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皆さんこんにちは。毎日寒いですね。
寒いと何もする気がおきなくなります。
この冬は、去年の年末に風邪をひいて以来、
家の中か、近所をぶらぶらする以外はほとんど活動ができなくなりました。
今までの私でしたら何もできないこんな時は、非常につらいと思ったかもしれませんが、
まぁ、寒いときは無理をするなってことかなぁ、と思ってのんびりしていました。
味噌でもしょうゆでも糠漬けでも、
発酵するには自然にまかせて「寝かせる」期間が必要なように、
私にも寝かせる期間が必要なんだろう、と思って本当にただただ寝かせました(笑)。
取材とか食事を作ったりとか必要最低限なことはやりましたが、それ以外ではずっと省エネモードでした。
見える世界では、ただ怠けているだけに見えてしまうかもしれないけれど、
動けないものは動けないのだから、仕方ありません。
見えない世界では、たぶん私にとってとても重要な変容が起こっていたのだろうと思っています。
ようやく一昨日あたりから、冬眠から起き上がってきたような気分になっています。
無理せず、少しずつ少しずつ、芽を出し花を咲かせていけたらいいなと思います。
さて、先週は千葉県の成田まで、根本和哉さんの取材に行ってきました。
根本さんは、ご自宅で「根本カレッジ」を主宰されていて、
宇宙の真理や生き方について教えていらっしゃいます。
まだ30代の前半で、とても若いのですが、非常に繊細で聡明な人でした。
笑顔が素敵で、優しく明るい雰囲気の男性です。
根本さんはネットもされないので、口コミだけで生徒さんが集まってきています。
知る人ぞ知る、先生です。
幼少期から、宇宙の理や生き方について勉強されていたご両親に大切に育てられ、
お父様の幼馴染であった寺田本家の寺田啓佐さんがしょっちゅう遊びに来られていたそうです。
そのため、家の本棚には船井幸雄をはじめ生き方について書かれたたくさんの方々の書籍が
あたりまえのように並んでいました。
15歳のときに、石川洋さんの講演会に行って、帰り道になぜだかたくさんの言葉が湧いてきて、
それを書き留めたら一晩でノート一冊ぶんになったそうです。
いわゆるお筆先です。
それから毎日言葉を書き留めていって、何百冊ものノートがたまっていきました。
その言葉たちは、とうてい15歳の根本さんにはわかるはずもない、
深い叡智に充ちた宇宙の法則だったそうです。
根本さんのお話をお聞きして、こんなにも素敵なビジョンを持った若い人が
いるのだなぁとびっくりしました。
根本さんの描いたイラストの絵葉書ももらいました。
暖かく、素敵なイラストですね。
根本さんの取材の内容は、にんげんクラブの5月号あたりを予定しています。
どうぞお楽しみにお待ちくださいね。
先月の羽賀ヒカルさんも、今回の根本和哉さんも、
30代前半の若い人たちです。
若い人たちが、キラキラ光っているのを見ると、
これからの未来に希望が持てて、とても嬉しくなります。
にんげんクラブが始まったばかりのころは、
未熟者の私が人生の大先輩たちにインタビューをしにいく、という図式がずっと続いていたのですが、
気づけば自分より年下の人を続けてインタビューしています。
10年近くもこの仕事を続けていたら、私もそれなりに年をとったのだなぁという気分になりました^^。
でも10年たってみて、経験とかいろんなものはたくさん積まれていったけれど、
10年前の自分と何が変わったかといわれると、あんまり変わっていない気もします。
何かを積み重ねると同時に、何かをなくしていっています。
結局はいろんな経験をする中で、いかに本来の自分を思い出すのかが大事なのかもしれません。
まわる輪の中で、
過去も現在も未来も同時に感じていって、
10年前の自分も、やっぱりいますぐそこに同時にいます。
永遠をかすかに感じつつ、時がたつその現実にも愛しさを感じます。
「いま」が大事、ということが巷では言われていますし、
私もしょっちゅう言っていますが、
「いま」も大事だけれど、流れゆく時も同じくらい大事だと思っています。
有限の流れる時 に救いを感じます。
時の流れの中で、三次元を感じることと、
それ以上の次元で、永遠を感じること、
それらを上手く、どちらも大事に、両立していけたらなぁと思います。