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(この部分は、先週に書きました)
こんにちは。
台風がいくつか近づいているようですが、皆さまのお住まいの地域では大丈夫でしょうか?
できるだけ被害が少ないことを、お祈りしております。
我が家ではクーラーを家に導入したので、ようやく落ち着いて家で仕事ができる環境が整いました。
よーしやるぞー!と思っていたら、なぜか予定外のいろいろな原稿の案件がバタバタと入り始めて、
なんだかおもしろいなぁと思っています。
そんなこんなでしばらく原稿と向き合う日々でしたが、
明日からは小学4年生の甥っ子あおい君がはじめての一人旅で熱海に来るので、
数日甥っ子と向き合う予定です。
ところでクーラーは設置されたけれど、
あいかわらず電化製品には嫌われています。
携帯は、二日に一回は壊れるし、パソコンに至っては、
30分に一回フリーズして再起動しなければなりません。
私の友人で、触れる電化製品を片っ端から壊す方がいらっしゃいましたが、
どうやら私も同じ体質になってしまったようです。
いっそのこと、原稿はすべて手書きで、携帯はガラケーに戻したらいいのかもしれませんが、
今のところはまだちょっとその勇気が出せずにおります。
特にガラケーは、新幹線のチケット予約がスマホでなければできなくなってしまうので、
そこが最もネックです。
舩井会長が、かたくなに携帯を拒み
(公衆電話の数が減ったため、晩年らくらくフォンをお持ちになっていましたが)、
パソコンのメールを拒み、連絡事項はいつもファックスでとっていらしたのが、
とても懐かしく感じられる今日このごろです。
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(ここから、上記の文章を書いて数日経ちました。)
先週のうちにブログを更新するはずが、なかなか更新できずにすみません。
台風は、かなりの地区で猛威を振るいましたが、皆様の地域は大丈夫でしたでしょうか。
我が家では、隣の家の楠が、倒れてきてバルコニーがちょっと壊れました。
うちは二階建ての家なのですが、斜面に立っているので、
バルコニーから下を眺めると、四階か五階建てくらいの高さがあります。
ということで、10メートルくらいの大きな楠なのです。
これがひっかからなかったとしたら、
そのまま庭に倒れるか、下に建っている家に直撃して大惨事だったかもしれません。
バルコニーは壊れたけれど、大難が小難になったねえと言っております。
どんなに困った状況のときも、それより悪い状況をちょっと想像すると、
この程度で済んで、なんとありがたい、ありがたい、という気持ちになります。
そのように悪いことをありがたいに瞬時に変換するのは、
楽しく生きるコツみたいなものかもしれません。
ここで勘違いしないことは、
何かがあって感じた気持ちを悪者にしなことです。
悲しんだらダメとか怒っちゃダメとか、思わないでいいです。
そのことがあって悲しいや悔しいの気持ちは、
そのまま持っていていいのです。
悲しくて悔しいけれど、同時にありがたい。
悲しいや悔しいなど、断定せず、白黒はっきりさせず、
悲しいけれど、ありがたい、などと両方味わうといいですね。
あ、ちなみに我が家のバルコニーが壊れたときに一番強く感じた気持ちは、
悲しいや悔しいや腹立たしいではなく、
「ちょっと面白い」
でした(笑)。
だって、毎日見ている大木が、我が家に倒れてきて、たいした被害がなかったら、
こんなことってあるんだ!と、やっぱりちょっと面白いですよ。
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昨日まで甥っ子のあおい君が遊びに来てくれていました。
小学4年生というと、かなりお利口で自主的に宿題などもしてくれますが、
普段子どもと向き合う機会がないので、けっこう緊張しました。
子供って、会話をするときは、なぜ?どうして?を連発してくるので、
大人と会話をするとき以上に、いろいろと考えさせられますね。
あおい君は、今はなぜだかオカルト好きで、
今年の夏休みの自由研究のテーマはおばけと妖怪なのだそうです。
叔母さん(←私です・笑)の趣味が遠隔で影響を与えているのかもしれませんが、
図書館で借りてきてはせっせと小泉八雲の怪談話やUFOや都市伝説の本などを読んでいるようで、
大人顔負けの知識があります。
そりゃあ面白い、ということで東京に来た初日は、
浅草のカッパ寺にカッパの手のミイラを見に連れて行きました。
かなり小さなお社で、カッパの手も、え?これ?って印象でしたが、地味に喜んでくれました。
面白いなぁと思いつつも、老婆心というか叔母心にちょっと心配になって
「でもねえ、オカルトは面白いけれどほどほどにしといたほうがいいよ」といらぬアドバイスをしてしまいます。
アドバイスには、案の定「どうして?」と彼は聞いてきました。
大好きなことをほどほどにしといたほうがいいと言われて、
彼にしたらショックなことだったかもしれません。
私は長所や好きなことは伸ばしたほうが良いと思っているので、
ほどほどに・・・・と言ってしまった自分に違和感を感じつつも、
でもやっぱりオカルトはほどほどがいいと思ってしまうのです。
これはきちんと答えなくちゃなぁと考えて、言葉を選びながら答えました。
「幽霊とかUFOとか、みんなが見えてわかる話じゃないでしょう。
オカルトな知識ばっかりに興味を持っていたら、
みんなには見えない出口のない巨大なオバケ屋敷に一人で入っちゃうようなもので、
出てこれなくなっちゃうよ。
しかもそれはまわりの人にはわかってもらえないんだよ。
人生を生きるには、オカルトもいいけれど、バランスが必要だよね。」
と、答えつつも、いったいどの口がこんなアドバイスをするのやら、
とちょっと面白かったです。
まるで自分で自分に言っているような感覚になりました(苦笑)。
こういう意見は大人のいらぬおせっかいなのでしょうが、
でも自分の経験から来る一つの意見ということで、意見は素直に伝えます。
それをどう解釈するかは彼次第です。
彼はじっくり考えて、そうかーー。と返事をして、その話題はすぐに終わりました。
翌日朝食を食べていたら突如、
「ねえ、ゆうちゃんは、絶対に学生時代のクラブ活動は、オカルトクラブだったでしょ?」
と聞いてきました。
私はあおい君に、スピリチュアルな話題やオカルトの話題は、
自分からは絶対にしないように努力しているというのに、かつてはオカルト好き(?)であったことが、
彼にはバレていたようです。
「私の学生時代にそんなクラブはなかったし、あってもたぶん入ってないよ」
と、笑って答えました。
こんな風な会話がたくさん繰り広げられ、
子育てって面白くて難しいな~といろいろ考えさせられた三泊四日でした。
子供の心とは、移り変わりやすいものなので、
戦隊ヒーローや新幹線の模型に興味がなくなるのと同様に、
数年後にはオカルト?何それ?というくらいに
興味がなくなっている可能性もあります。
今後のあおい君がオカルトに興味があろうと、無くなろうと、
ともかく何が好きでもいいから、健やかに育ってほしいな、と思います。
これからもちょっとおせっかいな叔母さんとして、彼の成長を遠くから見守っていたいと思っています。