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今月のにんげんクラブ ~6月号~


       

愛知ソニアさんの『人類創世記イナンナバイブル』(ともはつよし社)を読みま
した。『アヌンナキの旅』と『イナンナの旅』の2冊あり、Amazonでは販売して
いるようですが発行部数を少なくして一般書店で販売することなく、出版社
による直接販売を前提にしているので、価格設定もそれで採算があうように
少々高くなっています。
 
「ともはつよし社」は、かなりの刊行数を出しているある出版社が、一般書店
に流通させるにはちょっとまずいかもしれないと判断された本を出している、
いわば第二レーベルともいえる存在です。私は本書ではじめて知りましたが、
巻末に掲載されていた同社の本のラインナップを見ていると、思わず注文し
たくなってしまう本が何冊もありました。TV や新聞、それに雑誌などの他の
メディアに比べて比較的どんな意見でも出せると思われる出版の世界です
が、やはり制約があるのですね。
 
イナンナの旅』の最後に著者も書いていますが、この本は日本では1995年
に出版されたゼカリア・シッチン著『人類(ホモ・サピエンス)を創成した宇宙
』(徳間書店)を基にして、それに本書の主人公である宇宙人イナンナとの
チャネリングを加えて書かれたものです。私は500 ページ超のシッチンの本
も5年ほど前に結構がんばって読んだことがあり、ある程度の知識はあった
のですが、書かれていることを受け入れたくない気持ちがあるのか、正直も
のすごく読むのが大変でした。
 
だからというわけはないと思うのですが、最近の私はどうもスランプに陥って
しまっているようです。スランプというのは、たとえば王監督やイチロー選手
のような超一流選手であっても記録が気になり始めた途端になぜか不思議
と打てなくなるような状態のことをいいます。もちろん私が超一流というわけ
ではありませんが、やる気が湧いてこないというか、いつもならスラスラ書け
る原稿になかなか手が付けられず、結局締め切りギリギリになって関係者に
迷惑をかける状態になってしまっているのです。
 
『イナンナバイブル』や『人類を創成した宇宙人』のテーマは、宇宙人が豊富
にある金(ゴールド)を採掘するために地球にやってきたこと、自分たちで金
を掘るのは大変なので、類人猿に遺伝子操作をして知的な自分たちのプロト
タイプを作り、彼らにその作業をさせたこと、そしてそのプロトタイプが私たち
人類の祖先であるということです。結局そのことが根本的に受け入れられな
いためにスランプになったのですが、逆に言うとスランプになるほど何らかの
真実が含まれているように感じていることも確かだと思います。
 
本書では開放的な性についても取り上げられています。宇宙人たちは人類
から見れば神様のような存在であり、だから実際に神と呼ばれていたようで
すが、宇宙人たちの性の倫理観は私たちのものとはまったく違うということも
書かれています。例えば人間にとって近親相姦は大きなタブーですが、ある
宇宙人にとっては純血を守れるのでむしろ奨励されていたこと、だから宇宙
人の影響が直接及んでいた、たとえば古代エジプトのファラオ等は近親相姦
での結婚が珍しくなかったのだということです。
 
また、宇宙人たちも人間と同じように大きな過ちを犯してきました。たとえば、
古代に核戦争を起こして、地球の環境のみならず宇宙に対しても大きなマ
イナスのエネルギーを作り出してしまい、宇宙政府のようなより高次な存在
から大きな罰を受けて、その時から実質的には地球にいられなくなったこと、
最近になってようやく死にかけた人の魂と合意の上でその人の肉体を借り
る形で、過去の過ちを償うために地球に転生してきていることなども書かれ
ていました。
 
ある程度の真実とかなりの部分のフィクションが混ざった本だというのが私
の感想ですが、いま、直面しようとしている人類の改革は、宇宙人の助けを
借りるばかりではなく、できれば私たち人間が主体になって進めていきたい
ものだと思っています。そのためには人類が意識の拡大を行っていけばい
いと思っていますし、その前提条件としてまずはトラウマやカルマをクリーニ
ングしていくことに取り組んでいくことが大事だと考えています。
 
読み進めていくのがしんどい『イナンナバイブル』を読むこともクリーニング
の一環だったように思います。ここに書いてあることが真実だと思い込む必
要はまったくないというのが私の意見ですが、クリーニングのために読んで
そんな見方もあるということを心のどこかに留めておけばいいのだと思いま
す。
 
飛鳥昭雄先生は自らをサイエンス・エンターテイナーと呼んでいます。真実
はノンフィクションとして書くよりもエンターテイメントとして書いた方が書きや
すいのだというのがそれを見た父の意見でした。「ともはつよし社」の存在は、
真実を表現する媒体のあり方としてはとても参考になりました。にんげんクラ
ブの会員の皆さまには文章や講演等、様々な形で真実の情報のありかを提
供させていただきたいと思っていますが、その真実の情報を見極める感性が
今一番大切なのかもしれません。
 
『イナンナバイブル』を読んでいただけると、真実を知るというよりはむしろそ
んな感性が磨かれるのではないかと感じます。『人類を創成した宇宙人』は
物理的にも読むのがしんどい大作ですが、『イナンナバイブル』なら恋愛小
説を読んでいるような感覚で読めるので大丈夫です。様々なところに真実が
あらわれる、楽しい世の中になってきましたね。




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