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こんにちは。ゴールデンウィークもあっという間に終わりましたね。
私は今月半ばからとあるワークショップを受けにまたアメリカに行くので、
このゴールデンウィークは仕事の前倒しでバタバタしていました。
ゴールデンウィーク中は熱海はびっくりするくらい混んでいたので、
まぁ家で仕事をしているくらいがちょうど良かったのかもしれません^^。
昨日はちょっと所要で京都に行き、
少しだけ時間があったので、広隆寺に行ってきました。
ずーーーーーーっと見たかった、広隆寺の弥勒菩薩反跏思惟像をようやく見れました。
(これです。写真は、広隆寺で購入したパンフレットの写真を撮影したものです。)
(境内は撮影禁止だったので、入り口の看板?だけ撮影・笑)
日本中にいろんな仏像がありますが、これだけは見ておいたほうがいい!
と何人もの人に言われていたのです。
まぁ、日本の国宝1号で、仏像としても最も有名なものですので、
わざわざ私がここで紹介せずとも、みなさんご存知かとは思いますが^^。
見に行って、弥勒菩薩の前に座ったら、
自然と涙が溢れてきました。
別に、悲しいことも苦しいこともないのですが、
何か、弥勒菩薩が暖かく迎え入れてくれたような気がしたのです。
時が止まったかのような、素敵なひとときを過ごして、
気が付いたら1時間くらいたっていました。
他にも素敵だなぁと感じた仏像はありますが、
こんなに仏像を食い入るように見つめたのは、
生まれてはじめてでした。
ところで、こんなにも感動して涙を流した私でしたが、
一つ、疑問に思ったことがありました。
それは、この弥勒菩薩の像に関して、
今までに何人もの方からオススメされていたし、
国の偉い人や、美術のわかる人が認めている像なのですが、
はたしてその前情報がなかったら、私はこの仏像に感動できたのだろうか????
という疑問でした。
前情報のない状態で、この像と出会っていないので、
その答えはわからないけれど、
すばらしさ、美しさを感じる感性が、自分にはあるのかなぁ・・・・・
と自らの感性に自信が持てない自分がいます。
いわゆる「ほんもの」を見抜く目が、まだまだできていない気がします。
舩井会長に、ほんものについてたくさん教わったけれど、
自分から本物を確かめにいく感性を、育てていなかったなぁと今さらながらに思いました。
ということで、これからはもう少し、
美しいものや、ほんとうのものに触れる機会を増やしていこうと思いました。
どこかの誰かが「すごいよ!」と言ったかどうかよりも、
自分が心から「すごい!」と思えるかどうか。
そこを育てていきたいです。
それと、美しいものに出会ったときに、
表面だけで美しさを感じるのか、
もっと奥からこみあげてくるもので美しさを感じるのか、
三つの体で美しさを感じられるかどうか。
そこもきわめていけるように、進化していきたいなと思いました。
暖かく見守ってくださるだけでなく、そんなことまで思わせてくださる、弥勒菩薩様でした。
またいつか、絶対に見に行きたいと思います。