペースで仕事ができるようになったのは、レベルが落ちた(戻った)か
らなんですよ」


 つまり、沖縄の神さまに認められて、私の仕事が進まなかったというわけな
ので、赤塚さん、山内さん(二人の本を編集してくれるきれい・ねっとの社長さ
んです)、原稿の締め切りを守れなかったのは決して私の責任ではないので
許してくださいね。



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